JPH0623687A - ロボット - Google Patents

ロボット

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JPH0623687A
JPH0623687A JP5656293A JP5656293A JPH0623687A JP H0623687 A JPH0623687 A JP H0623687A JP 5656293 A JP5656293 A JP 5656293A JP 5656293 A JP5656293 A JP 5656293A JP H0623687 A JPH0623687 A JP H0623687A
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JP
Japan
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drive unit
arm
magnetic bearing
electromagnet
horizontal
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Withdrawn
Application number
JP5656293A
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English (en)
Inventor
Kazuhide Watanabe
和英 渡辺
Yoichi Kanemitsu
陽一 金光
Hiroyuki Shinozaki
弘行 篠崎
Naoharu Hirashiro
直治 平城
Shinichi Moriyama
伸一 森山
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Publication of JPH0623687A publication Critical patent/JPH0623687A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体の製造工程等の、特に発塵や潤滑が問
題となる特殊環境下で使用することのできる、機械的接
触部分を有さないロボットを提供する。 【構成】 先端ハンドを有するアーム(2)を水平方向
に非接触で支持し移動させる、磁気軸受とリニアモータ
からなる水平駆動部(3)と、該水平駆動部(3)を搭
載した浮上体(5)を非接触で支持し回転させる、磁気
軸受と回転形モータからなる回転駆動部(6)とを具備
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットに係り、特に
発塵や潤滑が問題となる特殊環境下(宇宙、真空中、ク
リーンルーム、液体中)で使用することができるロボッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体製造プロセスに於いて、
高いクリーン度を維持するためにクリーンルーム内で使
用するロボットには以下の対策が必要とされる。 (1)低発塵、無発塵機構の採用。 発塵要素を除去するか、又は削減し、低発塵又は無発塵
機構を採用する。 (2)防塵機構の組み込み。 防塵機構を組み込み、内部発生粒子の外部流出を防止す
るとともに拡散防止をする。 (3)信頼性、保全性の向上。 信頼性、保全性の向上をはかりメンテナンスフリー化を
図る。
【0003】具体的な対策方法としては以下の方法があ
る。 (1)内部負圧吸引 ロボットの内部を負圧として、外部に開口した部分を通
して塵埃が流出しないように、常に外部から内部に向か
う空気の流れを作る。 (2)磁性流体シール 磁性流体によってロボット内部と外部を完全に分離し、
内部からの塵埃の拡散防止を図る。 (3)ACサーボモータ ブラシが無いため、従来のDCサーボモータに比べそれ
自体の発塵が少なくなり、メンテナンスもフリーにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】宇宙、真空中、クリー
ンルーム、液体中などの特殊環境下では、アクチュエー
タの接触部からの発塵や、軸受部に潤滑を要することな
どが問題となる。例えば、半導体製造分野ではLSIの
