JP3307688B2 - 吊カバー装置 - Google Patents
吊カバー装置Info
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- JP3307688B2 JP3307688B2 JP24973292A JP24973292A JP3307688B2 JP 3307688 B2 JP3307688 B2 JP 3307688B2 JP 24973292 A JP24973292 A JP 24973292A JP 24973292 A JP24973292 A JP 24973292A JP 3307688 B2 JP3307688 B2 JP 3307688B2
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- sheet
- frame
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Description
うな要防湿・防水・防塵機器を屋外で据付けまたは点検
・補修用の分解や組立ての際に適用される吊カバー装置
に関する。
は、現地据付けにおいて湿度管理が必要とされる。特に
屋外での作業を開始するに当っては、周囲の湿度を測定
し、一定の基準以内であることを確認した後に作業を開
始するのが一般的である。例えば、変電所用ガス絶縁開
閉装置の点検時に行われる分解、組立て作業に必要とさ
れる湿度は80%以下に設定され、雨天の場合には通常
は作業中止となる。
は、現地で天候の具合を品質管理員が確認し、作業の開
始時間を決定している。したがって、場合によっては作
業員およびクレーン等が待機したまま作業ができない場
合が多く発生し、工事工程に支障をきたす。また、無理
に工事を開始した場合、作業中に雨等が降ることがあ
り、その場合には工事品質上に問題が生じる。
解、組立て等に際して、防湿・防水用のカバーを設置し
て工事が行われている。図8は、ガス絶縁開閉装置の点
検時において、ケーブルヘッド1を上部ユニット2およ
び底部ユニット3から着脱する場合を示したもので、同
図(A)は作業前の設置状態、同図(B)は取外しに際
して防湿・防水用カバー装置4を設置した状態を示して
いる。
に示した上記従来の工事においては、骨組み5を地上に
設置し、これによってカバー4を支持する構成であるた
め、カバー4の設置作業が面倒であり、またケーブルヘ
ッド1の取外しの際にはカバー4を撤去しなければなら
ず、その撤去作業が面倒である。
天中に行えないため、気象との関係等について前記同様
にタイミングの難しさがあり、敢行した場合、雨天とな
って工事品質に問題を生じる可能性がある。
環境が清浄雰囲気であることも望まれるため、その場合
には防塵が必要となる。逆に塵埃発生工事の際には、周
囲への塵埃飛散を防止する必要がある。
もので、屋外工事現場等において防湿・防水・防塵用の
仕切空間が容易に形成できるとともに、その空間内に配
置した防湿・防水・防塵用の工事対象物を吊上げて移動
でき、特にガス絶縁開閉装置の分解、組立て等に際して
大きい利便が得られる吊カバー装置を提供することを目
的とする。
めに、本発明に係る用吊カバー装置は、クレーンに吊下
げられる吊金具と、この吊金具にワイヤを介して吊下さ
れる水平なリング状のフレームと、前記吊金具に被着さ
れ、前記フレームの周囲に垂下される下面開口の筒状カ
バーシートとを備え、前記吊金具は、上端が閉塞した垂
直な円筒からなる胴と、この胴の中心位置に配置された
垂直板の上端が前記胴の上方に貫通するとともに下端に
ピン接合されたブロックからなる縦長な支持部材と、こ
の支持部材の上端に連結され前記クレーンのフックに掛
止される掛止具と、前記支持部材の下端部に設けられ機
器等を吊るための吊部と、前記胴の上端外周部に設けら
れた雨よけ用の傘部と、前記胴の下端部周囲に前記傘部
よりも小径に連設されたフランジと、このフランジの下
面に放射状に配置された複数のワイヤ取付板と、このワ
イヤ取付板の外周端縁側に穿設されたワイヤ取付孔とを
一体的に有する構成としたことを特徴とする。なお、カ
バーシートは望ましくは、フレームの外周部で上下部シ
ートに分離され、これら上下部シートが互いに着脱可能
に接続されるとともに、下部シートは側面切口を介して
開閉可能に構成されているものとする。
ムの外周部で上下部シートに分離され、これら上下部シ
ートが互いに着脱可能に接続されるとともに、下部シー
トは側面切口を介して開閉可能に構成されているものと
する。
等を必要とする据付け機器がある場合には、本発明の吊
カバー装置をクレーン等で吊下げてその機器の上方に配
置し、カバーシートで覆う。これにより、防湿・防水・
防塵用の仕切空間を任意の場所に容易に形成することが
できる。この場合、本発明の吊カバー装置によれば、カ
バーシートの上方が傘部で覆われているので、雨よけが
確実に行われる。カバーシート内部の空間は、乾燥機等
の設置により任意の湿度に調整することができる。
ち、一部の機器を取外して個別工事または移動等する場
合には、その機器をカバーシートで被覆したままで吊金
具下端の吊部によって吊上げることができる。これによ
り、機器の個別工事または移動等もカバーシートにより
区画される防湿・防水・防塵用の空間内で行えるので、
据付け、分解、組立て等の作業が、その作業時の天候や
雰囲気に拘らず、また作業途中の天候変化等を懸念する
必要なく行える。したがって、特にこのような操作が必
要なガス絶縁開閉装置については、非常に大きい利便が
