JP3497383B2 - マンホールと管との接続構造およびその接続方法 - Google Patents

マンホールと管との接続構造およびその接続方法

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実樹 岸田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設される
マンホールと、外周面を保護管によって被覆された複数
本の管との接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、地中に埋設される一対のマン
ホール間に、電力ケーブルや通信ケーブルなどを配管す
るための複数の管を接続することが行われている(例え
ば、実用新案登録第3049157号参照)。
【0003】この接続構造は、図8に示すように、マン
ホールaの外周側壁面に設けた開口部bにダクトスリー
ブcを設け、このダクトスリーブcに、管路材dがスラ
イド可能に接続され、地震や地盤沈下などの地殻変動に
対してダクトスリーブcと管路材dとが抜けないように
なされている。また、ダクトスリーブc内に隔壁板eが
設けられるとともに、この隔壁板eには、複数のインナ
ーパイプfが固定され、これら各インナーパイプf内に
ケーブルgを配線するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の接
続構造の場合、ダクトスリーブcと管路材dとのスライ
ド幅を充分に確保することができない。
【0005】そのため、ダクトスリーブc自体を長尺に
形成し、ダクトスリーブcと管路材dとの充分なスライ
ド幅を確保することが考えられるが、この場合、ダクト
スリーブc自体の施工性や剪断強度が低下することとな
る。
【0006】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、施工性や施工強度に優れたマンホールと管と
の接続構造および接続方法を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のマンホールと管との接続構造は、地中に埋設
される一対のマンホールと、外周面を保護管によって被
覆された複数本の管との接続構造であって、外周側壁面
に開口部が設けられた各マンホールと、各マンホールの
開口部にそれぞれ接続される開口部補強スリーブと、各
開口部補強スリーブと保護管の端部との間にそれぞれ連
結され、伸縮可能となされた伸縮継手と、各マンホール
の開口部にそれぞれ取り付けられるとともに、複数の管
接続孔が穿孔されてなる固定板と、各固定板の各管接続
孔にそれぞれ連結され、その内部に管がスライド可能に
接続できるようになされたダクトスリーブとを具備し、
保護管は、各マンホールの開口部に設けた開口部補強ス
リーブに、それぞれ伸縮継手を介して接続され、この伸
縮継手が一方のマンホールまたは他方のマンホールの方
向へスライドすることで、マンホール間でのやり取り作
業ができるようになされるとともに、各管は、各固定板
の各管接続孔に、ダクトスリーブを介してそれぞれ接続
され、これらの管がダクトスリーブ内を一方の固定板ま
たは他方の固定板の方向へスライドすることで、マンホ
ール間でのやり取り作業ができるようになされ、伸縮継
手は、管本体とスライド管とによって形成され、管本体
は、外周面に環状リブを有する円筒状に形成され、管本
体は、一端部近傍の外周面に、環状パッキンを取り付け
た状態で、上記開口部補強スリーブの受口に受け挿し接
続可能となされ、スライド管は、外周面に環状リブを有
する円筒状に形成され、両端部に拡径部が形成され、ス
ライド管は、一方の拡径部の外周面に環状パッキンを取
り付けた状態で、この一方の拡径部が管本体内に挿入さ
れて、この管本体内をスライド移動可能となされるとと
もに、他方の拡径部内に、保護管を受け挿し接続するよ
うになされたものである。
【0008】 また、上記課題を解決するための本発明
のマンホールと管との接続方法は、地中に埋設される一
対のマンホールと、外周面を保護管によって被覆された
