JPH0856096A - 電子部品供給装置 - Google Patents

電子部品供給装置

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JPH0856096A
JPH0856096A JP6190581A JP19058194A JPH0856096A JP H0856096 A JPH0856096 A JP H0856096A JP 6190581 A JP6190581 A JP 6190581A JP 19058194 A JP19058194 A JP 19058194A JP H0856096 A JPH0856096 A JP H0856096A
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時行 久野
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康雄 武藤
Mamoru Tsuda
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品供給カートリッジのカートリッジ取付台
への取付けが容易な電子部品供給装置を提供する。 【構成】 嵌合体80にカートリッジ側傾斜面84,一
対の第一位置決め突部82,83,第二位置決め突部8
8を設け、X軸テーブル24に取付台側傾斜面114,
一対の第一位置決め溝102,103,第二位置決め溝
122,係合レバー134を設ける。部品供給カートリ
ッジ26の取付け時には、前側の第一位置決め突部82
を第一位置決め溝102に嵌合し、傾斜面84を傾斜面
114に接触させた後、嵌合体80を支持面105上に
降ろす。第二位置決め突部88が係合レバー134を後
退させつつ第二位置決め溝122に嵌入し、部品供給カ
ートリッジ26の横への傾きを防止する。係合レバー1
34の前方への付勢力に基づく回転モーメントにより嵌
合体80の後部が支持面105に押し付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品供給装置に関す
るものであり、特に、電子部品供給カートリッジにより
電子部品を供給する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電子部品供給装置は、複数の部
品供給カートリッジと、それら部品供給カートリッジが
取り付けられるカートリッジ取付台とを有する。複数の
部品供給カートリッジはそれぞれ、複数の電子部品を保
持して1個ずつ供給し、カートリッジ取付台はそれら部
品供給カートリッジを支持する支持面を有する。これら
複数の部品供給カートリッジはそれぞれ位置決め装置に
より、カートリッジ取付台の支持面に平行な方向におけ
る位置を決められ、浮上がり防止装置により、支持面か
らの浮上がりを防止される。
【0003】従来の電子部品供給装置において位置決め
装置は、カートリッジ取付台の支持面上に部品供給カー
トリッジの前後方向に距離を隔てて突設された一対の位
置決めピンと、部品供給カートリッジに上記一対の位置
決めピンに対応して設けられた一対の位置決め穴とを含
んでいた。部品供給カートリッジのカートリッジ取付台
への取付け時には、一対ずつの位置決めピンと位置決め
穴との位置を合わせて両者を嵌合させ、部品供給カート
リッジを支持面上に載置する。それにより部品供給カー
トリッジの支持面内における位置が決められ、次いで浮
上がり防止装置により浮上がりが防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、位置決
めピンと位置決め穴との嵌合により位置決めを行うこと
は面倒である。位置決めピンを位置決め穴に嵌合するた
めには、位置決めピンの中心を位置決め穴内に位置させ
なければならず、部品供給カートリッジの前後方向につ
いても左右方向についても許容されるずれは僅かであ
る。しかも、位置決めピンは部品供給カートリッジのカ
ートリッジ取付台の支持上面に載置される面に突設され
ており、位置決め穴に嵌合するとき、作業者には位置決
めピンが見えないため、作業者はおおよその見当をつけ
て部品供給カートリッジを前後方向および左右方向に動
かしつつ、位置決めピンが位置決め穴に嵌合する位置を
探さなければならず、面倒であり、部品供給カートリッ
ジのカートリッジ取付台への取付けに時間がかかる。そ
のため、例えば、供給する電子部品の種類が変わる段取
り替え時や、電子部品がなくなって部品供給カートリッ
ジを交換する場合等に時間がかかり、電子部品の供給能
率が低下する問題があった。
【0005】本願の第一発明は、電子部品供給カートリ
ッジをカートリッジ取付台に容易にかつ迅速に取り付け
ることができる電子部品供給装置を提供することを課題
としてなされたものである。第二発明および第三発明
は、さらに、部品供給カートリッジの浮上がり防止の容
易化を課題としてなされたものである。第四発明の課題
は、部品供給カートリッジの浮上がり防止の確実化を図
ることであり、第五発明の課題は、部品供給カートリッ
ジがカートリッジ取付台上において横に傾くことを良好
に防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一発明は、上記の課題
を解決するために、前記(a)複数の部品供給カートリ
ッジ,(b)カートリッジ取付台,(c)位置決め装置
および(d)浮上がり防止装置を含む電子部品供給装置
の位置決め装置を、カートリッジ取付台と部品供給カー
トリッジとの一方に設けられた第一位置決め突部と、他
方に設けられ、部品供給カートリッジの前後方向に延
び、第一位置決め突部を部品供給カートリッジの左右方
向において位置決めするとともに、第一位置決め突部の
部品供給カートリッジの前後方向における相対移動を許
容する第一位置決め溝と、部品供給カートリッジの前方
と後方とのいずれか一方への移動限度を規定するストッ
パ装置とを含むものとしたことを要旨とするものであ
る。
【0007】第二発明は、前記ストッパ装置を、カート
リッジ取付台に上方に向かうに従って部品供給カートリ
ッジの前方と後方とのいずれか一方へ向かう向きに傾斜
して設けられた取付台側傾斜面と、前記部品供給カート
リッジに設けられて取付台側傾斜面に係合するカートリ
ッジ側傾斜面とを含むものとし、かつ、前記浮上がり防
止装置を、それら取付台側傾斜面およびカートリッジ側
傾斜面と、部品供給カートリッジを前記前方と後方との
他方へ押すカートリッジ押圧装置とを含むものとしたこ
とを要旨とするものである。
【0008】第三発明は、前記カートリッジ押圧装置
を、部品供給カートリッジとカートリッジ取付台との一
方に、部品供給カートリッジの前後方向に移動可能に設
けられた係合部材と、部品供給カートリッジと前記カー
トリッジ取付台との他方に、第一位置決め突部が第一位
置決め溝に嵌合されるとともにカートリッジ側傾斜面と
取付台側傾斜面とが接触した状態において、係合部材と
係合可能に設けられた係合部と、係合部材を係合部に係
合する向きに付勢する付勢手段とを含むものとしたこと
を要旨とするものである。
【0009】第四発明は、前記係合部材と前記係合部と
のうちカートリッジ取付台に取り付けられるものを、前
記支持面に直角な方向において前記取付台側傾斜面から
外れた位置に設けたことを要旨とするものである。
【0010】第五発明は、電子部品供給装置をさらに、
カートリッジ取付台に、前記支持面に直角な方向におい
て第一位置決め突部あるいは第一位置決め溝から外れた
位置に設けられた第二位置決め突部と第二位置決め溝と
の一方と、部品供給カートリッジに設けられたそれら第
二位置決め突部と第二位置決め溝との他方を含むものと
したことを要旨とするものである。
【0011】
【作用】第一発明に係る電子部品供給装置において部品
供給カートリッジをカートリッジ取付台に取り付けると