高集積化が進み、よりクリーン度の高い製造環境、装置
が要求されている。このため現在、製造プロセス内の無
人化が進められているが、使用するロボット内部からの
発塵や、潤滑を必要とする部分のメンテナンス等が問題
となっている。現状ではこれらの問題に対応するために
発塵源となるロボットに防塵機構を設けるなど前述の対
応策を施している。
【0005】本発明は係る事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、防塵機構を設ける等の対策を
せずに位置決め精度がよく無発塵、無潤滑のロボットを
実現し、特殊環境下でも問題なく使用することができる
ロボットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のロボットは、先
端にハンドを有するアームを水平方向に非接触で移動さ
せる、磁気軸受とリニアパスモータからなる水平駆動部
と、該水平駆動部を搭載したアウターロータを非接触で
回転させる、磁気軸受とステッピングモータからなる回
転駆動部とを具備することを特徴とする。
【0007】
【作用】アームを水平方向に非接触で移動する水平駆動
部は、磁気軸受とリニアパルスモータで構成されている
ので、機械的な接触部分を有しない。同様に、水平駆動
部を搭載したアウターロータを非接触で回転させる回転
駆動部は、磁気軸受とパルスモータにより構成されてい
るので、機械的な接触部分を有しない。それ故、塵埃の
発生が一切生じない、潤滑の必要の無い、雰囲気を汚染
することのない、且つ高精度の位置決めの可能な高清浄
度空間等の特殊環境下での使用に好適なロボットが実現
される。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のロボットの斜視
図である。アーム2は、その先端にハンド1を具備し、
ハンド1には半導体ウエファ等の被搬送物が載置され
る。アーム2は、磁気軸受とリニアパルスモータで構成
される水平駆動部3によって、水平方向に非接触で支持
された状態で駆動され半導体ウエファ等を搬送する。水
平駆動部3は、浮上体であるアウターロータ5に固定支
持されており、アウターロータ5は、磁気軸受とステッ
ピングモータ(回転形モータ)により構成される回転駆
動部6によって、非接触で支持され且つ円周方向に回転
駆動される。又、回転駆動部6の駆動部分はキャン内に
密閉され、その駆動部分は、スクリューネジによる上下
駆動部7によって、上下方向に移動される。従って、ハ
ンド1に載置された半導体ウエファ等は、水平、回転、
上下の3自由度で搬送される。
【0009】図示するように、水平駆動部3を構成する
電磁石及びその配線等は、キャン9に密閉されており、
外部の高清浄度空間等の特殊環境に露出しない。同様
に、上下駆動部7を構成するスクリューネジ、及び磁気
軸受とステッピングモータからなる回転駆動部6の駆動
部分は、キャン10に密閉されており、その電磁石及び
配線等は、高清浄度空間等に露出しない。従って、電磁
石及び配線等より発生するガス等により環境を汚染する
という問題が生じない。
【0010】図2は、本発明の第二の実施例のロボット
の斜視図である。このロボットは、前述の実施例とアー
ム2が回転駆動部6の片側のみにある点が異なってい
る。アーム2を片側のみに配置することによって、アー
ム2の重量を減らし、回転駆動部6の負荷を低減するこ
とができる。図3はロボットの動作の説明図であり、五
角形チャンバー13内は、高い真空度の高清浄度空間で
ある。半導体ウエファ11は、半導体製造装置であるC
VDチャンバー12より引き出され、例えば他の搬送口
15に搬送される。以下、この図面によって、本ロボッ
トの動作について説明する。
【0011】まず、水平駆動部3は半導体ウエファ11
が載置されたハンド1を先端に有するアーム2を水平方
向に引出し移動する。そして、半導体ウエファ11が、
五角形チャンバー13の内部に入り、アーム2の重心
が、水平駆動部3の中に入ると、回転駆動部6は回転
し、半導体ウエファ11が他の搬送口15の前で停止す
る。アーム2の重心を水平駆動部3に置いて回転駆動す
ることにより、バランスが取れ、回転駆動部6の負荷を
低減することができる。次に水平駆動部3は、アーム2
