JP5436978B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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本発明は、密閉容器内にスクロール圧縮要素と、このスクロール圧縮要素を駆動する電動要素とを備えたスクロール圧縮機に関するものである。
従来、室内空気調和機などに使用される高温用(空調用)のスクロール圧縮機は、例えば、縦長円筒状の密閉容器内の下部に電動要素を備え、この電動要素の上部に当該電動要素の回転軸により駆動されるスクロール圧縮要素とを備えている。スクロール圧縮要素は、図6に示すように、円板状の鏡板12Aとこの鏡板12Aの一面に立設された渦巻き状のラップ12Bとを備えた固定スクロール12と、固定スクロール12に対して電動要素20の回転軸22により旋回運転されると共に、円板状の鏡板14Aと、この鏡板14Aの一面に立設された渦巻き状のラップ14Bとを備えた揺動スクロール14とから成る。そして、固定スクロール12の一面に形成されたラップ12Bと揺動スクロール14の一面に形成されたラップ14Bとを互いに噛み合わせて、各ラップ12B、14B間に形成された複数の密閉空間16を圧縮室とし、この圧縮室を、外側から内側に向かって次第に縮小させることにより冷媒を圧縮するものとされていた。
上記固定スクロール12には、中心部に吐出口17が形成され、外周部に図示しない吸込口が形成されている。また、固定スクロール12の鏡板12Aの他方の面の中心部には突出部13が形成されており、その突出部13と密閉容器2の間には仕切板70が設けられ、当該仕切板70により密閉容器2内の空間が上下に仕切られている。そして、突出部13には、前記吐出口17と連通する吐出孔19が設けられている。吐出孔19は、突出部13を回転軸22の軸方向に貫通する孔であり、一端は前記固定スクロール12の吐出口17に連通し、他端はフロート弁200を介して、仕切板70にて区画された密閉容器2内の一方(上側)の空間72と連通するように設けられている。
係る構成により、電動要素20の通電により揺動スクロール14が回転(公転)すると、吸込口から固定スクロール12と揺動スクロール14との間に形成された外周側の圧縮室16内に導入された低温低圧の冷媒ガスが、内側に向かうに従って徐々に圧縮されて、高温高圧の冷媒ガスとなり、吐出口17より吐出孔19、及び、フロート弁200を介して仕切板70により仕切られた密閉容器2内の一方の空間72内に吐出される。この冷媒ガスは、当該空間72内に接続された吐出管50からスクロール圧縮機の外部に吐出され、凝縮器、減圧装置及び蒸発器を順次経て、吸込管51から仕切板の下側の密閉容器2内に吸い込まれた後、再び、吸込口から固定スクロール12と揺動スクロール14との間に形成された外周側の圧縮空間(圧縮室)16に吸い込まれるサイクルを繰り返す(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−22781号公報
ところで、上記スクロール圧縮機を、冷蔵庫などの冷凍冷蔵用の用途で使用するには、蒸発温度が低下(吸入圧力低下)し、より高圧縮比条件で運転する必要があるため、フロート弁200を吐出弁として用いた従来の構造では、冷媒の脈動によりフロート弁200の上下動が激しくなり、この上下動による騒音の問題が生じていた。そこで、フロート弁200に換えてリード弁を用いる必要があるが、突出部13にリード弁を取り付けられる程の十分な面積が無く、また、突出部13の周囲には前記仕切板70があるため、リード弁を取り付けることが困難であった。
更に、このような冷凍・冷蔵用のスクロール圧縮機では、圧縮比(高圧と低圧の比率)が高くなり、圧縮動作によるスクロール圧縮要素の過熱を防ぐための冷却手段を設ける必要がある。そこで、従来より冷媒回路の液冷媒を圧縮空間の中間圧部付近にインジェクションし、そこで蒸発させて、液冷媒が蒸発する際の吸熱作用により圧縮室内の冷媒ガスの冷却を行っていた。しかしながら、前記仕切板の存在により、密閉容器内のスペースが制限されるため、係るリキッドインジェクションのための構造を設けることが困難であった。このように、従来の室内空気調和機などに使用される高温用(空調用)のスクロール圧縮機を、冷蔵庫などの冷凍冷蔵用の用途に転用するには、多くの部材の設計変更が必要となり、製造コストがかかるため、困難であった。
本発明は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、室内空気調和機などに使用される高温用(空調用)のスクロール圧縮機を、大きな仕様変更無く、冷蔵庫などの低温用(冷凍冷蔵用)の用途に使用可能とすることを目的とする。
