JP3815744B2 - オイルフリー2段スクロール式真空ポンプ - Google Patents

オイルフリー2段スクロール式真空ポンプ Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、1のスクロールラップが設けられた端板と他側スクロールラップが設けられた端板の間で両スクロールの相対的な旋回動作をさせることによりオイルフリーの状態でポンプ動作をなさしめるスクロールポンプで前段スクロールポンプと後段スクロールポンプを夫々構成した、オイルフリー2段スクロール式真空ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、容器を真空にする技術は、ポリビニールの袋の中に食物を入れ、空気を抜いて、空気中に浮かぶ細菌の付着を防止し食物の腐敗を防ぐ真空パック、バキュームカー、採血用試験管、空気の対流による熱伝導を防止するために、魔法瓶、または医療用、工業用、もしくは実験用の冷却冷媒を収納する容器の外壁等、一般生活から低温技術に至るまで幅広く利用されるものである。
密閉容器内を真空にするには、真空ポンプを密閉容器の吸い出し口に連結し、空気及びその他の気体を該真空ポンプによって吸い出すことによって行われる。
低い真空圧力の排気系においては、1個の容器内に油回転ポンプを1個収納して構成されるが、高い真空圧力の排気系においては、油拡散ポンプと油回転ポンプとの組み合わせによるウエット系真空ポンプ装置が用いられている。
しかしながら、この装置はボイラ中にヒータにより加熱して蒸発した油の蒸気を吹き出し、この蒸気により拡散した気体を圧縮し、さらに油回転ポンプにより大気圧まで圧縮して外部に排出するものである。このウエット式排気系によると油蒸気により装置内に付着した油が再蒸発して真空容器内に逆流するという問題があり、コールドキャップ、バッフル、トラップ等を用いて冷却しているため、構成が複雑になり、また、塩素やフッソのような気体と油が反応して油が変質して回転抵抗が増し、能力が低下したり、保守点検がそれだけ面倒になる。
【0003】
そのために、ドライ式が望まれ、昨今では真空ポンプとしてオイルフリー・スクロール式が注目されている。
オイルフリー・スクロール式真空ポンプは、固定スクロールと、この固定スクロールに植設された第1のラップに嵌合可能な第2のラップを有する旋回スクロールとからなる固定・旋回スクロールタイプと、駆動スクロールと、この駆動スクロールに植設された第1ラップに嵌合可能な第2ラップを有する従動スクロールとからなる駆動・従動スクロールタイプとが存在する。
【0004】
固定・旋回スクロールタイプは、旋回スクロールを自転させることなく固定スクロールに対して公転させることにより、前記両ラップ間に形成される密閉空間の容積を変化可能に構成している。
したがって、圧縮室として機能する前記密閉空間を形成する両ラップ間の接点が徐々に中心へ向かって移動するように、旋回スクロールを一定の半径で固定スクロールのラップの中心の周りを公転運動させることにより吸入口より取り込まれた気体は第2のラップの巻き終わり端を回り込みながら、両ラップによって形成される密閉空間に取り込まれ、旋回スクロールの公転運動とともに徐々にその容積を減小させつつ中心に向かって移動しながら高圧化されて、密閉空間が吐出ポートと導通したときに外部へ排出されるものである。
また、駆動・従動スクロールタイプは、駆動スクロールと従動スクロールが形成する密閉空間の容積を徐々に減少させつつ中心に向かって移動しながら、高圧化されて密閉空間が吐出ポートと導通して外部へ排出されるものである。
【0005】
さて、昨今は高真空化の要請とともに、所望の真空圧力を得る作業時間の短縮化が望まれている。
低圧縮比の真空ポンプにおいては、真空化に時間がかかるために、高圧縮比を有する真空ポンプが望まれる。
高圧縮比を得るためには渦巻型スクロールの巻数を増加させることであるが、その場合は、スクロールの外形が大きくなり、高速回転の場合の軸のタワミ等による回転のブレ、固定スクロールと旋回スクロールとによる不均等接触、等による騒音及び熱の発生、耐久性の低下等の問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
これを解決するものとして、スクロールの外形が大きくならないスクロール巻数の少ない真空ポンプを2個用い、前段のポンプの吐出管に後段のポンプの吸入端を接続して両ポンプを駆動する方法が考えられる。
しかしながら、この駆動方法によると、接続された密閉容器内が大気圧に近い始動初期においては、高圧縮比のためにスクロールが形成する空間内が高圧力となり、高熱が発生するという問題があり、この高圧力の圧縮気体を外部に逃がす必要がある。
これに関連した技術としては、固定スクロールと旋回スクロールとの第1空間内の圧力が次の第2空間内の圧力より高くなると、弁手段を介してその第2空間に排出し、その第2空間が外部へ連通する吐出ポートと連通したときに、その気体を外部に排出する装置が、起動時の負荷低減構造として、特開昭62−48979号公報に開示されている。
【0007】
この関連技術は、固定スクロールの鏡板の中心部に圧縮気体を外部に排出する吐出ポート、及び、この吐出ポート近傍に弁室を設け、旋回スクロールによりスクロール終端から気体を取り込んだとき、旋回スクロールと固定スクロールにより形成する第1密閉空間内に、前記弁室と連通する第1連通孔を開設するとともに、圧縮気体を外部に排出する以前の圧縮工程及び、前記吐出ポートから圧縮気体を外部に排出する際に、固定スクロールと旋回スクロールにより形成される第2密閉空間内であって、前記吐出ポートの近傍に前記弁室に連通する第2連通孔を設け、前記弁室内の前記第1連通孔開口部に弁手段を設け、前記第1密閉空間内の圧力が前記第2密閉空間内の圧力より大きいと、前記弁手段が開成して前記第1密閉空間内の気体を前記第2密閉空間内に排出するものである。
【0008】
この上述の技術を、前述のスクロールの外形が大きくならないスクロール巻数の少ない真空ポンプを2個用い、前段のポンプの吐出管に後段のポンプの吸入端を接続して両ポンプを駆動する方法に適用し、前段のポンプに前記弁手段を設けると、第1密閉空間内の圧力が所定値より上昇すると前記弁手段により前記第1連通孔が開成して、第1密閉空間内の圧縮気体を第2密閉空間内に排出することができる。
しかしながら、前記第2密閉空間は旋回スクロールの旋回駆動により吐出ポートと連通し、該吐出ポートは後段のポンプの吸入端に接続している。
そのため、前段ポンプで圧縮した気体はすべて後段ポンプに送られ、前段のポンプと同じように固定スクロールと旋回スクロールが形成する空間内が高圧力となり、高熱が発生するという問題が依然として残る。
本発明は、かかる従来技術の欠点に鑑み、低真空の粘性流域においても発熱を低減する真空ポンプを提供すことを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、1のスクロールラップが設けられた端板と他側スクロールラップ端面に自己潤滑性のチップシールを介装してスクロールの旋回動作によりオイルフリーの状態でポンプ動作をなさしめるスクロールポンプで前段スクロールポンプと後段スクロールポンプを夫々構成し、前記後段スクロールポンプ部が前記前段スクロールポンプ部のスクロールラップの端板面よりの高さより低い高さを有し、前段後段両スクロールポンプ部を同一のスクロールハウジングに内蔵するとともに、両スクロールポンプ部を共通回転軸に軸支させて同一回転駆動源により回転させてなるオイルフリー2段スクロール式真空ポンプにおいて、前記前段および後段スクロールポンプ部はそれぞれ固定スクロール用ラップと旋回スクロール用ラップよりなり一対に組み合わされて直列に配置されて構成され、前記前段スクロールポンプ部の端板背面と前記後段スクロールポンプ部の端板背面間の空間を前段スクロールポンプ部の吐出口と後段スクロールポンプ部の吸込口とを連絡する中間通路として形成し、後段スクロールポンプ部の固定スクロールの圧縮室を除く端板にバイパス孔を設けて前記中間通路から後部スクロールポンプ部の吐出口に連絡するバイパス路を形成し、このバイパス路に所定圧力以下で閉成する圧力制御弁を設けたことを特徴とする。
【0010】
また、前記前段スクロールポンプの吸入側に負荷用密閉容器を連接させるとともに、該密閉容器内の真空圧の度合いにより回転数を変更可能な制御手段を設け、該制御手段により前記同一回転駆動源を回転制御可能に構成すると好ましい。
【0011】
また、前記両ポンプ部は、それぞれ別々の固定スクロール用ラップと旋回スクロール用ラップが嵌合させるとともに、前段スクロールポンプの固定スクロールと後段スクロールポンプの旋回スクロールと対面させて配置して、前記前段スクロールポンプの固定スクロールに設けた吐出ポートを通って前記後段スクロールポンプの旋回スクロールへ圧縮空気を供給可能に構成することを特徴とする前記前段スクロールポンプの固定スクロールに設けた吐出ポートを通って前記後段スクロールポンプの旋回スクロールへ圧縮空気を供給可能に構成すると好ましい。
