JPH06238368A - フランジ・コーナーピース装着装置 - Google Patents
フランジ・コーナーピース装着装置Info
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- JPH06238368A JPH06238368A JP3308593A JP3308593A JPH06238368A JP H06238368 A JPH06238368 A JP H06238368A JP 3308593 A JP3308593 A JP 3308593A JP 3308593 A JP3308593 A JP 3308593A JP H06238368 A JPH06238368 A JP H06238368A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】より広範囲のダクト形状に対応させ,コーナー
ピース装着作業をより簡易に且つ確実に行うことができ
るコーナーピース装着装置を提供する。 【構成】載置台47上に載置されたダクト5はダクト位
置決め装置42の動作により位置規制部材48に押し付
けられて所定位置に位置決めされると共に,位置保持が
なされるので,載置台47上へのダクトの載置位置は大
まかな位置でよく,装置の動作と共に自動的に位置決め
され,その状態で保持されるのでコーナーピース取付装
置3,3の加圧により位置ずれが生じることがない。ま
た,コーナーピース供給装置41のコーナーピース供給
口と載置台47上に載置されたダクト5のダクト面との
間隔を,該ダクト5が曲がり角度の大きな曲がりダクト
である場合にも,コーナーピース7が通過できる間隔に
なるようコーナーピース供給装置41の配設位置が設定
されるので,より広範囲のダクト形状に対応させること
ができる。
ピース装着作業をより簡易に且つ確実に行うことができ
るコーナーピース装着装置を提供する。 【構成】載置台47上に載置されたダクト5はダクト位
置決め装置42の動作により位置規制部材48に押し付
けられて所定位置に位置決めされると共に,位置保持が
なされるので,載置台47上へのダクトの載置位置は大
まかな位置でよく,装置の動作と共に自動的に位置決め
され,その状態で保持されるのでコーナーピース取付装
置3,3の加圧により位置ずれが生じることがない。ま
た,コーナーピース供給装置41のコーナーピース供給
口と載置台47上に載置されたダクト5のダクト面との
間隔を,該ダクト5が曲がり角度の大きな曲がりダクト
である場合にも,コーナーピース7が通過できる間隔に
なるようコーナーピース供給装置41の配設位置が設定
されるので,より広範囲のダクト形状に対応させること
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,板金加工により製作さ
れる矩形ダクトのフランジ部の形成装置に関し,詳しく
は,ダクト構成材を折り曲げ加工して形成されたフラン
ジ部のフランジコーナーに生じる欠落部を補完すると共
に,フランジ部を補強するためのコーナーピースを装着
するフランジ・コーナーピース装着装置に関する。
れる矩形ダクトのフランジ部の形成装置に関し,詳しく
は,ダクト構成材を折り曲げ加工して形成されたフラン
ジ部のフランジコーナーに生じる欠落部を補完すると共
に,フランジ部を補強するためのコーナーピースを装着
するフランジ・コーナーピース装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】構成単位毎に製作されるダクトを互いに
連結し,あるいは取り付け位置に接続するために,各構
成単位毎にフランジが形成される。従来から採用されて
いる前記フランジの形成手段として,ダクト端部に断面
がLの字状に形成されたアングル枠材を取り付けること
がなされる。しかし,作業工数の増加,全体重量の増
加,コストアップ等の課題があり,この課題を改善する
ために,ダクトを構成する板金材の共板によりフランジ
を形成する手段が採用される。このダクトと共板のフラ
ンジ形成は,図5に示すように,ダクト33の端部を外
方向に折り曲げてフランジ形成面36を形成する。この
場合,各コーナー部分に欠落部34が生じるので,この
欠落部34を補完するために,L字状に形成されたコー
ナーピース35が各コーナー部分に取り付けられる。コ
ーナーピース35はフランジ形成面36に嵌着されるこ
とによって一体化される。図6(a)にダクト33のフ
ランジ形成面36及びコーナーピース35の断面図を示
す。ダクト面側にコーナーピース35の一辺の高さhに
該当するリブ37が形成され,フランジ形成面36の縁
部には,端部を折り返し形成した立ち上がり部38が形
成されている。図6(b)に示すように,立ち上がり部
38とリブ37との間にコーナーピース35を圧入する
と,コーナーピース35はフランジ形成面36に嵌合す
る。更に,図6(c)に示すように,立ち上がり部38
をコーナーピース35上に折り曲げることにより,コー
ナーピース35は固定され,フランジ形成面36とコー
ナーピース35とが一体化される。
連結し,あるいは取り付け位置に接続するために,各構
成単位毎にフランジが形成される。従来から採用されて
いる前記フランジの形成手段として,ダクト端部に断面
がLの字状に形成されたアングル枠材を取り付けること
がなされる。しかし,作業工数の増加,全体重量の増
加,コストアップ等の課題があり,この課題を改善する
ために,ダクトを構成する板金材の共板によりフランジ
を形成する手段が採用される。このダクトと共板のフラ
ンジ形成は,図5に示すように,ダクト33の端部を外
方向に折り曲げてフランジ形成面36を形成する。この
場合,各コーナー部分に欠落部34が生じるので,この
欠落部34を補完するために,L字状に形成されたコー
ナーピース35が各コーナー部分に取り付けられる。コ
ーナーピース35はフランジ形成面36に嵌着されるこ
とによって一体化される。図6(a)にダクト33のフ
ランジ形成面36及びコーナーピース35の断面図を示
す。ダクト面側にコーナーピース35の一辺の高さhに
該当するリブ37が形成され,フランジ形成面36の縁
部には,端部を折り返し形成した立ち上がり部38が形
成されている。図6(b)に示すように,立ち上がり部
38とリブ37との間にコーナーピース35を圧入する
と,コーナーピース35はフランジ形成面36に嵌合す
る。更に,図6(c)に示すように,立ち上がり部38
をコーナーピース35上に折り曲げることにより,コー
ナーピース35は固定され,フランジ形成面36とコー
