JPH0624489A - フレキシブルコンテナの製造方法 - Google Patents
フレキシブルコンテナの製造方法Info
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- JPH0624489A JPH0624489A JP4172713A JP17271392A JPH0624489A JP H0624489 A JPH0624489 A JP H0624489A JP 4172713 A JP4172713 A JP 4172713A JP 17271392 A JP17271392 A JP 17271392A JP H0624489 A JPH0624489 A JP H0624489A
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- Japan
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- opening
- heating electrode
- inlet
- outlet
- electrode mold
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 胴体部に設けた開口部と、筒状の注入口およ
び排出口の一端部との接合を、迅速かつ確実に達成でき
ると共に、前記接合部の密封性および接合強度を十分に
確保することができるフレキシブルコンテナの製造方法
を得る。 【構成】 中央開口部31に注入口32(排出口)の内
径とほぼ同じ外径を有する加熱電極金型34を挿通し
て、前記開口部の端縁部30aを若干外方へ強制的に折
曲げ、次いで前記折曲げられた開口部の端縁部30aに
対し注入口32(排出口)の一端部32aを被着して、
前記端縁部と重ね合わせ、しかる後この重ね合わせた注
入口32(排出口)の外側より加熱電極金型36を押圧
当接して前記重ね合わせ部を溶着する。
び排出口の一端部との接合を、迅速かつ確実に達成でき
ると共に、前記接合部の密封性および接合強度を十分に
確保することができるフレキシブルコンテナの製造方法
を得る。 【構成】 中央開口部31に注入口32(排出口)の内
径とほぼ同じ外径を有する加熱電極金型34を挿通し
て、前記開口部の端縁部30aを若干外方へ強制的に折
曲げ、次いで前記折曲げられた開口部の端縁部30aに
対し注入口32(排出口)の一端部32aを被着して、
前記端縁部と重ね合わせ、しかる後この重ね合わせた注
入口32(排出口)の外側より加熱電極金型36を押圧
当接して前記重ね合わせ部を溶着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体あるいは粒体等を
収納もしくは保管するためのフレキシブルコンテナに係
り、特にこの種のフレキシブルコンテナの量産に適した
製造方法に関する。
収納もしくは保管するためのフレキシブルコンテナに係
り、特にこの種のフレキシブルコンテナの量産に適した
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のフレキシブルコンテナ
は、図3に示すように、可撓性袋体材料によって構成し
た胴体部10と、この胴体部10の上、下端面の中央開
口部にそれぞれ接合される同じく可撓性袋体材料によっ
て構成した筒状の注入口12および排出口14とから構
成される。したがって、このように構成されたフレキシ
ブルコンテナは、不使用時において適宜折畳むことがで
き、運搬および保管に際して好都合である。なお、参照
符号16は運搬時に使用される吊手を示す。
は、図3に示すように、可撓性袋体材料によって構成し
た胴体部10と、この胴体部10の上、下端面の中央開
口部にそれぞれ接合される同じく可撓性袋体材料によっ
て構成した筒状の注入口12および排出口14とから構
成される。したがって、このように構成されたフレキシ
ブルコンテナは、不使用時において適宜折畳むことがで
き、運搬および保管に際して好都合である。なお、参照
符号16は運搬時に使用される吊手を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のフレ
キシブルコンテナは、その製造すなわち胴体部に対する
注入口および排出口の接合に際して、以下に述べるよう
な繁雑な作業を必要とした。
キシブルコンテナは、その製造すなわち胴体部に対する
注入口および排出口の接合に際して、以下に述べるよう
な繁雑な作業を必要とした。
【0004】すなわち、前記接合部は、収容物の漏出お
よび異物の混入に対する密封性並びに収容物の荷重に対
する接合強度を必要とするが、従来はこれに対して、次
のような溶着方法が採用されていた。
