JPH06236724A - 電磁継電器およびその製造方法 - Google Patents
電磁継電器およびその製造方法Info
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- JPH06236724A JPH06236724A JP2247093A JP2247093A JPH06236724A JP H06236724 A JPH06236724 A JP H06236724A JP 2247093 A JP2247093 A JP 2247093A JP 2247093 A JP2247093 A JP 2247093A JP H06236724 A JPH06236724 A JP H06236724A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型で、安価に製作できる電磁継電器および
その製造方法を提供することである。 【構成】 接点ブロック40は、コイルブロック20の
上面外縁部に配設される枠体41に、固定接点45a,
45bを有する固定接点端子42,43と、自由端部に
可動接点47a,47bを有する可動接触片47を一体
化した共通端子44とを一体化したものである。そし
て、電磁石21を励磁して接極子ブロック30を回動さ
せることにより、可動接触片47の自由端部に設けた可
動接点47aあるいは47bが固定接点45aあるいは
45bに接離する。
その製造方法を提供することである。 【構成】 接点ブロック40は、コイルブロック20の
上面外縁部に配設される枠体41に、固定接点45a,
45bを有する固定接点端子42,43と、自由端部に
可動接点47a,47bを有する可動接触片47を一体
化した共通端子44とを一体化したものである。そし
て、電磁石21を励磁して接極子ブロック30を回動さ
せることにより、可動接触片47の自由端部に設けた可
動接点47aあるいは47bが固定接点45aあるいは
45bに接離する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁継電器およびその製
造方法に関するものである。
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高さ寸法を極力小さくする電磁継
電器として、例えば、特公昭57─29811号公報に
記載のものがある。この電磁継電器は、図9に示すよう
に、大略、コイルブロック1と、接極子ブロック2と、
ケース3とから構成されている。コイルブロック1は、
ベース4に固定接点端子5および共通端子6を圧入ある
いは一体成形し、電磁石7を載置することにより形成さ
れる。接極子ブロック2は所定間隔で対向する鉄片8の
間に永久磁石9を配設したもので、これらはインサート
成形により一体化されており、接極子ブロック2は前記
コイルブロック1に載置した軸板10を介してこのコイ
ルブロック1の上面で回動自在となっている。
電器として、例えば、特公昭57─29811号公報に
記載のものがある。この電磁継電器は、図9に示すよう
に、大略、コイルブロック1と、接極子ブロック2と、
ケース3とから構成されている。コイルブロック1は、
ベース4に固定接点端子5および共通端子6を圧入ある
いは一体成形し、電磁石7を載置することにより形成さ
れる。接極子ブロック2は所定間隔で対向する鉄片8の
間に永久磁石9を配設したもので、これらはインサート
成形により一体化されており、接極子ブロック2は前記
コイルブロック1に載置した軸板10を介してこのコイ
ルブロック1の上面で回動自在となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
磁継電器は、ベース4の側壁に固定接点端子5および共
通端子6を圧入あるいは一体化するもので、所定の強度
を得るためには側壁に所定の肉厚を必要とする。このた
め、高さ寸法を抑えることができるものの、基板に実装
する際の占有面積を小さくすることができないという問
題点がある。
磁継電器は、ベース4の側壁に固定接点端子5および共
通端子6を圧入あるいは一体化するもので、所定の強度
を得るためには側壁に所定の肉厚を必要とする。このた
め、高さ寸法を抑えることができるものの、基板に実装
する際の占有面積を小さくすることができないという問
題点がある。
【0004】また、前記固定接点端子5等をベース4と
一体成形することも可能であるが、これら端子がベース
4の高さ方向に沿っているため、各端子を所定位置に位
置決めして量産するのは非常に困難である。一方、これ
ら端子をベース4に圧入する場合には人手に頼らざるを
えないため、面倒であり、組立コストがかかり過ぎると
いう問題点がある。本発明は前記問題点に鑑み、小型
で、安価に製作できる電磁継電器およびその製造方法を