【0012】
また、前記後段スクロールポンプの圧縮比を前記前段スクロールポンプの圧縮比より大として構成すると好ましい。
また、前記後段スクロールポンプの最大ガスポケット容積を前記前段スクロールポンプの最小ガスポケット容積より小として構成すると好ましい。
【0013】
【作用】
本発明は、前段スクロールポンプ部と後段スクロールポンプ部とを直列接続して構成されるオイルフリー2段スクロール式真空ポンプであるため、スクロールの外形が小さく、大径の場合に発生する、高速回転の場合の軸のタワミ等による回転のブレ、固定スクロールと旋回スクロールとによる不均等接触、等による騒音及び熱、または耐久性の低下等の問題がない。
【0014】
そして、前記前段スクロールポンプ部の吐出空間を前記後段スクロールポンプの吐出空間とバイパス路を介して連通させると共に、該バイパス路上に所定圧以下で閉成する圧力制御弁を設けているので、前記前段スクロールポンプの吸入端に真空にしようとする密閉容器を接続し、始動初期において前記密閉容器内の気圧が大気圧に近い関係上、吸入気体はすでに前段スクロールポンプの圧縮工程において高圧力となり、その圧力が所定圧力を越えると、例えば、後段スクロールポンプの吐出空間の圧力である外部圧力より高くなると前記圧力制御弁が開成し、高圧力の圧縮気体を後段スクロールポンプに送らずに前段スクロールポンプによる圧縮気体を外部に吐出する。
したがって、後段スクロールポンプに大気圧以上の圧縮気体を吸入することがなく、後段スクロールポンプ部において、過度の圧縮により発熱することがないため、高圧力により発熱し、真空ポンプの耐久性を低下もしくは焼き付いて破損させることはない。
【0015】
また、前記前段及び後段スクロールポンプを共通回転軸に一体的に軸支させ、該回転軸を駆動源に連接し、同一回転駆動源により回転するように構成したため、一つの駆動源によって真空ポンプを駆動することができ、部品点数が少なくコンパクトな真空ポンプが提供される。
また、前段スクロールポンプの吸入側に負荷用密閉容器を連接させるとともに、該密閉容器内の真空圧の度合いにより回転数を変更可能な制御手段を設け、該制御手段により前記同一回転駆動源を回転制御可能に構成した場合は、負荷用密閉容器の圧力が減少するにつれて前段スクロールポンプ及び後段スクロールポンプの回転数を上昇させて、密閉容器内の気体の排出回数を増加させ、処理時間の短縮化をはかることができる。
【0016】
【0017】
また、後段スクロールポンプ部の固定スクロールの圧縮機を除く端板にバイパス孔を設けて後部スクロールポンプ部の吐出口に連絡するバイパス路を形成したため、回転駆動しない固定スクロールに単に孔を開設するだけでバイパス路を形成でき、構成が簡単となる。
特に、前段スクロールポンプの固定スクロールと後段スクロールポンプの旋回スクロールと対面させて配置して、前記前段スクロールポンプの固定スクロールに設けた吐出ポートを通って前記後段スクロールポンプの旋回スクロールへ圧縮空気を供給可能に構成した場合は、前段スクロールポンプの固定スクロールと旋回スクロールのラップが形成する初段密閉空間と後段スクロールポンプの固定スクロールと旋回スクロールが形成する最終密閉空間との距離が短くなり、後段スクロールポンプの密閉空間に直ちに取り込まれないで両空間の間に残る気体が少なく効率的な真空ポンプを提供できる。
【0018】
【0019】
また、前記後段スクロールポンプの圧縮比を前記前段スクロールポンプの圧縮比より大として構成した場合は、所定容積の前段スクロールポンプに対して負荷用密閉容器の気体を取り組む量が大きく設計でき、処理時間の短縮化がはかれる。
また、前記後段スクロールポンプの最大ガスポケット容積を前記前段スクロールポンプの最小ガスポケット容積より小として構成した場合は、前段スクロールポンプにより吐出された容積以上の容積を取り組まないので後段スクロールポンプの初段ガスポケットである最大ガスポケットにおいて気体が膨張することもなく、後段における圧縮効率を低下させることはない。
また、前記前段スクロールポンプ及び前記後段スクロールポンプのスクロールラップの端板面よりの高さを、前記前段スクロールポンプと後段スクロールポンプとは異なった高さに構成した場合、スクロールの外径を所定の寸法にしたままで、ラップ高さを設定することによって、容易にスクロール機構のガスポケット容積を決定することができる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置などは特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0021】
図1は、本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの第1実施例を示す構成図、図2(a)は図1のA−A断面図、(b)は図1のB−B断面図、図3は、図1のC−C断面図、図4は、前段スクロールポンプ部の動作説明図、図5は、後段スクロールポンプの動作説明図、図6は、本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの第2実施例を示す構成図、図7は、本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの第3実施例を示す構成図、図8(a)は、本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの第4実施例を示す構成図、図8(b)は、本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの第4実施例を示す構成図、図9は、図8(a)に示したスクロール機構の前段側の断面図、図10は、図8(a)に示したスクロール機構の後段側の断面図、図11は、第1〜第3実施例に係るオイルフリー2段式真空ポンプを駆動する制御装置のブロック構成図、図12は、第4及び第5実施例に係るオイルフリー2段式真空ポンプを駆動する制御装置のブロック構成図である。
【0022】
図1において、オイルフリー2段式真空ポンプ本体1は、ハウジング3及び11によって囲まれた空間に、2個の固定スクロール用ラップ4、5と、それらに対向して設けられた2個の旋回スクロール6、7に植設された旋回スクロール用ラップ8、9と、これらの旋回スクロールを回転駆動する回転駆動軸28、及びこの駆動軸28に取り付けられハウジング3を冷却するファン22により基本的に構成されている。
【0023】
ハウジング3の内壁3eの中央部には、開口孔3aが開設されるとともに、該開口孔3aの右方には回転軸受けを保持する、前記開口孔3aより大径の座ぐり部3fが設けられ、該座ぐり部に設けられた回転軸受けを介して図示しないモータに連結した回転駆動軸28が前記開口孔3aに回転自在に嵌合している。
また、ハウジング3の外面には中心部分から外周に向かって放射状に複数のリブ39が設けられ、該リブ39の上面には複数の空気抜け穴36aが開設されたカバー36が取り付けられ、ファン22の回転により図1上、上方から侵入した冷却風が矢印に示すように右方に流れるように構成されている。
【0024】
また、このハウジング3の内壁3eの表面には渦巻状の後段固定スクロール用ラップ5が植設されるとともに、該ラップ5の端面には自己潤滑性とスラスト方向に弾性力を有したチップシール23が嵌入されている。
【0025】
前記開口孔3aの近傍には圧縮気体を吐出する開口部3bが開設され、該開口部3bは逆止め弁24を介して外部と連通する吐出ポート3cと連結している。この逆止め弁24は開口部3b内の圧縮気体の圧力が外部の大気圧より高いと開成して開口部3bは吐出ポート3cと連通し圧縮気体を外部に吐出し、開口部3b内の圧力が外部の大気圧より低いと閉成し、外部の気体が開口部3b内に逆流して始動時に余分な駆動負荷を与えないように構成されている。
【0026】
また、ハウジング3の内壁3e側の気密性を保つさめに周辺部に起立して内壁3e側を囲繞する壁面3hと後部固定スクロール用ラップ5の外周部との間に、開口部3dが開設され、該開口部3dは圧力制御弁25を介して、外部と連通する吐出ポート3cに連通している。
この圧力制御弁25は、壁面3hと後部固定スクロール用ラップ5の外周部との間の密閉空間3g内の圧縮気体の圧力が外部の大気圧より高いと開成して開口部3dは吐出ポート3cと連通し圧縮気体を外部に吐出し、密閉空間3g内の圧力が外部の大気圧より低いと閉成し、高圧の圧縮気体を後段スクロールポンプが取り込み、後段スクロールポンプ内が所定値以上の温度に上昇しないように制御するものである。
【0027】
ハウジング3内には、さらに、前記後段固定スクロ−ル用ラップ5と実質的に同じ形状の渦巻き形の後段旋回スクロール用ラップ9が植設された後段旋回スクロール端板7が、前記ラップ5、9同志を180度ずらして嵌合させて設けられている。
