JPH06170465A - フランジ・コーナーピース装着装置 - Google Patents

フランジ・コーナーピース装着装置

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JPH06170465A
JPH06170465A JP4324488A JP32448892A JPH06170465A JP H06170465 A JPH06170465 A JP H06170465A JP 4324488 A JP4324488 A JP 4324488A JP 32448892 A JP32448892 A JP 32448892A JP H06170465 A JPH06170465 A JP H06170465A
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Akio Kanazawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダクトのフランジコーナーへのコーナーピー
スの供給,圧入,固定の各工程を自動的に実施し得るフ
ランジ・コーナーピース装着装置を提供する。 【構成】 ダクト載置台8と,コーナーピース供給装置
2と,コーナーピース取り付け装置3とを具備してな
り,コーナーピース供給装置2は供給レール14上に任
意数で積載されたコーナーピース7を1個づつ供給レー
ル端部の供給口側に押し出し,供給レールの供給口から
ダクト載置台8上の所定位置に載置されたダクト5のフ
ランジコーナーに供給する。供給レール14上の所定位
置に載置されたコーナーピース7が消費されたときに
は,補給台16上に積載されたコーナーピース7が補給
される。コーナーピース取り付け装置3,3は,供給さ
れたコーナーピース7を押圧アーム9を回動させてフラ
ンジ面に押圧固定させ,曲圧アーム10を回動させてか
しめ止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,板金加工により製作さ
れる矩形ダクトのフランジ部の形成装置に関し,詳しく
は,ダクト構成材を折り曲げ加工して形成されたフラン
ジ部のフランジコーナーに生じる欠落部を補完すると共
に,フランジ部を補強するためのコーナーピースを装着
するフランジ・コーナーピース装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】構成単位毎に製作されるダクトを互いに
連結し,あるいは取り付け位置に接続するために,各構
成単位毎にフランジが形成される。板金加工によりダク
トを製作する場合のフランジ形成の従来構成について以
下に説明する。図13に示す構成は,ダクト30の端部
にアングル枠材31を取り付けることにより,アングル
枠材31によってフランジ部32が形成される。アング
ル枠材31は,リベット締結等の手段によりダクト30
に固定され,ダクト30の縁部はアングル枠材31のフ
ランジ形成面上に折り曲げ加工されて,フランジ形成が
なされたダクト30が完成される。上記構成による場
合,アングル枠材31を取り付けるための作業工数の増
加,全体の重量増加,コストアップ等の課題があり,こ
れを改善するために,ダクトを構成する板金材によりフ
ランジを形成する手段が採用される。図14に示すよう
に,ダクト33の端部を外方向に折り曲げてフランジ形
成面36を形成する。この場合,各コーナー部分に欠落
部34が生じるので,この欠落部34を補完するため
に,L字状に形成されたコーナーピース35が各コーナ
ー部分に取り付けられる。コーナーピース35はフラン
ジ形成面36に嵌着されることによってフランジ形成面
36と一体化する。図15にダクト33のフランジ形成
面36及びコーナーピース35の断面図を示すが,ダク
ト面側にコーナーピース35の一辺の高さhに該当する
リブ37が形成され,フランジ形成面36の縁部には,
端部を折り返し形成した立ち上がり部38が形成されて
いる。図15(b)に示すように,立ち上がり部38と
リブ37との間にコーナーピース35を圧入すると,コ
ーナーピース35はフランジ形成面36に嵌合する。更
に,図15(c)に示すように,立ち上がり部38をコ
ーナーピース35上に折り曲げることにより,コーナー
ピース35は固定され,フランジ形成面36とコーナー
ピース35とが一体化される。上記加工によって,フラ