複数本の管との接続方法であって、外周側壁面に開口部
が設けられた各マンホールと、各マンホールの開口部に
それぞれ接続される開口部補強スリーブと、各開口部補
強スリーブと保護管の端部との間にそれぞれ連結され、
伸縮可能となされた伸縮継手と、各マンホールの開口部
にそれぞれ取り付けられるとともに、複数の管接続孔が
穿孔されてなる固定板と、各固定板の各管接続孔にそれ
ぞれ連結され、その内部に管がスライド可能に接続でき
るようになされたダクトスリーブとを具備し、伸縮継手
は、管本体とスライド管とによって形成され、管本体
は、外周面に環状リブを有する円筒状に形成され、管本
体は、一端部近傍の外周面に、環状パッキンを取り付け
た状態で、上記開口部補強スリーブの受口に受け挿し接
続可能となされ、スライド管は、外周面に環状リブを有
する円筒状に形成され、両端部に拡径部が形成され、ス
ライド管は、一方の拡径部の外周面に環状パッキンを取
り付けた状態で、この一方の拡径部が管本体内に挿入さ
れて、この管本体内をスライド移動可能となされるとと
もに、他方の拡径部内に、保護管を受け挿し接続するよ
うになされ、各マンホールの開口部に固定板をそれぞれ
取り付け、各固定板の各管接続孔にダクトスリーブをそ
れぞれ接続するとともに、各開口部に開口部補強スリー
ブおよび伸縮継手をそれぞれ接続した状態とし、一方の
マンホールに接続したダクトスリーブ内に管をスライド
可能に接続し、順次管を受け挿し接続して他方のマンホ
ール側に到達する管路を延設しつつ、一方のマンホール
に接続した伸縮継手に順次保護管を受け挿し接続して他
方のマンホールに到達する保護管路を延設し、他方のマ
ンホールに接続したダクトスリーブに調整管をスライド
可能に接続しておき、この調整管と他方のマンホールに
到達した管路とを接続するとともに、他方のマンホール
に接続された伸縮継手を延設させて、この伸縮継手と保
護管路とを接続するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1および図2はマンホール1と管2との
接続構造の全体構成の概略を示し、図3は同接続構造の
施工手順を示している。
【0011】すなわち、この接続構造は、一対のマンホ
ール1と、管2と、開口部補強スリーブ3と、伸縮継手
4と、固定板5と、ダクトスリーブ6と、保護管7とを
具備し、保護管7は、各マンホール1の開口部11に設
けた開口部補強スリーブ3にそれぞれ伸縮継手4を介し
て接続され、伸縮継手4が一方のマンホール1または他
方のマンホール1の方向へスライドしてマンホール1間
でのやり取り作業ができるようになされるとともに、複
数本の管2は、各固定板5に取り付けられた複数のダク
トスリーブ6間にそれぞれ接続され、このダクトスリー
ブ6内を一方の固定板5または他方の固定板5の方向へ
スライドして固定板5間でのやり取り作業ができるよう
になされている。
【0012】マンホール1は、外周側壁面に、開口部補
強スリーブ3を接続するための開口部11が設けられて
いる。また、マンホール1の内壁面12のうち、この開
口部11の周縁には、固定板5を嵌め込む凹部13が設
けられ、この凹部13には、固定板5をボルト14で固
定するための複数個のボルト孔10が設けられている。
【0013】さらに、マンホール1の開口部11内に
は、図4に示すように、円筒状に形成されたカラー部材
15を、マンホール1の壁厚全体にわたって埋め込むよ
うになされている。このカラー部材15の内周面の一部
分には、雌ネジ16が設けられている。このカラー部材
15は、マンホール1の成形時にあらかじめインサート
成形することで埋め込んでも良いし、マンホール1の開
口部11に後加工で埋め込んでも良い。ただし、このカ
ラー部材15は、現場で埋め込むと、作業が煩わしく、
かつ、カラー部材15の埋め込み時に使用する接着剤や
硬化材などの養生時間が必要となるので、あらかじめ工
場でマンホール1の開口部11にカラー部材15を埋め
込んだ状態としておくことが好ましい。また、カラー部
材15は、本実施の形態に示すように、開口部11内の
