JP3278285B2 - 再給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

再給送装置及び画像形成装置

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JP3278285B2
JP3278285B2 JP07660994A JP7660994A JP3278285B2 JP 3278285 B2 JP3278285 B2 JP 3278285B2 JP 07660994 A JP07660994 A JP 07660994A JP 7660994 A JP7660994 A JP 7660994A JP 3278285 B2 JP3278285 B2 JP 3278285B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に着脱可
能に組み付けられる再給送装置及び該再給送装置を備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】画像形
成装置に着脱可能に組み付けられる再給送装置は、既に
多く製品化され、実用に供されている。再給送装置は、
片面に印字されたシート材をスイッチバックさせること
により、既に印字されたシート面の反対側の面にも印字
させるようになっている。ところが、片面に画像形成部
により画像を転写されると共に、ヒートローラによって
定着処理されたシート材は、全く印字されていないシー
ト材と比較して、その抵抗値、カール量等が異なり、カ
ールや波打ち等の不具合を生じることがある。従って、
従来の両面印字を行う画像形成装置は、片面印字に比較
して安定したシート材搬送、及び高品質の画像を得るこ
とが難しかった。
【0003】又、画像形成装置本体の小型化、低コスト
化などの市場の多様なニーズにより、再給送装置は、標
準装備というよりはオプションとして扱われる場合が多
い。従って、両面印字を行う画像形成装置は、一般的に
シート材搬送距離が長くなる。そのため、ジャム等の搬
送不良が生じた場合、その処理も複雑・困難で、その処
理に多くの工数と労力を必要としていた。
【0004】更に、ユーザーがオプションとしての再給
送装置を画像形成装置に取り付ける場合、一般的にその
取り付け方法が複雑で、装着性が悪いという不具合を有
していた。
【0005】更に又、電子写真技術を用いたような画像
形成装置においては、その騒音が小さいのが必要条件と
なる。しかし、従来の画像形成装置は、両面画像印字の
ための長いシート搬送路にもかかわらず所望のスループ
ットを確保するために、二速、三速といったシート搬送
速度制御が必要になる。従って、そのシート搬送用の駆
動モータにステッピングモータを使用する場合、その速
度レンジが大きく、どうしても最適な速度だけでの駆動
モータの使用が難しい。その結果、そのステッピングモ
ータ等により騒音が発生してしまうという問題を有して
いた。
【0006】そこで、本発明は、以上の不具合を解決す
ることを目的とすると共に、ユーザーが使い易い再給送
装置と、これを備えた画像形成装置を提供することを究
極の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の再給送装置は、画像形成手段により画像形
成されたシートの画像面側を下向きにして排出するフェ
イスダウン排紙機能を備えた画像形成装置の画像形成装
置本体に着脱可能に組み付けられる再給送装置におい
て、前記画像形成装置本体の搬出手段からシート材を受
け取り、該シート材をその搬送方向に送って外部に、シ
ートの画像面を上向きにして排出するフェイスアップ排
紙機能と、シート材の搬送方向を逆転させる機能と、を
備えた再給送手段と、該再給送手段から送られるシート
材を、画像形成装置本体の画像形成手段よりもシート材
搬送方向上流側のシート材搬送路に案内する再給送搬送
路と、を備え、前記再給送手段により外部に排出される
シート材を受けるシート材支持手段を、前記再給送手段
の近傍に回動可能に取り付けると共に、該シート材支持
手段にその回動角度により前記再給送手段の機能をフェ
イスアップ排紙機能と反転機能とに切り替える機能変換
手段を付設したことを特徴としている。
【0008】又、本発明の画像形成装置は、上記の再給
送装置と、該再給送装置から搬送されたシート材に所望
の画像を形成する画像形成手段と、を備えたことを特徴
としている。
【0009】
【作用】本発明は、再給送装置の再給送手段の近傍にシ
ート材支持手段を取り付け、機能変換手段を設けること
