JPH06243Y2 - ハンド式除雪機 - Google Patents

ハンド式除雪機

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Publication number
JPH06243Y2
JPH06243Y2 JP1987199194U JP19919487U JPH06243Y2 JP H06243 Y2 JPH06243 Y2 JP H06243Y2 JP 1987199194 U JP1987199194 U JP 1987199194U JP 19919487 U JP19919487 U JP 19919487U JP H06243 Y2 JPH06243 Y2 JP H06243Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
tread
hand
block
equator
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987199194U
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English (en)
Other versions
JPH01103404U (ja
Inventor
栄治 中崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、積雪路面及び氷結路面の走行において優れた
トラクション性、制動性を有し、除雪作業能率を向上す
るとともにその操縦性能を高めるハンド式除雪機に関す
る。
〔背景技術〕
ハンド式除雪機においては、その機能上、積雪路面及び
氷結路面でのトラクション性、制動性が特に強く要求さ
れており、従来、陸海比を小さくすることにより接地圧
を高めたブロックパターンを有するいわゆるスノータイ
ヤにチェーンを取付けて使用されていた。しかしこのも
のは、チェーンの装着に手間を要するなど不便であり、
しかも振動、騒音の原因となる他、タイヤへの損傷を招
くなどの問題点もあった。
一方、このような問題を解決すべく、スパイクタイヤを
用いることも案出されうるが、しかしスパイクタイヤは
従来、スパイクによるカーカスへの損傷を防止するた
め、ショルダ部に埋着することが一般的であり、このこ
とはトレッドの曲率を大きくすることによるショルダー
部の接地圧力の増加を必要とする。しかしこのようにト
レッドの曲率の大きいタイヤの使用は、除雪機の旋回性
能の低下の原因となりしかも轍等路面の凹凸部からの脱
出を難しくするなど操縦性能にも劣るものであった。
〔考案の目的〕
本考案は、従来とは異なるスパイクタイヤの概念から生
まれたものであり、タイヤ赤道を中心としたトレッド巾
の50%の領域に設けたブロックのタイヤ赤道付近に、
スパイクを隔設することを基本とし、積雪路面及び氷結
路面のいずれの走行にも優れたトラクション性、制動性
を示ししかも旋回性能、操縦性能を向上したハンド式除
雪機の提供を目的としている。
〔技術手段〕
本考案は、タイヤを装着したハンド式除雪機であって、
前記タイヤは、タイヤ赤道からトレッド端までのタイヤ
軸方向の直線距離Lとトレッド端からトレッド中央接線
に下した垂直距離Hとの比(H/L)で定義されるキャ
ンバー量を0.40〜0.75としたトレッド部に、タ
イヤ赤道を中心としてトレッド面のタイヤ軸方向の周面
長さであるトレッド巾Wの50%の領域W1におけるク
ラウン部にブロックが形成されるとともに、タイヤ赤道
の付近のブロックに限りスパイクを隔設したことを特徴
とするハンド式除雪機である。
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
図において、ハンド式除雪機1は、本例では定格出力が
例えば5〜8PSのガソリンエンジン、ディーゼルエン
ジン等の原動機3を搭載した小型軽量な車体5の前部に
除雪用のショベル6を具えるとともに、車体5後部には
ブレーキレバー7、クラッチレバー9等の操作部10が
付設された操縦ハンドル11が設けられる。又車体5下
方の車軸12にはタイヤ13,13が装着される。
タイヤ13は、第3〜4図に示すように、トレッド部1
5とその両端から半径方向内方に向けて延びるサイドウ
ォール部16と該サイドウォール部16の半径方向内端
に位置するビード部17とを有するとともに、タイヤ1
3には、該ビード部17に設ける一対のビードコア19
のまわりを内側から外側にかけて折り返したトロイダル
状カーカス20が配される。なおカーカス20は、その
コード角度をタイヤ周方向に対して浅い角度、例えば3
0〜45°に傾けた例えば2枚のカーカスプライを互い
に交差させたいわゆるクロスプライ構造をなす。
又前記トレッド部15は、本例では、カーカス部をスパ
イクから保護する目的でJIS硬度が50〜70の硬質
ゴムからなりかつ前記カーカス20外側に配されるサブ
トレッド部15Aと、低温領域で柔軟な軟質ゴムからな
りかつ前記サブトレッド部15A外側に配され本例では
後述するブロック25,26及びラグリブ30を形成す
るキャプトレッド部15Bとを具え、又該トレッド部1
5はその曲率半径が小さい、すなわちタイヤ赤道lから
トレッド端までの直線距離Lとトレッド端からトレッド
中央接線に下した垂直距離Hの比(H/L)で定義され
るキャンバー量が0.40〜0.75に設定される。
又前記トレッドのクラウン部21には、タイヤ赤道lを
中心としてタイヤ軸方向の周面長さであるタイヤトレッ
ド巾Wの50%の領域W1内に、ブロックパターン22
が形成される。なお本例でいうタイヤトレッド巾W、領
域W1とは、クラウン状に湾曲するトレッド表面に沿っ