好ましい実施例によると、この後段固定スクロール用ラップ5と後段旋回スクロール用ラップ9とが形成する最大ガスポケット容積は56.6cc、最小ガスポケット容積は19.1cc、容積比(最大容積/最小容積=圧縮比)は2.96に設定されている。
【0028】
この端板7の中央部には、円筒部7bが設けられ、その中心部には開口孔7aが開設されるとともに、該開口孔7aの左方には回転軸受けを保持する、前記開口孔7aより大径の座ぐり部7fが設けられ、該座ぐり部に設けられた回転軸受けを介して図示しないモータに連結した回転駆動軸28の回転中心より偏芯した軸中心を有する先端軸部28aが回転可能に嵌合している。
また、円筒部7bの先端面には後述する前段旋回スクロールの端板6の位置決め孔と嵌合して位置決めする複数のピン7cが突出するとともに、前段旋回スクロールを固着する複数のネジ孔が削設されている。
【0029】
また、前記端板7に設けられた後段固定スクロール用ラップ9の端面には自己潤滑性とスラスト方向に弾性力を有したチップシール23が嵌入されている。そして、前述したように、前記各スクロ−ルのラップ5、9は各々他側スクロ−ルと接触する端面に凹設した溝部に、チップシ−ル23で構成される自己潤滑性シ−ル部材を嵌入させ、無潤滑で摺動可能に達成するとともに、前記後段固定スクロール用ラップ5及び前記後段旋回スクロール用ラップ9とで形成される密閉空間内の外部との気密性の維持を図っている。
【0030】
また、後段旋回スクロール端板7のラップが植設された面とは反対側の面の外周部分に、一端が後述する前段スクロールポンプのハウジング2に連結されたピンクランクを有した公転機構37が連結される連結部が120゜間隔で偏位された位置に(3個所)設けられている。
したがって、回転駆動軸28の回転により旋回スクロールの端板7は図1上上下運動を行い、公転機構37のクランク長さだけ旋回運動を行う事となり、旋回スクロールの端板7は自転を阻止されながら一定の半径で固定スクロールのラップ5中心の周りを公転可能に構成されている。
【0031】
ハウジング2はパッキング38を挟んでハウジング3とビス等で固着される。ハウジング2の内壁2eの中央部には、開口孔2aが開設されるとともに、該開口孔2aには、後段旋回スクロール端板7の円筒部7bが回転摺動可能に嵌合している。
また、ハウジング2の外周部には図示しない密閉容器に連結して密閉容器内の気体を吸引する吸入開口部2bが開設され、このハウジング2の内壁2eの表面には渦巻状の前段固定スクロール用ラップ4が植設されるとともに、該ラップ4の端面には自己潤滑性とスラスト方向に弾性力を有したチップシール23が嵌入されている。
【0032】
ハウジング2内には、さらに、前記前段固定スクロ−ル用ラップ4と実質的に同じ形状の渦巻き形の前段旋回スクロール用ラップ8が植設された前段旋回スクロール端板6が、前記ラップ4、8同志を180度ずらして嵌合させて設けられている。
好ましい実施例によると、この前段固定スクロール用ラップ4と前段旋回スクロール用ラップ8とが形成する最大ガスポケット容積Vmaxは、189.7cc、最小ガスポケット容積Vminは82.7cc、容積比(最大容積/最小容積=圧縮比)は2.29に設定されている。
この端板6の中央部には、ラップ8の植立方向に円筒部6bが設けられ、該円筒部6bの近傍の端板には、後段旋回スクロールの円筒部7bに設けられたピン7cに嵌合する位置決め孔6cと、該位置決め孔と並んで止め孔が設けられ、この前段旋回スクロールは前記止め孔からビス27によって後段旋回スクロールと一体に固着可能に構成されている。
【0033】
また、前記端板6に設けられた前段固定スクロール用ラップ8の端面には自己潤滑性とスラスト方向に弾性力を有したチップシール23が嵌入されている。そして、前述したように、前記各スクロ−ルのラップ4、8は各々他側スクロ−ルと接触する端面に凹設した溝部に、チップシ−ル23で構成される自己潤滑性シ−ル部材を嵌入させ、無潤滑で摺動可能に構成するとともに、前記前段固定スクロール用ラップ4及び前記前段旋回スクロール用ラップ8とで形成される密閉空間内の外部との気密性の維持を図っている。
また、ハウジング11がパッキング38を挟んでハウジング2に固着されている。
【0034】
図11は、固定スクロールと旋回スクロールの組み合わせに係るスクロール機構を備えた真空ポンプを駆動する制御装置のブロック図であり、(a)は、密閉容器35の吸い出し口には、真空ポンプ本体1の吸入端が接続され、この真空ポンプ本体1はモータ32により駆動され、このモータ32は電気制御装置34により回転制御されるように配線接続され、前記電気制御装置34は前記密閉容器35内の気体圧力を測定する測定手段を備え、該測定手段の測定値により、モータ32の回転数を制御可能に構成されている。
また、(b)は、密閉容器35の吸い出し口には、真空ポンプ本体10の吸入端が接続され、この真空ポンプ本体10は前段スクロール機構をモータ33、後段スクロール機構をモータ32により駆動され、これらのモータ32、33は電気制御装置34により回転制御されるように配線接続され、前記電気制御装置34は前記密閉容器35内の気体圧力を測定する測定手段を備え、該測定手段の測定値により、モータ32、33の回転数を制御可能に構成されている。
【0035】
次に、かかる実施例の動作を説明する。
図11(a)に示されるように、真空ポンプ本体1の吸入開口部2bを配管によって密閉容器35の吸入端に連結し、真空ポンプ本体1の回転駆動軸28を、電気制御装置34に接続されたモータ32と連結し、電気制御装置34によりモータ32を駆動すると、前段旋回スクロール端板6及び後段旋回スクロール端板7は回転を開始する。
【0036】
回転駆動軸28の回転により、該回転駆動軸28とは偏芯した回転軸を有した後段旋回スクロール端板7の軸受け部7bは、図2(a)に示すようにその外周をハウジング2に開設された開口部2aの縁に摺接しながら、開口部2a内を上下運動を行い、公転機構37(図3)のクランク長さだけ旋回運動を行う事となり、旋回スクロールの端板7は自転を阻止されながら一定の半径で固定スクロールのラップ4中心の周りを反時計方向に公転する。
【0037】
したがって、前段旋回スクロール用ラップ8は前段固定スクロール用ラップ4の壁面に摺接しながら図2(a)上反時計方向の公転運動を行い、ラップ8の先端8aはハウジング2の中心部に、ラップ4の終端部に延設されたアール状の壁面2hに規制され、そのアール面に沿って旋回し、開口部2aから圧縮気体を吐出する。
一方、軸受け部7bと一体の後段旋回スクロール用ラップ9は、後段固定スクロール用ラップ5の壁面に摺接しながら図2(b)上反時計方向の公転運動を行い、ラップ9の先端9aはハウジング3の中心部に、ラップ5の終端部に延設されたアール状の壁面3hに規制され、そのアール面に沿って旋回して、吐出ポート3bから圧縮気体を吐出する。
【0038】
次に、本実施例の動作を詳細に説明する。
吸入開口部2bと密閉容器35が配管によって連結されると、前段スクロールポンプを構成するハウジング2内の空間2g(図4)は密閉容器35内と同じ圧力の気体に満たされる。
前段旋回スクロールが回動すると、図4(a)、及び(d)に示されるように空間2gの気体は、外側が固定スクロール用ラップ4と内側が旋回スクロール用ラップ8で形成される最大ガスポケットTmax、及び外側が旋回スクロール用ラップ8と内側が固定スクロール用ラップ4で形成される最大ガスポケットSmaxとして取り込まれる。
【0039】
これらの最大ガスポケットTmax及びSmaxに取り込まれた気体は旋回スクロール用ラップ8の回動により、Tmaxは(b)に示すように最小ガスポケットTminとして圧縮され、さらに回動して(c)に示すようにラップ8の先端部8aとアール2hとの空隙が開成することにより、そこから圧縮気体は吐出開口部2aに吐出される。
また、Smaxは(c)に示すように最小ガスポケットSminとして圧縮され、さらに旋回スクロールが回動して(d)に示すようにラップ4の中心部の先端部4aと旋回スクロール8の内壁との間が開成することにより、そこから圧縮気体は吐出開口部2aに吐出される。
【0040】
開口部2aから吐出された圧縮気体は、後段スクロール端板7の中心部分から外周部分に設けられたハウジング3の空間3gに向かって流動し、端板7の背面及び空間3gに充満する。
初期駆動時は密閉容器35が大気圧と同じ圧力であり、それがために前段スクロールに取り込まれた気体は大気圧の約2倍となって空間3gに充満される。外部と連通する吐出通路3cに連通して設けられた開口部3dに配設された圧力制御弁25は、空間3gが大気圧より高いために、開成し圧縮気体を外部に排出する。
【0041】
一方、初期駆動時においては、後段スクロール機構は空間3gのみならず各固定スクロール用ラップ5及び旋回スクロール用ラップ9が形成するガスポケット内はほぼ大気圧と同じ圧力の気体が充満している。