壁厚全体にわたって設けられたものであっても良いし、
壁厚の一部に部分的に設けられたものであっても良い。
さらに、カラー部材15は、本実施の形態に示すよう
に、内周面の一部に雌ネジ16を設けたものであっても
良いし、内周面の全部に雌ネジ16を設けたものであっ
ても良い。
【0014】開口部補強スリーブ3は、円筒状に形成さ
れ、その一端部の外周面に前記カラー部材15の雌ネジ
16と螺合可能な雄ネジ31が設けられている。また、
他端部には、伸縮継手4を受け挿し接続する受口32が
設けられている。この開口部補強スリーブ3は、マンホ
ール1の外側から、雄ネジ31の部分を、開口部11内
のカラー部材15に挿入し、カラー部材15の雌ネジ1
6と、この開口部補強スリーブ3の雄ネジ31とを螺合
することによって、マンホール1の開口部11に接続さ
れる。この開口部補強スリーブ3は、単にカラー部材1
5と螺合することによってマンホール1の開口部11に
接続するものであっても良いが、さらに水密性や施工強
度を要求されるような場合には、シール材(図示省略)
や接着剤を併用しても良い。
【0015】伸縮継手4は、図5に示すように、管本体
41とスライド管42とによって形成されている。管本
体41は、外周面に環状リブ40を有する円筒状に形成
されている。管本体41は、一端部近傍の外周面に、環
状パッキン43を取り付けた状態で、上記開口部補強ス
リーブ3の受口32に受け挿し接続可能となされてい
る。スライド管42は、外周面に環状リブ40を有する
円筒状に形成されており、両端部に拡径部44が形成さ
れている。スライド管42は、一方の拡径部44の外周
面に環状パッキン43を取り付けた状態で、この一方の
拡径部44が管本体41内に挿入されて、この管本体4
1内をスライド移動可能となされるとともに、他方の拡
径部44内に、保護管7を受け挿し接続するようになさ
れている。固定板5は、前記マンホール1に設けられた
凹部13に嵌め込み可能な円板状に形成されている。こ
の固定板5には、複数本のダクトスリーブ6を接続する
ための複数個(本実施の形態では6個)の管接続孔51
が設けられている。また、固定板5には、前記マンホー
ル1に設けた各ボルト孔10に対応してボルト挿通孔5
0がそれぞれ設けられている。この固定板5は、マンホ
ール1の内壁面12に設けた凹部13に嵌め込んで開口
部11を塞いだ状態で、挿通孔50を介してボルト孔1
0にボルト14を螺合することによって、このマンホー
ル1の内壁面12に固定される。この固定板5は、単に
ボルト14を螺合することによってマンホール1の内壁
面12に固定するものであっても良いが、さらに水密性
や施工強度を要求されるような場合には、シール材(図
示省略)や接着剤を併用しても良い。
【0016】ダクトスリーブ6は、図6に示すように、
円筒状に形成され、その一端部には、外周面に雄ネジ6
1が設けられ、他端部には、管2を摺動可能に受け挿し
接続することができるように、接続代の長いスライド受
口62が設けられている。このダクトスリーブ6は、ブ
ッシュ部材63と連結部材64とによって固定板5に接
続するようになされている。ブッシュ部材63は、円筒
状に形成され、外周面に雄ネジ65が設けられととも
に、一端部には、鍔部66が設けられている。連結部材
64は、円筒状に形成され、その内周面の両側に雌ネジ
67が設けられ、各雌ネジ67、67に、それぞれブッ
シュ部材63とダクトスリーブ6とを螺合できるように
なされている。
【0017】このダクトスリーブ6の固定板5への取り
付けは、固定板5の管接続孔51に、マンホール1の内
面側の側壁52からブッシュ部材63を挿入し、マンホ
ール1の外面側の側壁53に突出したブッシュ部材63
の雄ネジ65に、連結部材64の雌ネジ67を螺合す
る。また、連結部材64の他端の雌ネジ67にも、ダク
トスリーブ6の雄ネジ61を螺合する。このようにして
取り付けられるダクトスリーブ6は、ブッシュ部材63
と連結部材64との螺合によって、これらブッシュ部材
63と連結部材64とが固定板5を挟持固定するように
