JP2552397Y2 - 油入電気機器用ブッシング箱取付装置 - Google Patents
油入電気機器用ブッシング箱取付装置Info
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- JP2552397Y2 JP2552397Y2 JP8542092U JP8542092U JP2552397Y2 JP 2552397 Y2 JP2552397 Y2 JP 2552397Y2 JP 8542092 U JP8542092 U JP 8542092U JP 8542092 U JP8542092 U JP 8542092U JP 2552397 Y2 JP2552397 Y2 JP 2552397Y2
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- JP
- Japan
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- bushing
- oil
- bushing box
- box
- tank
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- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は油入電気機器用ブッシン
グ箱取付装置に関する。
グ箱取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油入変圧器のような油入電気機器におい
て、外部からの電線を引き込むのにブッシング箱を使用
するのを普通としている。たとえば架空線引込み用のブ
ッシング箱では、ブッシングおよびブッシング型変流器
を備えており、このブッシング箱を、電気機器本体を収
納しているタンクに取り付けて使用する。
て、外部からの電線を引き込むのにブッシング箱を使用
するのを普通としている。たとえば架空線引込み用のブ
ッシング箱では、ブッシングおよびブッシング型変流器
を備えており、このブッシング箱を、電気機器本体を収
納しているタンクに取り付けて使用する。
【0003】図3はその従来構成を示すもので、1は電
気機器本体を収納している油入りのタンク、2はブッシ
ング箱で、タンク1のブッシング箱取付個所に取り付け
られた取付用のフランジ3に、ボルトなどにより取り付
けられている。4はブッシングで、ブッシング箱2に設
置されてある。5はブッシング4の下端に設置されてあ
るブッシング型変流器、6は架空電線、7は内部リード
線である。
気機器本体を収納している油入りのタンク、2はブッシ
ング箱で、タンク1のブッシング箱取付個所に取り付け
られた取付用のフランジ3に、ボルトなどにより取り付
けられている。4はブッシングで、ブッシング箱2に設
置されてある。5はブッシング4の下端に設置されてあ
るブッシング型変流器、6は架空電線、7は内部リード
線である。
【0004】ところでこのような構成において、図のよ
うな架空線引込み用のブッシング箱に代えて、地中に埋
め込まれてあるケーブルをタンク1内に引き込むように
改造することが要求されることがある。この場合はブッ
シング箱としてエレファント型のもの(図2参照。)
を、それまでのブッシング箱に代えて取り付ける必要が
ある。
うな架空線引込み用のブッシング箱に代えて、地中に埋
め込まれてあるケーブルをタンク1内に引き込むように
改造することが要求されることがある。この場合はブッ
シング箱としてエレファント型のもの(図2参照。)
を、それまでのブッシング箱に代えて取り付ける必要が
ある。
【0005】しかしこのようなブッシング箱の交換のた
めには、タンク1内の油を抜き、油面をブッシング箱の
下面以下まで下げなければならず、その場合タンク1内
の油量が多いので、再注油の際には油処理機材が大規模
になり、油処理に長時間を要することになる。
めには、タンク1内の油を抜き、油面をブッシング箱の
下面以下まで下げなければならず、その場合タンク1内
の油量が多いので、再注油の際には油処理機材が大規模
になり、油処理に長時間を要することになる。
【0006】またブッシング型変流器を備えている場合
は、その取付位置を変更しなければならないし、また新
たに取り付けたブッシング箱内の油量調整が必要である
し、および内部異常(ガス)検出用の配管を必要とする
ときは、その配管を新たに設けなければならず、これら
の作業に相当の時間を要するため、ブッシング箱の交換
に際しては、長時間にわたる停電が余儀なくされる。
は、その取付位置を変更しなければならないし、また新
たに取り付けたブッシング箱内の油量調整が必要である
し、および内部異常(ガス)検出用の配管を必要とする
ときは、その配管を新たに設けなければならず、これら
の作業に相当の時間を要するため、ブッシング箱の交換
に際しては、長時間にわたる停電が余儀なくされる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、油入電気機
器のブッシング箱を別のブッシング箱に改造するにあた
り、その改造に要する作業の簡略化を図るとともに、改
造に要する時間の短縮化を図ることを目的とする。
器のブッシング箱を別のブッシング箱に改造するにあた
り、その改造に要する作業の簡略化を図るとともに、改
造に要する時間の短縮化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、タンクのブッ
シング箱取付個所にブッシング箱とタンクとの油を分断
するための隔壁を設け、この隔壁に貫通ブッシンクを取
り付け、ブッシング箱を取付個所に取外し自在に取り付
けたことを特徴とする。
シング箱取付個所にブッシング箱とタンクとの油を分断
するための隔壁を設け、この隔壁に貫通ブッシンクを取
り付け、ブッシング箱を取付個所に取外し自在に取り付
けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】ブッシング箱とタンクとの油は隔壁によって分
断されている。そのためブッシング箱を交換するための
改造にあたり、タンク内の油を抜く必要なく、ブッシン
グ箱をその取付個所から取り外すことができる。隔壁に
は貫通ブッシングが取り付けてあるため、隔壁によって
油が分断されてあっても、ブッシング箱の取り外し、取
り付けにあたっても、支障なく導体の接続が可能とな
る。
断されている。そのためブッシング箱を交換するための
改造にあたり、タンク内の油を抜く必要なく、ブッシン
グ箱をその取付個所から取り外すことができる。隔壁に
は貫通ブッシングが取り付けてあるため、隔壁によって
油が分断されてあっても、ブッシング箱の取り外し、取
り付けにあたっても、支障なく導体の接続が可能とな
る。
【0010】