ンジ形成面36の各コーナーの欠落部34はコーナーピ
ース35により補完されると共に,フランジ形成面36
が補強され,フランジが形成されたダクト33が完成す
る。コーナーピース35の取り付けは,ハンマー等を用
いて人手により加工される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ダクト構成面を折
り曲げ加工することによるフランジ形成は,ダクトの軽
量化,フランジの強度保持等に優れた手段であるが,1
つのフランジ部を形成するのに4ケ所にコーナーピース
を装着しなければならないため,このコーナーピースの
装着を人手により行っていたので能率が悪く,完成品の
バラツキも大きかった。本発明は上記課題を解決すべく
創案されたもので,フランジコーナーへのコーナーピー
スの供給,圧入,固定の各工程を自動的に実施し得るフ
ランジ・コーナーピース装着装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用する第1の手段は,矩形ダクトの端部に
形成されたフランジ部のコーナー部分に,L字状に形成
されたコーナーピースを取り付けるフランジ・コーナー
ピース装着装置において,所定位置に前記フランジ部を
下にして垂直に載置された前記矩形ダクトのフランジコ
ーナー部分に前記コーナーピースを供給する供給口を備
え,送給されるコーナーピースを前記供給口に案内する
供給レールと,前記供給レールの所定位置に積載された
前記コーナーピースを前記供給口側に1個づつ順次押し
出すプッシュフォークと,任意数積載された前記コーナ
ーピースを任意列保持し,この積載されたコーナーピー
スを1列づつ前記供給レールの所定位置に順に補給する
補給台と,前記プッシュフォークを前記供給口方向に進
退駆動させると共に,プッシュフォークの駆動に同調し
て前記積載台を揺動させる駆動手段とを備えたコーナー
ピース供給手段を設けてなることを特徴とするフランジ
・コーナーピース装着装置として構成される。また,本
発明が採用する第2の手段は,矩形ダクトの端部に形成
されたフランジ部のコーナー部分に,L字状に形成され
たコーナーピースを取り付けるフランジ・コーナーピー
ス装着装置において,所定位置に前記フランジ部を下に
して垂直に載置された前記矩形ダクトのフランジコーナ
ー部分に供給された前記コーナーピースを前記矩形ダク
トの載置面の水平方向から回動してフランジコーナー部
分の所定位置に圧接固定させる押圧アームと,前記押圧
アームにより所定位置に圧接固定されたコーナーピース
に対し前記矩形ダクトの載置面の水平方向から回動して
フランジの端辺に形成された立ち上がり部をコーナーピ
ース上に折り曲げる折曲アームと,前記押圧アーム及び
前記折曲アームを駆動する駆動手段とを備えたコーナー
ピース取り付け手段を設けてなることを特徴とするフラ
ンジ・コーナーピース装着装置として構成される。
【0005】更に,本発明が採用する第3の手段は,矩
形ダクトの端部に形成されたフランジのコーナー部分
に,L字状に形成されたコーナーピースを取り付けるフ
ランジ・コーナーピース装着装置において,所定位置に
前記フランジ部を下にして垂直に載置された前記矩形ダ
クトのフランジコーナー部分に前記コーナーピースを供
給する供給口を備え,送給されるコーナーピースを前記
供給口に案内する供給レールと,前記供給レールの所定
位置に積載された前記コーナーピースを前記供給口側に
1枚づつ順次押し出すプッシュフォークと,任意数積載
された前記コーナーピースを任意列保持し,この積載さ
れたコーナーピースを1列づつ前記供給レールの所定位
置に順に補給する補給台と,前記プッシュフォークを前
記供給口方向に進退駆動させると共に,プッシュフォー
クの駆動に同調して前記積載台を揺動させる駆動手段と
を備えたコーナーピース供給手段と,所定位置に前記フ
ランジ部を下にして垂直に載置された前記矩形ダクトの
フランジコーナー部分に供給された前記コーナーピース
を前記矩形ダクトの載置面の水平方向から回動してフラ
ンジコーナー部分の所定位置に圧接固定させる押圧アー
ムと,前記押圧アームにより所定位置に圧接固定された
コーナーピースに対し前記矩形ダクトの載置面の水平方
向から回動してフランジの端辺に形成された立ち上がり
部をコーナーピース上に折り曲げる折曲アームと,前記
押圧アーム及び前記折曲アームを駆動する駆動手段とを