取り付けられるので、湿式施工の場合のように養生硬化
などの時間を必要とせず、効率良く施工することができ
る。また、上述したような螺合に加えて、シール材や接
着剤を併用することによって、水密性や施工強度の向上
を図ることができる。この場合、例えば接着剤を併用し
ても、各部材同士は、螺合によって構造的に固定されて
いるので、養生硬化を待つことなく、次の作業に移るこ
とができる。
【0018】次に、このマンホール1と管2との接続方
法について説明する。まず、図3(a)に示すように、
一対のマンホール1のそれぞれの開口部11に、開口部
補強スリーブ3を接続するとともに、マンホール1内か
らは、開口部11に固定板5を固定する。この固定板5
の管接続孔51には、ダクトスリーブ6を接続し、この
ダクトスリーブ6を被覆するように、開口部補強スリー
ブ3に伸縮継手4を受け挿し接続する。
【0019】ついで、ダクトスリーブ6に管2を受け挿
し接続し、一方のマンホール1から他方のマンホール1
に延設する管路20を形成する。また、この管2による
管路20の形成に少し遅れて、伸縮継手4に保護管7を
受け挿し接続し、一方のマンホール1から他方のマンホ
ール1に延設する保護管路70を形成する。
【0020】図3(b)に示すように、他方のマンホー
ル1では、あらかじめダクトスリーブ6内に、このダク
トスリーブ6内に挿入可能となされた調整管21を挿入
しておく。そして、図3(c)に示すように、この他方
のマンホール1に接続したダクトスリーブ6内から調整
管21を引き出し、この調整管21と他方のマンホール
1に到達した管2とを接続する。
【0021】また、他方のマンホール1では、あらかじ
め伸縮継手4を縮退させた状態としておく。そして、図
3(d)に示すように、この他方のマンホール1に接続
した伸縮継手4を延伸させて、この伸縮継手4と他方の
マンホール1に到達した保護管7とを接続する。
【0022】この接続方法によると、伸縮継手4を伸縮
させることによってやり取り作業ができるので、簡単に
保護管7の施工作業を行うことができる。また、ダクト
スリーブ6内に管2および調整管21をスライド挿入さ
せたり引き出したりしてやり取り作業ができるので、簡
単に管2の施工作業を行うことができる。
【0023】 また、この接続構造によると、マンホー
ル1の開口部11に開口部補強スリーブ3を設け、この
開口部補強スリーブ3に伸縮継手4を介して保護管7を
接続するようになされている。この伸縮継手4は、管本
体41とスライド管42とによって形成され、管本体4
1は、外周面に環状リブ40を有する円筒状に形成さ
れ、管本体41は、一端部近傍の外周面に、環状パッキ
ン43を取り付けた状態で、開口部補強スリーブ3の受
口32に受け挿し接続可能となされ、スライド管42
は、外周面に環状リブ40を有する円筒状に形成され、
両端部に拡径部44が形成され、スライド管42は、一
方の拡径部44の外周面に環状パッキン43を取り付け
た状態で、この一方の拡径部44が管本体41内に挿入
されて、この管本体41内をスライド移動可能となされ
るとともに、他方の拡径部44内に、保護管7を受け挿
し接続するようになされているので、この伸縮継手4に
よる充分なスライド幅を確保することができる。したが
って、地震や地盤沈下などの地殻変動が起こっても、伸
縮継手4が伸縮することで、保護管7が抜けてしまうと
いったことを防止することができる。また、伸縮継手4
とは別に接続した開口部補強スリーブ3によって、マン
ホール1の開口部11の周縁の施工強度の向上を図るこ
とができる。
【0024】なお、管2については、伸縮継手4を用い
ずに、単に管2をダクトスリーブ6にスライド挿入して
やり取り接続するようになされている。すなわち、管2
は、保護管7によって被覆されており、保護管7のよう
に直接土圧を受けるといったことにならないので、開口
部補強スリーブ3と伸縮継手4とを別に接続するといっ
たとをしなくても、ダクトスリーブ6に直接的に管2を
やり取り接続することができる。
【0025】 なお、本実施の形態では、開口部補強ス
リーブ3と、マンホール1の開口部11内に埋め込んだ
