JP2907360B2 - 成形用金型とその分解・組立装置および方法 - Google Patents
成形用金型とその分解・組立装置および方法Info
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- JP2907360B2 JP2907360B2 JP4146963A JP14696392A JP2907360B2 JP 2907360 B2 JP2907360 B2 JP 2907360B2 JP 4146963 A JP4146963 A JP 4146963A JP 14696392 A JP14696392 A JP 14696392A JP 2907360 B2 JP2907360 B2 JP 2907360B2
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- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/30—Mounting, exchanging or centering
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
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- Y10T29/49902—Associating parts by use of aligning means [e.g., use of a drift pin or a "fixture"] by manipulating aligning means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂などの射出成形に
用いる成形用金型とその分解・組立装置および方法に関
するものである。
用いる成形用金型とその分解・組立装置および方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】上記成形用金型は、点検、修理を目的と
して、しばしば、分解・組立を行うが、射出成形の機能
上、固定側の型板に対向して可動側の型板を配置し、上
記可動側の型板を貫通して固定側の型板に先端を臨ませ
たリタ−ンピンを、上記可動側の型板に摺動自在に嵌合
し、エゼクタピンを支持するエゼクタプレ−トと上記可
動側の型板との間にリタ−ンスプリングを介装している
ので、成形金型の分解に際して、可動側取付け板を上記
可動側の型板から取り外す時、上記リタ−ンスプリング
が、エゼクタピンを支持するエゼクタプレ−トを飛び出
させるように作用するので、甚だ危険であり、また、部
品を損傷するおそれもある。
して、しばしば、分解・組立を行うが、射出成形の機能
上、固定側の型板に対向して可動側の型板を配置し、上
記可動側の型板を貫通して固定側の型板に先端を臨ませ
たリタ−ンピンを、上記可動側の型板に摺動自在に嵌合
し、エゼクタピンを支持するエゼクタプレ−トと上記可
動側の型板との間にリタ−ンスプリングを介装している
ので、成形金型の分解に際して、可動側取付け板を上記
可動側の型板から取り外す時、上記リタ−ンスプリング
が、エゼクタピンを支持するエゼクタプレ−トを飛び出
させるように作用するので、甚だ危険であり、また、部
品を損傷するおそれもある。
【0003】そこで、例えば、図7に示すように、エゼ
クタプレ−ト105(ここでは、2枚のプレ−ト105
a、105bを重ねたもの)に、可動側取付け板107
側から貫通孔111を介してアクセスできる貫通孔11
2および113を穿ち、また、可動側の型板101にね
じ穴114を形成し、成形金型の分解に際しては、ボル
ト110を、予め、上記貫通孔111、112および1
13を介して上記ねじ孔114に螺合し、エゼクタプレ
−ト105を上記可動側の型板101に保持させること
が、従来から行われている。従って、その後、上記可動
側取付け板107を取り外しても、リタ−ンスプリング
106の弾性力によりエゼクタプレ−ト105が飛び出
すおそれがない。そして、その後、エゼクタピン104
を取り除き、上記ボルト114を緩めながら、リタ−ン
スプリング106を緩め、リタ−ンピン103を可動側
の型板101から抜き取るのである。
クタプレ−ト105(ここでは、2枚のプレ−ト105
a、105bを重ねたもの)に、可動側取付け板107
側から貫通孔111を介してアクセスできる貫通孔11
2および113を穿ち、また、可動側の型板101にね
じ穴114を形成し、成形金型の分解に際しては、ボル
ト110を、予め、上記貫通孔111、112および1
13を介して上記ねじ孔114に螺合し、エゼクタプレ
−ト105を上記可動側の型板101に保持させること
が、従来から行われている。従って、その後、上記可動
側取付け板107を取り外しても、リタ−ンスプリング
106の弾性力によりエゼクタプレ−ト105が飛び出
すおそれがない。そして、その後、エゼクタピン104
を取り除き、上記ボルト114を緩めながら、リタ−ン
スプリング106を緩め、リタ−ンピン103を可動側
の型板101から抜き取るのである。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
のような構成では、可動側の型板101、エゼクタプレ
−ト105、可動側取付け板107に、エゼクタプレ−
ト105を支持するため、ボルト110を通し、螺合す
ることができるように、ねじ孔114、貫通孔111、
112および113を形成する必要があり、金型の加工