よび異物の混入に対する密封性並びに収容物の荷重に対
する接合強度を必要とするが、従来はこれに対して、次
のような溶着方法が採用されていた。
【0005】例えば、図4に示すように、まず筒状の注
入口12に対してその外側に筒形の加熱電極金型20を
挿通し、注入口12の下端部12aを前記加熱電極金型
20の下端部より所定寸法だけ外方に引き出し、この注
入口12の下端部12aを胴体部10の上端面の中央開
口部の開口部端縁部10a上に重ね合わせる。しかる
後、図示のように、前記重ね合わせた注入口12の下端
部12aと胴体部10の開口部端縁部10aとの両側部
において、それぞれ上下に配置した加熱電極金型20、
22を相互に押圧当接して、前記重ね合わせ部の溶着に
よる接合を行う。なお、この場合、前記注入口12の下
端部12aの先端は、加工作業上の都合から完全に溶着
状態にすることができないため、例えば予め樹脂テープ
等で被覆成形しておき、図5に示すように、前記下端部
12aの先端を折り曲げ、前記加熱電極金型20に代え
て別の加熱電極金型24を使用して、前記先端部分の溶
着による接合を行っている。なお、排出口14について
も、同様の溶着方法が適用される。
入口12に対してその外側に筒形の加熱電極金型20を
挿通し、注入口12の下端部12aを前記加熱電極金型
20の下端部より所定寸法だけ外方に引き出し、この注
入口12の下端部12aを胴体部10の上端面の中央開
口部の開口部端縁部10a上に重ね合わせる。しかる
後、図示のように、前記重ね合わせた注入口12の下端
部12aと胴体部10の開口部端縁部10aとの両側部
において、それぞれ上下に配置した加熱電極金型20、
22を相互に押圧当接して、前記重ね合わせ部の溶着に
よる接合を行う。なお、この場合、前記注入口12の下
端部12aの先端は、加工作業上の都合から完全に溶着
状態にすることができないため、例えば予め樹脂テープ
等で被覆成形しておき、図5に示すように、前記下端部
12aの先端を折り曲げ、前記加熱電極金型20に代え
て別の加熱電極金型24を使用して、前記先端部分の溶
着による接合を行っている。なお、排出口14について
も、同様の溶着方法が適用される。
【0006】しかるに、前記従来の溶着方法によれば、
加熱電極金型20、22による溶着作業に先立って、注
入口12の外側に、その外径とほぼ同径の内径を有する
筒形の加熱電極金型20を挿通するための手作業と、注
入口12の下端部12aを胴体部10の開口部端縁部1
0aと重ね合わせるために、適正な引き出しおよび折曲
げを行う手作業とが必要であり、これらの手作業が極め
て煩雑となる。また、加熱電極金型20、22による溶
着作業においても、前記一対の金型20、22を、相互
に押圧当接する作業に際し、前記注入口12の下端部1
2aに、しわが生じたまま溶着接合が行われるばかりで
なく、特に前記下端部12aの先端部分に対しても別個
の加熱電極金型24を使用して溶着接合を行う必要があ
り、作業工程数も多くなって、この種のコンテナの製造
に多大な時間を要する等の難点があった。
加熱電極金型20、22による溶着作業に先立って、注
入口12の外側に、その外径とほぼ同径の内径を有する
筒形の加熱電極金型20を挿通するための手作業と、注
入口12の下端部12aを胴体部10の開口部端縁部1
0aと重ね合わせるために、適正な引き出しおよび折曲
げを行う手作業とが必要であり、これらの手作業が極め
て煩雑となる。また、加熱電極金型20、22による溶
着作業においても、前記一対の金型20、22を、相互
に押圧当接する作業に際し、前記注入口12の下端部1
2aに、しわが生じたまま溶着接合が行われるばかりで
なく、特に前記下端部12aの先端部分に対しても別個
の加熱電極金型24を使用して溶着接合を行う必要があ
り、作業工程数も多くなって、この種のコンテナの製造
に多大な時間を要する等の難点があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、胴体部に設けた
開口部と、筒状の注入口および排出口の一端部との接合
を迅速かつ確実に達成できると共に、前記接合部の密封
性および接合強度を十分に確保することができるフレキ
シブルコンテナの製造方法を提供することにある。
開口部と、筒状の注入口および排出口の一端部との接合
を迅速かつ確実に達成できると共に、前記接合部の密封
性および接合強度を十分に確保することができるフレキ
シブルコンテナの製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係るフレキシブルコンテナの製造方法は、
可撓性袋体材料によって構成した胴体部の上、下端面の
中央開口部に、同じく可撓性袋体材料からなる筒状の注
入口および排出口のそれぞれ接合端部を接合してなるフ
