JPH06241179A - スクロール型圧縮機 - Google Patents
スクロール型圧縮機Info
- Publication number
- JPH06241179A JPH06241179A JP4862493A JP4862493A JPH06241179A JP H06241179 A JPH06241179 A JP H06241179A JP 4862493 A JP4862493 A JP 4862493A JP 4862493 A JP4862493 A JP 4862493A JP H06241179 A JPH06241179 A JP H06241179A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- compression
- pressure chamber
- compressed gas
- discharge port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C28/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
- F04C28/28—Safety arrangements; Monitoring
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクロール圧縮要素の圧縮室にて圧縮されて
吐出する圧縮ガスの温度検知の感度を高め、安全性及び
信頼性の向上を図る。 【構成】 密閉容器1内に収納されて高圧室1Aと低圧
室1Bとに区画するスクロール圧縮要素4の固定スクロ
ール5の吐出ポート53に設けてなるバッカーバルブ1
0に、圧縮ガス温度検知装置13の温度検知部14aを
直接設ける。
吐出する圧縮ガスの温度検知の感度を高め、安全性及び
信頼性の向上を図る。 【構成】 密閉容器1内に収納されて高圧室1Aと低圧
室1Bとに区画するスクロール圧縮要素4の固定スクロ
ール5の吐出ポート53に設けてなるバッカーバルブ1
0に、圧縮ガス温度検知装置13の温度検知部14aを
直接設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば空調・冷凍機
等に搭載されるスクロール型圧縮機に関し、特に、スク
ロール圧縮要素の固定スクロールと揺動スクロールとを
渦巻き状に噛み合わせて形成される複数の圧縮空間から
なる圧縮室にて圧縮されて吐出する圧縮ガスの温度の検
知手段に改良を施すことにより、温度検知の感度を高
め、安全性及び信頼性の向上を図るようにしたものであ
る。
等に搭載されるスクロール型圧縮機に関し、特に、スク
ロール圧縮要素の固定スクロールと揺動スクロールとを
渦巻き状に噛み合わせて形成される複数の圧縮空間から
なる圧縮室にて圧縮されて吐出する圧縮ガスの温度の検
知手段に改良を施すことにより、温度検知の感度を高
め、安全性及び信頼性の向上を図るようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスクロール型圧縮機にお
いては、密閉容器内に収納される電動要素とスクロール
圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要素は、密閉容
器内を高圧室と低圧室とに区画しかつこの高圧室に連通
する吐出ポートを有する固定スクロールと、この固定ス
クロールに対して電動要素の駆動により公転する揺動ス
クロールとを互いに渦巻き状に噛み合わせて、吐出ポー
トに連通する複数の圧縮空間からなる圧縮室を形成し、
これら圧縮空間にて圧縮された圧縮ガスを吐出ポートか
らバッカーバルブを介して高圧室側に吐出させている。
いては、密閉容器内に収納される電動要素とスクロール
圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要素は、密閉容
器内を高圧室と低圧室とに区画しかつこの高圧室に連通
する吐出ポートを有する固定スクロールと、この固定ス
クロールに対して電動要素の駆動により公転する揺動ス
クロールとを互いに渦巻き状に噛み合わせて、吐出ポー
トに連通する複数の圧縮空間からなる圧縮室を形成し、
これら圧縮空間にて圧縮された圧縮ガスを吐出ポートか
らバッカーバルブを介して高圧室側に吐出させている。
【0003】そして、このようなスクロール型圧縮機で
は、圧縮室の異常な温度上昇を速やかに検知して、高温
によるスクロール圧縮要素等の各構成部材の焼付きや噛
りなどによる破損を防止し保護するための安全装置が備
えられている。
は、圧縮室の異常な温度上昇を速やかに検知して、高温
によるスクロール圧縮要素等の各構成部材の焼付きや噛
りなどによる破損を防止し保護するための安全装置が備
えられている。
【0004】従来のスクロール型圧縮機における安全装