コストが高くなる欠点がある。また、上記ボルト110
の取付け位置と、リタ−ンスプリング106の弾性力作
用線とが一致していないので、エゼクタプレ−ト105
に掛かる弾性力に偏りがあり、上記ボルト110を緩め
ながら、リタ−ンピン103を取り外すのが面倒かつ困
難である。
のような構成では、可動側の型板101、エゼクタプレ
−ト105、可動側取付け板107に、エゼクタプレ−
ト105を支持するため、ボルト110を通し、螺合す
ることができるように、ねじ孔114、貫通孔111、
112および113を形成する必要があり、金型の加工
コストが高くなる欠点がある。また、上記ボルト110
の取付け位置と、リタ−ンスプリング106の弾性力作
用線とが一致していないので、エゼクタプレ−ト105
に掛かる弾性力に偏りがあり、上記ボルト110を緩め
ながら、リタ−ンピン103を取り外すのが面倒かつ困
難である。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記事情に基いてなされたもの
で、型部材などに特別な加工を施すことなく、リタ−ン
ピン自体を、リタ−ンスプリングの弾性力に抗して、徐
々に挿脱操作することができる成形用金型とその分解・
組立装置および方法を提供しようとするものである。
で、型部材などに特別な加工を施すことなく、リタ−ン
ピン自体を、リタ−ンスプリングの弾性力に抗して、徐
々に挿脱操作することができる成形用金型とその分解・
組立装置および方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の成形
用金型では、固定側の型板に対向して可動側の型板を配
置し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、両
型部材間でキャビティを形成するように構成するととも
に、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固定
側の型板に先端を臨ませるリタ−ンピンを、上記摺動孔
に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼクタ
プレ−トと上記可動側の型板との間にリタ−ンスプリン
グを介装しており、上記リタ−ンピンと上記摺動孔との
嵌合長さが、上記リターンスプリングの弾性力を実質的
に安全な値まで解除した時に、上記リターンピンと上記
摺動孔との間で所要の長さの嵌合状態を残すように、設
定されており、かつ、上記リターンピンの先端には、金
型の分解・組立時に使用される操作雄ねじを螺動可能に
螺合するねじ孔が形成されており、上記雄ねじを上記固
定側から上記摺動孔を介して上記ねじ孔に螺合した状態
で、上記雄ねじの送り動作により、上記リターンスプリ
ングの弾性力を実質的に安全な値に解除するまで、上記
リターンピンを上記摺動孔内で移動することができるよ
うに構成されている。
用金型では、固定側の型板に対向して可動側の型板を配
置し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、両
型部材間でキャビティを形成するように構成するととも
に、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固定
側の型板に先端を臨ませるリタ−ンピンを、上記摺動孔
に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼクタ
プレ−トと上記可動側の型板との間にリタ−ンスプリン
グを介装しており、上記リタ−ンピンと上記摺動孔との
嵌合長さが、上記リターンスプリングの弾性力を実質的
に安全な値まで解除した時に、上記リターンピンと上記
摺動孔との間で所要の長さの嵌合状態を残すように、設
定されており、かつ、上記リターンピンの先端には、金
型の分解・組立時に使用される操作雄ねじを螺動可能に
螺合するねじ孔が形成されており、上記雄ねじを上記固
定側から上記摺動孔を介して上記ねじ孔に螺合した状態
で、上記雄ねじの送り動作により、上記リターンスプリ
ングの弾性力を実質的に安全な値に解除するまで、上記
リターンピンを上記摺動孔内で移動することができるよ
うに構成されている。
【0007】また、本発明の成形用金型の分解・組立装
置では、固定側の型板に対向して可動側の型板を配置
し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、両型
部材間でキャビティを形成するように構成するととも
に、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固定
側の型板に先端を臨ませるリタ−ンピンを、上記摺動孔
に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼクタ
プレ−トと上記可動側の型板との間にリタ−ンスプリン
グを介装している成形用金型において、上記リタ−ンピ
ン先端に形成したねじ孔に対して螺合する雄ねじ、固定
側に対面する形で上記可動側の型板の面に当接するスペ
ーサ、および、上記スペーサを上記可動側の型板に押圧
するため上記雄ねじに螺合するナットを具備してなり、
上記ナットの旋回操作で、上記リタ−ンスプリングの弾
性力に抗して上記リターンピンを保持しながら、上記雄
ねじを送り動作し、上記リターンスプリングの弾性力を
実質的に安全な値まで解除するようにしている。
置では、固定側の型板に対向して可動側の型板を配置