即ち、本発明のスクロール圧縮機は、密閉容器内にスクロール圧縮要素と、このスクロール圧縮要素を駆動する電動要素とを設けると共に、スクロール圧縮要素を、鏡板の一方の面に渦巻き状のラップが立設された固定スクロールと、この固定スクロールに対して電動要素の回転軸により旋回運動され、鏡板の一方の面に渦巻き状のラップが立設された揺動スクロールとから構成し、両ラップを互いに噛み合わせて形成される複数の圧縮空間を、外側から内側に向かって次第に縮小させることにより冷媒を圧縮するものであって、固定スクロールの他方の面の中心部より突出し、吐出孔を有する突出部と、この突出部と密閉容器に固定されて密閉容器内の空間を仕切る仕切板と、この仕切板の固定スクロールとは反対側に位置して突出部に取り付けられた取付部材と、スクロール圧縮要素に液冷媒を導入するためのリキッドインジェクション回路と、固定スクロール内に形成され、この固定スクロールの一方の面に開口した第1のリキッドインジェクション通路と、取付部材内に形成され、第1のリキッドインジェクション通路に連通する第2のリキッドインジェクション通路とを備え、リキッドインジェクション回路を、第2のリキッドインジェクション通路に連通させると共に、取付部材は、吐出孔に連通する貫通孔と、この貫通孔と直交する方向に延出した延出部を有し、貫通孔を開閉するリード弁は、取付部材の延出部にネジ止めされ、第2のリキッドインジェクション通路は、リード弁のネジ止め箇所を避けた位置の延出部内に延在し、リキッドインジェクション回路は、当該延出部に接続されることを特徴とする。
請求項2の発明のスクロール圧縮機は、上記発明において、固定スクロールの突出部と取付部材間には、両リキッドインジェクション通路の外側に位置してシール材を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明のスクロール圧縮機は、請求項1又は請求項2に記載の発明において取付部材を、開口を有するマフラー用カップにて覆ったことを特徴とする。
本発明は、密閉容器内にスクロール圧縮要素と、このスクロール圧縮要素を駆動する電動要素とを設けると共に、スクロール圧縮要素を、鏡板の一方の面に渦巻き状のラップが立設された固定スクロールと、この固定スクロールに対して電動要素の回転軸により旋回運動され、鏡板の一方の面に渦巻き状のラップが立設された揺動スクロールとから構成し、両ラップを互いに噛み合わせて形成される複数の圧縮空間を、外側から内側に向かって次第に縮小させることにより冷媒を圧縮するスクロール圧縮機において、固定スクロールの他方の面の中心部より突出し、吐出孔を有する突出部と、この突出部と密閉容器に固定されて密閉容器内の空間を仕切る仕切板と、この仕切板の固定スクロールとは反対側に位置して突出部に取り付けられた取付部材とを備え、この取付部材は、吐出孔に連通する貫通孔を有し、この貫通孔を開閉するリード弁を、取付部材に取り付けたので、従来、リード弁を取り付けることが困難であった突出部の周囲に仕切板が設けられたスクロール圧縮機に、リード弁を取り付けることが可能となる。
特に、本発明によれば、突出部に取付部材を取り付けて、この取付部材にリード弁を取り付けるだけで、スクロール圧縮機にリード弁を取り付けることができるので、従来のフロート弁からリード弁への変更に際しての設計変更も抑えることができるようになる。
また、スクロール圧縮要素に液冷媒を導入するためのリキッドインジェクション回路と、固定スクロール内に形成され、この固定スクロールの一方の面に開口した第1のリキッドインジェクション通路と、取付部材内に形成され、第1のリキッドインジェクション通路に連通する第2のリキッドインジェクション通路とを備え、リキッドインジェクション回路を、第2のリキッドインジェクション通路に連通させたので、突出部の周囲に仕切板を備えた構成であっても、リキッドインジェクション構造を設けることが可能となる。
特に、リード弁を吐出孔に対応して取り付けるための取付部材に第2のリキッドインジェクション通路を形成することで、この第2のリキッドインジェクション通路と連通する第1のリキッドインジェクションを固定スクロール内に形成するだけで、圧縮空間内へのリキッドインジェクションを行うための経路を容易に確保することができるようになる。これにより、設計変更をより一層抑えてリキッドインジェクションのための通路を形成することができるようになり、製造コストの低減を図ることが可能となる。
特に取付部材は、貫通孔と直交する方向に延出した延出部を備え、リード弁は延出部にネジ止めされ、第2のリキッドインジェクション通路は、リード弁のネジ止め箇所を避けた位置の延出部内に延在し、リキッドインジェクション回路は、当該延出部に接続されるので、より簡単な構成で取付部材にリード弁及びリキッドインジェクションのための通路を形成することが可能となる。