備えたコーナーピース取り付け手段とを具備してなるこ
とを特徴とするフランジ・コーナーピース装着装置とし
て構成される。
【0006】
【作用】本発明の第1の手段によるコーナーピース供給
手段は,供給レール上の所定位置に任意数で積載された
コーナーピースをプッシュフォークにより1個づつ供給
レール端部の供給口側に押し出すことができるように構
成される。押し出されたコーナーピースは,供給レール
上を案内されて供給口からダクト載置台上の所定位置に
載置されたフランジコーナーに供給される。供給レール
上の所定位置に載置されたコーナーピースが消費された
ときには,補給台上に積載して準備されたコーナーピー
スが補給される。前記プッシュフォークを駆動する駆動
手段は,同時に前記補給台の傾斜角度を揺動変化させ
て,積載されたコーナーピースの補給のための流下がス
ムーズに行われるよう動作する。また,本発明の第2の
手段によるコーナーピース取り付け手段は,ダクト載置
台上の所定位置に載置されたダクトのフランジコーナー
に供給されたコーナーピースを押圧アームを回動させて
フランジ面に押圧固定させ,次いで,曲圧アームを回動
させてフランジ端辺に形成された立ち上がり部をコーナ
ーピース上に折り曲げてフランジとコーナーピースとを
かしめ止めする。前記押圧アームと曲圧アームとは,駆
動手段により駆動されてダクト載置台の水平方向から回
動するので,ダクトが傾斜面を有する場合にも,その回
動軌跡がダクトの傾斜面と干渉することがない。更に,
本発明の第3の手段によれば,上記第1の手段によるコ
ーナーピース供給手段と,第2の手段によるコーナーピ
ース取り付け手段とを組み合わせて,ダクト載置台上の
所定位置に載置されたダクトのフランジコーナーに対
し,コーナーピースの供給から取り付けまでを自動的に
行うコーナーピース装着装置が実現される。
【0007】
【実施例】以下,添付図面を参照して,本発明を具体化
した実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定するものではない。ここに,図1
は本発明の一実施例に係るコーナーピース装着装置の要
部構成を示す斜視図,図2は矩形ダクトの一例とそのフ
ランジ部へのコーナーピース装着の状態を示す斜視図,
図3はコーナーピースの平面図(a)とD−D線矢視断
面図(b)とE−E線矢視断面図(c),図4はフラン
ジ部及びフランジ部とコーナーピースとの嵌合の状態を
示す断面図,図5はコーナーピース取り付け装置の要部
を示す平面図,図6はコーナーピース取り付け装置の押
圧アーム及び曲圧アームの回動動作を示す側面図,図7
は傾斜角度を有するダクトの例を示す斜視図,図8はコ
ーナーピース取り付け装置の動作を説明する動作順序説
明図,図9はコーナーピース供給装置の要部を示す平面
図,図10はコーナーピース供給装置の構成と動作を説
明する模式図,図11はコーナーピースの積載状態と補
給の状態を説明する側面図,図12は補給台の別実施態
様を示す模式図である。
【0008】まず,矩形ダクトに設けられるフランジの
形成構造及び該フランジに装着されるコーナーピースの
形状について説明する。ダクト5は,図2にその一例を
示すように,矩形断面で筒状に形成されており,ダクト
面を構成するダクト板金6の各面の端部を直角に折り曲
げ加工して,フランジ部4を形成する。このとき,図示
するように各コーナー部分に欠落部20が生じるため,
この位置にコーナーピース7を取り付けて欠落部20を
補完すると共に,フランジ部4を補強する。コーナーピ
ース7は,図3に示すようにL字状に形成されており,
前記欠落部20に該当させるコーナー部7aはフランジ
部4の板厚に相当する寸法で絞り加工が施され,コーナ
ーピース7で欠落部20を補完したとき,フランジ面が
面一になるよう形成される。また,縁部の所要位置に
は,立ち上がり部7b,7c,7dが形成され,コーナ
ーピース7の折り曲げ強度を増加させると共に,それぞ
れフランジ部4への位置固定及びかしめ止め,あるい
は,後述するコーナーピース自動供給のための係止片と
しての用にも供される。ダクト板金6の端部には,図4
(a)の断面図に示すように,フランジ部4と平行にリ
ブ6aが形成されており,フランジ部4の縁辺は端部を
折り返した立ち上がり部4aが形成されている。このよ
うに形成されたフランジ部4の内側に,コーナーピース
