JPH06238726A - 射出成形装置 - Google Patents
射出成形装置Info
- Publication number
- JPH06238726A JPH06238726A JP4748993A JP4748993A JPH06238726A JP H06238726 A JPH06238726 A JP H06238726A JP 4748993 A JP4748993 A JP 4748993A JP 4748993 A JP4748993 A JP 4748993A JP H06238726 A JPH06238726 A JP H06238726A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- die
- injection molding
- die plate
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1742—Mounting of moulds; Mould supports
- B29C45/1744—Mould support platens
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出成形時における金型の持ち上げあるいは
歪みにより生じるパーティング面での間隙をなくしてバ
リの発生を防止すること。 【構成】 ダイプレート3にあけられた螺子孔11に押圧
螺子10を螺合する。これにより、射出成形前においてダ
イプレート3と押圧螺子10の先端に金型1が圧接した状
態を維持して、実質的に金型1が押圧螺子10を介してダ
イプレート3により強固に挟持された状態になり、樹脂
圧力による金型の歪みを拘束することができ、パーティ
ング面8の間隙を許容範囲内にしてバリの発生を確実に
防止することができる。また、金型2に固定したブロッ
ク12と金型取り付け板14との間に可動ブロック13を挿入
して金型2を移動するようにする。これにより、金型1
が樹脂圧力により持ち上げられても金型1の上昇に追従
して金型2を上昇しパーティング面8の間隙を無くして
バリ発生を確実に防止することができる。
歪みにより生じるパーティング面での間隙をなくしてバ
リの発生を防止すること。 【構成】 ダイプレート3にあけられた螺子孔11に押圧
螺子10を螺合する。これにより、射出成形前においてダ
イプレート3と押圧螺子10の先端に金型1が圧接した状
態を維持して、実質的に金型1が押圧螺子10を介してダ
イプレート3により強固に挟持された状態になり、樹脂
圧力による金型の歪みを拘束することができ、パーティ
ング面8の間隙を許容範囲内にしてバリの発生を確実に
防止することができる。また、金型2に固定したブロッ
ク12と金型取り付け板14との間に可動ブロック13を挿入
して金型2を移動するようにする。これにより、金型1
が樹脂圧力により持ち上げられても金型1の上昇に追従
して金型2を上昇しパーティング面8の間隙を無くして
バリ発生を確実に防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バリの発生を防止する
ようにした射出成形装置に関するものである。
ようにした射出成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なバリ発生の防止手段としては金
型のキャビティの端末部における金型同志の合わせ面
(パーティング面)の合わせ精度を上げるようにしてい
る。その具体例を示すと流動性の高いポリプロピレンを
射出成形材料として使用した場合に、バリが発生しない
パーティング面の許容間隙は0.02mmから0.04mmといわれ
ている。また、実公平1ー14413 号公報にはパーティング
面にシボ加工を施してバリの発生を防止するようにした
技術が開示されている。
型のキャビティの端末部における金型同志の合わせ面
(パーティング面)の合わせ精度を上げるようにしてい
る。その具体例を示すと流動性の高いポリプロピレンを
射出成形材料として使用した場合に、バリが発生しない
パーティング面の許容間隙は0.02mmから0.04mmといわれ
ている。また、実公平1ー14413 号公報にはパーティング
面にシボ加工を施してバリの発生を防止するようにした
技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバリ発生防
止手段はいずれもパーティング面の合わせ精度を高める
ようにしていたので次の通りの問題がある。先ず、バリ
発生のメカニズムを図6を用いて説明する。金型1およ
び金型2を型閉めしてキャビティ7を形成し、ダイプレ
ート3とダイプレート4との間に型閉めされた金型1と
金型2を挟み、タイバー5にてダイプレート3とダイプ
レート4を締めつける。そして、ランナ部から供給され
た高圧の溶融樹脂は金型1および金型2で形成されてい
るキャビティ7内に充填される。このキャビティ7内へ
の充填に際してパーティング面8の間隙が、バリが発生
しない許容範囲内であれば問題はないのであるが、ダイ
プレート3およびダイプレート4がタイバー5の締付力
