JPH06244032A - 誘導電器のベル形外箱 - Google Patents

誘導電器のベル形外箱

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Publication number
JPH06244032A
JPH06244032A JP2702793A JP2702793A JPH06244032A JP H06244032 A JPH06244032 A JP H06244032A JP 2702793 A JP2702793 A JP 2702793A JP 2702793 A JP2702793 A JP 2702793A JP H06244032 A JPH06244032 A JP H06244032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer box
contents
bell
induction machine
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2702793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Kono
君雄 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2702793A priority Critical patent/JPH06244032A/ja
Publication of JPH06244032A publication Critical patent/JPH06244032A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】中身点検の際に取り外すための上部外箱の吊り
上げ高さを低くする。 【構成】上部外箱12を左上部外箱121と右上部外箱
122とに左右に分割してフランジ部123で連結する
構成を採用して、中身2を露出するために上部外箱12
を取り外すときに、左上部外箱121を左側に右上部外
箱122を右側にそれぞれ水平に移動させればよいの
で、クレーンによる吊り上げ高さは低くてよい。また、
フランジ部123を斜めに配置することによって、左上
部外箱121を最初に取り外すときに、単に少し吊り上
げるだけで右上部外箱122と下部外箱11との両方か
ら同時に離すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大容量の変圧器や分
路リアクトルなどの誘導電器の中身を収納する外箱、特
に中身を点検するときに上部外箱だけを吊り上げること
によって中身が露出するベル形外箱に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の外箱は変圧器中身がすっぽりと収
まる下部外箱とこれにふたをする形の上部外箱からな
り、これら下部外箱と上部外箱との連結部はフランジ構
造になっていて、中身が収納された後、ボルト締め又は
溶接によって油密に封じられる状態に連結される。
【0003】周知のように大容量の変圧器や分路リアク
トルは、絶縁油が絶縁媒体と冷却媒体を兼ねて封入され
る油入電器であるのが普通である。このよう誘導電器は
静止器であることから、信頼性の優れた電器であり、中
身を定期的に点検する必要はないのが実際であるが、油
中ガス分析などで何らかの異常が発見された場合には中
身を取り出して点検しなければならない。その場合、軽
度の異常と思われる場合には、変圧器を据え付け場所に
設置したままの状態で中身を点検することがある。
【0004】前述のような上部外箱がふた状の構造をし
た外箱で中身を取り出す際には、まず上部外箱を外した
上で中身を下部外箱の側壁を越えるまでクレーンで吊り
上げそのまま水平に移動し所定の位置まで移動したとこ
ろで下に下ろすことになる。したがって、クレーンによ
る中身の吊り上げ高さは中身の下部が下部外箱の高さを
越える高さになる。周知のように、変圧器中身は主とし
て鉄心と巻線からなっているが、特に鉄心の重量が大き
く変圧器の据え付け場所では吊り上げが困難な場合があ
る。このような場合に、中身を吊り上げることなく露出
させて点検することが可能なベル形外箱の採用が使用者
から要求される場合がある。
【0005】図2は変圧器とそのベル形外箱を示す側面
図である。この図において、ベル形外箱1Aは下部外箱
11と上部外箱12Aとからなりこれらはフランジ部1
3によって油密に連結されている。外箱1Aの中には主
として鉄心と巻線からなる変圧器の中身2が収納されて
いて、この中身2の巻線から引き出された高圧、低圧の
引き出しリード211,212がブッシング31,32
を介してそれぞれ外部に引き出され電力系統などに接続
される。ブッシング31,32はブッシングポケット1
41,142を介して上部外箱12Aに取付けられてい
る。
【0006】なお、図2は前述のように変圧器の側面図
であり、実際のベル形外箱1A及び中身2は紙面に垂直
の方向に細長く、したがって、ベル形外箱1Aはこの方
向に長い略直方体である。また、大容量の変圧器では3
相器が普通なので、符号を付さない巻線、ブッシング3
1,32、ブッシングポケット141,142などは紙
面に垂直の方向に3つ並んで設けられているのが実際で
ある。
【0007】中身2を点検するために露出させる作業の
手順は次の通りである。 図示しない油抜き配管から内部に封入されいる絶縁油
を抜き取って空気に置換する。 引き出しリード211,212をブッシング31,3
2から取り外す。そのためにブッシングポケット14
1,142には図示しないハンドホールが設けられてい
て、このハンドホールのふたを取り外して開いた穴から
手を入れて取外し作業が行えるようになっている。 フランジ部13がボルト締めの場合にはボルトを外す
し、溶接の場合には溶接部を除いた上でワイヤ41A,
42Aを吊り耳41A,42Aに掛けてクレーンによっ
て上部外箱12Aを吊り上げ、上部外箱12Aの下端が
中身2を越えるまで上がった高さで所定の位置まで水平
移動させて下に下ろす。これによって中身2は露出した
状態になるので適宜必要な点検等を行うことができる。
【0008】上部外箱12Aは中身2に比べればはるか
に軽いので、中身の点検のために、大きなクレーンを必
要としないというのがベル形外箱1Aの特長である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにベル形外
箱1Aを採用した変圧器では、中身2を露出させるのに
比較的軽量の上部外箱12Aを吊り上げればよいので、
必要なクレーンは小さなもので良いという利点がある
が、それでも吊り上げる高さは上部外箱12Aの下端が
中身2を越えるほどでなければならないので、クレーン
の設置高さはベル形でない通常の外箱と余り変わらない
高い位置になるという問題がある。変圧器が特に屋内に
設置される場合には、建屋の高さが高く高価になるとい
う問題がある。
【0010】この発明の目的は、このような問題を解決
し、上部外箱12Aの吊り上げ高さを低くすることので
きる誘導電器のベル形外箱を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、誘導電器の中身を載せる下部外
箱と、これの上部とフランジ部で連結され前記中身を覆
う上部外箱とからなる誘導電器のベル形外箱において、
