JP3030150B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP3030150B2
JP3030150B2 JP4008524A JP852492A JP3030150B2 JP 3030150 B2 JP3030150 B2 JP 3030150B2 JP 4008524 A JP4008524 A JP 4008524A JP 852492 A JP852492 A JP 852492A JP 3030150 B2 JP3030150 B2 JP 3030150B2
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JP
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discharge
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discharge hole
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JP4008524A
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祐司 牟田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は固定スクロールと揺動
スクロールとをかみ合わせて圧縮を行うスクロール圧縮
機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般のスクロール圧縮機は固定スク
ロールに対して揺動スクロールを公転させて圧縮空間を
外方から内方に向かって次第に縮小させながら冷媒を圧
縮させ、圧縮空間が吐出孔に連通したときに、この圧縮
空間内の冷媒を吐出させているため、ラップの巻き数と
吐出孔の大きさによって圧縮比が決まり、蒸発温度の異
なる冷凍機に使用する場合には圧縮機の機種数を多くし
なければならなかった。そこで、従来のスクロール圧縮
機は、吐出孔に吐出弁を取付けて圧縮比を変えられるよ
うにし、同一の圧縮機でいろいろな蒸発温度に対応でき
るようにしていた(特公昭63−58271号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スクロール圧縮機は吐出孔の上方を直接吐出弁で覆うよ
うにしているため、前記吐出弁の外側に圧縮ガス温度を
検出するセンサを配置しなければならず、ポンプダウン
等の吸入圧力が極端に低い状態で圧縮が行われると、前
記吐出弁が開放されず前記センサで圧縮ガス温度を検出
できなくなり、圧縮機が破損するという問題があった。
【0004】この発明は上記の問題を解決するもので、
吐出弁が開放されなくても吐出孔の圧縮ガスの温度を検
出できるスクロール圧縮機を提供することを目的とした
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は密閉容器内に
収納される電動要素及びスクロール圧縮要素とを備え、
このスクロール圧縮要素を、鏡板に渦巻き状のラップを
立設させた固定スクロールと、鏡板に渦巻き状のラップ
を立設させた揺動スクロールと、この揺動スクロールを
固定スクロールに対して公転させる継手手段とで構成
し、前記固定スクロールと揺動スクロールとのラップを
互にかみ合わせて複数の圧縮空間を形成し、前記固定ス
クロールに圧縮空間で圧縮された冷媒を密閉容器内に吐
出する吐出孔を設けるとともに、この吐出孔に連通する
吐出ポートを有するバルブプレートを取付け、かつ、こ
のバルブプレートに吐出ポートを開閉する吐出弁を取付
け、前記バルブプレートの吐出ポートを、固定スクロー
ルの吐出孔と位置をずらして設け、この吐出孔に圧縮ガ
ス温度を検出する検出装置を、前記バルブプレートを貫
通して挿入したものである。
【0006】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
吐出孔に直接吐出ガス温度センサを配置し、吐出弁が開
放されないポンプダウン運転時でも圧縮ガス温度を直接
検出できるようにしたものである。
【0007】
【実施例】以下この発明を図1乃至図3に示す実施例に
基づいて説明する。
【0008】図1はこの発明の一実施例を示すスクロー
ル圧縮機の断面図である。図2は同じく固定スクロール
にバルブプレートとカバー部材とを取付けた状態を示す
要部拡大断面図である。図3は固定スクロールにバルブ
プレートとカバー部材とを取付けた状態を示す断面図で
ある。
【0009】1は密閉容器で、この容器内には上側にス