【実施例】本考案の実施例を図1によって説明する。な
お図3と同じ符号を付した部分は同一または対応する部
分を示す。本考案にしたがい、ブッシング箱取付個所に
隔壁8を設け、ここに取り付けられるブッシング箱2内
の油とタンク1内の油とを分断する。ブッシング箱2は
たとえば隔壁8を利用して取外し自在に、たとえばボル
ト締めにより取り付けられている。
お図3と同じ符号を付した部分は同一または対応する部
分を示す。本考案にしたがい、ブッシング箱取付個所に
隔壁8を設け、ここに取り付けられるブッシング箱2内
の油とタンク1内の油とを分断する。ブッシング箱2は
たとえば隔壁8を利用して取外し自在に、たとえばボル
ト締めにより取り付けられている。
【0011】9は隔壁7に取り付けられてある貫通ブッ
シングで、その一方には内部リード線7が、他方には架
空電線6に至る接続導体10が接続されてある。ブッシ
ング型変流器5は貫通ブッシング9のタンク1側に設置
されてある。11はブッシング箱2とタンク1の内部を
連通する配管、12は内部異常検出装置たとえばガス検
出装置、13はバルブである。
シングで、その一方には内部リード線7が、他方には架
空電線6に至る接続導体10が接続されてある。ブッシ
ング型変流器5は貫通ブッシング9のタンク1側に設置
されてある。11はブッシング箱2とタンク1の内部を
連通する配管、12は内部異常検出装置たとえばガス検
出装置、13はバルブである。
【0012】以上の構成において、別の形式のブッシン
グ箱に改造する場合は、それまでのブッシング箱2の内
部の油を排出する。この排出の際にはタンク1内の油を
抜く必要はまったくない。そして配管11をブッシング
箱2より取り外してから、ブッシング箱2を隔壁8から
取り外し、そしてこれに代わって図2に示すようなエレ
ファント型のブッシング箱14を隔壁8を利用して取り
付ける。
グ箱に改造する場合は、それまでのブッシング箱2の内
部の油を排出する。この排出の際にはタンク1内の油を
抜く必要はまったくない。そして配管11をブッシング
箱2より取り外してから、ブッシング箱2を隔壁8から
取り外し、そしてこれに代わって図2に示すようなエレ
ファント型のブッシング箱14を隔壁8を利用して取り
付ける。
【0013】そして貫通ブッシング9を接続導体15を
介してケーブルヘッド16に接続する。17はケーブル
である。あとは配管11をブッシング箱14に接続し、
またブッシング14内に油を充填すればよい。
介してケーブルヘッド16に接続する。17はケーブル
である。あとは配管11をブッシング箱14に接続し、
またブッシング14内に油を充填すればよい。
【0014】この場合ブッシング型変流器5を図のよう
にタンク1側に設置しておけば、ブッシング箱の交換に
際しても、その取換え作業はまったく不要となるし、ま
た内部異常検出装置が必要である場合は、これらも改造
前のものをそのまま使用できるようになって都合がよ
い。
にタンク1側に設置しておけば、ブッシング箱の交換に
際しても、その取換え作業はまったく不要となるし、ま
た内部異常検出装置が必要である場合は、これらも改造
前のものをそのまま使用できるようになって都合がよ
い。
【0015】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、油
入電気機器のブッシング箱の改造にあたり、従来のよう
にタンク内部の油を抜く必要はまったく不要となり、し
たがってブッシング箱の改造に要する作業は簡便となる
とともに、その作業に要する時間も短縮し、交換のため
の停電時間を短縮することができる効果を奏する。
入電気機器のブッシング箱の改造にあたり、従来のよう
にタンク内部の油を抜く必要はまったく不要となり、し
たがってブッシング箱の改造に要する作業は簡便となる
とともに、その作業に要する時間も短縮し、交換のため
の停電時間を短縮することができる効果を奏する。
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】ブッシング箱を改造した場合の本考案の実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】従来例の断面図である。
1 タンク 2 ブッシング箱 4 ブッシング 6 架空電線 7 内部リード線 8 隔壁 9 貫通ブッシング 10 接続導体 14 ブッシング箱 15 接続導体 16 ケーブルヘツド 17 ケーブル
Claims (1)
- 【請求項1】 油入電気機器本体を収納しているタンク
の、ブッシング箱取付個所にブッシング箱とタンクとの
油を分断するための隔壁を設け、前記隔壁に貫通ブッシ
ングを取り付け、前記ブッシング箱を前記取付個所に取
外し自在に取り付けてなる油入電気機器用ブッシング箱
取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8542092U JP2552397Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 油入電気機器用ブッシング箱取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8542092U JP2552397Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 油入電気機器用ブッシング箱取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0641113U JPH0641113U (ja) | 1994-05-31 |
JP2552397Y2 true JP2552397Y2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=13858331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8542092U Expired - Fee Related JP2552397Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 油入電気機器用ブッシング箱取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552397Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP8542092U patent/JP2552397Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0641113U (ja) | 1994-05-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |