JPH097965A - 半導体製造装置の温度制御装置 - Google Patents

半導体製造装置の温度制御装置

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JPH097965A
JPH097965A JP17796195A JP17796195A JPH097965A JP H097965 A JPH097965 A JP H097965A JP 17796195 A JP17796195 A JP 17796195A JP 17796195 A JP17796195 A JP 17796195A JP H097965 A JPH097965 A JP H097965A
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JP
Japan
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temperature
thermocouple
boat
heater
temperature control
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Pending
Application number
JP17796195A
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English (en)
Inventor
Kazuo Tanaka
和夫 田中
Minoru Nakano
稔 中野
Masaaki Ueno
正昭 上野
Yukio Akita
幸男 秋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェーハ近傍の温度を測定して、半導体製造
における最適な温度制御を実現する。 【構成】 加熱炉1内に反応管4を納め、この反応管4
内にウェーハ6を収納したボート5を装填して、ヒータ
2によって反応管4内を所定の温度に加熱してウェーハ
6に処理を施す半導体製造装置において、熱電対11を
ボート5に取り付け、この熱電対11からの測定温度に
基づいて、温度制御手段12がヒータ2に供給する電力
を制御し、反応管4の加熱温度を制御する。すなわち、
温度制御をウェーハ6の近傍温度に基づいて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱炉を備えたCVD
装置等の半導体製造装置に関し、特に、加熱炉の温度を
制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CVD装置にあっては、加熱炉
にシリコンウェーハ等の基板を収容し、加熱炉内を所定
の温度に加熱しつつ反応ガスを供給して、基板上に薄膜
を形成する。半導体製造においては加熱炉内の温度条件
が極めて重要であり、この温度制御の精度が品質に大き
く影響する。このため、半導体製造装置において温度制
御は重要な要素であり、従来より種々な温度制御方式が
採用されている。
【0003】図3にはCVD装置に適用された従来の温
度制御装置の一例を示してある。加熱炉1にはヒータ
2、及び、このヒータ2の温度を測定するヒータ熱電対
3が備えられている。加熱炉1内には石英等から成る反
応管4が納められており、この反応管4内にはボート5
に収納された状態で多数のウェーハ6が装填される。ま
た、反応管4の近傍にはカスケード熱電対7が設けられ
ており、このカスケード熱電対7によって反応管4の温
度を測定する。すなわち、このCVD装置では、ヒータ
熱電対3によりヒータ2の温度を測定しつつヒータ2に
供給する電力を増減させて、カスケード熱電対7によっ
て測定される温度を目標値となるようにし、これによっ
て、反応炉4が所定温度となるようにしている。
【0004】また、図4にはCVD装置に適用された従
来の温度制御装置の他の一例を示してある。この温度制
御装置は、カスケード熱電対7に代えて、プロファイル
熱電対8を用いるものであり、このプロファイル熱電対
8の測定温度に基づいてヒータ熱電対3の測定温度を補
正して、反応管4の温度制御を行う。すなわち、CVD
装置によるプロセス実行の準備として、プロファイル熱
電対8を反応管4内に挿入させ、プロファイル熱電対8
とヒータ熱電対3との測定温度差を補正値として得てお
く。そして、プロセス実行時にはプロファイル熱電対8
を取り去り、ヒータ熱電対3による測定値を補正値で補
正して、ヒータ2に供給する電力を増減させて反応炉4
が所定温度となるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、カスケ
ード熱電対7やプロファイル熱電対8を用いた温度制御
装置は、ヒータ熱電対3のみで温度を測定してヒータ2
による加熱温度を制御する装置に比べて、反応管4の内
部温度をより正確に測定した温度制御を行うことができ
る。
【0006】しかしながら、前者にあっては反応管4の
外部の温度を測定するものであり、また、後者にあって
は実際のプロセス実行時の温度を測定するものではない
ため、プロセス実行時における正確な反応管4の内部温
度に基づいた制御を行えるものではなかった。また、温
度制御を最適化するためには、ウェーハ6の近傍の温度
を測定することが望まれるが、従来ではこのような温度
測定は実現されていなかった。
【0007】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、処理対象となる基板近傍の温度を測定して、最適
な温度制御を実現する半導体製造装置の温度制御装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体製造装置の温度制御装置は、加
熱炉内に処理対象の基板を収納したボートを装填し、ヒ
ータによって加熱炉内を所定の温度に加熱して基板に処
理を施す半導体製造装置において、前記ボートに取り付
けられた温度センサと、前記温度センサからの測定温度
に基づいて前記ヒータによる加熱温度を制御する制御手
段と、を備えたことを特徴とする。なお、温度センサは
熱電対を用いることが一般的ではあるが、比較的高温に
耐え得る他の形式の温度センサを用いることもできる。
【0009】
【作用】本発明では、温度センサがボートに取り付けら
れていることから、プロセス実行中には加熱炉(特に、
反応管)内に位置し、更に、ボートに収納された処理対
象の基板の近傍に位置することとなる。したがって、こ
の温度センサによって、プロセス実行中における基板近
傍の温度を測定し、この測定温度に基づいて制御手段が
ヒータに供給する電力を増減させ、加熱炉内の基板近傍
