JPH0624234B2 - 1次元光電変換装置 - Google Patents

1次元光電変換装置

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JPH0624234B2
JPH0624234B2 JP58198204A JP19820483A JPH0624234B2 JP H0624234 B2 JPH0624234 B2 JP H0624234B2 JP 58198204 A JP58198204 A JP 58198204A JP 19820483 A JP19820483 A JP 19820483A JP H0624234 B2 JPH0624234 B2 JP H0624234B2
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JP
Japan
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amorphous silicon
thin film
light receiving
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receiving element
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JP58198204A
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栄一郎 田中
豊 宮田
慎司 藤原
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ファクシミリあるいは複写機等の高速の密着
型1次元イメージセンサーに使用する1次元光電変換装
置に関するものである。
(従来例の構成とその問題点) 従来、ファクシミリ等に用いられる1次元イメージセン
サーには、CdSSeを用いた薄膜の受光素子アレイが主と
して用いられて来た。
第1図は従来のCdSSeを用いたマトリックス結線の1次
元センサーの回路構成を示すもので、C101〜C164 は共
通電極側スイッチ、S101 〜S132 は個別電極側スイッ
チ、D101 〜D132 はCdSSe受光ダイオードを示す。
これは、光電流の変化の大きな材料を用いることによっ
て受光素子の明抵抗が小さく(100 lxの照明時で約1.2M
Ω程度)、外部のスイッチング回路が容易に構成でき、
比較的素子電極間の浮遊容量の大きなマトリックス結線
多層配線を用いてコンパクトに安価にできる利点があっ
た。しかし、光応答ではCdSSeを用いた場合、5msec/
line(但し、1728素子数、8素子/mm)の読み取り速度
が限度と言われており、このため、光応答の速い非晶質
Se−Te−As、水素化非晶質シリコン(以下、a-Si:Hと
記す。)を受光素子としたセンサーが試みられている。
これらの多くはダイオード特性を持ち、光電流を容量に
蓄積し、蓄積電荷をスイッチング素子等で読み出す方法
が多く試みられ、5msec/line(上記素子数)の実績が
得られている。しかし、これら電荷蓄積型センサーで
は、感度が向上する反面、高抵抗回路のため外部のスイ
ッチングによるノイズが浮遊容量を介して混入し、ノイ
ズ除去のための回路処理と、各素子1つ1つにスイッチ
ング素子を必要とするため、実装上の困難を伴う。ま
た、2msec/line以上の高速化には、蓄積時間の減少
と、高周波化のためのスイッチングノイズの増加による
S/N比の低下が問題となる。
このため、このような高速領域では、ノイズの少ないシ
リコンCCDが用いられてきた。しかし、CCDは多チップを
配列し、1次元センサーとするため、光学的な調整や装
置のコンパクト化にも限度があるため、薄膜による密着
型高速センサーが望まれていた。又、特開昭56-138966
号公報では、非晶質シリコンからなる薄膜受光素子及び
補償素子、これらの接続点にMISトランジスタのゲー
トを接続した増幅素子を有する光電変換装置が提案され
ているが、これらの画素を形成するための素子を形成す
るには、製造工程が複雑になるという問題があった。
(発明の目的) 本発明は、上記欠点を克服し、製造工程が簡単で、安価
である上、コンパクトで、高速読み取りができるファク
シミリ等に最適なラインセンサを提供することを目的と
する。
(発明の構成) 本発明は、少なくとも、薄膜受光素子と、薄膜受光素子
