JPH0623935B2 - 再現性を高めた熱処理制御方法 - Google Patents
再現性を高めた熱処理制御方法Info
- Publication number
- JPH0623935B2 JPH0623935B2 JP63028262A JP2826288A JPH0623935B2 JP H0623935 B2 JPH0623935 B2 JP H0623935B2 JP 63028262 A JP63028262 A JP 63028262A JP 2826288 A JP2826288 A JP 2826288A JP H0623935 B2 JPH0623935 B2 JP H0623935B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- heat treatment
- wafer
- monitor
- furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D23/00—Control of temperature
- G05D23/19—Control of temperature characterised by the use of electric means
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B31/00—Diffusion or doping processes for single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure; Apparatus therefor
- C30B31/06—Diffusion or doping processes for single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure; Apparatus therefor by contacting with diffusion material in the gaseous state
- C30B31/18—Controlling or regulating
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B31/00—Diffusion or doping processes for single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure; Apparatus therefor
- C30B31/06—Diffusion or doping processes for single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure; Apparatus therefor by contacting with diffusion material in the gaseous state
- C30B31/12—Heating of the reaction chamber
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F27—FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
- F27B—FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
- F27B17/00—Furnaces of a kind not covered by any preceding group
- F27B17/0016—Chamber type furnaces
- F27B17/0025—Especially adapted for treating semiconductor wafers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、半導体ウエハなどの一連の被処理物を加熱
炉などの内部で順次に熱処理する際の熱処理制御方法に
関する。
炉などの内部で順次に熱処理する際の熱処理制御方法に
関する。
(従来の技術) 半導体ウエハの製造にあたっては、種々の工程において
そのウエハを熱処理しなければならない。そして、その
ような熱処理においては、ウエハを導入した加熱炉の温
度制御が特に重要である。
そのウエハを熱処理しなければならない。そして、その
ような熱処理においては、ウエハを導入した加熱炉の温
度制御が特に重要である。
加熱炉の熱処理温度制御方法として望ましい技術として
は、たとえば特開昭62−160512号に開示された
技術があり、そこではウエハに対する放射加熱制御にお
いて、ステファン・ボルツマンの法則を利用したオープ
ンループ制御を行なっている。この方法を適用すれば、
熱処理を行なうべき一連のウエハを周期的かつ順次に加
熱炉内に導入して処理を定常的に実行する場合の熱処理
制御はかなり高精度のものとなる。
は、たとえば特開昭62−160512号に開示された
技術があり、そこではウエハに対する放射加熱制御にお
いて、ステファン・ボルツマンの法則を利用したオープ
ンループ制御を行なっている。この方法を適用すれば、
熱処理を行なうべき一連のウエハを周期的かつ順次に加
熱炉内に導入して処理を定常的に実行する場合の熱処理
制御はかなり高精度のものとなる。
ところが、室温下にある加熱炉の電源投入を行なって一
連のウエハ加熱処理を開始する際(すなわち起動時)
や、一群のウエハの加熱処理を完了した後、ある程度の
中断時間間隔を置いて次の一群のウエハの加熱処理を再
開する際には、このような優れた従来の熱処理制御方法
を用いても必ずしも良好な制御精度を得ることができな
い。それは、このような従来技術においては、各ウエハ
のそれぞれの熱処理開始時における加熱炉内の状態が常
に一定であるという前提の下で制御を行なうようにして
いる一方で、上記のような起動時や処理再開時において
は、定常処理時とは異なる炉内条件を出発点として熱処
理を行なわねばならないからである。このため、起動時
や処理再開時においては、最初の数枚のウエハの熱処理
が完全ではなく、それらを不良品として廃棄しなければ
ならなかった。そして、その結果、一連のウエハの熱処
理全体としての歩留りが低下するという問題があった。
連のウエハ加熱処理を開始する際(すなわち起動時)
や、一群のウエハの加熱処理を完了した後、ある程度の
中断時間間隔を置いて次の一群のウエハの加熱処理を再
開する際には、このような優れた従来の熱処理制御方法
を用いても必ずしも良好な制御精度を得ることができな
い。それは、このような従来技術においては、各ウエハ
のそれぞれの熱処理開始時における加熱炉内の状態が常
に一定であるという前提の下で制御を行なうようにして
いる一方で、上記のような起動時や処理再開時において
は、定常処理時とは異なる炉内条件を出発点として熱処
理を行なわねばならないからである。このため、起動時
や処理再開時においては、最初の数枚のウエハの熱処理
が完全ではなく、それらを不良品として廃棄しなければ
ならなかった。そして、その結果、一連のウエハの熱処
理全体としての歩留りが低下するという問題があった。
このような問題に対処するため、大別して次の二種類の
技術が提案されている。そのうちの第1の技術は、実際
に熱処理を行なうべき製品ウエハ(以下、「実処理ウエ
ハ」とも呼ぶ。)のほかに、ダミーウエハを炉内に同時
に導入しておくというものである。この場合には、ダミ
ーウエハの温度を熱電対などを用いて監視し、その実測
温度に基づく閉ループ制御が行なわれる。
技術が提案されている。そのうちの第1の技術は、実際
に熱処理を行なうべき製品ウエハ(以下、「実処理ウエ
ハ」とも呼ぶ。)のほかに、ダミーウエハを炉内に同時
に導入しておくというものである。この場合には、ダミ
ーウエハの温度を熱電対などを用いて監視し、その実測
温度に基づく閉ループ制御が行なわれる。
また、第2の技術では、実処理ウエハの温度を放射温度
計で監視しつつ、閉ループ制御を行なおうとしている。
計で監視しつつ、閉ループ制御を行なおうとしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、第1の技術においては、ダミーウエハを
炉内に導入しておかねばならない関係上、実処理ウエハ
のほかにダミーウエハを取扱うための装置が必要とな
る。特に、実処理ウエハの温度をダミーウエハの温度か
ら間接的に知ろうとするのであるから、ダミーウエハの
サイズは実処理ウエハと同一とせねばならず、ダミーウ
エハの取扱い装置もある程度大きなものとしなければな
らない。このため、この第1の技術においては、装置の
大型化や複雑化が避けられないことになる。
炉内に導入しておかねばならない関係上、実処理ウエハ
のほかにダミーウエハを取扱うための装置が必要とな
る。特に、実処理ウエハの温度をダミーウエハの温度か
ら間接的に知ろうとするのであるから、ダミーウエハの
サイズは実処理ウエハと同一とせねばならず、ダミーウ
エハの取扱い装置もある程度大きなものとしなければな
らない。このため、この第1の技術においては、装置の
大型化や複雑化が避けられないことになる。
一方、第2の技術では、放射温度計で実処理ウエハの温
度を直接に測定しようとするのであるから、ダミーウエ
ハ使用時のような問題は生じない。しかしながら、半導
体ウエハの表面では加熱炉の炉体からの熱放射を反射す
るために、放射温度計に入射する熱放射は実処理ウエハ
自身からの熱放射だけでなく、加熱炉の炉体を形成する
石英チューブからの熱放射をも含んだものとなる。この
ため、放射温度計の較正処理をあらかじめ行なっておく
ことが必要である。ところが、このような較正処理を行
なっておいたとしても、起動時や処理再開時においては
石英チューブの温度が低下しているために、定常処理時
における較正結果を利用して起動時や再開時の制御を行
なってもかなりの誤差が生じてしまうという事情があ
る。その結果、それぞれのウエハの熱処理時における温
度制御情報の均一性、すなわち熱処理制御の再現性が高
くないという問題がある。特に、半導体ウエハの裏面は
梨地であるため、石英チューブからの熱放射を乱反射し
やすくなっており、ウエハの裏面に向けて放射温度計を
設置したときには、このような再現性の低下が大きなも
のとなる。
度を直接に測定しようとするのであるから、ダミーウエ
ハ使用時のような問題は生じない。しかしながら、半導
体ウエハの表面では加熱炉の炉体からの熱放射を反射す
るために、放射温度計に入射する熱放射は実処理ウエハ
自身からの熱放射だけでなく、加熱炉の炉体を形成する
石英チューブからの熱放射をも含んだものとなる。この
ため、放射温度計の較正処理をあらかじめ行なっておく
ことが必要である。ところが、このような較正処理を行
なっておいたとしても、起動時や処理再開時においては
石英チューブの温度が低下しているために、定常処理時
における較正結果を利用して起動時や再開時の制御を行
なってもかなりの誤差が生じてしまうという事情があ
る。その結果、それぞれのウエハの熱処理時における温
度制御情報の均一性、すなわち熱処理制御の再現性が高
