JPH062431B2 - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH062431B2
JPH062431B2 JP62044756A JP4475687A JPH062431B2 JP H062431 B2 JPH062431 B2 JP H062431B2 JP 62044756 A JP62044756 A JP 62044756A JP 4475687 A JP4475687 A JP 4475687A JP H062431 B2 JPH062431 B2 JP H062431B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、通常無色またはやゝ淡色の発色性染料と、該
発色性染料を加熱により発色せしめる有機酸またはフエ
ノール性物質から成る顕色剤と、結着剤を含む感熱発色
層を有する感熱記録材料に関する。
さらに詳しくは、この感熱記録材料が保存性、特に塗膜
の耐水性、発色部分の耐水性、可塑剤を多く含んだプラ
スチックフィルムと密着時に発生する退色性(以下耐可
塑剤性という)および肉類や食用油などの油の付着時に
発生する退色性(以下耐油性という)を改良した感熱記
録材料に関する。
(従来の技術) 従来、ラクトン化合物例えばクリスタルバイオレットラ
クトンとフエノール化合物例えばビスフエノールAを結
合剤例えばポリビニルアルコール溶液中に分散させて得
た塗料を支持体上に塗布した感熱記録シートは各種公知
である(例えば特公昭45−14039号公報参照)。
この種の感熱記録用シートは熱を受けると、発色性ラク
トン化合物と有機酸またはフエノール化合物とが化学的
に反応して発色する。この場合感熱記録シートに要求さ
れる基本的性質としてはその発色が良好であると共に外
観ができるだけ白くて自然紙観があり、しかも長期保存
性であること、のほか、特に重要不可欠の特性として、
(イ)感度の高いこと、(ロ)スティッキング(貼付き)がな
いこと、(ハ)サーマルヘッドに粕付着がないことなどを
併有してサーマルヘッドとの適合性のよいことが要請さ
れている。
このように感熱記録材料は、その用途に応じて上記性質
を有することが望まれるが、この種の染料タイプの発色
系のものは光、水、温度、可塑剤および油等に対して不
安定であるために、保存時の経時変化が常に問題とな
る。従ってこのような記録シートを用いてこれに所望の
印字を施す時は、その記録発色は極めて鮮明に発現する
が、該発色部に可塑剤を多く含んだプラスチックフィル
ム(例えば塩化ビニルの軟質フィルム)を密着させた
り、油や脂肪類の付着したまま保存したりすると、その
接着部分が退色してしまうという欠点があった。また発
色部が長時間水に接触した場合にも著しい退色の生じる
ことが常である。
これらの退色は通常無色ないし淡色のラクトン化合物を
主とする染料を使用する発色系すなわち染料発色型の感
熱記録材料において、特に顕著に現われ、前記感熱記録
材料が油や可塑剤と接触時に発生する共通の問題として
従来からその解消が強く要請されてきた。
従来の感熱記録材料におけるこのような保存性を改良し
たものとして、感熱発色層上に水溶性高分子化合物オー
バーコート層を設けることが提案されているが、このも
のはオーバーコート層が熱伝導を妨げるため、熱感度が
悪くなり、しかも、オーバーコート層の塗工工程が必要
なため、コスト高になるという欠点があった。更に、こ
のようなオーバーコート層を塗工した感熱記録材料を切
断加工、粘着加工等を施して製造した感熱ラベルや感熱
乗車券では、油などが切断面より浸透して印字部の消色
を引き起こすため、この様なオーバーコート層の塗工は
本質的な解決策とはならない。
(発明の解決しようとする問題点) 本発明はこれらの問題点を解消し耐水性、耐可塑剤性お
よび耐油性の向上した長期保存性を有する感熱記録材料
を提供しようとするものであり、例えば自動券売機用感
熱記録型の乗車券として使用する場合は勿論、保存性を
必要とする回数券や定期券などへの使用、POS用バー
コード値付けシステムによる生鮮食料品および油類の多
い肉などのポリ塩化ビニルフィルムで包装した場合の包
装面に貼着するラベル用紙などとしての用途に適するば
かりでなく、長期保存用のファクシミリ用紙やプリンタ