請求項2の発明によれば、上記発明において、固定スクロールの突出部と取付部材間には、両リキッドインジェクション通路の外側に位置してシール材を設けたので、突出部と取付部材間のシール性を確保することが可能となる。これにより、リキッドインジェクションのための液冷媒が、突出部と取付部材との間から密閉容器内にリークする不都合を防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明において取付部材を、開口を有するマフラー用カップにて覆ったので、吐出孔から密閉容器内に吐出される高温高圧の冷媒ガスをカップ内に一旦吐出させ、当該カップ内で冷媒の脈動を低減させた後、カップの開口から密閉容器内に冷媒を吐出させることができるようになる。これにより、密閉容器内に吐出される冷媒の脈動を抑えて、騒音を低減することができるようになる。
本発明を適用した一実施例のスクロール圧縮機の縦断側面図である。 図1の(本発明の構成を説明するための)スクロール圧縮機の圧縮要素周辺部の拡大縦断側面を示す図である。 図2のカップが取り付けられた状態の取付部材の平面図である。 図3のカップを取り除いた状態の取付部材の平面図である。 図2の固定スクロールの突出部と取付部材間の一部拡大図である。 従来のスクロール圧縮機を説明するための一部の縦断側面を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明を適用した密閉式スクロール圧縮機の一実施例の縦断側面図、図2は図1の一部拡大図、図3及び図4は図1のスクロール圧縮機の後述する取付部材80の平面図をそれぞれ示している。尚、図3及び図4では、説明のために、後述する密閉容器2、吐出管50及びリキッドインジェクション配管100を断面で示し、他の部材を平面で示している。本実施例のスクロール圧縮機1は、図示しない凝縮器、減圧装置及び蒸発器(冷却器)と接続されて、周知の冷媒回路を構成している。各図において、2は、密閉容器である。この密閉容器2は、縦長円筒状を呈する容器本体4と、この容器本体4の一端(上端)の開口を閉塞するように取り付けられた略椀状のエンドキャップ4Aと、容器本体4の他端(下端)の開口を閉塞するように取り付けられた略椀状のボトムキャップ4Bとから構成されている。
この密閉容器2内には、後述する突出部13と密閉容器2に固定されて、密閉容器2内の空間を上下に仕切る仕切板70が設けられている。即ち、密閉容器2の内部は、仕切板70により上側の空間72と、下側の空間74とに仕切られている。
密閉容器2内の下側の空間74には、上部に回転軸22により駆動されるスクロール圧縮要素10、その下方に電動要素20がそれぞれ収納されている。また、空間74内の底部(即ち、ボトムキャップ4Bの内面)6は、スクロール圧縮要素10等を潤滑する潤滑油が貯留されたオイル溜とされている。尚、図1では、図示されていないが、電動要素20とスクロール圧縮要素10の間の密閉容器2の容器本体4には、円形の取付孔が形成されており、この取付孔には電動要素20に電力を供給するためのターミナルが取り付けられている。
スクロール圧縮要素10と電動要素20の間の密閉容器2の空間74内には、上支持フレーム28が設けられている。この上支持フレーム28の中央部には連続して下方に延在する軸受部30が形成されている。また、軸受部30に対応する位置の容器本体4(密閉容器2)には、金属管にて構成された吸込管51が溶接固定されており、この吸込管51の一端は容器本体4内に所定寸法延在し、上支持フレーム28下側の密閉容器2内の空間74に開口している。この吸込管51の他端は、図示しない外部の蒸発器の出口側に接続されている。
前記スクロール圧縮要素10は、上支持フレーム28に固定された固定スクロール12と、この固定スクロール12に対して電動要素10の回転軸22により旋回運動される揺動スクロール14とから構成されている。固定スクロール12は、円板状の鏡板12Aと、この鏡板12の一方の面(揺動スクロール14側の面(下面))に立設され、インボリュート曲線、或いは、これに近似の曲線に形成されたラップ12Bとから構成されている。また、固定クロール12は、その中心部に吐出口17、外周部に吸込口(図示せず)を備えている。
そして、固定スクロール12の鏡板12Aは、当該鏡板12Aの他方の面(揺動スクロール14と反対側の面(上面))の中心部に、突出すると共に、前記吐出口17に一端(下端)が連通する吐出孔19を有する前述した円筒状の突出部13を備える。そして、この突出部13は、仕切板70に形成された保持孔70Aに嵌合し、当該突出部13の端面(上面)13Aが仕切板70の上側の空間72に臨むように構成されている。この突出部13の端面13Aには、後述する本発明の取付部材80が設けられている。