ナーピース35とが一体化される。
【0003】上記加工によって,フランジ形成面36の
各コーナーの欠落部34はコーナーピース35により補
完されると共に,フランジ形成面36が補強され,フラ
ンジが形成されたダクト33が完成する。コーナーピー
ス35の取り付けは,ハンマー等を用いて人手により加
工するか,あるいは専用装置を用いて実施される。上記
ダクト構成面の共板によるフランジ形成は,ダクトの軽
量化,フランジの強度保持等に優れた手段であるが,コ
ーナーピースの装着を各フランジコーナーについて効率
的に行う手段が要求されていた。この要求に応えるべく
本願発明者は,先に特願平4−324488号としてフ
ランジ・コーナー部へのコーナーピース装着装置を提案
した。この装置の構成を以下に示す。コーナーピース装
着装置により取り付けられるコーナーピース7は,図7
に示すようにL字状に形成されており,図8に示すよう
にダクト5のフランジ部4に嵌着されたとき,欠落部2
0に該当させるコーナー部7aはフランジ部4の板厚に
相当する寸法で絞り加工が施され,コーナーピース7で
欠落部20を補完したとき,フランジ面が面一になるよ
う形成される。このコーナーピース7をフランジ部4へ
自動装着するためのコーナーピース装着装置1は,以下
のように構成されている。図9において,コーナーピー
ス装着装置1は,仮想線で示すダクト5を載置するため
の載置台8と,該載置台8の所定位置にフランジ部を下
にして垂直に載置されるダクト5のフランジコーナー部
にコーナーピース7を逐一供給するコーナーピース供給
装置2と,フランジコーナー部に供給されたコーナーピ
ース7を所定位置に嵌合させ固定させるコーナーピース
取付装置3とを具備して構成されている。コーナーピー
ス取付装置3は,載置台8のコーナー位置の両側にそれ
ぞれ配置され,一対の押圧アーム9,9と,該押圧アー
ム9,9の間に配置された曲圧アーム10と,これら押
圧アーム9と曲圧アーム10とを軸支する支持台11
と,押圧アーム9を回動させる第1シリンダ12と,曲
圧アーム11を回動させる第2シリンダ13とを具備し
て構成される。尚,前記支持台11は,ダクト5を載置
台8上の所定位置に載置するときの位置決めのための当
接面としての用を兼ねている。
各コーナーの欠落部34はコーナーピース35により補
完されると共に,フランジ形成面36が補強され,フラ
ンジが形成されたダクト33が完成する。コーナーピー
ス35の取り付けは,ハンマー等を用いて人手により加
工するか,あるいは専用装置を用いて実施される。上記
ダクト構成面の共板によるフランジ形成は,ダクトの軽
量化,フランジの強度保持等に優れた手段であるが,コ
ーナーピースの装着を各フランジコーナーについて効率
的に行う手段が要求されていた。この要求に応えるべく
本願発明者は,先に特願平4−324488号としてフ
ランジ・コーナー部へのコーナーピース装着装置を提案
した。この装置の構成を以下に示す。コーナーピース装
着装置により取り付けられるコーナーピース7は,図7
に示すようにL字状に形成されており,図8に示すよう
にダクト5のフランジ部4に嵌着されたとき,欠落部2
0に該当させるコーナー部7aはフランジ部4の板厚に
相当する寸法で絞り加工が施され,コーナーピース7で
欠落部20を補完したとき,フランジ面が面一になるよ
う形成される。このコーナーピース7をフランジ部4へ
自動装着するためのコーナーピース装着装置1は,以下
のように構成されている。図9において,コーナーピー
ス装着装置1は,仮想線で示すダクト5を載置するため
の載置台8と,該載置台8の所定位置にフランジ部を下
にして垂直に載置されるダクト5のフランジコーナー部
にコーナーピース7を逐一供給するコーナーピース供給
装置2と,フランジコーナー部に供給されたコーナーピ
ース7を所定位置に嵌合させ固定させるコーナーピース
取付装置3とを具備して構成されている。コーナーピー
ス取付装置3は,載置台8のコーナー位置の両側にそれ
ぞれ配置され,一対の押圧アーム9,9と,該押圧アー
ム9,9の間に配置された曲圧アーム10と,これら押
圧アーム9と曲圧アーム10とを軸支する支持台11
と,押圧アーム9を回動させる第1シリンダ12と,曲
圧アーム11を回動させる第2シリンダ13とを具備し
て構成される。尚,前記支持台11は,ダクト5を載置
台8上の所定位置に載置するときの位置決めのための当
接面としての用を兼ねている。
【0004】図10(a)(b)に,上記押圧アーム9
及び曲圧アーム10のダクト載置台8に対する垂直方向
の位置関係と,回動動作による変化を示す。押圧アーム
9及び曲圧アーム10の回動軸9a及び10aは,とも
に載置台8のダクト載置面より下に位置しているため,
図9(a)に示す状態から,図9(b)に示す状態へと
回動させたとき,各アーム9,10の作用端9b,10
bは,載置台8の水平方向から載置台8上に移動する。
即ち,押圧アーム9の駆動軸9cに連結された第1シリ
ンダ12により押圧アーム9を回動させ,あるいは,曲
圧アーム10の駆動軸10cに連結された第2シリンダ
13により回動させると,押圧アーム9はコーナーピー
ス7をフランジ部4の所定位置に押圧固定し,曲圧アー
ム10は固定されたコーナーピース7上にフランジ部4
の立ち上がり部4aを折り曲げてコーナーピース7の装
着が完了する。この各アーム9,10の水平方向回動に
より,同図に仮想線で示すように,ダクト面が傾斜して
いる曲がりダクト5a(図11参照)である場合でも,
ダクト面に干渉することなくコーナーピース7の装着が
可能となる。上記構成になるコーナーピース取り付け装
置3の動作は,図12に示すように載置台8上に位置決
めされたダクト5のフランジ部4に供給されたコーナー
ピース7を押圧アーム9と曲圧アーム10との回動によ
り取り付ける。
及び曲圧アーム10のダクト載置台8に対する垂直方向
の位置関係と,回動動作による変化を示す。押圧アーム
9及び曲圧アーム10の回動軸9a及び10aは,とも
に載置台8のダクト載置面より下に位置しているため,
図9(a)に示す状態から,図9(b)に示す状態へと
回動させたとき,各アーム9,10の作用端9b,10
bは,載置台8の水平方向から載置台8上に移動する。
即ち,押圧アーム9の駆動軸9cに連結された第1シリ
ンダ12により押圧アーム9を回動させ,あるいは,曲
圧アーム10の駆動軸10cに連結された第2シリンダ
13により回動させると,押圧アーム9はコーナーピー
ス7をフランジ部4の所定位置に押圧固定し,曲圧アー
ム10は固定されたコーナーピース7上にフランジ部4