置としては、例えば図4に示すように、密閉容器aの高
圧室b内に圧縮ガス温度検知装置cを設置してなる構成
を有するものがあるが、この圧縮ガス温度検知装置c
は、銅パイプdからなり、この銅パイプdの温度検知部
となる先端部eにサーミスタからなる温度センサfを内
蔵するとともに、その先端部eを密閉容器a内の高圧室
b内に単に臨ませているのが現状である。
置としては、例えば図4に示すように、密閉容器aの高
圧室b内に圧縮ガス温度検知装置cを設置してなる構成
を有するものがあるが、この圧縮ガス温度検知装置c
は、銅パイプdからなり、この銅パイプdの温度検知部
となる先端部eにサーミスタからなる温度センサfを内
蔵するとともに、その先端部eを密閉容器a内の高圧室
b内に単に臨ませているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、図示しない
揺動スクロールの揺動運動により、揺動スクロールと互
いに渦巻き状に噛み合う固定スクロールgとの圧縮室h
にて圧縮された圧縮ガスが、固定スクロールgの吐出ポ
ートiからバッカーバルブjを介して高圧室b内に吐出
しても、銅パイプdの先端部eと圧縮室hとの間の距離
があり、互いの温度差が大きいことから、例えば配管系
のガス漏れによるガス欠や、冷凍機などにて使用される
冷媒循環量の少ない低温用の運転条件などにおいては、
温度検知の感度が悪く、これによって、安全装置の作動
前にスクロール圧縮要素等の各構成部材が破損してしま
うという問題があった。
揺動スクロールの揺動運動により、揺動スクロールと互
いに渦巻き状に噛み合う固定スクロールgとの圧縮室h
にて圧縮された圧縮ガスが、固定スクロールgの吐出ポ
ートiからバッカーバルブjを介して高圧室b内に吐出
しても、銅パイプdの先端部eと圧縮室hとの間の距離
があり、互いの温度差が大きいことから、例えば配管系
のガス漏れによるガス欠や、冷凍機などにて使用される
冷媒循環量の少ない低温用の運転条件などにおいては、
温度検知の感度が悪く、これによって、安全装置の作動
前にスクロール圧縮要素等の各構成部材が破損してしま
うという問題があった。
【0006】
【発明の目的】この発明の目的は、圧縮室にて圧縮され
て吐出する圧縮ガスの温度検知の感度を高め、安全性及
び信頼性の向上を図ることができるようにしたスクロー
ル型圧縮機を提供することにある。
て吐出する圧縮ガスの温度検知の感度を高め、安全性及
び信頼性の向上を図ることができるようにしたスクロー
ル型圧縮機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、密閉容器内に収納される電動要素
とスクロール圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要
素は、前記密閉容器内を高圧室と低圧室とに区画しかつ
この高圧室に連通する吐出ポートを有する固定スクロー
ルと、この固定スクロールに対して前記電動要素の駆動
により公転する揺動スクロールとを互いに渦巻き状に噛
み合わせて前記吐出ポートに連通する複数の圧縮空間か
らなる圧縮室を形成し、この圧縮室にて圧縮された圧縮
ガスを前記吐出ポートからバッカーバルブを介して高圧
室側に吐出させてなるスクロール型圧縮機において、こ
のバッカーバルブに圧縮ガス温度検知装置の温度検知部
を直接設けてなる構成としたものである。
ために、この発明は、密閉容器内に収納される電動要素
とスクロール圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要
素は、前記密閉容器内を高圧室と低圧室とに区画しかつ
この高圧室に連通する吐出ポートを有する固定スクロー
ルと、この固定スクロールに対して前記電動要素の駆動
により公転する揺動スクロールとを互いに渦巻き状に噛
み合わせて前記吐出ポートに連通する複数の圧縮空間か
らなる圧縮室を形成し、この圧縮室にて圧縮された圧縮
ガスを前記吐出ポートからバッカーバルブを介して高圧
室側に吐出させてなるスクロール型圧縮機において、こ
のバッカーバルブに圧縮ガス温度検知装置の温度検知部
を直接設けてなる構成としたものである。
【0008】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、密閉容器内に収納されて高圧室と低圧室と
に区画するスクロール圧縮要素の固定スクロールの吐出
ポートに設けたバッカーバルブに、圧縮ガス温度検知装
置の温度検知部を直接設けてなるために、運転中に圧縮
室内の圧縮ガスによる温度の影響を最も受け易いバッカ
ーバルブの熱が圧縮ガス温度検知装置の温度検知部に直
接伝達し、これによって、温度検知の感度が高められ
る。
ことにより、密閉容器内に収納されて高圧室と低圧室と
に区画するスクロール圧縮要素の固定スクロールの吐出