により、フェイスダウン状態のみならず、フェイスアッ
プ状態でもシート材が排紙される。
【0010】
【実施例】図1は本発明の再給送装置を備えた画像形成
装置を説明するための基本構成を示すものである。
【0011】この図1において、画像形成装置本体1に
は、画像形成部を構成するスキャナユニット2、画像形
成部(画像形成手段)3、シート材カセット4、該シー
ト材カセット4に積載されたシート材を搬送させるロー
ラ類5(51 〜56 )、転写印字されたシート材を定着
させる定着器(定着手段)6等を備えている。
【0012】又、画像形成装置本体1には、再給送装置
20を着脱可能に取り付けてある。この再給送装置20
には、片面、両面印字切換えの切換えフラッパ21、ス
イッチバックを行うための反転フラッパ22、再給送装
置20内のシート材を搬送させるローラ類23(23
〜23)、シート材をスムーズに搬送させるガイドコ
ロ類26(26 〜26 、ジャム(搬送不良)の検
知を行うと共に、シート材再給紙のタイミングをとるセ
ンサレバー25を備えている。
【0013】更に、画像形成装置本体1の下部には、大
量のシート材の連続印字を可能とするシート材フィーダ
30を出し入れ可能に取り付けてある。そして、該シー
ト材フィーダ30には、専用カセット31と、該専用カ
セット31から画像形成装置本体1内にシート材を搬入
させるローラ類32(321 〜322 )を備えている。
【0014】図2は、再給送装置20内の駆動系を示す
要部断面図である。この図2に示すように、駆動モータ
(ステッピングモータ)41のピニオンには減速ギヤ4
2が噛合し、該減速ギヤ42には減速ギヤ43及びアイ
ドルギヤ44が順次噛合されている。そして、アイドル
ギヤ44には、搬送ローラ23を駆動させる駆動ギヤ
45が噛合されている。更に、この駆動ギヤ45には、
アイドルギヤ46、47、48を介して、搬送ローラ
(再給送手段)23を駆動させる搬送ギヤ49を噛合
させてある。40は該ギア列を支持する駆動側板であ
る。
【0015】以上の構成に基づき、動作説明を行う。
【0016】シート材カセット4に積載されたシート材
は、給紙信号とともにピックアップローラ51 、搬送ロ
ーラ52 、53 、54 によって画像形成部3に搬入され
る。スキャナユニット2より画像情報が画像形成部3に
スキャンされ、シート材と同期してシート材に画像が転
写される。そして定着器6によってシート材に画像が定
着され、該シート材が搬送ローラ55 、56 によって排
紙トレイT上に排出される。いわゆるフェイスダウン排
紙である。
【0017】また、両面モードに設定された場合、定着
器6の出口近傍でソレノイドと連結された切換えフラッ
パ21が回動し、フェイスダウンではなく再給送装置2
0内にシート材が搬入される。そして、再給送装置20
内の搬送ローラ231 近傍には、フォトインタラプタ等
センサを有する反転フラッパ22を設け、該反転フラッ
パ22によりシート材の後端を検出し、この検出と同時
に駆動モータ41が逆転される、いわゆるスイッチバッ
ク動作が行われる。それに従って、搬送ローラ231
逆転され、シート材は、搬送ローラ232 、233 、2
4 、235 (再給送搬送路202 )を経由して、先に
印字された面とは逆で、且つ、後端より再度シート材搬
送路Rを通過して画像形成部3に搬入され、両面ともに
画像印字される。その後、シート材は、片面印字の工程
と同様に、定着器6、搬送ローラ55 、56 を経由し
て、排紙トレイT上に排出される。
【0018】また、これと同様に、シート材フィーダ3
0から給紙する場合も同様に、給紙信号とともにピック
アップローラ321 及び搬送ローラ322 で一枚のシー
ト材を画像形成装置本体1内へ搬入する。そして、シー
ト材が搬送ローラ53 、54によって画像形成部3に送
られ、該画像形成部よってシート材の片面に印字され
る。
【0019】また、ここで両面モードに設定された場
合、前述したプロセスと同様、シート材は、再給送装置
20内に搬入され、その両面に印字される。
【0020】ここで、再給送装置20内の搬送ローラ2
1 、232 は、図2に示すように、駆動モータ41
(本実施例ではステッピングモータを使用)によって駆
動力を得ている。反転フラッパ22にはフォトインタラ
プタが備えられ、シート材が搬送ローラ231 を抜け切
る直前に、該フォトインタラプタの信号によって駆動モ
ータ41が反転させられるようになっている。前述した
スイッチバック動作である。このとき、駆動モータ41
は、その回転方向の切換えとともに、駆動スピードも切