ー用紙としても利用できる感熱記録材料を提供するので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、通常無色ないし淡色の発色性染料と、こ
の発色剤と接触して呈色する顕色剤とを含有する感熱発
色層を有する感熱記録材料において、通常使用されるフ
ルオラン系ラクトン化合物と異なる。式 で表わされる2,2−ビス{4−[6′−(N−シクロ
ヘキシル−N−メチルアミノ)−3′−メチルスピロ
[フタリド−3,9′−キサンテン]−2′−イルアミ
ノ]フエニル}プロパンを発色性染料として使用すると
ともに、前記顕色剤として、式 (式中、R,Rは任意の置換基であって、m及びn
は0〜4の整数である。) 又は (式中、R及びRは水素原子または水酸基を示す。
但し、R,Rが同時に、水素原子を示すことはな
い。又、Rは水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、アルコキシル基、アリールオキシル基またはベンジ
ルオキシ基を示す。) で表わされるスルホニルジフエノール化合物から選ばれ
る少くとも1種の化合物と、没食子酸ステアリルとの組
合せを使用してなる感熱記録材料は、前記の如き、感熱
記録シートに要求される基本的性質を満たすと共に耐水
性、耐可塑剤性、耐油性、耐光性等の保存性が著しく向
上した感熱記録材料が得られることを見出した。
発色性染料及び顕色剤として前記の如き特殊な化合物の
組み合わせを採用することにより、感熱発色層上に水溶
性高分子化合物を主成分とするオーバーコート層を設け
る必要がなく、ポリ塩化ビニルの軟質フィルムと密着し
たときとか油や脂肪類が付着したときの退色についても
その適切な防止が可能となり、安定性、保存性にすぐれ
た効果を示す。
以下本発明の感熱記録材料に使用する材料について詳細
に説明する。
発色性染料としては、前記式(I)を有する2,2−ビス
{4−[6′−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミ
ノ)−3′−メチルスピロ[フタリド−3,9′−キサ
ンテン]−2′−イルアミノ]フエニル}プロパンを単
独又は2種以上混合して使用する。このような混合ロイ
コ染料としては、この種の感熱材料に使用されているも
のが任意に使用され、3−ジエチルアミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ピロジリノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N
−シクロヘキシルアミノ)−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロアニリノ
フルオラン、3−〔N−エチル−N−(p−メチルフエ
ニル)アミノ〕−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−(メタトリフルオロメチ
ル)アニリノフルオランなどのフルオラン系、3,3−
ビス−(p−ジメチルアミノフエニル)−6−ジメチル
アミノフタリド(クリスタルバイオレットラクトン)、
3,3−ビス−(p−ジブチルアミノフエニル)フタリ
ド、3,3−ビス−(p−ジメチルアミノフエニル)フ
タリド、4−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノトリフ
エニルメタンラクトンなどのトリフエニルメタン系、3
−メチル−ジ−β−ナフトスピロラン、1,3,3−ト
リメチル−6′−クロロ−8′−メトキシインドリノベ
ンゾスピロランなどのスピロラン系、さらにはオーラミ
ン系、ローダミンラクタム系、フエノチアジン系などの
ロイコ染料も使用される。たゞしこれら代表例に限定さ
れるものではない。
本発明に於て、顕色剤の一方として使用する、一般式(I
I)又は(III)で表わされるスルホニルジフエノール化合
物としては、例えば、4,4′−ジヒドロキシジフエニ
ルスルホン、2,4′−ジヒドロキシジフエニルスルホ
ン、3,3′−ジヒドロキシジフエニルスルホン、3,
3′−ジアミノ−4,4′−ジヒドロキシ−ジフエニル
スルホン、3,3′−ジアミノ−4,4′−ジヒドロキ
シジフエニルスルホン、3,3′−ジアリル−4,4′
−ジヒドロキシジフエニルスルホン、3,3′−ジクロ
