JPH0751783Y2 - 中性点接地装置 - Google Patents

中性点接地装置

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Publication number
JPH0751783Y2
JPH0751783Y2 JP7098492U JP7098492U JPH0751783Y2 JP H0751783 Y2 JPH0751783 Y2 JP H0751783Y2 JP 7098492 U JP7098492 U JP 7098492U JP 7098492 U JP7098492 U JP 7098492U JP H0751783 Y2 JPH0751783 Y2 JP H0751783Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
neutral point
grounding
reactor
tank
lid
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7098492U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0634226U (ja
Inventor
稔 桑田
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は回路の中性点アース用接
続点を得るための中性点接地装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように中性点接地装置は、図3に
示す回路図のように接地変圧器1と、この接地変圧器1
の中性点を接地する中性点リアクトル2および直列抵抗
器3とによって構成されている。接地変圧器1は一次を
スターに、二次をデルタに結線してある。4は断路器、
5は接地スイッチであり、これらは必要に応じ、たとえ
ば点検の際に使用されるものであり、設置されない場合
もある。
【0003】これら接地変圧器1、中性点リアクトル2
および直列抵抗器3をひとつのタンク6に収納し、設置
スペースの縮少化を図るようにしたものは、本考案者に
よって別途提案されている(特開平3−184315
号)。その構成を示したのが図2である。接地変圧器1
は鉄心7およびこれに巻装されたコイル8とによって構
成されている。
【0004】図2では直列抵抗器3を省略し、これに代
えて中性点リアクトル2を構成しているリアクトル巻線
9として、抵抗巻線を利用することによって、抵抗器を
兼ねるようにした構成を示している。そしてこの中性点
リアクトル2はアルミニウムなどからなるシールドを兼
ねたケース10に収納され、接地変圧器1の上方にまた
はその側方に設置される。
【0005】ところでこのような構成の中性点接地装置
において、ケーブル長が長くなるなどして系統構成が変
更されたことにより、中性点リアクトルの容量の変更が
要求されることがある。そのような場合は中性点リアク
トル2をその容量に見合ったものと交換すればよい。
【0006】しかしその交換のためには、タンク6に溶
接されている蓋6Aのその溶接個所を切ることによって
タンク6を開口し、中性点リアクトル2を吊り上げるな
どして取り出す必要がある。また新たな中性点リアクト
ル2を同様にしてタンク6内に吊り降ろし、再び蓋6A
を溶接によって固定する必要がある。
【0007】したがってその交換作業はこれが据え付け
られている現地では極めて困難であり、いったん工場に
運び込んでからでないと交換できない不便がある。した
がってその交換に要する時間並びに費用は相当のものと
なる欠点がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、接地変圧
器、中性点リアクトルおよび直列抵抗器をひとつのタン
クに収納して構成される中性点接地装置において、中性
点リアクトルのタンクからの取り出しおよび取り付けを
容易にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、中性点リアク
トルをタンクの外部へ引き出すための作業孔をタンクに
設け、作業孔を閉塞する開閉自在の蓋に、吊り下げ金具
を介して前記中性点リアクトルを吊り下げてなることを
特徴とする。
【0010】
【作用】作業孔は常時は蓋により閉塞されている。そし
てこの閉塞状態において、中性点リアクトルは吊り下げ
金具を介して蓋に吊り下げられている。中性点リアクト
ルを取り出すときは、蓋を開いてこれを上方に吊り上げ
れば、その蓋とともに中性点リアクトルは吊り上げられ
てタンクの外部に取り出される。
【0011】
【実施例】本考案の実施例を図1によって説明する。な
お図2と同じ符号を付した部分は同一または対応する部
分を示す。本考案にしたがい、タンク6の上蓋6Aに作
業孔11を形成し、これに開閉自在に蓋12をボルトな
どを利用して開閉自在に取り付けることによって作業孔
11を閉塞しておく。
【0012】作業孔11はケース10が通過し得る程度
の大きさとされている。蓋12には吊り下げ金具13が
固定されてあり、この吊り下げ金具13はケース10を
貫通し、その下端はケース10の底壁に取り付けられて
いる。14は蓋12を吊り上げるときに使用する吊り金
具である。
【0013】以上の構成において、系統構成の変更にと
もない、中性点リアクトル2を変更しようとするとき
は、蓋12を上蓋6Aから取外し、その蓋12を吊り金
具14を利用して上方に吊り上げる。この吊り上げによ
り吊り下げ金具13を介してケース10とともに中性点
リアクトル2が一体となってそのまま作業孔11を通っ
て上方に吊り出されてくる。
【0014】別に交換すべき中性点リアクトルを製作し
ておき、その中性点リアクトルを吊りだしてきた中性点
リアクトルと交換して吊り下げ金具13に固定し、先と
は逆の操作により蓋12を吊り降ろして作業孔11を閉
塞して固定すればよい。このようにして交換するとき
は、現地で中性点接地装置を据え付けたままで、しかも
内部点検を実施するような要領で中性点リアクトルを交
換することができる。
【0015】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、接
地変圧器、中性点リアクトルおよび直列抵抗器をひとつ
のタンクに収納して中性点接地装置を構成する場合、系
統構成の変化により中性点リアクトルを交換する必要が
あるとき、その交換を極めて容易に実行することができ
るといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】従来例の断面図である。
【図3】中性点接地装置の回路図である。
【符号の説明】
1 接地変圧器 2 中性点リアクトル 3 直列抵抗器 6 タンク 10 ケース 11 作業孔 12 蓋 13 吊り下げ金具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地変圧器と、前記接地変圧器の中性点
    を接地する中性点リアクトルおよび直列抵抗器を備え、
    前記接地変圧器、中性点リアクトルおよび直列抵抗器を
    ひとつのタンクに収納してなる中性点接地装置におい
    て、前記中性点リアクトルを前記タンクの外部へ引き出
    すための作業孔を前記タンクに設け、前記作業孔を閉塞
    する開閉自在の蓋に、吊り下げ金具を介して前記中性点
    リアクトルを吊り下げてなる中性点接地装置。
JP7098492U 1992-08-31 1992-08-31 中性点接地装置 Expired - Lifetime JPH0751783Y2 (ja)

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JPH0634226U JPH0634226U (ja) 1994-05-06
JPH0751783Y2 true JPH0751783Y2 (ja) 1995-11-22

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