JPH0624159U - 山形鋼を用いた十字形組立柱の継ぎ手構造 - Google Patents

山形鋼を用いた十字形組立柱の継ぎ手構造

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JPH0624159U
JPH0624159U JP6082892U JP6082892U JPH0624159U JP H0624159 U JPH0624159 U JP H0624159U JP 6082892 U JP6082892 U JP 6082892U JP 6082892 U JP6082892 U JP 6082892U JP H0624159 U JPH0624159 U JP H0624159U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄塔の重量軽減,コストダウンを図った山形
鋼を用いた十字形組立柱の継ぎ手構造を提供する。 【構成】 本考案の十字形組立柱の継ぎ手構造では、十
字状挟み板18を芯にして該十字状挟み板18に4枚の
山形鋼12,13,14,15および19,20,2
1,22を添わせ、かつ上下に連接する山形鋼12,1
9、13,20、14,21、15,22の各連接部に
当て板23,24,25,26を添わせるとともに、そ
れらを共にボルト27等によって締結させる山形鋼を用
いた十字形組立柱10において、上記連接部をずらして
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、山形鋼を用いた十字形組立柱の継ぎ手構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
山形鋼を用いた十字形組立柱は、大型鉄塔の主材等に用いられている。図4は 、十字形組立柱Aを示している。この十字形組立柱Aでは、適宜間隔で配置した 十字状挟み板Bを芯にし、該十字状挟み板Bに4枚の山形鋼Cを添わせ、十字状 挟み板Bを挟んで相隣合う山形鋼C,Cの片をボルトEおよびナットFで締結し ている。そして、この十字形組立柱Aでは、上下に連接する山形鋼C,Cの連接 部外側面に当て板Dを添接し、十字状挟み板B,山形鋼C,Cの片を当て板Dと ともに、ボルトEおよびナットF締結している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような十字形組立柱Aの継ぎ手部(図4におけるV−V線部) では、図5に示したように、せん断力を十字状挟み板Bおよび当て板Dのみによ って受けている。即ち、継ぎ手部以外の部分、例えば図4におけるVI−VI線部お よびVII −VII 線部では、図6および図7に示したように、いずれの場合も4枚 の山形鋼Cが存在しているが、継ぎ手部には山形鋼Cが1枚も存在しない。した がって、十分な強度を得るために十字状挟み板Bを相当に厚くしなければならな い。これは、鉄塔の重量増大,コストアップを招来する。
【0004】 そこで、本考案の目的は、鉄塔の重量軽減,コストダウンを図った山形鋼を用 いた十字形組立柱の継ぎ手構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の十字形組立柱の継ぎ手構造では、十字状挟み板を芯にして該十字状挟 み板に4枚の山形鋼を添わせ、かつ上下に連接する山形鋼の連接部に当て板を添 わせるとともに、それらを共にボルト等によって締結させる山形鋼を用いた十字 形組立柱の上記連接部をずらしている。
【0006】
【作用】
本考案の十字形組立柱の継ぎ手構造では、継ぎ手部において少なくとも2枚の 山形鋼は連続しているので、強度上有利であり、それだけ十字状挟み板を薄くす ることができる。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案に係る山形鋼を用いた十字形組立柱の継ぎ手構造を示し、図2 および図3は、図1におけるII−II線部およびIII −III 線部の断面を示してい る。
【0008】 この山形鋼を用いた十字形組立柱10では、適宜間隔で配置した十字状挟み板 11を芯にし、4枚の山形鋼12,13,14,15を上下に少しずつずらして 十字状挟み板11に添わせ、それらを共にボルト16およびナット17によって 締結している。
【0009】 また、この山形鋼を用いた十字形組立柱10の継ぎ手部においては、芯材とし て上記挟み板11と同様な十字状挟み板18を配置し、その十字状挟み板18に 上記4枚の山形鋼12,13,14,15の下端部と、4枚の山形鋼19,20 ,21,22の上端部とを添わせ、さらに上位の山形鋼12,13,14,15 と下位の山形鋼19,20,21,22とに亘ってそれらの外面に断面L字状の 当て板23,24,25,26が配置され、それらが共に、例えば十字状挟み板 18と山形鋼19,20と当て板24が共にボルト27,ナット28で締結され ている。
【0010】 このようにして組み付けられた十字形組立柱10では、継ぎ手の断面(図1の II−II線およびIII −III 線で示した部分)が図2,図3で示したように、いず れの箇所においても2つの山形鋼が連続している。
【0011】 なお、上記実施例では、対角上にある山形鋼12,14と山形鋼13,15と をそれぞれ組にし、一方の組の山形鋼12,14は、互いにずらすことなく、そ れらの下端を一致させ、また他方の組の山形鋼13,15も、互いにずらすこと なく、それらの下端を一致させるとともに、各組は互いにずらしている。しかし 、本考案の山形鋼を用いた十字形組立柱の継ぎ手構造は、上記実施例には限定さ れない。例えば、各山形鋼12,13,14,15をそれぞれずらして配置して もよい。
【0012】 また、上記実施例では、当て板23,24,25,26として、断面がL字状 のものを採用しているが、平板状のものを使用してもよいことは勿論である。
【0013】
【考案の効果】
上記したように、本考案に係る山形鋼を用いた十字形組立柱の継ぎ手構造では 、継ぎ手部において、少なくとも2枚の山形鋼が連続しており、相応の強度を有 している。したがって、十字状挟み板は薄くて済み、その分十字形組立柱の重量 軽減,コストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る山形鋼を用いた十字形組立柱の継
ぎ手構造を示した十字形組立柱の部分的な斜視図であ
る。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1におけるIII −III 線断面図である。
【図4】従来の山形鋼を用いた十字形組立柱の継ぎ手構
造を示した十字形組立柱の部分的な斜視図である。
【図5】図4におけるV−V線断面図である。
【図6】図4におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図4におけるVII −VII 線断面図である。
【符号の説明】
11 十字状挟み板 12,13,14,15 山形鋼 16 ボルト 17 ナット 18 十字状挟み板 19,20,21,22 山形鋼 23,24,25,26 当て板 27 ボルト 28 ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 十字状挟み板を芯にして該十字状挟み板
    に4枚の山形鋼を添わせ、かつ上下に連接する山形鋼の
    連接部に当て板を添わせるとともに、それらを共にボル
    ト等によって締結させる山形鋼を用いた十字形組立柱の
    継ぎ手構造において、上記連接部をずらしたことを特徴
    とする山形鋼を用いた十字形組立柱の継ぎ手構造
JP1992060828U 1992-08-31 1992-08-31 山形鋼を用いた十字形組立柱の継ぎ手構造 Expired - Lifetime JP2588388Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004324270A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Nippon Steel Corp ガセットプレートを用いた構造物の接合構造および建築物
KR100822595B1 (ko) * 2006-10-24 2008-04-16 단국대학교 산학협력단 보강재와 철탑주주재 간 상대변위를 활용한 철탑구조마찰형 보강기구
KR100822594B1 (ko) * 2006-10-24 2008-04-16 단국대학교 산학협력단 철탑주주재의 보강재 간 상대변위를 활용한 철탑구조마찰형 보강기구
KR20200048114A (ko) * 2018-10-29 2020-05-08 주식회사 가우리안 기둥과 보의 접합을 위한 접합부 코어

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