これは、各固定スクロールラップと壁面が摺接する旋回スクロールラップ間には僅かの隙間があり、気体の漏洩があり、駆動中にはその気体の漏洩は無視できるが、長時間大気圧内に放置されると前述の隙間から侵入する気体によって大気圧とほぼ同じ圧力となるためである。
【0042】
したがって、後段スクロール機構は、初期駆動時にほぼ大気圧の気体を取り込み、前段スクロール機構が吐出する気体と空間3gに存在する気体とが混合されて、その圧力が大気圧を下回るまで、大気圧の気体を取り込み圧縮する。
そのために、後段スクロール機構の形状寸法は、ラップ端面に嵌入されるチップシール23の温度特性、旋回スクロールの回転速度、旋回スクロールによる気体の最大取り込み容積、圧縮比、ファン22による冷却性能、前記空間3gの気体圧力が大気圧を下回るまでの時間などを考慮して設計され、後段スクロール機構はその範囲内で運転される。
【0043】
後段旋回スクロールが回動すると、図5(a)、及び(d)に示されるように空間3gの気体は、外側が固定スクロール用ラップ5と内側が旋回スクロール用ラップ9で形成される最大ガスポケットWmax、及び外側が旋回スクロール用ラップ9と内側が固定スクロール用ラップ5で形成される最大ガスポケットXmaxとして取り込まれる。
【0044】
これらの最大ガスポケットWmax及びXmaxに取り込まれた気体は旋回スクロール用ラップ9の回動により、Xmaxは(b)に示すように最小ガスポケットXminとして圧縮され、さらに回動して(c)に示すようにラップ9の先端部9aと固定スクロール用ラップ5の中央部壁面3jとの空隙が開成することにより、そこから圧縮気体は吐出開口部3bに吐出される。
また、Wmaxは(d)に示すように最小ガスポケットWminとして圧縮され、さらに回動して(a)に示すようにラップ5の中心部のアール部3iと旋回スクロール9の先端部9aとの間が開成することにより、そこから圧縮気体は吐出開口部3bに吐出される。
【0045】
密閉容器35の排気が進み、該容器内の圧力が低下するにつれて気体の吸入量が低下する。
この圧力低下を検出することによって、電気制御装置34はモータ32の回転数を上げ、気体吸入量の低下を補うように動作する。
尚、密閉容器の容量、真空ポンプの性能などを、予め電気制御装置34内に入力しておき、所定時間経過後にモータ回転数を制御するように構成してもよい。
【0046】
上述したように、後段スクロールは、ほぼ大気圧の気体を圧縮して外部へ吐出することができ、前段スクロール機構によって、大気圧以上の圧縮気体が供給されても、圧力制御弁によりバイパスして外部に吐出できるように構成されているので、後段スクロール機構によって、それ以上の圧力の気体を取り込み圧縮されることがなく、それにより発生する高温によってスクロール機構の耐久性の低下もしくは破損することがない。
【0047】
図6は、本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの第2実施例を示す構成図である。
同図において、オイルフリー2段式真空ポンプ本体10は、ハウジング13及び20によって囲まれた空間に、2個の固定スクロール用ラップ14、15と、それらに対向して設けられた2個の旋回スクロール端板16、17に植設された旋回スクロール用ラップ18、19と、これらの旋回スクロールを回転駆動する回転駆動軸29、30、及びこの駆動軸29、30に取り付けられハウジング13、20を冷却するファン22により基本的に構成されている。
【0048】
ハウジング13の内壁13eの中央部には、開口孔13aが開設されるとともに、該開口孔13aの右方には回転軸受けを保持する、前記開口孔13aより大径の座ぐり部13fが設けられ、該座ぐり部に設けられた回転軸受けを介して図示しないモータに連結した回転駆動軸29が前記開口孔13aに回転自在に嵌合している。
また、ハウジング13の外面には中心部分から外周に向かって放射状に複数のリブ41が設けられ、該リブ41の上面には複数の空気抜け穴36aが開設されたカバー36が取り付けられ、ファン22の回転により図1上、上方から侵入した冷却風が矢印に示すように右方に流れるように構成されている。
【0049】
また、このハウジング13の内壁13eの表面には渦巻状の後段固定スクロール用ラップ15が植設されるとともに、該ラップ15の端面には自己潤滑性とスラスト方向に弾性力を有したチップシール23が嵌入されている。
【0050】
前記開口孔13aの近傍には圧縮気体を吐出する開口部13bが開設され、該開口部13bは逆止め弁24を介して外部と連通する吐出ポート13cと連結している。
この逆止め弁24は開口部13b内の圧縮気体の圧力が外部の大気圧より高いと開成して開口部13bは吐出ポート13cと連通し圧縮気体を外部に吐出し、開口部13b内の圧力が外部の大気圧より低いと閉成し、外部の気体が開口部13b内に逆流して始動時に余分な駆動負荷を与えないように構成されている。
【0051】
また、ハウジング13の内壁13e側の気密性を保つために周辺部に起立して内壁13e側を囲繞する壁面13hと後部固定スクロール用ラップ15の外周部との間に、開口部13dが開設され、該開口部13dは圧力制御弁25を介し、外部と連通する吐出ポート13cに連通している。
この圧力制御弁25は、壁面13hと後部固定スクロール用ラップ15の外周部との間の密閉空間13g内の圧縮気体の圧力が外部の大気圧より高いと開成して開口部13dは吐出ポート13cと連通し圧縮気体を外部に吐出し、密閉空間13g内の圧力が外部の大気圧より低いと閉成し、後段スクロールポンプが高い圧力の圧縮気体を取り込み後段スクロールポンプ内が所定値以上の温度に上昇しないように制御するものである。
【0052】
ハウジング13内には、さらに、前記後段固定スクロ−ル用ラップ15と実質的に同じ形状の渦巻き形の後段旋回スクロール用ラップ19が植設された後段旋回スクロール端板17が、前記ラップ15、19同志を180度ずらして嵌合させて設けられている。
好ましい実施例によると、この後段固定スクロール用ラップ15と後段旋回スクロール用ラップ19とが形成する最大ガスポケット容積は56.6cc、最小ガスポケット容積は19.1cc、容積比(最大容積/最小容積=圧縮比)は2.96に設定されている。
この端板17の中央部には、円筒部17bが設けられ、その中心部には開口孔17aが開設されるとともに、該開口孔17aの左方には回転軸受けを保持する前記開口孔17aより大径の座ぐり部17fが設けられ、該座ぐり部に設けられた回転軸受けを介して図示しないモータに連結した回転駆動軸29の回転中心より偏芯した軸中心を有する先端軸部29aが回転可能に嵌合している。
【0053】
また、前記端板17に設けられた後段固定スクロール用ラップ19の端面に自己潤滑性とスラスト方向に弾性力を有したチップシール23が嵌入されている。そして、前述したように、前記各スクロ−ルのラップ15、19は各々他側スクロ−ルと接触する端面に凹設した溝部に、チップシ−ル23で構成される自己潤滑性シ−ル部材を嵌入させ、無潤滑で摺動可能に達成するとともに、前記後段固定スクロール用ラップ15及び前記後段旋回スクロール用ラップ19とで形成される密閉空間内の外部との気密性の維持を図っている。
【0054】
また、後段旋回スクロール端板17のラップが植設された面とは反対側の面の外周部分に、一端が後述する前段スクロールポンプのハウジング12に連結された公転機構47が連結される連結部が120゜間隔で偏位された位置に(3個所)設けられている。
したがって、回転駆動軸29の回転により旋回スクロールの端板17は図6上上下運動を行い、公転機構47のクランク長さだけ旋回運動を行う事となり、旋回スクロールの端板17は自転を阻止されながら一定の半径で固定スクロールのラップ15中心の周りを公転可能に構成されている。
【0055】
ハウジング12はパッキング38を挟んでハウジング13とビス等で固着される。
このハウジング12の外周部には図示しない密閉容器に連結して密閉容器内の気体を吸引する吸入開口部12bが開設され、このハウジング12の内壁12eの表面には渦巻状の前段固定スクロール用ラップ14が植設されるとともに、該ラップ14の端面には自己潤滑性とスラスト方向に弾性力を有したチップシール23が嵌入されている。
ハウジング12のラップ14の植立側の中央部にはラップ14の端面からの深さが内壁12eより浅く凹部12fが設けられ、その凹部12fの周辺よりに圧縮気体を後段スクロール機構に供給する開口孔12aが開設されている。
また、ハウジング12の外周部の、120゜間隔で偏位された位置に(3個所)一端が後段旋回スクロール端板17と連結した公転機構37の基部が設けられている。
【0056】
ハウジング12内には、さらに、前記前段固定スクロ−ル用ラップ14と実質的に同じ形状の渦巻形の前段旋回スクロール用ラップ18が植設された前段旋回スクロール端板16が、前記ラップ14、18同志を180度ずらして嵌合させて設けられている。
この前段旋回スクロール端板16は、その外周部の120゜間隔で偏位された位置に(3個所)一端が後段旋回スクロール端板17と連結した公転機構47の他端が連結されている。
