JPH0222973Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0222973Y2 JPH0222973Y2 JP2175584U JP2175584U JPH0222973Y2 JP H0222973 Y2 JPH0222973 Y2 JP H0222973Y2 JP 2175584 U JP2175584 U JP 2175584U JP 2175584 U JP2175584 U JP 2175584U JP H0222973 Y2 JPH0222973 Y2 JP H0222973Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bushing
- current
- oil
- attached
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、大電流ブツシングとブツシング変流
器とを取りつける大電流ブツシングポケツトを有
する油入電気機器に関する。
器とを取りつける大電流ブツシングポケツトを有
する油入電気機器に関する。
第1図は従来の油入電気機器の組立外形図であ
るが、従来大電流ブツシング6をもつ油入電気機
器では、この大電流ブツシング6を取りつける大
電流ブツシングポケツト3を上部タンク2に直接
溶接によつて取りつけ、この上部タンク2で機器
中身4を収容する下部タンク1の上部開口部を閉
塞して構成される。そして、上部タンク2の頂部
には、図示のように高圧ブツシング7およびコン
サベータ8が取りつけられている。また大電流ブ
ツシングポケツト3には、大電流ブツシング6お
よびブツシング変流器5が設けられている。
るが、従来大電流ブツシング6をもつ油入電気機
器では、この大電流ブツシング6を取りつける大
電流ブツシングポケツト3を上部タンク2に直接
溶接によつて取りつけ、この上部タンク2で機器
中身4を収容する下部タンク1の上部開口部を閉
塞して構成される。そして、上部タンク2の頂部
には、図示のように高圧ブツシング7およびコン
サベータ8が取りつけられている。また大電流ブ
ツシングポケツト3には、大電流ブツシング6お
よびブツシング変流器5が設けられている。
しかして、このように構成された油入電気機器
においては、現地に据付けたのちに、保守、点検
および事故などによりブツシング変流器5の交換
が必要とされる場合、上部タンク2に取りつけら
れている高圧ブツシング7およびコンサベータ8
などを外したのちに上部タンク2を下部タンク1
から切り離さなければならないので、ブツシング
変流器5の交換に多大な時間を要していた。
においては、現地に据付けたのちに、保守、点検
および事故などによりブツシング変流器5の交換
が必要とされる場合、上部タンク2に取りつけら
れている高圧ブツシング7およびコンサベータ8
などを外したのちに上部タンク2を下部タンク1
から切り離さなければならないので、ブツシング
変流器5の交換に多大な時間を要していた。
また切り離す上部タンク2は、かなりの重量が
あるので、大きなクレーンを必要とし、さらにブ
ツシング変流器5の交換作業のスペースとして上
部タンク2以上の面積が必要となる。さらにこの
ような大がかりなブツシング変流器5の交換作業
では、中身4の入つたタンク内を長時間にわたつ
て大気中に露出することになるので、吸湿による
絶縁不良を招くおそれがある。
あるので、大きなクレーンを必要とし、さらにブ
ツシング変流器5の交換作業のスペースとして上
部タンク2以上の面積が必要となる。さらにこの
ような大がかりなブツシング変流器5の交換作業
では、中身4の入つたタンク内を長時間にわたつ
て大気中に露出することになるので、吸湿による
絶縁不良を招くおそれがある。
本考案の目的は、ブツシング変流器の交換作業
を簡単化するとともに、電気機器中身の露出時間
を短縮し、併せてタンクに対する洩れ磁束対策を
施した油入電気機器を提供するにある。
を簡単化するとともに、電気機器中身の露出時間
を短縮し、併せてタンクに対する洩れ磁束対策を
施した油入電気機器を提供するにある。
〔考案の概要〕
本考案による油入電気機器は、上部タンクに取
りつけられている大電流ブツシングポケツトにフ
ランジ結合の中継部を設けて上下に分割可能と
し、かつその中継部の内側に上下フランジを内面
で電気的に接続したことを特徴とするものであ
る。
りつけられている大電流ブツシングポケツトにフ
ランジ結合の中継部を設けて上下に分割可能と
し、かつその中継部の内側に上下フランジを内面
で電気的に接続したことを特徴とするものであ
る。
以下本考案を第2図および第3図に示す実施例