くないという問題がある。特に、半導体ウエハの裏面は
梨地であるため、石英チューブからの熱放射を乱反射し
やすくなっており、ウエハの裏面に向けて放射温度計を
設置したときには、このような再現性の低下が大きなも
のとなる。
(発明の目的) この発明は、従来技術における上述の問題の克服を意図
しており、起動時や処理再開時における熱処理制御の再
現性を向上させることができるとともに、装置の大型化
や複雑化の問題も生じない熱処理制御方法を提供するこ
とを目的とする。
しており、起動時や処理再開時における熱処理制御の再
現性を向上させることができるとともに、装置の大型化
や複雑化の問題も生じない熱処理制御方法を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明の第1の構成においては、熱処理装置を用いて
一連の被処理物の熱処理を順次行なうにあたって、前記
熱処理の順次の繰返しルーチンを模擬的に行ない、前記
模擬的な繰返しルーチンにおいて前記熱処理装置の内部
の熱的状態が安定した後に、前記被処理物を前記熱処理
装置の内部へ搬入する直前の前記熱処理装置の内部の温
度を放射温度計を用いて測定し、この測定によって得ら
れた温度に基づいてウォームアップ温度を決定する準備
工程と、前記一連の被処理物についての実際の熱処理を
開始する前に、前記熱処理装置の内部温度が前記ウォー
ムアップ温度となるようにウォームアップを行なう工程
とを実行する。
一連の被処理物の熱処理を順次行なうにあたって、前記
熱処理の順次の繰返しルーチンを模擬的に行ない、前記
模擬的な繰返しルーチンにおいて前記熱処理装置の内部
の熱的状態が安定した後に、前記被処理物を前記熱処理
装置の内部へ搬入する直前の前記熱処理装置の内部の温
度を放射温度計を用いて測定し、この測定によって得ら
れた温度に基づいてウォームアップ温度を決定する準備
工程と、前記一連の被処理物についての実際の熱処理を
開始する前に、前記熱処理装置の内部温度が前記ウォー
ムアップ温度となるようにウォームアップを行なう工程
とを実行する。
また、この発明の第2の構成においては、熱処理装置を
用いて一連の被処理物の熱処理を周期的かつ順次に行な
うにあたって、前記熱処理の周期的かつ順次の繰返しル
ーチンを模擬的に行ない、前記模擬的な繰返しルーチン
において前記熱処理装置の内部の熱的状態が安定した後
に、前記被処理物を前記熱処理装置の内部へ搬入する直
前の前記熱処理装置の内部の温度を放射温度計を用いて
測定し、この測定によって得られた温度に基づいてアイ
ドリング温度を決定する準備工程を実行するとともに、
前記一連の被処理物についての実際の熱処理を周期的か
つ順次に行なう際に、前記熱処理装置への前記被処理物
の搬入が中断されたときには、前記搬入が再開されるま
での期間において前記熱処理装置内部を前記アイドリン
グ温度に保つアイドリング処理を行なう。
用いて一連の被処理物の熱処理を周期的かつ順次に行な
うにあたって、前記熱処理の周期的かつ順次の繰返しル
ーチンを模擬的に行ない、前記模擬的な繰返しルーチン
において前記熱処理装置の内部の熱的状態が安定した後
に、前記被処理物を前記熱処理装置の内部へ搬入する直
前の前記熱処理装置の内部の温度を放射温度計を用いて
測定し、この測定によって得られた温度に基づいてアイ
ドリング温度を決定する準備工程を実行するとともに、
前記一連の被処理物についての実際の熱処理を周期的か
つ順次に行なう際に、前記熱処理装置への前記被処理物
の搬入が中断されたときには、前記搬入が再開されるま
での期間において前記熱処理装置内部を前記アイドリン
グ温度に保つアイドリング処理を行なう。
(実施例) A.熱処理装置の構成 第1A図は、この発明の実施例を適用して熱処理制御を
行なう半導体ウエハの熱処理装置の模式図であり、第1
B図は、その一部分の模式平断面図である。これらの図
において、熱処理の対象となる半導体ウエハ1は、複数
の放射熱源(ランプヒータ)2を両面に配列した加熱炉
3の炉体4内に搬入されて、サセプタ5によって支持さ
れている。サセプタ5は、炉体4の入口を密封するフラ
ンジ6に接合されている。またウエハ1の上面には熱電
対7の測定端が固定されている。
行なう半導体ウエハの熱処理装置の模式図であり、第1
B図は、その一部分の模式平断面図である。これらの図
において、熱処理の対象となる半導体ウエハ1は、複数
の放射熱源(ランプヒータ)2を両面に配列した加熱炉
3の炉体4内に搬入されて、サセプタ5によって支持さ
れている。サセプタ5は、炉体4の入口を密封するフラ
ンジ6に接合されている。またウエハ1の上面には熱電
対7の測定端が固定されている。
熱電対7は後述するウエハモニタ放射温度計8の較正の
ときにのみ(すなわち、ウエハ1がダミーウエハである
ときのみ)設けられるものであり、ウエハ1が実処理ウ
エハであるときには設けていないものである。サセプタ
5,ウエハ1及び熱電対7は、フランジ6を炉内4に取
付け、または取り外すことによって、炉体4内に同時に
搬入または搬出される。
ときにのみ(すなわち、ウエハ1がダミーウエハである
ときのみ)設けられるものであり、ウエハ1が実処理ウ
エハであるときには設けていないものである。サセプタ
5,ウエハ1及び熱電対7は、フランジ6を炉内4に取
付け、または取り外すことによって、炉体4内に同時に
搬入または搬出される。
加熱炉3の下方には、ウエハ1の温度を非接触で測定す
るウエハモニタ放射温度計8(以下、「ウエハモニタR
TM」と呼ぶ。)が設けられている。ウエハ1からの熱
放射をウエハモニタRTM8に導くために、ウエハ1の
下方に相当する炉体4の下部には炉体4と一体の円筒形
ポート9が形成されており、このポート9の先端開口部
には、炉内と炉外の雰囲気を遮断し、所定の波長帯の熱
放射を透過する窓材10aが取付けられている。ウエハ
モニタRTM8の前面には所定の波長帯の熱放射のみを
ウエハモニタRTM8へ与えるためのフィルタ10が取
付けられている。
るウエハモニタ放射温度計8(以下、「ウエハモニタR
TM」と呼ぶ。)が設けられている。ウエハ1からの熱
放射をウエハモニタRTM8に導くために、ウエハ1の
下方に相当する炉体4の下部には炉体4と一体の円筒形
ポート9が形成されており、このポート9の先端開口部
には、炉内と炉外の雰囲気を遮断し、所定の波長帯の熱
放射を透過する窓材10aが取付けられている。ウエハ
モニタRTM8の前面には所定の波長帯の熱放射のみを
ウエハモニタRTM8へ与えるためのフィルタ10が取
付けられている。
炉体4はランプヒータ2からの放射熱を透過し易い材質
(例えば石英)で形成されたチューブとなっている。ま
た、フィルタ10はランプヒータ2からの放射熱が直接
ウエハモニタRTM8に入射しないようにこれを遮断
し,ウエハ1からの放射熱を主に透過させることを目的
として設けられている。このフィルタ10の透過特性
は、ランプヒータ2から放射された光のうち,石英にお
ける透過率の大きな0.15〜4.5μm程度の光は石英で形
成された炉体4を透過してウエハ1を加熱するが、石英
における透過率が小さな5μm以上の光は炉体4を透過
しないのでウエハモニタRTM8に入射することがない
という事実から決定している。すなわち、フィルタ10
として、石英(炉体4)における透過率が小さい5〜1
0μm程度の波長の光のみを選択的に透過するバンドパ
スフィルターが用いられている。また、窓材10aとし
てはフッ化バリウム(BaF2)が用いられ、0.15〜1
5μm程度の波長の光が透過する。
(例えば石英)で形成されたチューブとなっている。ま
た、フィルタ10はランプヒータ2からの放射熱が直接
ウエハモニタRTM8に入射しないようにこれを遮断
し,ウエハ1からの放射熱を主に透過させることを目的
として設けられている。このフィルタ10の透過特性
は、ランプヒータ2から放射された光のうち,石英にお
ける透過率の大きな0.15〜4.5μm程度の光は石英で形
成された炉体4を透過してウエハ1を加熱するが、石英
における透過率が小さな5μm以上の光は炉体4を透過
しないのでウエハモニタRTM8に入射することがない
という事実から決定している。すなわち、フィルタ10
として、石英(炉体4)における透過率が小さい5〜1
0μm程度の波長の光のみを選択的に透過するバンドパ
スフィルターが用いられている。また、窓材10aとし
てはフッ化バリウム(BaF2)が用いられ、0.15〜1
5μm程度の波長の光が透過する。
このようにすることによって、ウエハ1が放射する放射
光のうち、5〜10μm程度の波長の光が窓材10a及
びフィルタ10を透過してウエハモニタRTM8に入射
し、これによってウエハ1の温度がモニタされる。
光のうち、5〜10μm程度の波長の光が窓材10a及
びフィルタ10を透過してウエハモニタRTM8に入射
し、これによってウエハ1の温度がモニタされる。
炉体4内には、ウエハ1とは別に、炉内環境の温度を測
定するためのモニタチップ11がモニタチップ支持機構
12に支持されて設置されている。モニタチップ支持機
構12は固定リング13と接合されており、固定リング
13は炉体4の側面に一体に形成された円筒形のポート
14の先端開口に固定されている。また、固定リング1
3と窓材15aとを挟んで炉内モニタ放射温度計(以
下、「炉内モニタRTM」と呼ぶ。)16がポート14
の上記開口側に固定されている。さらに、炉内モニタR
TM16の前面にはフィルタ15が取付けられている。
窓材15aは前述の窓材10aと同質のフッ化バリウム
で作られており、また、フィルタ15は前述のフィルタ
10と同様のバンドパスフィルターである。
定するためのモニタチップ11がモニタチップ支持機構
12に支持されて設置されている。モニタチップ支持機
構12は固定リング13と接合されており、固定リング
13は炉体4の側面に一体に形成された円筒形のポート
14の先端開口に固定されている。また、固定リング1
3と窓材15aとを挟んで炉内モニタ放射温度計(以
下、「炉内モニタRTM」と呼ぶ。)16がポート14
の上記開口側に固定されている。さらに、炉内モニタR
TM16の前面にはフィルタ15が取付けられている。
窓材15aは前述の窓材10aと同質のフッ化バリウム
で作られており、また、フィルタ15は前述のフィルタ
10と同様のバンドパスフィルターである。
モニタチップ11は例えばウエハ1と同じ物質(Si)
で作られており、これはランプヒータ2によって加熱さ
れるとともに、モニタチップ11からの熱放射は炉内モ
ニタRTM16に与えられる。また、モニタチップ11
は炉体4の上下面に対して傾けて支持されており、炉体
4の内面からの熱放射の一部がモニタチップ11で反射
されることによって、炉内モニタRTM16に与えられ
る。従って、炉内モニタRTM16が測定する炉内モニ
タ温度は、モニタチップ11と炉体4のそれぞれの熱的
状態を反映した炉内環境温度である。
で作られており、これはランプヒータ2によって加熱さ
れるとともに、モニタチップ11からの熱放射は炉内モ
ニタRTM16に与えられる。また、モニタチップ11
は炉体4の上下面に対して傾けて支持されており、炉体
4の内面からの熱放射の一部がモニタチップ11で反射
されることによって、炉内モニタRTM16に与えられ