きには、第一位置決め突部を第一位置決め溝に嵌合し、
ストッパ装置により移動を規定されるまで部品供給カー
トリッジを前方あるいは後方へ移動させる。第一位置決
め溝は、第一位置決め突部の部品供給カートリッジの前
後方向における相対移動を許容する長さを有するため、
第一位置決め突部は第一位置決め溝の第一位置決め突部
の相対移動を許容する範囲内のいずれかの部分に嵌合す
ればよい。部品供給カートリッジの移動がストッパ装置
により規定され、部品供給カートリッジが支持面上に載
置された状態では、部品供給カートリッジは第一位置決
め突部と第一位置決め溝との嵌合により左右方向に位置
決めされるとともに、ストッパ装置により前後方向に位
置決めされる。
【0012】支持面上に位置決めされた部品供給カート
リッジは、浮上がり防止装置により支持面からの浮き上
がりを防止される。浮上がり防止装置が、例えば、作業
者がレバーを操作することによりクランプ部材が部品供
給カートリッジを支持面上にクランプし、あるいはクラ
ンプを解除する手動クランプ装置である場合には、部品
供給カートリッジの位置決め後、作業者のレバー操作に
よって部品供給カートリッジの支持面からの浮上がりが
防止される。また、浮上がり防止装置が実施例の項にお
いて述べるように、部品供給カートリッジが位置決めさ
れ、支持面上に載置されるのと同時に自然に作用状態と
なって浮上がりを防止する装置である場合には、位置決
め,載置と同時に浮上がりが防止される。なお、支持面
は水平面に限らず、傾斜面でもよい。傾斜面は、部品供
給カートリッジの前部が下になる傾斜面でもよく、後部
が下になる傾斜面でもよい。
【0013】第二発明に係る電子部品供給装置において
は、カートリッジ側傾斜面と取付台側傾斜面との係合に
より、部品供給カートリッジの移動の限度が規定され、
前後方向において位置決めされるとともに、浮上がりが
防止される。また、カートリッジ押圧装置が部品供給カ
ートリッジを取付台側傾斜面の傾斜方向とは逆向きに押
すことにより、カートリッジ側傾斜面が取付台側傾斜面
に押し付けられ、斜面の効果により部品供給カートリッ
ジが支持面に押し付けられて部品供給カートリッジがカ
ートリッジ取付台に強固に取り付けられる。
【0014】第三発明に係る電子部品供給装置において
は、係合部材が部品供給カートリッジの前後方向におい
て移動可能に設けられており、係合部に係合した状態で
は付勢手段の付勢力を受けて部品供給カートリッジにカ
ートリッジ側傾斜面が取付台側傾斜面に押し付けられる
向きの力を加え、部品供給カートリッジが支持面に押し
付けられる。
【0015】第四発明に係る電子部品供給装置において
は、取付台側傾斜面とカートリッジ側傾斜面との係合位
置を中心とし、その係合位置から係合部材と係合部との
係合位置までの支持面に直角な方向における距離を腕の
長さとする回転モーメントが発生させられる。係合部材
と係合部とのうち、カートリッジ取付台に取り付けられ
るものを支持面に対して上側へ外すか下側へ外すかによ
って方向の異なる回転モーメントが得られる。この回転
モーメントは、例えば、実施例の項において述べるよう
に、取付台側傾斜面およびカートリッジ側傾斜面が、部
品供給カートリッジの前端部あるいは後端部において互
に係合する位置に設けられている場合、部品供給カート
リッジのカートリッジ側傾斜面が設けられている側とは
反対側の部分を支持面に押し付ける作用をなす。
【0016】第五発明に係る電子部品供給装置において
部品供給カートリッジは、第一位置決め突部と第一位置
決め溝との嵌合および第二位置決め突部と第二位置決め
溝との嵌合により、支持面に直角な方向において距離を
隔てた2個所において左右方向に位置決めされる。その
ため、部品供給カートリッジがカートリッジ取付台上に
おいて横に傾くことが良好に防止される。例えば、カー
トリッジ取付台が部品供給カートリッジの左右方向、す
なわち部品供給カートリッジの並び方向に移動させられ
ることにより、複数の部品供給カートリッジの一つが部
品供給位置に位置決めされることが多いが、この場合に
は、カートリッジ取付台の加速,減速時に慣性力によっ
て部品供給カートリッジの前後方向に延びる軸線を中心
とし、部品供給カートリッジを左右方向に回動させるモ
ーメントが発生させられても、第二位置決め突部と第二
位置決め溝との嵌合により部品供給カートリッジの回動
が阻止され、部品供給カートリッジの横方向の倒れが良
好に防止される。
【0017】
【発明の効果】第一発明によれば、、部品供給カートリ
ッジの交換,段取り替えに要する時間が短縮され、電子
部品の供給能率が向上する効果が得られる。部品供給カ
ートリッジは、第一位置決め突部と第一位置決め溝との
嵌合およびストッパ装置による移動の規制により、左右
方向および前後方向において位置決めされるのである
が、第一位置決め溝は長いため、第一位置決め突部を嵌
合する際に部品供給カートリッジの前後方向において許
容されるずれが大きい。したがって、第一位置決め溝と
第一位置決め突起とは、部品供給カートリッジを左右方
向に小距離移動させて両者の左右方向の相対位置を合わ
せるのみで嵌合し、前後方向の相対位置合わせを行う必
要がない。前記従来装置におけるように、位置決めピン
と位置決め穴との嵌合による場合には、両者の前後方向
と左右方向との相対位置が同時に合わなければ嵌合せ
ず、作業者は、両者が嵌合しない場合に前後方向と左右
方向とのいずれの相対位置がずれているのかが判らない
ために、両者が偶然一致するまで部品供給カートリッジ
を前後左右に小距離ずつ移動させ続けざるを得ず、両者
の嵌合に長い時間を要していたのと対照的である。
【0018】第二発明によれば、カートリッジ取付台と
部品供給カートリッジとにそれぞれ設けられた傾斜面が
ストッパ装置として機能するとともに浮上がり防止装置
の一部としても機能するため、装置を簡易に構成するこ
とができる。
【0019】第三発明によれば、係合部材,係合部およ
び付勢手段を設けることにより部品供給カートリッジを
支持面に押し付けることができ、カートリッジ押圧装置
を簡易にかつ安価に構成することができる。
【0020】第四発明によれば、取付台側傾斜面とカー
トリッジ側傾斜面との係合位置を中心とする回転モーメ
ントを部品供給カートリッジに加えることができ、取付
台側傾斜面とカートリッジ側傾斜面との係合位置から離
れた位置においても部品供給カートリッジを支持面に押
し付けて浮上がりを確実に防止することができる。
【0021】第五発明によれば、部品供給カートリッジ
が横に傾くことが良好に防止される。そのため、例え
ば、部品供給カートリッジが横に傾いた状態でカートリ
ッジ取付台に取り付けられ、部品供給カートリッジの頂
面に設けられるのが普通である部品供給部の左右方向の
位置誤差が大きくなることが良好に回避される。また、
カートリッジ取付台が部品供給カートリッジが並ぶ左右
方向へ移動させられる際に、部品供給カートリッジに左
右方向の振動が生じて、部品供給部の位置決め誤差が大
きくなり、電子部品と部品吸着ヘッドとの位置ずれが大
きくなることが良好に回避されるとともに、部品供給カ
ートリッジからの電子部品の飛出しや立ち上がりの発生
が抑制される。
【0022】
【発明の望ましい実施態様】以下、第一〜第五の各発明
の望ましい実施態様を列挙し、必要に応じて関連説明を
行う。 (1)前記第一位置決め突部が前記部品供給カートリッ
ジの前後方向に延びるレール状を成す請求項1〜5のい
ずれか1つに記載の電子部品供給装置。この態様の装置
において第一位置決め突部は、実施例の項において述べ
るように2つ設けてもよく、あるいは1つでもよい。部
品供給カートリッジを支持面に直角な軸線まわりの回動
を生じさせることなく、左右方向に位置決めするのに十
分な長さを有するものであれば、第一位置決め突部は1
つでよいのである。