また、突出部13の端面13Aに対応する位置の密閉容器2(エンドキャップ4A)には、金属管にて構成された吐出管50が溶接固定されており、この吐出管50の一端は容器本体4内に所定寸法延在し、仕切板70の上側の密閉容器2内の空間72に開口している。この吐出管50の他端は、図示しない外部の凝縮器の入口側に接続されている。更に、取付部材80に対応する位置の密閉容器2(エンドキャップ4A)には、後述するリキッドインジェクション回路95の配管100が固定されている。
前記揺動スクロール14は、円板状の鏡板14Aと、この鏡板14Aの一方の面(固定スクロール12側の面(上面))に立設され、固定スクロール12のラップ12Bと略同一形状に形成されたラップ14Bと、鏡板14Aのラップ14Bの形成された面(上面)と反対側の面(下面)に突出形成され、中心にボス孔を備えたボス29とから構成されている。そして、上支持フレーム28の中央部には前述した軸受部30が形成されており、この軸受部30に回転軸22の上部が支承されている。
そして、回転軸22の下部にはオイルポンプ76が設けられている。このオイルポンプ76は、回転軸22の回転によって密閉容器2内底部(ボトムキャップ4Bの内面)に構成されたオイル溜6に溜まったオイルを吸い上げて、回転軸22内に鉛直方向に形成された図示しないオイル通路を経てスクロール圧縮機1の揺動部(回転軸22と軸受部30間、後述する偏心軸22Aとボス29間、揺動スクロール14と上支持フレーム28間など)に供給する。
電動要素20は、略円環状に形成され、密閉容器2の容器本体4の内面に固定される固定子23と、この固定子23の内面に少許間隔を有して、当該固定子23の内側において回転可能に設けられた回転子25とから構成されている。固定子23は、複数枚の電磁鋼板を積層した積層体23Aと、その歯部に巻装された固定子コイル24にて構成されている。また、回転子25も固定子23と同様に電磁鋼板の積層体26で形成されている。
この回転子25の中心には、前記スクロール圧縮要素10を駆動する回転軸22が嵌合されている。そして、回転軸22の下部は、副軸受けとなる下支持フレーム52に軸支されている。当該下支持フレーム52は、電動要素20の下側の密閉容器2の容器本体4に溶接などにより固定されている。
前記回転軸22の上部先端には、当該回転軸22の軸芯と所定寸法軸芯がずれた偏心軸(ピン)22Aが設けられており、この偏心軸22Aが揺動スクロール14のボス29のボス孔内に回転可能に挿入されている。また、固定スクロール12は、上支持フレーム28に複数本のボルト31によって固定されており、揺動スクロール14はオルダムリング41及びオルダムキーよりなるオルダム機構40によって上支持フレーム28に支承されている。これにより、揺動スクロール14は、固定スクロール12に対して自転せずに旋回運動を行うように構成されている。
即ち、揺動スクロール14は、偏心軸22Aにより回転軸22の軸心に対して偏心して挿入されたボス29が駆動されると、オルダムリング41により固定スクロール12に対して自転しないように円軌道上を公転することとなる。そして、この公転により、固定スクロール12と揺動スクロール14は、固定スクロール12と揺動スクロール14の各ラップ12B、14Bを互いに噛み合わせた状態で、固定スクロール12と揺動スクロール14との間に形成された三日月状の複数の圧縮空間16(圧縮室)を外側から内側へ向かって次第に縮小させて、冷媒を圧縮するよう構成されている。係る構成により、外側の吸込口から圧縮空間16に入った低温低圧の冷媒ガスは、そこから内側に向かうに従い、次第に圧縮されて、高温高圧の冷媒ガスとなり、吐出口17から吐出室42に吐出されることとなる。
ここで、前述した取付部材80について図2を用いて説明する。取付部材80は、仕切板70の固定スクロール12とは反対側(上側)に位置している。この取付部材80は、略円筒状を呈し、下面が突出部13の上面13Aに当接して、当該突出部13の上側に取り付けられる取付部81を備える。この取付部81には、当該取付部81を回転軸22の軸方向(上下方向)に貫通し、突出部13に形成された吐出孔19に縁通する貫通孔85が設けられている。また、取付部材80は、貫通孔85が形成された取付部81のうち、当該取付部81の上方の部分が、当該貫通孔85と直交する方向に延出するよう構成されている。尚、この貫通孔85と直交する方向に延出した部分を延出部82と称するものとする。即ち、取付部材80は、略円筒状を呈した取付部81と、当該取付部81に形成された貫通孔85と直交する方向に延在した延出部82にて構成されている。