る。従って、炉内モニタRTM16が測定する炉内モニ
タ温度は、モニタチップ11と炉体4のそれぞれの熱的
状態を反映した炉内環境温度である。
ウエハモニタRTM8,炉内モニタRTM16および熱
電対7のそれぞれの測定出力SM,SR,SWは、それ
ぞれアンプ21,22,23で増幅されて、ウエハモニ
タ温度θM,炉内モニタ温度θRおよびウエハ温度θW
を指示する信号となる。これらの温度測定値は温度調節
器30に与えられる。温度調節器30はこれらの温度測
定値に基づいて後述する信号処理を行なって、電力制御
信号Akを電力制御器40に与え、電力制御器40は電
力Pをランプヒータ2に与えてウエハ1を加熱する。
電対7のそれぞれの測定出力SM,SR,SWは、それ
ぞれアンプ21,22,23で増幅されて、ウエハモニ
タ温度θM,炉内モニタ温度θRおよびウエハ温度θW
を指示する信号となる。これらの温度測定値は温度調節
器30に与えられる。温度調節器30はこれらの温度測
定値に基づいて後述する信号処理を行なって、電力制御
信号Akを電力制御器40に与え、電力制御器40は電
力Pをランプヒータ2に与えてウエハ1を加熱する。
第1C図は、温度調節器30の構成を示すブロック図で
ある。温度調節器30に入力されたウエハモニタ温度θ
M,炉内モニタ温度θR及びウエハ温度θWの値は、マ
ルチプレクサ31によって時分割多重信号とされた後、
アンプ32に入力される。そして、アンプ32で増幅さ
れてA/D変換器33でデジタル信号に変換された後、
マイクロコンピュータ34に与えられる。周知のように
マイクロコンピュータ34はCPUおよびメモリ(とも
に図示せず。)を備えているが、第1C図においては、
その内部機能が機能ブロック図として示されている。
ある。温度調節器30に入力されたウエハモニタ温度θ
M,炉内モニタ温度θR及びウエハ温度θWの値は、マ
ルチプレクサ31によって時分割多重信号とされた後、
アンプ32に入力される。そして、アンプ32で増幅さ
れてA/D変換器33でデジタル信号に変換された後、
マイクロコンピュータ34に与えられる。周知のように
マイクロコンピュータ34はCPUおよびメモリ(とも
に図示せず。)を備えているが、第1C図においては、
その内部機能が機能ブロック図として示されている。
マイクロコンピュータ34はプログラムジェネレータ3
41とコントロールパラメータメモリ342とを備えて
おり、このうち、プログラムジェネレータ341には、
時間tをパラメータとして所定の熱処理温度値をたとえ
ば第2図のように表現した目標温度プロファイル(プロ
グラムデータ)があかじめストアされている。また、コ
ントロールパラメータメモリ342は、時間に依存しな
い定数値(後述する基準温度値や一定出力信号値)を記
憶するためのものである。
41とコントロールパラメータメモリ342とを備えて
おり、このうち、プログラムジェネレータ341には、
時間tをパラメータとして所定の熱処理温度値をたとえ
ば第2図のように表現した目標温度プロファイル(プロ
グラムデータ)があかじめストアされている。また、コ
ントロールパラメータメモリ342は、時間に依存しな
い定数値(後述する基準温度値や一定出力信号値)を記
憶するためのものである。
熱処理のモードによって、プログラムジェネレータ34
1から出力される目標温度プロファイルか、又はコント
ロールパラメータメモリ342から出力される基準温度
値のどちらか一方が第1のスイッチ手段343によって
切換えられて減算手段344に目標温度TOとして与え
られる。減算手段344の他方の入力とA/D変換器3
3との間には、データ分配手段340が存在している。
データ分配手段340は、A/D変換器33の出力(デ
ジタル化された時分割多重信号)のサンプリングを行な
うことにより、ウエハモニタ温度θMまたは炉内モニタ
温度θRを検出温度Trとして減算手段344に出力し
ている。
1から出力される目標温度プロファイルか、又はコント
ロールパラメータメモリ342から出力される基準温度
値のどちらか一方が第1のスイッチ手段343によって
切換えられて減算手段344に目標温度TOとして与え
られる。減算手段344の他方の入力とA/D変換器3
3との間には、データ分配手段340が存在している。
データ分配手段340は、A/D変換器33の出力(デ
ジタル化された時分割多重信号)のサンプリングを行な
うことにより、ウエハモニタ温度θMまたは炉内モニタ
温度θRを検出温度Trとして減算手段344に出力し
ている。
減算手段344は、目標温度TOから検出温度Trを差
引いた温度偏差ΔTを求め、この温度偏差ΔTを制御手
段345に出力する。制御手段345はPID制御等の
クローズドループ制御機能を有したものであり、温度偏
差ΔTに基づいてデジタルの制御信号Skを出力する。
第2のスイッチ手段346は、この制御信号SKか、ま
たはコントロールパラメータメモリ342から出力され
る一定出力信号SOのどちらか一方を、熱処理のモード
に応じて切換えて出力し、マイクロコンピュータ34外
のD/A変換器35に与える。D/A変換器35でアナ
ログ信号に変換されたマイクロコンピュータ34の出力
信号はサンプルホールド回路36を介して電力制御信号
Akとなり、この信号Akが温度調節器30から出力さ
れる。
引いた温度偏差ΔTを求め、この温度偏差ΔTを制御手
段345に出力する。制御手段345はPID制御等の
クローズドループ制御機能を有したものであり、温度偏
差ΔTに基づいてデジタルの制御信号Skを出力する。
第2のスイッチ手段346は、この制御信号SKか、ま
たはコントロールパラメータメモリ342から出力され
る一定出力信号SOのどちらか一方を、熱処理のモード
に応じて切換えて出力し、マイクロコンピュータ34外
のD/A変換器35に与える。D/A変換器35でアナ
ログ信号に変換されたマイクロコンピュータ34の出力
信号はサンプルホールド回路36を介して電力制御信号
Akとなり、この信号Akが温度調節器30から出力さ
れる。
一方、データ分配手段340は、入力された時分割多重
信号を各成分に展開して得られるウエハモニタ温度
θM,炉内モニタ温度θRおよびウエハ温度θWの値
を、コントロールパラメータメモリ342および表示器
37に与えている。このため、表示器37では、これら
の温度の値を表示することができるとともに、コントロ
ールパラメータメモリ342では、これらの温度の値の
うち所定の種類の温度の現在値をその内部に書込むこと
ができる。
信号を各成分に展開して得られるウエハモニタ温度
θM,炉内モニタ温度θRおよびウエハ温度θWの値
を、コントロールパラメータメモリ342および表示器
37に与えている。このため、表示器37では、これら
の温度の値を表示することができるとともに、コントロ
ールパラメータメモリ342では、これらの温度の値の
うち所定の種類の温度の現在値をその内部に書込むこと
ができる。
B.実処理前準備の概要 この実施例では、実処理ウエハの熱処理を行なう前に、
次の3つの条件設定を行なう(第3図)。
次の3つの条件設定を行なう(第3図)。
ウエハモニタRTM8の較正(ステップS10) アイドリング温度の決定(ステップS20) ウォームアップ温度の決定(ステップS30) これらのうち、ウエハモニタRTM8の較正は、ウエハ
モニタRTM8で測定したウエハモニタ温度θMと、ウ
エハ1上に設けられた熱電対7で測定したウエハ温度θ
Wとが一致するように、アンプ21のゲインを調整する
操作である。周知のように放射温度計用のアンプには、
被測定物の放射率を設定する目的でゲイン調整用の可変
抵抗器が設けられているため、この可変抵抗器の操作に
よってそのゲインを変えることができる。
モニタRTM8で測定したウエハモニタ温度θMと、ウ
エハ1上に設けられた熱電対7で測定したウエハ温度θ
Wとが一致するように、アンプ21のゲインを調整する
操作である。周知のように放射温度計用のアンプには、
被測定物の放射率を設定する目的でゲイン調整用の可変
抵抗器が設けられているため、この可変抵抗器の操作に
よってそのゲインを変えることができる。
アイドリング温度とは、一連の製品用ウエハ(実処理ウ
エハ)の順次の熱処理が中断した時に、炉内モニタ温度
θRを保持しておくべき一定の値、すなわち「炉内環境
設定温度」である。アイドリング温度は熱処理の再時間
に再開直後のウエハからその温度制御を再現性良く行な
うために設定するものであり、後述するように、一連の
ウエハの熱処理が順次に行なわれている状況を模擬的に
実現し、その状況下におけるウエハ搬入直前の炉内モニ
タ温度θRを測定して決定される。
エハ)の順次の熱処理が中断した時に、炉内モニタ温度
θRを保持しておくべき一定の値、すなわち「炉内環境
設定温度」である。アイドリング温度は熱処理の再時間
に再開直後のウエハからその温度制御を再現性良く行な
うために設定するものであり、後述するように、一連の
ウエハの熱処理が順次に行なわれている状況を模擬的に
実現し、その状況下におけるウエハ搬入直前の炉内モニ
タ温度θRを測定して決定される。
また、ウォームアップ温度とは、加熱炉3の起動直後の
最初のウエハの搬入前にウエハモニタ温度θMを保持し
ておくべき一定の値、すなわち「炉体設定温度」であ
る。ウォームアップ温度は起動直後の最初のウエハから
その温度制御を再現性良く行なうために設定するもので
あり、後述するように、上記アイドリング温度に対応し
て模擬的な熱処理ルーチンから決定される。このウォー
ムアップ温度も、上述したアイドリング温度も、ウエハ
搬入直前の熱処理装置内部の温度を表現したものという
点においては互いに共通した概念の中に入る温度であ
る。
最初のウエハの搬入前にウエハモニタ温度θMを保持し
ておくべき一定の値、すなわち「炉体設定温度」であ
る。ウォームアップ温度は起動直後の最初のウエハから
その温度制御を再現性良く行なうために設定するもので
あり、後述するように、上記アイドリング温度に対応し
て模擬的な熱処理ルーチンから決定される。このウォー
ムアップ温度も、上述したアイドリング温度も、ウエハ
搬入直前の熱処理装置内部の温度を表現したものという
点においては互いに共通した概念の中に入る温度であ
る。
以下では、これらの準備工程について分説する。
C.ウエハモニタRTM8の較正 ウエハモニタRTM8の較正手順が第4図に示されてい
る。まず、熱電対7が取付けられたダミーウエハ1が炉
内に搬入される(ステップS11)。次に、第1C図の
プログラムジェネレータ341から、目標温度プロファ
イルに応じた目標温度値が、時間tをパラメータとして
出力される。このとき、データ分配手段340は、ウエ
ハモニタRTM8で得られたウエハモニタ温度θMを検
出温度Trとして出力している。また、第1のスイッチ
ング手段343はプログラムジェネレータ341側を、
第2のスイッチング手段346は制御手段345側を、
それぞれ選択している。このため、温度調節器30は、
ウエハモニタ用RTM8を用いたクローズドループ制御
によってダミーウエハ1の温度制御を行なう(ステップ
S12)。
る。まず、熱電対7が取付けられたダミーウエハ1が炉
内に搬入される(ステップS11)。次に、第1C図の
プログラムジェネレータ341から、目標温度プロファ