カラー部材15とを、螺合によって構造的に接続するよ
うになされているが、この開口部補強スリーブ3とマン
ホール1の開口部11との接続は、モルタルや接着剤に
よる湿式構造であっても良い。
【0026】 また、本実施の形態では、伸縮継手4
は、一対となったマンホール1の各開口部11に設けら
れた開口部補強スリーブ3にそれぞれ接続するようにな
されているが、マンホール1の間隔が短いような場合に
は、何れか一方にだけ設けられていても良い。また、逆
にマンホール1の間隔が長いような場合には、伸縮継手
4は、保護管7によって形成される管路の途中に余分に
接続されても良い。
【0027】さらに、本実施の形態では、固定板5は、
一枚の円板状に形成されているが、図7に示すように、
管接続孔51が設けられた下半部52と、管接続孔51
が設けられていない上半部53との外周面を、バンド5
4で一体化するようになされた固定板5であっても良
い。この固定板5は、管2の増設作業を行う場合に、固
定板5の上半部53を、管接続孔51を有するものに変
更することで容易に行うことができる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、保
護管は、各マンホールの開口部に設けた開口部補強スリ
ーブに、それぞれ伸縮継手を介して接続し、この伸縮継
手を一方のマンホールまたは他方のマンホールの方向へ
スライドさせることで、マンホール間でのやり取り作業
ができる。また、各管は、各固定板のそれぞれの管接続
孔に、ダクトスリーブを介して接続し、これらの管をダ
クトスリーブ内の一方の固定板または他方の固定板の方
向へスライドさせることで、マンホール間でのやり取り
作業ができる。したがって、これら保護管および管のや
り取り作業ができることによってすぐれた施工性が得ら
れる。また、開口部補強スリーブによって、マンホール
の開口部周縁の強度を確保するとともに、この開口部補
強スリーブとは別途に伸縮継手を設けて保護管の充分な
スライド幅を確保しているので、地震や地盤沈下などの
地殻変動に対しても充分な施工強度を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係るマンホールと管との接続
構造をマンホール内から見た状態を示す正面図、(b)
は(a)におけるI−I線断面図である。
【図2】マンホールと管との接続構造の全体構成の概略
を示す部分断面図である。
【図3】(a)ないし(d)はマンホールと管との接続
工程を示す工程図である。
【図4】マンホール、固定板および開口部補強スリーブ
の接続状態を示す分解断面図である。
【図5】伸縮継手の全体構成の概略を示す部分断面図で
ある。
【図6】固定板とダクトスリーブとの接続状態を示す部
分断面図である。
【図7】固定板の他の実施の形態を示す平面図である。
【図8】従来のマンホールと管との接続構造を示す部分
断面図である。
【符号の説明】
1 マンホール 11 開口部 2 管 20 管路 21 調整管 3 開口部補強スリーブ 4 伸縮継手 5 固定板 51 管接続孔 6 ダクトスリーブ 7 保護管 70 保護管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−47559(JP,A) 実開 平4−46292(JP,U) 実用新案登録3049157(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/06 H02G 9/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設される一対のマンホールと、
    外周面を保護管によって被覆された複数本の管との接続
    構造であって、 外周側壁面に開口部が設けられた各マンホールと、各マ
    ンホールの開口部にそれぞれ接続される開口部補強スリ
    ーブと、各開口部補強スリーブと保護管の端部との間に
    それぞれ連結され、伸縮可能となされた伸縮継手と、各
    マンホールの開口部にそれぞれ取り付けられるととも