の立ち上がり部4aを折り曲げてコーナーピース7の装
着が完了する。この各アーム9,10の水平方向回動に
より,同図に仮想線で示すように,ダクト面が傾斜して
いる曲がりダクト5a(図11参照)である場合でも,
ダクト面に干渉することなくコーナーピース7の装着が
可能となる。上記構成になるコーナーピース取り付け装
置3の動作は,図12に示すように載置台8上に位置決
めされたダクト5のフランジ部4に供給されたコーナー
ピース7を押圧アーム9と曲圧アーム10との回動によ
り取り付ける。
【0005】フランジ部4にコーナーピース7を逐一供
給するコーナーピース供給装置2は,図13に示すよう
に,載置台8のコーナー両側に一対に配置されるコーナ
ーピース取付装置3,3の中間位置に配置され,載置台
8の所定位置に位置決めされたダクト5のフランジ部4
のコーナーに対して1個づつコーナーピース7を供給す
る。コーナーピース供給装置2は,図14に示すよう
に,台上に順次送り出されてくるコーナーピース7を供
給端(供給口)14aに案内する供給レール14と,供
給レール14の所定位置に任意数積載されたコーナーピ
ース7を積載最低部から1個づつ押し出すプッシュフォ
ーク15と,該プッシュフォーク15を供給レール14
上で進退駆動させる第3シリンダ(図示せず)と,任意
数積載したコーナーピース7を任意列載置して供給レー
ル14上に積載したコーナーピース7を補給する補給台
16とを具備して構成されている。図14(a)におい
て,供給レール14上の所定位置にはコーナーピース7
が任意数で積載されており,この積載された最低部にあ
るコーナーピース7を図14(b)に示すように,第3
シリンダによって供給レール14上を進退駆動するプッ
シュフォーク15により,所謂ダルマ落とし的に供給口
14a側に押し出す。押し出されたコーナーピース7
は,順次前方にあるコーナーピース7を押し進めるの
で,供給口14aにあるコーナーピース7は供給レール
14上から落下して,載置台8上に載置されたダクト5
のフランジ部4上に供給される。積載された最低部のコ
ーナーピース7をプッシュフォーク15で押し出すとき
給するコーナーピース供給装置2は,図13に示すよう
に,載置台8のコーナー両側に一対に配置されるコーナ
ーピース取付装置3,3の中間位置に配置され,載置台
8の所定位置に位置決めされたダクト5のフランジ部4
のコーナーに対して1個づつコーナーピース7を供給す
る。コーナーピース供給装置2は,図14に示すよう
に,台上に順次送り出されてくるコーナーピース7を供
給端(供給口)14aに案内する供給レール14と,供
給レール14の所定位置に任意数積載されたコーナーピ
ース7を積載最低部から1個づつ押し出すプッシュフォ
ーク15と,該プッシュフォーク15を供給レール14
上で進退駆動させる第3シリンダ(図示せず)と,任意
数積載したコーナーピース7を任意列載置して供給レー
ル14上に積載したコーナーピース7を補給する補給台
16とを具備して構成されている。図14(a)におい
て,供給レール14上の所定位置にはコーナーピース7
が任意数で積載されており,この積載された最低部にあ
るコーナーピース7を図14(b)に示すように,第3
シリンダによって供給レール14上を進退駆動するプッ
シュフォーク15により,所謂ダルマ落とし的に供給口
14a側に押し出す。押し出されたコーナーピース7
は,順次前方にあるコーナーピース7を押し進めるの
で,供給口14aにあるコーナーピース7は供給レール
14上から落下して,載置台8上に載置されたダクト5
のフランジ部4上に供給される。積載された最低部のコ
ーナーピース7をプッシュフォーク15で押し出すとき
【0006】,最低部の1個だけを抜け出させ,他のコ
ーナーピース7をそのままの位置に留めておくために,
図示するように積載されたコーナーピース7の供給口1
4a側に,係止ピン17を上方から垂下させて設置して
いる。この係止ピン17の設置は,図9に示すように,
供給レール14に取り付けられた枠部材18の上辺に垂
下長を調整可能に取り付けられている。コーナーピース
7には先に図7(b)に示したように,L字状に形成さ
れたコーナー部の中央位置に立ち上がり部7dが形成さ
れており,図15に示すように,係止ピン17の先端
は,積載された最低部のコーナーピース7の前記立ち上
がり部7dの供給レール14からの高さを外した高さ位
置に調整されるので,プッシュフォーク15により積載
最低部のコーナーピース7が押されたときに,他のコー
ナーピース7も同時に移動してしまうことが防止され
る。供給レール14上の所定位置に載置されたコーナー
ピース7の積載列Aのコーナーピースが全て供給端14
a側に押し出されたとき,補給台16上の最前列Bに積
載されたコーナーピース7が補給される。図14におい
て,供給レール14上の最前列の積載列をA,補給台1
6上の積載列を前から順にB,Cとすると,積載列B,
Cは補給台16の傾斜面上に載置されているため,積載
列A側に自然流下しようとするが,図15に示すよう
に,積載列Aのコーナーピース7が1個でもある間は,
それに当接して流下せず,積載列Aが無くなったときに
流下して,積載列A位置に積載列Bが補給される。従っ
て,補給台16上にコーナーピース7を常に載せておけ
ば,コーナーピース7の供給は連続して実施することが
できる。
ーナーピース7をそのままの位置に留めておくために,
図示するように積載されたコーナーピース7の供給口1
4a側に,係止ピン17を上方から垂下させて設置して
いる。この係止ピン17の設置は,図9に示すように,
供給レール14に取り付けられた枠部材18の上辺に垂
下長を調整可能に取り付けられている。コーナーピース
7には先に図7(b)に示したように,L字状に形成さ
れたコーナー部の中央位置に立ち上がり部7dが形成さ
れており,図15に示すように,係止ピン17の先端
は,積載された最低部のコーナーピース7の前記立ち上
がり部7dの供給レール14からの高さを外した高さ位
置に調整されるので,プッシュフォーク15により積載
最低部のコーナーピース7が押されたときに,他のコー
ナーピース7も同時に移動してしまうことが防止され
る。供給レール14上の所定位置に載置されたコーナー
ピース7の積載列Aのコーナーピースが全て供給端14
a側に押し出されたとき,補給台16上の最前列Bに積
載されたコーナーピース7が補給される。図14におい
て,供給レール14上の最前列の積載列をA,補給台1
6上の積載列を前から順にB,Cとすると,積載列B,
Cは補給台16の傾斜面上に載置されているため,積載
列A側に自然流下しようとするが,図15に示すよう