イルに応じた目標温度値が、時間tをパラメータとして
出力される。このとき、データ分配手段340は、ウエ
ハモニタRTM8で得られたウエハモニタ温度θMを検
出温度Trとして出力している。また、第1のスイッチ
ング手段343はプログラムジェネレータ341側を、
第2のスイッチング手段346は制御手段345側を、
それぞれ選択している。このため、温度調節器30は、
ウエハモニタ用RTM8を用いたクローズドループ制御
によってダミーウエハ1の温度制御を行なう(ステップ
S12)。
第2図の標準温度プロファイル(熱処理プログラム)に
従った熱処理が1回完了すると、ダミーウエハ1は炉外
へと搬出される(ステップS13)。そして、実際に製
品ウエハを連続処理する場合において、ひとつの製品ウ
エハの搬出完了時から次の製品ウエハの搬入開始までに
要すると考えられる搬出/搬入間隔に相当する時間だ
け、そのままの状態で待機する(ステップS14)。
従った熱処理が1回完了すると、ダミーウエハ1は炉外
へと搬出される(ステップS13)。そして、実際に製
品ウエハを連続処理する場合において、ひとつの製品ウ
エハの搬出完了時から次の製品ウエハの搬入開始までに
要すると考えられる搬出/搬入間隔に相当する時間だ
け、そのままの状態で待機する(ステップS14)。
上記待機時間が経過した時点で、前回使用したものと同
一のダミーウエハ1を炉内に再び搬入し、ステップS1
1〜S14を繰返す。このため、ステップS11〜S1
4が何度も繰返して実行され、実処理と同様の熱処理ル
ーチンが模擬的に実現される。
一のダミーウエハ1を炉内に再び搬入し、ステップS1
1〜S14を繰返す。このため、ステップS11〜S1
4が何度も繰返して実行され、実処理と同様の熱処理ル
ーチンが模擬的に実現される。
このようなステップS11〜S14の繰返しと並行し
て、ウエハモニタRTM8の出力であるウエハモニタ温
度θMと、熱電対7の出力であるウエハ温度θWとが、
表示器37に表示される(ステップS15)。この表示
器37における表示内容の例が、第5図に時刻tをパラ
メータとして示されている。第5図において、周期Tは
1枚のウエハの熱処理に要する時間(ヒーテイング時間
のほか、搬入・搬出・待機時間を含んだもの)に相当し
ており、ステップS11〜S14が一巡するために要す
る時間に対応する。また、時刻t1〜t5は、次のよう
な時点を示している。
て、ウエハモニタRTM8の出力であるウエハモニタ温
度θMと、熱電対7の出力であるウエハ温度θWとが、
表示器37に表示される(ステップS15)。この表示
器37における表示内容の例が、第5図に時刻tをパラ
メータとして示されている。第5図において、周期Tは
1枚のウエハの熱処理に要する時間(ヒーテイング時間
のほか、搬入・搬出・待機時間を含んだもの)に相当し
ており、ステップS11〜S14が一巡するために要す
る時間に対応する。また、時刻t1〜t5は、次のよう
な時点を示している。
t1…ウエハ搬入後の加熱開始時点。この時刻t1から
第2図の標準温度プロファイルに従った温度制御が開始
され、ランプヒータ2が点灯するとともに、それによっ
て、温度θM,θWは上昇する。ウエハモニタ温度θM
が熱処理設定温度θO(第2図)になると温度上昇は停
止する。
第2図の標準温度プロファイルに従った温度制御が開始
され、ランプヒータ2が点灯するとともに、それによっ
て、温度θM,θWは上昇する。ウエハモニタ温度θM
が熱処理設定温度θO(第2図)になると温度上昇は停
止する。
t2…この時点で第2図の標準温度プロファイルが立下
り、それによってランプヒータ2が消灯して、温度
θM,θWは低下し始める。
り、それによってランプヒータ2が消灯して、温度
θM,θWは低下し始める。
t3…ウエハ搬出時点。ウエハ1が炉外へ搬出される
と、このウエハ1が外気に触れるため、熱電対7から得
られたウエハ温度θWの下降率が大きくなる。また、第
1A図のウエハモニタRTM8は、炉体(石英チュー
ブ)4の壁面4a(第1A図)からの放射を直接に受け
るため、ウエハモニタ温度θMは一時的に上昇する。
と、このウエハ1が外気に触れるため、熱電対7から得
られたウエハ温度θWの下降率が大きくなる。また、第
1A図のウエハモニタRTM8は、炉体(石英チュー
ブ)4の壁面4a(第1A図)からの放射を直接に受け
るため、ウエハモニタ温度θMは一時的に上昇する。
t4…ウエハ再度搬入時点。ウエハの再度の搬入に伴っ
てウエハモニタRTM8は(それまで炉外にあった)ダ
ミーウエハ1の表面に対向してその温度を測定すること
になるため、ウエハモニタ温度θMは低下する。
てウエハモニタRTM8は(それまで炉外にあった)ダ
ミーウエハ1の表面に対向してその温度を測定すること
になるため、ウエハモニタ温度θMは低下する。
t5…これは、次の熱処理サイクルの開始時点t1に相
当する。
当する。
ところで、ウエハモニタRTM8には、ウエハ1自体か
らの熱放射のほか、炉体4からの熱放射もウエハ1の裏
面で反射することによって入射するため、ウエハモニタ
RTM8の出力がそのままウエハ1の温度を指示してい
るとは限らない。また、ウエハ1の表面の放射率の値に
よっても、ウエハモニタRTM8の出力がどの温度を指
示しているかという関係が異なるものとなる。
らの熱放射のほか、炉体4からの熱放射もウエハ1の裏
面で反射することによって入射するため、ウエハモニタ
RTM8の出力がそのままウエハ1の温度を指示してい
るとは限らない。また、ウエハ1の表面の放射率の値に
よっても、ウエハモニタRTM8の出力がどの温度を指
示しているかという関係が異なるものとなる。
これに対して、熱電対7はウエハ1の温度をかなり正確
に測定していると考えることができる。このため、熱電
対7の出力であるウエハ温度θWの指示値と、ウエハモ
ニタRTM8の出力であるウエハモニタ温度θMとの指
示値が熱処理設定温度θOにおいて互いに一致するよう
に、アンプ21のゲイン(放射率設定値)を調整する
(ステップS15)。第5図においては、ウエハモニタ
温度θMとウエハ温度θWとのそれぞれのピーク値が互
いに一致する状態F1が得られるまで、アンプ21のゲ
インを変化させている。
に測定していると考えることができる。このため、熱電
対7の出力であるウエハ温度θWの指示値と、ウエハモ
ニタRTM8の出力であるウエハモニタ温度θMとの指
示値が熱処理設定温度θOにおいて互いに一致するよう
に、アンプ21のゲイン(放射率設定値)を調整する
(ステップS15)。第5図においては、ウエハモニタ
温度θMとウエハ温度θWとのそれぞれのピーク値が互
いに一致する状態F1が得られるまで、アンプ21のゲ
インを変化させている。
なお、第5図において、アンプ21のゲイン調整によっ
て(ウエハモニタ温度θMではなく)ウエハ温度θWの
ピーク値が各周期ごとに変化しているのは、温度制御ル
ープがθM=θOを維持するように働いているためであ
る。また、ダミーウエハ1の1回の熱処理中に調整(較
正)を行なわずに、熱処理を周期的に繰返しつつ較正を
行なっているのは、製品ウエハの実際の熱処理サイクル
において炉内環境が安定した状態をダミーウエハを用い
て模擬的に実現し、その状態において較正を行なうこと
が望ましいためである。
て(ウエハモニタ温度θMではなく)ウエハ温度θWの
ピーク値が各周期ごとに変化しているのは、温度制御ル
ープがθM=θOを維持するように働いているためであ
る。また、ダミーウエハ1の1回の熱処理中に調整(較
正)を行なわずに、熱処理を周期的に繰返しつつ較正を
行なっているのは、製品ウエハの実際の熱処理サイクル
において炉内環境が安定した状態をダミーウエハを用い
て模擬的に実現し、その状態において較正を行なうこと
が望ましいためである。
このようにしてアンプ21の調整が終了すると、ステッ
プS11〜S14の繰返しは停止され、較正処理は完了
する(ステップS16)。これ以後は、熱電対7から得
られるウエハ温度θWの値は使用されない。
プS11〜S14の繰返しは停止され、較正処理は完了
する(ステップS16)。これ以後は、熱電対7から得
られるウエハ温度θWの値は使用されない。
D.アイドリング温度の決定 次に、アイドリングθIの決定プロセスに移る。アイド
リング温度θIを決定するにあたっては、ウエハ1とし
てやはりダミーウエハを使用し、第4図のステップS1
1〜S14と同様の実処理模擬プロセスである第6図の
ステップS21〜S24を繰返す。ただし、表示器37
においては、ウエハモニタ温度θMと炉内モニタ温度θ
Rとを表示させている(第7図)。
リング温度θIを決定するにあたっては、ウエハ1とし
てやはりダミーウエハを使用し、第4図のステップS1
1〜S14と同様の実処理模擬プロセスである第6図の
ステップS21〜S24を繰返す。ただし、表示器37
においては、ウエハモニタ温度θMと炉内モニタ温度θ
Rとを表示させている(第7図)。
第7図の模擬的な熱処理繰返しサイクルにおいて、炉内
モニタ温度θRのピーク値は徐々に上昇し、漸近的にほ
ぼ一定値となる。これは、起動直後においては炉内温度
が安定しておらず、熱処理を繰返すことによって炉内の
熱的状態が安定するためである。また、時刻t3におい
てウエハ1を炉外へと搬出するとウエハモニタRTM8
は炉体4の温度を測定する状態となるが、炉体4の熱的
状態が安定して行くに伴ってこのときの炉体温度θBも
また徐々に上昇し、漸近的に一定値に近づいて行く。こ
の様子が第7図中ではピーク包絡線Cによって示されて
いる。
モニタ温度θRのピーク値は徐々に上昇し、漸近的にほ
ぼ一定値となる。これは、起動直後においては炉内温度
が安定しておらず、熱処理を繰返すことによって炉内の
熱的状態が安定するためである。また、時刻t3におい
てウエハ1を炉外へと搬出するとウエハモニタRTM8
は炉体4の温度を測定する状態となるが、炉体4の熱的
状態が安定して行くに伴ってこのときの炉体温度θBも
また徐々に上昇し、漸近的に一定値に近づいて行く。こ
の様子が第7図中ではピーク包絡線Cによって示されて
いる。
第6図のステップS25でウエハモニタ温度θMを監視
し、上記炉体温度θBの変動が実質的にゼロとなった後
のサイクルにおいて、ウエハ搬入直前(t=t5′)の
炉内モニタ温度θRの値をアイドリング温度θIとして
読取る(ステップS25)。換言すれば、アイドリング
温度θIは、ウエハ1の熱処理の周期的繰返しを模擬的
に実現した状態において、炉内の熱的状態が安定した後
のウエハ搬入直前の炉内温度として決定されることにな
る。
し、上記炉体温度θBの変動が実質的にゼロとなった後
のサイクルにおいて、ウエハ搬入直前(t=t5′)の
炉内モニタ温度θRの値をアイドリング温度θIとして
読取る(ステップS25)。換言すれば、アイドリング
温度θIは、ウエハ1の熱処理の周期的繰返しを模擬的
に実現した状態において、炉内の熱的状態が安定した後
のウエハ搬入直前の炉内温度として決定されることにな
る。
ステップS26の処理が終了すると、アイドリング温度
θIの値をコントロールパラメータメモリ342に記憶
させ、アイドリング温度決定プロセスを完了する(ステ
ップS26)。
θIの値をコントロールパラメータメモリ342に記憶
させ、アイドリング温度決定プロセスを完了する(ステ
