JPH06240682A - 伸縮沈埋函 - Google Patents

伸縮沈埋函

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JPH06240682A
JPH06240682A JP5026794A JP2679493A JPH06240682A JP H06240682 A JPH06240682 A JP H06240682A JP 5026794 A JP5026794 A JP 5026794A JP 2679493 A JP2679493 A JP 2679493A JP H06240682 A JPH06240682 A JP H06240682A
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JP
Japan
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flexible joint
caisson
existing
submerged
room
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JP5026794A
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Yuichi Yoshino
雄一 芳野
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設沈埋函に多少の位置ずれがあっても、水
圧を利用して作業能率よく最終接合することができる最
終沈埋函を提供する。 【構成】 沈埋函中央部に伸縮可能なフレキシブル継手
室および水圧室を設ける。水圧を利用して沈埋函を伸ば
して正確に既設沈埋函に最終接合させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海底などに沈埋函を沈
設、接合して沈埋トンネルを構築する際の、最後に沈設
する沈埋函の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の沈埋函の最終接合は接合部をシ−
トパイルなどで取り囲み、モルタルを打設して固めたあ
と内部をはつり取ってトンネルを完成させたり、接続函
を使用して相互に接合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、はつ
り量が多量となり、作業が困難であった。また、接続函
を使用して接合する方法では、特別に接続函を製作する
必要があるばかりでなく、沈埋函の位置ずれのため、接
続函の接合端が沈埋函の端部とうまく接合せず、ジャッ
キで引き寄せて接合させるにしても大きな力が必要であ
った。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、伸縮可能なフレキシブル継手を設けた
最終沈埋函にかかるものである。本発明の沈埋函を使用
することにより、作業能率よく沈埋函を最終接合するこ
とができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)軸方向
ほぼ中央部で伸縮可能なフレキシブル継手で係合してお
り、(B)フレキシブル継手の外周面は外枠で内周面は
内枠で囲まれており、(C)内枠の内周面はシール材で
覆われており、(D)外枠の内面と沈埋函外周面との間
隙もシール材で覆われており、(E)フレキシブル継手
部を挟んで前後に各一枚の隔壁があり、(F)隔壁と内
枠側シール材とで水圧室が形成され、(G)沈埋函端面
と内枠と外枠とでフレキシブル継手室が形成され、
(H)水圧室には開閉可能な注水管が開口し、(I)フ
レキシブル継手室には所要の補強筋が配筋され、開閉可
能なコンクリート注入管が開口している伸縮沈埋函であ
る。
【0006】本発明の沈埋函は沈埋トンネルを構築する
ときの最後に沈設されるものであり、二つの既設沈埋函
の間に沈設するとき、および既設沈埋函と立抗ケーソン
の間に沈設するときの何れにも全く同様に使用される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の沈埋函お
よびこの沈埋函を使用した最終接合方法について説明す
る。
【0008】図1(a)は、本発明の沈埋函の縮んだ状
態の軸方向立断面図である。沈埋函前半部1Aと沈埋函
後半部1Bとが伸縮可能なフレキシブル継手により係合
している。フレキシブル継手の外周面は外枠2で囲まれ
ており内周面は内枠4で囲まれている。外枠2の内面と
沈埋函1Aの外周面との間隙はシール材3で覆われてお
り、内枠4の内周面はシール材5で覆われている。沈埋
函前半部1Aと沈埋函後半部1Bとにそれぞれ1個の隔
壁9A,9Bがあり、隔壁9A,9Bには蓋15で塞が
れた作業用穴がある。このように構成されているので、
隔壁9A,9Bと内枠側シール材5とで囲まれた水圧室
6が形成され、一方沈埋函前半部1Aの端面、沈埋函後
半部1Bの端面、内枠4、外枠2とで囲まれたフレキシ