を水平方向に駆動し、半導体ウエファ11を他の搬送口
15の中央部まで移動する。そして、図示しない上下駆
動部により、アーム2の位置を下げることによって、半
導体ウエファ11は搬送口15の他の装置に引き渡され
る。
【0012】そして、水平駆動部3によりアームを水平
方向に駆動し、ハンド1を五角形チャンバー13の内側
に戻し、回転駆動部6によりアーム2を回転させ、CV
Dチャンバー12の前にハンド1を移動する。次にアー
ム2を水平方向に水平駆動部3によって駆動し、ハンド
1をCVDチャンバー12の半導体ウエファ11の下の
位置まで移動させる。次に図示しない上下駆動部により
アーム2を上方に駆動することによって、半導体ウエフ
ァ11をハンド1に載置する。このようにして、本ロボ
ットによる、ウエファの搬送工程の1サイクルが終了す
る。
【0013】図4は、本発明の第二の実施例のロボット
のアームの構造図であり、(A)は平面図であり、
(B)は側面図であり、(C)は(A)の要部の拡大図
であり、(D)は(C)のA−A′線に沿った断面図で
ある。半導体ウエファを載置するハンド1は、アルミの
薄板であり、アーム2は高透磁率の磁性材料より作られ
ている。(C)の拡大図に示されるように、アーム2は
その中央に一定のピッチの凹凸からなる磁性体の歯21
を備えており、水平駆動部3に水平方向に配列された電
磁石が順次励磁されることにより、リニアパルスモータ
として水平方向に駆動される。(D)の断面図に示され
るように、アーム2の両側には厚い板状の部分22を備
えており、水平駆動部3に水平方向に配列された電磁石
の磁気力により、磁気軸受のターゲットとして鉛直方
向、且つ水平方向に非接触で支持される。
【0014】図5は、水平駆動部の構造図である。水平
駆動部を構成する電磁石31,32,33,34,3
6,37,38, 39、等は、水平方向に配列されてお
り、キャン9に密閉されており、キャン9を隔てて図中
点線で示すアーム2を非接触で支持するとともにリニア
パルスモータとしてアーム2を水平方向に移動させる。
アーム2の両側の厚い板状部分22は、水平駆動部を構
成する電磁石31,32,33,34の磁気吸引力によ
ってキャン9に対して非接触で鉛直方向、水平方向に支
持される。磁気軸受用センサ41,42,43,44
は、それぞれ電磁石31,32,33,34がアーム2
を非接触支持するためのアーム2の鉛直方向及び水平方
向の位置を検出するセンサである。電磁石36,37,
38,39は水平方向に配列されたリニアパルスモータ
を構成する電磁石である。アーム2の中央部の凹凸部分
からなる磁性体の歯21がリニアパルスモータを構成す
るこれらの電磁石をパルスによって順次励磁することに
より駆動される。リニアパルスモータ用位置センサ4
5,46は、アーム2の磁性体の歯21の凹凸を検出
し、電磁石36,37,38,39のパルス電流の励磁
のタイミングを与えるためのものである。
【0015】図6(A)は、水平駆動部の図4のA−
A′線に沿った断面図である。水平駆動部を構成する電
磁石等は、キャン9により密閉され水平方向に配列され
ている。電磁石36,37,38,39は永久磁石25
と共に、アーム2を水平方向に移動させるリニアパルス
モータの役割を果たす。即ち、永久磁石25は、バイア
スの磁束を発生させ、電磁石36,37,38,39の
ヨークは、アーム2の磁性体の歯21にそれぞれ強さの
異なった磁束を与える。即ち、例えば電磁石36がパル
ス電流により相対的に強く励磁されると、電磁石36の
ヨークには、相対的に強い磁気吸引力が働き、アーム2
の磁性体の歯21の近傍の凸状部分を引き寄せる。磁性
体の歯21の凸状部分が電磁石36のヨークの真下にく
ると、電磁石38のヨークの真下は1/2ピッチだけア
ーム2の磁性体の歯21の凸部がずれている。このた
め、次のタイミングで電磁石38をパルス電流により強
く励磁すると、アーム2は電磁石38のヨークの真下に
その磁性体の歯21の凸部が引き寄せられる。このよう
にして、水平方向に配列された電磁石36,37,3
8,39を順次励磁することにより、リニアパルスモー
タとしてアーム2を水平方向に左右に移動させることが
できる。リニアパルスモータ用位置センサ45,46
は、アーム2の磁性体の歯21の凹凸を検出し、電磁石