について説明する。第2図および第3図におい
て、第1図と同一符号は同一部分を示すものであ
るからその説明を省略する。本考案においては、
上部タンク2に取りつけられている大電流ブツシ
ングポケツト3を上下フランジ11b,11aで
結合する中継部9により、大電流ブツシングポケ
ツト下部3aと上部3bに分割したことを特徴と
するものである。そしてこの大電流ブツシングポ
ケツト下部3aと上部3bとは、第3図に示すよ
うに中継部9のフランジ11a,11b間にシー
ル用パツキン12を介在させたのち、溶接又はボ
ルト締めによつて上下部一体に構成されるもので
ある。
について説明する。第2図および第3図におい
て、第1図と同一符号は同一部分を示すものであ
るからその説明を省略する。本考案においては、
上部タンク2に取りつけられている大電流ブツシ
ングポケツト3を上下フランジ11b,11aで
結合する中継部9により、大電流ブツシングポケ
ツト下部3aと上部3bに分割したことを特徴と
するものである。そしてこの大電流ブツシングポ
ケツト下部3aと上部3bとは、第3図に示すよ
うに中継部9のフランジ11a,11b間にシー
ル用パツキン12を介在させたのち、溶接又はボ
ルト締めによつて上下部一体に構成されるもので
ある。
また大電流ブツシングポケツト3に取りつけた
大電流ブツシング6には、第3図の矢示のように
大電流Iが流れることから、この大電流Iによる
漏れ磁束が大電流ブツシングポケツト3に流れ
る。この漏れ磁束により中継部9のフランジ11
a,11bには、矢示のように循環電流iが流れ
る。そしてフランジ11a,11bはその電流i
によつて過熱される。これはフランジ11a,1
1bがタンク内の冷却油の冷却効果を受けずに、
周囲の空気に触れているためで冷却が悪いからで
ある。そこで本考案においては、第3図に示すよ
うに中継部9の内部にブツシングポケツト下部3
aと上部3bとをボンド10で電気的に接続する
ことにより、循環電流iがフランジ11b,11
aを流れないようにし、フランジ11b,11a
の局部過熱を防止している。
大電流ブツシング6には、第3図の矢示のように
大電流Iが流れることから、この大電流Iによる
漏れ磁束が大電流ブツシングポケツト3に流れ
る。この漏れ磁束により中継部9のフランジ11
a,11bには、矢示のように循環電流iが流れ
る。そしてフランジ11a,11bはその電流i
によつて過熱される。これはフランジ11a,1
1bがタンク内の冷却油の冷却効果を受けずに、
周囲の空気に触れているためで冷却が悪いからで
ある。そこで本考案においては、第3図に示すよ
うに中継部9の内部にブツシングポケツト下部3
aと上部3bとをボンド10で電気的に接続する
ことにより、循環電流iがフランジ11b,11
aを流れないようにし、フランジ11b,11a
の局部過熱を防止している。
このように構成した本考案の油入電気機器にお
いては、ブツシング変流器5の交換作業を実施す
る際、上部タンク2に取りつけている他の高圧ブ
ツシング7およびコンサベータ8などを取り外す
ことなく、中継部9で大電流ブツシングポケツト
上部3bを大電流ブツシング6およびブツシング
変流器5を取りつけたままで下部3aから切り離
すことができる。そして切り離したブツシングポ
ケツト上部3b対し、ブツシング変流器5を簡単
に短時間に交換作業を行なうことができる。また
電気機器中身4が大気に露出する時間が短くな
り、吸湿する量が少なくなるため、絶縁不良を招
くおそれもなくなる。
いては、ブツシング変流器5の交換作業を実施す
る際、上部タンク2に取りつけている他の高圧ブ
ツシング7およびコンサベータ8などを取り外す
ことなく、中継部9で大電流ブツシングポケツト
上部3bを大電流ブツシング6およびブツシング
変流器5を取りつけたままで下部3aから切り離
すことができる。そして切り離したブツシングポ
ケツト上部3b対し、ブツシング変流器5を簡単
に短時間に交換作業を行なうことができる。また
電気機器中身4が大気に露出する時間が短くな
り、吸湿する量が少なくなるため、絶縁不良を招
くおそれもなくなる。
なお、図面に示す実施例では、ブツシングポケ
ツトが三相一体構造の場合であるが、単相の場合
にも適用することができ、また油入変圧器以外の
例えば大容量のリアクトルなどにも使用すること
ができる。
ツトが三相一体構造の場合であるが、単相の場合
にも適用することができ、また油入変圧器以外の
例えば大容量のリアクトルなどにも使用すること
ができる。
以上のように本考案によれば、ブツシング変流
器を有する大電流ブツシングを取りつけるブツシ
ングポケツトをフランジ結合による中継部で上部
ポケツトと下部ポケツトとに分割し、かつその中