上記取付部材80は、取付部81に形成された貫通孔85の下端(下側の開口)が突出部13の吐出孔19の上端(上側の開口)に対応するように配置された状態で、ボルト83にて突出部13に固定されている。また、上記貫通孔85は、前記吐出孔19と共に、圧縮空間16と密閉容器2内の空間72とを連通するための通路である。貫通孔85の上端(上側の開口)に対応する取付部材80の上面には、リード弁90が設けられている(図4)。リード弁90は、貫通孔85の上端に取り付けられ、当該貫通孔85を開閉可能に閉塞する弁装置である。
リード弁90は、縦長形状の金属板からなる弾性部材にて構成されており、このリード弁90の上側には、リード弁抑え板としてのバッカーバルブ92が配置され、取付部材80の上面に取り付けられている。具体的に、リード弁90の一側が取付部81の前記貫通孔85の上端開口に当接して、当該貫通孔85の上端開口を開閉可能に閉塞しているに対して、バッカーバルブ92の一端は、当該リード弁90の一端と所定間隔を存した上方に位置している。そして、リード弁90とバッカーバルブ92の他側は取付部材80の延出部82に設けられた図示しない取付孔にボルト87によりネジ止めされている。
そして、固定スクロール12と揺動スクロール14との間に形成された圧縮空間16内で圧縮され、所定の圧力に達した冷媒ガスが、吐出口17から吐出孔19を経て、図1及び図2の下方から貫通孔85の上側の開口を閉じているリード弁90を押し上げて、当該貫通孔85の上端の開口を開き、これにより、後述する吐出消音室60内と圧縮空間16内とが連通されることとなる。
このとき、リード弁90はバッカバルブ92と共に他端が取付部材80の延出部82に固着されているので、当該貫通孔85の上端開口に当接している一端が反り上がり、当該リード弁90の開き量を規制しているバッカーバルブ92(バッカーバルブ92の一端)に当接する。そして、冷媒ガスの吐出が終了する時期になると(即ち、吐出口17と連通する圧縮空間16内の圧力が所定の圧力から低下すると)、リード弁90の一端がバッカーバルブ92から離れ、貫通孔85の上端開口に当接して、貫通孔85を閉塞する。
一方、各図に示す95は、スクロール圧縮要素10に液冷媒を導入するためのリキッドインジェクション回路である。具体的に、このリキッドインジェクション回路95は、冷媒回路の高圧側の液冷媒が流れる部分(例えば、図示しない凝縮器出口の側の冷媒液管等)と圧縮途中の中間圧部付近の圧縮空間16内とを細い通路にて連通し、係る液冷媒を圧力差により圧縮空間16内に導き、そこで膨張させて、その時の吸熱作用により、圧縮空間16内の圧縮過程の冷媒ガスを冷却するためのものである。本実施例のリキッドインジェクション回路95は、固定スクロール12内に形成され、固定スクロール12の一方の面(下面)に開口した第1のリキッドインジェクション通路97と、取付部材80内に形成され、第1のリキッドインジェクション通路97に連通する第2のリキッドインジェクション通路99と、第2のリキッドインジェクション通路99に連通するリキッドインジェクション配管100にて構成されている。
リキッドインジェクション配管100は、冷媒回路の凝縮器の出口側と減圧装置とを接続する配管の途中部、或いは、凝縮器と減圧装置との間に設けられた受液管に一端が接続されている。そして、当該一端からスクロール圧縮機1の密閉容器2(エンドキャップ4A)を貫通し、他端は、取付部材80の延出部82に設けられた第2のリキッドインジェクション通路99に挿入接続されて、当該通路99内にて開口している。即ち、リキッドインジェクション回路95の配管100は、取付部材80の延出部82に接続されている。
また、第2のリキッドインジェクション通路99は、回転軸22の軸方向(上下方向)に延びる通路99Aと、この通路99Aと直交する方向に延出する通路99Bにて構成されている。通路99Aは、取付部材80の取付部81内の貫通孔85の外周側に、貫通孔85と並行に設けられている。この通路99Aの下端は取付部81の下面にて開口しており、上端は取付部81内に位置している。通路99Bは、一端が前記通路99Aの上端と連通し、そこから前記通路99Aと直交する方向(横方向)に延出部82内を延在するように設けられており、他端は延出部82の外周面にて開口している。特に、この通路99Bは、前記リード弁90及びバッカーバルブ92を延出部82にネジ止めする前記ボルト87を避けた位置に設けられている。尚、通路99Bの他端の開口には前述したリキッドインジェクション回路95の配管100が挿入接続されている。