に,積載列Aのコーナーピース7が1個でもある間は,
それに当接して流下せず,積載列Aが無くなったときに
流下して,積載列A位置に積載列Bが補給される。従っ
て,補給台16上にコーナーピース7を常に載せておけ
ば,コーナーピース7の供給は連続して実施することが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記コーナーピース装
着装置を,より広範囲な形状のダクトに対応させると共
に,作業効率あるいは装着の確実性を追求したとき,次
のような問題点が見出された。 (1)載置台上の所定位置に正確に位置決めすることを
要するため,ダクトの位置決め作業に確実さが要求され
る結果,作業効率が低下する。 (2)所定位置に位置決めされている場合でも,位置保
持が確実になされないとコーナーピース取付装置の強い
加圧により,ダクトの位置移動が生じる。(位置保持
は,作業者の手による保持である) (3)曲がりダクトに対して作業を行うとき,曲がり角
度が大きい場合に,コーナーピース供給装置からフラン
ジ部に供給されるコーナーピースがダクト面に接触して
供給ミスを生じることがある。 本発明は上記問題点を解決して,より広範囲のダクト形
状に対応させ,コーナーピース装着作業をより簡易に且
つ確実に行うことができるよう改良されたフランジ・コ
ーナーピース装着装置を提供することを目的とする。
着装置を,より広範囲な形状のダクトに対応させると共
に,作業効率あるいは装着の確実性を追求したとき,次
のような問題点が見出された。 (1)載置台上の所定位置に正確に位置決めすることを
要するため,ダクトの位置決め作業に確実さが要求され
る結果,作業効率が低下する。 (2)所定位置に位置決めされている場合でも,位置保
持が確実になされないとコーナーピース取付装置の強い
加圧により,ダクトの位置移動が生じる。(位置保持
は,作業者の手による保持である) (3)曲がりダクトに対して作業を行うとき,曲がり角
度が大きい場合に,コーナーピース供給装置からフラン
ジ部に供給されるコーナーピースがダクト面に接触して
供給ミスを生じることがある。 本発明は上記問題点を解決して,より広範囲のダクト形
状に対応させ,コーナーピース装着作業をより簡易に且
つ確実に行うことができるよう改良されたフランジ・コ
ーナーピース装着装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用する第1の手段は,載置台のコーナー位
置にフランジ部を下にして垂直に載置された矩形ダクト
の前記フランジコーナー溝上に供給されたコーナーピー
スを,前記フランジコーナー溝内へ押し込むと共に,前
記フランジコーナー溝の立ち上がり部を供給された前記
コーナーピース側へ折り曲げて前記コーナーピースを前
記フランジコーナー部に取り付けるフランジ・コーナー
ピース装着装置において,前記コーナーピースが前記フ
ランジコーナー溝上へ供給された後,前記矩形ダクトの
フランジ部を前記載置台のコーナー部に設けられた位置
規制部材に押し付けて,矩形ダクトを前記載置台のコー
ナー位置に位置決めするダクト位置決め装置を設けてな
ることを特徴とするフランジ・コーナーピース装着装置
として構成される。また,本発明が採用する第2の手段
は,載置台上にフランジ部を下にして垂直に載置された
矩形ダクトのフランジコーナー部分にL字状に形成され
たコーナーピースを供給する供給口を備え,送給される
コーナーピースを前記供給口に案内する供給レールと,
前記供給レールの所定位置に積載された前記コーナーピ
ースを前記供給口側に1個づつ順次押し出すプッシュフ
ォークと,任意数積載された前記コーナーピースを任意
列保持し,この積載されたコーナーピースを1列づつ前
記供給レールの所定位置に順に補給する補給台とを備え
たコーナーピース供給手段を設けてなるフランジ・コー
ナーピース装着装置において,前記供給口と,前記載置
台上の所定位置に載置された矩形ダクトのダクト面との
間隔が前記コーナーピースを供給できる通過間隔になる
位置に前記供給口を配置したことを特徴とするフランジ
・コーナーピース装着装置として構成される。
に本発明が採用する第1の手段は,載置台のコーナー位
置にフランジ部を下にして垂直に載置された矩形ダクト
の前記フランジコーナー溝上に供給されたコーナーピー
スを,前記フランジコーナー溝内へ押し込むと共に,前
記フランジコーナー溝の立ち上がり部を供給された前記
コーナーピース側へ折り曲げて前記コーナーピースを前
記フランジコーナー部に取り付けるフランジ・コーナー
ピース装着装置において,前記コーナーピースが前記フ
ランジコーナー溝上へ供給された後,前記矩形ダクトの
フランジ部を前記載置台のコーナー部に設けられた位置
規制部材に押し付けて,矩形ダクトを前記載置台のコー
ナー位置に位置決めするダクト位置決め装置を設けてな
ることを特徴とするフランジ・コーナーピース装着装置
として構成される。また,本発明が採用する第2の手段
は,載置台上にフランジ部を下にして垂直に載置された
矩形ダクトのフランジコーナー部分にL字状に形成され
たコーナーピースを供給する供給口を備え,送給される
コーナーピースを前記供給口に案内する供給レールと,
前記供給レールの所定位置に積載された前記コーナーピ
ースを前記供給口側に1個づつ順次押し出すプッシュフ
ォークと,任意数積載された前記コーナーピースを任意
列保持し,この積載されたコーナーピースを1列づつ前
記供給レールの所定位置に順に補給する補給台とを備え
たコーナーピース供給手段を設けてなるフランジ・コー
ナーピース装着装置において,前記供給口と,前記載置
台上の所定位置に載置された矩形ダクトのダクト面との
間隔が前記コーナーピースを供給できる通過間隔になる
位置に前記供給口を配置したことを特徴とするフランジ
・コーナーピース装着装置として構成される。
【0009】更に,本発明が採用する第3の手段は,載
置台のコーナー位置にフランジ部を下にして垂直に載置
された矩形ダクトの前記フランジコーナー溝上に供給さ
れたコーナーピースを,前記フランジコーナー溝内へ押
し込むと共に,前記フランジコーナー溝の立ち上がり部
に供給された前記コーナーピース側へ折り曲げて前記コ
ーナーピースを前記フランジコーナー部に取り付けるコ
ーナーピース取付け手段と,載置台上にフランジ部を下
にして垂直に載置された矩形ダクトのフランジコーナー
部分にL字状に形成されたコーナーピースを供給する供
給口を備え,送給されるコーナーピースを前記供給口に
案内する供給レールと,前記供給レールの所定位置に積