レキシブルコンテナの製造方法において、前記中央開口
部に注入口および排出口の内径とほぼ同じ外径を有する
加熱電極金型を挿通して前記開口部の端縁部を若干外方
へ強制的に折曲げ、次いで前記折曲げられた開口部の端
縁部に対し注入口および排出口の一端部を被着して前記
端縁部と重ね合わせ、しかる後この重ね合わせた注入口
および排出口の外側より加熱電極金型を押圧当接して前
記重ね合わせ部を溶着することを特徴とする。
に、本発明に係るフレキシブルコンテナの製造方法は、
可撓性袋体材料によって構成した胴体部の上、下端面の
中央開口部に、同じく可撓性袋体材料からなる筒状の注
入口および排出口のそれぞれ接合端部を接合してなるフ
レキシブルコンテナの製造方法において、前記中央開口
部に注入口および排出口の内径とほぼ同じ外径を有する
加熱電極金型を挿通して前記開口部の端縁部を若干外方
へ強制的に折曲げ、次いで前記折曲げられた開口部の端
縁部に対し注入口および排出口の一端部を被着して前記
端縁部と重ね合わせ、しかる後この重ね合わせた注入口
および排出口の外側より加熱電極金型を押圧当接して前
記重ね合わせ部を溶着することを特徴とする。
【0009】この場合、胴体部の中央開口部の開口直径
寸法は、注入口および排出口の内径寸法より小径に設定
する。
寸法は、注入口および排出口の内径寸法より小径に設定
する。
【0010】前記のフレキシブルコンテナの製造方法に
おいて、胴体部の中央開口部に挿通する加熱電極金型
は、これを固定した状態とし、前記開口部の端縁部と注
入口および排出口の一端部との重ね合わせ部に対し、注
入口および排出口の外側より押圧当接する加熱電極金型
を、その円周方向に旋回させながら適宜往復移動させる
ことができる。
おいて、胴体部の中央開口部に挿通する加熱電極金型
は、これを固定した状態とし、前記開口部の端縁部と注
入口および排出口の一端部との重ね合わせ部に対し、注
入口および排出口の外側より押圧当接する加熱電極金型
を、その円周方向に旋回させながら適宜往復移動させる
ことができる。
【0011】また、胴体部の中央開口部に挿通する加熱
電極金型は、これをその中心軸において胴体部と注入口
および排出口と共に旋回駆動するようにし、前記開口部
の端縁部と注入口および排出口の一端部との重ね合わせ
部に対し、注入口および排出口の外側より押圧当接する
加熱電極金型を、適宜往復移動させるようにすることも
できる。
電極金型は、これをその中心軸において胴体部と注入口
および排出口と共に旋回駆動するようにし、前記開口部
の端縁部と注入口および排出口の一端部との重ね合わせ
部に対し、注入口および排出口の外側より押圧当接する
加熱電極金型を、適宜往復移動させるようにすることも
できる。
【0012】
【作用】本発明の製造方法によれば、胴体部の中央開口
部に、注入口および排出口の内径とほぼ同じ外径を有す
る加熱電極金型を挿通することにより前記開口部の端縁
部を若干外方へ強制的に折曲げ、次いでこの折曲げられ
た開口部の端縁部に対して注入口および排出口の一端部
を被着することにより、前記開口部の端縁部と注入口お
よび排出口の一端部とを重ね合わせることができる。し
かる後、この重ね合わせた注入口および排出口の外側よ
り加熱電極金型を押圧当接することにより、前記重ね合
わせ部を簡便にしかも確実に溶着することができる。
部に、注入口および排出口の内径とほぼ同じ外径を有す
る加熱電極金型を挿通することにより前記開口部の端縁
部を若干外方へ強制的に折曲げ、次いでこの折曲げられ
た開口部の端縁部に対して注入口および排出口の一端部
を被着することにより、前記開口部の端縁部と注入口お
よび排出口の一端部とを重ね合わせることができる。し
かる後、この重ね合わせた注入口および排出口の外側よ
り加熱電極金型を押圧当接することにより、前記重ね合
わせ部を簡便にしかも確実に溶着することができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係るフレキシブルコンテナの
製造方法の実施例につき、添付図面を参照しながら以下
詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図3および図4
に示す従来の構造と同一の構成部分には同一の参照符号
を付し、詳細な説明は省略する。
製造方法の実施例につき、添付図面を参照しながら以下
詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図3および図4
に示す従来の構造と同一の構成部分には同一の参照符号
を付し、詳細な説明は省略する。
【0014】まず初めに、本発明の製造方法に適用され
るフレキシブルコンテナの構成は、前記従来のものと同
様である。すなわち、図1および図2において、フレキ
