JP2907360B2 - 成形用金型とその分解・組立装置および方法 - Google Patents

成形用金型とその分解・組立装置および方法

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JP2907360B2 JP4146963A JP14696392A JP2907360B2 JP 2907360 B2 JP2907360 B2 JP 2907360B2 JP 4146963 A JP4146963 A JP 4146963A JP 14696392 A JP14696392 A JP 14696392A JP 2907360 B2 JP2907360 B2 JP 2907360B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂などの射出成形に
用いる成形用金型とその分解・組立装置および方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】上記成形用金型は、点検、修理を目的と
して、しばしば、分解・組立を行うが、射出成形の機能
上、固定側の型板に対向して可動側の型板を配置し、上
記可動側の型板を貫通して固定側の型板に先端を臨ませ
たリタ−ンピンを、上記可動側の型板に摺動自在に嵌合
し、エゼクタピンを支持するエゼクタプレ−トと上記可
動側の型板との間にリタ−ンスプリングを介装している
ので、成形金型の分解に際して、可動側取付け板を上記
可動側の型板から取り外す時、上記リタ−ンスプリング
が、エゼクタピンを支持するエゼクタプレ−トを飛び出
させるように作用するので、甚だ危険であり、また、部
品を損傷するおそれもある。
【0003】そこで、例えば、図7に示すように、エゼ
クタプレ−ト105(ここでは、2枚のプレ−ト105
a、105bを重ねたもの)に、可動側取付け板107
側から貫通孔111を介してアクセスできる貫通孔11
2および113を穿ち、また、可動側の型板101にね
じ穴114を形成し、成形金型の分解に際しては、ボル
ト110を、予め、上記貫通孔111、112および1
13を介して上記ねじ孔114に螺合し、エゼクタプレ
−ト105を上記可動側の型板101に保持させること
が、従来から行われている。従って、その後、上記可動
側取付け板107を取り外しても、リタ−ンスプリング
106の弾性力によりエゼクタプレ−ト105が飛び出
すおそれがない。そして、その後、エゼクタピン104
を取り除き、上記ボルト114を緩めながら、リタ−ン
スプリング106を緩め、リタ−ンピン103を可動側
の型板101から抜き取るのである。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
のような構成では、可動側の型板101、エゼクタプレ
−ト105、可動側取付け板107に、エゼクタプレ−
ト105を支持するため、ボルト110を通し、螺合す
ることができるように、ねじ孔114、貫通孔111、
112および113を形成する必要があり、金型の加工
コストが高くなる欠点がある。また、上記ボルト110
の取付け位置と、リタ−ンスプリング106の弾性力作
用線とが一致していないので、エゼクタプレ−ト105
に掛かる弾性力に偏りがあり、上記ボルト110を緩め
ながら、リタ−ンピン103を取り外すのが面倒かつ困
難である。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記事情に基いてなされたもの
で、型部材などに特別な加工を施すことなく、リタ−ン
ピン自体を、リタ−ンスプリングの弾性力に抗して、徐
々に挿脱操作することができる成形用金型とその分解・
組立装置および方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の成形
用金型では、固定側の型板に対向して可動側の型板を配
置し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、両
型部材間でキャビティを形成するように構成するととも
に、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固定
側の型板に先端を臨ませるリタ−ンピンを、上記摺動孔
に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼクタ
プレ−トと上記可動側の型板との間にリタ−ンスプリン
グを介装しており、上記リタ−ンピンと上記摺動孔との
嵌合長さが、上記リターンスプリングの弾性力を実質的
に安全な値まで解除した時に、上記リターンピンと上記
摺動孔との間で所要の長さの嵌合状態を残すように、設
定されており、かつ、上記リターンピンの先端には、金
型の分解・組立時に使用される操作雄ねじを螺動可能に
螺合するねじ孔が形成されており、上記雄ねじを上記固
定側から上記摺動孔を介して上記ねじ孔に螺合した状態
で、上記雄ねじの送り動作により、上記リターンスプリ
ングの弾性力を実質的に安全な値に解除するまで、上記
リターンピンを上記摺動孔内で移動することができるよ
うに構成されている。
【0007】また、本発明の成形用金型の分解・組立装
置では、固定側の型板に対向して可動側の型板を配置
し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、両型
部材間でキャビティを形成するように構成するととも
に、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固定
側の型板に先端を臨ませるリタ−ンピンを、上記摺動孔
に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼクタ
プレ−トと上記可動側の型板との間にリタ−ンスプリン
グを介装している成形用金型において、上記リタ−ンピ
ン先端に形成したねじ孔に対して螺合する雄ねじ、固定
側に対面する形で上記可動側の型板の面に当接するスペ
ーサ、および、上記スペーサを上記可動側の型板に押圧
するため上記雄ねじに螺合するナットを具備してなり、
上記ナットの旋回操作で、上記リタ−ンスプリングの弾
性力に抗して上記リターンピンを保持しながら、上記雄
ねじを送り動作し、上記リターンスプリングの弾性力を
実質的に安全な値まで解除するようにしている。
【0008】更に、本発明の成形用金型の分解・組立装
置の別の態様では、上記成形用金型において、上記リタ
−ンピン先端に形成したねじ孔に対して螺合する雄ね
じ、および、固定側に対面する形で上記可動側の型板の
面に当接すると共に上記雄ねじの頭部で押圧されるスペ
ーサを具備してなり、上記雄ねじの旋回操作で、先ず、
上記リターンピンのねじ孔に上記雄ねじを螺合し、次
に、反対方向の旋回動作で、上記リタ−ンスプリングの
弾性力に抗して上記リターンピンを保持しながら、上記
雄ねじを送り動作し、上記リターンスプリングの弾性力
を実質的に安全な値まで解除するようにしている。
【0009】また、本発明の成形用金型の分解・組立方
法では、上記成形用金型において、上記リタ−ンピン先
端に形成したねじ孔に雄ねじを螺合し、上記リターンス
プリングの弾性力に抗して上記リターンピンを保持しな
がら、上記雄ねじの送り動作により、上記リターンスプ
リングの弾性力を実質的に安全な値に解除するまで、上
記リターンピンを上記摺動孔内で移動するのである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1ないし図6を
参照して具体的に説明する。図示の射出成形装置に用い
る成形金型は、図1に示すように、固定側の型板9に対
向して可動側の型板1を配置し、上記可動側の型板1を
貫通して固定側の型板9に先端を臨ませたリタ−ンピン
3を、上記可動側の型板1に形成した摺動孔1Aに摺動
自在に嵌合したもので、エゼクタピン4を支持するエゼ
クタプレ−ト5と上記可動側の型板1との間には、上記
リタ−ンピンを囲むようにして配置されたリタ−ンスプ
リング6が介装されている。上記リタ−ンピン3の先端
側には、ねじ孔50が形成してあり、上記ねじ孔50に
は、後述する雄ねじ51が螺合されるようになってい
る。
【0011】なお、この実施例では、上記固定側の型板
9は、固定側取付け板11を介して射出成形装置の操作
部材(図示せず)に取付けてあり、同じく、上記可動側
の型板1は、スペ−サブロック8を介して可動側取付け
板7に取付けてある。なお、図中、符号10、20は、
それぞれ型板9、1に設けたキャビティコア(型部材)
であり、両キャビティコアの間には、所要形状のキャビ
ティ2が形成されている。また、上記エゼクタプレ−ト
5は、互いに重ねられた上下2枚のプレ−ト5a,5b
より構成されており、上記エゼクタプレ−ト5から型板
1に向けて延びたエゼクタピン4は、上記型板1に形成
した貫通孔1Bを介してその先端面がキャビティコア2
0の上面と一致するようになっている。
【0012】上記成形用金型においては、上記リタ−ン
ピン3と上記摺動孔1Aとの嵌合長さTが、上記リター
ンスプリング6の弾性力を実質的に安全な値まで解除し
た時に、上記リターンピン3と上記摺動孔1Aとの間で
所要の長さの嵌合状態を残すように、設定されており、
かつ、上記雄ねじ51を上記固定側から上記摺動孔1A
を介して上記ねじ孔50に螺合した状態で、上記雄ねじ
51の送り動作により、上記リターンスプリング6の弾
性力を実質的に安全な値に解除するまで、上記リターン
ピン3を上記摺動孔1A内で移動することができる。
【0013】例えば、この実施例では、上記摺動孔1A
の長さTは、上記雄ねじ51の送り動作によって上記リ
ターンピン3を上記摺動孔1A内で移動するための、上
記雄ねじ51の最大送り長さL1 、および、上記リター
ンスプリング6の弾性力を実質的に安全な値まで解除し
た時に上記リターンピン3と上記摺動孔1Aとの間で残
される嵌合状態の最低所要長さCに対して、T>L1
Cの関係式を満足する値に設定されている。更に、上記
リターンピン3と上記摺動孔1Aとの間で残される嵌合
状態の最低所要長さCは、設計上、C≧D/2、もしく
は、C≧dの関係式を満足する値(但し、D:上記リタ