7を圧入させると,図4(b)に示すようにフランジ部
4の内側にコーナーピース7が嵌合する。更に,フラン
ジ部4の立ち上がり部4aをコーナーピース7上に折り
曲げることにより,コーナーピース7は立ち上がり部4
aによってかしめ止めされ,フランジ部4とコーナーピ
ース7とは一体的に形成される。
【0009】上記のように構成されるフランジ部4への
コーナーピース7装着の加工を実施するための各装置の
実施例構成について以下に説明する。図1において,本
実施例になるコーナーピース装着装置1は,ダクト5を
載置するためのダクト載置台8と,該ダクト載置台8の
所定位置にフランジ部を下にして垂直に載置されるダク
ト5のフランジコーナー部にコーナーピース7を逐一供
給するコーナーピース供給装置(コーナーピース供給手
段)2と,フランジコーナー部に供給されたコーナーピ
ースを所定位置に嵌合させ固定させるコーナーピース取
り付け装置(コーナーピース取り付け手段)3とを具備
して構成されている。コーナーピース取り付け装置3
は,図1及び図5に示すように,ダクト載置台8のコー
ナー位置の両側にそれぞれ配置される。このコーナーピ
ース取り付け装置3は,一対の押圧アーム9,9と,該
押圧アーム9,9の間に配置された曲圧アーム10と,
これら押圧アーム9と曲圧アーム10とを軸支する支持
台11と,押圧アーム9を回動させる第1シリンダ(駆
動手段)12と,曲圧アーム11を回動させる第2シリ
ンダ(駆動手段)13とを具備して構成される。尚,前
記支持台11は,ダクト5をダクト載置台8上の所定位
置に載置するときの位置決めのための当接面としての用
にも供しているが,別途位置決めのための部材を配置し
てもよい。図6(a)(b)に,上記押圧アーム9及び
曲圧アーム10のダクト載置台8に対する垂直方向の位
置関係と,回動動作による変化を示す。押圧アーム9の
回動軸9aはダクト載置台8のダクト載置面とほぼ同じ
高さにあり,曲圧アーム10の回動軸10aは,ダクト
載置台8のダクト5載置面より下に位置しているため,
図6(a)に示す状態から,図6(b)に示す状態へと
各アーム9,10を回動させたとき,押圧アーム9の作
用端9cは斜め上方からコーナーピース7を押さえ込
む,曲圧アーム10の作用端10cは,ダクト載置台8
に略平行に水平方向からダクト載置台8上に移動する。
即ち,押圧アーム9に連結された第1シリンダ12によ
り押圧アーム9を回動させ,あるいは,曲圧アーム10
に連結された第2シリンダ13により回動させると,押
圧アーム9はコーナーピース7をフランジ部4の所定位
置に押圧固定し,曲圧アーム10は固定されたコーナー
ピース7上にフランジ部4の立ち上がり部4aを折り曲
げてコーナーピース7の装着が完了する。
【0010】この各アーム9,10の円弧に沿った回動
により,同図に仮想線で示すように,ダクト面5aが傾
斜しているダクト(図7参照)である場合でも,ダクト
面に干渉することなくコーナーピース7の装着が可能と
なる。上記構成になるコーナーピース取り付け装置3の
動作を,図8を用いて説明する。同図の各工程に示す添
図は,フランジ部4にコーナーピース7が装着される順
序状態を示す拡大断面図である。 (1)図8(a)に示すように,ダクト載置台8上にダ
クト8を載置して,フランジ部4のコーナー部分にコー
ナーピース7を置く。 (2)次に,図8(b)に示すように,押圧アーム9を
回動させてコーナーピース7を斜め上方からフランジ部
4側に押圧する。この押圧により,コーナーピース7は
リブ6aと折り返し部4bとの間に嵌め込まれ,フラン
ジ部4上に押圧固定される。 (3)次いで,図8(c)に示すように,押圧アーム9
による押圧によりコーナーピース7を固定しつつ,曲圧
アーム10を回動させる。曲圧アーム10の作用端10
cに形成されたアール面は,立ち上がり部4aの先端を
水平方向からフランジ部4に加圧して折り曲げ,折り返
し部4bでコーナーピース7の立ち上がり部7cを巻き
込んでかしめ止めする。
【0011】以上の動作は,ダクト載置台8の所定位置
の両側に配置された一対のコーナーピース取り付け装置
3により同時に実施されるので,矩形ダクトの場合,4
つのコーナーについて順次上記取り付け動作を行うこと
により,コーナーピース7によるフランジ部4の欠落部
の補完と補強とが人手によるハンマー作業等を必要とす