提供することを目的とする。
一体成形することも可能であるが、これら端子がベース
4の高さ方向に沿っているため、各端子を所定位置に位
置決めして量産するのは非常に困難である。一方、これ
ら端子をベース4に圧入する場合には人手に頼らざるを
えないため、面倒であり、組立コストがかかり過ぎると
いう問題点がある。本発明は前記問題点に鑑み、小型
で、安価に製作できる電磁継電器およびその製造方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、電磁継電器を、鉄心にコイルを巻回してな
る電磁石を有し、前記鉄心の端部を上面から突出させる
ように樹脂成形したコイルブロックと、永久磁石を挟ん
で鉄片を一体化し、前記コイルブロックの上面に回動自
在に配設され、前記電磁石の励磁によりその鉄心の端部
に鉄片が吸引されて前記コイルブロックの上面で回動す
る接極子ブロックと、前記コイルブロックの上面外縁部
に配設される枠体内壁に、固定接点を有する固定接点端
子と、自由端部に可動接点を有する可動接触片を固着し
た共通端子とを一体成形したもので、前記接極子ブロッ
クの回動により、前記可動接触片の自由端部に設けた可
動接点が前記固定接点に接離する接点ブロックと、から
なる構成としたものである。
成するため、電磁継電器を、鉄心にコイルを巻回してな
る電磁石を有し、前記鉄心の端部を上面から突出させる
ように樹脂成形したコイルブロックと、永久磁石を挟ん
で鉄片を一体化し、前記コイルブロックの上面に回動自
在に配設され、前記電磁石の励磁によりその鉄心の端部
に鉄片が吸引されて前記コイルブロックの上面で回動す
る接極子ブロックと、前記コイルブロックの上面外縁部
に配設される枠体内壁に、固定接点を有する固定接点端
子と、自由端部に可動接点を有する可動接触片を固着し
た共通端子とを一体成形したもので、前記接極子ブロッ
クの回動により、前記可動接触片の自由端部に設けた可
動接点が前記固定接点に接離する接点ブロックと、から
なる構成としたものである。
【0006】また、前記接極子ブロックの製造方法は、
鉄心にコイルを巻回してなる電磁石を、前記鉄心の端部
が上面から突出するように樹脂成形してコイルブロック
を形成し、永久磁石を挟んで鉄片を一体化して接極子ブ
ロックを形成し、フープ材を打ち抜いて対向する固定接
点端子および共通端子を形成し、両端子が水平方向に貫
通するように枠体を樹脂成形し、枠体内に突出する固定
接点端子の固定接点台に接点を固着して枠体壁に沿って
折曲し、前記共通端子の枠体内に突出する端子台に、可
動接点を備えた可動接触片を固着して折曲し、前記可動
接点を固定接点に接離可能に対向させた後、フープ材本
体を切断して接点ブロックを形成し、接極子ブロックを
コイルブロックの上面に回動自在に配設し、接点ブロッ
クをコイルブロックの上面外縁部に配設するようにした
ものである。
鉄心にコイルを巻回してなる電磁石を、前記鉄心の端部
が上面から突出するように樹脂成形してコイルブロック
を形成し、永久磁石を挟んで鉄片を一体化して接極子ブ
ロックを形成し、フープ材を打ち抜いて対向する固定接
点端子および共通端子を形成し、両端子が水平方向に貫
通するように枠体を樹脂成形し、枠体内に突出する固定
接点端子の固定接点台に接点を固着して枠体壁に沿って
折曲し、前記共通端子の枠体内に突出する端子台に、可
動接点を備えた可動接触片を固着して折曲し、前記可動
接点を固定接点に接離可能に対向させた後、フープ材本
体を切断して接点ブロックを形成し、接極子ブロックを
コイルブロックの上面に回動自在に配設し、接点ブロッ
クをコイルブロックの上面外縁部に配設するようにした
ものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は電磁継電器の分解斜視図を示し、大
略、コイルブロック20と、接極子ブロック30と、接
点ブロック40と、ケース50とから構成されている。
て説明する。図1は電磁継電器の分解斜視図を示し、大
略、コイルブロック20と、接極子ブロック30と、接
点ブロック40と、ケース50とから構成されている。
【0008】コイルブロック20は、図2の右下半部お
よび図3の右半部に示すように、鉄心22にコイル23
を巻回してなる電磁石21を樹脂にて2次成形すること
により形成される。前記鉄心22は磁性材料からなる板
材を断面略コ字形に折曲し、その両端部22a,22b
を幅方向にプレスすることにより形成され(図4の右半
部参照)、この両端部は上面の両端部中央からそれぞれ
突出している。また、一端部の両側面からはコイル端子
24の脚部が突出して略直角に折曲されて下方に延びて
いる。さらに、上面外縁部には段部25が形成されるこ
とにより、下記する接点ブロック40の枠体41が嵌合
するようになっている。さらにまた、上面中央部には支
