JP2000264087A - 防振型シフトレバー - Google Patents

防振型シフトレバー

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JP2000264087A
JP2000264087A JP11066364A JP6636499A JP2000264087A JP 2000264087 A JP2000264087 A JP 2000264087A JP 11066364 A JP11066364 A JP 11066364A JP 6636499 A JP6636499 A JP 6636499A JP 2000264087 A JP2000264087 A JP 2000264087A
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JP
Japan
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vibration
rubber
insert
shift lever
shaft
Prior art date
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JP11066364A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kito
康夫 紀藤
Hiroaki Nojima
浩明 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mannoh Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mannoh Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下方向の防振性に優れ、幅広いエンジン回
転領域において従来よりも優れた防振特性を得ることが
できる防振型シフトレバーを提供する。 【解決手段】 シャフト10の上端に上下2ヵ所のゴム
インサート部12、13を介して把手の筒状取付部11
を取り付ける。下部のゴムインサート部13は従来と同
様、インナスリーブ14とアウタースリーブ15との間
を円板状のインサートゴム16で連結した構造とする。
上部のゴムインサート部12は筒状のストッパ部18の
下方にこれより大径の振動保持部20を形成したインサ
ートゴム17と、その内側に密着するブッシュ21とか
らなる。振動保持部20を独立させたため、こじり方向
の剛性を低下させずに上下方向の防振性を向上させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のシフトレ
バーに関するものであり、特にフロアシフト式の防振型
シフトレバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のシフトレバーは、シャフトの上
端に把手を取り付けたものであるが、エンジン等からの
振動が運転者の手に伝わることを防止するために把手の
基部を筒状とし、この筒状取付部をゴムインサート部を
介してシャフトの上端に取り付けた構造が採用されてい
る。しかし古くはこのゴムインサート部のバネ特性が高
く振動の減衰が十分ではないため、エアコンが起動して
エンジンの振動数が上がったような場合に共振により把
手が激しく振動することがあった。
【0003】そこで最近では、図4に示すようにゴムイ
ンサート部を上下に分割し、上部のゴムインサート部1
は環状のインサートゴム2の内側にフランジ状のインナ
ースリーブ3を備えた構造とし、このインナースリーブ
3をシャフト4の上端5に接着した防振型シフトレバー
が実用化されている。
【0004】ところがこの図4の構造の防振型シフトレ
バーは、こじり方向の剛性を確保するためのストッパ部
6と振動保持部7とが密着しており、ストッパ部6の硬
さが振動保持部7に影響を与えている。その結果、上下
方向(軸方向)のばね特性も高くなるために上下方向の
防振性が低下し、特にエンジン回転数が2500〜3000rpm
の領域で振動レベルが大きくなり、シフトフィーリング
が悪いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、上下方向の防振性に優れ、幅広いエ
ンジン回転領域において図4の従来構造の防振型シフト
レバーよりも優れた防振特性を得ることができる防振型
シフトレバーを提供するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、シャフトの上端に上下2ヵ所の
ゴムインサート部を介して把手の筒状取付部を取り付け
たシフトレバーであって、下部のゴムインサート部はイ
ンナスリーブとアウタースリーブとの間を円板状のイン
サートゴムで連結した構造とし、上部のゴムインサート
部は筒状のストッパ部の下方にこれより大径の振動保持
部を形成したインサートゴムの内側にこれと密着するブ
ッシュを設け、このブッシュをシャフトの上端に接着し
た構造としたことを特徴とするものである。
【0007】本発明の防振型シフトレバーは、上部のゴ
ムインサート部を筒状のストッパ部と円板状でこれより
大径の振動保持部とに分離し、把手の操作力を受けるス
トッパ部を硬くしてもその影響が振動保持部に及ばない
ようにしてある。このために、こじり方向の剛性を低下
させずに上下方向の防振性を向上させることができ、幅
広いエンジン回転領域において従来品よりも振動を抑制
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施形態
を示す。図1は本発明の防振型シフトレバーを示す断面
図であり、10はシャフト、11は把手の筒状取付部で
あり、これらのシャフト10と筒状取付部11との間に