一方、前記第1のリキッドインジェクション通路97は、固定スクロール12の突出部13に形成された第1の通路97Aと、この第1の通路97Aと直交する方向に延在する第2の通路97Bと、固定スクロール12の鏡板12Aの下面に位置する固定スクロール12と揺動スクロール14との間に形成された圧縮空間16と連通する連通路98により構成されている。
具体的に、通路97Aは、固定スクロール12の突出部13内の前記取付部材80に形成された通路99Aに対応する位置に、前記吐出孔19と並行に設けられている。即ち、前記取付部材80が突出部13の上面13Aに取り付けられた際に、取付部材80の取付部81に形成された通路99Aの下端と当該突出部13に形成された通路97Aの上端とが合致して、両通路99A、97Aが連通されることとなる。
また、固定スクロール12の突出部13と取付部材80との間には、両リキッドインジェクション通路97、99の外周に位置してシール材としてのOリング105が設けられている。このOリング105は、図5に示すように、突出部13の上面13Aと取付部材80間の第1のリキッドインジェクション通路97の通路97Aの上端と、第2のリキッドインジェクション通路99の通路99Aの下端とが当接する部分の外周に設けられ、通路97Aと通路99Aの接続部からリキッドインジェクション回路の液冷媒が密閉容器2内にリークするのを防ぐために設けられたものである。本実施例では、取付部材80の下面の通路99Aの外周に円形の溝107が形成されており、この溝107内にOリング105が取り付けられている。係る構成により、両リキッドインジェクション通路97、99の接続部をシールすることが可能となり、固定スクロール12の突出部13と取付部材80との間から密閉容器2内にリキッドインジェクション回路95の液冷媒が漏れ出る不都合を確実に回避することができる。
上記通路97Aの下端は、前記固定スクロール12と揺動スクロール14との間に形成された圧縮空間16の上側となる固定スクロール12の鏡面12A内に位置している。また、通路97Bは、一端が前記通路97Aの下端と連通し、そこから固定スクロール12の鏡板12A内を通路97Aと直交する方向(横方向)に延在している。そして、通路97Bの他端は鏡板12Aの外周面にて開口しており、仕切板70の下側の密閉容器2の空間74と連通している。この他端の開口には、封止部材88が挿入されており、当該通路97B内と密閉容器2の空間74との連通が確実に阻止されている。
また、連通路98は、固定スクロール12の鏡板12Aにおいて、吐出孔19と並行に設けられた通路である。当該連通路98は、通路97Aより外周で、且つ、通路97Aの下側であって、鏡板12Aの前記ラップ12Bが設けられていない位置に形成されている。この連通路98の上端は通路97Bの途中部に連通し、下端は当該鏡板12Aの下面にて開口(開口98A)して、この開口98Aにて前記ラップ12Bの間の空間(圧縮空間16)と連通可能に構成されている。即ち、リキッドインジェクション回路95は、圧縮空間16と連通可能に構成されている。
具体的に、この連通路98の開口98Aは、固定スクロール12と揺動スクロール14との間に形成された圧縮空間16において、前記吐出口17と連通しない位置に設けられている。本実施例において、開口98Aは、当該圧縮空間16内の冷媒ガスの圧力が略中間圧となる位置に設けられている。当該連通路98の開口98Aは、揺動スクロール14のラップ14Bの厚さ寸法より径が小さく、ラップ14Bの上端面によりこの開口98Aが開閉可能に構成されている。
即ち、ラップ14Bが連通路98の開口98Aの直下に位置する場合、ラップ14Bの上端面で当該開口98Aが閉塞されることとなる。この場合、圧縮空間16内とリキッドインジェクション回路95とが連通しないので、リキッドインジェクション回路95から圧縮空間16内に液冷媒は導入されない。一方、ラップ14Bの上端が開口98Aからずれて、開口98Aが開かれると、圧縮空間16内とリキッドインジェクション回路95とが連通する。これにより、リキッドインジェクション回路95から圧縮空間16内に液冷媒が導入されることとなる。
他方、前述した吐出消音室60は、前記リード弁90の開放により吐出口17から吐出孔19、貫通孔85を介して吐出される圧縮空間16内の冷媒ガスの脈動を抑えるための消音用の空間である。当該吐出消音室60は、図1乃至図3に示されるように、取付部材80の上面をマフラ用カップ65にて覆うことにより形成されている。このマフラ用カップ65には、当該マフラ用カップ65を貫通する開口67が形成され(図2及び図3)、当該開口67により吐出消音室60と密閉容器2内の空間72とが連通されている。