に印加する電圧をバイアスするバイアス抵抗と、薄膜受
光素子とバイアス抵抗によって配分される電圧がゲート
部に印加されると電流増幅素子あるいはインピーダンス
変換素子として機能するドレインまたはソース接地の薄
膜電界効果トランジスタとで1つの画素を形成する1次
元光電変換装置において、基板の上に窒化シリコン絶縁
層と非晶質シリコン層とを順次積層し、且つ、非晶質シ
リコン層の上に平行電極を形設してなる薄膜受光素子
と、基板の上に窒化シリコン絶縁層と非晶質シリコン層
とn+非晶質シリコン層とを順次積層してなるバイアス
抵抗と、基板に形設したゲート電極の上に窒化シリコン
絶縁層と非晶質シリコン層とn+非晶質シリコン層とを
順次積層し、且つ、n+非晶質シリコン層の上にソース
電極とドレイン電極とを互いに離隔させて形設してなる
逆スタガ型の薄膜電界効果トランジスタとからなるもの
で、このような構成の受光部を多数配置したものをマト
リックス結線するか、各画素に1個ずつにスイッチング
素子を接続することにより、高速走査ができて、コンパ
クトで、安価な1次元光電変換装置を提供できるように
したものである。
(実施例の説明) 第2図は本発明による1次元光電変換装置の一実施例の
回路構成を示すもので、C201〜C264 は共通電極側スイ
ッチ、S201〜S232 は個別電極側スイッチを示し、ここ
までの構成は第1図に示した従来のものと同じである。
本発明ではa−Si :H受光素子D201〜D232 を用い、バ
イアス抵抗R201〜R232 によってバイアス印加され、こ
れらによって配分された電圧は、a−Si :Hによる薄
膜トランジスタ(以下、TFT と記す。)である電界効果
トランジスタT201〜T232 のゲート部に印加され、光照
射によって生じた電位変化をTFT のドレインまたはソー
ス側の負荷抵抗L2 を通じて出力として読み出すもので
ある。
第3図はa−Si :H受光素子の電極構成を示すもの
で、厚さ約 0.6μmのa−Si :H膜32に、くし形電
極31を形成する。電極の幅は10μm、素子サイズは
90μm× 120μm、素子間隔は 140μmとした。
第4図は TFTの断面図を示し、基板41上にMoゲート電極
42を形成し、Si3N4 絶縁膜43と a-Si:H膜44を形成し、
その上にソース、ドレイン電極45,46を形成する。この
時、電極とのオーミック接触を得るためn+層を介在させ
る。
この時のSi3N4 絶縁層、 a-Si :H膜の製造条件の下表
に示す。
第5図は、第4図に示したTFT のチャンネル長10μm、
チャンネル幅200μmの場合のトランジスタ特性を示す
もので、横軸はゲート・ソース間電圧VGS、他軸はドレ
イン電流IDSを示し、VD=12V,VGS=12Vでのドレイン
電流IDSは2×10-5A以上のオン電流が流れている。
次に、本実施例で用いた受光部にはTFTの、a-Si:Hと同
一の膜を用いる。この場合、1〜2V/μmの電圧印加
で100lxの照度の1msec の光パルスで電流変調度(明
部電流/暗部電流)=10以上が得られる。但し、この時
の明比抵抗4×155Ω・cm(100lx時)、暗比抵抗は8×1
08Ω・cmである。また、電極下にa-si:HとSi3N4 膜を介
して、TFT同様に全面にゲート電極(電位安定化電
極)を用いて受光素子a-Si:Hの膜の表面状態を、例え
ば電極を0電位に接地することにより制御すれば、安全
性、再現性も向上できる。
バイアス抵抗には500KΩ〜5MΩが必要である。これに
は102Ω・cmのn+層を用いる。0.4μmの膜厚では50μ
m幅×100μm長のパターン化で5MΩが得られる。以
上の構成において、負荷抵抗を増幅器の入力抵抗も含め
て0.5KΩとすれば、入力電圧約10mVが得られ、こ
の時のパルス立上りは、約1.2μsec であった。これ
はマトリックス配線の多層配線部の上下配線間の容量が
約90pFと、入力の増幅器のスイッチの入力容量が約10p
F、増幅器の入力抵抗10KΩからの予測値とほぼ一致す
る。
第6図は本発明の1次元光電変換装置の一実施例の配置
図、第7図はその断面図を示す。
第6図において、61は a-Si:H受光部、62はバイアス
抵抗でTFTに用いるn+層を用い、63はTFT部、64はゲート
電極、65はドレイン電極であり、両電極64および65の下
には絶縁層として紫外線硬化樹脂等が用いられる。ま