は上下2ヵ所のゴムインサート部12、13が設けられ
ている。
【0009】下部のゴムインサート部13は、シャフト
10に密着された金属製のインナースリーブ14と、筒
状取付部11の内面に密着する金属製のアウタースリー
ブ15とを備え、それらの間を円板状のインサートゴム
16で連結した構造である。インサートゴム16の内面
はインナースリーブ14に接着されている。このように
して、下部のゴムインサート部13は円板状のインサー
トゴム16を介して筒状取付部11をシャフト10に弾
性的に支持させている。この下部のゴムインサート部1
3は、図4に示した従来のゴムインサート部と同様であ
る。
【0010】しかし上部のゴムインサート部12は従来
とは異なる。即ち、インサートゴム17は図2に拡大し
たように筒状のストッパ部18とその下方に数mmの間
隔19を設けて形成した円板状の振動保持部20とを備
え、それらの内部に鋼鉄や樹脂等のゴムよりも十分に硬
質の材料よりなるブッシュ21が密着させてある。スト
ッパ部18の径は筒状取付部11の内径よりもやや小さ
いが、振動保持部20の径は筒状取付部11の内径より
もやや大きくして筒状取付部11の内面に密着するよう
になっている。そしてブッシュ21の内面はシャフト1
0に固定されている。
【0011】本発明に用いられているこのインサートゴ
ム17と、図4の従来品に用いられている環状のインサ
ートゴム2とのばね定数を比較すると、横方向の静ばね
定数はともに3.5kgf/mm であって同一であるが、上下方
向の静ばね定数は従来品のインサートゴム2が3.3kgf/m
m であるのに対して、本発明に用いられているインサー
トゴム17はわずかに0.54kgf/mmである。
【0012】このため、本発明の防振型シフトレバーは
把手を操作したときのこじり方向の剛性は従来品と同じ
であり、操作性が低下することはない。またストッパ部
18の軸方向の長さは従来品よりも長いために面圧が低
くなり、耐久性が向上する効果もある。
【0013】さらに本発明の防振型シフトレバーはスト
ッパ部18とは独立させて円板状の振動保持部20を設
け、その外周面を筒状取付部11の内面に密着させてあ
る。このため、シャフト10の振動はこの振動保持部2
0により吸収されることとなる。しかもこの振動保持部
20はストッパ部18とは独立したものであるために上
記のように静ばね定数を従来の1/6 程度にまで小さくす
ることができ、上下方向の防振性を向上させることがで
きる。
【0014】図3は本発明の防振型シフトレバーと図4
に示した従来のシフトレバーとの振動特性を対比したも
のである。横軸にエンジン回転数を取り、縦軸に振動の
程度をdBで表示した。図示のように、本発明の防振型シ
フトレバーは全領域において優れた防振性を示し、特に
従来品で問題となっていたエンジン回転数が2500〜3000
rpm の領域における振動減衰効果が大きいことがわか
る。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の防振型
シフトレバーは、上部のゴムインサート部の構造に工夫
を加え、こじり方向の剛性を低下させずに上下方向の防
振性を向上させることができるようにしたものであり、
幅広いエンジン回転領域において従来品よりも振動を抑
制することができ、シフトフィーリングを向上させるこ
とができる。また本発明の防振型シフトレバーは耐久性
をも向上させることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防振型シフトレバーを示す断面図であ
る。
【図2】上部のゴムインサート部の拡大図である。
【図3】振動特性のグラフである。
【図4】従来のシフトレバーを示す断面図である。
【符号の説明】
1 従来構造における上部のゴムインサート部 2 インサートゴム 3 インナースリーブ 4 シャフト 5 シャフトの上端 6 ストッパ部 7 振動保持部 10 本発明におけるシャフト 11 把手の筒状取付部 12 上部のゴムインサート部 13 下部のゴムインサート部 14 インナースリーブ 15 アウタースリーブ 16 インサートゴム 17 インサートゴム 18 ストッパ部 19 間隔 20 振動保持部 21 ブッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D040 AA03 AA05 AB01 AC11 AF08 3J048 AA01 BA01 BB03 DA04 DA06 EA23 3J052 AA20 FB46 GA09 LA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトの上端に上下2ヵ所のゴムイン
    サート部を介して把手の筒状取付部を取り付けたシフト
    レバーであって、下部のゴムインサート部はインナスリ
    ーブとアウタースリーブとの間を円板状のインサートゴ
    ムで連結した構造とし、上部のゴムインサート部は筒状
    のストッパ部の下方にこれより大径の振動保持部を形成
    したインサートゴムの内側にこれと密着するブッシュを
    設け、このブッシュをシャフトの上端に接着した構造と
    したことを特徴とする防振型シフトレバー。
JP11066364A 1999-03-12 1999-03-12 防振型シフトレバー Pending JP2000264087A (ja)

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KR100461406B1 (ko) * 2002-09-02 2004-12-14 현대자동차주식회사 변속레버
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