ップS26)。
E.ウォームアップ温度の決定 ウォームアップ温度θdの決定ルーチン(第8図)にお
いては、コントロールパラメータメモリ342から、ア
イドリング温度θIの値を基準温度として読出して第1
のスイッチ手段343に出力する。このとき、第1のス
イッチ手段343はメモリ342側を選択している。ま
た、データ分配手段340は、炉内モニタ温度θRを検
出温度Trとして出力している。このため、温度調節器
30は、アイドリング温度θIに基づく加熱炉3のクロ
ーズドループ制御を実行する。ただし、このときには、
ダミーウエハ1は炉内に入れておらず、加熱炉3は被処
理物が存在していない空運転の状態となっている。ま
た、表示器37には、ウエハモニタ温度θM(ウエハ1
は存在しないため、実際には炉体4の温度)と炉内モニ
タ温度θRとが表示されている(第9図)。
いては、コントロールパラメータメモリ342から、ア
イドリング温度θIの値を基準温度として読出して第1
のスイッチ手段343に出力する。このとき、第1のス
イッチ手段343はメモリ342側を選択している。ま
た、データ分配手段340は、炉内モニタ温度θRを検
出温度Trとして出力している。このため、温度調節器
30は、アイドリング温度θIに基づく加熱炉3のクロ
ーズドループ制御を実行する。ただし、このときには、
ダミーウエハ1は炉内に入れておらず、加熱炉3は被処
理物が存在していない空運転の状態となっている。ま
た、表示器37には、ウエハモニタ温度θM(ウエハ1
は存在しないため、実際には炉体4の温度)と炉内モニ
タ温度θRとが表示されている(第9図)。
アイドリング温度θIに基づく温度制御を行なっている
ことにより、炉内モニタ温度θRはアイドリング温度θ
Iとなる。そこで、炉内モニタ温度θRとウエハモニタ
温度θMとが安定した後のウエハモニタ温度θM(炉内
4の温度測定値)の値を、ウォームアップ温度θdとし
て決定する。このウォームアップ温度θdの値は、コン
トロールパラメータメモリ342に記憶させておく。ア
イドリング温度θIがウエハ搬入直前の炉内温度となっ
ていることにより、ウォームアップ温度θdもまたウエ
ハ搬入直前の炉体温度となっている。
ことにより、炉内モニタ温度θRはアイドリング温度θ
Iとなる。そこで、炉内モニタ温度θRとウエハモニタ
温度θMとが安定した後のウエハモニタ温度θM(炉内
4の温度測定値)の値を、ウォームアップ温度θdとし
て決定する。このウォームアップ温度θdの値は、コン
トロールパラメータメモリ342に記憶させておく。ア
イドリング温度θIがウエハ搬入直前の炉内温度となっ
ていることにより、ウォームアップ温度θdもまたウエ
ハ搬入直前の炉体温度となっている。
F.実処理 以上の予備工程が完了した後、一連の製品ウエハ(実処
理ウエハ)についての実際の熱処理(周期的かつ順次の
熱処理)を実行する。第10図にその手順が示されてお
り、第11図に各温度波形の例が示されている。なお、
この実処理においてはダミーウエハは使用せず、第1A
図のウエハ1が製品用ウエハに相当する。製品ウエハに
は熱電対7は取り付けない。第11図は参考のためにウ
エハ温度θWも記載されているが、これはあくまでウエ
ハ1の実際の温度がどのように変化するかを説明するた
めのものであり、ウエハ温度θWが熱電対7で測定され
るということを示しているのではない。
理ウエハ)についての実際の熱処理(周期的かつ順次の
熱処理)を実行する。第10図にその手順が示されてお
り、第11図に各温度波形の例が示されている。なお、
この実処理においてはダミーウエハは使用せず、第1A
図のウエハ1が製品用ウエハに相当する。製品ウエハに
は熱電対7は取り付けない。第11図は参考のためにウ
エハ温度θWも記載されているが、これはあくまでウエ
ハ1の実際の温度がどのように変化するかを説明するた
めのものであり、ウエハ温度θWが熱電対7で測定され
るということを示しているのではない。
第10図のステップS41ではまず、製品用ウエハ1を
炉内に入れていない状態でウォームアップを行なう。そ
こではまず、第1C図の第2のスイッチ手段346をコ
ントロールパラメータメモリ342側に切換えた状態
で、このコントロールパラメータメモリ342にあらか
じめストアさせておいたフルパワー信号を所定期間だけ
出力させる。それによってランプヒータ2は当初の期間
だけ最大電力で点灯し、炉内の温度を速やかに立上げ
る。これに続いて、第1C図の検出温度Trとしてウエ
ハモニタ温度θM(実際には、炉体4の温度)を与え、
コントロールパラメータメモリ342から第1のスイッ
チ手段343を介してウォーミングアップ温度θdの値
を減算手段344へ供給する。この時点では、第2のス
イッチ手段346は制御手段345側へ切換わる。この
ため、炉体4の温度θMがウォームアップ温度θdに一
致して安定するようになるまで炉内加熱が行なわれる。
第11図の時刻t10からt11までの期間がこのウォーム
アップ期間に相当する。炉内モニタ温度θRが上記前半
部分でかなり高い値となっているのは、モニタチップ1
1の熱容量(厳密には、熱容量と表面積との比)が小さ
いためである。
炉内に入れていない状態でウォームアップを行なう。そ
こではまず、第1C図の第2のスイッチ手段346をコ
ントロールパラメータメモリ342側に切換えた状態
で、このコントロールパラメータメモリ342にあらか
じめストアさせておいたフルパワー信号を所定期間だけ
出力させる。それによってランプヒータ2は当初の期間
だけ最大電力で点灯し、炉内の温度を速やかに立上げ
る。これに続いて、第1C図の検出温度Trとしてウエ
ハモニタ温度θM(実際には、炉体4の温度)を与え、
コントロールパラメータメモリ342から第1のスイッ
チ手段343を介してウォーミングアップ温度θdの値
を減算手段344へ供給する。この時点では、第2のス
イッチ手段346は制御手段345側へ切換わる。この
ため、炉体4の温度θMがウォームアップ温度θdに一
致して安定するようになるまで炉内加熱が行なわれる。
第11図の時刻t10からt11までの期間がこのウォーム
アップ期間に相当する。炉内モニタ温度θRが上記前半
部分でかなり高い値となっているのは、モニタチップ1
1の熱容量(厳密には、熱容量と表面積との比)が小さ
いためである。
ウォームアップが完了した後、時刻t11で最初の製品ウ
エハ1が炉内に搬入される(ステップS42)。そし
て、この搬入が完了すると、第2図の標準温度プロファ
イルに従った加熱処理プログラムが実行される(ステッ
プS43)。このとき、第1C図の検出温度Trとして
はウエハモニタ温度θMが使用され、標準温度プロファ
イルとウエハモニタ温度θMとを用いたクローズドルー
プ制御となる。その結果、第11図中の時刻t11からt
12までの期間において製品ウエハ1の加熱処理が行なわ
れ、時刻t12において製品ウエハ1が炉外へと搬出され
る(ステップS44)。
エハ1が炉内に搬入される(ステップS42)。そし
て、この搬入が完了すると、第2図の標準温度プロファ
イルに従った加熱処理プログラムが実行される(ステッ
プS43)。このとき、第1C図の検出温度Trとして
はウエハモニタ温度θMが使用され、標準温度プロファ
イルとウエハモニタ温度θMとを用いたクローズドルー
プ制御となる。その結果、第11図中の時刻t11からt
12までの期間において製品ウエハ1の加熱処理が行なわ
れ、時刻t12において製品ウエハ1が炉外へと搬出され
る(ステップS44)。
次のステップS45では、炉内モニタ温度θRをアイド
リング温度θIに保つためのアイドリング処理(ステッ
プS45)が実行される。すなわち、検出温度Trとし
て炉内モニタ温度θRが使用され、コントロールパラメ
ータメモリ342から読出されたアイドリング温度θI
と、上記炉内モニタ温度θRとの偏差に基づくクローズ
ドループ制御が行なわれる。ただし、第11図では、最
初の熱処理サイクルH1の完了後、次の製品ウエハ1が
炉内に搬入されるまでの期間(時刻t12からt13までの
間の期間)があらかじめ想定された基準搬出/搬入間隔
と一致している場合を考えているため、次の理由によっ
て、実質的なアイドリング処理は行なわれない。
リング温度θIに保つためのアイドリング処理(ステッ
プS45)が実行される。すなわち、検出温度Trとし
て炉内モニタ温度θRが使用され、コントロールパラメ
ータメモリ342から読出されたアイドリング温度θI
と、上記炉内モニタ温度θRとの偏差に基づくクローズ
ドループ制御が行なわれる。ただし、第11図では、最
初の熱処理サイクルH1の完了後、次の製品ウエハ1が
炉内に搬入されるまでの期間(時刻t12からt13までの
間の期間)があらかじめ想定された基準搬出/搬入間隔
と一致している場合を考えているため、次の理由によっ
て、実質的なアイドリング処理は行なわれない。
すなわち、まず、第7図のアイドリング温度決定プロセ
スでは、一連の製品ウエハの順次熱処理に対応した周期
(基準周期T)で温度制御を模擬的に実行し、その条件
下でウエハ搬入直前の炉内モニタ温度θRをアイドリン
グ温度θIとしていることに着目する。このため、第1
1図においても、製品ウエハ1の順次熱処理が基準周期
ごとに行なわれている限り、次の製品ウエハ1の搬入直
前の炉内温度θROはアイドリング温度θIとなるはず
であり、アイドリング処理を実質的に行なう必要が生ず
るレベルまでの温度低下は生じないのである。実質的な
アイドリング処理が行なわれる場合の例は後述する。
スでは、一連の製品ウエハの順次熱処理に対応した周期
(基準周期T)で温度制御を模擬的に実行し、その条件
下でウエハ搬入直前の炉内モニタ温度θRをアイドリン
グ温度θIとしていることに着目する。このため、第1
1図においても、製品ウエハ1の順次熱処理が基準周期
ごとに行なわれている限り、次の製品ウエハ1の搬入直
前の炉内温度θROはアイドリング温度θIとなるはず
であり、アイドリング処理を実質的に行なう必要が生ず
るレベルまでの温度低下は生じないのである。実質的な
アイドリング処理が行なわれる場合の例は後述する。
なお、この実施例では加熱手段のみが設けられており、
強制冷却手段は設けられていないため、炉内モニタ温度
θRがアイドリング温度θIよりも高い期間ではランプ
ヒータ2が消灯するだけであって、冷却は自然冷却とな
る。それは、基準周期よりも著しく短い周期で実際の熱
処理が繰返されることはないため、炉内温度がアイドリ
ング温度θIよりも高い時点で、炉内をアイドリング温
度θIにまで急激に冷却しておく必要はないからであ
る。
強制冷却手段は設けられていないため、炉内モニタ温度
θRがアイドリング温度θIよりも高い期間ではランプ
ヒータ2が消灯するだけであって、冷却は自然冷却とな
る。それは、基準周期よりも著しく短い周期で実際の熱
処理が繰返されることはないため、炉内温度がアイドリ
ング温度θIよりも高い時点で、炉内をアイドリング温
度θIにまで急激に冷却しておく必要はないからであ
る。
第10図に戻って、アイドリング処理の実行を行なって
いる間に、同一の加熱プログラム(標準温度プロファイ
ル)で加熱すべき次の製品用ウエハ1の炉内への搬入が
あると、ステップS47からS43へと戻り、加熱処理
を行なう。このような繰返しは、新たな製品用ウエハ1