ロ−4,4′−ジヒドロキシジフエニルスルホン、4−
ヒドロキシ−ジフエニルスルホン4−ヒドロキシ−4′
−イソプロピルジフエニルスルホン、4−ヒドロキシ−
4′−イソプロピルオキシジフエニルスルホン、4−ヒ
ドロキシ−4′−ベンジルオキシジフエニルスルホン、
2,4−ジヒドロキシ−ジフエニルスルホン、2,4−
ジヒドロキシ−4′−メチルジフエニルスルホン、3,
4−ジヒドロキシフエニル−p−トリスルホン等が挙げ
られるが、これに限定されるものではない。この顕色剤
はロイコ染料1重量部に対し1〜5重量部、好ましくは
1.5〜3重量部が用いられる。
本発明では、顕色剤として前記スルホニルジフエノール
化合物と組み合わせて、没食子酸ステアリルを使用す
る。没食子酸ステアリルは、ロイコ染料に対して0.1
〜2重量部、好ましくは0.2〜1.5重量部の割合で
使用する。
スルホニルジフエノール化合物は比較的保存性が高く、
式(I)の発色性染料と共に使用する場合、耐油性、耐可
塑剤性に優れた効果を示す。しかしながら、これらは高
融点であるために発色性およびサーマルヘッドとの適合
性に難点がある。本発明者らはこのスルホニルジフエノ
ール化合物の優れた高保存性を利用しつつ、高感度感熱
記録材料への適用を可能ならしめるべく鋭意研究を重ね
た結果、没食子酸ステアリルと組合せて使用することに
より発色濃度を増大することができることを見出し、本
発明を完成するに到った。本発明の感熱記録材料は、ス
ルホニルジフエノール化合物を単独使用する場合と比較
して地肌カブリが少く、優れており、しかも保存性が高
く、且つ記録適性が良好で、高感度である。
感熱発色層の結着剤としては公知のものは全て使用可能
である。ただ、前記発色性染料および前記顕色性物質の
各分散液と混合した時に、液が発色したり凝集したりあ
るいは高粘度となったりするようなものでないことが好
ましく、また感熱記録用シートの形成皮膜が強いこと、
感熱作用のないこと、さらには上記スティッキングに関
して適性のあることなどが要求される。
通常の水系結合剤としてはポリビニルアルコール、変性
澱粉、アラビヤゴム、ゼラチン、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸塩、ポリア
クリルアマイド、スチレン−無水マレイン酸共重合体、
スチレン−ブタジエンラテックス、アクリル酸エステル
共重合体の乳化物などが使用できる。
塗膜に耐水性を付与するためには、反応基、例えばアセ
トアセチル基、カルボキシル基、アミド基等、を含有す
る水溶性高分子物質と硬化剤の組合せが望ましい。硬化
剤としては、グリオキザール、ポリアルデヒドなどのジ
アルデヒド系、ポリエチレンイミンなどのポリアミン
系、エポキシ系ポリアミド樹脂、グリセリンジグリシジ
ルエーテルなどのジグリシジル系、ジメチロールウレア
などの他、過硫酸アンモニウムや塩化第二鉄、塩化マグ
ネシウムなどの金属塩、塩化アンモニウムなどの公知の
化合物を用いる。
この外、感熱発色層には、必要に応じ、更に、この種の
感熱記録材料に慣用される補助添加成分、例えば、填
料、界面活性剤、熱可融性物質(又は滑剤)等を併用す
ることは差支えない。この場合、填料としては、例え
ば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、ク
レー、タルク、焼成クレー、シリカ、ケイソウ土、合成
ケイ酸アルミニウム、合成ケイ酸マグネシウム、酸化亜
鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、
表面処理された炭酸カルシウムやシリカ等の無機系微粉
末の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル
酸共重合体、ポリスチレン樹脂等の有機系の微粉末を挙
げることができ、熱可融性物質としては、例えば、ステ
アリン酸アミド、ステアリン酸エチレンビスアミド、オ
レイン酸アミド、パルミチル酸アミド、ヤシ脂肪酸アミ
ド、ベヘニン酸アミド等の脂肪酸アミド類、ステアリン
酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ポリエチレンワック
ス、カルナバロウ、パラフィンワックス、エステルワッ