シブルコンテナは、可撓性袋体材料によって構成した胴
体部30と、この胴体部30の上、下端面の中央開口部
にそれぞれ接合される同じく可撓性袋体材料によって構
成した筒状の注入口32および排出口(図示せず、但し
注入口32と全く同様に構成される。)とから構成され
る。
るフレキシブルコンテナの構成は、前記従来のものと同
様である。すなわち、図1および図2において、フレキ
シブルコンテナは、可撓性袋体材料によって構成した胴
体部30と、この胴体部30の上、下端面の中央開口部
にそれぞれ接合される同じく可撓性袋体材料によって構
成した筒状の注入口32および排出口(図示せず、但し
注入口32と全く同様に構成される。)とから構成され
る。
【0015】しかるに、本実施例においては、図1およ
び図2に示すように、まず胴体部30の上端面の中央開
口部31に、筒状の注入口32と内径にほぼ同じ外径を
有する円筒体で先端を円錘台形に形成した固定用加熱電
極金型34を挿通する。この場合、前記胴体部30の開
口部31は、図2に示すように、その開口直径寸法pを
前記固定用加熱電極金型34の外径寸法Pより小径に設
定しておき、固定用加熱電極金型34を挿通する際に、
図1に示すように、前記開口部31の端縁部30aの一
部が外方へ強制的に折曲げられるよう構成する。なお、
この折曲げに際し、可撓性袋体材料として繊維強化合成
樹脂シートを使用した場合には、その繊維方向を図2に
示すように設定すれば、繊維のバイヤス伸びによって容
易に折曲げ加工を行うことができる。
び図2に示すように、まず胴体部30の上端面の中央開
口部31に、筒状の注入口32と内径にほぼ同じ外径を
有する円筒体で先端を円錘台形に形成した固定用加熱電
極金型34を挿通する。この場合、前記胴体部30の開
口部31は、図2に示すように、その開口直径寸法pを
前記固定用加熱電極金型34の外径寸法Pより小径に設
定しておき、固定用加熱電極金型34を挿通する際に、
図1に示すように、前記開口部31の端縁部30aの一
部が外方へ強制的に折曲げられるよう構成する。なお、
この折曲げに際し、可撓性袋体材料として繊維強化合成
樹脂シートを使用した場合には、その繊維方向を図2に
示すように設定すれば、繊維のバイヤス伸びによって容
易に折曲げ加工を行うことができる。
【0016】次いで、前記固定用加熱電極金型34が挿
通されて折曲げられた胴体部30の開口部端縁部30a
に対してその外側に、注入口32の下端部32aを被着
して、前記端縁部30aと重ね合わせる。しかる後、図
1に示すように、前記重ね合わせた注入口32の下端部
12aの外側に移動用加熱電極金型36を押圧当接し
て、前記固定用加熱電極金型34との間において前記重
ね合わせ部の溶着による接合を行う。
通されて折曲げられた胴体部30の開口部端縁部30a
に対してその外側に、注入口32の下端部32aを被着
して、前記端縁部30aと重ね合わせる。しかる後、図
1に示すように、前記重ね合わせた注入口32の下端部
12aの外側に移動用加熱電極金型36を押圧当接し
て、前記固定用加熱電極金型34との間において前記重
ね合わせ部の溶着による接合を行う。
【0017】なお、前記固定用加熱電極金型34と移動
用加熱電極金型36による前記重ね合わせ部の溶着によ
る接合に際しては、固定用加熱電極金型34を固定した
ままで、移動用加熱電極金型36のみを注入口32の円
周方向に順次旋回移動させながら適宜往復移動させて、
重ね合わせ部に対し当接離反させることによって、実施
することができる。また、別の方法として、例えば固定
用加熱電極金型34をその中心軸において胴体部30お
よび注入口32と共に旋回駆動するよう設定し、移動用
加熱電極金型36を適宜往復移動させて重ね合わせ部に
対し当接離反させることもできる。
用加熱電極金型36による前記重ね合わせ部の溶着によ
る接合に際しては、固定用加熱電極金型34を固定した
ままで、移動用加熱電極金型36のみを注入口32の円
周方向に順次旋回移動させながら適宜往復移動させて、
重ね合わせ部に対し当接離反させることによって、実施
することができる。また、別の方法として、例えば固定
用加熱電極金型34をその中心軸において胴体部30お
よび注入口32と共に旋回駆動するよう設定し、移動用
加熱電極金型36を適宜往復移動させて重ね合わせ部に
対し当接離反させることもできる。
【0018】また、本実施例においては、従来と同様に
注入口および排出口のそれぞれ開口部の端縁を、予め樹
脂テープ等で被覆成形しておけば好適である。
注入口および排出口のそれぞれ開口部の端縁を、予め樹
脂テープ等で被覆成形しておけば好適である。
【0019】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可
能である。