    に、複数の管接続孔が穿孔されてなる固定板と、各固定
    板の各管接続孔にそれぞれ連結され、その内部に管がス
    ライド可能に接続できるようになされたダクトスリーブ
    とを具備し、 保護管は、各マンホールの開口部に設けた開口部補強ス
    リーブに、それぞれ伸縮継手を介して接続され、この伸
    縮継手が一方のマンホールまたは他方のマンホールの方
    向へスライドすることで、マンホール間でのやり取り作
    業ができるようになされるとともに、 各管は、各固定板の各管接続孔に、ダクトスリーブを介
    してそれぞれ接続され、これらの管がダクトスリーブ内
    を一方の固定板または他方の固定板の方向へスライドす
    ることで、マンホール間でのやり取り作業ができるよう
    になされ、伸縮継手は、管本体とスライド管とによって形成され、
    管本体は、外周面に環状リブを有する円筒状に形成さ
    れ、管本体は、一端部近傍の外周面に、環状パッキンを
    取り付けた状態で、上記開口部補強スリーブの受口に受
    け挿し接続可能となされ、スライド管は、外周面に環状
    リブを有する円筒状に形成され、両端部に拡径部が形成
    され、スライド管は、一方の拡径部の外周面に環状パッ
    キンを取り付けた状態で、この一方の拡径部が管本体内
    に挿入されて、この管本体内をスライド移動可能となさ
    れるとともに、他方の拡径部内に、保護管を受け挿し接
    続するようになされ たことを特徴とするマンホールと管
    との接続構造。
  2. 【請求項2】 地中に埋設される一対のマンホールと、
    外周面を保護管によって被覆された複数本の管との接続
    方法であって、 外周側壁面に開口部が設けられた各マンホールと、各マ
    ンホールの開口部にそれぞれ接続される開口部補強スリ
    ーブと、各開口部補強スリーブと保護管の端部との間に
    それぞれ連結され、伸縮可能となされた伸縮継手と、各
    マンホールの開口部にそれぞれ取り付けられるととも
    に、複数の管接続孔が穿孔されてなる固定板と、各固定
    板の各管接続孔にそれぞれ連結され、その内部に管がス
    ライド可能に接続できるようになされたダクトスリーブ
    とを具備し、伸縮継手は、管本体とスライド管とによって形成され、
    管本体は、外周面に環状リブを有する円筒状に形成さ
    れ、管本体は、一端部近傍の外周面に、環状パッキンを
    取り付けた状態で、上記開口部補強スリーブの受口に受
    け挿し接続可能となされ、スライド管は、外周面に環状
    リブを有する円筒状に形成され、両端部に拡径部が形成
    され、スライド管は、一方の拡径部の外周面に環状パッ
    キンを取り付けた状態で、この一方の拡径部が管本体内
    に挿入されて、この管本体内をスライド移動可能となさ
    れるとともに、他方の拡径部内に、保護管を受け挿し接
    続するようになされ、 各マンホールの開口部に固定板をそれぞれ取り付け、各
    固定板の各管接続孔にダクトスリーブをそれぞれ接続す
    るとともに、各開口部に開口部補強スリーブおよび伸縮
    継手をそれぞれ接続した状態とし、 一方のマンホールに接続したダクトスリーブ内に管をス
    ライド可能に接続し、順次管を受け挿し接続して他方の
    マンホール側に到達する管路を延設しつつ、一方のマン
    ホールに接続した伸縮継手に順次保護管を受け挿し接続
    して他方のマンホールに到達する保護管路を延設し、 他方のマンホールに接続したダクトスリーブに調整管を
    スライド可能に接続しておき、この調整管と他方のマン
    ホールに到達した管路とを接続するとともに、他方のマ
    ンホールに接続された伸縮継手を延設させて、この伸縮
    継手と保護管路とを接続することを特徴とするマンホー
    ルと管との接続方法。
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