【0023】(2)前記第一位置決め突部が位置決めピ
ンである請求項1〜5のいずれか1つに記載の電子部品
供給装置。第一位置決め突部が位置決めピンである場
合、第一位置決め突部は部品供給カートリッジの前後方
向あるいはカートリッジ取付方向において距離を隔てて
2個設けられる。2個の位置決めピンを位置決め溝に嵌
合する場合、まず、一方の位置決めピンを位置決め溝に
嵌合する。第一位置決め突部がレール状を成す場合に
は、第一位置決め突部の部品供給カートリッジの前後方
向における嵌合長さが長いため、第一位置決め突部と第
一位置決め溝との平行度を保って部品供給カートリッジ
を左右方向に移動させ、第一位置決め突部を第一位置決
め溝に嵌合することが必要であるが、位置決めピンは前
後方向における寸法が短いため、第一位置決め溝との平
行度を保つ必要がなく、容易に嵌合することができる。
【0024】次いで、第一位置決め溝に嵌合された位置
決めピンを中心として部品供給カートリッジを部品供給
カートリッジの支持面にほぼ平行な平面内で回動させ、
他方の位置決めピンが第一位置決め溝に嵌合する位置を
探して嵌合させる。一方の位置決めピンの第一位置決め
溝に対する左右方向の位置は決まっており、他方の位置
決めピンは部品供給カートリッジの回動により、位置決
め溝に対して描く相対回動軌跡のいずれかにおいて第一
位置決め溝に嵌合するはずであり、容易に嵌合させるこ
とができる。このためには、位置決めピンは断面形状が
円形のものであることが望ましいが、対摩耗性を増すた
めに、小判形や角形等、第一位置決め溝の溝側面に接触
する部分が平面である形状とすることもできる。溝側面
に接触する平面の長さが短い場合には、その平面と第一
位置決め溝との平行度が多少悪くても位置決めピンを位
置決め溝に嵌合することができるのである。
【0025】(3)前記カートリッジ押圧装置の前記係
合部材と前記係合部との一方に、前記取付台側傾斜面と
は逆向きに傾斜した押圧用傾斜面を設け、他方にその押
圧用傾斜面に係合する押圧用突部を設けるとともに、そ
れら係合部材と係合部とのいずれか一方に、前記支持面
と平行な面に対して前記押圧用傾斜面と逆向きに傾斜し
た案内面を設けた請求項3または4に記載の電子部品供
給装置。この態様の装置においては、まず、カートリッ
ジ側傾斜面と取付台側傾斜面とが接触させられるととも
に、両傾斜面の近傍においてのみ第一位置決め溝と第一
位置決め突部とが嵌合され、部品供給カートリッジのカ
ートリッジ側傾斜面から離れた部分はカートリッジ取付
台の支持面から浮き上がった状態とされる。この状態に
おいては、押圧用突部と押圧用傾斜面との係合は外れて
おり、係合部材が付勢手段により付勢されて、押圧用突
部と押圧用傾斜面とが支持面に直角な方向において互に
重なり合った位置にある。そして、部品供給カートリッ
ジが支持面に接触している部分を中心に回動させられ、
押圧用突部および押圧用傾斜面側においても支持面に密
着させられる際、案内面に案内されて係合部材が付勢手
段の付勢力に抗して一旦後退させられた後に前進し、押
圧用突部と押圧用傾斜面とが係合する。これにより、部
品供給カートリッジが、カートリッジ側傾斜面近傍にお
いては取付台側傾斜面の斜面の効果により、押圧用傾斜
面近傍においてはそれの斜面の効果により、それぞれカ
ートリッジ取付台に押し付けられ、カートリッジ取付台
からの浮上がりが良好に防止される。
【0026】部品供給カートリッジが支持面に着座させ
られる際、押圧用傾斜面と押圧用突部とが自然に係合
し、部品供給カートリッジのカートリッジ取付台への載
置と同時に浮上がりが防止される状態となる。そのた
め、手動クランプ装置によって部品供給カートリッジの
支持面からの浮上がりを防止する場合のように、部品供
給カートリッジの支持面上への載置とレバー等の操作と
の2段階の手順を必要とせず、容易にかつ迅速に部品供
給カートリッジをカートリッジ取付台に取り付けること
ができ、電子部品の供給能率が更に向上する効果が得ら
れる。
【0027】(4)前記押圧用突部が前記部品供給カー
トリッジの左右方向(幅方向)に平行な一軸線のまわり
に回転可能なローラにより構成されている態様3に記載
の電子部品供給装置。この態様の装置においては、押圧
用突部と押圧用傾斜面とが係合する際の摩擦力および摩
耗が少なくて済み、付勢手段の付勢力の、部品供給カー
トリッジのカートリッジ取付台への押付け力への変換が
有効に行われ、係合部材および係合部の寿命が向上する
効果が得られる。
【0028】(5)前記カートリッジ押圧装置の前記係
合部材と前記係合部との少なくとも一方に、前記支持面
と平行な面に対して傾斜し、前記部品供給カートリッジ
が前記カートリッジ取付台の支持面に接近させられると
き、それら係合部材と係合部との係合を案内する案内面
を設けるとともに、それら係合部材と係合部とに互に係
合する係合面をそれぞれ設けた請求項3または4に記載
の電子部品供給装置。この態様の装置においても、案内
面が態様3における案内面と同様の作用をなして係合部
材と係合部との係合を助ける。そして、両者の係合面が
係合すれば、付勢手段の付勢力が部品供給カートリッジ
に加えられ、支持面に押し付けられる。なお、態様3の
装置とは異なり、係合部材と係合部との係合面とがいず
れも傾斜していなくても差し支えない。この態様の装置
においても、部品供給カートリッジがカートリッジ取付
台に載置されると同時に係合部材と係合部とが自然に係
合させられ、部品供給カートリッジの支持面からの浮上
がりが防止される。
【0029】(6)前記係合部材の係合面と前記係合部
の係合面の一方が前記部品供給カートリッジの左右方向
に平行な一軸線のまわりに回転可能なローラにより構成
された態様5に記載の電子部品供給装置。この態様の装
置においても、態様4の装置におけると同様に、力の有
効な変換,寿命の向上等の効果が得られる。
【0030】(7)前記カートリッジ取付台が前記複数
の部品供給カートリッジが並ぶ方向において移動可能に
設けられ、カートリッジ取付台移動装置により移動させ
られる請求項1〜5,態様1〜6のいずれか1つに記載
の電子部品供給装置。この態様の装置においては、カー
トリッジ取付台の移動により、複数の部品供給カートリ
ッジのうちの1つが電子部品を供給する部品供給位置に
選択的に移動させられる。この態様において、請求項5
の発明の効果が特に顕著となる。
【0031】(8)前記カートリッジ取付台に、部品供
給カートリッジの前後方向(カートリッジ取付方向)に
延びる複数の溝が部品供給カートリッジの取付間隔に等
しいピッチで形成されることにより、第二位置決め突部
と前記第二位置決め溝との一方が形成された請求項1〜
5,態様1〜7のいずれか1つに記載の電子部品供給装
置。複数の溝が、溝の幅方向の中心が部品供給カートリ
ッジの中心と一致する位置に形成されれば、カートリッ
ジ取付台側に第二位置決め溝が形成されたことになり、
部品供給カートリッジ側にはその第二位置決め溝に嵌合
される第二位置決め突部が形成される。複数の溝が、溝
の幅方向の中心が隣接する2個の部品供給カートリッジ
の幅方向の中間位置と一致する位置に形成されれば、そ
れら溝の間に残る突部がカートリッジ取付台側の第二位
置決め突部となり、部品供給カートリッジにはこの第二
位置決め突部に嵌合する第二位置決め溝が形成される。
【0032】(9)前記第一位置決め突部と前記第一位
置決め溝とが前記カートリッジ取付台および前記部品供
給カートリッジの本体より耐摩耗性に優れた材料により
形成されている請求項1〜5,態様1〜8のいずれか1
つに記載の電子部品供給装置。カートリッジ取付台への
着脱の度に嵌合,離脱させられる第一位置決め溝および
第一位置決め突部は摩耗し易いが、耐摩耗性に優れた材
料により形成されているため、摩耗し難く、寿命の長い
第一位置決め突部および第一位置決め溝が得られる。ま