た、第7図において、71はSi3N4 膜、72は a-Si:H、7
3はn+層、74はTFTゲート電極、75は紫外線硬化樹脂等の
絶縁層、76はゲート部アルミ配線、77はa-Si:用くし形
電極、78はソース電極を示す。
なお、本発明では受光部とTFT部には同一電源を用いた
が、独立電源とした方がバイアス電源を任意に設定でき
る点で、素子のばらつきにも対応できるため便利であ
る。
このようにして得られる密着型1次元イメージセンサー
の出力は、100lxの受光面照度の光学系を用いて、S/N比
20dB 以上で2msec/line以上の高速読み取りが可能で
あった。
窒化シリコン,a−Si:H,n層を順次形成した逆
スタガ型のTFTと同一構造の窒化シリコン−a−S
i:Hを用いた光導電素子と、窒化シリコン,a−S
i:H,n層(他層は抵抗が高いため抵抗値は無視で
きる)を用いたバイアス抵抗とを、TFTを構成するそ
れぞれの層で形成することにより、TFTの製膜工程と
同一の製膜工程によって各画素構成素子が形成できる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、内部抵抗の大き
な受光素子を、薄膜トランジスタによって電流増幅又は
インピーダンスを変換することにより、2msec/line以
上の高速読み取りができて、コンパクトで、安価な密着
型の1次元センサーを提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のCdSSeを用いた1次元センサーを回路構
成を示す図、第2図は本発明の一実施例の回路構成図、
第3図はa-Si:H受光素子の電極構成図、第4図はTFT
の断面図、第5図は本発明によるTFTのトランジスタ特
性図、第6図および第7図は本発明の一実施例の配置図
およびその断面図である。 C201〜C264 ……共通電極側スイッチ、 S201〜S232 ……個別電極側スイッチ、 D201〜D232 ……a-Si:H受光素子、R201〜R232……バ
イアス抵抗、T201〜T232……電界効果トランジスタ、31
……くし形電極、32……a-Si:H膜、41……基板、42…
…Moゲート電極、43……Si3N4 絶縁膜、 44……a-si:H膜、45……ソース電極、46……ドレイン
電極、61……a-Si:H受光部、62……バイアス抵抗、63
……TFT部、64……ゲート電極、65……ドレイン電極、7
1……Si3N4 層、72……a-Si:H、 73……n+層、74……TFTゲート電極、75……紫外線硬化
樹脂等の絶縁層、76……ゲート部アルミ配線、77……a-
Si:H用くし形電極、78……ソース電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−138358(JP,A) 特開 昭56−138966(JP,A) 特開 昭57−120811(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、薄膜受光素子と、前記薄膜受
    光素子に印加する電圧をバイアスするバイアス抵抗と、
    前記薄膜受光素子とバイアス抵抗とによって配分される
    電圧がゲート部に印加されると電流増幅素子あるいはイ
    ンピーダンス変換素子として機能するドレインまたはソ
    ース接地の薄膜電界効果トランジスタとで1つの画素を
    形成する1次元光電変換装置において、 基板の上に窒化シリコン絶縁層と非晶質シリコン層とを
    順次積層し、且つ、前記非晶質シリコン層の上に平行電
    極を形設してなる前記薄膜受光素子と、 前記基板の上に窒化シリコン絶縁層と非晶質シリコン層
    とn+非晶質シリコン層とを順次積層してなる前記バイ
    アス抵抗と、 前記基板に形設したゲート電極の上に窒化シリコン絶縁
    層と非晶質シリコン層とn+非晶質シリコン層とを順次
    積層し、且つ、前記n+非晶質シリコン層の上にソース
    電極とドレイン電極とを互いに離隔させて形設してなる
    逆スタガ型の前記薄膜電界効果トランジスタと からなることを特徴とする1次元光電変換装置。
JP58198204A 1983-10-25 1983-10-25 1次元光電変換装置 Expired - Lifetime JPH0624234B2 (ja)

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