以上の構成で、次にスクロール圧縮機1の動作を説明する。尚、冷媒回路には所定の冷媒が封入と、その冷媒と相溶性の良いオイルとが予め封入されているものとして説明する。前記ターミナルからの給電によって、電動要素20の固定子コイル24に通電され、回転子25が回転すると、その回転力が回転軸22を介して揺動スクロール14に伝えられ、揺動スクロール14が公転する。
即ち、揺動スクロール14は回転軸22の偏心軸22Aにこの回転軸22の軸心に対して偏心して挿入されたボス孔を備えたボス29で駆動され、オルダムリング41で固定スクロール12に対して自転しないように円軌道上を公転させられる。
そして、固定スクロール12と揺動スクロール14とは、これらのラップ12B、14B間に形成された圧縮空間16を外側から内側にむかって次第に縮小させ、冷媒を圧縮していく。これにより、吸込管51から密閉容器2内の空間74に吐出された低温低圧の冷媒ガスが、吸込口から固定スクロール12と揺動スクロール14との間に形成された外周側の圧縮空間16内に導入され、当該冷媒ガスが内側に向かうに従って徐々に圧縮されて、高温高圧の冷媒ガスとなる。
係る冷媒ガスの圧力により、取付部材80の上面に取り付けられたリード弁90の一端が上方に押し上げられて、貫通孔85が開放され、吐出口17、吐出孔19及び貫通孔85を介して吐出消音室60と圧縮空間16内とが連通される。これにより、圧縮空間16内の高温高圧の冷媒ガスが、吐出口17、吐出孔19及び貫通孔85を順次通過して、吐出消音室60内に吐出される。
吐出消音室60内に吐出された高温高圧の冷媒ガスは、当該空間に吐出されることで、冷媒の脈動が低減される。その後、この冷媒ガスは、マフラー用カップ65に形成された開口67より仕切板70の上側の密閉容器2内の空間72に吐出される。この空間72に吐出された冷媒は、当該空間72にて開口する吐出管50に入り、スクロール圧縮機1を出て、前記凝縮器で凝縮し、減圧装置で減圧された後、蒸発器にて蒸発して低温低圧の冷媒ガスとなり、吸込管51からスクロール圧縮機1に戻る。そして、スクロール圧縮要素10の吸込口より固定スクロール12と揺動スクロール14との間に形成された外周側の圧縮空間16内に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
以上詳述したように、本発明によれば、仕切板70の固定スクロール12とは反対側に位置して突出部13に取り付けられた取付部材80を備え、この取付部材80は、吐出孔19に連通する貫通孔85を有し、この貫通孔85を開閉するリード弁90を、取付部材80に取り付けたので、従来、リード弁を取り付けることが困難であった、突出部13の周囲に仕切板70が設けられたスクロール圧縮機1に、リード弁を取90り付けることが可能となる。
特に、本発明によれば、突出部13に取付部材80を取り付けて、この取付部材80にリード弁90を取り付けるだけで、スクロール圧縮機1にリード弁90を取り付けることができるので、図6に示す従来のフロート弁200からリード弁への変更に際しての設計変更も極力抑えることができるようになる。
更に、スクロール圧縮要素10に液冷媒を導入するためのリキッドインジェクション回路95と、固定スクロール12内に形成され、この固定スクロール12の一方の面(上面)に開口した第1のリキッドインジェクション通路97と、取付部材80内に形成され、第1のリキッドインジェクション通路97に連通する第2のリキッドインジェクション通路99とを備え、リキッドインジェクション回路95のリキッドインジェクション配管100を、第2のリキッドインジェクション通路99に連通させたので、突出部13の周囲に仕切板70を備えた構成であっても、リキッドインジェクション回路95をスクロール圧縮機1に取り付けることが可能となる。
特に、リード弁90を吐出孔19に対応して取り付けるための取付部材80に第2のリキッドインジェクション通路99を形成することで、この第2のリキッドインジェクション通路99と連通する第1のリキッドインジェクション97を固定スクロール12内に形成するだけで、圧縮空間16内へのリキッドインジェクションを行うためのリキッドインジェクション回路95を容易に確保することが出来るようになる。これにより、設計変更を極力抑えてリキッドインジェクションのための通路を形成することができるようになる。
更に、取付部材80は、貫通孔85と直交する方向に延出した延出部82を備え、リード弁90は延出部82にネジ止めされ、第2のリキッドインジェクション通路99は、リード弁90のネジ止め箇所を避けた位置の延出部82内に延在し、リキッドインジェクション回路95の配管100は、当該延出部82に接続されるので、より簡単な構成で取付部材80にリード弁90及びリキッドインジェクションのための通路(第2のリキッドインジェクション通路99)を形成することが可能となる。