た、摩耗しても、第一位置決め溝および第一位置決め突
部を形成している部分をカートリッジ取付台および部品
供給カートリッジの本体に対して着脱可能としておけ
ば、これらの部分のみを交換すればよく、全体を交換す
る場合に比較して交換費用が少なくて済む。
【0033】
【実施例】以下、第一ないし第五の各発明に共通の実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。図10において1
0は電子部品装着装置、12は電子部品供給装置であ
る。電子部品装着装置10は、垂直軸線まわりに間欠回
転するインデックステーブル14を備えている。インデ
ックステーブル14は、12組の部品吸着ユニット16
を有し、図示しないカム,カムフォロワ,回転軸および
カムを回転させるインデックス用サーボモータ18(図
11参照)等により構成される間欠回転装置により間欠
回転させられ、12組の部品吸着ユニットが順次部品供
給位置,部品姿勢検出位置,部品姿勢修正位置,部品装
着位置等へ移動させられる。なお、部品吸着ユニット1
6はそれぞれ3個ずつの部品吸着ヘッド20を有し、そ
れら部品吸着ヘッド20が選択的に作動位置に位置決め
されて電子部品の吸着,装着等を行う。
【0034】電子部品供給装置12は、水平面内を一方
向(この方向をX軸方向とする)に移動するX軸テーブ
ル24上に搭載された多数の部品供給カートリッジ26
を有する。X軸テーブル24は、ボールねじ28が図示
しないX軸サーボモータ30(図11参照)によって回
転させられることによりガイドレール32に沿って移動
させられ、多数の部品供給カートリッジ26のうちの1
つを部品供給位置へ移動させる。
【0035】部品供給カートリッジ26により供給され
る電子部品は、テープ化電子部品36とされている。テ
ープ化電子部品36は、図示しないキャリヤテープとカ
バーフィルム40とによって、電子部品がテーピングさ
れたものである。テープ化電子部品36は、電子部品保
持器としてのリール48に巻き付けられており、カート
リッジ本体50の後部(電子部品装着装置10とは反対
側の端部)に設けられて支持軸52を有する取付体54
にリール48ごと着脱される。これら支持軸52および
取付体54が電子部品保持装置56を構成している。
【0036】カートリッジ本体50は概して細長い板状
を成し、X軸テーブル24上に長手方向と厚さ方向とが
水平となる姿勢で立てて設置される。テープ化電子部品
36はカートリッジ本体50の上面に載せられるととも
に図3に示すようにカバー60が被せられ、送り装置6
2によってX軸方向と直交し、カートリッジ本体50の
長手方向であるY軸方向に一定ピッチずつ送られる。カ
ートリッジ本体50の長手方向を部品供給カートリッジ
26の前後方向と称し、厚さ方向を左右方向あるいは幅
方向と称する。送り装置62は、テープ化電子部品36
をカバー60と共に前方へ送る一方、カバー60の後退
時にはテープ化電子部品36が送られず、送りのための
準備(送り装置62においてはラチェット爪にラチェッ
トホイールの歯を乗り越えさせること)が行われるよう
に構成されている。
【0037】カートリッジ本体50にはまた、カバーフ
ィルム巻取装置66がブラケット68によって取り付け
られている。カバーフィルム巻取装置66は、テープ化
電子部品36が送られるときには、巻取りリール70が
静止していてカバーフィルム40を巻き取らず、送り装
置62において送りのための準備が行われるときに巻取
りリール70が回転してカバーフィルム40を巻き取る
ように構成されている。
【0038】送り装置62およびカバーフィルム巻取装
置66は、インデックス用サーボモータ18を駆動源と
する駆動装置により駆動される。インデックス用サーボ
モータ18の回転が、図示しないカム,カムフォロワ等
により構成される運動変換機構により昇降部材(図示省
略)の昇降運動に変換され、昇降部材の昇降によりブラ
ケット68に取り付けられた駆動バー72が昇降させら
れて、送り装置62およびカバーフィルム巻取装置66
が作動させられるのである。
【0039】駆動バー72が昇降部材により押し下げら
れれば、カバー60が後退させられるとともに送り装置
62において送りのための準備が行われ、カバーフィル
ム巻取装置66においては巻取りリール70が回転させ
られてカバーフィルム40を巻き取るとともに可動ガイ
ドローラ74,76が下方へ回動して、可動ローラ74
と巻取りリール70との距離を増し、一定長さのカバー
フィルム40を繰り込む。逆に、昇降部材が上昇すれ
ば、駆動バー72が図示しないスプリングの付勢力によ
り昇降部材に追従して上昇させられ、送り装置62によ
りテープ化電子部品が1ピッチ分送られる。この際、カ
バーフィルム巻取装置66においては巻取りリール70
が静止しており、可動ガイドローラ74,76が上方へ
回動して可動ローラ74と巻取りリール70との距離を
減じることにより、先に繰り込んでおいたカバーフィル
ム40を繰り出し、テープ化電子部品36がカバー60
と共に1ピッチ分送られることを許容する。このように
テープ化電子部品36がカバーフィルム40の剥がしを
伴うことなく送られれば、振動が少なくなってキャリヤ
テープの凹部内において電子部品が立ち上がり、あるい
は凹部から飛び出そうとする傾向が抑制される。これら
テープ化電子部品36の送りやカバーフィルム40の巻
取りは本発明とは直接関係がないため、詳細な説明は省
略する。
【0040】部品供給カートリッジ26をX軸テーブル
24に取り付ける取付装置を説明する。カートリッジ本
体50の本体部の下面には、図1ないし図3に示すよう
に、本体部の幅に等しい幅を有する板状の嵌合体80が
ボルト81によって固定され、本体部と共にカートリッ
ジ本体50を構成している。本体部はアルミニウム合金
製とされて軽量化が図られているが、嵌合体80は機械
構造用炭素鋼鋼材S50C製とされて焼入れされてい
る。嵌合体80の部品供給カートリッジ26の前後方向
に隔たった2個所にはそれぞれ、第一位置決め突部8
2,83が突設されている。これら第一位置決め突部8
2,83は断面形状が矩形の突条であり、図2に示すよ
うに幅は嵌合体80の幅より狭く、嵌合体80の幅方向
の中央部に突設されている。
【0041】嵌合体80の前端部上面には、上方に向か
うほど後方に傾斜するカートリッジ側傾斜面84が形成
されている。また、嵌合体80の後部には、第二位置決
め突部88が設けられている。第二位置決め突部88
は、第一位置決め突部83と同じ幅を有する板状を成
し、嵌合体80から下方へ、すなわちカートリッジ本体
50とは反対側へ直角に延び出させられている。第二位
置決め突部88の突出端部の後面には、突出端に向かう
ほど前方へ傾斜する案内面90が形成されている。
【0042】X軸テーブル24の本体部はアルミニウム
合金製とされているが、その本体部の上面の前部と後部
とにはそれぞれ、カートリッジ位置決め板100,10
1がX軸方向に平行に延びて固定され、X軸テーブル2
4の一部を構成している。これらカートリッジ位置決め
板100,101はいずれも嵌合体80と同様に機械構
造用炭素鋼鋼材S50C製で焼入れされており、それぞ
れY軸方向に延びる複数の第一位置決め溝102,10
3が部品供給カートリッジ26の取付間隔に等しいピッ
チで形成されている。第一位置決め溝102,103
は、前記第一位置決め突部82,83の幅より極く僅か
に広い幅を有するとともに、深さが第一位置決め突部8
2の突出長さより大きくされており、第一位置決め板1
00,101の上面が部品供給カートリッジ26を支持
する支持面104,105を構成している。
【0043】X軸テーブル24の本体部の前面(電子部
品装着装置10側の面)の上端部には、S50C製で焼
入れされたストッパ板110が固定され、本体部と共に
X軸テーブル24を構成している。ストッパ板110