そして、端板16の中心部にラップ18植立方向に向かって円筒部16bが設けられ、該円筒部の先端は前記ハウジング12の凹部12fの壁面にチップシール23を介して接触し、回転駆動軸30の偏心した先端部30aに回転可能に設けられている。
好ましい実施例によると、この前段固定スクロール用ラップ4と前段旋回スクロール用ラップ8とが形成する最大ガスポケット容積Vmaxは、189.7cc、最小ガスポケット容積Vminは82.7cc、容積比(最大容積/最小容積=圧縮比)は2.29に設定されている。
【0057】
また、前記端板16に設けられた前段固定スクロール用ラップ18の端面に自己潤滑性とスラスト方向に弾性力を有したチップシール23が嵌入されている。そして、前述したように、前記各スクロ−ルのラップ14、18は各々他側スクロ−ルと接触する端面に凹設した溝部に、チップシ−ル23で構成される自己潤滑性シ−ル部材を嵌入させ、無潤滑で摺動可能に構成するとともに、前記前段固定スクロール用ラップ14及び前記前段旋回スクロール用ラップ18とで形成される密閉空間内の外部との気密性の維持を図っている。
【0058】
また、ハウジング20がパッキング38を挟んでハウジング12に固着されている。
ハウジング20の内壁20eの中央部には、開口孔20aが開設されるとともに、該開口孔20aの左方には回転軸受けを保持する、前記開口孔20aより大径の座ぐり部20fが設けられ、該座ぐり部に設けられた回転軸受けを介して図示しないモータに連結した回転駆動軸30が前記開口孔30aに回転自在に嵌合している。
また、ハウジング20の外面には中心部分から外周に向かって放射状に複数のリブ40が設けられ、該リブ40の上面には複数の空気抜け穴36aが開設されたカバー36が取り付けられ、ファン22の回転により図6上、上方から侵入した冷却風が矢印に示すように左方に流れるように構成されている。
【0059】
次に、このように構成された第2実施例の動作を図6及び図11(b)を用いて説明する。
図11(b)において、電気制御装置34はモータ33を回転して前段スクロール機構を駆動する。
図6において、ハウジング12の吸入開口部12bには大気圧とほぼ同じ圧力の気体が吸入され、前段スクロール機構はその気体を取り込み、圧縮して吐出開口部12aからハウジング13の空間13gに圧縮気体を放出する。
この放出された気体は、初期駆動時においては大気圧より高圧力になっているため、圧力制御弁25は、その圧縮気体を外部に吐出する。
【0060】
密閉容器35の容積、前段旋回スクロールの取り組み容積、及び回転速度などとを考慮して計算される時間経過し、電気制御装置34はモータ32を回転させる。
その時点を前後して、その頃には、空間13gに吐出される前段スクロールの圧縮気体の圧力は大気圧を下回り、圧力制御弁25は閉成する。
爾後、前段スクロール機構が吐出する圧縮気体は後段スクロール機構により圧縮され、吐出開口部13bから外部に吐出される。
真空ポンプの吸引により、密閉容器35内の圧力が低下するにつれて、電気制御装置34はモータ33、32の回転数を上昇させる。これによって、密閉容器内の気体排気量の低下を補償し、処理時間が短縮される。
【0061】
図7は、本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの第3実施例を示す構成図である。
同図において、オイルフリー2段式真空ポンプ本体100は、ハウジング102及び103によって囲まれた空間に、2個の固定スクロール用ラップ104、105と、それらに対向して設けられた旋回スクロール端板106に植設された旋回スクロール用ラップ108、107と、この旋回スクロールを回転駆動する回転駆動軸31、及びこの駆動軸31に取り付けられハウジング103、102を冷却するファン22により基本的に構成されている。
【0062】
ハウジング103の内壁103eの中央部には、開口孔103aが開設されるとともに、該開口孔103aの右方には回転軸受けを保持する、前記開口孔103aより大径の座ぐり部103fが設けられ、該座ぐり部に設けられた回転軸受けを介して図示しないモータに連結した回転駆動軸31が前記開口孔103aに回転自在に嵌合している。
また、ハウジング103の外面には中心部分から外周に向かって放射状に複数のリブ42が設けられ、該リブ42の上面には複数の空気抜け穴36aが開設されたカバー36が取り付けられ、ファン22の回転により図7上、上方から侵入した冷却風が矢印に示すように右方に流れるように構成されている。
【0063】
また、このハウジング103の内壁103eの表面には渦巻状の後段固定スクロール用ラップ105が植設されるとともに、該ラップ105の端面には自己潤滑性とスラスト方向に弾性力を有したチップシール23が嵌入されている。
前記開口孔103aの近傍には、圧縮気体を吐出する開口部103bが開設され、該開口部103bは逆止め弁24を介して外部と連通する吐出ポート103cと連結している。
この逆止め弁24は開口部103b内の圧縮気体の圧力が外部の大気圧より高いと開成して開口部103bは吐出ポート103cと連通し圧縮気体を外部に吐出し、開口部103b内の圧力が外部の大気圧より低いと閉成し、外部の気体が開口部13b内に逆流して始動時に余分な駆動負荷を与えないように構成されている。
【0064】
また、ハウジング103の内壁103e側の気密性を保つさめに周辺部に起立して内壁103e側を囲繞する壁面103hと後部固定スクロール用ラップ105の外周部との間に、開口部103dが開設され、該開口部103dは圧力制御弁25を介して、外部と連通する吐出ポート103cに連通している。
この圧力制御弁25は、壁面103hと後部固定スクロール用ラップ105の外周部との間内の密閉空間103g内の圧縮気体の圧力が外部の大気圧より高いと開成して開口部103dは吐出ポート103cと連通し圧縮気体を外部に吐出し、密閉空間103g内の圧力が外部の大気圧より低いと閉成し、後段スクロールポンプが高い圧力の圧縮気体を取り込んで後段スクロールポンプ内が所定値以上の温度に上昇しないように制御するものである。
【0065】
ハウジング102はパッキング38を挟んでハウジング103とビス等で固着される。
このハウジング102の外周部には図示しない密閉容器に連結して密閉容器内の気体を吸引する吸入開口部102bが開設され、このハウジング102の内壁102eの表面には渦巻状の前段固定スクロール用ラップ104が植設されるとともに、該ラップ104の端面には自己潤滑性とスラスト方向に弾性力を有したチップシール23が嵌入されている。
【0066】
ハウジング102の内壁102eの中央部には、開口孔102aが開設されるとともに、該開口孔102aの左方には回転軸受けを保持する、前記開口孔102aより大径の座ぐり部102fが設けられ、該座ぐり部に設けられた回転軸受けを介して図示しないモータに連結した回転駆動軸31が前記開口孔102aに回転自在に嵌合している。
また、ハウジング102の外面には中心部分から外周に向かって放射状に複数のリブ43が設けられ、該リブ43の上面には複数の空気抜け穴36aが開設されたカバー36が取り付けられ、ファン22の回転により図7上、上方から侵入した冷却風が矢印に示すように左方に流れるように構成されている。
【0067】
また、ハウジング102の内面中央部近傍には、圧縮気体の吐出開口部102aが開設され、吐出通路102cを介して後段スクロールに圧縮気体が供給される。
また、ハウジング102の外周部の、120゜間隔で偏位された位置に(3個所)一端が旋回スクロール端板106と連結した公転機構37の基部が設けられている。
ハウジング102内には、さらに、前記前段固定スクロ−ル用ラップ104と実質的に同じ形状の渦巻き形の前段旋回スクロール用ラップ108が植設された旋回スクロール端板106が、前記ラップ104、108同志を180度ずらして嵌合させて設けられている。
好ましい実施例によると、この前段固定スクロール用ラップ4と前段旋回スクロール用ラップ8とが形成する最大ガスポケット容積Vmaxは、189.7cc、最小ガスポケット容積Vminは82.7cc、容積比(最大容積/最小容積=圧縮比)は2.29に設定されている。
【0068】
さらに、旋回スクロール端板106の鏡面106gには前記後段固定スクロ−ル用ラップ105と実質的に同じ形状の渦巻き形の後段旋回スクロール用ラップ107が植設され、前記ラップ105、107同志を180度ずらして嵌合させて設けられている。
好ましい実施例によると、この後段固定スクロール用ラップ15と後段旋回スクロール用ラップ19とが形成する最大ガスポケット容積は56.6cc、最小ガスポケット容積は19.1cc、容積比(最大容積/最小容積=圧縮比)は2.96に設定されている。
【0069】
この旋回スクロール端板106は、その外周部の120゜間隔で偏位された位置に(3個所)基部がハウジング102と連結したピンクランク機構37の一端が、連結されている。