ーンピン3の直径、d:上記雄ねじ51の直径)に設定
されているとよい。
【0014】次に、上記構成の金型の成形動作について
説明する。図1に示すように、型閉めした状態で溶融プ
ラスチックをゲ−ト(図示せず)からキャビティ2内に
射出する。射出された溶融プラスチックは、上記キャビ
ティ2内に充満し、次に固化して成形品となる。その
後、型を開き、押圧手段(図示せず)により、エゼクタ
プレ−ト5を上方に押圧すると共に、エゼクタピン4が
キャビティコア20の上面から成形品を突き出す。
【0015】このような構成の成形金型を、本発明の方
法で分解する場合について、図2を参照しながら具体的
に説明する。このためには、上記リタ−ンピン3先端に
形成した上記ねじ孔50に対して螺合する上記雄ねじ5
1は勿論のこと、固定側に対面する形で上記可動側の型
板1の面に当接するスペーサ52、および、上記スペー
サ52を上記可動側の型板1に押圧するため上記雄ねじ
51に螺合するナット53を、分解、組立の装置とし
て、具備する必要がある。しかして、先ず、可動側取付
け板7を取り外す前に、上記スペ−サ52およびナット
53を通した上記雄ねじ51を、可動側の型板1上に上
記スペーサ52を支持した状態で、上記ねじ孔50に螺
合する。次に、上記可動側取付け板7を外すが、上記雄
ねじ51、スペーサ52、ナット53などの働きで、エ
ゼクタプレ−ト5は可動側の型板1に保持されている。
【0016】然る後、ナット53を回動することで、上
記雄ねじ51を螺動して、摺動孔1A内に徐々に導入
し、上記リターンピン3を摺動する。これによって、リ
タ−ンスプリング6が緩められ、更には、伸び切った状
態になる(なお、若干の圧縮力が残されていても、実質
的に安全な範囲の弾性力であれば、その段階で、上記リ
ターンスプリング6の緩めを終了しても良い)。この状
態で、重ねられたプレ−ト5bを外し、エゼクタピン4
を取り外す。従って、上記エゼクタピン4の抜き出しを
安全に行なえる。また、必要に応じて、更に、上記雄ね
じ51を送り、上記摺動孔1Aから上記リタ−ンピン3
を外し、上記エゼクタプレ−ト5などを安全に分解でき
る。
【0017】逆に、組み立てる際には、雄ねじ51を摺
動孔1A内に深く挿入し、その先端を、リタ−ンスプリ
ング6を嵌合した状態のリタ−ンピン3の、ねじ孔50
に螺合する。この状態で、ナット53を螺動し、上記雄
ねじ51を徐々に引き上げ、リタ−ンスプリング6を圧
縮状態にする(図3を参照)。その後、エゼクタプレ−
ト5aを介してエゼクタピン4を型板1の貫通孔1Bに
挿入し、プレ−ト5bを上記プレ−ト5aに重ね、最後
に、可動側取付け板7を、スペ−サブロック8を介して
型板1に取付けるのである。
【0018】なお、上記実施例では、リタ−ンピン3の
ねじ孔50に螺合された雄ねじ51を、ナット53の操
作で、摺動孔1A内で進退動作させたが、図4の実施例
に示すように、上記ねじ孔50を深く構成し、上記雄ね
じ51の螺合動作で、上記リタ−ンピン3を、摺動孔1
A内で進退動作させるようにしてもよい。
【0019】この場合、分解・組立装置としては、上記
リタ−ンピン3先端に形成したねじ孔50に対して螺合
する上記雄ねじ51、および、固定側に対面する形で上
記可動側の型板1の面に当接すると共に上記雄ねじ51
の頭部で押圧されるスペーサ52を具備する構成が必要
である。そして、予め、上記雄ねじ51の旋回操作で、
先ず、上記リターンピン3のねじ孔50に上記雄ねじ5
1を螺合して置いて、次に、反対方向の旋回動作で、上
記リタ−ンスプリング6の弾性力に抗して上記リターン
ピン3を保持しながら、上記雄ねじ51を送り動作し、
上記リターンスプリング6の弾性力を実質的に安全な値
まで解除するのである。
【0020】ここでは、上記雄ねじ51の有効ねじ長さ
Lは、上記雄ねじ51の送り動作によって上記リターン
ピン3を上記摺動孔内で移動するための、上記雄ねじ5
1の送り最大長さL1 、上記雄ねじの送り動作に先立っ
て上記リターンピンのねじ孔50に螺合した上記雄ねじ
の連結長さL2 、上記ねじ孔の長さL3 、上記スペーサ
52の厚さH’、上記摺動孔1Aの長さT、および、上
記リターンスプリング6の弾性力を実質的に安全な値ま
で解除した時に上記リターンピンと上記摺動孔との間で
残される嵌合状態の最低所要長さCに対して、L=L2
+H’の関係式、L<L3 +H’の関係式、および、T
>L1 +Cを満足する値に設定されている。
【0021】また、図5に示すように、ナット53とス
ペ−サ52との間にベアリング60および受けリング6
1を介装して、ナット53の回動操作のときの摩擦抵抗
を少なくするように構成しても良い。この場合、上記ス
ペ−サ52および受けリング61にそれぞれ上記ベアリ
ング60を受け入れる受け座52Aおよび61Aを形成
しておくと、上記ベアリングのセンタリングが仕易くな
る。
【0022】また、図6に示す実施例では、同じく、ベ
アリング60を、スペ−サ52と受けリング61との間
に配設し、上記雄ねじ51の頭部51Aに上記受けリン
グ61を支持したもので、この場合も、上記ねじ51を
ねじ孔50に螺合操作することで、摺動孔1Aに対する