軸26が突設されている。
よび図3の右半部に示すように、鉄心22にコイル23
を巻回してなる電磁石21を樹脂にて2次成形すること
により形成される。前記鉄心22は磁性材料からなる板
材を断面略コ字形に折曲し、その両端部22a,22b
を幅方向にプレスすることにより形成され(図4の右半
部参照)、この両端部は上面の両端部中央からそれぞれ
突出している。また、一端部の両側面からはコイル端子
24の脚部が突出して略直角に折曲されて下方に延びて
いる。さらに、上面外縁部には段部25が形成されるこ
とにより、下記する接点ブロック40の枠体41が嵌合
するようになっている。さらにまた、上面中央部には支
軸26が突設されている。
【0009】前記接極子ブロック30は、所定間隔で並
設した鉄片31,32の中間部に永久磁石33を挾持さ
せたもので、これらは鉄片31,32に設けた貫通孔
(図示せず)を介して樹脂部34により一体化されてい
る。永久磁石33は図1に示すように側面間で極性が異
なっており、これにより鉄片31の両端部ではN極、鉄
片32の両端部ではS極となっている。そして、この永
久磁石33の中心には貫通孔33aが穿設され、前記コ
イルブロック20の上面中央部に形成した支軸26が挿
通されるようになっている。これにより、接極子ブロッ
ク30は、図2の上半部に示すように、前記支軸26を
中心としてベースブロック20の上面を回動自在に取り
付けられる。なお、35は前記樹脂部34で形成した押
圧部で、下記する可動接触片47の背面を押圧するもの
である。
設した鉄片31,32の中間部に永久磁石33を挾持さ
せたもので、これらは鉄片31,32に設けた貫通孔
(図示せず)を介して樹脂部34により一体化されてい
る。永久磁石33は図1に示すように側面間で極性が異
なっており、これにより鉄片31の両端部ではN極、鉄
片32の両端部ではS極となっている。そして、この永
久磁石33の中心には貫通孔33aが穿設され、前記コ
イルブロック20の上面中央部に形成した支軸26が挿
通されるようになっている。これにより、接極子ブロッ
ク30は、図2の上半部に示すように、前記支軸26を
中心としてベースブロック20の上面を回動自在に取り
付けられる。なお、35は前記樹脂部34で形成した押
圧部で、下記する可動接触片47の背面を押圧するもの
である。
【0010】前記接点ブロック40は、前記コイルブロ
ック20の段部25に嵌合する枠体41に、固定接点端
子42,43および共通端子44をインサート成形した
ものである。固定接点端子42,43の固定接点台45
には固定接点45a,45bが固着されており、また、
前記共通端子44の端子台46には可動接触片47の中
間部が溶着され、この可動接触片47の両端部には2股
に別れた、いわゆるツイン構造の可動接点47a,47
bがそれぞれ固着されている(図2および図3参照)。
なお、固定接点端子42は枠体41の両側面の一端側に
位置し、共通端子44と残る固定接点端子43とは両側
面の中央近傍に対称に位置している。
ック20の段部25に嵌合する枠体41に、固定接点端
子42,43および共通端子44をインサート成形した
ものである。固定接点端子42,43の固定接点台45
には固定接点45a,45bが固着されており、また、
前記共通端子44の端子台46には可動接触片47の中
間部が溶着され、この可動接触片47の両端部には2股
に別れた、いわゆるツイン構造の可動接点47a,47
bがそれぞれ固着されている(図2および図3参照)。
なお、固定接点端子42は枠体41の両側面の一端側に
位置し、共通端子44と残る固定接点端子43とは両側
面の中央近傍に対称に位置している。
【0011】前記ケース50は下方側が開口する箱形状
で、対向する両側面には前記コイルブロック20に被せ
た際、前記固定接点端子42,43、共通端子44およ
びコイル端子24の脚部と干渉しないように下縁から上
方に向かって切欠部51が形成されている。
で、対向する両側面には前記コイルブロック20に被せ
た際、前記固定接点端子42,43、共通端子44およ
びコイル端子24の脚部と干渉しないように下縁から上
方に向かって切欠部51が形成されている。
【0012】前記コイルブロック20,接極子ブロック
30およびケース50はほぼ従来と同様にして製造され
るが、接点ブロック40は今回新規に設けられたもので
あるので、以下、この製造方法について図5ないし図8
に従って説明する。ただし、各図は図1の接点ブロック
40を下方から見た状態を示している。
30およびケース50はほぼ従来と同様にして製造され
るが、接点ブロック40は今回新規に設けられたもので
あるので、以下、この製造方法について図5ないし図8
に従って説明する。ただし、各図は図1の接点ブロック
40を下方から見た状態を示している。