により図示のように撓み、金型1および金型2との間に
間隙d1、d2が生じるようになる。そして、キャビティ7
内に高い圧力(一例を示せばポリプロピレンで350 から
400kg/cm2 )の溶融樹脂が注入されると図5に示すよう
に金型1がこの圧力により押し上げられ、パーティング
面8に間隙d3が発生する。また、図4に示すようにダイ
プレート3および4の撓みにそって金型1および金型2
が撓みパーティング面8に楔状の間隙d4が発生する。
止手段はいずれもパーティング面の合わせ精度を高める
ようにしていたので次の通りの問題がある。先ず、バリ
発生のメカニズムを図6を用いて説明する。金型1およ
び金型2を型閉めしてキャビティ7を形成し、ダイプレ
ート3とダイプレート4との間に型閉めされた金型1と
金型2を挟み、タイバー5にてダイプレート3とダイプ
レート4を締めつける。そして、ランナ部から供給され
た高圧の溶融樹脂は金型1および金型2で形成されてい
るキャビティ7内に充填される。このキャビティ7内へ
の充填に際してパーティング面8の間隙が、バリが発生
しない許容範囲内であれば問題はないのであるが、ダイ
プレート3およびダイプレート4がタイバー5の締付力
により図示のように撓み、金型1および金型2との間に
間隙d1、d2が生じるようになる。そして、キャビティ7
内に高い圧力(一例を示せばポリプロピレンで350 から
400kg/cm2 )の溶融樹脂が注入されると図5に示すよう
に金型1がこの圧力により押し上げられ、パーティング
面8に間隙d3が発生する。また、図4に示すようにダイ
プレート3および4の撓みにそって金型1および金型2
が撓みパーティング面8に楔状の間隙d4が発生する。
【0004】したがって、樹脂圧力がキャビティ4内に
かかっていない状態でパーティング面8の合わせ精度が
満足されるように金型1及び金型2を製作しても射出成
形時において金型1が持ち上げられたり歪みが生じたり
するので、パーティング面8の間隙が許容範囲を越えた
間隙d3あるいはd4になり、射出成形時に溶融樹脂がこの
間隙内に侵入してバリが発生することになる。
かかっていない状態でパーティング面8の合わせ精度が
満足されるように金型1及び金型2を製作しても射出成
形時において金型1が持ち上げられたり歪みが生じたり
するので、パーティング面8の間隙が許容範囲を越えた
間隙d3あるいはd4になり、射出成形時に溶融樹脂がこの
間隙内に侵入してバリが発生することになる。
【0005】このようなメカニズムによってバリが発生
するので、従来のようにパーティング面の合わせ精度を
上げるだけでは樹脂圧力が高いものに対してバリの発生
を確実に防止することができない場合があり改良すべき
問題がある。そして、バリが発生した場合にはこのバリ
を除去するための作業者が必要になり、完全に無人化さ
れた自動生産ができないという問題がある。また、樹脂
圧力によって歪まない強固な金型にすればよいのである
が金型が大型化するという問題がある。
するので、従来のようにパーティング面の合わせ精度を
上げるだけでは樹脂圧力が高いものに対してバリの発生
を確実に防止することができない場合があり改良すべき
問題がある。そして、バリが発生した場合にはこのバリ
を除去するための作業者が必要になり、完全に無人化さ
れた自動生産ができないという問題がある。また、樹脂
圧力によって歪まない強固な金型にすればよいのである
が金型が大型化するという問題がある。
【0006】本発明は射出成形時における金型の持ち上
げあるいは歪みにより生じるパーティング面での間隙を
なくしてバリの発生を防止し、完全に無人化された自動
生産ができる射出成形装置を提供するものである。
げあるいは歪みにより生じるパーティング面での間隙を
なくしてバリの発生を防止し、完全に無人化された自動
生産ができる射出成形装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る第一の手段は、二つの金型を型閉めした
状態で該金型を二つのダイプレートの間に挟み、該両方
のダイプレートをタイバーで締めつけた構造の射出成形
装置において、前記ダイプレートに貫通した螺子孔をあ
け、該螺子孔に螺合する押圧螺子を設けたことを特徴と
するものであり、第二の手段は二つの金型を型閉めした
状態で該金型を二つのダイプレートとの間に挟み、該両
方のダイプレートをタイバーで締めつけた構造の射出成
形装置において、前記二つの金型のいずれか一方の金型
の側面にブロックを固定し、該ブロックと金型取り付け
板またはダイプレートとの間に楔状に挿入する可動ブロ
ックを設けたことを特徴とするものである。
の本発明に係る第一の手段は、二つの金型を型閉めした
状態で該金型を二つのダイプレートの間に挟み、該両方
のダイプレートをタイバーで締めつけた構造の射出成形
装置において、前記ダイプレートに貫通した螺子孔をあ
け、該螺子孔に螺合する押圧螺子を設けたことを特徴と
するものであり、第二の手段は二つの金型を型閉めした
状態で該金型を二つのダイプレートとの間に挟み、該両
方のダイプレートをタイバーで締めつけた構造の射出成
形装置において、前記二つの金型のいずれか一方の金型
の側面にブロックを固定し、該ブロックと金型取り付け
板またはダイプレートとの間に楔状に挿入する可動ブロ
ックを設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明はこのように構成したので、次の通りの
作用がある。すなわち、金型を型閉めした状態でこの金
型を二つのダイプレートの間に挟み、両方のダイプレー
トをタイバーで締めつけた構造の射出成形装置の前記ダ
イプレートに貫通した螺子孔をあけ、この螺子孔に螺合
する押圧螺子を設けたので、ダイプレートをタイバーで
締めつけた時に発生する射出成形前のダイプレートと金
型との間の間隙内に、金型を押圧するまで押圧螺子を突
出させることにより、上記間隙を実質上埋めることが可
能になり、射出成形時の樹脂圧力による金型の歪みを拘
束することが可能になる。また、前記二つの金型のいず
れか一方の金型の側面にブロックを固定し、該ブロック
と金型取り付け板またはダイプレートとの間に楔状に挿
入する可動ブロックを設けたので、樹脂圧力により一方
の金型が持ち上げられてもこの持ち上げに追従してブロ
ックを固定した他方の金型を上昇させることが可能にな
り、金型の持ち上げによるパーティング面の間隙発生を
防止することが可能になる。
作用がある。すなわち、金型を型閉めした状態でこの金
型を二つのダイプレートの間に挟み、両方のダイプレー
トをタイバーで締めつけた構造の射出成形装置の前記ダ
イプレートに貫通した螺子孔をあけ、この螺子孔に螺合
する押圧螺子を設けたので、ダイプレートをタイバーで
締めつけた時に発生する射出成形前のダイプレートと金
型との間の間隙内に、金型を押圧するまで押圧螺子を突
出させることにより、上記間隙を実質上埋めることが可
能になり、射出成形時の樹脂圧力による金型の歪みを拘
束することが可能になる。また、前記二つの金型のいず
れか一方の金型の側面にブロックを固定し、該ブロック
と金型取り付け板またはダイプレートとの間に楔状に挿
入する可動ブロックを設けたので、樹脂圧力により一方
の金型が持ち上げられてもこの持ち上げに追従してブロ
ックを固定した他方の金型を上昇させることが可能にな
り、金型の持ち上げによるパーティング面の間隙発生を
防止することが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。ダイプレート3の一部を断面してその要
部を示した図1において、本実施例ではダイプレート3
のほぼ中央に螺子孔11が貫通してあけられており、この
螺子孔11に螺合する押圧螺子10が設けられている。9は
この押圧螺子10を正転逆転して押圧螺子10のねじ込み深
さを調整するための駆動装置であり、例えば油圧モータ
などが使用される。本実施例では一方のダイプレート3
に螺子孔11を設けたものを例示しているが他方のダイプ
レート4にも螺子孔11を設け押圧螺子10および駆動装置
9を設けるようにしてもよい。また、ダイプレート3の
ほぼ中央に螺子孔11を設けることに限定されず、ダイプ
レート3および4との関係で金型1および金型2の歪み
を効果的に拘束する位置に設けるようにする。
細に説明する。ダイプレート3の一部を断面してその要
部を示した図1において、本実施例ではダイプレート3
のほぼ中央に螺子孔11が貫通してあけられており、この
螺子孔11に螺合する押圧螺子10が設けられている。9は
この押圧螺子10を正転逆転して押圧螺子10のねじ込み深
さを調整するための駆動装置であり、例えば油圧モータ
などが使用される。本実施例では一方のダイプレート3
に螺子孔11を設けたものを例示しているが他方のダイプ
レート4にも螺子孔11を設け押圧螺子10および駆動装置
9を設けるようにしてもよい。また、ダイプレート3の
ほぼ中央に螺子孔11を設けることに限定されず、ダイプ
レート3および4との関係で金型1および金型2の歪み
を効果的に拘束する位置に設けるようにする。
【0010】このように構成した本実施例において、図
6に示すように一方のダイプレート3と他方のダイプレ
ート4との間に金型1と金型2とを型閉めした状態で挟
みこのダイプレート3および4をタイバー5で締め付け
る。そして、ダイプレート3または4にあるいはその両
方にあけられた螺子孔11に押圧螺子10が螺合しているの
で、駆動装置9により押圧螺子10のねじ込み深さを調節
し、ダイプレート3および4と金型1および金型2との
間の間隙d1およびd2内に押圧螺子10を金型1および2を
押圧するまで突出させることが可能になる。
6に示すように一方のダイプレート3と他方のダイプレ
ート4との間に金型1と金型2とを型閉めした状態で挟
みこのダイプレート3および4をタイバー5で締め付け
る。そして、ダイプレート3または4にあるいはその両
方にあけられた螺子孔11に押圧螺子10が螺合しているの
で、駆動装置9により押圧螺子10のねじ込み深さを調節
し、ダイプレート3および4と金型1および金型2との
間の間隙d1およびd2内に押圧螺子10を金型1および2を
押圧するまで突出させることが可能になる。
【0011】これにより、射出成形前においてダイプレ
ート3および4と押圧螺子10の先端に金型1および金型