リタ−ンピン3の進退動作を行わせるものである。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、固定側
の型板に対向して可動側の型板を配置し、上記可動側の
型板を貫通して固定側の型板に先端を臨ませたリタ−ン
ピンを、上記可動側の型板に摺動自在に嵌合し、エゼク
タピンを支持するエゼクタプレ−トと上記可動側の型板
との間にリタ−ンスプリングを介装している成形金型に
おいて、上記リタ−ンピン先端側にねじ孔を形成し、上
記ねじ孔に雄ねじを螺合し、上記リタ−ンスプリングの
弾性力に抗して上記雄ねじを保持しながら、上記雄ねじ
を螺動し、上記リタ−ンスプリングの弾持力を徐々に減
衰するように、上記可動側の型板の摺動孔に対する上記
リタ−ンピンの摺動操作を行うので、上記リターンスプ
リングの弾性力を実質的に安全な値に解除するまで、摺
動孔におけるリターンピンの引出し動作が行なえ、その
結果、その状態での、エゼクタピンなどの抜き出し、挿
入などが安全に行なえ、また、必要なら、型板などに特
別な加工を施すことなく、リタ−ンピン自体の抜き出
し、はめ込みを、リタ−ンスプリングの実質的な安全負
荷状態、あるいは、延び切り状態で、実現できる。この
ため、成形型の分解・組立作業が安全に行え、部品を損
傷することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す成形金型の縦断正面図
である。
【図2】本発明の分解操作を説明するための金型の要部
の縦断正面図である。
【図3】本発明の組立操作を説明するための金型の要部
の縦断正面図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す金型の要部の縦断正
面図である。
【図5】本発明の別の実施例を示す金型の要部の縦断正
面図である。
【図6】本発明の更に別の実施例を示す金型の要部の縦
断正面図である。
【図7】従来例を示す成形金型の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 可動側の型板 1A 摺動孔 2 キャビティ 3 リタ−ンピン 4 エゼクタピン 5 エゼクタプレ−ト 6 リタ−ンスプリング 50 ねじ孔 51 雄ねじ 52 スペ−サ 53 ナット

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側の型板に対向して可動側の型板を
    配置し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、
    両型部材間でキャビティを形成するように構成するとと
    もに、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固
    定側の型板に先端を臨ませるリターンピンを、上記摺動
    孔に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼク
    タプレートと上記可動側の型板との間にリターンスプリ
    ングを介装している成形用金型において、上記リターン
    ピンと上記摺動孔との嵌合長さが、上記リターンスプリ
    ングの弾性力を実質的に安全な値まで解除した時に、上
    記リターンピンと上記摺動孔との間で所要の長さの嵌合
    状態を残すように、設定されており、かつ、上記リター
    ンピンの先端には、金型の分解・組立時に使用される操
    作雄ねじを螺動可能に螺合するねじ孔が形成されてお
    り、上記雄ねじを上記固定側から上記摺動孔を介して上
    記ねじ孔に螺合した状態で、上記雄ねじの送り動作によ
    り、上記リターンスプリングの弾性力を実質的に安全な
    値に解除するまで、上記リターンピンを上記摺動孔内で
    移動することができるように構成されていることを特徴
    とする成形用金型。
  2. 【請求項2】 上記摺動孔の長さTは、上記雄ねじの送
    り動作によって上記リターンピンを上記摺動孔内で移動
    するための、上記雄ねじの最大送り長さL1、および、
    上記リターンスプリングの弾性力を実質的に安全な値ま
    で解除した時に上記リターンピンと上記摺動孔との間で
    残される嵌合状態の最低所要長さCに対して、T>L1
    +Cの関係式を満足する値に設定されていることを特徴
    とする請求項1に記載の成形用金型。
  3. 【請求項3】 上記リターンピンと上記摺動孔との間で
    残される嵌合状態の最低所要長さCは、設計上、C≧D
    /2、もしくは、C≧dの関係式を満足する値(但し、
    D:上記リターンピンの直径、d:上記雄ねじの直径)
    に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の成
    形用金型。
  4. 【請求項4】 固定側の型板に対向して可動側の型板を
    配置し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、