し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、両型
部材間でキャビティを形成するように構成するととも
に、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固定
側の型板に先端を臨ませるリタ−ンピンを、上記摺動孔
に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼクタ
プレ−トと上記可動側の型板との間にリタ−ンスプリン
グを介装している成形用金型において、上記リタ−ンピ
ン先端に形成したねじ孔に対して螺合する雄ねじ、固定
側に対面する形で上記可動側の型板の面に当接するスペ
ーサ、および、上記スペーサを上記可動側の型板に押圧
するため上記雄ねじに螺合するナットを具備してなり、
上記ナットの旋回操作で、上記リタ−ンスプリングの弾
性力に抗して上記リターンピンを保持しながら、上記雄
ねじを送り動作し、上記リターンスプリングの弾性力を
実質的に安全な値まで解除するようにしている。
【0008】更に、本発明の成形用金型の分解・組立装
置の別の態様では、上記成形用金型において、上記リタ
−ンピン先端に形成したねじ孔に対して螺合する雄ね
じ、および、固定側に対面する形で上記可動側の型板の
面に当接すると共に上記雄ねじの頭部で押圧されるスペ
ーサを具備してなり、上記雄ねじの旋回操作で、先ず、
上記リターンピンのねじ孔に上記雄ねじを螺合し、次
に、反対方向の旋回動作で、上記リタ−ンスプリングの
弾性力に抗して上記リターンピンを保持しながら、上記
雄ねじを送り動作し、上記リターンスプリングの弾性力
を実質的に安全な値まで解除するようにしている。
置の別の態様では、上記成形用金型において、上記リタ
−ンピン先端に形成したねじ孔に対して螺合する雄ね
じ、および、固定側に対面する形で上記可動側の型板の
面に当接すると共に上記雄ねじの頭部で押圧されるスペ
ーサを具備してなり、上記雄ねじの旋回操作で、先ず、
上記リターンピンのねじ孔に上記雄ねじを螺合し、次
に、反対方向の旋回動作で、上記リタ−ンスプリングの
弾性力に抗して上記リターンピンを保持しながら、上記
雄ねじを送り動作し、上記リターンスプリングの弾性力
を実質的に安全な値まで解除するようにしている。
【0009】また、本発明の成形用金型の分解・組立方
法では、上記成形用金型において、上記リタ−ンピン先
端に形成したねじ孔に雄ねじを螺合し、上記リターンス
プリングの弾性力に抗して上記リターンピンを保持しな
がら、上記雄ねじの送り動作により、上記リターンスプ
リングの弾性力を実質的に安全な値に解除するまで、上
記リターンピンを上記摺動孔内で移動するのである。
法では、上記成形用金型において、上記リタ−ンピン先
端に形成したねじ孔に雄ねじを螺合し、上記リターンス
プリングの弾性力に抗して上記リターンピンを保持しな
がら、上記雄ねじの送り動作により、上記リターンスプ
リングの弾性力を実質的に安全な値に解除するまで、上
記リターンピンを上記摺動孔内で移動するのである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1ないし図6を
参照して具体的に説明する。図示の射出成形装置に用い
る成形金型は、図1に示すように、固定側の型板9に対
向して可動側の型板1を配置し、上記可動側の型板1を
貫通して固定側の型板9に先端を臨ませたリタ−ンピン
3を、上記可動側の型板1に形成した摺動孔1Aに摺動
自在に嵌合したもので、エゼクタピン4を支持するエゼ
クタプレ−ト5と上記可動側の型板1との間には、上記
リタ−ンピンを囲むようにして配置されたリタ−ンスプ
リング6が介装されている。上記リタ−ンピン3の先端
側には、ねじ孔50が形成してあり、上記ねじ孔50に
は、後述する雄ねじ51が螺合されるようになってい
る。
参照して具体的に説明する。図示の射出成形装置に用い
る成形金型は、図1に示すように、固定側の型板9に対
向して可動側の型板1を配置し、上記可動側の型板1を
貫通して固定側の型板9に先端を臨ませたリタ−ンピン
3を、上記可動側の型板1に形成した摺動孔1Aに摺動
自在に嵌合したもので、エゼクタピン4を支持するエゼ
クタプレ−ト5と上記可動側の型板1との間には、上記
リタ−ンピンを囲むようにして配置されたリタ−ンスプ
リング6が介装されている。上記リタ−ンピン3の先端
側には、ねじ孔50が形成してあり、上記ねじ孔50に
は、後述する雄ねじ51が螺合されるようになってい
る。
【0011】なお、この実施例では、上記固定側の型板
9は、固定側取付け板11を介して射出成形装置の操作
部材(図示せず)に取付けてあり、同じく、上記可動側
の型板1は、スペ−サブロック8を介して可動側取付け
板7に取付けてある。なお、図中、符号10、20は、
それぞれ型板9、1に設けたキャビティコア(型部材)
であり、両キャビティコアの間には、所要形状のキャビ
ティ2が形成されている。また、上記エゼクタプレ−ト
5は、互いに重ねられた上下2枚のプレ−ト5a,5b
より構成されており、上記エゼクタプレ−ト5から型板
1に向けて延びたエゼクタピン4は、上記型板1に形成
した貫通孔1Bを介してその先端面がキャビティコア2
0の上面と一致するようになっている。
9は、固定側取付け板11を介して射出成形装置の操作
部材(図示せず)に取付けてあり、同じく、上記可動側
の型板1は、スペ−サブロック8を介して可動側取付け
板7に取付けてある。なお、図中、符号10、20は、
それぞれ型板9、1に設けたキャビティコア(型部材)