継部の内面で上部および下部ポケツトを電気的に
接続した構成により、大電流ブツシングおよびブ
ツシング変流器の交換作業は上部ポケツトを下部
ポケツトから切り離した状態で行なえばよく、そ
の交換が簡単で短時間で行なうことができ、これ
にともなつてタンク内の機器中身が空気中に曝ら
しておく時間も短縮され、併せて洩れ磁束による
循環電流が中継部のフランジを流れることなくそ
の部分の局部過熱を有効に防止することができ
る。
器を有する大電流ブツシングを取りつけるブツシ
ングポケツトをフランジ結合による中継部で上部
ポケツトと下部ポケツトとに分割し、かつその中
継部の内面で上部および下部ポケツトを電気的に
接続した構成により、大電流ブツシングおよびブ
ツシング変流器の交換作業は上部ポケツトを下部
ポケツトから切り離した状態で行なえばよく、そ
の交換が簡単で短時間で行なうことができ、これ
にともなつてタンク内の機器中身が空気中に曝ら
しておく時間も短縮され、併せて洩れ磁束による
循環電流が中継部のフランジを流れることなくそ
の部分の局部過熱を有効に防止することができ
る。
第1図は従来の油入電気機器を示す組立外形
図、第2図は本考案による油入電気機器の一実施
例を示す組立外形図、第3図は第2図のA部で示
すブツシングポケツトの中継部の一部を拡大して
示す断面図である。 1……下部タンク、2……上部タンク、3……
大電流ブツシングポケツト、4……機器中身、5
……ブツシング変流器、6……大電流ブツシン
グ、9……中継部、10……ボンド、11……フ
ランジ、3a……ブツシングポケツト下部、3b
……ブツシングポケツト上部。
図、第2図は本考案による油入電気機器の一実施
例を示す組立外形図、第3図は第2図のA部で示
すブツシングポケツトの中継部の一部を拡大して
示す断面図である。 1……下部タンク、2……上部タンク、3……
大電流ブツシングポケツト、4……機器中身、5
……ブツシング変流器、6……大電流ブツシン
グ、9……中継部、10……ボンド、11……フ
ランジ、3a……ブツシングポケツト下部、3b
……ブツシングポケツト上部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ブツシング変流器を備えた大電流ブツシング
を取りつけるブツシングポケツトをフランジ結
合による中継部で上部ポケツトと下部ポケツト
とに分割し、かつその中継部の内面で上部ポケ
ツトと下部ポケツトとを電気的に接続したこと
を特徴とする油入電気機器。 (2) ブツシングポケツトは上部タンクの頂部に三
相分のブツシングが取付可能に設けられたこと
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
載の油入電気機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2175584U JPS60136117U (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 油入電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2175584U JPS60136117U (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 油入電気機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60136117U JPS60136117U (ja) | 1985-09-10 |
JPH0222973Y2 true JPH0222973Y2 (ja) | 1990-06-21 |
Family
ID=30513438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2175584U Granted JPS60136117U (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 油入電気機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60136117U (ja) |
-
1984
- 1984-02-20 JP JP2175584U patent/JPS60136117U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60136117U (ja) | 1985-09-10 |
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