上部外箱が左右に分割されフランジ部で連結される左上
部外箱と右上部外箱とからなるものとし、また、左上部
外箱と右上部外箱とを連結するフランジ部が斜めに配置
されてなるものとする。
【0012】
【作用】この発明の構成において、上部外箱を左上部外
箱と右上部外箱とに左右に分割してフランジ部で連結す
る構成を採用することによって、中身を露出するために
上部外箱を取り外すときに、左上部外箱を左側に右上部
外箱を右側にそれぞれ水平に移動させればよいので、ク
レーンによる吊り上げ高さは低くてよい。また、左上部
外箱と右上部外箱とを連結するフランジ部を斜めに配置
することによって、左上部外箱又は右上部外箱の一方を
最初に取り外すときに、単に吊り上げるだけで取り外す
側の上部外箱が他方の上部外箱と下部外箱の両方から同
時に離れる。
【0013】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例を示す変圧器のベル形外箱の側
面図であり、図2と同じ部材については共通の符号を付
けて詳しい説明を省く。この図において、上部外箱12
はフ右上部外箱121と左上部外箱122とからなって
いてフランジ部123で連結されている。
【0014】このような構成の上部外箱12を中身2を
点検するために取り外す手順は次の通りである。なお,
前述の従来の上部外箱12Aを取り外す手順の最初の
、は同じなのでから記述する。 フランジ部13及び123のボルトを取り外すか又は
溶接部を除去する。 左上部外箱122の吊り耳142にワイヤ42を掛け
てクレーンで少し上に吊げて左の方向に移動させるのに
支障ないように下部外箱11と右上部外箱121から僅
か離す。 そのまま水平に移動して所定の位置まで持って行って
下ろして置きクレーンから外す。 右上部外箱121の吊り耳141にワイヤ41を掛け
て少し吊り上げて下部外箱11から僅か離した上で右に
水平移動して所定の位置に置く。図ではワイヤ41,4
2の矢印の方向を水平方向に示してあるが、実際には前
述のように吊り上げながら水平移動させるので実際のワ
イヤが引っ張られる方向は図2と同じように上向きにな
っている。この図では図2との比較で移動の方向を明ら
かにするために敢えてこのように図示したものである。
ワイヤを掛ける吊り耳として従来と同じ吊り耳141と
142しか図示していないが、実際には少し吊り上げた
ときに回転力が働かないように図示しない吊り耳を設け
てある。
【0015】フランジ部123を図示のように斜めにし
たのは前述の手順で左上部外箱122を単に吊り上げ
るだけで下部外箱11と右上部外箱121の両方から僅
か離れさせることができるようにしたためである。この
図では、右上端から中央下端を結んだ線に沿ってフラン
ジ部123を設けてあるが、この位置にこだわるもので
はなく、中央上端から左下端を結ぶ線に沿って設けても
よい。勿論、これらに左右対称の位置でもよい。これら
の選択は図示したブッシングポケット151,152や
図示しない強めなどの付属物の配置、構成が考慮されて
最適な位置が設定される。
【0016】
【発明の効果】この発明は前述のように、上部外箱を左
上部外箱と右上部外箱とに左右に分割できるようにして
これらをフランジ部で連結するようにしたことによっ
て、中身を露出するために上部外箱を取り外すには左上
部外箱を左側に右上部外箱を右側にそれぞれ水平に移動
させればよいので、従来のように中身の高さを越えるま
で吊り上げる必要がないことから、クレーンによる吊り
上げ高さは低くそのためクレーンの設置高さは低くてよ
いという効果が得られる。特に誘導電器が屋内に設置さ
れる場合には建屋の高さを低くでき、その分建屋の価格
を低減することができるという効果が得られる。
【0017】また、上部外箱を左上部外箱と右上部外箱
とを連結するフランジ部を斜めに配置することによっ
て、その一方を最初に取り外すときに、単に少し吊り上
げるだけで取り外す側の上部外箱が他方の上部外箱と下
部外箱の両方から同時に離れるので、取外し作業が容易
になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すベル形外箱の側面図
【図2】従来のベル形外箱の側面図
【符号の説明】
1 ベル形外箱 11 上部外箱 12 下部外箱 121 左上部外箱 122 右上部外箱 123 フランジ部 2 中身 13 フランジ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘導電器の中身を載せる下部外箱と、これ
    の上部とフランジ部で連結され前記中身を覆う上部外箱
    とからなる誘導電器のベル形外箱において、上部外箱が
    左右に分割されフランジ部で連結される左上部外箱と右
    上部外箱とからなることを特徴とする誘導電器のベル形
    外箱。
  2. 【請求項2】左上部外箱と右上部外箱とを連結するフラ
    ンジ部が斜めに配置されてなることを特徴とする請求項
    1記載の誘導電器のベル形外箱。
JP2702793A 1993-02-17 1993-02-17 誘導電器のベル形外箱 Pending JPH06244032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2702793A JPH06244032A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 誘導電器のベル形外箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2702793A JPH06244032A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 誘導電器のベル形外箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06244032A true JPH06244032A (ja) 1994-09-02

Family

ID=12209597

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2702793A Pending JPH06244032A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 誘導電器のベル形外箱

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JP (1) JPH06244032A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011040539A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Toshiba Corp 分解輸送変圧器の鉄心輸送タンク及びこの鉄心輸送タンクに納められたu字型鉄心の搬送方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011040539A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Toshiba Corp 分解輸送変圧器の鉄心輸送タンク及びこの鉄心輸送タンクに納められたu字型鉄心の搬送方法

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