は、図4および図5に示すように、X軸テーブル24の
X軸方向の長さにほぼ等しい長さの板状を成し、長手方
向に平行な一方の側面の下部において長手方向に隔たっ
た3個所にはそれぞれ、係合突部112が突設されてい
る。ストッパ板110は、係合突部112が前記位置決
め板100の下面に係合させられた状態で図示しないボ
ルトによって位置決め板100に固定されている。
【0044】ストッパ板110の上端部は位置決め板1
00より上方へ突出させられており、その突出部には位
置決め板100の上方へ延び出す突条が設けられ、その
突条の下面は、上方に向かうに従って部品供給カートリ
ッジ26の後方へ向かう向きに傾斜させられ、前記カー
トリッジ側傾斜面84に対応した取付台側傾斜面114
とされている。
【0045】X軸テーブル24の本体部の後面の前記支
持面105より下側の部分には、前記第一および第二の
カートリッジ位置決め板100,101とは別の第三の
カートリッジ位置決め板120が固定されている。この
カートリッジ位置決め板120もS50C製で焼入れさ
れており、その上部には、図6および図7に示すよう
に、複数の第二位置決め溝122が部品供給カートリッ
ジ26の取付間隔と等しいピッチで形成されている。第
二位置決め溝122は、前記第二位置決め突部88の幅
より極く僅かに広い幅を有し、カートリッジ位置決め板
120を厚さ方向(Y軸方向)に延びており、第二位置
決め溝122を画定する隔壁124の上端部にはそれぞ
れ、上に向かうに従って間隔が広くなる一対の案内面1
26が形成されている。
【0046】カートリッジ位置決め板120の後面に
は、第二位置決め溝122の幅と等しい幅を有し、上下
方向に延びる嵌合溝128が形成されている。さらに、
カートリッジ位置決め板120の下端部に長手方向に延
びる係合溝130が形成されている。
【0047】上記嵌合溝128内にはそれぞれ、係合レ
バー134が移動可能に嵌合されている。係合レバー1
34は、嵌合溝128の幅よりやや狭い幅を有し、嵌合
溝128に嵌合される嵌合部136と、嵌合部136の
幅より広く、部品供給カートリッジ26の取付ピッチよ
り小さい幅の幅広部138とを有し、図8および図9に
示すように、長手方向の中間部より下側の部分に長手方
向に延びる長穴140が形成されるとともに、下端部に
は係合突起142が突設されている。
【0048】嵌合溝128には、図1に示すようにねじ
部材144が立設されており、係合レバー134は長穴
140においてねじ部材144に嵌合されるとともに、
ねじ部材144の大径の頭部146との間に配設された
付勢手段の一種である弾性部材としてのコイルスプリン
グ148により付勢され、嵌合部136が嵌合溝128
に嵌合されるとともに、係合突起142が係合溝130
に係合させられている。それにより、係合レバー134
のX軸方向および上下方向の位置ずれが防止されてい
る。また、係合レバー134の上端部には、図1に示す
ように、ローラ152がX軸方向に平行な軸線まわりに
回転可能に取り付けられている。
【0049】本実施例において、電子部品装着装置1
0,電子部品供給装置12は図11に示す制御装置16
0により制御される。制御装置160はコンピュータを
主体とするものであり、前記インデックス用サーボモー
タ18,X軸サーボモータ30等を制御する。
【0050】部品供給カートリッジ26をX軸テーブル
24に取り付ける場合には、部品供給カートリッジ26
の前部を下げ、後部を上げた状態で、嵌合体80の前側
の第一位置決め突部82の前端部を第一位置決め溝10
2に嵌合し、カートリッジ側傾斜面84が取付台側傾斜
面114に接触するまで部品供給カートリッジ26を前
進させる。
【0051】図1に二点鎖線で示すように、カートリッ
ジ側傾斜面84が取付台側傾斜面114に接触した状態
で部品供給カートリッジ26を支持面105上へ降ろ
す。第一位置決め部82は矩形を成し、その前端部が第
一位置決め溝102に嵌合されることにより、部品供給
カートリッジ26が左右方向に位置決めされており、部
品供給カートリッジ26を支持面105上へ降ろせば、
後側の第一位置決め突部83が第一位置決め溝103に
嵌合される。
【0052】また、このとき、第二位置決め突部88の
案内面90が係合レバー134のローラ152に接触
し、斜面の効果により、係合レバー134をコイルスプ
リング148の付勢力に抗してローラ152が第二位置
決め突部88から離れる向きに回動させつつ、第二位置
決め突部88が係合レバー134とX軸テーブル24と
の間に進入する。
【0053】カートリッジ側傾斜面84が取付台側傾斜
面114に接触させられるとともに、一対の第一位置決
め突部82,83がそれぞれ第一位置決め溝102,1
03に嵌合され、部品供給カートリッジ26が支持面1
04,105上に載置された状態では、第二位置決め突
部88の案内面90が形成された部分が第二位置決め溝
122に嵌合するとともに、ローラ152が第二位置決
め突部88の基端部側にあって、傾斜のない平坦な係合
面164に係合し、第二位置決め突部88に係合レバー
134を介してコイルスプリング148の付勢力が加え
られる。
【0054】この付勢力によりカートリッジ側傾斜面8
4が取付台側傾斜面114に押し付けられ、傾斜面の作
用により部品供給カートリッジ26の前部が支持面10
4に押し付けられる。それと同時に、係合面164が支
持面104より下方に位置することにより、部品供給カ
ートリッジ26には、カートリッジ側傾斜面84と取付
台側傾斜面114との接触位置を中心とし、その接触位
置と、ローラ152と係合面164との係合位置との間
の、上下方向(支持面104,105に直角な方向)に
おける距離を腕の長さとする回転モーメントが生じ、こ
の回転モーメントによって、嵌合体80のカートリッジ
側傾斜面84が形成された前部とは反対の後部が支持面
105に押し付けられる。結局、部品供給カートリッジ
26は前部と後部との両方においてX軸テーブル24に
積極的に押し付けられ、支持面104,105からの浮
上がりが良好に防止される。
【0055】また、部品供給カートリッジ26は、第一
位置決め突部82,83が第一位置決め溝102,10
3に嵌合させられるとともに、第二位置決め突部88が
第二位置決め溝122に嵌合されることにより、上下方
向に隔たった2個所において左右方向の移動を阻止され
ることとなる。そのため、カートリッジ本体50の幅が
比較的狭いにもかかわらず、部品供給カートリッジ26
がX軸テーブル24から正確に垂直に立ち上がった姿勢
を維持し、かつ、複数の部品供給カートリッジ26のう
ちの1つを部品供給位置へ移動させるためにX軸テーブ
ル24が移動させられるとき、慣性により部品供給カー
トリッジ26を横に倒す回転モーメントが作用しても実
際に横に倒れることが良好に防止される。したがって、
部品供給カートリッジ26の頂部に設けられている部品
供給位置のX軸方向の位置ずれが小さくて済み、精度良
く電子部品を供給することができる。
【0056】部品供給カートリッジ26をX軸テーブル
24から外す場合には、部品供給カートリッジ26をコ
イルスプリング148の付勢力に抗して僅かに後方へ引
っ張り加減にし、カートリッジ側傾斜面84と取付台側
傾斜面114との係合を緩めつつ、後部を上方に引き上
げる。すると、カートリッジ側傾斜面84と取付台側傾
斜面114とが接触した部分を中心にして部品供給カー
トリッジ26が回動し、後部が支持面105から離れ
る。このとき、案内面90の存在によって、ローラ15
2の比較的少ない後退量で第二位置決め突部88と係合
レバー134との係合が外れ、部品供給カートリッジ2
6の取外しが可能になる。
【0057】このように部品供給カートリッジ26は、
カートリッジ側傾斜面84と取付台側傾斜面114との
接触位置を中心として回動させることにより、X軸テー