【0013】まず、図5に示すように、フープ材(所定
幅寸法の長尺薄板鋼板)Aを、一対の固定接点端子4
2,43および共通端子44とが両縁部からそれぞれ内
方に延在するように打ち抜いた後、固定接点端子42,
43の固定接点台45に固定接点45aを固着する。
幅寸法の長尺薄板鋼板)Aを、一対の固定接点端子4
2,43および共通端子44とが両縁部からそれぞれ内
方に延在するように打ち抜いた後、固定接点端子42,
43の固定接点台45に固定接点45aを固着する。
【0014】次に、このように打ち抜かれたフープ材を
1区画毎に金型内に搬送し、インサート成形することに
より図6に示すような枠体41を形成する。そして、図
7に示すように、前記固定接点端子42,43の固定接
点台45をその基部から直角に折り曲げる。これによ
り、固定接点45aは枠体41の内壁面に沿った状態で
対向することになる。
1区画毎に金型内に搬送し、インサート成形することに
より図6に示すような枠体41を形成する。そして、図
7に示すように、前記固定接点端子42,43の固定接
点台45をその基部から直角に折り曲げる。これによ
り、固定接点45aは枠体41の内壁面に沿った状態で
対向することになる。
【0015】続いて、前記共通端子44の端子台46に
図8に示すように可動接触片47の中央部を載置する。
この場合、可動接触片47には、他の工程で予め切断し
たもの、すなわち、両端部にツイン構造の可動接点47
a,47bをそれぞれ有する一対の可動接触片47,4
7が長手方向の2箇所に設けた接続部48で連結された
ものが使用される。そして、この状態で各可動接触片4
7の中間部を前記端子台46に溶接した後、前記接続部
48を切断し、端子台46をその基部から直角に折り曲
げて、可動接点47a,47bを前記固定接点45a,
45bにそれぞれ接離可能に対向させる。ただし、前記
可動接触片47は接続部48で連結したものではなくて
単独で端子台46に溶接するようにしてもよい。その
後、固定接点端子42,43および共通端子44をフー
プ材から切り離し、その脚部を直角に折り曲げることに
より図1に示すように接点ブロック40が完成する。
図8に示すように可動接触片47の中央部を載置する。
この場合、可動接触片47には、他の工程で予め切断し
たもの、すなわち、両端部にツイン構造の可動接点47
a,47bをそれぞれ有する一対の可動接触片47,4
7が長手方向の2箇所に設けた接続部48で連結された
ものが使用される。そして、この状態で各可動接触片4
7の中間部を前記端子台46に溶接した後、前記接続部
48を切断し、端子台46をその基部から直角に折り曲
げて、可動接点47a,47bを前記固定接点45a,
45bにそれぞれ接離可能に対向させる。ただし、前記
可動接触片47は接続部48で連結したものではなくて
単独で端子台46に溶接するようにしてもよい。その
後、固定接点端子42,43および共通端子44をフー
プ材から切り離し、その脚部を直角に折り曲げることに
より図1に示すように接点ブロック40が完成する。
【0016】このようにして形成された接点ブロック4
0は他の構成部材とともに次のようにして組み立てる。
すなわち、コイルブロック20に接極子ブロック30お
よび接点ブロック40を載置し、ケース50を被せて、
その嵌合部分にシール剤52を注入して内部を密封す
る。したがって、従来のような固定接点端子等の圧入作
業などが不要となり組立作業は容易となる。
0は他の構成部材とともに次のようにして組み立てる。
すなわち、コイルブロック20に接極子ブロック30お
よび接点ブロック40を載置し、ケース50を被せて、
その嵌合部分にシール剤52を注入して内部を密封す
る。したがって、従来のような固定接点端子等の圧入作
業などが不要となり組立作業は容易となる。
【0017】前記構成からなる電磁継電器では、コイル
23に電流を流して電磁石21を励磁することにより、
図2中、鉄心22の右端部22aをN極、左端部22b
をS極とすると、接極子ブロック30の鉄片31の左端
部が鉄心22の端部22bに、鉄片32の右端部が鉄心
22の端部22aにそれぞれ吸引されて、この接極子ブ
ロック30は支軸26を中心として図2中反時計回り方
向に回動する。これにより、可動接触片47の背面が押
圧され、対角線上に位置する可動接点47aが固定接点
45aにそれぞれ閉成して一対の電気回路が形成され
る。
23に電流を流して電磁石21を励磁することにより、
図2中、鉄心22の右端部22aをN極、左端部22b
をS極とすると、接極子ブロック30の鉄片31の左端
部が鉄心22の端部22bに、鉄片32の右端部が鉄心
22の端部22aにそれぞれ吸引されて、この接極子ブ
ロック30は支軸26を中心として図2中反時計回り方
向に回動する。これにより、可動接触片47の背面が押