クスなどのワックス類、テレフタル酸ジメチルエステ
ル、テレフタル酸ジブチルエステル、テレフタル酸ジベ
ンジルエステル、イソフタル酸ジブチルエステル、1−
ヒドロキシナフトエ酸フエニルエステル、1,2−ジ
(3−メチルフエノキシ)エタン、1,2−ジフエノキ
シエタン、1−フエノキシ−2−(4−メチルフエノキ
シ)エタン、炭酸ジフエニル、p−ベンジルビフエニ
ル、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフエノール)、4,4′−ブチリデンビス(6−t
−ブチル−3−メチルフエノール)、1,1,3−トリ
ス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフエ
ニル)ブタン、2,2′−メチレンビス(4−エチル−
6−t−ブチルフエノール)、2,4−ジ−t−ブチル
−3−メチルフエノール、4,4′−チオビス(3−メ
チル−6−t−ブチルフエノール)等のヒンダードフエ
ノール類、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−4−ベン
ジルオキシベンゾフエノン等の増感剤、滑剤、酸化防止
剤、紫外線防止剤などの各種熱可融性物質などが挙げら
れる。増熱可融性物質の添加量については特に限定する
ものでなく、一般に顕色剤1重量部に対して4重量部以
下程度の範囲が好ましい。
本発明の感熱記録材料に用いる支持体としては、上質
紙、中質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、
板紙、薄葉紙などの紙類が一般に使用されるが、プラス
チックフィルム、合成紙、ラミネート紙、アルミ箔など
も用いることができる。
(実施例) 以下に本発明の実施例によってさらに具体的に説明する
が、勿論これらに限定されるものではない。各実施例中
の部は重量部を示している。
実施例1 (1)A液調製 2,2−ビス{4−〔6′−(N−シクロへ キシル−N−メチルアミノ)−3′−メチ ルスピロ〔フタリド−3,9′−キサンテン〕 −2′−イルアミノ〕フエニル}プロパン 6部 10%ポリビニルアルコール水溶液 6部 水 10部 (2)B液調製 4,4′−ジヒドロキシジフエニルスルホン25部 没食子酸ステアリル 7部 10%ポリビニルアルコール水溶液 32部 水 36部 上記A液およびB液を夫々別々にサンドミルで平均粒径
3μ以下に粉砕、分散する。
(3)感熱発色層の形成 炭酸カルシウム60%水分散液50部、A液25部、結
着剤として、10%(アセト酢酸アリル−アクリルアミ
ド−PVA共重合体、組成比:2/3/5)200部、
B液75部、30%ステアリン酸亜鉛分散液17部、3
0%パラフィンワックス10部、30%1,1,3−ト
リス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチル
フエニル)ブタン分散液10部、30%炭酸ジフエニル
分散液75部、および30%ポリアルデヒド溶液3部を
混合し、塗液とする。この塗液を50g/m2の基紙上に
乾燥重量が6g/m2になるように塗工した後、スーパー
カレンダー処理を行いベック平滑度300〜350秒の
感熱発色層を設けた。
実施例2 実施例1において、B液に代え下記のC液を使用した外
は、実施例1と同じ条件で操作を行い感熱記録材料を得
た。
(1)C液調製 2,4′−ジヒドロキシジフエニルスルホン25部 没食子酸ステアリル 7部 10%ポリビニルアルコール水溶液 32部 水 36部 実施例3 実施例1において、B液に代え下記のD液を使用した外
は、実施例1と同じ条件で操作を行い感熱記録材料を得
た。
(1)D液調製 3,4−ジヒドロキシジフエニル−p−トリ スルホン 25部 没食子酸ステアリル 7部 10%ポリビニルアルコール水溶液 32部 水 36部 実施例4 実施例1において、B液に代え下記のE液を使用した外
は、実施例1と同じ条件で操作を行い感熱記録材料を得
た。
(1)E液調製 4−ヒドロキシ−4′−メチルジフエニル スルホン 25部 没食子酸ステアリル 7部 10%ポリビニルアルコール水溶液 32部 水 36部 比較例1 実施例1において、B液に代え下記のF液を使用した外
は、実施例1と同じ条件で操作を行い感熱記録材料を得
た。