ポートに設けたバッカーバルブに、圧縮ガス温度検知装
置の温度検知部を直接設けてなるために、運転中に圧縮
室内の圧縮ガスによる温度の影響を最も受け易いバッカ
ーバルブの熱が圧縮ガス温度検知装置の温度検知部に直
接伝達し、これによって、温度検知の感度が高められ
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1から図3に
示す図面に基づいて詳細に説明すると、図1はこの発明
に係るスクロール型圧縮機の全体構成を示すもので、図
中1は密閉容器である。
示す図面に基づいて詳細に説明すると、図1はこの発明
に係るスクロール型圧縮機の全体構成を示すもので、図
中1は密閉容器である。
【0010】この密閉容器1内には、支持フレーム2を
間に介して電動要素3が下部側に、この電動要素3にて
駆動されるスクロール圧縮要素4が上部側にそれぞれ配
置収納されている。
間に介して電動要素3が下部側に、この電動要素3にて
駆動されるスクロール圧縮要素4が上部側にそれぞれ配
置収納されている。
【0011】前記電動要素3は、前記支持フレーム2に
回転自在に軸支された回転軸31と、この回転軸31に
圧入保持された回転子32と、この回転子32の外周に
嵌装された固定子33とで構成されているとともに、前
記回転軸31の上端部には、ボス穴31aが軸心と偏心
させて形成され、このボス穴31aには、後述するスク
ロール圧縮要素4の揺動スクロール6を形成する第2の
鏡板61の下面偏心部に設けたピン部61aが挿入され
て連結されるようになっている。
回転自在に軸支された回転軸31と、この回転軸31に
圧入保持された回転子32と、この回転子32の外周に
嵌装された固定子33とで構成されているとともに、前
記回転軸31の上端部には、ボス穴31aが軸心と偏心
させて形成され、このボス穴31aには、後述するスク
ロール圧縮要素4の揺動スクロール6を形成する第2の
鏡板61の下面偏心部に設けたピン部61aが挿入され
て連結されるようになっている。
【0012】一方、前記スクロール圧縮要素4は、固定
スクロール5と、この固定スクロール5の下側に配置さ
れた揺動スクロール6とで構成され、前記固定スクロー
ル5は、前記密閉容器1内を高圧室1Aと低圧室1Bと
に区画する第1の鏡板51と、この第1の鏡板51の低
圧室1B側下面に突出形成した渦巻き状の第1のラップ
52とで形成されているとともに、前記第1の鏡板51
の中央部には、前記高圧室1A側に連通する吐出ポート
53が設けられている。
スクロール5と、この固定スクロール5の下側に配置さ
れた揺動スクロール6とで構成され、前記固定スクロー
ル5は、前記密閉容器1内を高圧室1Aと低圧室1Bと
に区画する第1の鏡板51と、この第1の鏡板51の低
圧室1B側下面に突出形成した渦巻き状の第1のラップ
52とで形成されているとともに、前記第1の鏡板51
の中央部には、前記高圧室1A側に連通する吐出ポート
53が設けられている。
【0013】前記揺動スクロール6は、第2の鏡板61
と、この第2の鏡板61の上面に突出形成した渦巻き状
の第2のラップ62とで形成され、この第2のラップ6
2には、前記固定スクロール5の第1の鏡板51に形成
した第1のラップ52が互いに噛み合わされ、これによ
って、外方から内方に向かって次第に縮小する複数の圧
縮空間7からなる圧縮室8が前記吐出ポート53に連通
して形成され、この圧縮室8にて冷媒を圧縮するように
なっている。
と、この第2の鏡板61の上面に突出形成した渦巻き状
の第2のラップ62とで形成され、この第2のラップ6
2には、前記固定スクロール5の第1の鏡板51に形成
した第1のラップ52が互いに噛み合わされ、これによ
って、外方から内方に向かって次第に縮小する複数の圧
縮空間7からなる圧縮室8が前記吐出ポート53に連通
して形成され、この圧縮室8にて冷媒を圧縮するように
なっている。
【0014】また、前記揺動スクロール6を形成する第
2の鏡板61の下面偏心部には、ピン部61aが突設さ
れ、このピン部61aは、前記回転軸31の上端部に設
けたボス穴31aに挿入されて連結されている。
2の鏡板61の下面偏心部には、ピン部61aが突設さ
れ、このピン部61aは、前記回転軸31の上端部に設
けたボス穴31aに挿入されて連結されている。
【0015】さらに、前記スクロール圧縮要素4を構成
する固定スクロール5と揺動スクロール6との間には、
オルダム継手9が介装され、このオルダム継手9は、前
記電動要素3の駆動により固定スクロール5に対して揺
動スクロール6を自転しないように円軌道上を公転させ
るようになっているものである。
する固定スクロール5と揺動スクロール6との間には、
オルダム継手9が介装され、このオルダム継手9は、前
記電動要素3の駆動により固定スクロール5に対して揺
動スクロール6を自転しないように円軌道上を公転させ
