JPH06238209A - マスキングテープおよびマスキングテープの使用方法 - Google Patents

マスキングテープおよびマスキングテープの使用方法

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JPH06238209A
JPH06238209A JP5029445A JP2944593A JPH06238209A JP H06238209 A JPH06238209 A JP H06238209A JP 5029445 A JP5029445 A JP 5029445A JP 2944593 A JP2944593 A JP 2944593A JP H06238209 A JPH06238209 A JP H06238209A
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JP
Japan
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tape
masking tape
masking
coating
upper layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP5029445A
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English (en)
Inventor
Takashi Motoyama
孝 本山
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
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Publication of JPH06238209A publication Critical patent/JPH06238209A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスキングテープを剥離、除去することによ
り乱れ部が発生することがなく、その後の修正作業が必
要ないようにする。 【構成】 被塗装面10の塗装領域の境界部に貼付され
て一側面が塗装境界線100を形成するマスキングテー
プ50を用い、このマスキングテープ50上も含めて塗
装領域に塗装を行なった後、塗膜40が未硬化の状態で
マスキングテープを上層テープ51から順次剥離させる
ようにしたマスキングテープ50およびその使用方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マスキングテープお
よびマスキングテープの使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車や船などの塗装において、色の塗
分けを行なう場合、被塗装面の塗装部の境界部にマスキ
ングテープを貼付することが行なわれている。そしてマ
スキングテープ上も含めて塗装領域にスプレーなどによ
って塗装を行なった後、マスキングテープを剥離、除去
してマスキングテープの側縁により鮮明な塗装境界線を
生じさせるようにしている。すなわち、図6および図7
に示すように、被塗装面10上の塗装しない領域を適宜
のマスキング紙20で覆うとともに、塗装領域の境界部
に粘着層31が形成されたマスキングテープ30を貼付
して、その一側縁で境界線100の位置決めを行なう。
そして被塗装面10に吹付けなどにより塗料を塗布して
塗膜40を形成させた後、マスキング紙20およびマス
キングテープ30を剥離、除去することにより、これら
の上に付着した塗膜41を同時に除去するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような方法で
は、マスキングテープ30を除去する際に、境界部付近
のマスキングテープ30上の塗料が局部的にわずかな量
だけ本来の塗膜40から分離されず、図7および図8に
示すようにマスキングテープ30を剥離させた後にヒゲ
状に境界線100上に残され、いわゆる乱れ部42が発
生することになる。そしてこの乱れ部42が境界線10
0に沿って点在することになるために、塗装境界線10
0の鮮明さが阻害されることになる。
【0004】このためマスキングテープ30を剥離させ
た後、この乱れ部42をナイフやヘラなどで取り除くこ
とも行なわれているが、このような修正作業には非常に
手間がかかるという問題がある。
【0005】この発明は、このような従来の欠点を解消
するためになされたものであり、マスキングテープを剥
離、除去することにより乱れ部が発生することがなく、
したがってその後の修正作業が必要ないマスキングテー
プおよびマスキングテープの使用方法を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のマスキングテ
ープは、被塗装面の塗装領域の境界部に貼付されて一側
面が塗装境界線を形成するマスキングテープであって、
このマスキングテープは互いに独立に一層ずつ剥離させ
ることができるように複数層のテープが粘着層を介して
積層されているものである。
【0007】上記マスキングテープは、上層テープと下
層テープとの2層構造で形成すればよく、また上層テー
プと下層テープとは互いに異なる着色を施すことが好ま
しい。さらに上記マスキングテープの塗装境界線を形成
する側と反対側の側部は上層より下層の方が側方へ突出
するように幅広に形成し、あるいは上記マスキングテー
プの塗装境界線を形成する側と反対側の側部には上層と
下層とが接着されていない領域を形成してもよい。
【0008】この発明のマスキングテープの使用方法
は、被塗装面の塗装領域の境界部にマスキングテープを
貼付し、このマスキングテープは互いに独立に一層ずつ
剥離させることができる複数のテープが粘着層を介して
積層されているものを用い、このマスキングテープ上も
含めて塗装領域に塗装を行なった後、塗料が未硬化の状
態でマスキングテープを上層から順次剥離させるように
したものである。
【0009】
【作用】上記構成では、複数層のマスキングテープを順
次剥離、除去することにより乱れ部のない塗装境界線が
形成されることになり、このためマスキングテープの剥
離後に乱れ部を除去する作業は必要なく、色分け塗装の
塗装作業を容易に行なうことができる。
【0010】
【実施例】図1において、被塗装面10上の塗装しない
領域を適宜のマスキング紙20で覆うとともに、塗装領
域の境界部にマスキング紙20の側端部を覆うようにマ
スキングテープ50を貼付してその一側縁で境界線10
0の位置決めを行なう。このマスキングテープ50は、
互いに独立に一層ずつ剥離させることができるように上
層テープ51と下層テープ52とがそれらの間に粘着層
510を介して積層されてなり、かつ下層テープ52の
下面にも粘着層520が形成されている。そして被塗装
面10に吹付けなどにより塗料を塗布して塗膜40を形
成させた後、塗料が未硬化の状態でマスキング紙20お