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可
能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフレ
キシブルコンテナの製造方法は、可撓性袋体材料によっ
て構成した胴体部の上、下端面の中央開口部に、同じく
可撓性袋体材料からなる筒状の注入口および排出口のそ
れぞれ接合端部を接合するに際して、前記中央開口部に
注入口および排出口の内径とほぼ同じ外径を有する加熱
電極金型を挿通して前記開口部の端縁部を若干外方へ強
制的に折曲げ、次いで前記折曲げられた開口部の端縁部
に対し注入口および排出口の一端部を被着して前記端縁
部と重ね合わせ、しかる後この重ね合わせた注入口およ
び排出口の外側より加熱電極金型を押圧当接して前記重
ね合わせ部を溶着することにより、前記重ね合わせ部の
接合を、従来技術に比べて簡単かつ迅速に達成すること
ができる。すなわち、本発明方法によれば、加熱電極金
型による溶着作業前の手作業が著しく簡略化され、作業
能率の向上と共に、溶着接合部の密封性および接合強度
も十分確保することができる。したがって、本発明によ
れば、この種フレキシブルコンテナの生産性の向上と共
にその品質の向上並びに量産化に資する効果はきわめて
大きい。
キシブルコンテナの製造方法は、可撓性袋体材料によっ
て構成した胴体部の上、下端面の中央開口部に、同じく
可撓性袋体材料からなる筒状の注入口および排出口のそ
れぞれ接合端部を接合するに際して、前記中央開口部に
注入口および排出口の内径とほぼ同じ外径を有する加熱
電極金型を挿通して前記開口部の端縁部を若干外方へ強
制的に折曲げ、次いで前記折曲げられた開口部の端縁部
に対し注入口および排出口の一端部を被着して前記端縁
部と重ね合わせ、しかる後この重ね合わせた注入口およ
び排出口の外側より加熱電極金型を押圧当接して前記重
ね合わせ部を溶着することにより、前記重ね合わせ部の
接合を、従来技術に比べて簡単かつ迅速に達成すること
ができる。すなわち、本発明方法によれば、加熱電極金
型による溶着作業前の手作業が著しく簡略化され、作業
能率の向上と共に、溶着接合部の密封性および接合強度
も十分確保することができる。したがって、本発明によ
れば、この種フレキシブルコンテナの生産性の向上と共
にその品質の向上並びに量産化に資する効果はきわめて
大きい。
【図1】本発明に係るフレキシブルコンテナの製造方法
の一実施例を示す概略断面図である。
の一実施例を示す概略断面図である。
【図2】本発明に係るフレキシブルコンテナの製造方法
において使用する胴体部に設けた中央開口部の構成を示
す平面概略図である。
において使用する胴体部に設けた中央開口部の構成を示
す平面概略図である。
【図3】フレキシブルコンテナの一般的構成を示す外観
斜視図である。
斜視図である。
【図4】従来のフレキシブルコンテナの接合部の溶着方
法を示す概略断面図である。
法を示す概略断面図である。
【図5】従来のフレキシブルコンテナの接合部の溶着方
法を示す概略断面図である。
法を示す概略断面図である。
10 胴体部 10a 端縁部 12 注入口 12a 下端部 14 排出口 16 吊手 20 芯筒 20、22、24
加熱電極金型 30 胴体部 30a 端縁部 31 開口部 32 注入口 32a 下端部 34 固定用加熱
電極金型 36 移動用加熱電極金型
加熱電極金型 30 胴体部 30a 端縁部 31 開口部 32 注入口 32a 下端部 34 固定用加熱
電極金型 36 移動用加熱電極金型
Claims (4)
- 【請求項1】 可撓性袋体材料によって構成した胴体部
の上、下端面の中央開口部に、同じく可撓性袋体材料か
らなる筒状の注入口および排出口のそれぞれ接合端部を
接合してなるフレキシブルコンテナの製造方法におい
て、 前記中央開口部に注入口および排出口の内径とほぼ同じ
外径を有する加熱電極金型を挿通して前記開口部の端縁
部を若干外方へ強制的に折曲げ、次いで前記折曲げられ
た開口部の端縁部に対し注入口および排出口の一端部を
被着して前記端縁部と重ね合わせ、しかる後この重ね合
わせた注入口および排出口の外側より加熱電極金型を押
圧当接して前記重ね合わせ部を溶着することを特徴とす
るフレキシブルコンテナの製造方法。 - 【請求項2】 胴体部の中央開口部の開口直径寸法は、
注入口および排出口の内径寸法より小径に設定してなる
請求項1記載のフレキシブルコンテナの製造方法。 - 【請求項3】 胴体部の中央開口部に挿通する加熱電極
金型は、これを固定した状態とし、前記開口部の端縁部
と注入口および排出口の一端部との重ね合わせ部に対
し、注入口および排出口の外側より押圧当接する加熱電
極金型を、その円周方向に旋回させながら適宜往復移動