が搬入されるごとに周期的かつ順次に実行される。
いる間に、同一の加熱プログラム(標準温度プロファイ
ル)で加熱すべき次の製品用ウエハ1の炉内への搬入が
あると、ステップS47からS43へと戻り、加熱処理
を行なう。このような繰返しは、新たな製品用ウエハ1
が搬入されるごとに周期的かつ順次に実行される。
一方、たとえば製品用ウエハ1の搬入が中断した場合
(第11図の時刻t14からt15までの期間)では、第1
0図のステップS45からS46,S47を経てS45
へ戻るループが持続的に機能し、炉内の実質的なアイド
リング処理を実行し続ける。したがってt=t15で次の
製品用ウエハ1の搬入があるまでは、炉内はアイドリン
グ温度θIに保たれている。t=t15で次の製品用ウエ
ハ1が搬入されているとアイドリング処理は解除され
て、そのウエハについての加熱処理が開始される。
(第11図の時刻t14からt15までの期間)では、第1
0図のステップS45からS46,S47を経てS45
へ戻るループが持続的に機能し、炉内の実質的なアイド
リング処理を実行し続ける。したがってt=t15で次の
製品用ウエハ1の搬入があるまでは、炉内はアイドリン
グ温度θIに保たれている。t=t15で次の製品用ウエ
ハ1が搬入されているとアイドリング処理は解除され
て、そのウエハについての加熱処理が開始される。
なお、製品用ウエハ1についての熱処理プログラムが複
数種類準備されており、ひとつのプログラムから他のプ
ログラムへの変更が行なわれる際には、S46からステ
ップS41へと戻って、もう1度ウォームアップ処理か
らルーチンを行なう。
数種類準備されており、ひとつのプログラムから他のプ
ログラムへの変更が行なわれる際には、S46からステ
ップS41へと戻って、もう1度ウォームアップ処理か
らルーチンを行なう。
第11図からもわかるように、この実施例においては、
ウォームアップ処理を行なっているため、起動直後のウ
エハから再現性よく熱処理制御を行なうことができる。
また、一連のウエハの熱処理が中断した際にはアイドリ
ング処理を行なっているため、熱処理再開直後のウエハ
についても温度制御の再現性は高い。
ウォームアップ処理を行なっているため、起動直後のウ
エハから再現性よく熱処理制御を行なうことができる。
また、一連のウエハの熱処理が中断した際にはアイドリ
ング処理を行なっているため、熱処理再開直後のウエハ
についても温度制御の再現性は高い。
特に、ウォームアップ温度やアイドリング温度が実処理
を模擬的に実現した準備工程を通して決定されているた
め、制御精度は著しく向上する。さらに、製品用ウエハ
とダミーウエハとを同時に炉内に入れるという工程がな
いために、ダミーウエハ専用の支持機構は不要であり、
装置も大型化・複雑化しない。
を模擬的に実現した準備工程を通して決定されているた
め、制御精度は著しく向上する。さらに、製品用ウエハ
とダミーウエハとを同時に炉内に入れるという工程がな
いために、ダミーウエハ専用の支持機構は不要であり、
装置も大型化・複雑化しない。
G.変形例 以上、この発明の一実施例を説明したが、この発明は、
たとえば次のような変形を加えることもできる。
たとえば次のような変形を加えることもできる。
上記実施例では、ウォームアップ温度はウエハモニタ
RTM8の測定値から決定され、アイドリング温度は炉
内モニタRTM16の測定値から決定されている。しか
しながら、これらの温度を決定する際にはウエハ1は炉
内には存在しないため、双方のRTM8,16は、とも
にウエハが存在しないときの炉内の熱的状況を見ている
という点では類似したものがある。このため、ウォーム
アップ温度を炉内モニタRTM16の測定値から決定
し、アイドリング温度をウエハモニタRTM8の測定値
から決定することも可能である。
RTM8の測定値から決定され、アイドリング温度は炉
内モニタRTM16の測定値から決定されている。しか
しながら、これらの温度を決定する際にはウエハ1は炉
内には存在しないため、双方のRTM8,16は、とも
にウエハが存在しないときの炉内の熱的状況を見ている
という点では類似したものがある。このため、ウォーム
アップ温度を炉内モニタRTM16の測定値から決定
し、アイドリング温度をウエハモニタRTM8の測定値
から決定することも可能である。
このような場合においては、たとえば第7図の炉体温度
θBが安定した後において、ウエハ搬入直前(t=
t5′)でのウエハモニタRTM8の指示値θAをアイ
ドリング温度として定義すればよい。また、炉内モニタ
RTM16の測定値からウォーミングアップ温度を定め
るには、炉内モニタRTM16で定めたアイドリング温
度をウォームアップ温度として採用してもよい。したが
って、この変形例に従えば、ウエハモニタRTM8また
は炉内モニタRTM16のみを設けておいてもよいこと
になる。ただし、炉内環境は炉内モニタRTM16の方
がより精度よく測定できる一方で、実処理におけるウエ
ハ温度はウエハモニタRTM8の方がより精度よく測定
できるため、上記実施例のような併用が望ましい。
θBが安定した後において、ウエハ搬入直前(t=
t5′)でのウエハモニタRTM8の指示値θAをアイ
ドリング温度として定義すればよい。また、炉内モニタ
RTM16の測定値からウォーミングアップ温度を定め
るには、炉内モニタRTM16で定めたアイドリング温
度をウォームアップ温度として採用してもよい。したが
って、この変形例に従えば、ウエハモニタRTM8また
は炉内モニタRTM16のみを設けておいてもよいこと
になる。ただし、炉内環境は炉内モニタRTM16の方
がより精度よく測定できる一方で、実処理におけるウエ
ハ温度はウエハモニタRTM8の方がより精度よく測定
できるため、上記実施例のような併用が望ましい。
ウエハの加熱処理は、オープンループ制御で行なって
もよい。また、この発明は、半導体ウエハの加熱処理に
限らず、種々の被処理体についての加熱処理に適用可能
である。
もよい。また、この発明は、半導体ウエハの加熱処理に
限らず、種々の被処理体についての加熱処理に適用可能
である。
(発明の効果) 以上説明したように、これらの発明によれば、実処理を
模擬的に実現した準備工程においてウォームアップ温度
やアイドリング温度を決定し、それに基づくウォームア
ップ処理やアイドリング処理を行なうため、起動時や処
理中断後の再開時にも、再現性良く被処理物の熱処理制
御を行なうことができる。
模擬的に実現した準備工程においてウォームアップ温度
やアイドリング温度を決定し、それに基づくウォームア
ップ処理やアイドリング処理を行なうため、起動時や処
理中断後の再開時にも、再現性良く被処理物の熱処理制
御を行なうことができる。
また、使用する装置として格別に複雑な装置を使用しな
くてもよいため、装置の大型化や複雑化も生じない。
くてもよいため、装置の大型化や複雑化も生じない。
第1A図はこの発明の一実施例に使用される熱処理装置
の模式図、 第1B図は第1A図の装置の一部分の模式平断面図、 第1C図は温度調節器30の内部構成を示すブロック
図、 第2図は標準温度プロファイルの例を示す図、 第3図は準備工程の概略フローチヤート、 第4図はウエハモニタRTM8の較正工程を示すフロー
チヤート、 第5図は較正工程における温度波形図、 第6図はアイドリング温度決定工程を示すフローチヤー
ト、 第7図はアイドリング温度決定工程における温度波形
図、 第8図はウォームアップ温度決定工程を示すフローチヤ
ート、 第9図はウォームアップ温度決定工程における温度波形
図、 第10図は実処理の手順を示すフローチヤート、 第11図は実処理時における温度波形図である。 1……ウエハ、2……ランプヒータ、 3……加熱炉、4……炉体(石英チューブ)、 7……熱電対、8……ウエハモニタ放射温度計、 11……モニタチップ、 16……炉内モニタ放射温度計、 30……温度調節器、 θM……ウエハモニタ温度、 θR……炉内モニタ温度、 θW……ウエハ温度、 θI……アイドリング温度、 θd……ウォームアップ温度
の模式図、 第1B図は第1A図の装置の一部分の模式平断面図、 第1C図は温度調節器30の内部構成を示すブロック
図、 第2図は標準温度プロファイルの例を示す図、 第3図は準備工程の概略フローチヤート、 第4図はウエハモニタRTM8の較正工程を示すフロー
チヤート、 第5図は較正工程における温度波形図、 第6図はアイドリング温度決定工程を示すフローチヤー
ト、 第7図はアイドリング温度決定工程における温度波形
図、 第8図はウォームアップ温度決定工程を示すフローチヤ
ート、 第9図はウォームアップ温度決定工程における温度波形
図、 第10図は実処理の手順を示すフローチヤート、 第11図は実処理時における温度波形図である。 1……ウエハ、2……ランプヒータ、 3……加熱炉、4……炉体(石英チューブ)、 7……熱電対、8……ウエハモニタ放射温度計、 11……モニタチップ、 16……炉内モニタ放射温度計、 30……温度調節器、 θM……ウエハモニタ温度、 θR……炉内モニタ温度、 θW……ウエハ温度、 θI……アイドリング温度、 θd……ウォームアップ温度
Claims (2)
- 【請求項1】熱処理装置を用いて一連の被処理物の熱処
理を順次行なうにあたって、 前記熱処理の順次の繰返しルーチンを模擬的に行ない、
前記模擬的な繰返しルーチンにおいて前記熱処理装置の
内部の熱的状態が安定した後に、前記被処理物を前記熱
処理装置の内部へ搬入する直前の前記熱処理装置の内部
の温度を放射温度計を用いて測定し、この測定によって
得られた温度に基づいてウォームアップ温度を決定する
準備工程と、 前記一連の被処理物についての実際の熱処理を開始する
前に、前記熱処理装置の内部温度が前記ウォームアップ
温度となるようにウォームアップを行なう工程とを実行
することを特徴とする再現性を高めた熱処理制御方法。 - 【請求項2】熱処理装置を用いて一連の被処理物の熱処
理を周期的かつ順次に行なうにあたって、 前記熱処理の周期的かつ順次の繰返しルーチンを模擬的
に行ない、前記模擬的な繰返しルーチンにおいて前記熱
処理装置の内部の熱的状態が安定した後に、前記被処理
物を前記熱処理装置の内部へ搬入する直前の前記熱処理
装置の内部の温度を放射温度計を用いて測定し、この測
定によって得られた温度に基づいてアイドリング温度を
決定する準備工程をあらかじめ実行するとともに、 前記一連の被処理物についての実際の熱処理を周期的か
つ順次に行なう際に、前記熱処理装置への前記被処理物
の搬入が中断されたときには、前記搬入が再開されるま
での期間において前記熱処理装置内部を前記アイドリン
グ温度に保つアイドリング処理を行なうことを特徴とす
る、再現性を高めた熱処理制御方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63028262A JPH0623935B2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | 再現性を高めた熱処理制御方法 |
KR1019890001175A KR920008783B1 (ko) | 1988-02-09 | 1989-02-01 | 기판의 가열처리장치의 제어방법 |