36,37,38,39のパルス電流の励磁のタイミン
グを与えるためのものである。
【0016】図6(B)は、水平駆動部の図5のB−
B′線に沿った断面図である。電磁石32,34は、そ
の磁気吸引力により、アーム2の両側の厚い板状部分2
2をキャン9より非接触浮上した状態で鉛直方向、水平
方向の所定の位置に支持する。磁気軸受用センサ42,
44は、電磁誘導型のセンサであり、アーム2の両側の
厚い板状部分22の位置を検出し、磁気軸受用電磁石3
2,34の励磁電流、即ち磁気吸引力を制御することに
より、アーム2を所定の位置に非接触浮上させるための
ものである。
【0017】図7は、図5の水平駆動部のC−C′線に
沿った断面図である。図示するように、磁気軸受用電磁
石33,34は、アーム2の両側の厚い板状部分22を
その磁気吸引力により鉛直方向に非接触浮上した状態で
支持する。アーム2の両側の厚い板状部分22の端部
が、電磁石33,34のヨークのほぼ中央部分に位置す
るのは、板上部分22の端部の磁気せん断力により、ア
ーム2を電磁石33,34のヨーク間のほぼ中央の位置
に水平方向に支持するためである。
【0018】図8は、本発明のロボットアーム2の他の
実施例の構造図であり、(A)は平面図であり、(B)
は側面図であり、(C)は(A)の要部の拡大図であ
る。半導体ウエファを載置するハンド1は、アルミの薄
板からなる載置部分がアルミの厚板部によってアーム2
に接続固定されている。アーム2は鉄板などの高透磁率
の磁性材料より作られている。(C)の拡大図に示され
るように、アーム2はその中央に一定のピッチの磁性体
の歯23を備えておりその歯間は貫通孔24となってい
る。アーム2の両側には厚い板状の部分22を備えてお
り、水平駆動部2に水平方向に配列された電磁石31,
32,33,34の磁気力により、磁気軸受のターゲッ
トとして鉛直方向、且つ水平方向に支持される。磁性体
の歯23は、水平駆動部3の水平方向に配列された電磁
石36,37,38,39が順次励磁されることによ
り、リニアパルスモータの被駆動体として水平方向に駆
動される。
【0019】このように本実施例のロボットアームは、
両側の厚い板状部分22と歯23と貫通孔24によりは
しご状をなしている。このため、板厚を厚くすることに
よって弾性係数を上げアームをたわまないようにするこ
とができると共に、貫通孔24によってアームの軽量化
を図ることができる。本ロボットアームの水平駆動部に
よる動作は前述の図5、図6、図7における説明と同様
である。
【0020】図9は、回転駆動部6及びアウターロータ
5の構造図である。回転駆動部6を構成する電磁石等
は、キャン10によって密閉され円筒状に配列されてい
る。回転駆動部6は、スラスト磁気軸受,永久磁石4
8,49,ブレーキ用電磁石52,53と、ラジアル磁
気軸受及びステッピングモータを構成する電磁石51,
54とが円筒状に配列され、内周に磁極を具備するアウ
ターロータ5を非接触保持し、回転させるものである。
円筒状の永久磁石48,49は、スラスト磁気軸受のヨ
ークから空隙を介してアウターロータ5の内周の磁性体
50を通り、ラジアル磁気軸受兼ステッピングモータの
ヨーク51,54と磁気回路を形成し、スラスト磁気軸
受部においては空隙に生じる磁気せん断力により、アウ
ターロータ5をスラスト方向に保持する。また、スラス
ト磁気軸受のみでは、スラスト方向の振動に対して減衰
効果が無いので、ブレーキ用電磁石52,53により減
衰を与える。
【0021】電磁石51,54は、ステッピングモータ
とラジアル軸受とを兼ねたものを構成する。電磁石5
1,54は、放射状の磁極の先端に歯を具備し、アウタ
ーロータ5の内周の磁性体50の、対向する部分にも磁
性体の歯を具備する。電磁石51,54の放射状の磁極
は、アウターロータ5の内周の磁性体50と磁気回路を
形成し、コイルの励磁電流の磁気吸引力によりラジアル
磁気軸受を構成する。電磁石51,54の放射状の磁極
の先端の歯及び対向するアウターロータ5の内周の磁性
体の歯は、水平駆動部で説明したのと同様に、放射状の
磁極の歯とロータの内周の磁性体の歯のピッチをずらし
ておき、パルス電流を放射状の磁極に選択的に順次印加
して励磁することにより、ステッピングモータとしてア