り換えられている。それは、両面印字においても所定の
スループット(印字枚数)を確保するためである。従っ
て、画像形成装置本体1の底面部に紙搬送パスを構成す
る再給送装置20のように、シート材搬送路の長い系に
おいては、該再給送装置20の本体底面部分のシート材
搬送速度を画像形成装置内のシート材搬送速度よりかな
り速くしなければならない。従って、このスッテピング
モータ41の正逆転によるスイッチバック制御において
は、使用する駆動周波数の幅が大きくなってしまう。
【0021】また、ステッピングモータ41は、一般的
に使用する駆動周波数が小さいと振動を生じるため、該
ステッピングモータ41に連繋される他の機構系と共に
騒音を発生する。逆に、使用する駆動周波数が大きいと
駆動モータ41の出力トルクが低下する。
【0022】次に、このような不具合を解消するために
案出されたものを説明する先ず、画像形成装置本体1か
ら搬出されたシート材を搬送する再給送装置20側の搬
送ローラ231 の周速を速くする。ただし、単に搬送ロ
ーラ231 の周速を速くしたままだとステッピングモー
タ41の負荷トルクが増大すると共に、搬送ローラ23
1 の摩耗が増大してしまうので、該搬送ローラ231
材質を極力硬いゴム材、ゴムとプラスチックの混合材、
又はプラスチック材を使用して、搬送ローラ231 の摩
擦係数を定着器6のローラ(搬出手段)61 の摩擦係数
よりも下げ、積極的に搬送ローラ231 を滑らせること
でその摩耗及びトルクアップを抑制し、ひいてはステッ
ピングモータ41等の振動による騒音を回避するように
した。
【0023】更に、一面目に転写・定着されたシート材
は、その紙の抵抗値が画像形成されていない他の面と異
なり、カール、波打ち等を生じてシート材搬送に悪影響
を与え、最悪の場合はシート材ジャムといったことにつ
ながるが、このように再給送装置20内の搬送ローラ2
1 の周速を速めることにより、画像形成装置本体1側
のシート材搬送速度との違いによりテンションが作用す
るため、シート材のカール、波打ちが抑えられる。
【0024】このように、搬送ローラ231 のローラ材
質の変更、および該画像形成装置1側のシート材搬送速
度よりも再給送装置20内側のシート材搬送速度を速く
することで、画像形成装置作動時の騒音を低減させ、シ
ート材カールや波打ち等の不具合を抑え、安定したシー
ト材搬送を実現化した。図3〜図6は、を再給送部と画
像形成装置の取り付け構造を示すものである。この内、
図3、図4は、ともに再給送装置20の画像形成装置1
への取付け方法についての構成略図である。又、図5、
図6は、再給送装置20における反転部の取付け部詳細
に関する略図である。
【0025】図3〜図4において、61は画像形成装置
のリヤカバーであり、このリヤカバー61は、画像形成
装置本体1の係合凹所1aの両側に設けた穴1cに嵌合
されるダボ61a、61bを中心に回動する。また、ジ
ャム等が発生して、リヤカバー61の開閉動作を必要と
する場合、画像形成装置本体1に形成したリヤカバー固
定用穴1dに係合・固定してあるラッチ61cを回動さ
せ、ラッチ61cとリヤカバー固定用穴1dとの係合を
解除して、リヤカバー61の回動動作を行う。20a、
20bは再給送装置20に取り付けた画像形成装置1と
の位置決め嵌合ボスであり、この嵌合ボス20a、20
bに対応する穴及び長穴が画像形成装置本体1に形成さ
れている。
【0026】図5〜図6に示すように、画像形成装置1
のカバー61にラッチ61cを取り付け、該ラッチ61
cが他のカバー1e(画像形成装置本体)に設けられた
穴1dに係合される。61dはバネ部材であり、該バネ
部材61dは、ラッチ61cが図5中時計回り方向へ回
動するように、常時ラッチ61cを付勢している。
【0027】図6において、リヤカバー61と再給送装
置20の反転ユニット201 の開閉動作を説明する。
【0028】リヤカバー61が画像形成装置本体1に取
り付けられている場合、前述のとおり再給送装置20が
画像形成装置本体1に組み付けられておらず、リヤカバ
ー61はダボ61a、61bを中心に回動する。
【0029】一方、リヤカバー61を取り外し、再給送
装置20を画像形成装置本体1に組み付ける場合、反転
ユニット201 は軸20cを中心に回動する。尚、リヤ
カバー61は、弾性変形が容易であり、たわみ変形させ
た状態でダボ61a,61bと穴1cとの係合を解除
し、画像形成装置本体1から取り外す。
【0030】図4乃至図6に示すように、リヤカバー6
1と対応する位置にリヤカバー61のラッチ61cと同