US07/308,094 US4924073A (en) | 1988-02-09 | 1989-02-08 | Method of controlling heat treatment apparatus for substrate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63028262A JPH0623935B2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | 再現性を高めた熱処理制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01204114A JPH01204114A (ja) | 1989-08-16 |
JPH0623935B2 true JPH0623935B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=12243659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63028262A Expired - Lifetime JPH0623935B2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | 再現性を高めた熱処理制御方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4924073A (ja) |
JP (1) | JPH0623935B2 (ja) |
KR (1) | KR920008783B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020120078A (ja) * | 2019-01-28 | 2020-08-06 | 株式会社Screenホールディングス | 熱処理方法および熱処理装置 |
Families Citing this family (52)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5155336A (en) * | 1990-01-19 | 1992-10-13 | Applied Materials, Inc. | Rapid thermal heating apparatus and method |
US6016383A (en) * | 1990-01-19 | 2000-01-18 | Applied Materials, Inc. | Rapid thermal heating apparatus and method including an infrared camera to measure substrate temperature |
JP2780866B2 (ja) * | 1990-10-11 | 1998-07-30 | 大日本スクリーン製造 株式会社 | 光照射加熱基板の温度測定装置 |
US5228114A (en) * | 1990-10-30 | 1993-07-13 | Tokyo Electron Sagami Limited | Heat-treating apparatus with batch scheme having improved heat controlling capability |
US5352865A (en) * | 1991-08-19 | 1994-10-04 | Henny Penny Corporation | Programmable load compensation method and apparatus for use in a food oven |
US5317130A (en) * | 1991-08-19 | 1994-05-31 | Henny Penny Corporation | Programmable load compensation method and apparatus for use in a food oven |
US5528018A (en) * | 1991-08-19 | 1996-06-18 | Henny Penny Corporation | Programmable load compensation method and apparatus for use in a food |
US5313044A (en) * | 1992-04-28 | 1994-05-17 | Duke University | Method and apparatus for real-time wafer temperature and thin film growth measurement and control in a lamp-heated rapid thermal processor |
BE1007224A3 (nl) * | 1993-06-16 | 1995-04-25 | Dinamec Nv | Werkwijze en inrichting voor het thermisch reinigen van voorwerpen. |
US5466614A (en) * | 1993-09-20 | 1995-11-14 | At&T Global Information Solutions Company | Structure and method for remotely measuring process data |
US5650082A (en) * | 1993-10-29 | 1997-07-22 | Applied Materials, Inc. | Profiled substrate heating |
US5452396A (en) * | 1994-02-07 | 1995-09-19 | Midwest Research Institute | Optical processing furnace with quartz muffle and diffuser plate |
US5688422A (en) * | 1995-04-28 | 1997-11-18 | Henny Penny Corporation | Programmable fan control method and apparatus for use in a food oven |
US6113702A (en) * | 1995-09-01 | 2000-09-05 | Asm America, Inc. | Wafer support system |
US5864119A (en) * | 1995-11-13 | 1999-01-26 | Radiant Technology Corporation | IR conveyor furnace with controlled temperature profile for large area processing multichip modules |
US5881208A (en) * | 1995-12-20 | 1999-03-09 | Sematech, Inc. | Heater and temperature sensor array for rapid thermal processing thermal core |
US6072160A (en) * | 1996-06-03 | 2000-06-06 | Applied Materials, Inc. | Method and apparatus for enhancing the efficiency of radiant energy sources used in rapid thermal processing of substrates by energy reflection |
DE19711702C1 (de) * | 1997-03-20 | 1998-06-25 | Siemens Ag | Anordnung zur Bearbeitung einer Substratscheibe und Verfahren zu deren Betrieb |
US5960158A (en) * | 1997-07-11 | 1999-09-28 | Ag Associates | Apparatus and method for filtering light in a thermal processing chamber |
DE19748041A1 (de) * | 1997-10-30 | 1998-12-17 | Wacker Siltronic Halbleitermat | Vorrichtung und Verfahren zur Messung und Regelung der Temperatur einer Halbleiterscheibe |
US6204484B1 (en) * | 1998-03-31 | 2001-03-20 | Steag Rtp Systems, Inc. | System for measuring the temperature of a semiconductor wafer during thermal processing |
US5970214A (en) * | 1998-05-14 | 1999-10-19 | Ag Associates | Heating device for semiconductor wafers |
US5930456A (en) * | 1998-05-14 | 1999-07-27 | Ag Associates | Heating device for semiconductor wafers |
US6210484B1 (en) | 1998-09-09 | 2001-04-03 | Steag Rtp Systems, Inc. | Heating device containing a multi-lamp cone for heating semiconductor wafers |
JP4625183B2 (ja) * | 1998-11-20 | 2011-02-02 | ステアーグ アール ティ ピー システムズ インコーポレイテッド | 半導体ウェハのための急速加熱及び冷却装置 |
US6771895B2 (en) | 1999-01-06 | 2004-08-03 | Mattson Technology, Inc. | Heating device for heating semiconductor wafers in thermal processing chambers |
US6228174B1 (en) * | 1999-03-26 | 2001-05-08 | Ichiro Takahashi | Heat treatment system using ring-shaped radiation heater elements |
US6324341B1 (en) * | 1999-04-30 | 2001-11-27 | Advanced Micro Devices, Inc. | Lot-to-lot rapid thermal processing (RTP) chamber preheat optimization |