させてなる請求項1記載のフレキシブルコンテナの製造
方法。 - 【請求項4】 胴体部の中央開口部に挿通する加熱電極
金型は、これをその中心軸において胴体部と注入口およ
び排出口と共に旋回駆動するようにし、前記開口部の端
縁部と注入口および排出口の一端部との重ね合わせ部に
対し、注入口および排出口の外側より押圧当接する加熱
電極金型を、適宜往復移動させてなる請求項1記載のフ
レキシブルコンテナの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17271392A JP3348876B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | フレキシブルコンテナの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17271392A JP3348876B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | フレキシブルコンテナの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624489A true JPH0624489A (ja) | 1994-02-01 |
JP3348876B2 JP3348876B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=15946958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17271392A Expired - Fee Related JP3348876B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | フレキシブルコンテナの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3348876B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6179467B1 (en) * | 1997-05-27 | 2001-01-30 | Super Sack Mfg. Corp. | Woven polypropylene bulk bag with polypropylene lining or liner and process for manufacturing same |
US20110007984A1 (en) * | 2006-03-06 | 2011-01-13 | Russick L David | Large capacity waste disposal bag |
JP2011225260A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Tds Corp | フレキシブルコンテナバッグ、およびその形成方法 |
KR101651547B1 (ko) * | 2015-03-03 | 2016-08-26 | (주)피앤씨코퍼레이션 | 컨테이너 백 제조장치 및 이를 이용한 컨테이너 백 제조방법 |
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1992
- 1992-06-30 JP JP17271392A patent/JP3348876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6179467B1 (en) * | 1997-05-27 | 2001-01-30 | Super Sack Mfg. Corp. | Woven polypropylene bulk bag with polypropylene lining or liner and process for manufacturing same |
US20110007984A1 (en) * | 2006-03-06 | 2011-01-13 | Russick L David | Large capacity waste disposal bag |
US8202000B2 (en) * | 2006-03-06 | 2012-06-19 | Wm Bagco Llc | Large capacity waste disposal bag |
JP2011225260A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Tds Corp | フレキシブルコンテナバッグ、およびその形成方法 |
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