クロール圧縮要素2が、下側にこの圧縮要素を駆動する
電動要素3が夫々収納されている。4はフレームで、こ
のフレームには中央に回転軸5を軸支する軸受部6が設
けられている。スクロール圧縮要素2は固定スクロール
7と揺動スクロール8とで構成されている。固定スクロ
ール7は密閉容器1の内壁に圧接してこの容器内を高圧
室9と低圧室10とに区画する円板状の鏡板11と、こ
の鏡板の一方の面周縁に突出された環状壁12と、この
環状壁で囲まれ鏡板11に立設されたインボリュート状
またはこれに近似の曲線からなる渦巻き状のラップ13
とで構成されている。そして、固定スクロール7は環状
壁12及びラップ13の突出方向を下方としている。
【0010】揺動スクロール8は円板状の鏡板14と、
この鏡板の一方の面に立設されたインボリュート状また
はこれに近似の曲線からなる渦巻き状のラップ15と、
鏡板14の他方の面の中央に突出されたピン部16とで
構成されている。そして、揺動スクロール8はラップ1
5の突出方向を上方として、このラップが固定スクロー
ル7のラップ13に向かい合ってかみ合うようにして内
部に複数の圧縮空間17を形成するようにしている。こ
の圧縮空間は外方から内方へ向かって次第に縮小して吸
込室18の冷媒を圧縮するようにしている。
【0011】固定スクロール7の鏡板11には中央に圧
縮空間17に連通する吐出孔19が設けられている。
【0012】20は回転軸5の先端に設けられて揺動ス
クロール8のピン部16を挿入するボス穴で、このボス
穴の中心は回転軸5の軸心と偏心して設けられている。
21は固定スクロール7に対して揺動スクロール8を自
転しないように円軌道上を公転させるオルダム継手であ
る。フレーム4の外周にはスクロール圧縮要素2に冷媒
を導く吸込通路22が設けられている。23は密閉容器
1に取付けられた吸込管で、この吸込管は電動要素3の
下方で密閉容器1内の低圧室10に連通している。24
は密閉容器1の上部に取付けられた吐出管で、この吐出
管は密閉容器1内の高圧室9に連通している。
【0013】25はバルブプレートで、このバルブプレ
ートは固定スクロール7の鏡板11に取付けられてい
る。バルブプレート25には吐出孔19の回りにこの吐
出孔から等距離の複数の吐出ポート26,27,28,
29と、これらの吐出ポートと鏡板11の吐出孔19と
を連通する空間30とが設けられている。31,32,
33,34は各吐出ポート26,27,28,29を開
閉する吐出弁で、これらの吐出弁は夫々独立してバルブ
プレート25に取付けられている。
【0014】バルブプレート25には吐出弁31,3
2,33,34を覆うカバー部材35が取付けられてい
る。このカバー部材には密閉容器1内の中央に開口する
吐出口36が設けられている。この吐出口は吐出孔19
と対向して設けられている。
【0015】37は吐出ガス温度を検出する検出装置
で、この検出装置はセンサ38と、このセンサを内部に
収納するパイプ39とで構成されている。パイプ39は
密閉容器1の上壁からカバー部材35の吐出口36及び
バルブプレート25を貫通して吐出孔19内に挿入され
ている。センサ38は吐出孔19内のパイプ39に位置
している。また、パイプ39は密閉容器1とバルブプレ
ート25との貫通部を密封して取付けられている。
【0016】このように構成されたスクロール圧縮機に
おいて、電動要素3を回転させると、その回転力が回転
軸5を介して揺動スクロール8に伝えられる。すなわ
ち、揺動スクロール8は回転軸5のボス穴20にこの回
転軸の軸心に対して偏心して挿入されたピン部16で駆
動され、オルダム継手21で固定スクロール7に対して
自転しないように円軌道上を公転させられる。そして、
固定スクロール7と揺動スクロール8とはこれらのスク
ロールで形成された圧縮空間17を外方から内方へ向か
って次第に縮小させ、吸込管23から密閉容器1内の低
圧室10に流入して電動要素3を通りフレーム4の外周
の吸込通路22から吸込室18に流れる冷媒を圧縮して
いる。この圧縮された冷媒は固定スクロール7の吐出孔
19から空間30を介して各吐出ポート26,27,2
8,29へ流れ、これらの吐出ポートの吐出弁31,3
2,33,34を開放してカバー部材35内に吐出され
る。このカバー部材内の冷媒は吐出口36から高圧室9
内に吐出され、吐出管24から密閉容器1外に吐出され
る。
【0017】検出装置37は圧縮空間17に開口する吐
出孔19内にセンサ38を配置することにより、圧縮空
間17から吐出ポート26,27,28,29へ流れる
圧縮ガスの温度を直接検出できるようにし、ポンプダウ
ン運転時に吐出弁31,32,33,34が開放しなく