更にまた、固定スクロール12の突出部13と取付部材80間には、両リキッドインジェクション通路97、99の外側に位置してOリング105を設けたので、突出部13と取付部材80間のシール性を確保することが可能となる。これにより、リキッドインジェクションのための液冷媒が、突出部13と取付部材80との間から密閉容器2内にリークする不都合を確実に防ぐことができる。
また、取付部材80を、開口67を有するマフラー用カップ65にて覆ったので、吐出孔19から密閉容器2内に吐出される高温高圧の冷媒ガスをカップ65内に一旦吐出させて、当該カップ65内で冷媒の脈動を低減させた後、カップ65の開口67から密閉容器2内に吐出させることができるようになる。これにより、密閉容器2内に吐出される冷媒の脈動を抑えて、騒音を低減することができるようになる。
以上詳述したように、本発明により従来の室内空気調和機などに使用される高温用(空調用)のスクロール圧縮機を大きな設計変更を行うことなく、一部変更するだけで、冷蔵庫などの低温用(冷凍冷蔵用)として使用することができるようになる。これにより、スクロール圧縮機の製造コストを著しく抑制することが可能となる。
1 スクロール圧縮機
10 スクロール圧縮要素
12 固定スクロール
12A 鏡板
12B ラップ
13 突出部
14 揺動スクロール
14A 鏡板
14B ラップ
16 圧縮空間
17 吐出口
19 吐出孔
20 電動要素
22 回転軸
22A 偏心部
50 吐出管
51 吸込管
60 吐出消音室
65 カップ用マフラ
67 開口
70 仕切板
72 上側の空間
74 下側の空間
80 取付部材
81 取付部
82 延出部
83 ボルト
85 貫通孔
87 ボルト
88 封止部材
90 リード弁
92 バッカーバルブ
95 リキッドインジェクション回路
97 第1のリキッドインジェクション通路
97A、97B 通路
98 連通路
99 第2のリキッドインジェクション通路
99A、99B 通路
100 リキッドインジェクション配管
105 Oリング(シール材)

Claims (3)

  1. 密閉容器内にスクロール圧縮要素と、該スクロール圧縮要素を駆動する電動要素とを設けると共に、前記スクロール圧縮要素を、鏡板の一方の面に渦巻き状のラップが立設された固定スクロールと、該固定スクロールに対して前記電動要素の回転軸により旋回運動され、鏡板の一方の面に渦巻き状のラップが立設された揺動スクロールとから構成し、前記両ラップを互いに噛み合わせて形成される複数の圧縮空間を、外側から内側に向かって次第に縮小させることにより冷媒を圧縮するスクロール圧縮機において、
    前記固定スクロールの他方の面の中心部より突出し、吐出孔を有する突出部と、
    該突出部と前記密閉容器に固定されて前記密閉容器内の空間を仕切る仕切板と、
    該仕切板の前記固定スクロールとは反対側に位置して前記突出部に取り付けられた取付部材と
    前記スクロール圧縮要素に液冷媒を導入するためのリキッドインジェクション回路と、
    前記固定スクロール内に形成され、該固定スクロールの一方の面に開口した第1のリキッドインジェクション通路と、
    前記取付部材内に形成され、前記第1のリキッドインジェクション通路に連通する第2のリキッドインジェクション通路とを備え、
    前記リキッドインジェクション回路を、前記第2のリキッドインジェクション通路に連通させると共に、
    前記取付部材は、前記吐出孔に連通する貫通孔と、該貫通孔と直交する方向に延出した延出部を有し、前記貫通孔を開閉するリード弁は、前記取付部材の延出部にネジ止めされ、前記第2のリキッドインジェクション通路は、前記リード弁のネジ止め箇所を避けた位置の前記延出部内に延在し、前記リキッドインジェクション回路は、当該延出部に接続されることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記固定スクロールの突出部と前記取付部材間には、前記両リキッドインジェクション通路の外側に位置してシール材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記取付部材を、開口を有するマフラー用カップにて覆ったことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスクロール圧縮機。
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