様のラッチ61cを取り付けてあり、リヤカバー61と
同様に画像形成装置本体1のリヤカバー固定用穴1dに
係合・固定するようになっている。従って、反転ユニッ
ト201 のラッチ61cと画像形成装置本体1のリヤカ
バー固定用穴1dとの係合を解除すれば、容易に反転ユ
ニット201 を開く(図1中反時計回り方向に回動させ
る)ことができ、画像形成装置本体1と反転ユニット2
1 との連繋部や定着器6よりも下流側(排紙トレイ
側)のシート材搬送路に生じるジャムの処理を容易に行
うことができる。
【0031】以上説明したように、再給送装置20の画
像形成装置本体1への容易な取付け固定化を達成し、且
つ開閉動作もリヤカバー61と再給送装置20の反転ユ
ニット201 とで共通化し、ユーザーにとって最も簡単
な操作性を有する再給送装置20を提供することを可能
とした。図7は、反転ユニットの駆動系の展開図の一部
である。
【0032】前記図2に示した構成では、搬送ローラ2
1 の摩擦係数を小さくし、シート材と搬送ローラとを
滑らせ、それによってシート材搬送に要する付加トルク
削減及び騒音低減化を図ったのに対し、本実施例は、搬
送ローラ231 の駆動伝達部にトルクリミッタ300を
介した構成となっている。該トルクリミッタ300は、
搬送ギヤ49と回転方向をスプライン等で嵌合されてい
る。
【0033】図7及び図2に示すように、ステッピング
モータ41の駆動力は、各アイドラギヤを介して搬送ギ
ヤ49に伝達される。該搬送ギヤ49は、トルクリミッ
タ300と回転方向に嵌合されているため、トルクリミ
ッタ300に駆動力を伝達する。また、該トルクリミッ
タ300は、搬送ローラ231 の軸と平行ピン301に
よって回転方向をスプライン等で嵌合されているため、
駆動力が搬送ローラ231 に伝達され、該搬送ローラ2
1 によりシート材が搬出入される。
【0034】ここで、搬送ギヤ49の回転数は、搬送ロ
ーラ231 が本来有るべき回転数よりも10%以上早
く、反転ユニット201 の搬送ローラ231 によるシー
ト材搬送速度は、画像形成装置本体1側のシート材搬送
速度よりも速くなる。従って、この両者201 、1間の
シート材搬送速度の速度差に起因する負荷トルクの増大
により、トルクリミッタ300がすべりを生じる。その
結果、本実施例は、搬送ローラ231 をシート材に対し
て滑らせる必要がなく、前記図2に示した構成のものと
同様の効果を得られることはもちろんのこと、搬送ロー
ラ231 の耐摩耗性を大幅に向上させることができる。
【0035】更に、トルクリミッタ300により、搬送
ローラ231 の駆動系に作用する負荷トルクを意図的に
管理でき、前記実施例1よりも十分な負荷トルクの低減
を図ることができる。
【0036】尚、この構成では、コストの面からすれば
前記図2に示した構成のものよりも高くなるが、搬送ロ
ーラ231 の駆動モータ41の出力トルクやこれに連繋
される駆動機構の許容負荷トルクに余裕がない場合、前
記実施例1よりも有効な手段となる。
【0037】又、トルクリミッタ300は、搬送ローラ
231 の駆動伝達部、即ち搬送ローラ231 と駆動モー
タ41の間であればどこでも構わない。
【0038】更に、両方向にトルク伝達可能であること
も必要ではなく、画像形成装置本体1から排出方向に搬
送ローラ231 が回転したときにトルクが発生していれ
ばよく、逆方向回転においてはロックするワンウェイク
ラッチをトルクリミッタとして使用したような系でも機
能は達成される。図8(a)は、本発明の基本となる画
像形成装置の側面図である。
【0039】画像形成装置本体1に、シート材カセット
4の他に再給送装置20及びシート材フィーダ30から
なるシート材給送装置が装着された場合のジャム処理に
ついて記載する。本実施例は、画像形成装置本体1の底
面に、再給送装置20及びシート材フィーダ30が装着
された場合、画像形成部3へ向かう図8中X方向の共通
のシート材搬送路が構成される。このように、シート材
カセット4、再給送装置20及びシート材フィーダ30
が多段に重なるように設置されると、上記シート材搬送
路でジャムが発生するとそのジャム処理方法が難しくな
る。
【0040】その積み重なったシート材カセット4のカ
バー(開閉部)4h及び再給送装置20のカバー(開閉
部)20hがシート材搬送ガイドを兼ね、該カバー4
h、20hの開閉を行うことでシート材搬送路を外部に
開口させることができ、容易にジャム処理を行うことを
可能とした。更に、再給送装置20のカバー20h及び
/又はシート材カセット4のカバー4hに連動してそれ