2が圧接した状態を維持して、実質的に金型1および金
型2が押圧螺子10を介してダイプレート3および4によ
り強固に挟持された状態になり、キャビティ7内に充填
される樹脂圧力による金型1および金型2の歪みを拘束
することが可能になる。
ート3および4と押圧螺子10の先端に金型1および金型
2が圧接した状態を維持して、実質的に金型1および金
型2が押圧螺子10を介してダイプレート3および4によ
り強固に挟持された状態になり、キャビティ7内に充填
される樹脂圧力による金型1および金型2の歪みを拘束
することが可能になる。
【0012】次に、図2および図3を用いて他の実施例
について説明する。金型2の側面を示す図2およびその
平面を示す図3において、金型2の製品部16を挟むよう
に金型2の両側に傾斜面 121を形成したブロック12を固
定し、この傾斜面 121に摺接する傾斜面 131を形成した
可動ブロック13をブロック12と金型取り付け板14との間
に楔状に差し込むようにしている。15は可動ブロック13
を金型取り付け板14にそって可動ブロック13を摺動させ
るためのシリンダである。本実施例ではブロック12の片
側から可動ブロック13にて押すようになっているが、ブ
ロック12の両側に傾斜面 121を形成して、ブロック12の
両側から押すようにしてもよい。また、可動ブロック13
がブロック12と金型取り付け板14との間に楔状に押し込
むようになっているが、可動ブロック13をブロック12と
ダイプレート3または4との間に楔状に押し込むように
してもよい。
について説明する。金型2の側面を示す図2およびその
平面を示す図3において、金型2の製品部16を挟むよう
に金型2の両側に傾斜面 121を形成したブロック12を固
定し、この傾斜面 121に摺接する傾斜面 131を形成した
可動ブロック13をブロック12と金型取り付け板14との間
に楔状に差し込むようにしている。15は可動ブロック13
を金型取り付け板14にそって可動ブロック13を摺動させ
るためのシリンダである。本実施例ではブロック12の片
側から可動ブロック13にて押すようになっているが、ブ
ロック12の両側に傾斜面 121を形成して、ブロック12の
両側から押すようにしてもよい。また、可動ブロック13
がブロック12と金型取り付け板14との間に楔状に押し込
むようになっているが、可動ブロック13をブロック12と
ダイプレート3または4との間に楔状に押し込むように
してもよい。
【0013】このように構成した本実施例の作用につい
て次に説明する。図6に示すように一方のダイプレート
3と他方のダイプレート4との間に金型1と金型2とを
型閉めした状態で挟みこのダイプレート3および4をタ
イバー5で締め付ける。そして、ダイプレート3のみが
撓んでダイプレート3と金型1との間に間隙d1が生じる
場合がある。このような状態でキャビティ7に高圧の樹
脂を注入すると金型1は図5に示すように樹脂の圧力に
より押し上げられて上昇する。そこで、ブロック12と金
型取り付け板14との間に可動ブロック13を楔状に押し込
むことにより、金型2は金型1側へ移動するようになっ
ているので、上記金型1の上昇に追従して金型2を上昇
させることが可能であり、間隙d3の発生を防止すること
が可能になる。
て次に説明する。図6に示すように一方のダイプレート
3と他方のダイプレート4との間に金型1と金型2とを
型閉めした状態で挟みこのダイプレート3および4をタ
イバー5で締め付ける。そして、ダイプレート3のみが
撓んでダイプレート3と金型1との間に間隙d1が生じる
場合がある。このような状態でキャビティ7に高圧の樹
脂を注入すると金型1は図5に示すように樹脂の圧力に
より押し上げられて上昇する。そこで、ブロック12と金
型取り付け板14との間に可動ブロック13を楔状に押し込
むことにより、金型2は金型1側へ移動するようになっ
ているので、上記金型1の上昇に追従して金型2を上昇
させることが可能であり、間隙d3の発生を防止すること
が可能になる。
【0014】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、ダイ
プレートに貫通してあけられた螺子孔に押圧螺子が螺合
しているので、押圧螺子のねじ込み深さを調節し、ダイ
プレートと金型との間の間隙内に金型を押圧するまで押
圧螺子を突出させることができる。
プレートに貫通してあけられた螺子孔に押圧螺子が螺合
しているので、押圧螺子のねじ込み深さを調節し、ダイ
プレートと金型との間の間隙内に金型を押圧するまで押
圧螺子を突出させることができる。
【0015】これにより、射出成形前においてダイプレ
ートと押圧螺子の先端に金型が圧接した状態を維持し
て、実質的に金型が押圧螺子を介してダイプレートによ
り強固に挟持された状態になり、キャビティ内に充填さ
れる樹脂圧力による金型の歪みを拘束することができ、
パーティング面の間隙を許容範囲内にしてバリの発生を
確実に防止することができる。
ートと押圧螺子の先端に金型が圧接した状態を維持し
て、実質的に金型が押圧螺子を介してダイプレートによ
り強固に挟持された状態になり、キャビティ内に充填さ
れる樹脂圧力による金型の歪みを拘束することができ、