た長さで示される。ブロックパターン22は、本例では
タイヤ赤道l上に配置する中心ブロック列22Aとその
両側の側ブロック列22B,22Bとを具え、ブロック
列22A,22Bは夫々同ピッチでく字状に屈曲するジ
グザク状に形成される。又ブロック列22A,22Bの
各単位ブロック25,26は、夫々前記ジグザクに沿っ
てく字状に向い合う一対のブロック片25A,25A及
び26A,26Aを有しかつ各ブロック片25A間及び
26A間は、前記ブロック片25A,26Aの高さの約
70%高さを有する補強リブ25B,26Bで連結され
る。なお本例ではトレッド部15の前記ブロック列22
B外側には、タイヤの回転軸方向に沿うラグリブ30…
…が配置される。又中心ブロック列22Aの前記補強リ
ブ25Bに設けるスパイクホール31には、スパイク3
2が嵌装される。則ちスパイク32はタイヤ赤道l付近
のブロックに限り隔設されるのである。
スパイク32は、第5図に示すように、路面とその頭部
で接触するチップ部32Aとチップ部32Aを埋設固定
するシャンク部32Bとシャンク部32B下端に膨出す
るフランジ部32Cとからなり、該スパイク32は、本
例ではフランジ32C下面位置をサブトレッド部15A
上面の半径方向外側に位置させて取付けることにより、
路面からのスパイク32の突上げによるカーカス20へ
の集中剪断応力をサブトレッドゴムの剛性により担持で
き、カーカス20への損傷防止を行う。
このようにハンド式除雪機1のタイヤ13は、小径なト
レッド曲率半径を有することによりその中央即ち赤道l
で接地圧が最大となるクラウン部21の前記赤道l近傍
にスパイク32……を隔設しているため、従来の雪積路
面でのトラクション性、制動性を維持しつつ氷結路面で
のトラクション性、制動性を大巾に向上できる。しかも
クラウン部21が小径なトレツド曲率半径を有するた
め、轍、凹凸路面からの進路変更、脱出等を容易とし、
ハンド式除雪機1の操縦性能及び旋回性能をも改善しう
る。
なおハンド式除雪機1は、その車体5を軽量とするた
め、硬質ゴムによるサブトレッド部15Aの形成と、ス
パイク32に設けるフランジ32Cの埋設高さをサブト
レッド部分15Aより外方に位置させることとにより、
スパイク32によるカーカス20への損傷を確実に防止
できる。
さらにハンド式除雪機1は、その使用が雪上、氷上のみ
に限定されるため、近年社会問題化しているスパイク使
用による路面への損傷及び路面への引っかきにより生ず
る粉塵公害等の問題も発生しない。
〔考案の効果〕
叙上のごとく本考案のハンド式除雪機は、キャンバー量
を0.40〜0.75としたトリッド面にタイヤ赤道を
中心としてタイヤトレッド巾の50%の領域におけるク
ラウン部にブロックが形成されかつタイヤ赤道の付近の
ブロックにスパイクを隔設したタイヤを装着しているた
め、雪積路面及び氷結路面での走行において優れたトラ
クション性、制動性を有し除雪作業の作業能率を大巾に
向上するとともに、旋回性能、操縦性能を高め、その使
い勝手を便宜とするなど多くの効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本考案のハンド式除雪機の側面図及び正面
図、第3〜4図はタイヤの断面図及び平面図、第5図は
スパイクを示す断面図である。 13……タイヤ、 15……トレッド部、 21……クラウン部、 25,26……ブロック、 32……スパイク、 l……タイヤ赤道。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤを装着したハンド式除雪機であっ
    て、前記タイヤは、タイヤ赤道からトレッド端までのタ
    イヤ軸方向の直線距離Lとトレッド端からトレッド中央
    接線に下した垂直距離Hとの比(H/L)で定義される
    キャンバー量を0.40〜0.75としたトレッド部
    に、タイヤ赤道を中心としてトレッド面のタイヤ軸方向
    の周面長さであるトレッド巾Wの50%の領域W1にお
    けるクラウン部にブロックが形成されるとともに、タイ
    ヤ赤道の付近のブロックに限りスパイクを隔設したこと
    を特徴とするハンド式除雪機。
JP1987199194U 1987-12-29 1987-12-29 ハンド式除雪機 Expired - Lifetime JPH06243Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987199194U JPH06243Y2 (ja) 1987-12-29 1987-12-29 ハンド式除雪機

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JP1987199194U JPH06243Y2 (ja) 1987-12-29 1987-12-29 ハンド式除雪機

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JPH01103404U JPH01103404U (ja) 1989-07-12
JPH06243Y2 true JPH06243Y2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=31489660

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JPS60259504A (ja) * 1984-06-05 1985-12-21 Bridgestone Corp スパイク付きタイヤ

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