の温度を正確に所定値となるように制御する。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例に係る温度制御装置を図面
を参照して説明する。本実施例は従来例で示したと同様
にCVD装置に適用したものであり、従来例と同一部分
には同一符号を付して説明する。加熱炉1にはヒータ
2、及び、このヒータ2の温度を測定するヒータ熱電対
3が備えられており、加熱炉1内には石英等から成る反
応管4が納められている。反応管4内にはボート5に収
納された状態で多数のウェーハ6が装填され、これらウ
ェーハ6の移載は、ボート5を図外のエレベータで昇降
させて反応管4の下方からボート5を抜き出すことによ
り行われる。
【0011】ボート5には複数の熱電対11が取り付け
られており、これら熱電対11はボートの長手方向に沿
って配列されている。したがって、熱電対11はボート
5の全域にわたって温度を測定し得るようになってい
る。なお、熱電対11の取り付け位置は、ボート5を構
成する支柱部やハンガー部等いずれの部位であってもよ
いが、支柱部に埋め込んで取り付けるようにすれば、熱
電対11が邪魔とならない態様とすることができる。反
応管4の近傍にはカスケード熱電対7が設けられてお
り、このカスケード熱電対7によって反応管4の温度を
測定する。
【0012】また、反応管4の下端(炉口)近傍にはボ
ートの挿入を検知するセンサ13が設けられており、こ
のセンサ13によって反応管4内にボート5が挿入され
ている状態であるか否かを検知する。なお、このセンサ
13としては、光によって物体の移動を検知する光セン
サ、物体に接触する接片を備えた機械的なセンサ等、種
々な形式のものを用いることができ、要は、ボートの移
動を検知できればよい。上記したヒータ熱電対2、カス
ケード熱電対7、ボート熱電対11、及び、センサ13
の出力は温度制御手段12に入力されており、これら入
力に基づいて、温度制御手段12はヒータ2に供給する
電力を増減させる制御を行う。
【0013】本実施例では、図2に示すように、ボート
5が反応管4に挿入されているか否かによって、ボート
熱電対11に基づいた温度制御とカスケード熱電対7に
基づいた温度制御とを切り換えるようにしている。すな
わち、温度制御手段12がセンサ13からの入力に基づ
いてボート5が反応管4に挿入されているか否かを判断
し(ステップS1)、ウェーハの移載処理等によってボ
ート5が反応管4から引き出されている場合には、カス
ケード熱電対7に基づいた温度制御を行う(ステップS
2)。この温度制御は、上記した従来と同様であり、温
度制御手段12がヒータ熱電対3により測定されたヒー
タ2の温度を検知しつつヒータ2に供給する電力を増減
させて、カスケード熱電対7によって測定される温度を
目標値となるようにカスケード制御し、これによって、
反応炉4が所定温度となるようにする。
【0014】一方、ボート5が反応管4内に挿入されて
いる場合には、ボート熱電対11に基づいた温度制御を
行う(ステップS3)。この温度制御は、温度制御手段
12がヒータ熱電対3により測定されたヒータ2の温度
を検知しつつヒータ2に供給する電力を増減させて、ボ
ート熱電対11によって測定される温度を目標値となる
ようにカスケード制御し、これによって、反応炉4が所
定温度となるようにする。
【0015】したがって、ボート5が反応管4内に挿入
されてプロセスが実行されている状態では、ボート熱電
対11から得られるウェーハ6の直近の温度に基づいて
制御がなされ、目標値に対してより正確な温度制御が実
現される。また、本実施例では、センサ13による検知
結果に基づいて、ボート熱電対11に基づいた温度制御
とカスケード熱電対7に基づいた温度制御とが自動的に
切り換えられるため、ボート熱電対11を利用できる状
態となると迅速にこれを利用し、より最適な温度制御を
実現することができる。
【0016】なお、ヒータ2を反応管4に沿って複数に
分割するとともに各ボート熱電対11の測定結果を温度
制御手段12へ個々に入力し、各ボート熱電対11で検
知する温度が目標値となるように各ヒータへの供給電力
を温度制御手段12で制御するようにすれば、ボート5
の長手方向全域にわたってより正確に目標値を達成する
温度制御を行うことができる。また、上記実施例はCV
D装置の本発明を適用したものであるが、本発明は加熱
炉を有する他の方式の半導体製造装置にも適用すること
ができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体製造装置の温度制御装置によると、ボートに温度セン
サを取り付けて、この温度センサからの測定温度に基づ
いてヒータによる加熱温度を制御するようにしたため、
プロセス実行時における基板の近傍温度に基づいた制御
を行うことができ、半導体製造装置の最適な温度制御を
実現することができる。したがって、加熱炉内の温度条
件を正確に行って、半導体製造における品質の向上及び
安定を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る温度制御装置を示す構
成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る温度制御の処理手順を
示すフローチャートである。
【図3】従来の温度制御装置の一例を示す構成図であ
る。
【図4】従来の温度制御装置の他の一例を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 加熱炉、 2 ヒータ、 3 ヒータ熱電対、 4 反応管、 5 ボート、 6 ウェーハ(基板)、 7 カスケード熱電対、 11 ボート熱電対(温度センサ)、 12 温度制御手段、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋田 幸男 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱炉内に処理対象の基板を収納したボ
    ートを装填し、ヒータによって加熱炉内を所定の温度に
    加熱して基板に処理を施す半導体製造装置において、 前記ボートに取り付けられた温度センサと、前記温度セ
    ンサからの測定温度に基づいて前記ヒータによる加熱温
    度を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする半
    導体製造装置の温度制御装置。
JP17796195A 1995-06-22 1995-06-22 半導体製造装置の温度制御装置 Pending JPH097965A (ja)

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