ウターロータ5をステータである回転駆動部6の周囲に
回転させることができる。
【0022】スラスト兼ラジアル位置センサ55,56
は、アウターロータ5のスラスト方向及びラジアル方向
位置を検出し、電磁石51,52,53,54にフィー
ドバックすることにより、アウターロータ5を回転駆動
部6の中心軸の所定位置に支持する。回転角センサ57
は、アウターロータ5の内周の磁性体50の歯の位置を
検出することにより、放射状の電磁石51,54を適切
なタイミングで順次励磁することにより、アウターロー
タ5をステッピングモータとして回転させるためのもの
である。
【0023】回転駆動部6の中央には、スクリューネジ
59によって、回転駆動部6を上下に移動する上下駆動
部7を具備する。スクリューネジ59を回転することに
よって、回転駆動部6は機械的に上下し、回転駆動部6
に支持されたアウターロータ5及びアウターロータに固
定された水平駆動部3も共に上下に移動する。尚、スク
リューネジ59はキャン10に密閉されているので、高
清浄度の環境を汚染するという問題は生じない。
【0024】図10は、他の実施例の回転駆動部6の構
造図である。回転駆動部6は、前述の実施例と同様に、
内周に磁性体50を具備するアウターロータ5を円筒状
に配列されたラジアル磁気軸受、スラスト磁気軸受及び
ステッピングモータによって非接触で保持し回転させ
る。又、スクリューネジ59によって、回転駆動部6を
上下に移動させることができる。回転駆動部6を構成す
る要素は、図10の上から、ラジアル兼スラストセンサ
61、ラジアル磁気軸受62、ステッピングモータ6
3、受動型のスラスト磁気軸受64、ブレーキ65,6
6、ラジアル磁気軸受67、ラジアル兼スラストセンサ
68、回転角センサ69の順序で配列される。
【0025】図11は、更に他の実施例の回転駆動部の
構造図である。回転駆動部6の機能は、前述の実施例と
同じである。電磁石又は永久磁石を円筒状に配列した回
転駆動部6は、図11の上から、ラジアル兼スラストセ
ンサ71、ラジアル磁気軸受72、受動型スラスト磁気
軸受73、ステッピングモータ74、ブレーキ75,7
6、受動型スラスト磁気軸受77、ラジアル磁気軸受7
8、ラジアル兼スラストセンサ79、回転角センサ80
の順序で構成される。
【0026】尚、図11に示す回転駆動部の構造は、特
願昭63−206890号特許出願にその詳細が開示さ
れている。ラジアル磁気軸受72及び受動型スラスト磁
気軸受73とを一体的に構成したもので、その部分の斜
視図を図12に、磁束及び電流の流れを図13に示す。
即ち、環状の永久磁石から発生する磁束B0 を、受動型
スラスト磁気軸受73の磁束兼ラジアル磁気軸受72の
バイアス磁束として用い、電磁石の電流ΔIによって生
じる磁束Blによって、半径方向(ラジアル)の磁気吸
引力を制御するものである。かかる構造によって、スラ
スト磁気軸受の専用のスラストディスクが不要となり、
簡単な構造のラジアル、スラスト一体型磁気軸受が得ら
れる。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本ロボット
によれば、アームの水平方向の移動は、磁気軸受とリニ
アパルスモータを組み合わせたもので、そして、回転方
向には、磁気軸受とステッピングモータの組み合せによ
り高精度の位置決めが可能となる。そして水平駆動部、
回転駆動部及び上下駆動部はキャンの容器に密閉されて
いる。それ故、アームの駆動部分に機械的な接触部分が
ないため、無発塵となり、又、潤滑の必要が無く、雰囲
気中の汚染が防止される。またメンテナンスフリーとな
り、高度の洗浄度の要求される半導体製造工程等の特殊
環境に好適なロボットが実現された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のロボットの斜視図。
【図2】本発明の第二の実施例のロボットの平面図。
【図3】ロボットの動作の説明図
【図4】ロボットアームの構造図。
【図5】水平駆動部の構造図。
【図6】水平駆動部の断面図。
【図7】水平駆動部の断面図。
【図8】ロボットアームの他の実施例の構造図。
【図9】回転駆動部の構造図。
【図10】回転駆動部の構造図。
【図11】回転駆動部の構造図。