ブル24に取付け,取外しすることができる。したがっ
て、X軸テーブル24について見れば、部品供給カート
リッジ26の取付け,取外しのためには、カートリッジ
側傾斜面84と取付台側傾斜面114との接触位置を中
心とし、カートリッジ側傾斜面84から係合レバー13
4までの距離より僅かに長い距離を半径とする回動用の
スペースがあればよく、図13および図14に示す実施
例に比較して部品供給カートリッジ26の取付け,取外
しに要するY軸方向のスペースが少なくて済む。
【0058】なお、取外し時に部品供給カートリッジ2
6を後方へ引っ張り加減にするのは、後部を真上に引き
上げると、嵌合体80がてこの作用をして、カートリッ
ジ側傾斜面84が取付台側傾斜面114を無理に上方に
押し上げ、両傾斜面84,114の摩耗が増大すること
を回避するためであり、この不都合をさらに積極的に回
避するためには、嵌合体80の前端部(取付台側傾斜面
114の上方端縁の真下の線より前方の部分)の支持面
104に接触する面を、カートリッジ側傾斜面84の、
取付台側傾斜面114の上方端縁と係合する線を中心と
する円筒面とするか、その円筒面より上方に位置する傾
斜面とすればよい。逆に、支持面104の前端部を下方
へ湾曲あるいは傾斜させても同様の効果が得られる。
【0059】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、X軸テーブル24がカートリッジ取付台を
構成し、ボールねじ28,X軸サーボモータ30等がカ
ートリッジ取付台移動装置を構成している。係合レバー
134が係合部材を構成し、第二位置決め突部88の係
合面164が形成された基端部が係合部を構成し、付勢
手段を構成するコイルスプリング148と共にカートリ
ッジ押圧装置を構成している。第二位置決め突部88が
係合部を兼ねており、構造が簡単で低コストで製作し得
る。
【0060】第一〜第五の各発明に共通の別の実施例を
図12に示す。本実施例は、突部と傾斜面との係合によ
り、部品供給カートリッジを支持面に押し付けるように
したものである。その他の構成は前記実施例と同じであ
り、対応する部分には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0061】部品供給カートリッジ170のカートリッ
ジ本体171の一部を成す嵌合体172に設けられた第
二位置決め突部174の突出端部には、その後面に開口
し、左右方向に延びるV字形の溝176が形成され、こ
の溝176の一方の溝側面が取付台側傾斜面114と逆
向きの傾斜の押圧用傾斜面178とされている。
【0062】X軸テーブル24に固定されたカートリッ
ジ位置決め板120の複数の各嵌合溝128毎に立設さ
れたねじ部材182にはそれぞれ、係合レバー184が
嵌合されている。係合レバー184は、前記係合レバー
134と同様に、嵌合溝128に嵌合される嵌合部18
6と、嵌合部186より幅の広い幅広部188と、係合
溝130に係合する係合突起190とを有し、嵌合部1
86および幅広部188を貫通して形成された長穴19
2においてねじ部材182に嵌合されるとともに、ねじ
部材182の頭部194との間に配設されたコイルスプ
リング196によって嵌合溝128に嵌合する向きに付
勢されている。
【0063】係合レバー184の上端部には、押圧用突
部200が設けられている。押圧用突部200は断面形
状が三角形を成し、支持面105に対して押圧用傾斜面
178と逆向きに傾斜した傾斜面が案内面202として
機能する。
【0064】部品供給カートリッジ170のX軸テーブ
ル24への取付け時には、前記実施例におけると同様
に、前側の第一位置決め突部82の前部を第一位置決め
溝102に嵌合した状態で部品供給カートリッジ26を
前進させ、カートリッジ側傾斜面84と取付台側傾斜面
114とを接触させる。その状態で部品供給カートリッ
ジ26を支持面105上に降ろせば、第二位置決め突部
174は、係合レバー184の案内面202により案内
されて、係合レバー184をコイルスプリング196の
付勢力に抗して押し返し、係合レバー184とX軸テー
ブル24との間に進入する。
【0065】第二位置決め突部174の押圧用傾斜面1
78が係合レバー184の押圧用突部200を越えて第
二位置決め溝122に嵌入し、部品供給カートリッジ2
6が支持面105上に着座するとき、係合レバー184
はコイルスプリング196により付勢されて第二位置決
め突部174側へ回動し、押圧用突部200が押圧用傾
斜面178に係合する。それによって、嵌合体172の
後部が支持面105に押し付けられるとともに、カート
リッジ側傾斜面84が取付台側傾斜面114に押し付け
られてて嵌合体172の前部が支持面104に押し付け
られる。嵌合体172の後部はその上、回転モーメント
によっても支持面105に押し付けられる。
【0066】部品供給カートリッジ26をX軸テーブル
24から取り外す場合には、部品供給カートリッジ26
を僅かに後退させてカートリッジ側傾斜面84と取付台
側傾斜面114との係合を緩めた状態で部品供給カート
リッジ26の後部を支持面105から持ち上げる。この
とき、押圧用突部200の案内面202とは逆向きであ
って、押圧用傾斜面178と同じ向きの傾斜面204が
案内面として機能し、第二位置決め突部174は係合レ
バー184をコイルスプリング196の付勢力に抗して
押し返しつつ、押圧用突部200を越えて係合レバー1
84とX軸テーブル24との間から離脱し、部品供給カ
ートリッジ26をX軸テーブル24から取り外すことが
できる。
【0067】なお、このように押圧用突部と押圧用傾斜
面との係合により部品供給カートリッジを支持面に押し
付ける場合、押圧用傾斜面は、図12に示すように溝側
面により構成することができるが、押圧用突部と同様に
断面形状が三角形状の突部によっても構成することがで
きる。突部同士であっても、一方の突部を他方の突部を
形成する傾斜面に係合させ、一方を押圧突部として、他
方を押圧用傾斜面として機能させることができるからで
ある。また、押圧用突部200を部品供給カートリッジ
の左右方向に平行な軸線まわりに回転可能なローラとす
ることもできる。
【0068】上記各実施例においては、カートリッジ側
傾斜面84と取付台側傾斜面114とがそれぞれ、部品
供給カートリッジ26,170,X軸テーブル24の前
部に設けられていたが、図13に示す部品供給カートリ
ッジ210のように中間部に設けてもよい。カートリッ
ジ本体212に固定の嵌合体214には、前後方向に隔
たった2個所にそれぞれ第一位置決め突部216が設け
られている。嵌合体214の一対の第一位置決め突部2
16の間には、係合突部218が突設されるとともに、
上方へ向かうほど後方へ傾斜するカートリッジ側傾斜面
220が形成されている。また、嵌合体214の後部に
は、第二位置決め突部222が下向きに設されている。
【0069】X軸テーブル224上には、Y軸方向に隔
たった2個所にそれぞれカートリッジ位置決め板226
が固定されるとともに、第一位置決め溝228が形成さ
れている。これらカートリッジ位置決め板226の中間
位置には係合突部230が突設されるとともに、カート
リッジ側傾斜面220に対応する傾斜であって、上方へ
向かうほど後方へ傾斜する取付台側傾斜面232が形成
されている。係合突部230はX軸方向に長いものであ
る。
【0070】また、X軸テーブル224の後面には、カ
ートリッジ位置決め板236が固定されている。カート
リッジ位置決め板236には、Y軸方向に延びる第二位
置決め溝238が部品供給カートリッジ210の取付間
隔と等しいピッチで形成されている。
【0071】X軸テーブル224上にはまた、係合突部
230と後側のカートリッジ位置決め板226との間
に、複数の押圧用エアシリンダ242が取り付けられて
いる。これら押圧用エアシリンダ242はそれぞれ、カ