そして、端板106の中心部にラップ108の植立方向に向かって円筒部106bが設けられ、該円筒部の先端は前記ハウジング102の鏡面102eにチップシール23を介して接触し、回転駆動軸31の偏心した先端部31aに回転可能に設けられている。
この端板106の中央部に設けられた円筒部106bの中心部には開口孔106aが開設されるとともに、該開口孔106aの左方には回転軸受けを保持する前記開口孔106aより大径の座ぐり部106fが設けられ、該座ぐり部に設けられた回転軸受けを介して図示しないモータに連結した回転駆動軸31の回転中心より偏芯した軸中心を有する偏心部31aが回転可能に嵌合している。
【0070】
次に、このように構成された第3実施例の動作を図7及び図11(a)を用いて説明する。
図11(a)において、電気制御装置34はモータ32を回転して旋回スクロール端板106を駆動する。
図7において、ハウジング102の吸入開口部102bには大気圧とほぼ同じ圧力の気体が吸入され、前段スクロール機構の旋回ラップ108と固定ラップ104はその気体を取り込み、圧縮して吐出開口部102aからハウジング103の空間103gに圧縮気体を放出する。
【0071】
初期駆動時は密閉容器35が大気圧と同じ圧力であり、それがために前段スクロールに取り込まれた気体は、大気圧の約2倍となって空間103gに充満される。
外部と連通する吐出通路103cに連通して設けられた開口部103dに配設された圧力制御弁25は、空間103gが大気圧より高いために、開成し圧縮気体を外部に排出する。
【0072】
一方、初期駆動時においては、後段スクロール機構は空間103gのみならず各固定スクロール用ラップ105及び旋回スクロール用ラップ107が形成するガスポケット内はほぼ大気圧と同じ圧力の気体が充満している。
したがって、後段スクロール機構は、初期駆動時にほぼ大気圧の気体を取り込み、前段スクロール機構が吐出する気体と空間103gに存在する気体とが混合されて、その圧力が大気圧を下回るまで、大気圧の気体を取り込み圧縮し、圧縮気体は吐出開口部103bに吐出される。
【0073】
密閉容器35の排気が進み、該容器内の圧力が低下するにつれて気体の吸入量が低下する。
この圧力低下を検出することによって、電気制御装置34はモータ32の回転数を上げ、気体吸入量の低下を補うように動作する。
尚、密閉容器の容量、真空ポンプの性能などを予め電気制御装置34に入力しておき、所定時間経過後にモータ回転数を制御するように構成してもよい。
【0074】
図8は、駆動スクロール及び従動スクロールを用いた本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの第4実施例を示す構成図である。
同図において、オイルフリー2段式真空ポンプ本体200は、モータ50の回転駆動軸53の両端に前段真空ポンプ本体200A及び後段真空ポンプ本体200Bを連結し、後段真空ポンプ200Bの吐出開口部を逆止め弁124により外部と連通する吐出通路57と連結し、前段真空ポンプ200Aの吐出開口部と後段真空ポンプ200Bの吸入開口部とを配管56で連結するとともに、配管56内が所定圧力以上になると開成して外部に排気する圧力制御弁125によって前記吐出通路とバイパスして配置構成されている。
【0075】
次に、前段真空ポンプ本体200A及び後段真空ポンプ本体200Bの詳細を説明する。
図9は、前段真空ポンプ本体200Aの詳細を示す断面図である。同図において、ハウジング60A及び60Bは、中間にドーナツ状に形成されたダストハウジング61を挟んで図示しない取付部材で一体に形成されている。
ハウジング60Aの外壁60Adの中心部には、モータ50の回転駆動軸53Aが回転自在に嵌挿する、内壁60Abに連通する開口部60Acが開設され、ハウジング60Bの外壁60Bdの中心部に、後述する取付座67の先端軸が回転自在に嵌挿する、内壁60Bbに連通する開口部60Bcが開設されている。
【0076】
取付座66は、キノコ状に形成され、茎部分を傘の上面に向かって駆動軸53Aに嵌合するための連通孔が開設され、傘部分に放射状に3個の取付部66bを有するとともに、該取付部を外れた茎部分に冷却用の空気が流通する3個の開口孔66aが開設されている。この取付座66の茎部分の外周には回転軸受けが嵌合され、該回転軸受けの外周はハウジング60Aの孔60Aaに固着され、取付座66は駆動軸53Aに固着された状態でハウジング60A内に回転可能に配置されている。また、ハウジング60Aの外面には駆動スクロール62を冷却する空気を吸入する複数の開口孔60Agおよび該空気を放出する複数の開口孔60Aiが開設されている。
【0077】
駆動スクロール62は、基本的には円盤状のスクロールブレードの背面に設けられた、中心部から外周部に放射状に複数設けられたファンブレード62aと、渦巻状のラップ63とで構成されている。
駆動スクロール62の背面には、120゜の間隔で放射状に3個のファンブレードが起立し、該ファンブレード62cの上部の太肉部には前記取付部66bにより前記取付座66が取付られている。
また、駆動スクロール62にはラップ63が植設され、該駆動スクロールの外周部には120゜ずつ円周方向3箇所に3対の公転機構68が設けられている。
【0078】
公転機構68を介して前記ラップ63と対面するラップ壁を有するラップ65を植設した従動スクロール64が設けられている。
この従動スクロール64のラップと反対側の面に円筒部64bが設けられ、そして、回転中心にはラップが植設された面から前記円筒部64の先端面に達する圧縮気体を外部に吐出するための開口孔64aが開設されている。
従動スクロール64の背面には、120゜の間隔で放射状に3個のファンブレードが起立し、該ファンブレード64aの上部の太肉部には取付部67bにより取付座67が取付られている。また、円筒部64bの先端面と取付座67との間にはパッキング69が挟持され、気密性を保持している。
【0079】
前記取付座67は、キノコ状に形成され、従動スクロールの開口孔64aから吐出された圧縮気体を外部に排出するために、茎部分を傘の上面に向かって連通孔67cが開設され、傘部分に放射状に3個の取付部67bを有するとともに、該取付部を外れた茎部分に冷却用の空気が流通する3個の開口孔67aが開設されている。
この取付座67の茎部分の外周には回転軸受けが嵌合され、該回転軸受けの外周はハウジング60Bの孔60Baに固着され、茎部分の先端部分は円筒状に突出して前記ハイジング60Bの開口孔60Bcに回転可能に嵌合している。
取付座67は従動スクロール64を固着した状態でハウジング60B内に回転可能に配置されている。
【0080】
また、ハウジング60Bの外面には従動スクロール64を冷却する空気を吸入する複数の開口孔60Bgおよび該空気を放出する複数の開口孔60Biが開設されている。
好ましい実施例によると、前記前段駆動スクロール用ラップ63と前段従動スクロール用ラップ65とが形成する最大ガスポケット容積Vmaxは、189.7cc、最小ガスポケット容積Vminは82.7cc、容積比(最大容積/最小容積=圧縮比)は2.29に設定されている。
【0081】
図10は、後段真空ポンプ本体200Bの詳細を示す断面図である。図9と同一部材は同一記号を用いる。
同図において、ハウジング60A及び60Bは、中間にドーナツ状に形成されたダストハウジング61を挟んで図示しない取付部材で一体に形成されている。ハウジング60Aの外壁60Adの中心部には、モータ50の回転駆動軸53Bが回転自在に嵌挿する、内壁60Abに連通する開口部60Acが開設され、ハウジング60Bの外壁60Bdの中心部に、後述する取付座67の先端軸が回転自在に嵌挿する、内壁60Bbに連通する開口部60Bcが開設されている。
【0082】
取付座66は、キノコ状に形成され、茎部分を傘の上面に向かって駆動軸53Bに嵌合するための連通孔が開設され、傘部分に放射状に3個の取付部66bを有するとともに、該取付部を外れた茎部分に冷却用の空気が流通する3個の開口孔66aが開設されている。この取付座66の茎部分の外周には回転軸受が嵌合され、該回転軸受の外周はハウジング60Aの孔60Aaに固着され、取付座66は駆動軸53Bに固着された状態でハウジング60A内に回転可能に配置されている。
また、ハウジング60Aの外面には駆動スクロール62を冷却する空気を吸入する複数の開口孔60Agおよび該空気を放出する複数の開口孔60Aiが開設されている。
【0083】
駆動スクロール62は、基本的には円盤状のスクロールブレードの背面に設けられた、中心部から外周部に放射状に複数設けられたファンブレード62aと、渦巻状のラップ63とで構成されている。
駆動スクロール62の背面には、120゜の間隔で放射状に3個のファンブレードが起立し、該ファンブレード62aの上部の太肉部には前記取付部66bにより前記取付座66が取付られている。
また、駆動スクロール62にはラップ63が植設され、該駆動スクロールの外周部には120゜ずつ円周方向3箇所に3対の公転機構68が設けられている。