に係合する部材がタクトスイッチをONさせ、その信号
により各搬送ローラ233 、234 、235 、322
シート材を給送し、シート材搬送路中のシート材を画像
形成装置の外部へ排出する。尚、このように作動させる
手段は、図示はしないが、後述する反転トレイ241
長穴242 、バネ244 、スイッチ500と同様であ
る。そうすることで、各カバーがスイッチ代わりにもな
り、さらに簡単なジャム処理性能を達成できる。
【0041】尚、カバー4h、カバー20hは、それぞ
れ軸4i、軸20iを中心として回動する(図9参
照)。
【0042】この構成では、各給紙ローラ235 、32
2 が搬送動作をしなくても、カバー20h、4hを開け
ば、作業者が手でシート材を取り出せるので、ジャム処
理を容易にできる。特に、再給送装置20におけるジャ
ム処理性能がアップされる。
【0043】また、急角度で屈曲したシート材搬送路を
用いて画像形成装置の小型化を図るには、どうしてもシ
ート材搬送路におけるジャムも多くなってしまうが、本
実施例によれば、画像形成装置の小型化を図れることは
もちろんのこと、シート材の搬送ガイドをカバー4h、
20hと兼用したことによるコストダウン及びシート材
ジャム処理の容易化といった効果を得ることができる。
本発明の特徴となる構成を図8に基づいて説明する。
【0044】図8に示した構成では、印字面側が裏側で
排紙される(排紙トレイ13 に排紙される)いわゆるフ
ェイスダウン排紙が行える画像形成装置の構成におい
て、再給送装置20を取り付けた場合、印字面側が表面
で排紙するいわゆるフェイスアップ排紙機能が付加され
るようにしたものである。尚、本実施例の画像形成装置
は、前記図1の画像形成装置と類似の構成を採るので、
前記図1と同一の構成には同一の符号を付して、その説
明を省略する。
【0045】画像形成装置本体1のシート材排紙部側か
ら再給送装置20側に排出されたシート材は、搬送ロー
ラ231 により再給送装置20内に搬入される。
【0046】本実施例は、反転トレイ(シート材支持手
段)24の形状およびその取付け部近傍が前記実施例
1と大きく異なる。この反転トレイ24は、図8中に
示す角度A°〜B°まで搬送ローラ23の軸を中心に
回動し、それぞれの突き当て部にはクリック感が持たさ
れている。そして、反転トレイ24は、排紙されるシ
ート材のスタック部24が設けられ、シート材が積載
されるように考慮されている。特に、この反転トレイ2
の回動中心を搬送ローラ23の中心にする必要は
ないが、その周辺部におけるシート材搬送ガイド形状
(シート材搬送路)が極力直線に近くるようにしてい
る。尚、反転トレイ24は、長穴24に沿って回動
し、図8(b)の固定手段により角度A又は角度Bの位
置で、即ち反転トレイ24のダボが各位置でパッチン
によりロックされ係止されるようになっている。
【0047】ここで、再給送装置20には、反転トレイ
241 の回動と連動するスイッチ500が設けられ、反
転トレイ241 が最下点(A°)の位置でその反転トレ
イ241 の端部がバネ244 を介してスイッチ500を
ONさせる。そして、そのスイッチ500からの検知信
号は、再給送装置20内の電装基板に送信され、更にそ
こから画像形成装置1内の電装部に送信される。そし
て、スイッチ500がON状態であればいわゆるフェイ
スアップと判断され、反転フラッパ22に備えられたフ
ォトインタラプタの切換えのための信号がブロックされ
て、フェイスアップ排紙が行われる。尚、バネ244
スイッチ500とにより、再給送手段(搬送ローラ)2
1 の機能を切り換える機能変換手段を構成している。
【0048】このように、本実施例は、反転トレイ24
1 を反転フラッパ22の切換え手段に用い、操作の簡易
化及びコストダウンを図ることができるという効果を有
する。
【0049】また、本実施例は、画像形成装置1内の定
着器(定着手段)6のシート材ニップ中心から再給送装
置20内の搬送ローラ231 及びフェイスアップ時にお
ける反転トレイ241 までのシート材搬送軌跡がほぼ直
線状になっており、シート材がカールしていても不具合
を生じることなく搬送でき、且つ、カールも補正するこ
とも可能とした。このように、本実施例は、フェイスア
ップ排紙時にはシート材搬送路形状を直線に近く構成す
る一方、通常のフェイスダウン排紙時には反転トレイ2
1 をかなり垂直に近くすることで、通常のフェイスダ
ウン排紙時における再給送装置20の省スペース化が図
れ、又、フェイスアップ排紙時におけるシート材の積載
性が向上するという効果も有する。