であり、両キャビティコアの間には、所要形状のキャビ
ティ2が形成されている。また、上記エゼクタプレ−ト
5は、互いに重ねられた上下2枚のプレ−ト5a,5b
より構成されており、上記エゼクタプレ−ト5から型板
1に向けて延びたエゼクタピン4は、上記型板1に形成
した貫通孔1Bを介してその先端面がキャビティコア2
0の上面と一致するようになっている。
【0012】上記成形用金型においては、上記リタ−ン
ピン3と上記摺動孔1Aとの嵌合長さTが、上記リター
ンスプリング6の弾性力を実質的に安全な値まで解除し
た時に、上記リターンピン3と上記摺動孔1Aとの間で
所要の長さの嵌合状態を残すように、設定されており、
かつ、上記雄ねじ51を上記固定側から上記摺動孔1A
を介して上記ねじ孔50に螺合した状態で、上記雄ねじ
51の送り動作により、上記リターンスプリング6の弾
性力を実質的に安全な値に解除するまで、上記リターン
ピン3を上記摺動孔1A内で移動することができる。
ピン3と上記摺動孔1Aとの嵌合長さTが、上記リター
ンスプリング6の弾性力を実質的に安全な値まで解除し
た時に、上記リターンピン3と上記摺動孔1Aとの間で
所要の長さの嵌合状態を残すように、設定されており、
かつ、上記雄ねじ51を上記固定側から上記摺動孔1A
を介して上記ねじ孔50に螺合した状態で、上記雄ねじ
51の送り動作により、上記リターンスプリング6の弾
性力を実質的に安全な値に解除するまで、上記リターン
ピン3を上記摺動孔1A内で移動することができる。
【0013】例えば、この実施例では、上記摺動孔1A
の長さTは、上記雄ねじ51の送り動作によって上記リ
ターンピン3を上記摺動孔1A内で移動するための、上
記雄ねじ51の最大送り長さL1 、および、上記リター
ンスプリング6の弾性力を実質的に安全な値まで解除し
た時に上記リターンピン3と上記摺動孔1Aとの間で残
される嵌合状態の最低所要長さCに対して、T>L1 +
Cの関係式を満足する値に設定されている。更に、上記
リターンピン3と上記摺動孔1Aとの間で残される嵌合
状態の最低所要長さCは、設計上、C≧D/2、もしく
は、C≧dの関係式を満足する値(但し、D:上記リタ
ーンピン3の直径、d:上記雄ねじ51の直径)に設定
されているとよい。
の長さTは、上記雄ねじ51の送り動作によって上記リ
ターンピン3を上記摺動孔1A内で移動するための、上
記雄ねじ51の最大送り長さL1 、および、上記リター
ンスプリング6の弾性力を実質的に安全な値まで解除し
た時に上記リターンピン3と上記摺動孔1Aとの間で残
される嵌合状態の最低所要長さCに対して、T>L1 +
Cの関係式を満足する値に設定されている。更に、上記
リターンピン3と上記摺動孔1Aとの間で残される嵌合
状態の最低所要長さCは、設計上、C≧D/2、もしく
は、C≧dの関係式を満足する値(但し、D:上記リタ
ーンピン3の直径、d:上記雄ねじ51の直径)に設定
されているとよい。
【0014】次に、上記構成の金型の成形動作について
説明する。図1に示すように、型閉めした状態で溶融プ
ラスチックをゲ−ト(図示せず)からキャビティ2内に
射出する。射出された溶融プラスチックは、上記キャビ
ティ2内に充満し、次に固化して成形品となる。その
後、型を開き、押圧手段(図示せず)により、エゼクタ
プレ−ト5を上方に押圧すると共に、エゼクタピン4が
キャビティコア20の上面から成形品を突き出す。
説明する。図1に示すように、型閉めした状態で溶融プ
ラスチックをゲ−ト(図示せず)からキャビティ2内に
射出する。射出された溶融プラスチックは、上記キャビ
ティ2内に充満し、次に固化して成形品となる。その
後、型を開き、押圧手段(図示せず)により、エゼクタ
プレ−ト5を上方に押圧すると共に、エゼクタピン4が
キャビティコア20の上面から成形品を突き出す。
【0015】このような構成の成形金型を、本発明の方
法で分解する場合について、図2を参照しながら具体的
に説明する。このためには、上記リタ−ンピン3先端に
形成した上記ねじ孔50に対して螺合する上記雄ねじ5
1は勿論のこと、固定側に対面する形で上記可動側の型
板1の面に当接するスペーサ52、および、上記スペー
サ52を上記可動側の型板1に押圧するため上記雄ねじ
51に螺合するナット53を、分解、組立の装置とし
て、具備する必要がある。しかして、先ず、可動側取付
け板7を取り外す前に、上記スペ−サ52およびナット
53を通した上記雄ねじ51を、可動側の型板1上に上
記スペーサ52を支持した状態で、上記ねじ孔50に螺
合する。次に、上記可動側取付け板7を外すが、上記雄
ねじ51、スペーサ52、ナット53などの働きで、エ
ゼクタプレ−ト5は可動側の型板1に保持されている。
法で分解する場合について、図2を参照しながら具体的
に説明する。このためには、上記リタ−ンピン3先端に
形成した上記ねじ孔50に対して螺合する上記雄ねじ5
1は勿論のこと、固定側に対面する形で上記可動側の型
板1の面に当接するスペーサ52、および、上記スペー
サ52を上記可動側の型板1に押圧するため上記雄ねじ
51に螺合するナット53を、分解、組立の装置とし
て、具備する必要がある。しかして、先ず、可動側取付
け板7を取り外す前に、上記スペ−サ52およびナット
53を通した上記雄ねじ51を、可動側の型板1上に上
記スペーサ52を支持した状態で、上記ねじ孔50に螺
合する。次に、上記可動側取付け板7を外すが、上記雄
ねじ51、スペーサ52、ナット53などの働きで、エ
ゼクタプレ−ト5は可動側の型板1に保持されている。