てもスクロール圧縮要素2の温度上昇を検出できるよう
にしている。
【0018】吐出ポート26,27,28,29は吐出
孔19に対して位置をずらして対向しないように配置す
ることにより、検出装置37を吐出弁31,32,3
3,34に関係なく上方から吐出孔19内に挿入できる
ようにしている。
【0019】この発明は吐出孔19とずらして吐出弁3
1,32,33,34で開閉される吐出ポート26,2
7,28,29を形成したことにより、吐出孔19内で
圧縮ガスの温度を検出する検出装置37を密閉容器の外
から取付けることができるようにしたものである。
【0020】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、密閉容
器内に収納される電動要素及びスクロール圧縮要素とを
備え、このスクロール圧縮要素を、鏡板に渦巻き状のラ
ップを立設させた固定スクロールと、鏡板に渦巻き状の
ラップを立設させた揺動スクロールと、この揺動スクロ
ールを固定スクロールに対して公転させる継手手段とで
構成し、前記固定スクロールと揺動スクロールとのラッ
プを互にかみ合わせて複数の圧縮空間を形成し、前記固
定スクロールに圧縮空間で圧縮された冷媒を密閉容器内
に吐出する吐出孔を設けるとともに、この吐出孔に連通
する吐出ポートを有するバルブプレートを取付け、か
つ、このバルブプレートに吐出ポートを開閉する吐出弁
を取付け、前記ブルブプレートの吐出ポートを、固定ス
クロールの吐出孔と位置をずらして設け、この吐出孔に
圧縮ガス温度を検出する検出装置を、前記バルブプレー
トを貫通して挿入したので、吐出弁の開閉に関係なく圧
縮空間で圧縮されたガスの温度を検出することができ、
ポンプダウン運転時に吸入圧力が極端に低下しても圧縮
要素の破損を防止できる。しかも、この発明は圧縮ガス
温度を密閉容器の外から取付けることができ、検出装置
の取付けを簡単にできるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の
断面図である。
【図2】この発明の固定スクロールにバルブプレートと
カバー部材とを取付けた状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【図3】この発明の固定スクロールにバルブプレートと
カバー部材とを取付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 スクロール圧縮要素 3 電動要素 5 回転軸 6 軸受部 7 固定スクロール 8 揺動スクロール 11,14 鏡板 13,15 ラップ 17 圧縮空間 19 吐出孔 21 オルダム継手 25 バルブプレート 26,27,28,29 吐出ポート 31,32,33,34 吐出弁 36 吐出口 37 検出装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に収納される電動要素及びス
    クロール圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要素は
    鏡板に渦巻き状のラップを立設させた固定スクロール
    と、鏡板に渦巻き状のラップを立設させた揺動スクロー
    ルと、この揺動スクロールを固定スクロールに対して公
    転させる継手手段とを有し、前記固定スクロールと揺動
    スクロールとは前記ラップを互にかみ合わせて複数の圧
    縮空間を形成し、前記固定スクロールには圧縮空間で圧
    縮されたガスを密閉容器内に吐出する吐出孔が設けられ
    るとともに、この吐出孔に連通する吐出ポートを有する
    バルブプレートが取付けられ、かつ、このバルブプレー
    トには吐出ポートを開閉する吐出弁が取付けられている
    スクロール圧縮機において、前記バルブプレートの吐出
    ポートは固定スクロールの吐出孔と位置をずらして設け
    られ、この吐出孔には圧縮ガス温度を検出する検出装置
    が前記バルブプレートを貫通して挿入されていることを
    特徴とするスクロール圧縮機。
JP4008524A 1992-01-21 1992-01-21 スクロール圧縮機 Expired - Lifetime JP3030150B2 (ja)

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JPH05195968A JPH05195968A (ja) 1993-08-06
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