【図12】図11に示す回転駆動部のラジアル磁気軸受
及びスラスト磁気軸受の斜視図。
【図13】図11に示す回転駆動部のラジアル磁気軸受
及びスラスト磁気軸受の説明図。
【符号の説明】
1 ハンド 2 アーム 3 水平駆動部 5 アウターロータ 6 回転駆動部 7 上下駆動部 9,10 キャン 11 半導体ウエファ 12 CVDチャンバー 13 五角形チャンバー 15 搬送口 21,23 磁性体の歯 22 厚い板状部分 24 貫通孔 25 永久磁石 31,32,33,34 電磁石 36,37,38,39 電磁石 41,42,43,44 磁気軸受用センサ 45,46 位置センサ 48,49 永久磁石 50 磁性体 51,54 ラジアル磁気軸受兼ステッピングモータ 52,53 ブレーキ用電磁石 55,56 位置センサ 59 スクリューネジ 61,68,71,79 センサ 62,67,72,78 ラジアル磁気軸受 63,74 ステッピングモータ 64,73,77 スラスト磁気軸受 65,66,75,76 ブレーキ 69,80 回転角センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平城 直治 福岡県飯塚市大字伊岐須1−4−4−401 (72)発明者 森山 伸一 福岡県飯塚市大字伊岐須1−4−4−202

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にハンドを有するアームを水平方向
    に非接触で支持し移動させる、磁気軸受とリニアモータ
    からなる水平駆動部と、該水平駆動部を搭載した浮上体
    を非接触で支持し回転させる、磁気軸受と回転形モータ
    からなる回転駆動部とを具備することを特徴とするロボ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記水平駆動部と前記回転駆動部とはそ
    れぞれ隔壁によって密閉され、前記回転駆動部を上下方
    向に移動させる上下駆動部を前記回転駆動部の密閉され
    た隔壁内に更に備えることを特徴とする請求項1のロボ
    ット。
  3. 【請求項3】 前記水平駆動部は、前記アームを非接触
    で鉛直方向及び水平方向に支持する磁気軸受を構成する
    電磁石、又は永久磁石と電磁石の組み合わせと、前記ア
    ームを水平方向に移動させるリニアモータを構成する電
    磁石、又は永久磁石と電磁石の組み合わせと、前記アー
    ムの鉛直方向及び水平方向の位置を検出する磁気軸受用
    変位センサと、前記アームの水平方向移動位置を検出す
    るリニアモータ用位置検出センサとからなるものである
    ことを特徴とする請求項1、又は2のロボット。
  4. 【請求項4】 前記アームは、高透磁率の磁性材料より
    なり、その両側には前記鉛直方向及び水平方向に支持す
    る磁気軸受のターゲットとなる厚い板状の部分を備え、
    その中央には前記リニアモータによって駆動される一定
    ピッチの歯を備え、該歯間は貫通孔となっていることを
    特徴とする請求項3のロボット。
  5. 【請求項5】 前記回転駆動部は、前記水平駆動部を搭
    載した前記浮上体を非接触で半径方向に支持するラジア
    ル磁気軸受と鉛直軸方向に支持するスラスト磁気軸受と
    を構成する電磁石、又は永久磁石と電磁石の組合わせ
    と、及び前記浮上体を非接触で回転させる回転形モータ
    を構成する電磁石、又は永久磁石と電磁石の組合わせと
    を備え、前記浮上体の半径方向及び鉛直軸方向位置を検
    出する磁気軸受用変位センサと、前記浮上体の回転位置
    を検出する回転角センサとからなるものであることを特
    徴とする請求項1、又は2のロボット。
  6. 【請求項6】 前記回転駆動部は、前記浮上体の上下振
    動を減衰させ位置決めを行う減衰用電磁石が具備された
    ことを特徴とする請求項1、2、又は5のロボット。
JP5656293A 1992-02-21 1993-02-22 ロボット Withdrawn JPH0623687A (ja)

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