【0016】然る後、ナット53を回動することで、上
記雄ねじ51を螺動して、摺動孔1A内に徐々に導入
し、上記リターンピン3を摺動する。これによって、リ
タ−ンスプリング6が緩められ、更には、伸び切った状
態になる(なお、若干の圧縮力が残されていても、実質
的に安全な範囲の弾性力であれば、その段階で、上記リ
ターンスプリング6の緩めを終了しても良い)。この状
態で、重ねられたプレ−ト5bを外し、エゼクタピン4
を取り外す。従って、上記エゼクタピン4の抜き出しを
安全に行なえる。また、必要に応じて、更に、上記雄ね
じ51を送り、上記摺動孔1Aから上記リタ−ンピン3
を外し、上記エゼクタプレ−ト5などを安全に分解でき
る。
記雄ねじ51を螺動して、摺動孔1A内に徐々に導入
し、上記リターンピン3を摺動する。これによって、リ
タ−ンスプリング6が緩められ、更には、伸び切った状
態になる(なお、若干の圧縮力が残されていても、実質
的に安全な範囲の弾性力であれば、その段階で、上記リ
ターンスプリング6の緩めを終了しても良い)。この状
態で、重ねられたプレ−ト5bを外し、エゼクタピン4
を取り外す。従って、上記エゼクタピン4の抜き出しを
安全に行なえる。また、必要に応じて、更に、上記雄ね
じ51を送り、上記摺動孔1Aから上記リタ−ンピン3
を外し、上記エゼクタプレ−ト5などを安全に分解でき
る。
【0017】逆に、組み立てる際には、雄ねじ51を摺
動孔1A内に深く挿入し、その先端を、リタ−ンスプリ
ング6を嵌合した状態のリタ−ンピン3の、ねじ孔50
に螺合する。この状態で、ナット53を螺動し、上記雄
ねじ51を徐々に引き上げ、リタ−ンスプリング6を圧
縮状態にする(図3を参照)。その後、エゼクタプレ−
ト5aを介してエゼクタピン4を型板1の貫通孔1Bに
挿入し、プレ−ト5bを上記プレ−ト5aに重ね、最後
に、可動側取付け板7を、スペ−サブロック8を介して
型板1に取付けるのである。
動孔1A内に深く挿入し、その先端を、リタ−ンスプリ
ング6を嵌合した状態のリタ−ンピン3の、ねじ孔50
に螺合する。この状態で、ナット53を螺動し、上記雄
ねじ51を徐々に引き上げ、リタ−ンスプリング6を圧
縮状態にする(図3を参照)。その後、エゼクタプレ−
ト5aを介してエゼクタピン4を型板1の貫通孔1Bに
挿入し、プレ−ト5bを上記プレ−ト5aに重ね、最後
に、可動側取付け板7を、スペ−サブロック8を介して
型板1に取付けるのである。
【0018】なお、上記実施例では、リタ−ンピン3の
ねじ孔50に螺合された雄ねじ51を、ナット53の操
作で、摺動孔1A内で進退動作させたが、図4の実施例
に示すように、上記ねじ孔50を深く構成し、上記雄ね
じ51の螺合動作で、上記リタ−ンピン3を、摺動孔1
A内で進退動作させるようにしてもよい。
ねじ孔50に螺合された雄ねじ51を、ナット53の操
作で、摺動孔1A内で進退動作させたが、図4の実施例
に示すように、上記ねじ孔50を深く構成し、上記雄ね
じ51の螺合動作で、上記リタ−ンピン3を、摺動孔1
A内で進退動作させるようにしてもよい。
【0019】この場合、分解・組立装置としては、上記
リタ−ンピン3先端に形成したねじ孔50に対して螺合
する上記雄ねじ51、および、固定側に対面する形で上
記可動側の型板1の面に当接すると共に上記雄ねじ51
の頭部で押圧されるスペーサ52を具備する構成が必要
である。そして、予め、上記雄ねじ51の旋回操作で、
先ず、上記リターンピン3のねじ孔50に上記雄ねじ5
1を螺合して置いて、次に、反対方向の旋回動作で、上
記リタ−ンスプリング6の弾性力に抗して上記リターン
ピン3を保持しながら、上記雄ねじ51を送り動作し、
上記リターンスプリング6の弾性力を実質的に安全な値
まで解除するのである。
リタ−ンピン3先端に形成したねじ孔50に対して螺合
する上記雄ねじ51、および、固定側に対面する形で上
記可動側の型板1の面に当接すると共に上記雄ねじ51
の頭部で押圧されるスペーサ52を具備する構成が必要
である。そして、予め、上記雄ねじ51の旋回操作で、
先ず、上記リターンピン3のねじ孔50に上記雄ねじ5
1を螺合して置いて、次に、反対方向の旋回動作で、上
記リタ−ンスプリング6の弾性力に抗して上記リターン
ピン3を保持しながら、上記雄ねじ51を送り動作し、
上記リターンスプリング6の弾性力を実質的に安全な値
まで解除するのである。
【0020】ここでは、上記雄ねじ51の有効ねじ長さ
Lは、上記雄ねじ51の送り動作によって上記リターン
ピン3を上記摺動孔内で移動するための、上記雄ねじ5
1の送り最大長さL1 、上記雄ねじの送り動作に先立っ
て上記リターンピンのねじ孔50に螺合した上記雄ねじ
の連結長さL2 、上記ねじ孔の長さL3 、上記スペーサ
52の厚さH’、上記摺動孔1Aの長さT、および、上
記リターンスプリング6の弾性力を実質的に安全な値ま
で解除した時に上記リターンピンと上記摺動孔との間で
残される嵌合状態の最低所要長さCに対して、L=L2
+H’の関係式、L<L3 +H’の関係式、および、T
>L1 +Cを満足する値に設定されている。
Lは、上記雄ねじ51の送り動作によって上記リターン
ピン3を上記摺動孔内で移動するための、上記雄ねじ5
1の送り最大長さL1 、上記雄ねじの送り動作に先立っ
て上記リターンピンのねじ孔50に螺合した上記雄ねじ
の連結長さL2 、上記ねじ孔の長さL3 、上記スペーサ
52の厚さH’、上記摺動孔1Aの長さT、および、上
記リターンスプリング6の弾性力を実質的に安全な値ま
で解除した時に上記リターンピンと上記摺動孔との間で