ることなく自動的に実施される。上記コーナーピース取
り付け装置3によりコーナーピース取り付け動作を行わ
せるに際して,フランジ部4の各コーナーにコーナーピ
ース7を逐一供給する作業は,手作業によっても行うこ
とができるが,自動供給することによってコーナーピー
ス7の装着作業を全自動でなすことが可能となる。この
コーナーピース7の自動供給を行うためのコーナーピー
ス供給装置2について以下に説明する。図9に示すよう
に,コーナーピース供給装置2は,ダクト載置台8のコ
ーナー両側に一対に配置されるコーナーピース取り付け
装置3の中間位置に配置され,ダクト載置台8の所定位
置に位置決めされたダクト5のフランジ部4のコーナー
に対して1個づつコーナーピース7を供給する。
【0012】コーナーピース供給装置2は,図10に示
すように,順次送り出されてくるコーナーピース7を供
給端(供給口)14aに案内する供給レール14と,供
給レール14の所定位置に任意数積載されたコーナーピ
ース7を積載最低部から1個づつ押し出すプッシュフォ
ーク15と,該プッシュフォーク15を供給レール14
上で進退駆動させる第3シリンダ(図示せず)と,任意
数積載したコーナーピース7を任意列載置して供給レー
ル14上に積載したコーナーピース7を補給する補給台
16とを具備して構成されている。図10(a)におい
て,供給レール14上の所定位置にはコーナーピース7
が任意数で積載されており,この積載された最低部にあ
るコーナーピース7を図10(b)に示すように,第3
シリンダによって進退駆動するプッシュフォーク15に
より,所謂ダルマ落とし的に供給端14a側に押し出
す。押し出されたコーナーピース7は,順次前方にある
コーナーピース7を押し進めるので,供給端14aにあ
るコーナーピース7は供給レール14上から落下して,
ダクト載置台8上に載置されたダクト5のフランジ部4
上に供給される。積載された最低部のコーナーピース7
をプッシュフォーク15で押し出すとき,最低部の1個
だけを抜け出させ,他のコーナーピース7をそのままの
位置に留めておくために,図示するように積載されたコ
ーナーピース7の供給端14a側に,係止ピン17を上
方から垂下させて設置している。この係止ピン17の設
置は,図1に示すように,供給レール14に取り付けら
れた枠部材18の上辺に垂下長を調整可能に取り付けら
れている。
【0013】コーナーピース7は先に図3(b)に示し
たように,L字状に形成されたコーナー部の中央位置に
立ち上がり部7dが形成されており,図11に示すよう
に,係止ピン17の先端は,積載された最低部のコーナ
ーピース7の前記立ち上がり部7dの供給レール14か
らの高さを外した高さ位置に調整されるので,プッシュ
フォーク15により積載最低部のコーナーピース7が押
されたときに,他のコーナーピース7も同時に移動して
しまうことが防止される。供給レール14上の所定位置
に載置されたコーナーピース7が全て供給端14a側に
押し出されたとき,補給台16上に任意列で積載された
コーナーピース7が補給される。図10において,コー
ナーピース7の積載列の供給レール14上のをA,補給
台16上のをB,Cとすると,積載列B,Cは補給台1
6の傾斜面上に載置されているため,積載列A側に自然
流下しようとするが,図11に示すように,積載列Aが
1個でもある間は,それに当接して流下せず,積載列A
が無くなったときに流下して,積載列A位置に積載列B
が補給される。従って,補給台16上に積載したコーナ
ーピース7を常に所要数で在るように管理しておけば,
コーナーピース7供給は連続して実施することができ
る。
【0014】上記補給台16の構成において,補給台1
6上のコーナーピース7は,積載されて重量増加した状
態で緩やかな傾斜面にあり,また,流下しようとする圧
力で前方の積載列に当接しているため隣接積載列間で干
渉することがあり,流下がスムーズになされない場合が
生ずる。そこで,補給台16を揺動させて補給のための
流下をスムーズになさしめ,あるいは干渉することを防
止する。本実施例の場合は図10に示すように,補給台
16の供給端14a側を支点として,傾斜角度をプッシ
ュフォーク15の進退駆動動作に合わせて往復変動させ
ている。即ち,プッシュフォーク15の上面にローラ1
9を設置して,このローラ19で積載台16の下面から
支持するようにすることで,プッシュフォーク15が進