載された前記コーナーピースを前記供給口側に1個づつ
順次押し出すプッシュフォークと,任意数積載された前
記コーナーピースを任意列保持し,この積載されたコー
ナーピースを1列づつ前記供給レールの所定位置に順に
補給する補給台とを備えたコーナーピース供給手段を設
けてなるフランジ・コーナーピース装着装置において,
前記コーナーピースが前記フランジコーナー溝上へ供給
された後,前記矩形ダクトのフランジ部を前記載置台の
コーナー部に設けられた位置規制部材に押し付けて,矩
形ダクトを前記載置台のコーナー位置に位置決めするダ
クト位置決め装置を設けると共に,前記供給口と,前記
載置台上の所定位置に載置された矩形ダクトのダクト面
との間隔が前記コーナーピースを供給できる通過間隔に
なる位置に前記供給口を配置してなることを特徴とする
フランジ・コーナーピース装着装置として構成される。
置台のコーナー位置にフランジ部を下にして垂直に載置
された矩形ダクトの前記フランジコーナー溝上に供給さ
れたコーナーピースを,前記フランジコーナー溝内へ押
し込むと共に,前記フランジコーナー溝の立ち上がり部
に供給された前記コーナーピース側へ折り曲げて前記コ
ーナーピースを前記フランジコーナー部に取り付けるコ
ーナーピース取付け手段と,載置台上にフランジ部を下
にして垂直に載置された矩形ダクトのフランジコーナー
部分にL字状に形成されたコーナーピースを供給する供
給口を備え,送給されるコーナーピースを前記供給口に
案内する供給レールと,前記供給レールの所定位置に積
載された前記コーナーピースを前記供給口側に1個づつ
順次押し出すプッシュフォークと,任意数積載された前
記コーナーピースを任意列保持し,この積載されたコー
ナーピースを1列づつ前記供給レールの所定位置に順に
補給する補給台とを備えたコーナーピース供給手段を設
けてなるフランジ・コーナーピース装着装置において,
前記コーナーピースが前記フランジコーナー溝上へ供給
された後,前記矩形ダクトのフランジ部を前記載置台の
コーナー部に設けられた位置規制部材に押し付けて,矩
形ダクトを前記載置台のコーナー位置に位置決めするダ
クト位置決め装置を設けると共に,前記供給口と,前記
載置台上の所定位置に載置された矩形ダクトのダクト面
との間隔が前記コーナーピースを供給できる通過間隔に
なる位置に前記供給口を配置してなることを特徴とする
フランジ・コーナーピース装着装置として構成される。
【0010】
【作用】本発明の第1の手段によれば,載置台上に載置
されたダクトはダクト位置決め手段の動作により,位置
規制部材に押し付けられて所定位置に位置決めされると
共に,位置保持がなされるので,載置台上へのダクトの
載置位置は大まかな位置でよく,装置の動作と共に自動
的に位置決めされる。また,位置決めされた状態で保持
されるので,コーナーピース取り付け装置の加圧により
位置ずれが生じることもなくなる。従って,コーナーピ
ースの装着作業が効率的且つ確実になされる。また,本
発明の第2の手段によれば,コーナーピース供給手段の
コーナーピース供給口と載置台上に載置されたダクトの
ダクト面との間隔を,該ダクトが曲がり角度の大きな曲
がりダクトである場合にも,コーナーピースが通過でき
る間隔になるようコーナーピース供給手段の配設位置が
設定されるので,曲がり角度の大きな曲がりダクトに対
してもコーナーピースの供給が確実になされ,より広範
囲のダクト形状に対応させることができる。更に,本発
明の第3の手段によれば,上記第1の手段による位置決
め装置と第2の手段によるコーナーピース供給手段との
相乗作用により,コーナーピース供給手段によるコーナ
ーピースの供給位置がずれたときにも,位置決め装置の
動作によるダクトの移動でコーナーピースを所定のフラ
ンジコーナー位置に載置させることができる。従って,
載置台上へのダクト載置位置及びコーナーピース供給位
置の正確度はラフでよく,作業効率の向上は勿論のこ
と,取扱い作業の汎用性が高まる。
されたダクトはダクト位置決め手段の動作により,位置
規制部材に押し付けられて所定位置に位置決めされると
共に,位置保持がなされるので,載置台上へのダクトの
載置位置は大まかな位置でよく,装置の動作と共に自動
的に位置決めされる。また,位置決めされた状態で保持
されるので,コーナーピース取り付け装置の加圧により
位置ずれが生じることもなくなる。従って,コーナーピ
ースの装着作業が効率的且つ確実になされる。また,本
発明の第2の手段によれば,コーナーピース供給手段の
コーナーピース供給口と載置台上に載置されたダクトの
ダクト面との間隔を,該ダクトが曲がり角度の大きな曲
がりダクトである場合にも,コーナーピースが通過でき
る間隔になるようコーナーピース供給手段の配設位置が
設定されるので,曲がり角度の大きな曲がりダクトに対
してもコーナーピースの供給が確実になされ,より広範
囲のダクト形状に対応させることができる。更に,本発
明の第3の手段によれば,上記第1の手段による位置決
め装置と第2の手段によるコーナーピース供給手段との
相乗作用により,コーナーピース供給手段によるコーナ
ーピースの供給位置がずれたときにも,位置決め装置の
動作によるダクトの移動でコーナーピースを所定のフラ
ンジコーナー位置に載置させることができる。従って,
載置台上へのダクト載置位置及びコーナーピース供給位
置の正確度はラフでよく,作業効率の向上は勿論のこ
と,取扱い作業の汎用性が高まる。
【0011】
【実施例】以下,添付図面を参照して,本発明を具体化
した実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定するものではない。ここに,図1
は本発明の一実施例に係るコーナーピース装着装置の要
部構成を示す斜視図,図2は実施例に係る位置決め装置
の構成及び動作を示す側面図,図3は実施例に係る載置
台とコーナーピース供給装置とダクトとの位置関係を示
す側面図,図4は実施例コーナーピース装着装置の動作
順序を説明する動作工程図である。尚,従来構成と同一
の要素には同一の符号を付して,その説明を省略する。
図1において,本実施例になるコーナーピース装着装置
40は,仮想線で示したダクト5を載置するための載置
台47と,該載置台47のコーナー位置に配設されてダ
クト5を所定位置に位置決めする位置決め装置42と,
ダクト5のフランジコーナー部にコーナーピース7を逐
一供給するコーナーピース供給装置41と,フランジコ
ーナー部に供給されたコーナーピース7を所定位置に嵌
合させ固定させるコーナーピース取付装置3,3とを具
備して構成されている。上記載置台47のコーナー位置
