JPH0624250Y2 - 自動車用コンデンサ防振構造 - Google Patents

自動車用コンデンサ防振構造

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JPH0624250Y2
JPH0624250Y2 JP1728987U JP1728987U JPH0624250Y2 JP H0624250 Y2 JPH0624250 Y2 JP H0624250Y2 JP 1728987 U JP1728987 U JP 1728987U JP 1728987 U JP1728987 U JP 1728987U JP H0624250 Y2 JPH0624250 Y2 JP H0624250Y2
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JP
Japan
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vibration
bracket
capacitor
rubber block
engine
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JP1728987U
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JPS63124509U (ja
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祝彦 水島
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用コンデンサの車体への取付手段に関
し、特にエンジンの振動がコンデンサを介して車体へ伝
達されるのを軽減できるようにした、自動車用コンデン
サ防振構造に関する。
〔従来の技術〕
自動車において空調装置をそなえる場合、エンジンの近
傍に支持された空調用コンプレッサが、同エンジンによ
り駆動されるようになっており、このコンプレッサに、
第5図に示すごとく、耐圧ホースのごとき連絡管1を介
して接続されたコンデンサ2は、エンジンの上下方向の
振動の入力Aを受けるようになる。
そこで従来から、第5図に示すように、コンデンサ2の
下端部に固着されたブラケット3と車体4との間に、防
振用のゴムブロック5が竪方向に介装されて、これによ
り車内騒音の低減がはかられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述のような従来の自動車用コンデンサ
防振構造では、コンデンサ2からブラケット3を介して
車体4へ伝達される振動の入力Bが、斜め方向になって
いるので、十分な防振効果が得られず、したがって車内
騒音の低減効果も十分には得られないという問題点があ
る。
本考案は、このような問題点の解決をはかろうとするも
ので、コンデンサ下端部のブラケットと車体との間へ竪
方向に介装された防振用ゴムブロックを、コンデンサか
ら車体への斜め方向の振動入力に対処しうる形状とする
ことにより、十分な防振効果が得られるようにして、車
内騒音の改善をはかった、自動車用コンデンサ防振構造
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案の自動車用コンデンサ防振構造は、自
動車のエンジンの近傍において同エンジンの振動の入力
を受ける空調用コンデンサの下端部に、同コンデンサへ
装着されたブラケットと、同ブラケットと車体との間へ
介装された防振用竪型円柱状ゴムブロックとをそなえ、
同ゴムブロックが、上記ブラケットに形成された係合穴
の内周縁を嵌入される円周溝と、同円周溝に嵌入された
上記ブラケットの係合穴円周縁と直交する複数の竪穴と
をそなえて成形されたことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の自動車用コンデンサ防振構造では、コン
デンサ下端部のブラケットと車体との間へ竪方向に介装
されたゴムブロックが、その円周溝に嵌合された上記ブ
ラケットの係合穴内周縁部と直交する複数の竪穴を有し
ているので、コンデンサから車体へ斜め方向に入力され
る振動に対して、十分な防振作用を行なうようになる。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての自動車用コ
ンデンサ防振構造について説明すると、第1図はその要
部を示す縦断面図、第2図は第1図のII部の拡大縦断面
図、第3図はゴムブロックの平面図、第4図は車内騒音
に関する性能曲線を示すグラフである。
第1図に示すように、自動車のエンジンの近傍において
同エンジンの振動の入力(第5図の符号A参照)を受け
るコンデンサ10の下端部に、同コンデンサ10へ装着
されたブラケット11が設けられるとともに、同ブラケ