残される嵌合状態の最低所要長さCに対して、L=L2
+H’の関係式、L<L3 +H’の関係式、および、T
>L1 +Cを満足する値に設定されている。
【0021】また、図5に示すように、ナット53とス
ペ−サ52との間にベアリング60および受けリング6
1を介装して、ナット53の回動操作のときの摩擦抵抗
を少なくするように構成しても良い。この場合、上記ス
ペ−サ52および受けリング61にそれぞれ上記ベアリ
ング60を受け入れる受け座52Aおよび61Aを形成
しておくと、上記ベアリングのセンタリングが仕易くな
る。
ペ−サ52との間にベアリング60および受けリング6
1を介装して、ナット53の回動操作のときの摩擦抵抗
を少なくするように構成しても良い。この場合、上記ス
ペ−サ52および受けリング61にそれぞれ上記ベアリ
ング60を受け入れる受け座52Aおよび61Aを形成
しておくと、上記ベアリングのセンタリングが仕易くな
る。
【0022】また、図6に示す実施例では、同じく、ベ
アリング60を、スペ−サ52と受けリング61との間
に配設し、上記雄ねじ51の頭部51Aに上記受けリン
グ61を支持したもので、この場合も、上記ねじ51を
ねじ孔50に螺合操作することで、摺動孔1Aに対する
リタ−ンピン3の進退動作を行わせるものである。
アリング60を、スペ−サ52と受けリング61との間
に配設し、上記雄ねじ51の頭部51Aに上記受けリン
グ61を支持したもので、この場合も、上記ねじ51を
ねじ孔50に螺合操作することで、摺動孔1Aに対する
リタ−ンピン3の進退動作を行わせるものである。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、固定側
の型板に対向して可動側の型板を配置し、上記可動側の
型板を貫通して固定側の型板に先端を臨ませたリタ−ン
ピンを、上記可動側の型板に摺動自在に嵌合し、エゼク
タピンを支持するエゼクタプレ−トと上記可動側の型板
との間にリタ−ンスプリングを介装している成形金型に
おいて、上記リタ−ンピン先端側にねじ孔を形成し、上
記ねじ孔に雄ねじを螺合し、上記リタ−ンスプリングの
弾性力に抗して上記雄ねじを保持しながら、上記雄ねじ
を螺動し、上記リタ−ンスプリングの弾持力を徐々に減
衰するように、上記可動側の型板の摺動孔に対する上記
リタ−ンピンの摺動操作を行うので、上記リターンスプ
リングの弾性力を実質的に安全な値に解除するまで、摺
動孔におけるリターンピンの引出し動作が行なえ、その
結果、その状態での、エゼクタピンなどの抜き出し、挿
入などが安全に行なえ、また、必要なら、型板などに特
別な加工を施すことなく、リタ−ンピン自体の抜き出
し、はめ込みを、リタ−ンスプリングの実質的な安全負
荷状態、あるいは、延び切り状態で、実現できる。この
ため、成形型の分解・組立作業が安全に行え、部品を損
傷することもない。
の型板に対向して可動側の型板を配置し、上記可動側の
型板を貫通して固定側の型板に先端を臨ませたリタ−ン
ピンを、上記可動側の型板に摺動自在に嵌合し、エゼク
タピンを支持するエゼクタプレ−トと上記可動側の型板
との間にリタ−ンスプリングを介装している成形金型に
おいて、上記リタ−ンピン先端側にねじ孔を形成し、上
記ねじ孔に雄ねじを螺合し、上記リタ−ンスプリングの
弾性力に抗して上記雄ねじを保持しながら、上記雄ねじ
を螺動し、上記リタ−ンスプリングの弾持力を徐々に減
衰するように、上記可動側の型板の摺動孔に対する上記
リタ−ンピンの摺動操作を行うので、上記リターンスプ
リングの弾性力を実質的に安全な値に解除するまで、摺
動孔におけるリターンピンの引出し動作が行なえ、その
結果、その状態での、エゼクタピンなどの抜き出し、挿
入などが安全に行なえ、また、必要なら、型板などに特
別な加工を施すことなく、リタ−ンピン自体の抜き出
し、はめ込みを、リタ−ンスプリングの実質的な安全負
荷状態、あるいは、延び切り状態で、実現できる。この
ため、成形型の分解・組立作業が安全に行え、部品を損
傷することもない。
【図1】本発明の一実施例を示す成形金型の縦断正面図
である。
である。
【図2】本発明の分解操作を説明するための金型の要部
の縦断正面図である。
の縦断正面図である。
【図3】本発明の組立操作を説明するための金型の要部
の縦断正面図である。
の縦断正面図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す金型の要部の縦断正
面図である。
面図である。
【図5】本発明の別の実施例を示す金型の要部の縦断正
面図である。
面図である。
【図6】本発明の更に別の実施例を示す金型の要部の縦
断正面図である。
断正面図である。
【図7】従来例を示す成形金型の縦断正面図である。
1 可動側の型板 1A 摺動孔 2 キャビティ 3 リタ−ンピン 4 エゼクタピン 5 エゼクタプレ−ト 6 リタ−ンスプリング 50 ねじ孔 51 雄ねじ 52 スペ−サ 53 ナット
Claims (8)
- 【請求項1】 固定側の型板に対向して可動側の型板を
配置し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、
両型部材間でキャビティを形成するように構成するとと
もに、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固
定側の型板に先端を臨ませるリターンピンを、上記摺動
孔に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼク
タプレートと上記可動側の型板との間にリターンスプリ
ングを介装している成形用金型において、上記リターン
ピンと上記摺動孔との嵌合長さが、上記リターンスプリ
ングの弾性力を実質的に安全な値まで解除した時に、上
記リターンピンと上記摺動孔との間で所要の長さの嵌合
状態を残すように、設定されており、かつ、上記リター
ンピンの先端には、金型の分解・組立時に使用される操
作雄ねじを螺動可能に螺合するねじ孔が形成されてお
り、上記雄ねじを上記固定側から上記摺動孔を介して上
記ねじ孔に螺合した状態で、上記雄ねじの送り動作によ
り、上記リターンスプリングの弾性力を実質的に安全な
値に解除するまで、上記リターンピンを上記摺動孔内で
移動することができるように構成されていることを特徴
とする成形用金型。 - 【請求項2】 上記摺動孔の長さTは、上記雄ねじの送
り動作によって上記リターンピンを上記摺動孔内で移動
するための、上記雄ねじの最大送り長さL1、および、
上記リターンスプリングの弾性力を実質的に安全な値ま
で解除した時に上記リターンピンと上記摺動孔との間で
残される嵌合状態の最低所要長さCに対して、T>L1
+Cの関係式を満足する値に設定されていることを特徴
とする請求項1に記載の成形用金型。 - 【請求項3】 上記リターンピンと上記摺動孔との間で
残される嵌合状態の最低所要長さCは、設計上、C≧D
/2、もしくは、C≧dの関係式を満足する値(但し、
D:上記リターンピンの直径、d:上記雄ねじの直径)
に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の成
形用金型。 - 【請求項4】 固定側の型板に対向して可動側の型板を
配置し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、
両型部材間でキャビティを形成するように構成するとと
もに、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固
定側の型板に先端を臨ませるリターンピンを、上記摺動
孔に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼク
タプレートと上記可動側の型板との間にリターンスプリ
ングを介装している成形用金型において、上記リターン
ピン先端に形成したねじ孔に対して螺合する雄ねじ、固
定側に対面する形で上記可動側の型板の面に当接するス
ペーサ、および、上記スペーサを上記可動側の型板に押
圧するため上記雄ねじに螺合するナットを具備してな
り、上記ナットの旋回操作で、上記リターンスプリング
の弾性力に抗して上記リターンピンを保持しながら、上
記雄ねじを送り動作し、上記リターンスプリングの弾性
力を実質的に安全な値まで解除するようにしたことを特
徴とする成形用金型の分解・組立装置。 - 【請求項5】 固定側の型板に対向して可動側の型板を
配置し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、
両型部材間でキャビティを形成するように構成するとと
もに、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固
定側の型板に先端を臨ませるリターンピンを、上記摺動
孔に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼク
タプレートと上記可動側の型板との間にリターンスプリ
ングを介装している成形用金型において、上記リターン
ピン先端に形成したねじ孔に対して螺合する雄ねじ、お
よび、固定側に対面する形で上記可動側の型板の面に当
接すると共に上記雄ねじの頭部で押圧されるスペーサを
具備してなり、上記雄ねじの旋回操作で、先ず、上記リ
ターンピンのねじ孔に上記雄ねじを螺合し、次に、反対
方向の旋回動作で、上記リターンスプリングの弾性力に
抗して上記リターンピンを保持しながら、上記雄ねじを
送り動作し、上記リターンスプリングの弾性力を実質的
に安全な値まで解除するようにしたことを特徴とする成
形用金型の分解・組立装置。 - 【請求項6】 上記雄ねじの有効ねじ長さLは、上記雄
ねじの送り動作によって上記リターンピンを上記摺動孔
内で移動するための、上記雄ねじの送り最大長さL1 、
上記雄ねじの送り動作に先立って上記リターンピンのね
じ孔に螺合した上記雄ねじの連結長さL2 、上記ねじ孔
の長さL3 、上記スペーサの厚さH’、上記摺動孔の長
さT、および、上記リターンスプリングの弾性力を実質
的に安全な値まで解除した時に上記リターンピンと上記
摺動孔との間で残される嵌合状態の最低所要長さCに対
して、L=L2 +H’の関係式、L<L3 +H’の関係
式、および、T>L1 +Cを満足する値に設定されてい
ることを特徴とする請求項5に記載の成形用金型の分解
・組立装置。 - 【請求項7】 上記リターンピンと上記摺動孔との間で
残される嵌合状態の最低所要長さCは、設計上、C≧D
/2、もしくは、C≧dの関係式を満足する値(但し、
D:上記リターンピンの直径、d:上記雄ねじの直径)
に設定されていることを特徴とする請求項6に記載の成
形用金型の分解・組立装置。 - 【請求項8】 固定側の型板に対向して可動側の型板を
配置し、両型板にそれぞれ対向する型部材を取り付け、
両型部材間でキャビティを形成するように構成するとと
もに、上記可動側の型板に形成した摺動孔を貫通して固
定側の型板に先端を臨ませるリターンピンを、上記摺動
孔に摺動自在に嵌合し、エゼクタピンを支持するエゼク