【0050】以上のように、本実施例は、再給送装置2
0にフェイスアップ排紙機能を付加することで、オプシ
ョンとして取りあつかわれがちな再給送装置20の機能
アップを達成できる。
【0051】以上、本実施例では、騒音が低減され、シ
ート材のカールや波打ちが防止され、オプションとして
の再給送装置の装着性が向上し、ジャム処理を容易にで
き、画像形成装置の小型化、コストダウンを図ることが
でき、更に、再給送装置の機能アップを図ることができ
るので、ユーザーが使い易い画像形成装置を提供でき
る。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように、本発明
は、再給送装置の再給送手段の近傍にシート材支持手段
を取り付け、機能変換手段を設けることにより、フェイ
スアップ状態でもシート材を排紙できるため、再給送装
置の機能アップが図られる。
【0053】以上のように、本発明は、再給送装置の機
能アップを図ることができるので、ユーザーが使い易い
画像形成装置を提供できるという究極的な目的を達成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明する基本となる画像形成装置の断
面図。
【図2】図1の再給送装置の駆動系を示す要部側面図。
【図3】画像形成装置の要部分解斜視図。
【図4】画像形成装置本体と再給送装置の組み付け状態
を示す分解斜視図。
【図5】図3に示す画像形成装置の要部拡大断面図。
【図6】同画像形成装置本体と再給送装置の組み立て状
態図。
【図7】再給送装置の搬送ローラ駆動系の他の実施例の
要部説明図。
【図8】本発明の実施例示す画像形成装置の概略構成
図。(a)は該装置の断面図、(b)は該装置の要部拡
大図。
【図9】図8に示すシート材給送装置におけるシート材
カセットの側面図。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 3 画像形成手段(画像形成部) 4 シート材カセット 4h,20h 開閉部(カバー) 61 定着器のローラ(搬出手段) 20 再給送装置 202 再給送搬送路 231 反転ローラ(再給送手段) 241 反転トレイ(シート材支持手段) 244 バネ(機能変換手段) 61 カバー 61c 固定手段(ラッチ) 300 トルクリミッタ 500 スイッチ(機能変換手段) R シート材搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−27367(JP,A) 特開 平4−237075(JP,A) 特開 平1−231751(JP,A) 特開 平5−294538(JP,A) 特開 平4−28677(JP,A) 実開 昭63−71139(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/58 B65H 31/00 B65H 85/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成手段により画像形成されたシー
    トの画像面側を下向きにして排出するフェイスダウン排
    紙機能を備えた画像形成装置の画像形成装置本体に着脱
    可能に組み付けられる再給送装置において、 前記画像形成装置本体の搬出手段からシート材を受け取
    り、該シート材をその搬送方向に送って外部に、シート
    の画像面を上向きにして排出するフェイスアップ排紙機
    能と、シート材の搬送方向を逆転させる機能と、を備え
    た再給送手段と、 該再給送手段から送られるシート材を、画像形成装置本
    体の画像形成手段よりもシート材搬送方向上流側のシー
    ト材搬送路に案内する再給送搬送路と、 を備え、 前記再給送手段により外部に排出されるシート材を受け
    るシート材支持手段を、前記再給送手段の近傍に回動可
    能に取り付けると共に、該シート材支持手段にその回動
    角度により前記再給送手段の機能をフェイスアップ排紙
    機能と反転機能とに切り替える機能変換手段を付設した
    ことを特徴とする再給送装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の再給送装置と、 該再給送装置から搬送されたシート材に所望の画像を形
    成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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