パーティング面の間隙を許容範囲内にしてバリの発生を
確実に防止することができる。
【0016】また、キャビティ内に注入された樹脂圧力
により金型が押し上げられても、金型に固定されたブロ
ックと金型取り付け板またはダイプレートとの間に楔状
に挿入される可動ブロックにより金型が移動するように
なっているので、金型の上昇に追従してブロックを固定
した金型を上昇してパーティング面の間隙を無くしバリ
発生を確実に防止することができる。このようにして、
型の歪みおよび金型の上昇に起因して発生するバリが確
実に防止されるので、無人化した完全自動の射出成形装
置を得ることができる。
により金型が押し上げられても、金型に固定されたブロ
ックと金型取り付け板またはダイプレートとの間に楔状
に挿入される可動ブロックにより金型が移動するように
なっているので、金型の上昇に追従してブロックを固定
した金型を上昇してパーティング面の間隙を無くしバリ
発生を確実に防止することができる。このようにして、
型の歪みおよび金型の上昇に起因して発生するバリが確
実に防止されるので、無人化した完全自動の射出成形装
置を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例の要部を一部縦断面して示し
た図である。
た図である。
【図2】本発明の他の実施例の要部のみを示した側面図
である。
である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】金型の歪みによりバリが発生する状態を縦断面
して示した模式図である。
して示した模式図である。
【図5】金型が持ち上げられてバリが発生している状態
を縦断面して示した模式図である。
を縦断面して示した模式図である。
【図6】射出成形する前の状態を縦断面して示した模式
図である。
図である。
1 金型 2 金型 3 ダイプレート 4 ダイプレート 5 タイバー 7 キャビティ 8 パーティング面 9 駆動装置 10 押圧螺子 11 螺子孔 12 ブロック 13 可動ブロック 14 金型取り付け板 15 シリンダ
Claims (2)
- 【請求項1】 二つの金型を型閉めした状態で該金型を
二つのダイプレートの間に挟み、該両方のダイプレート
をタイバーで締めつけた構造の射出成形装置において、
前記ダイプレートに貫通した螺子孔をあけ、該螺子孔に
螺合する押圧螺子を設けたことを特徴とする射出成形装
置。 - 【請求項2】 二つの金型を型閉めした状態で該金型を
二つのダイプレートとの間に挟み、該両方のダイプレー
トをタイバーで締めつけた構造の射出成形装置におい
て、前記二つの金型のいずれか一方の金型の側面にブロ
ックを固定し、該ブロックと金型取り付け板またはダイ
プレートとの間に楔状に挿入する可動ブロックを設けた
ことを特徴とする射出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4748993A JPH06238726A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 射出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4748993A JPH06238726A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 射出成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06238726A true JPH06238726A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12776535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4748993A Pending JPH06238726A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 射出成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06238726A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001212829A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-07 | Nok Corp | 型締め装置 |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP4748993A patent/JPH06238726A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001212829A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-07 | Nok Corp | 型締め装置 |
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