の両側には,コーナーピース取付装置3を構成する支持
台11が配置されており,この支持台11の載置台47
側の面は位置決め部材48として利用される。尚,この
位置決め部材48は,支持台11と兼用でなく,別部材
で構成することもできる。
した実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定するものではない。ここに,図1
は本発明の一実施例に係るコーナーピース装着装置の要
部構成を示す斜視図,図2は実施例に係る位置決め装置
の構成及び動作を示す側面図,図3は実施例に係る載置
台とコーナーピース供給装置とダクトとの位置関係を示
す側面図,図4は実施例コーナーピース装着装置の動作
順序を説明する動作工程図である。尚,従来構成と同一
の要素には同一の符号を付して,その説明を省略する。
図1において,本実施例になるコーナーピース装着装置
40は,仮想線で示したダクト5を載置するための載置
台47と,該載置台47のコーナー位置に配設されてダ
クト5を所定位置に位置決めする位置決め装置42と,
ダクト5のフランジコーナー部にコーナーピース7を逐
一供給するコーナーピース供給装置41と,フランジコ
ーナー部に供給されたコーナーピース7を所定位置に嵌
合させ固定させるコーナーピース取付装置3,3とを具
備して構成されている。上記載置台47のコーナー位置
の両側には,コーナーピース取付装置3を構成する支持
台11が配置されており,この支持台11の載置台47
側の面は位置決め部材48として利用される。尚,この
位置決め部材48は,支持台11と兼用でなく,別部材
で構成することもできる。
【0012】また,載置台47のコーナー部内側に開口
部46が設けられており,この開口部46内に位置決め
装置42が配設される。図2(a)は位置決め装置42
の待機状態,図2(b)は動作状態を示す側面図であ
る。位置決め装置42は,第4シリンダ43によって駆
動されるクランク機構44により,載置台47上に載置
されたダクト5を前記位置決め部材48に押し付ける押
付金具45を進退駆動させる。待機状態においては,図
2(a)に示すように前記押付金具45は載置台47の
台面下に在り,第4シリンダ43によるクランク機構4
4の駆動により台面上に上昇しつつ載置台47のコーナ
ー方向に進出して,図2(b)に示すように載置台47
上に載置されたダクト5の内面を押して位置決め部材4
8に押し付け,位置決めして,その位置を保持する。図
3はコーナーピース取付装置3の軸線方向における載置
台47とコーナーピース供給装置41及びダクト5の位
置関係を示すもので,ダクト5としてアール曲げ加工さ
れて曲げ角度の大きな曲がりダクト5bに対してコーナ
ーピース7を装着する状態を示している。適用するダク
トが図示するような曲がり角度の大きい曲がりダクト5
bである場合,コーナーピース供給装置41の供給口1
4aとダクト面との間隔が少なくなるため,供給される
コーナーピース7がダクト面に接触して供給できない場
合が生じるので,供給口14aとダクト面との間隔L
は,適用するダクトの曲がり角度が大きい場合にもコー
ナーピース7が通過できる通過間隔になるよう供給口1
4aの配設位置が調整される。上記のように供給口14
aの位置をダクトの最大曲がり角度に合わせたとき,ダ
クトのフランジ部4に供給されるコーナーピース7の供
給位置のずれるが生じるが,上記位置決め装置42の動
作により所定位置に収められ,コーナーピース取付装置
3による固定動作に支障をきたさない動作がなされる。
このコーナーピース7供給から固定に至る動作工程を図
4を用いて説明する。
部46が設けられており,この開口部46内に位置決め
装置42が配設される。図2(a)は位置決め装置42
の待機状態,図2(b)は動作状態を示す側面図であ
る。位置決め装置42は,第4シリンダ43によって駆
動されるクランク機構44により,載置台47上に載置
されたダクト5を前記位置決め部材48に押し付ける押
付金具45を進退駆動させる。待機状態においては,図
2(a)に示すように前記押付金具45は載置台47の
台面下に在り,第4シリンダ43によるクランク機構4
4の駆動により台面上に上昇しつつ載置台47のコーナ
ー方向に進出して,図2(b)に示すように載置台47
上に載置されたダクト5の内面を押して位置決め部材4
8に押し付け,位置決めして,その位置を保持する。図
3はコーナーピース取付装置3の軸線方向における載置
台47とコーナーピース供給装置41及びダクト5の位
置関係を示すもので,ダクト5としてアール曲げ加工さ
れて曲げ角度の大きな曲がりダクト5bに対してコーナ
ーピース7を装着する状態を示している。適用するダク
トが図示するような曲がり角度の大きい曲がりダクト5
bである場合,コーナーピース供給装置41の供給口1
4aとダクト面との間隔が少なくなるため,供給される
コーナーピース7がダクト面に接触して供給できない場
合が生じるので,供給口14aとダクト面との間隔L
は,適用するダクトの曲がり角度が大きい場合にもコー
ナーピース7が通過できる通過間隔になるよう供給口1
4aの配設位置が調整される。上記のように供給口14
aの位置をダクトの最大曲がり角度に合わせたとき,ダ
クトのフランジ部4に供給されるコーナーピース7の供
給位置のずれるが生じるが,上記位置決め装置42の動
作により所定位置に収められ,コーナーピース取付装置
3による固定動作に支障をきたさない動作がなされる。
このコーナーピース7供給から固定に至る動作工程を図
4を用いて説明する。
【0013】(1)作業者は載置台47にダクト5を載
置する。載置位置は載置台47上の開口部46がダクト
5内に収まる程度の大まかなセッティングでよい(図4
a)。 (2)装置を動作させると,まず,コーナーピース供給
装置41からコーナーピース7が供給される。ダクト5
の載置位置によって図示するようにコーナーピース7が
フランジ部4の溝上から外れて供給されることもある
が,後工程で修正される(図4b)。 (3)次に,位置決め装置42が動作して押付金具45
によってダクト5を位置決め部材48に押し付け,この
状態をダクト5の1コーナーへのコーナーピース装着作
業が完了するまで保持する。この動作により,ダクト5
が所定位置に位置決めされると共に,フランジ部4の溝
上から外れて供給されていたコーナーピース7も所定位
置上に載置される(図4c)。 (4)続いて,コーナーピース取付装置3,3が動作し
て,フランジ部4上に載置されたコーナーピース7をフ
ランジ部4に固定する。このとき,コーナーピース取付