US6191399B1 (en) * | 2000-02-01 | 2001-02-20 | Asm America, Inc. | System of controlling the temperature of a processing chamber |
US7037797B1 (en) * | 2000-03-17 | 2006-05-02 | Mattson Technology, Inc. | Localized heating and cooling of substrates |
JP2002118072A (ja) * | 2000-10-10 | 2002-04-19 | Seiko Instruments Inc | 半導体製造装置 |
US6459067B1 (en) * | 2001-04-06 | 2002-10-01 | Eni Technology, Inc. | Pulsing intelligent RF modulation controller |
JP4703891B2 (ja) * | 2001-06-07 | 2011-06-15 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 薄膜製造方法 |
JP3827013B2 (ja) * | 2004-03-19 | 2006-09-27 | シャープ株式会社 | 蒸気調理器 |
JP4672342B2 (ja) * | 2004-11-22 | 2011-04-20 | 株式会社国際電気セミコンダクターサービス | 基板処理装置及び半導体装置の製造方法 |
US7699021B2 (en) | 2004-12-22 | 2010-04-20 | Sokudo Co., Ltd. | Cluster tool substrate throughput optimization |
US7396412B2 (en) | 2004-12-22 | 2008-07-08 | Sokudo Co., Ltd. | Coat/develop module with shared dispense |
US7819079B2 (en) | 2004-12-22 | 2010-10-26 | Applied Materials, Inc. | Cartesian cluster tool configuration for lithography type processes |
US7798764B2 (en) | 2005-12-22 | 2010-09-21 | Applied Materials, Inc. | Substrate processing sequence in a cartesian robot cluster tool |
US7651306B2 (en) | 2004-12-22 | 2010-01-26 | Applied Materials, Inc. | Cartesian robot cluster tool architecture |
JP5036274B2 (ja) * | 2006-10-30 | 2012-09-26 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 熱処理装置および熱処理方法 |
KR100824301B1 (ko) * | 2006-12-21 | 2008-04-22 | 세메스 주식회사 | 반응 챔버와 이를 포함하는 탄소나노튜브 합성 장치 및 설비 |
US20080314892A1 (en) * | 2007-06-25 | 2008-12-25 | Graham Robert G | Radiant shield |
DE112010000782B4 (de) * | 2009-01-28 | 2013-09-19 | Ulvac, Inc. | Temperaturabtasteinrichtung und Aufheizeinrichtung |
US20120181265A1 (en) * | 2010-07-15 | 2012-07-19 | Despatch Industries Limited Partnership | Firing furnace configuration for thermal processing system |
JP5781303B2 (ja) * | 2010-12-31 | 2015-09-16 | 株式会社Sumco | シリカガラスルツボ製造方法およびシリカガラスルツボ製造装置 |
US10676847B2 (en) | 2014-11-07 | 2020-06-09 | Illinois Tool Works Inc. | Discharge nozzle plate for center-to-ends fiber oxidation oven |
US10458710B2 (en) | 2014-11-07 | 2019-10-29 | Illinois Tool Works Inc. | Supply plenum for center-to-ends fiber oxidation oven |
KR20170043936A (ko) * | 2015-10-14 | 2017-04-24 | 현대자동차주식회사 | 블랭크 가열 장치 |
US10727140B2 (en) * | 2015-12-30 | 2020-07-28 | Mattson Technology, Inc. | Preheat processes for millisecond anneal system |
WO2020188675A1 (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | 株式会社Kokusai Electric | 半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム |
US20230163001A1 (en) * | 2021-11-23 | 2023-05-25 | Applied Materials, Inc. | Method to eliminate first wafer effects on semiconductor process chambers |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61127133A (ja) * | 1984-11-26 | 1986-06-14 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 熱処理方法 |
JPS61177715A (ja) * | 1985-02-01 | 1986-08-09 | Hitachi Ltd | ウエハ温度解析プロセスシミユレ−シヨン装置 |
JPS6252926A (ja) * | 1985-09-02 | 1987-03-07 | Hitachi Ltd | 熱処理装置 |
JPH0693438B2 (ja) * | 1986-12-11 | 1994-11-16 | 大日本スクリ−ン製造株式会社 | 基板温度測定装置 |
-
1988
- 1988-02-09 JP JP63028262A patent/JPH0623935B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-02-01 KR KR1019890001175A patent/KR920008783B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1989-02-08 US US07/308,094 patent/US4924073A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020120078A (ja) * | 2019-01-28 | 2020-08-06 | 株式会社Screenホールディングス | 熱処理方法および熱処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR920008783B1 (ko) | 1992-10-09 |
US4924073A (en) | 1990-05-08 |
KR890013540A (ko) | 1989-09-23 |
JPH01204114A (ja) | 1989-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0623935B2 (ja) | 再現性を高めた熱処理制御方法 | |
JP4568089B2 (ja) | 温度制御システムを備えた熱処理装置 | |
US6191399B1 (en) | System of controlling the temperature of a processing chamber | |
EP0452773A2 (en) | Method and apparatus for processing substrate | |
US5539855A (en) | Apparatus for measuring the temperature of a substrate | |
JP3836696B2 (ja) | 半導体製造システムおよび半導体装置の製造方法 | |
JP3096743B2 (ja) | ランプアニール炉の温度制御装置 | |
KR20030076382A (ko) | 열처리 방법 및 열처리 장치 | |
US6462313B1 (en) | Method and apparatus to control temperature in an RTP system | |
US6121580A (en) | Lamp annealer and method for annealing semiconductor wafer | |
JPH07201765A (ja) | 熱処理装置および熱処理方法 | |
JPS62266385A (ja) | ランプアニ−ル炉の温度制御装置 | |
JPH097965A (ja) | 半導体製造装置の温度制御装置 | |
JP3130908B2 (ja) | 基板用熱処理炉の温度測定方法 | |
JP2530124B2 (ja) | ランプアニ−ル炉の温度制御装置 | |
JP2004237211A (ja) | 乾燥炉の昇温制御装置および昇温制御方法 | |
JP3066687B2 (ja) | 熱分析装置 | |
JP2001289714A (ja) | 基板の温度計測方法及び計測装置、並びに基板の処理装置 | |
JPH10141848A (ja) | 汚泥乾燥方法 | |
JP3954472B2 (ja) | 基板処理装置 | |
JPH03145122A (ja) | 半導体熱処理装置用温度制御装置 | |
JP2000223435A (ja) | 基板温度検知方法および基板温度検知装置ならびにそれを用いた基板処理装置 | |
JP2005183485A (ja) | 枚葉式ランプ加熱装置 | |
JPH09302418A (ja) | 焼入れ装置 | |
JPH0239525A (ja) | 半導体熱処理装置 |