    両型部材間でキャビティを形成するように構成するとと
    もに、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固
    定側の型板に先端を臨ませるリターンピンを、上記摺動
    孔に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼク
    タプレートと上記可動側の型板との間にリターンスプリ
    ングを介装している成形用金型において、上記リターン
    ピン先端に形成したねじ孔に対して螺合する雄ねじ、固
    定側に対面する形で上記可動側の型板の面に当接するス
    ペーサ、および、上記スペーサを上記可動側の型板に押
    圧するため上記雄ねじに螺合するナットを具備してな
    り、上記ナットの旋回操作で、上記リターンスプリング
    の弾性力に抗して上記リターンピンを保持しながら、上
    記雄ねじを送り動作し、上記リターンスプリングの弾性
    力を実質的に安全な値まで解除するようにしたことを特
    徴とする成形用金型の分解・組立装置。
  5. 【請求項5】 固定側の型板に対向して可動側の型板を
    配置し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、
    両型部材間でキャビティを形成するように構成するとと
    もに、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固
    定側の型板に先端を臨ませるリターンピンを、上記摺動
    孔に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼク
    タプレートと上記可動側の型板との間にリターンスプリ
    ングを介装している成形用金型において、上記リターン
    ピン先端に形成したねじ孔に対して螺合する雄ねじ、お
    よび、固定側に対面する形で上記可動側の型板の面に当
    接すると共に上記雄ねじの頭部で押圧されるスペーサを
    具備してなり、上記雄ねじの旋回操作で、先ず、上記リ
    ターンピンのねじ孔に上記雄ねじを螺合し、次に、反対
    方向の旋回動作で、上記リターンスプリングの弾性力に
    抗して上記リターンピンを保持しながら、上記雄ねじを
    送り動作し、上記リターンスプリングの弾性力を実質的
    に安全な値まで解除するようにしたことを特徴とする成
    形用金型の分解・組立装置。
  6. 【請求項6】 上記雄ねじの有効ねじ長さLは、上記雄
    ねじの送り動作によって上記リターンピンを上記摺動孔
    内で移動するための、上記雄ねじの送り最大長さL1
    上記雄ねじの送り動作に先立って上記リターンピンのね
    じ孔に螺合した上記雄ねじの連結長さL2 、上記ねじ孔
    の長さL3 、上記スペーサの厚さH’、上記摺動孔の長
    さT、および、上記リターンスプリングの弾性力を実質
    的に安全な値まで解除した時に上記リターンピンと上記
    摺動孔との間で残される嵌合状態の最低所要長さCに対
    して、L=L2 +H’の関係式、L<L3 +H’の関係
    式、および、T>L1 +Cを満足する値に設定されてい
    ることを特徴とする請求項5に記載の成形用金型の分解
    ・組立装置。
  7. 【請求項7】 上記リターンピンと上記摺動孔との間で
    残される嵌合状態の最低所要長さCは、設計上、C≧D
    /2、もしくは、C≧dの関係式を満足する値(但し、
    D:上記リターンピンの直径、d:上記雄ねじの直径)
    に設定されていることを特徴とする請求項6に記載の成
    形用金型の分解・組立装置。
  8. 【請求項8】 固定側の型板に対向して可動側の型板を
    配置し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、
    両型部材間でキャビティを形成するように構成するとと
    もに、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固
    定側の型板に先端を臨ませるリターンピンを、上記摺動
    孔に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼク
    タプレートと上記可動側の型板との間にリターンスプリ
    ングを介装している成形用金型において、上記リターン
    ピン先端に形成したねじ孔に雄ねじを螺合し、上記リタ
    ーンスプリングの弾性力に抗して上記リターンピンを保
    持しながら、上記雄ねじの送り動作により、上記リター
    ンスプリングの弾性力を実質的に安全な値に解除するま
    で、上記リターンピンを上記摺動孔内で移動することを
    特徴とする成形用金型の分解・組立方法。
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