ット11と車体12との間には、竪方向に防振用ゴムブ
ロック13が介装されている。
すなわち、第2図に示すように、円柱状のゴムブロック
13の外周に形成された円周溝13aに、ブラケット1
1に形成された円形の係合穴の内周縁11aが嵌入する
ようにして、ゴムブロック13とブラケット11との係
合が行なわれている。
そして、ゴムブロック13の下部に形成された倒立円錐
台形の突起13bが、車体12に形成された受穴12a
の内部に上方から嵌入されている。
さらにゴムブロック13には、第3図に示すように、ブ
ラケット11の係合穴内周縁11aと直交する複数の竪
穴(すぐり)13cが成形されていて、これによりゴム
ブロック13はコンデンサ10から車体12へ斜め方向
に入力される振動を十分に減衰しうるようになってい
る。
なお、ゴムブロック13の上面を覆う座金14が、ゴム
ブロック13の内部に埋設されたナット15と螺合する
ボルト16で締め付け固定されている。
上述のごとく本考案の自動車用コンデンサ防振構造で
は、前述の第5図における斜め方向の振動の入力Bが生
じても、第1〜3図に示す竪方向のゴムブロック13
が、その円周溝13aに嵌合されたブラケット11の係
合穴内周縁11aと直交する複数の竪穴13cを成形さ
れていることにより、振動入力を効率よく減衰させるこ
とができる。
すなわち、従来の単なるソリッドゴムでは、斜め方向の
振動入力に対処するためにはゴム硬度を下げるしか手段
がなく、耐久性の低下を招くことになるが、上述の本考
案の防振構造によれば、ゴム硬度を下げることなく十分
な耐久性を確保しながら、コンデンサ10から車体12
への振動の伝達を大幅に抑制しうるのである。
したがって車内騒音の低減効果が得られるようになり、
実験の結果によれば、エンジン回転数と車内騒音との関
係を示す第4図のグラフから明らかなように、従来の場
合(第5図の防振構造)における性能曲線Mに比べて、
本考案の場合の性能曲線Nは、全体的に2〜3dBの降音
効果をもたらしている。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の自動車用コンデンサ防振
構造によれば、自動車のエンジンの近傍において同エン
ジンの振動の入力を受ける空調用コンデンサの下端部
に、同コンデンサへ装着されたブラケットと、同ブラケ
ットと車体との間へ介装された防振用竪型円柱状ゴムブ
ロックとをそなえ、同ゴムブロックが、上記ブラケット
に形成された係合穴の内周縁を嵌入される円周溝と、同
円周溝に嵌入された上記ブラケットの係合穴内周縁と直
交する複数の竪穴とをそなえて成形されるという簡素な
構成で、エンジンの振動に起因して空調用コンデンサか
ら車体へ伝達される振動の入力が大幅に低減されるよう
になって、車内騒音の改善に寄与しうるのである。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の一実施例としての自動車用コンデ
ンサ防振構造を示すもので、第1図はその要部を示す縦
断面図、第2図は第1図のII部の拡大縦断面図、第3図
はゴムブロックの平面図、第4図は車内騒音に関する性
能曲線を示すグラフであり、第5図は従来の自動車用コ
ンデンサ防振構造を示す縦断面図である。 10……空調用コンデンサ、11……ブラケット、11
a……係合穴の内周縁、12……車体、12a……受
穴、13……防振用ゴムブロック、13a……円周溝、
13b……突起、13c……竪穴、14……座金、15
……ナット、16……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のエンジンの近傍において同エンジ
    ンの振動の入力を受ける空調用コンデンサの下端部に、
    同コンデンサへ装着されたブラケットと、同ブラケット
    と車体との間へ介装された防振用竪型円柱状ゴムブロッ
    クとをそなえ、同ゴムブロックが、上記ブラケットに形
    成された係合穴の内周縁を嵌入される円周溝と、同円周
    溝に嵌入された上記ブラケットの係合穴内周縁と直交す
    る複数の竪穴とをそなえて成形されたことを特徴とす
    る、自動車用コンデンサ防振構造。
JP1728987U 1987-02-09 1987-02-09 自動車用コンデンサ防振構造 Expired - Lifetime JPH0624250Y2 (ja)

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JPS63124509U JPS63124509U (ja) 1988-08-15
JPH0624250Y2 true JPH0624250Y2 (ja) 1994-06-29

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