よびマスキングテープ50の上層テープ51のみを剥
離、除去することにより、これらの上に付着した塗膜4
1を同時に除去する。
【0011】これによって、図2に示すように下層テー
プ52が残されるとともに、上層テープ51を除去する
際に、境界部付近の下層テープ52上にヒゲ状に乱れ部
42が発生し、この乱れ部42は自重により仮想線の状
態から実線の状態になって下層テープ52上に付着する
ことになる。ついでこの下層テープ52を剥離、除去さ
せると、図3に示すように下層テープ52上に付着した
乱れ部42も同時に取り除かれることになり、このため
鮮明な境界線100が形成される。
【0012】マスキングテープとしては、種々のものが
採用可能であり、例えば図4(a)〜(d)に示すよう
な態様が挙げられる。図4(a)は上記実施例に示した
ものと同様であり、マスキングテープ50は互いに独立
に一層ずつ剥離させることができるように上層テープ5
1と下層テープ52とがそれらの間に粘着層510を介
して積層されて下層テープ52の下面にも粘着層520
が形成されている。また塗装境界線を形成する側と反対
側の側部は、上層テープ51より下層テープ52の方が
側方へ突出するように幅広に形成されて両者間に段部5
11が形成されている。この段部511を形成すること
により上層テープ51を剥離させる作業を容易に行なえ
るようにしているが、さらに上層テープ51と下層テー
プ52とを互いに別の色に着色してもよい。また図5
(a)に示すように、下面に粘着層を有する幅広の下層
テープ55の上面に、粘着層540を介して上層テープ
54を積層し、それを中心線59で切断することによ
り、図4(a)に示すようなマスキングテープ50を一
対形成するようにすればよい。
【0013】図4(b)はマスキングテープ50の別の
例を示し、上層テープ51と下層テープ52とは同じ幅
のものを用い、かつ塗装境界線を形成する側と反対側の
側部には、互いに接着されていない部分512が形成さ
れ、これによって上層テープ51を剥がしやすくしてい
る。図4(c)はマスキングテープ50のさらに別の例
を示し、上層テープ51より下層テープ52の方が側方
へ突出するように幅広に形成されて両者間に段部511
が形成され、さらに一側部には互いに接着されていない
部分513が形成され、これによって上層テープ51を
剥がしやすくしている。図4(d)はマスキングテープ
のさらに別の例を示し、下層テープ522上に粘着層5
10を介して一対の上層テープ51が幅方向中央部で側
端部が相対向して左右対称に配置され、この中央部では
上層テープ51を剥がしやすいように接着されていない
領域514が形成されている。このマスキングテープ5
3はこのテープが貼付された領域のみがマスキングさ
れ、左右両側縁が塗装面の境界線を形成するように使用
される。すなわち、このマスキングテープ53の両側に
塗装を行なった後、このマスキングテープ53を剥離さ
せることにより、その両側縁に塗装境界線を形成させ
る。このマスキングテープは、例えば図5(b)に示す
ように、下面に粘着層570を有する幅広の下層テープ
57の上面に、上層テープ56を積層し、それらの間に
は中央部515を除いて粘着層516を介在させ、これ
を中心線59で切断することにより図4(d)に示すマ
スキングテープ53を一対形成するようにすればよい。
【0014】上記構成においては、2層のマスキングテ
ープを順次剥離、除去することにより乱れ部のない塗装
境界線が形成されることになり、このため乱れ部を除去
する作業は必要なく、色分け塗装の塗装作業を容易に行
なうことができる。なお、上記実施例では上層テープと
下層テープとの2層からなるマスキングテープについて
のみ例示したが、3層以上の積層テープを用いてソレノ
イドを順次剥離させていくようにしてもよいことは勿論
である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
複数層のマスキングテープを順次剥離、除去することに
より乱れ部のない塗装境界線が形成されることになり、
このためマスキングテープの剥離後に乱れ部を除去する
作業は必要なく、色分け塗装の塗装作業を容易に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す塗装状態の断面図であ
る。
【図2】上層テープを剥離させた状態の図1相当図であ
る。
【図3】下層テープを剥離させた状態の図2相当図であ
る。
【図4】この発明のマスキングテープの数例を示す断面
説明図である。
【図5】この発明のマスキングテープを製作する方法を
示す断面説明図である。
【図6】従来のマスキングテープによる塗装状態の断面
図である。
【図7】マスキングテープを剥離させた状態の図6相当
図である。
【図8】図7の平面図である。
【符号の説明】
10 被塗装面 40 塗膜 42 乱れ部 50,53 マスキングテープ 51 上層 52 下層 100 境界線 510,520 粘着層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗装面の塗装領域の境界部に貼付され
    て一側面が塗装境界線を形成するマスキングテープであ
    って、このマスキングテープは互いに独立に一層ずつ剥
    離させることができるように複数層のテープが粘着層を
    介して積層されていることを特徴とするマスキングテー
    プ。
  2. 【請求項2】 上記マスキングテープは、上層テープと
    下層テープとの2層構造で形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のマスキングテープ。
  3. 【請求項3】 上記マスキングテープは、上層テープと
    下層テープとが互いに異なる着色が施されていることを
    特徴とする請求項2記載のマスキングテープ。
  4. 【請求項4】 上記マスキングテープの塗装境界線を形
    成する側と反対側の側部は上層より下層の方が側方へ突
    出するように幅広に形成されていることを特徴とする請
    求項2記載のマスキングテープ。
  5. 【請求項5】 上記マスキングテープの塗装境界線を形
    成する側と反対側の側部には上層と下層とが接着されて
    いない領域が形成されていることを特徴とする請求項2
    記載のマスキングテープ。
  6. 【請求項6】 被塗装面の塗装領域の境界部にマスキン
    グテープを貼付し、このマスキングテープは互いに独立
    に一層ずつ剥離させることができる複数のテープが粘着
    層を介して積層されているものを用い、このマスキング
    テープ上も含めて塗装領域に塗装を行なった後、塗料が
    未硬化の状態でマスキングテープを上層から順次剥離さ
    せることを特徴とするマスキングテープの使用方法。
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