退駆動される毎に補給台16の傾斜角度が変化する。ま
た,ローラ19,もしくは補給台16の下面を凹凸面で
形成することにより,プッシュフォーク15の移動によ
り補給台16に振動と傾斜角度変化が与えられることに
なり,積載列間の干渉をより効果的に防止することがで
きる。コーナーピース7の積載列間の係着を防止するた
めの別態様による補給台16aの構成を図12に示す。
図示するように,回動支点16cは,供給レール14に
固定された支持板21の長穴によって支持され,他端に
は前記ローラ19が嵌り込む。凹部16bが設けられて
いる。
【0015】上記構成によれば,第3シリンダによりプ
ッシュフォーク15を進退駆動させることにより,補給
台16aの傾斜角度の変化と,供給方向への前後移動と
が生じるため,前述した積載列AとBとの間での係着が
防止できる。以上説明したコーナーピース供給装置2と
コーナーピース取り付け装置3とを組み合わせることに
より,ダクト5のフランジ部4へのコーナーピース7供
給から取り付けまでを自動的に行うコーナーピース装着
装置1が実現される。コーナーピース装着装置1を構成
するコーナーピース供給装置2及びコーナーピース取り
付け装置3のそれぞれの動作開始を所定順序に設定し
て,ダクト載置台8上に,ダクト5をコーナーピース7
を装着するフランジ部4を下にして垂直に位置決め載置
し,動作開始させると自動的にコーナーピース7が装着
される。即ち,まずコーナーピース供給装置2によりコ
ーナーピース7が供給され,次いで,コーナーピース取
り付け装置3の押圧アーム9によりコーナーピース7が
フランジ部4の所定位置に嵌合され,曲圧アーム10に
よりかしめ止めがなされる。従って,コーナーピース装
着1の動作開始を足踏みスイッチ等で操作できるように
構成しておけば,作業者はダクト5をダクト載置台8上
に位置決めしてスイッチ操作すれば,各装置を駆動する
第1シリンダ〜第3シリンダが設定順序で動作し,コー
ナーピース装着が自動的になされる。そこで,作業者は
ダクト5のコーナーピース取り付けのコーナーを順に移
動させる毎にスイッチ操作するだけの簡単な作業でコー
ナーピース装着を実施することができる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば,所定
位置に載置されたダクトのフランジコーナーに対し,コ
ーナーピースを1個づつ供給するコーナーピース供給装
置により,コーナーピースの所定位置供給が自動的に実
施できる。また,ダクト載置台上の所定位置に載置され
たダクトのフランジコーナーに供給されたコーナーピー
スをコーナーピース取り付け装置により自動的に取り付
けることができる。このコーナーピース供給装置とコー
ナーピース取り付け装置とを組み合わせると,コーナー
ピースの供給から取り付けまでが自動化される。従っ
て,作業者はダクトを所定位置に載置し,所定動作順序
に設定された装置の動作開始を操作するのみで,コーナ
ーピースの装着が完了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るコーナーピース装着装
置の要部構成を示す斜視図。
【図2】 矩形ダクトの一例とそのフランジ部へのコー
ナーピース装着の状態を示す斜視図。
【図3】 コーナーピースの平面図(a)とD−D線矢
視断面図(b)とE−E線矢視断面図(c)。
【図4】 フランジ部の断面図(a)とコーナーピース
とフランジ部との嵌合状態を示す断面図(b)。
【図5】 コーナーピース取り付け装置の要部を示す平
面図。
【図6】 コーナーピース取り付け装置の押圧アーム及
び曲圧アームの回動動作を示す側面図。
【図7】 傾斜角度を有するダクトの例を示す斜視図。
【図8】 コーナーピース取り付け装置の動作を説明す
る動作順序説明図。
【図9】 コーナーピース供給装置の要部を示す平面
図。
【図10】 コーナーピース供給装置の構成と動作を説
明する模式図。
【図11】 コーナーピースの積載状態と補給の状態を
説明する側面図。
【図12】 補給台の別実施態様を示す側面図。
【図13】 従来例に係るダクトのフランジ形成の第1
例を示す斜視図。
【図14】 従来例に係るダクトのフランジ形成の第2
例を示す斜視図。
【図15】 同上のフランジ部の断面図。
【符号の説明】