るようになっているものである。
【0016】そして、前記固定スクロール5の高圧室1
A側上面には、図2及び図3に示すように、バッカーバ
ルブ10がボルト11 ,12にて締結固定され、このバ
ッカーバルブ10は、前記吐出ポート53の吐出口53
a側を開閉させることにより、前記揺動スクロール6の
揺動運動により圧縮室8にて圧縮された圧縮ガスを前記
高圧室1A内に吐出させるようになっている。
A側上面には、図2及び図3に示すように、バッカーバ
ルブ10がボルト11 ,12にて締結固定され、このバ
ッカーバルブ10は、前記吐出ポート53の吐出口53
a側を開閉させることにより、前記揺動スクロール6の
揺動運動により圧縮室8にて圧縮された圧縮ガスを前記
高圧室1A内に吐出させるようになっている。
【0017】図中13は圧縮ガス温度検知装置で、この
圧縮ガス温度検知装置13は、銅パイプ14と、この銅
パイプ14の温度検知部となる先端部14aに内蔵した
サーミスタからなる温度センサ15とで構成され、前記
銅パイプ14を前記密閉容器1の外部から高圧室1A内
に臨ませるとともに、その先端部14aを前記固定スク
ロール5の吐出ポート53の吐出口53a側に設けたバ
ッカーバルブ10に圧入状態で挿入することにより設置
されている。
圧縮ガス温度検知装置13は、銅パイプ14と、この銅
パイプ14の温度検知部となる先端部14aに内蔵した
サーミスタからなる温度センサ15とで構成され、前記
銅パイプ14を前記密閉容器1の外部から高圧室1A内
に臨ませるとともに、その先端部14aを前記固定スク
ロール5の吐出ポート53の吐出口53a側に設けたバ
ッカーバルブ10に圧入状態で挿入することにより設置
されている。
【0018】なお、図中16は前記支持フレーム2の外
周に設けた冷媒吸込通路で、この冷媒吸込通路16は、
前記スクロール圧縮要素4の圧縮室8と連通して、この
圧縮室8内に冷媒を導くようになっている。
周に設けた冷媒吸込通路で、この冷媒吸込通路16は、
前記スクロール圧縮要素4の圧縮室8と連通して、この
圧縮室8内に冷媒を導くようになっている。
【0019】さらに、図中17は前記密閉容器1の下部
に設けた低圧室1Bと連通する吸込管、18は前記密閉
容器1の上部に設けた高圧室1Aと連通する吐出管をそ
れぞれ示すものである。
に設けた低圧室1Bと連通する吸込管、18は前記密閉
容器1の上部に設けた高圧室1Aと連通する吐出管をそ
れぞれ示すものである。
【0020】しかして、上記の構成によれば、密閉容器
1内に収納されたスクロール圧縮要素4の固定スクロー
ル5の吐出ポート53に設けたバッカーバルブ10に、
圧縮ガス温度検知装置13の温度検知部14aを直接設
けてなるために、運転中に圧縮室8内の圧縮ガスによる
温度の影響を最も受け易いバッカーバルブ10の熱を圧
縮ガス温度検知装置13の温度検知部14aに直接伝達
することが可能になり、温度検知の感度を高める。
1内に収納されたスクロール圧縮要素4の固定スクロー
ル5の吐出ポート53に設けたバッカーバルブ10に、
圧縮ガス温度検知装置13の温度検知部14aを直接設
けてなるために、運転中に圧縮室8内の圧縮ガスによる
温度の影響を最も受け易いバッカーバルブ10の熱を圧
縮ガス温度検知装置13の温度検知部14aに直接伝達
することが可能になり、温度検知の感度を高める。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、密閉容器内に収納されて高圧室と低圧室とに区画
するスクロール圧縮要素の固定スクロールの吐出ポート
に設けたバッカーバルブに、圧縮ガス温度検知装置の温
度検知部を直接設けてなることから、運転中に圧縮室内
の圧縮ガスによる温度の影響を最も受け易いバッカーバ
ルブの熱を圧縮ガス温度検知装置の温度検知部に直接伝
達することができ、温度検知の感度を高めることができ
るために、従前のような安全装置の作動前にスクロール
圧縮要素等の各構成部材を破損させることがなく、これ
によって、安全性及び信頼性の向上を図ることができ
る。
明は、密閉容器内に収納されて高圧室と低圧室とに区画
するスクロール圧縮要素の固定スクロールの吐出ポート
に設けたバッカーバルブに、圧縮ガス温度検知装置の温
度検知部を直接設けてなることから、運転中に圧縮室内
の圧縮ガスによる温度の影響を最も受け易いバッカーバ
ルブの熱を圧縮ガス温度検知装置の温度検知部に直接伝
達することができ、温度検知の感度を高めることができ
るために、従前のような安全装置の作動前にスクロール
圧縮要素等の各構成部材を破損させることがなく、これ
によって、安全性及び信頼性の向上を図ることができ
る。
【図1】この発明に係るスクロール型圧縮機の一実施例
を示す概略的縦断側面図。
を示す概略的縦断側面図。
【図2】同じく圧縮ガス温度検知装置の設置状態を示す
要部拡大断面図。
要部拡大断面図。