ートリッジ位置決め板226の第一位置決め溝228に
対応する位置に、Y軸方向に平行な姿勢で、ピストンロ
ッド244の中心がカートリッジ側傾斜面220と取付
台側傾斜面232との係合位置と同一水平面内に位置す
るように設けられている。これら複数の押圧用エアシリ
ンダ242へのエアの供給,遮断は、図示しない電磁方
向切換弁の切換えにより一斉に行われる。
【0072】部品供給カートリッジ210のX軸テーブ
ル224への取付け時には、押圧用エアシリンダ242
のピストンロッド244が収縮端位置へ移動させられて
いる。そして、一対の第一位置決め突部216をそれぞ
れ第一位置決め溝228に嵌合し、嵌合体214を支持
面246上に載置した状態で部品供給カートリッジ21
0を前進させ、カートリッジ側傾斜面220を取付台側
傾斜面232に係合させる。係合状態では、第二位置決
め突部222が第二位置決め溝238に嵌合された状態
となる。
【0073】カートリッジ側傾斜面220および取付台
側傾斜面232がそれぞれ、嵌合体214およびX軸テ
ーブル224の前後方向の中間位置に設けられており、
それらを係合,離脱させるためには部品供給カートリッ
ジ210を前後方向に移動させることが必要である。そ
のため、ピストンロッド244の収縮端位置は、この部
品供給カートリッジ210の前後方向の移動を許容する
位置に設定されており、カートリッジ側傾斜面220が
取付台側傾斜面232に係合させられた後、ピストンロ
ッド244が伸長させられ、係合突部218を介して部
品供給カートリッジ210にカートリッジ側傾斜面22
0が取付台側傾斜面232に係合する向きの力を加え
る。
【0074】カートリッジ側傾斜面220および取付台
側傾斜面232はそれぞれ、嵌合体214およびX軸テ
ーブル224の前後方向の中間位置に設けられているた
め、押圧用エアシリンダ242により押されるとき、嵌
合体214の前後の部分がほぼ均等な力で支持面246
に押し付けられる。そのため、部品供給カートリッジ2
10に回転モーメントを作用させる必要がなく、押圧用
エアシリンダ242を、カートリッジ側傾斜面220と
取付台側傾斜面232との係合位置と同一水平面内に設
けることができる。本実施例においては、押圧用エアシ
リンダ242がカートリッジ押圧装置を構成しており、
カートリッジ側傾斜面220および取付台側傾斜面23
2と共に浮上がり防止装置を構成している。
【0075】図14に示す部品供給カートリッジ260
およびX軸テーブル262のように、カートリッジ側傾
斜面264および取付台側傾斜面266をそれぞれ、嵌
合体268およびX軸テーブル262の後部に設けても
よい。嵌合体268の後部には第二位置決め突部270
が下向きに突設されるとともに、第二位置決め突部27
0の基端部側の部分には、上方へ向かうほど後方へ傾斜
するカートリッジ側傾斜面264が設けられている。
【0076】また、X軸テーブル262の後部には、カ
ートリッジ側傾斜面264に係合する取付台側傾斜面2
66が形成されるとともに、カートリッジ位置決め板2
78が固定されている。このカートリッジ位置決め板2
78には、複数の第二位置決め溝280が形成されてい
る。
【0077】X軸テーブル262の上面に固定の一対の
カートリッジ位置決め板282の間には、複数の押圧用
エアシリンダ284が取り付けられている。これら押圧
用エアシリンダ284はそれぞれ、カートリッジ位置決
め板282に形成された第一位置決め溝286に対応す
る位置に、Y軸方向に平行にかつ、ピストンロッド28
8が支持面290より上方に位置するように設けられて
おり、図示しない電磁方向切換弁の切換えによりピスト
ンロッド288が伸縮させられる。
【0078】部品供給カートリッジ260をX軸テーブ
ル262に取り付ける場合には、ピストンロッド288
を収縮端位置へ移動させた状態で、一対の第一位置決め
突部292の各前端部を第一位置決め溝286に嵌合さ
せた状態で部品供給カートリッジ260を前進させ、カ
ートリッジ側傾斜面264を取付台側傾斜面266に接
触させた後、ピストンロッド288を伸長させ、部品供
給カートリッジに押圧力を加えさせる。
【0079】押圧用エアシリンダ284は、嵌合体26
8の支持面290より上側の部分を押す位置に設けられ
ているため、押圧用エアシリンダ284が部品供給カー
トリッジ260を押すとき、部品供給カートリッジ26
0には、嵌合体268の前部を支持面290に押し付け
る向きの回転モーメントが生ずる。そのため、嵌合体2
68は、カートリッジ側傾斜面264および取付台側傾
斜面266に近い後部のみならず、前部においても支持
面290に押し付けられ、全体が均一に支持面290に
押し付けられて浮上がりが防止される。
【0080】なお、図13および図14に示す各実施例
において、押圧用エアシリンダ242,284のエアの
供給は個々に制御してもよい。このようにすれば、例え
ば、部品供給カートリッジの一部のみを交換することが
必要な場合、交換される部品供給カートリッジについて
のみ押圧力の付与を解除し、交換されない部品供給カー
トリッジはX軸テーブルに取り付けられたままの状態に
保つことができる。逆に、1個または複数個のエアシリ
ンダで、多数の部品供給カートリッジに共通の押圧部材
を進退させるようにしてもよい。この場合には、押圧部
材の各部品供給カートリッジに対応する部分にゴム部材
等の寸法誤差吸収部材を設け、寸法誤差の存在にかかわ
らず、全ての部品供給カートリッジにほぼ一定の押圧力
が加えられるようにすることが望ましい。
【0081】また、図13および図14に示す実施例に
おいて部品供給カートリッジ210,260を、図1〜
図12に示す実施例と同様に、部品供給カートリッジの
左右方向に平行な軸線まわりに回動する回動部材により
押してもよい。回動部材を回動部材駆動装置により、カ
ートリッジ側傾斜面と取付台側傾斜面との係合,離脱を
許容する退避位置と、部品供給カートリッジを押して両
傾斜面を押し付ける作用位置とに移動させるのである。
【0082】図1〜図12に示す各実施例においては、
係合レバーが係合部材を構成し、コイルスプリングが付
勢手段を構成していたが、係合部材と付勢手段とを一体
的に設けてもよい。例えば、係合部材を板ばねにより作
るのである。また、上記各実施例においては、部品供給
カートリッジに係合部が設けられ、カートリッジ取付台
に係合部材が設けられていたが、逆でもよい。さらに、
第二位置決め突部と係合部とは別体に設けてもよい。
【0083】また、上記各実施例においてはカートリッ
ジ側傾斜面および取付台側傾斜面がそれぞれ、上方へ向
かうほど後方へ傾斜するものとされ、カートリッジ取付
け時には部品供給カートリッジが前方へ移動させられる
ようになっていたが、カートリッジ側傾斜面および取付
台側傾斜面を上方へ向かうほど前方へ傾斜するものと
し、部品供給カートリッジを後方へ移動させてカートリ
ッジ取付台に取り付けるようにしてもよい。
【0084】さらに、部品供給カートリッジは、作業者
により操作される手動クランプ装置によってカートリッ
ジ取付台に取り付けてもよい。この場合、ストッパ装置
は、傾斜面に限らず、支持面に直角な平面により構成し
てもよく、第一位置決め溝を長穴とし、第一位置決め突
部を長穴の端面に当接させ、これら長穴と位置決め突部
との各端面によりストッパ装置を構成してもよい。
【0085】上記各実施例において電子部品供給装置
は、一軸線まわりに回転させられるインデックステーブ
ルに複数の部品吸着ヘッドが設けられた電子部品装着装
置に電子部品を供給する装置とされていたが、部品吸着
ヘッドが水平面内を一方向あるいは直交する二方向に移
動させられて電子部品を吸着し、装着する電子部品装着
装置や、部品吸着ヘッドが位置を固定して設けられた電
子部品装着装置に電子部品を供給する装置にも本発明を