装置3によりダクト5は位置決めされた位置から移動す
る方向に加圧されるが,位置決め装置42の位置保持動
作により位置ずれは生じない(図4d)。 (5)取り付け装置3の動作が開放され,ダクト5を載
置台47上から移動させることができる(図4e)。 コーナーピース装着装置40は上記動作順序を自動的に
進行させるので,動作開始を足踏みスイッチ等で操作で
きるように構成しておけば,作業者はダクト5をダクト
載置台8上に載置してスイッチ操作すれば,ダクト5の
1コーナーに対するコーナーピース装着が自動的になさ
れる。そこで,作業者はダクト5のコーナーピース装着
のコーナーを順に移動させる毎にスイッチ操作するだけ
の簡単な作業でコーナーピース装着を実施することがで
きる。
置する。載置位置は載置台47上の開口部46がダクト
5内に収まる程度の大まかなセッティングでよい(図4
a)。 (2)装置を動作させると,まず,コーナーピース供給
装置41からコーナーピース7が供給される。ダクト5
の載置位置によって図示するようにコーナーピース7が
フランジ部4の溝上から外れて供給されることもある
が,後工程で修正される(図4b)。 (3)次に,位置決め装置42が動作して押付金具45
によってダクト5を位置決め部材48に押し付け,この
状態をダクト5の1コーナーへのコーナーピース装着作
業が完了するまで保持する。この動作により,ダクト5
が所定位置に位置決めされると共に,フランジ部4の溝
上から外れて供給されていたコーナーピース7も所定位
置上に載置される(図4c)。 (4)続いて,コーナーピース取付装置3,3が動作し
て,フランジ部4上に載置されたコーナーピース7をフ
ランジ部4に固定する。このとき,コーナーピース取付
装置3によりダクト5は位置決めされた位置から移動す
る方向に加圧されるが,位置決め装置42の位置保持動
作により位置ずれは生じない(図4d)。 (5)取り付け装置3の動作が開放され,ダクト5を載
置台47上から移動させることができる(図4e)。 コーナーピース装着装置40は上記動作順序を自動的に
進行させるので,動作開始を足踏みスイッチ等で操作で
きるように構成しておけば,作業者はダクト5をダクト
載置台8上に載置してスイッチ操作すれば,ダクト5の
1コーナーに対するコーナーピース装着が自動的になさ
れる。そこで,作業者はダクト5のコーナーピース装着
のコーナーを順に移動させる毎にスイッチ操作するだけ
の簡単な作業でコーナーピース装着を実施することがで
きる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば,載置
台上にダクトを載置すれば,ダクトは所定位置に位置決
めされ,フランジコーナーに対しコーナーピース供給装
置から供給されたコーナーピースが自動的に装着され
る。ダクトの所定位置への位置決めが自動的になされる
と共に位置保持されるので,作業者は位置決めや位置保
持の動作を行うことなく作業ができ,正確な装着作業を
効率よく実施できる。また,曲がり角度の大きな曲がり
ダクトにも対応できるので,広範囲のダクト形状に対応
し,取扱いの汎用性が高く且つ作業効率のよいコーナー
ピース装着装置を提供することができる。
台上にダクトを載置すれば,ダクトは所定位置に位置決
めされ,フランジコーナーに対しコーナーピース供給装
置から供給されたコーナーピースが自動的に装着され
る。ダクトの所定位置への位置決めが自動的になされる
と共に位置保持されるので,作業者は位置決めや位置保
持の動作を行うことなく作業ができ,正確な装着作業を
効率よく実施できる。また,曲がり角度の大きな曲がり
ダクトにも対応できるので,広範囲のダクト形状に対応
し,取扱いの汎用性が高く且つ作業効率のよいコーナー
ピース装着装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施例に係るコーナーピース装着装置
の要部構成を示す斜視図。
の要部構成を示す斜視図。
【図2】実施例に係る位置決め装置の構成及び動作を示
す側面図。
す側面図。
【図3】実施例に係るコーナーピース供給装置と載置台
とダクトとの位置関係を示す説明図。
とダクトとの位置関係を示す説明図。
【図4】実施例に係るコーナーピース装着装置の動作順
序を説明する動作説明図。
序を説明する動作説明図。
【図5】ダクト面と共板によるフランジ加工の基本構成
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図6】同上におけるフランジ部へのコーナーピース装
着を説明する断面説明図。
着を説明する断面説明図。
【図7】コーナーピースの形状を示す平面図及び断面
図。
図。
【図8】フランジにコーナーピースを装着した状態のダ
クトを示す斜視図。
クトを示す斜視図。
【図9】従来構成になるコーナーピース装着装置の構成
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図10】コーナーピース取付装置の構成と動作を示す
側面図。
側面図。
【図11】曲がりダクトの一例を示す斜視図。
【図12】コーナーピース取付装置によるコーナーピー
ス嵌着の動作順序を説明する動作説明図。
ス嵌着の動作順序を説明する動作説明図。
【図13】コーナーピース供給装置の配設状態を示す平
面図。
面図。
【図14】コーナーピース供給装置の構成と動作を略図
化して示す側面図。
化して示す側面図。
【図15】コーナーピース供給装置のコーナーピース補
給構成を略図化して示す側面図。
給構成を略図化して示す側面図。
3……コーナーピース取付装置 4……フランジ部 5……ダクト 7……コーナーピース 14……供給レール 15……プッシュフォーク 16……補給台 40……コーナーピース装着装置 41……コーナーピース供給装置 42……位置決め装置 45……押付金具 47……載置台 48……位置決め部材
Claims (3)
- 【請求項1】 載置台のコーナー位置にフランジ部を下
にして垂直に載置された矩形ダクトの前記フランジコー
ナー溝上に供給されたコーナーピースを,前記フランジ
コーナー溝内へ押し込むと共に,前記フランジコーナー
溝の立ち上がり部を供給された前記コーナーピース側へ
折り曲げて前記コーナーピースを前記フランジコーナー
部に取り付けるフランジ・コーナーピース装着装置にお
いて,前記コーナーピースが前記フランジコーナー溝上
へ供給された後,前記矩形ダクトのフランジ部を前記載
置台のコーナー部に設けられた位置規制部材に押し付け
て,矩形ダクトを前記載置台のコーナー位置に位置決め
するダクト位置決め装置を設けてなることを特徴とする