【0084】
公転機構68を介して前記ラップ63と対面するラップ壁を有するラップ65を植設した従動スクロール64が設けられている。
この従動スクロール64のラップと反対側の面に円筒部64bが設けられ、そして、回転中心にはラップが植設された面から前記円筒部64の先端面に達する圧縮気体を外部に吐出するための開口孔64aが開設されている。
従動スクロール64の背面には、120゜の間隔で放射状に3個のファンブレードが起立し、該ファンブレード64cの上部の太肉部には取付部67bにより取付座67が取付られている。また、円筒部64bの先端面と取付座67との間にはパッキング69が挟持され、気密性を保持している。
【0085】
前記取付座67は、キノコ状に形成され、従動スクロール開口孔64aか吐出された圧縮気体を外部に排出するために、茎部分を傘の上面に向かって連通孔67cが開設され、傘部分に放射状に3個の取付部67bを有するとともに、該取付部を外れた茎部分に冷却用の空気が流通する3個の開口孔67aが開設されている。
この取付座67の茎部分の外周には回転軸受けが嵌合され、該回転軸受けの外周はハウジング60Bの孔60Baに固着され、茎部分の先端部分は円筒状に突出して前記ハウジング60Bの開口孔60Bcに回転可能に嵌合している。
取付座67は従動スクロール64を固着した状態でハウジング60B内に回転可能に配置されている。
【0086】
また、ハウジング60Bの外面には従動スクロール64を冷却する空気を吸入する複数の開口孔60Bgおよび該空気を放出する複数の開口孔60Biが開設されている。
好ましい実施例によると、この後段駆動スクロール用ラップ63と後段従動スクロール用ラップ65とが形成する最大ガスポケット容積は56.6cc、最小ガスポケット容積は19.1cc、容積比(最大容積/最小容積=圧縮比)は2.96に設定されている。
【0087】
図12は、駆動スクロールと従動スクロールの組み合わせに係るスクロール機構を備えた真空ポンプを駆動する制御装置のブロック図であり、(a)は、密閉容器35の吸い出し口には、配管59により前段真空ポンプ本体200Aの吸入端が接続され、この前段真空ポンプ本体200Aの吐出開口部と後段真空ポンプ本体200Bの吸入端とを配管56と接続し、後段真空ポンプ本体200Bの吐出開口部と吸入端とを配管57でバイパスされている。
この前段真空ポンプ本体200Aはモータ50の回転駆動軸53Aに連結し、後段真空ポンプ本体200Bはモータ50の回転駆動軸53Bに連結され、このモータ50は電気制御装置34により回転制御されるように配線接続され、前記電気制御装置34は前記密閉容器35内の気体圧力を測定する測定手段を備え、該測定手段の測定値により、モータ32の回転数を制御可能に構成されている。
【0088】
また、(b)は、密閉容器35の吸い出し口には、配管59により前段真空ポンプ本体300Aの吸入端が接続され、この前段真空ポンプ本体300Aの吐出開口部と後段真空ポンプ本体300Bの吸入端とを配管56と接続し、後段真空ポンプ本体300Bの吐出開口部と吸入端とを配管57でバイパスされている。この前段真空ポンプ本体300Aは、モータ51の回転駆動軸54に連結し、後段真空ポンプ本体300Bはモータ52の回転駆動軸55に連結され、これらのモータ51、52は電気制御装置34により回転制御されるように配線接続され、前記電気制御装置34は前記密閉容器35内の気体圧力を測定する測定手段を備え、該測定手段の測定値により、モータ32の回転数を制御可能に構成されている。
【0089】
このように構成された第4実施例の動作を図8(a)、図9、図10及び図12(a)を用いて説明する。
密閉容器35を真空ポンプ本体200Aに接続し、電気制御装置34によってモータ50を回転駆動すると、回転駆動軸53Aにより駆動スクロール62が回転する。この回転駆動力は公転機構68によって従動スクロール64に回転力が伝達され、従動スクロール64は駆動する。
この駆動および従動スクロールにより圧縮された圧縮気体は図9上吐出通路67cを通って、配管56から後段真空ポンプ200Bの吸入端61aに供給される。
【0090】
このとき配管56内は前段真空ポンプの吐出気体で充満され、その圧力は外部大気圧より高く、圧力制御弁125はその圧力により開成し、内部の圧縮気体を外部に排気する。
配管56内の気体の圧力が大気圧を下回ると、圧力制御弁125は閉成する。
【0091】
一方、後段真空ポンプ200Bは、回転駆動軸53Bの回転とともに前段真空ポンプ200Aが動作を始める同時に駆動し、駆動スクロール62及び従動スクロール64により圧縮した気体は吐出通路67cを通って逆止め弁124を押して外部に排出する。
密閉容器35内の圧力が低下するにつれて、電気制御装置34はモータ50の回転数を上げ、気体吸入量の低下を補う。
【0092】
図8(b)は、駆動スクロール及び従動スクロールを用いた本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの第5実施例を示す構成図である。前述の第4実施例と同一部材は同一符号を用いる。
同図において、オイルフリー2段式真空ポンプ本体300は、モータ51の回転駆動軸54、及びモータ52の回転駆動軸55に前段真空ポンプ本体300A及び後段真空ポンプ本体300Bを連結し、後段真空ポンプ300Bの吐出開口部を逆止め弁124により外部と連通する吐出通路57と連結し、前段真空ポンプ300Aの吐出開口部と後段真空ポンプ300Bの吸入開口部とを配管56で連結するとともに、配管56内が所定圧力以上になると開成して外部に排気する排気バルブ125によって前記吐出通路とバイパスして配置構成されている。
【0093】
ここにおいて、ブロックで示される前段真空ポンプ本体300Aは、図9に示す前段真空ポンプ本体200Aと同一の構成であり、また、後段真空ポンプ本体300Bは、図10に示す後段真空ポンプ本体200Bと同一であり、第4実施例との相違点は、第4実施例が同一モータで前段及び後段真空ポンプを駆動するのに対して、本実施例は前段及び後段真空ポンプをそれぞれ別のモータで駆動する点である。
【0094】
次に、この実施例の動作を図8(b)、図9、図10および図12(b)を用いて説明する。
密閉容器35を真空ポンプ本体300Aに接続し、電気制御装置34によってモータ51を回転駆動すると、回転駆動軸54により駆動スクロール62が回転する。この回転駆動力は公転機構68によって従動スクロール64に回転力が伝達され、従動スクロール64は駆動する。
この駆動および従動スクロールにより圧縮された圧縮気体は、配管56から後段真空ポンプ300Bに供給される。
【0095】
このとき配管56内は前段真空ポンプの吐出気体で充満され、その圧力は外部大気圧より高く、排気バルブ125はその圧力により開成し、内部の圧縮気体を外部に排気する。これは配管56内の気体の圧力が大気圧を下回るまで続けられる。
【0096】
密閉容器35の容積、前段スクロール機構の取り組み容積、及び回転速度などとを考慮して計算される時間経過し、電気制御装置34はモータ52を回転させる。
その時点を前後して、その頃には、配管56に吐出される前段スクロール機構の圧縮気体の圧力は大気圧を下回り、圧力制御弁125は閉成する。
爾後、前段スクロール機構が吐出する圧縮気体は後段スクロール機構により圧縮され、逆止め弁124を開成して外部に吐出される。
【0097】
真空ポンプの吸引により、密閉容器35内の圧力が低下するにつれて、電気制御装置34はモータ51、52の回転数を上昇させる。これによって、密閉容器内の気体排気量の低下を補償し、処理時間が短縮される。
【0098】
尚、第2実施例及び第5実施例ともに、後段真空ポンプを駆動するモータの始動時期を、密閉容器の容積と前段真空ポンプの性能とを考慮して演算して決定しているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、圧力制御弁の開閉動作に連動して動作する移動片もしくは、センサ等を配置して、それにより検出して後段真空ポンプを駆動させてもよい。
【0099】
また、第4実施例及び第5実施例は、それぞれ前段及び後段真空ポンプに、固定スクロール及び旋回スクロール機構の組み合わせ、もしくは駆動スクロールと従動スクロールの組み合わせで説明したが、これは前段真空ポンプに前者の組み合わせを用い、後段真空ポンプに後者の組み合わせを用いてもよく、さらに、前段スクロールポンプに後者の組み合わせを用い、後段スクロールポンプに前者の組み合わせをもちいても良い事は勿論のことである。
【0100】
以上説明したように、本実施例は、前段スクロールポンプ部と後段スクロールポンプ部とを直列接続して構成されるオイルフリー2段式真空ポンプであるため、スクロールの外形が小さくすることができる。
その結果、大径の場合に発生する、高速回転の場合の軸のタワミ等による回転のブレ、固定スクロールと旋回スクロールとによる不均等接触、等による騒音及び熱、または耐久性の低下等の問題がない。