適用することができる。また、カートリッジ取付台は、
水平面内において互に直交する二方向に移動するものと
してもよく、あるいは位置を固定して設けてもよい。さ
らに、部品供給カートリッジは電子部品を部品保持テー
プに保持させて供給するものに限らず、例えば、ケーシ
ング内に一直線状に並べられた電子部品をケーシングに
振動等を与えることにより移動させ、供給するものでも
よい。
【0086】本発明は電子部品供給装置以外にも、取付
台と、その取付台に被取付部材が取り付けられる装置に
適用することができる。また、本発明は、上記各実施例
の構成要素の組合わせを変えた態様で実施することがで
きる。その他、特許請求の範囲を逸脱することなく、当
業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で
本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一ないし第五の各発明に共通の一実施例であ
る電子部品供給装置を構成する部品供給カートリッジが
X軸テーブルに取り付けられた部分を示す正面図(一部
断面)である。
【図2】上記部品供給カートリッジがX軸テーブルに取
り付けられた状態を係合レバーを除いて示す側面図であ
る。
【図3】上記電子部品供給装置の部品供給カートリッジ
およびX軸テーブルを示す正面図である。
【図4】上記X軸テーブルに取り付けられるストッパ板
を示す正面図である。
【図5】上記ストッパ板を示す側面図である。
【図6】上記X軸テーブルに取り付けられるカートリッ
ジ支持板を示す正面図である。
【図7】上記カートリッジ支持板を示す側面図である。
【図8】上記カートリッジ支持板に取り付けられる係合
レバーを示す正面図である。
【図9】上記係合レバーを示す側面図である。
【図10】上記電子部品供給装置を電子部品装着装置と
共に示す斜視図である。
【図11】上記電子部品供給装置および電子部品装着装
置を制御する制御装置のうち、本発明に関連の深い部分
を示すブロック図である。
【図12】第一ないし第五の各発明に共通の別の実施例
である電子部品供給装置を構成する部品供給カートリッ
ジがX軸テーブルに取り付けられた部分を示す正面図
(一部断面)である。
【図13】第一,第二および第五の各発明に共通の実施
例である電子部品供給装置を構成する部品供給カートリ
ッジがX軸テーブルに取り付けられた部分を示す正面図
(一部断面)である。
【図14】第一,第二,第四および第五の各発明に共通
の実施例である電子部品供給装置を構成する部品供給カ
ートリッジがX軸テーブルに取り付けられた部分を示す
正面図(一部断面)である。
【符号の説明】
12 電子部品供給装置 24 X軸テーブル 26 部品供給カートリッジ 28 ボールねじ 30 X軸サーボモータ 50 カートリッジ本体 82,83 第一位置決め突部 84 カートリッジ側傾斜面 88 第二位置決め突部 90 案内面 102,103 第一位置決め溝 104,105 支持面 114 取付台側傾斜面 122 第二位置決め溝 134 係合レバー 148 コイルスプリング 152 ローラ 164 係合面 170 部品供給カートリッジ 174 第二位置決め突部 178 押圧用傾斜面 184 係合レバー 196 コイルスプリング 200 押圧用突部 202 案内面 210 部品供給カートリッジ 216 第一位置決め突部 222 第二位置決め突部 228 第一位置決め溝 232 取付台側傾斜面 238 第二位置決め溝 242 押圧用エアシリンダ 260 部品供給カートリッジ 262 X軸テーブル 264 カートリッジ側傾斜面 266 取付台側傾斜面 270 第二位置決め突部 280 第二位置決め溝 284 押圧用エアシリンダ 286 第一位置決め溝 290 支持面 292 第一位置決め突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 護 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ複数の電子部品を保持して1個
    ずつ供給する複数の部品供給カートリッジと、 それら部品供給カートリッジを支持する上向きの支持面
    を有し、部品供給カートリッジが取り付けられるカート
    リッジ取付台と、 前記部品供給カートリッジの前記支持面に平行な方向に
    おける位置を決める位置決め装置と、 前記部品供給カートリッジの前記支持面からの浮上がり
    を防止する浮上がり防止装置とを含む電子部品供給装置
    において、 前記位置決め装置を、前記カートリッジ取付台と前記部
    品供給カートリッジとの一方に設けられた第一位置決め
    突部と、他方に設けられ、部品供給カートリッジの前後
    方向に延び、前記第一位置決め突部を部品供給カートリ
    ッジの左右方向において位置決めするとともに、第一位
    置決め突部の部品供給カートリッジの前後方向における
    相対移動を許容する第一位置決め溝と、前記部品供給カ
    ートリッジの前方と後方とのいずれか一方への移動限度
    を規定するストッパ装置とを含むものとしたことを特徴
    とする電子部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパ装置を、前記カートリッジ
    取付台に上方に向かうに従って部品供給カートリッジの
    前方と後方とのいずれか一方へ向かう向きに傾斜して設
    けられた取付台側傾斜面と、前記カートリッジ本体に設
    けられて前記取付台側傾斜面に係合するカートリッジ側
    傾斜面とを含むものとし、かつ、前記浮上がり防止装置
    を、それら取付台側傾斜面およびカートリッジ側傾斜面
    と、前記部品供給カートリッジを前記前方と後方との他
    方へ押すカートリッジ押圧装置とを含むものとしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の電子部品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジ押圧装置が、前記部品
    供給カートリッジと前記カートリッジ取付台との一方
    に、部品供給カートリッジの前後方向に移動可能に設け
    られた係合部材と、前記部品供給カートリッジと前記カ
    ートリッジ取付台との他方に、前記第一位置決め突部が
    前記第一位置決め溝に嵌合されるとともに前記カートリ
    ッジ側傾斜面と前記取付台側傾斜面とが接触した状態に
    おいて、前記係合部材と係合可能に設けられた係合部
    と、前記係合部材を前記係合部に係合する向きに付勢す
    る付勢手段とを含むことを特徴とする請求項2に記載の
    電子部品供給装置。
  4. 【請求項4】 前記係合部材と前記係合部とのうち前記
    カートリッジ取付台に取り付けられるものが、前記支持
    面に直角な方向において前記取付台側傾斜面から外れた
    位置に設けられている請求項3に記載の電子部品供給装
    置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記カートリッジ取付台に、前
    記支持面に直角な方向において前記第一位置決め突部あ
    るいは前記第一位置決め溝から外れた位置に設けられた
    第二位置決め突部と第二位置決め溝との一方と、前記部
    品供給カートリッジに設けられたそれら第二位置決め突
    部と第二位置決め溝との他方を含むことを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか1つに記載の電子部品供給装
    置。
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