フランジ・コーナーピース装着装置。 - 【請求項2】 載置台上にフランジ部を下にして垂直に
載置された矩形ダクトのフランジコーナー部分にL字状
に形成されたコーナーピースを供給する供給口を備え,
送給されるコーナーピースを前記供給口に案内する供給
レールと,前記供給レールの所定位置に積載された前記
コーナーピースを前記供給口側に1個づつ順次押し出す
プッシュフォークと,任意数積載された前記コーナーピ
ースを任意列保持し,この積載されたコーナーピースを
1列づつ前記供給レールの所定位置に順に補給する補給
台とを備えたコーナーピース供給手段を設けてなるフラ
ンジ・コーナーピース装着装置において,前記供給口
と,前記載置台上の所定位置に載置された矩形ダクトの
ダクト面との間隔が前記コーナーピースを供給できる通
過間隔になる位置に前記供給口を配置したことを特徴と
するフランジ・コーナーピース装着装置。 - 【請求項3】 載置台のコーナー位置にフランジ部を下
にして垂直に載置された矩形ダクトの前記フランジコー
ナー溝上に供給されたコーナーピースを,前記フランジ
コーナー溝内へ押し込むと共に,前記フランジコーナー
溝の立ち上がり部に供給された前記コーナーピース側へ
折り曲げて前記コーナーピースを前記フランジコーナー
部に取り付けるコーナーピース取付け手段と,載置台上
にフランジ部を下にして垂直に載置された矩形ダクトの
フランジコーナー部分にL字状に形成されたコーナーピ
ースを供給する供給口を備え,送給されるコーナーピー
スを前記供給口に案内する供給レールと,前記供給レー
ルの所定位置に積載された前記コーナーピースを前記供
給口側に1個づつ順次押し出すプッシュフォークと,任
意数積載された前記コーナーピースを任意列保持し,こ
の積載されたコーナーピースを1列づつ前記供給レール
の所定位置に順に補給する補給台とを備えたコーナーピ
ース供給手段を設けてなるフランジ・コーナーピース装
着装置において,前記コーナーピースが前記フランジコ
ーナー溝上へ供給された後,前記矩形ダクトのフランジ
部を前記載置台のコーナー部に設けられた位置規制部材
に押し付けて,矩形ダクトを前記載置台のコーナー位置
に位置決めするダクト位置決め装置を設けると共に,前
記供給口と,前記載置台上の所定位置に載置された矩形
ダクトのダクト面との間隔が前記コーナーピースを供給
できる通過間隔になる位置に前記供給口を配置してなる
ことを特徴とするフランジ・コーナーピース装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5033085A JP2551722B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | フランジ・コーナーピース装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5033085A JP2551722B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | フランジ・コーナーピース装着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06238368A true JPH06238368A (ja) | 1994-08-30 |
JP2551722B2 JP2551722B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=12376861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5033085A Expired - Lifetime JP2551722B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | フランジ・コーナーピース装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551722B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6810570B2 (en) * | 2000-01-31 | 2004-11-02 | Engel Industries, Inc. | Method of attaching a connector element to a duct flange |
JP2015071425A (ja) * | 2014-12-25 | 2015-04-16 | 日産自動車株式会社 | 車両用制動支援装置及び車両用制動支援方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111283095B (zh) * | 2020-01-21 | 2021-06-29 | 浙江卓逸铝业有限公司 | 一种太阳能组件边框的加工装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06170465A (ja) * | 1992-12-03 | 1994-06-21 | Kanazawa Kikai:Kk | フランジ・コーナーピース装着装置 |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP5033085A patent/JP2551722B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06170465A (ja) * | 1992-12-03 | 1994-06-21 | Kanazawa Kikai:Kk | フランジ・コーナーピース装着装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6810570B2 (en) * | 2000-01-31 | 2004-11-02 | Engel Industries, Inc. | Method of attaching a connector element to a duct flange |
JP2015071425A (ja) * | 2014-12-25 | 2015-04-16 | 日産自動車株式会社 | 車両用制動支援装置及び車両用制動支援方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2551722B2 (ja) | 1996-11-06 |
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