(1)F液調製 4,4′−ジヒドロキシジフエニルスルホン32部 10%ポリビニルアルコール水溶液 32部 水 36部 比較例2 実施例1のB液に代え下記のG液を使用した外は、実施
例1と同じ条件で操作を行い感熱記録材料を得た。
(1)G液調製 ビスフエノールA 32部 10%ポリビニルアルコール水溶液 32部 水 36部 比較例3 実施例1のB液に代え下記のH液を使用した外は、実施
例1と同じ条件で操作を行い感熱記録材料を得た。
(1)H液調製 p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル 32部 10%ポリビニルアルコール水溶液 32部 水 36部 比較例4 実施例1のB液の代わりにI液を使用した以外はすべて
実施例1と同じ条件で操作を行い感熱記録材料を得た。
(1)I液調製 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7− アニリノフルオラン 6部 10%ポリビニルアルコール水溶液 6部 水 10部 比較例5 実施例3のA液の代りにI液を使用した以外は実施例3
と同じ条件で操作を行い感熱記録材料を得た。
上記の実施例および比較例の各感熱記録材料を室温で3
日間放置後、それぞれを薄膜ラインヘッド塔載のプリン
ターでヘッド電力0.7Wにて、ベタ印字を行ない、そ
の時の記録適性評価および発色濃度を測定した。尚、発
色濃度はマクベス反射濃度計(RD−514)により測
定し、記録適性はスティッキング(ヘッドへの貼付き)
により評価した。次いでこのものから常法により所定の
供試片を作成し、発色部の耐水性、耐塩ビフィルム性お
よび耐油性を次の試験により測定した。その結果を表に
示す。この表から明らかなように各実施例においては、
それぞれ満足すべき結果を得たが、各比較例では何らか
の性質において適切な結果が得られていない。
(1)耐水性試験:供試片を水中に24時間(常温 下)浸漬後取出し、保護層の溶 出状態、および乾燥後の残存濃 度より評価する。
(2)耐塩ビフィルム性試験:供試片に軟質ポリ塩 化ビニルフィルムを重ね合わ
せ、 20℃において300g/cm2
の 荷重下で24時間両者を接触さ せた場合の各残存濃度より評価 する。
(3)耐油性試験:供試片に綿実油を常法により塗 布し、20℃において、24時 間放置後の各残存濃度より評価 する。
表から明らかなように、実施例1〜4においては比較例
1〜5の場合に比較して耐水性、耐塩ビフィルム性、耐
油性ともすぐれた結果を得ることができた。
(発明の効果) 本発明の感熱記録材料は、水溶性高分子化合物などによ
るオーバーコート層を何等設けることなく、すぐれた耐
水性、耐可塑剤性、耐油性を示すことを可能としたもの
であって、感熱記録材料における保存性が格段に高めた
ものである。その結果、とりわけ本質的な長期保存性が
要求される定期券、回数券、ラベル用紙又はプリンター
用紙などの、より広範な用途における使用可能性を拡大
するという効果を奏するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発色性染料と顕色剤とを含有する感熱発色
    層を有する感熱記録材料において、発色性染料として、
    で表わされる2,2−ビス{4−[6′−(N−シクロ
    ヘキシル−N−メチルアミノ)−3′−メチルスピロ
    [フタリド−3,9′−キサンテン]−2′−イルアミ
    ノ]フエニル}プロパンを使用し、かつ顕色剤として、
    (式中、R,Rは任意の置換基であって、m及びn
    は0〜4の整数である。)及び式 (式中、R及びRは水素原子または水酸基を示す
    が、R及びRが同時に、水素原子を示すことはな
    く、又、Rは水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
    基、アルコキシル基、アリールオキシル基及びベンジル
    オキシ基から成る群から選ばれた基を示す。)で表わさ
    れるスルホニルジフエノール化合物の群から選択された
    少くとも1種の化合物と没食子酸ステアリルとを組み合
    わせて使用したことを特徴とする感熱記録材料。
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