1…コーナーピース装着装置 2…コーナーピース供給装置 3…コーナーピース取り付け装置 4…フランジ部 5…ダクト 7…コーナーピース 8…ダクト載置台 9…押圧アーム 10…曲圧アーム 12…第1シリンダ(駆動手段) 13…第2シリンダ(駆動手段) 14…供給レール 15…プッシュフォーク 16…補給台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形ダクトの端部に形成されたフランジ
    部のコーナー部分に,L字状に形成されたコーナーピー
    スを取り付けるフランジ・コーナーピース装着装置にお
    いて,所定位置に前記フランジ部を下にして垂直に載置
    された前記矩形ダクトのフランジコーナー部分に前記コ
    ーナーピースを供給する供給口を備え,送給されるコー
    ナーピースを前記供給口に案内する供給レールと,前記
    供給レールの所定位置に積載された前記コーナーピース
    を前記供給口側に1個づつ順次押し出すプッシュフォー
    クと,任意数積載された前記コーナーピースを任意列保
    持し,この積載されたコーナーピースを1列づつ前記供
    給レールの所定位置に順に補給する補給台と,前記プッ
    シュフォークを前記供給口方向に進退駆動させると共
    に,プッシュフォークの駆動に同調して前記積載台を揺
    動させる駆動手段とを備えたコーナーピース供給手段を
    設けてなることを特徴とするフランジ・コーナーピース
    装着装置。
  2. 【請求項2】 矩形ダクトの端部に形成されたフランジ
    部のコーナー部分に,L字状に形成されたコーナーピー
    スを取り付けるフランジ・コーナーピース装着装置にお
    いて,所定位置に前記フランジ部を下にして垂直に載置
    された前記矩形ダクトのフランジコーナー部分に供給さ
    れた前記コーナーピースを前記矩形ダクトの載置面の水
    平方向から回動してフランジコーナー部分の所定位置に
    圧接固定させる押圧アームと,前記押圧アームにより所
    定位置に圧接固定されたコーナーピースに対し前記矩形
    ダクトの載置面の水平方向から回動してフランジ部の端
    辺に形成された立ち上がり部をコーナーピース上に折り
    曲げる曲圧アームと,前記押圧アーム及び前記曲圧アー
    ムを駆動する駆動手段とを備えたコーナーピース取り付
    け手段を設けてなることを特徴とするフランジ・コーナ
    ーピース装着装置。
  3. 【請求項3】 矩形ダクトの端部に形成されたフランジ
    部のコーナー部分に,L字状に形成されたコーナーピー
    スを取り付けるフランジ・コーナーピース装着装置にお
    いて,所定位置に前記フランジ部を下にして垂直に載置
    された前記矩形ダクトのフランジコーナー部分に前記コ
    ーナーピースを供給する供給口を備え,送給されるコー
    ナーピースを前記供給口に案内する供給レールと,前記
    供給レールの所定位置に積載された前記コーナーピース
    を前記供給口側に1個づつ順次押し出すプッシュフォー
    クと,任意数積載された前記コーナーピースを任意列保
    持し,この積載されたコーナーピースを1列づつ前記供
    給レールの所定位置に順に補給する補給台と,前記プッ
    シュフォークを前記供給口方向に進退駆動させると共
    に,プッシュフォークの駆動に同調して前記積載台を揺
    動させる駆動手段とを備えたコーナーピース供給手段
    と,所定位置に前記フランジ部を下にして垂直に載置さ
    れた前記矩形ダクトのフランジコーナー部分に供給され
    た前記コーナーピースを前記矩形ダクトの載置面の水平
    方向から回動してフランジコーナー部分の所定位置に圧
    接固定させる押圧アームと,前記押圧アームにより所定
    位置に圧接固定されたコーナーピースに対し前記矩形ダ
    クトの載置面の水平方向から回動してフランジ部の端辺
    に形成された立ち上がり部をコーナーピース上に折り曲
    げる曲圧アームと,前記押圧アーム及び前記曲圧アーム
    を駆動する駆動手段とを備えたコーナーピース取り付け
    手段とを具備してなることを特徴とするフランジ・コー
    ナーピース装着装置。
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