得られるようになる。
上下に分離し、これら上下部シートを互いに着脱可能に
接続した場合には、作業の種類に適応した下部シートの
交換等が容易に行える。また、下部シートを側面の切口
により開閉可能とした場合には、例えば配管等の横長部
材が被覆すべき機器の近傍にあるような場合、その部材
を切口部位で跨ぐ状態として空間を形成する等、適用範
囲を拡大することができる。
する。
バー装置の要部を拡大して示し、図2〜図4は装置構成
を示し、図5および図6は作用を示している。
ーンに吊下げられる吊金具11と、この吊金具11にワ
イヤ12を介して吊下される水平なリング状のフレーム
13と、吊金具11に被着されフレーム13の周囲に垂
下される下面開口の筒状カバーシート14とを備えて構
成される。
えば垂直な円筒からなる胴15の上端に雨よけ用の傘部
16を有するとともに、胴15の下端に傘部16よりも
小径なフランジ17を有し、さらにフランジ17の下面
に放射状に配置された複数(6本)のワイヤ取付板18
を有する構成とされている。ワイヤ取付板18には、そ
れぞれ外周端縁側にワイヤ取付孔19が穿設されてい
る。また、胴15内には垂直板およびその下端にピン接
合されたブロックからなる縦長な支持部材20が貫通固
定され、この支持部材20の上端にクレーンのフック1
0への掛止具としてリング21(または図示しないがシ
ャックル等でもよい)が設けられ、かつ支持部材20の
下端には機器等の吊部としてフック22(リング等でも
よい)が設けられている。
で、その各隅角部内側にワイヤ取付け用ブラケット23
がそれぞれ突設され、そのブラケット23にそれぞれワ
イヤ取付孔19が穿設されている。なお、フレーム13
の対向する2辺は、蝶番等の連結具25を介して、図2
におけるフレーム13の両端が下方に回動する方向に、
2つ折り可能とされている。
金具11に設けられた各ワイヤ取付板18のワイヤ取付
孔19と、フレーム13に設けられた各ブラケット23
のワイヤ取付孔19とに、それぞれ上下端をシャックル
26,27を介して連結されている。
えば透明または半透明の樹脂シートからなる裁頭角錐状
(6角錐状)の上部シート14aと、同材料またはメッ
シュ状布等からなる角筒状(6角筒状)の下部シート1
4bとに分離された構成とされている。そして、上部シ
ート14aの錐形屋根頂部が図1に示すように、紐等の
止着具14cによって吊金具11の傘部16下側の胴1
5に止着され、フレーム13に内側を支持される。
ト14aの下端の孔29と下部シート14bの上端の孔
30とに挿通した開閉リング31によって互いに着脱可
能に接続される。接続部位は図1に示すように、フレー
ム13の外側部位であり、下部シート14bはフレーム
13下方に垂下する。なお、各孔29,30の部位は当
布32,33で補強され、また当該部位の外側は、上部
シート14aの下端外側に設けたスカート部34によっ
て被覆され、雨水等の進入防止が図られている。
5を介して開閉可能に構成されている。この切口35
は、下部シート14bの対向する側面に縦長に各一対、
平行に形成され、それぞれファスナ36で縫合されてい
る。これにより、切口35間部分が扉部37として上下
方向に開閉可能となっている。各扉部37は、内外面側
に設けた凹凸状の掛止具38a,38bによって、一定
高さの開位置で掛止できるようになっている。
5および図6によって説明する。
置の分解、組立て等についてのもので、ケーブルヘッド
1を上部ユニット2および底部ユニット3から着脱する
場合を示している。図5はケーブルヘッド1の吊上げ状
態、図6(A),(B),(C)は、その分解作業の経
過を示している。
の吊りカバー装置をクレーンのフック10で吊上げ、ケ
ーブルヘッド1の上方に配置する。これによってケーブ
ルヘッド1、上部ユニット2および底部ユニット3を覆
い、防湿・防水・防塵用の仕切空間を形成する。この場
合、下部シート14bの扉部37を切口36に沿って開
け、掛止具38a,38bによって掛止することによ
り、上部ユニット2を跨ぐ状態として全体の被覆が行え
る。
後、図6(B)に示すように、ケーブルヘッド1を吊上
げる。なお、ケーブルヘッド1の吊上げには、図5に拡
大して示すように、柔軟な掛ワイヤ39、チェンブロッ
ク40、強ワイヤ41等を使用する。この吊状態で、ケ
ーブルヘッド1の必要な点検、補修等を行える。なお、
途中で上部ユニット2をキャップ8で閉塞するが、この
場合にも図6(C)に示すように、本実施例の吊カバー
で行える。この間、全て防湿・防水・防塵空間で覆う状
態とすることができるので、雨天状態下でも作業が行
え、また天候が変化しても湿度の管理が容易で、高い湿
度管理が可能となる。
較して天候により工程が左右されることもなく、クレー
ンや作業員の配置のロスがなくなり、工事品質の向上と
工事ロス防止に大きく寄与することができる。
業についても実施例できる。
ける予備室から組立て室までの鉄心移動時における湿度
管理を遂行すること、防湿の必要な電気機器の接続およ
び溶接作業への応用、雨天時の溶接作業に仮のハウスと
して使用等である。この場合、下部シート14bには適
宜の通気性のものを使用し、乾燥機等を併用すればよ
い。 また、本発明は上記実施例の構成に限らず種々の
変形が可能である。例えば図7に示すように、下部カバ
ーシート14bを2枚のシートの重合とし、その重合部
を切口として仮想線のように開くことができるようにし
てもよい。
ば、下記の優れた効果が奏される。
囲気等を必要とする据付け機器がある場合、本発明によ