【図3】同じくバッカーバルブへの圧縮ガス温度検知装
置の設置状態を示す要部拡大分解図。
置の設置状態を示す要部拡大分解図。
【図4】従来のスクロール型圧縮機における圧縮ガス温
度検知装置の設置状態を示す要部拡大断面図。
度検知装置の設置状態を示す要部拡大断面図。
1・・・密閉容器、 1A・・・高圧室、 1B・・・低圧室、 3・・・電動要素、 4・・・スクロール圧縮要素、 5・・・固定スクロール、 53・・・吐出ポート、 53a・・・吐出口、 6・・・揺動スクロール、 7・・・圧縮空間、 8・・・圧縮室、 10・・・バッカーバルブ、 13・・・圧縮ガス温度検知装置、 14・・・銅パイプ、 14a・・・先端部(温度検知部)、 15・・・温度センサ(サーミスタ)。
フロントページの続き (72)発明者 浅見 勉 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 密閉容器内に収納される電動要素とスク
ロール圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要素は、
前記密閉容器内を高圧室と低圧室とに区画しかつこの高
圧室に連通する吐出ポートを有する固定スクロールと、
この固定スクロールに対して前記電動要素の駆動により
公転する揺動スクロールとを互いに渦巻き状に噛み合わ
せて前記吐出ポートに連通する複数の圧縮空間からなる
圧縮室を形成し、この圧縮室にて圧縮された圧縮ガスを
前記吐出ポートからバッカーバルブを介して高圧室側に
吐出させてなるスクロール型圧縮機において、 このバッカーバルブに圧縮ガス温度検知装置の温度検知
部を直接設けたことを特徴とするスクロール型圧縮機。 - 【請求項2】 圧縮ガス温度検知装置は、温度検知部と
なる先端部に温度センサを内蔵した銅パイプからなり、
この銅パイプの先端部を固定スクロールの吐出ポートに
設けたバッカーバルブに圧入状態で挿入したことを特徴
とする請求項1記載のスクロール型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05048624A JP3128380B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | スクロール型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05048624A JP3128380B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | スクロール型圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06241179A true JPH06241179A (ja) | 1994-08-30 |
JP3128380B2 JP3128380B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=12808563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05048624A Expired - Fee Related JP3128380B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | スクロール型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3128380B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000050614A (ko) * | 1999-01-12 | 2000-08-05 | 구자홍 | 스크롤 압축기의 과열 방지장치 |
CN101865132A (zh) * | 2009-02-20 | 2010-10-20 | 三洋电机株式会社 | 涡旋压缩机 |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP05048624A patent/JP3128380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000050614A (ko) * | 1999-01-12 | 2000-08-05 | 구자홍 | 스크롤 압축기의 과열 방지장치 |
CN101865132A (zh) * | 2009-02-20 | 2010-10-20 | 三洋电机株式会社 | 涡旋压缩机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3128380B2 (ja) | 2001-01-29 |
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