タプレートと上記可動側の型板との間にリターンスプリ
ングを介装している成形用金型において、上記リターン
ピン先端に形成したねじ孔に雄ねじを螺合し、上記リタ
ーンスプリングの弾性力に抗して上記リターンピンを保
持しながら、上記雄ねじの送り動作により、上記リター
ンスプリングの弾性力を実質的に安全な値に解除するま
で、上記リターンピンを上記摺動孔内で移動することを
特徴とする成形用金型の分解・組立方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4146963A JP2907360B2 (ja) | 1991-07-10 | 1992-05-13 | 成形用金型とその分解・組立装置および方法 |
US07/905,408 US5359764A (en) | 1991-07-10 | 1992-06-29 | Method for disassembling and assembling a mold |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-195061 | 1991-07-10 | ||
JP19506191 | 1991-07-10 | ||
JP4146963A JP2907360B2 (ja) | 1991-07-10 | 1992-05-13 | 成形用金型とその分解・組立装置および方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05177670A JPH05177670A (ja) | 1993-07-20 |
JP2907360B2 true JP2907360B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=26477650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4146963A Expired - Fee Related JP2907360B2 (ja) | 1991-07-10 | 1992-05-13 | 成形用金型とその分解・組立装置および方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5359764A (ja) |
JP (1) | JP2907360B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103157986A (zh) * | 2013-04-03 | 2013-06-19 | 杭州盘古自动化系统有限公司 | 螺纹副自动装配机 |
CN106313438A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-01-11 | 佛山市顺德区百年科技有限公司 | 顶针快速拆装机构及注塑模具 |
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CN101992530A (zh) * | 2010-10-25 | 2011-03-30 | 昆山乙盛机械工业有限公司 | 模具顶针回位装置 |
JP5353870B2 (ja) * | 2010-12-13 | 2013-11-27 | トヨタ自動車株式会社 | 減圧鋳造装置 |
KR101362393B1 (ko) * | 2011-10-31 | 2014-02-14 | 에스케이이노베이션 주식회사 | 사출금형장치 |
CN103496118A (zh) * | 2013-10-08 | 2014-01-08 | 昆山金九亿精密金属有限公司 | 接线盒上盖模具 |
ITMO20130293A1 (it) * | 2013-10-16 | 2015-04-17 | Cms Spa | Apparato di formatura |
CN106273291A (zh) * | 2015-05-20 | 2017-01-04 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 开闭器装置及具有该开闭器装置的模具 |
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EP3848177B1 (en) | 2020-01-13 | 2023-08-16 | Aptiv Technologies Limited | Abrupt ejector plate stop |
CN111633924B (zh) * | 2020-06-09 | 2021-02-23 | 深圳市美域同润实业有限公司 | 一种用于解决倒扣结构的塑料成型模具 |
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-
1992
- 1992-05-13 JP JP4146963A patent/JP2907360B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1992-06-29 US US07/905,408 patent/US5359764A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5359764A (en) | 1994-11-01 |
JPH05177670A (ja) | 1993-07-20 |
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