ブル継手室が形成される。水圧室には注水管7が開口し
ている。フレキシブル継手室には横筋10、リング状筋
11が配筋され、コンクリート注入管8が開口してい
る。
【0009】この縮んだ状態の沈埋函を既設沈埋函の間
に吊りおろし注水管7より水を圧入する。水圧室6に水
圧がかかり水圧室6は軸方向に押し拡げられ沈埋函前半
部1Aと沈埋函後半部1Bの端部はそれぞれ既設沈埋函
と接合する。沈埋函前半部1A端部および沈埋函後半部
1B端部の水をそれぞれ既設沈埋函側から抜く水圧圧接
はより強くなる。(既設沈埋函との接合、水圧圧接につ
いては図示していない。)図1(b)は、上記の操作に
より本発明の沈埋函が伸びた状態の軸方向立断面図であ
る。シール材3、シール材5、内枠4、横筋10は水圧
室6の拡大に追従して伸ばされ、リング状筋11も適正
な位置に配置されている。
【0010】この状態でコンクリート注入管8のバルブ
を開きフレキシブル継手室にコンクリートを打設して既
設沈埋函と本発明沈埋函との接続を完了する。
【0011】水圧室6の拡大に追従してフレキシブル継
手室が伸長する機構について説明する。シール材3は所
定伸長長さを見込んで弛ませるなり折り畳むなりして一
端を1Aに、他端を外枠2を介して1Bに固着してあ
る。シール材5も同様にして一端を1Aに、他端を1B
に固着してある。内枠4はテレスコープ式に伸長可能と
してあり一端を1Aに、他端を1Bに固着してある。横
筋10については、1A、1Bよりそれぞれ突出させ伸
長長さ以上に重複させそれぞれを係止リング12で係止
させておく(図2(b))。また、1Aに鞘管13を埋
設し1Bより突出させた横筋10を挿入しておく(図2
(c))。などの方法がある。
【0012】リング状筋11は隣合わせの筋相互間を所
定の長さになるように紐14で結んでおくと水圧室6の
拡大に追従してアコーデオン式に引延ばされる。(図2
(a)、(b)、(c)) シール材は上記のように使用されるので、材料としては
不透水性柔軟性のもの、例えば織物に防水材を塗布した
もの、それを積層したもの、厚い合成樹脂シートなどが
使用される。
【0013】
【発明の効果】沈埋函中央部に伸縮可能なフレキシブル
継手室および水圧室を設けることにより、わざわざ接続
函を使用する必要がなくなる。また、既設沈埋函に多少
の位置ずれがあっても、そのずれをフレキシブル継手室
で吸収して正確に最終接続することができる。圧接に水
圧を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明沈埋函の縮んだ状態、(b)は
本発明沈埋函の伸びた状態、の軸方向立断面図である。
【図2】(a)は本発明沈埋函の継手部の配筋を示す斜
視図であり、(b)、(c)は本発明沈埋函の継手部の
配筋を示す軸方向立断面図である。
【符号の説明】
1A・・沈埋函前半部、1B・・沈埋函後半部、、2・
・外枠、3・・シール材、4・・内枠、5・・シール
材、6・・水圧室、7・・注水管、8・・コンクリート
注入管、9A・・沈埋函前半部側隔壁、9B・・沈埋函
後半部側隔壁、10・・横筋、11・・リング状筋、1
2・・係止リング、13・・鞘管、14・・紐、15・
・蓋。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)軸方向ほぼ中央部で伸縮可能なフ
    レキシブル継手で係合しており、(B)フレキシブル継
    手の外周面は外枠で内周面は内枠で囲まれており、
    (C)内枠の内周面はシール材で覆われており、(D)
    外枠の内面と沈埋函外周面との間隙もシール材で覆われ
    ており、(E)フレキシブル継手部を挟んで前後に各一
    枚の隔壁があり、(F)隔壁と内枠側シール材とで水圧
    室が形成され、(G)沈埋函端面と内枠と外枠とでフレ
    キシブル継手室が形成され、(H)水圧室には開閉可能
    な注水管が開口し、(I)フレキシブル継手室には所要
    の補強筋が配筋され、開閉可能なコンクリート注入管が
    開口している伸縮沈埋函
JP5026794A 1993-02-16 1993-02-16 伸縮沈埋函 Expired - Lifetime JP2626445B2 (ja)

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GB2238642B (en) * 1989-03-24 1994-01-05 Tdk Corp Automatic tape cassette vending machine
KR101447105B1 (ko) * 2012-10-30 2014-10-06 한국해양과학기술원 콘크리트 충전 이중강관 단면을 이용한 해중터널 모듈구조 및 이의 시공방법
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JP2626445B2 (ja) 1997-07-02

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