【0101】
そして、前記前段スクロールポンプ部の吐出空間を前記後段スクロールポンプの吐出空間とバイパス路を介して連通させると共に、該バイパス路上に所定圧以下で閉成する圧力制御弁を設けているので、前記前段スクロールポンプの吸入端に真空にしようとする密閉容器を接続し、始動初期において前記密閉容器内の気圧が大気圧に近い関係上、吸入気体はすでに前段スクロールポンプの圧縮工程において高圧力となり、その圧力が所定圧力を越えると、例えば、後段スクロールポンプの吐出空間の圧力である外部圧力より高くなると前記圧力制御弁が開成し、前段スクロールポンプによる圧縮気体を外部に吐出する。
したがって、後段スクロールポンプに大気圧以上の圧縮気体が吸入されることがないために、後段スクロールポンプ部において、過度の圧縮により発熱することがなく、高圧力により発熱して、真空ポンプの耐久性を低下もしくは焼き付いて破損させることはない。
【0102】
また、前記前段及び後段スクロールポンプを共通回転軸に一体的に軸支させ、該回転軸を駆動源に連接し、同一回転駆動源により回転するように構成した場合は、一つの駆動源によって真空ポンプを駆動することができ、部品点数が少なくコンパクトな真空ポンプが提供される。
また、前段スクロールポンプの吸入側に負荷用密閉容器を連接させるとともに、該密閉容器内の真空圧の度合いにより回転数を変更可能な制御手段を設け、該制御手段により前記同一回転駆動源を回転制御可能に構成した場合は、負荷用密閉容器の圧力が減少するにつれて前段スクロールポンプ及び後段スクロールポンプの回転数を上昇させて、密閉容器内の気体の排出回数を増加させ、処理時間の短縮化をはかることができる。
【0103】
また、前記前段及び後段スクロールポンプを別々の回転駆動源で回転るように構成した場合は、前段スクロールポンプの圧縮比による圧縮気体の負荷と後段スクロールポンプの圧縮比による圧縮気体の負荷に対する最適な回転駆動源をそれぞれのポンプに適用することができる。
また、負荷用密閉容器の吸入初期段階において前段スクロールポンプの圧縮気体圧力が大気圧を越える状態においては、すなわち、密閉容器内の真空の度合いが低い粘性流域においては、前段のポンプのみを駆動して圧力制御弁により外部に排気し、前段スクロールポンプの圧縮気体圧力が大気圧を下回って後に、後段スクロールポンプを回転駆動することができ、経済的な運転を行う事ができる。
また、この場合、前段及び後段のポンプの旋回スクロールをポンプ本体の両側から駆動することができ、前段及び後段のポンプの旋回スクロールを同じ駆動源によって回転駆動するのと比べて、回転駆動源から延在する回転軸の旋回スクロールを固定する位置が回転駆動源から短くなり、その分、軸のソリ等による回転のブレが少なくなる。
【0104】
また、固定スクロールと旋回スクロールとの組み合わせであって、固定スクロールの底壁上にバイパス孔を設けて前記バイパス路を構成した場合は、回転駆動しない固定スクロールに単に孔を開設するだけでバイパス路を形成でき、構成が簡単となる。
特に、前段スクロールポンプの固定スクロールと後段スクロールポンプの旋回スクロールと対面させて配置して、前記前段スクロールポンプの固定スクロールに設けた吐出ポートを通って前記後段スクロールポンプの旋回スクロールへ圧縮空気を供給可能に構成した場合は、前段スクロールポンプの固定スクロールと旋回スクロールのラップが形成する最終密閉空間と後段スクロールポンプの固定スクロールと旋回スクロールが形成する初段密閉空間との距離が短くなり、後段スクロールポンプの密閉空間に直ちに取り込まれないで両空間の間に残る気体が少なく効率的な真空ポンプを提供できる。
【0105】
【効果】
以上記載したごとく、本発明においては、低真空の粘性流域においても発熱を低減する経済的な真空ポンプを提供すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの、第1実施例を示す構成図である。
【図2】 (a)は図1のA−A断面図、(b)は図1のB−B断面図である。
【図3】 図1のC−C断面図でる。
【図4】 前段スクロールポンプ部の動作説明図である。
【図5】 後段スクロールポンプの動作説明図である。
【図6】 本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの、第2実施例を示す構成図である。
【図7】 本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの、第3実施例を示す構成図である。
【図8】 (a)は、本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの第4実施例を示す構成図、図8(b)は、本発明に係るオイルフリー2段式真空ポンプの第4実施例を示す構成図である。
【図9】 図8(a)に示したスクロール機構の前段側の断面図である。
【図10】 図8(a)に示したスクロール機構の後段側の断面図である。
【図11】 第1〜第3実施例に係るオイルフリー2段式真空ポンプを駆動する制御装置のブロック構成図である。
【図12】 第4及び第5実施例に係るオイルフリー2段式真空ポンプを駆動する制御装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
1、10、100、200、300 オイルフリー2段式真空ポンプ本体
2、12、102、3、13、103 ハウジング
4、14、104 前段固定スクロール用ラップ
5、15、105 後段固定スクロール用ラップ
6、16、 前段旋回スクロール端板
7、17 後段旋回スクロール端板
8、18 前段旋回スクロール用ラップ
9、19 後段旋回スクロール用ラップ
11〜13、20、21、60 ハウジング
22 ファン
23 チップシール
24、124 逆止め弁
25、125 圧力制御弁
26 バランスウエイト
28〜31、53〜55 回転駆動軸
32、33、50〜52 モータ
34 電気制御装置
35 密閉容器
36 カバー
37、47、68 公転機構
38、69 パッキング
39〜43 リブ
56〜59 配管
61 ダストハウジング
62 駆動スクロール
63 駆動スクロール用ラップ
64 従動スクロール
65 従動スクロール用ラップ
66、67 取付座

Claims (5)

  1. 1のスクロールラップが設けられた端板と他側スクロールラップ端面に自己潤滑性のチップシールを介装してスクロールの旋回動作によりオイルフリーの状態でポンプ動作をなさしめるスクロールポンプで前段スクロールポンプと後段スクロールポンプを夫々構成し、前記後段スクロールポンプ部が前記前段スクロールポンプ部のスクロールラップの端板面よりの高さより低い高さを有し、前段後段両スクロールポンプ部を同一のスクロールハウジングに内蔵するとともに、両スクロールポンプ部を共通回転軸に軸支させて同一回転駆動源により回転させてなるオイルフリー2段スクロール式真空ポンプにおいて、
    前記前段および後段スクロールポンプ部はそれぞれ固定スクロール用ラップと旋回スクロール用ラップよりなり一対に組み合わされて直列に配置されて構成され、前記前段スクロールポンプ部の端板背面と前記後段スクロールポンプ部の端板背面間の空間を前段スクロールポンプ部の吐出口と後段スクロールポンプ部の吸込口とを連絡する中間通路として形成し、後段スクロールポンプ部の固定スクロールの圧縮室を除く端板にバイパス孔を設けて前記中間通路から後部スクロールポンプ部の吐出口に連絡するバイパス路を形成し、このバイパス路に所定圧力以下で閉成する圧力制御弁を設けたことを特徴とするオイルフリー2段スクロール真空ポンプ。
  2. 前記前段スクロールポンプの吸入側に、負荷用密閉容器を連接させるとともに、該密閉容器内の真空圧の度合いにより回転数を変更可能な制御手段を設け、該制御手段により前記同一回転駆動源を回転制御可能に構成したことを特徴とする請求項1記載のオイルフリー2段スクロール式真空ポンプ。
  3. 前記両ポンプ部は、それぞれ別々の固定スクロール用ラップと旋回スクロール用ラップが嵌合させるとともに、前段スクロールポンプの固定スクロールと後段スクロールポンプの旋回スクロールと対面させて配置して、前記前段スクロールポンプの固定スクロールに設けた吐出ポートを通って前記後段スクロールポンプの旋回スクロールへ圧縮空気を供給可能に構成することを特徴とする請求項1記載のオイルフリー2段スクロール式真空ポンプ。
  4. 前記後段スクロールポンプの圧縮比を前記前段スクロールポンプの圧縮比より大としたことを特徴とする請求項1記載のオイルフリー2段スクロール式真空ポンプ。
  5. 前記後段スクロールポンプの最大ガスポケット容積を前記前段スクロールポンプの最小ガスポケット容積より小としたことを特徴とする請求項4記載のオイルフリー2段スクロール式真空ポンプ。
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