る吊カバー装置をクレーン等で吊下げてその機器の上方
に配置し、カバーシートで覆うことにより、防湿・防水
・防塵用の仕切空間を任意の場所に容易に形成すること
ができる。この場合、カバーシートの上方が傘部で覆わ
れているので、雨よけが確実に行われる。カバーシート
内部の空間は、乾燥機等の設置により任意の湿度に調整
することができる。
ち、一部の機器を取外して個別工事または移動等する場
合には、その機器をカバーシートで被覆したままで吊金
具下端の吊部によって吊上げることができる。これによ
り、機器の個別工事または移動等もカバーシートにより
区画される防湿・防水・防塵用の空間内で行えるので、
据付け、分解、組立て等の作業が、その作業時の天候や
雰囲気に拘らず、また作業途中の天候変化等を懸念する
必要なく行える。
上下に分離し、これら上下部シートを互いに着脱可能に
接続した場合には、作業の種類に適応した下部シートの
交換等が容易に行える。また、下部シートを側面の切口
により開閉可能とした場合には、例えば配管等の横長部
材が被覆すべき機器の近傍にあるような場合、その部材
を切口部位で跨ぐ状態として空間を形成する等、適用範
囲を拡大することができる。
拡大して示す斜視図。
程を順次に示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 クレーンに吊下げられる吊金具と、この
吊金具にワイヤを介して吊下される水平なリング状のフ
レームと、前記吊金具に被着され、前記フレームの周囲
に垂下される下面開口の筒状カバーシートとを備え、前
記吊金具は、上端が閉塞した垂直な円筒からなる胴と、
この胴の中心位置に配置された垂直板の上端が前記胴の
上方に貫通するとともに下端にピン接合されたブロック
からなる縦長な支持部材と、この支持部材の上端に連結
され前記クレーンのフックに掛止される掛止具と、前記
支持部材の下端部に設けられ機器等を吊るための吊部
と、前記胴の上端外周部に設けられた雨よけ用の傘部
と、前記胴の下端部周囲に前記傘部よりも小径に連設さ
れたフランジと、このフランジの下面に放射状に配置さ
れた複数のワイヤ取付板と、このワイヤ取付板の外周端
縁側に穿設されたワイヤ取付孔とを一体的に有する構成
としたことを特徴とする吊カバー装置。 - 【請求項2】 カバーシートはフレームの外周部で上下
部シートに分離され、これら上下部シートが互いに着脱
可能に接続されるとともに、下部シートは側面切口を介
して開閉可能に構成されている請求項1に記載の吊カバ
ー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24973292A JP3307688B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 吊カバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24973292A JP3307688B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 吊カバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101366A JPH06101366A (ja) | 1994-04-12 |
JP3307688B2 true JP3307688B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=17197384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24973292A Expired - Lifetime JP3307688B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 吊カバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3307688B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP6328827B1 (ja) * | 2017-06-16 | 2018-05-23 | 東芝プラントシステム株式会社 | 電力用遮断器のブッシング設置装置およびその設置方法 |
CN110137830B (zh) * | 2019-04-30 | 2021-07-06 | 青海送变电工程有限公司 | 用于变电站高压套管的对接防尘装置 |
JP7324446B2 (ja) * | 2020-09-30 | 2023-08-10 | 株式会社Splice-Lab | 施工現場の工場化システム |
JP7400043B1 (ja) * | 2022-09-13 | 2023-12-18 | 東芝プラントシステム株式会社 | 吊りカバー装置、および精密電子機器の据え付け工法 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24973292A patent/JP3307688B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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---|---|
JPH06101366A (ja) | 1994-04-12 |
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