圧され、対角線上に位置する可動接点47aが固定接点
45aにそれぞれ閉成して一対の電気回路が形成され
る。
【0018】また、コイル23に流す電流の方向を逆転
させて電磁石21を励磁することにより、図2中鉄心2
2の右端部22aをS極、左端部22bをN極とする
と、今度は鉄片31の右端部が鉄心22の端部22a
に、鉄片32の左端部が鉄心22の端部22bにそれぞ
れ吸引されて、接極子ブロック30は支軸26を中心と
して図2中時計回り方向に回動する。これにより、可動
接点47aが固定接点45aから開離し、逆に可動接点
47bが固定接点45bに閉成して別の一対の電気回路
が形成される。
させて電磁石21を励磁することにより、図2中鉄心2
2の右端部22aをS極、左端部22bをN極とする
と、今度は鉄片31の右端部が鉄心22の端部22a
に、鉄片32の左端部が鉄心22の端部22bにそれぞ
れ吸引されて、接極子ブロック30は支軸26を中心と
して図2中時計回り方向に回動する。これにより、可動
接点47aが固定接点45aから開離し、逆に可動接点
47bが固定接点45bに閉成して別の一対の電気回路
が形成される。
【0019】このように、前記電磁継電器によれば、接
点開閉機構をコイルブロック20とは別体で構成し、か
つ、フープ材を使用して量産可能としたので、その製造
が容易となり、前述のように組立作業も簡単となるの
で、製造コストを低減できる。なお、前記実施例では、
同時に2箇所の接点の切替が可能な2極接点について説
明したが、1極等の他の接点機構を有する電磁継電器に
も適用可能である。
点開閉機構をコイルブロック20とは別体で構成し、か
つ、フープ材を使用して量産可能としたので、その製造
が容易となり、前述のように組立作業も簡単となるの
で、製造コストを低減できる。なお、前記実施例では、
同時に2箇所の接点の切替が可能な2極接点について説
明したが、1極等の他の接点機構を有する電磁継電器に
も適用可能である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る電磁継電器によれば、固定接点端子および可動接
触片をベースとは別体の枠体に設けることにより接点ブ
ロックを形成するようにしたので、従来のようにベース
に固定接点端子等を圧入するための肉厚が不要となり小
型化できる。また、従来のように固定接点端子等をベー
スに圧入する等の面倒な作業がなくなり、組立作業が容
易となる結果、製造コストを低減できる。
に係る電磁継電器によれば、固定接点端子および可動接
触片をベースとは別体の枠体に設けることにより接点ブ
ロックを形成するようにしたので、従来のようにベース
に固定接点端子等を圧入するための肉厚が不要となり小
型化できる。また、従来のように固定接点端子等をベー
スに圧入する等の面倒な作業がなくなり、組立作業が容
易となる結果、製造コストを低減できる。
【0021】そして、本発明に係る電磁継電器の製造方
法によれば、枠体に固定接点端子等を一体化した後、こ
れらを折り曲げて接離可能な接点構造を有する接点ブロ
ックを形成するようにしたので、従来のようなベースへ
の圧入作業等が不要となり、量産が可能となる結果、製
造コストを低減できる。
法によれば、枠体に固定接点端子等を一体化した後、こ
れらを折り曲げて接離可能な接点構造を有する接点ブロ
ックを形成するようにしたので、従来のようなベースへ
の圧入作業等が不要となり、量産が可能となる結果、製
造コストを低減できる。
【図1】 本実施例に係る電磁継電器の分解斜視図であ
る。
る。
【図2】 図1に示す電磁継電器の組立正面断面図であ
る。
る。
【図3】 図1に示す電磁継電器の組立平面断面図であ
る。
る。
【図4】 図1に示す電磁継電器の組立側面断面図であ
る。
る。
【図5】 図1に示す接点ブロックを製造するためのフ
ープ材の平面図である。
ープ材の平面図である。
【図6】 図5のフープ材に枠体を一体化した状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図7】 図6の固定接点端子の固定接点台を折り曲げ
た状態を示す平面図である。
た状態を示す平面図である。
【図8】 図7の共通端子の端子台に可動接触片を載置
した状態を示す平面図である。
した状態を示す平面図である。
【図9】 従来例に係る電磁継電器の分解斜視図であ
る。
る。
20…コイルブロック、21…電磁石、30…接極子ブ
ロック、40…接点ブロック、41…枠体、42,43
…固定接点端子、45a,45b…固定接点、47…可
動接触片、47a,47b…可動接点。
ロック、40…接点ブロック、41…枠体、42,43
…固定接点端子、45a,45b…固定接点、47…可
動接触片、47a,47b…可動接点。
Claims (2)
- 【請求項1】 鉄心にコイルを巻回してなる電磁石を有
し、前記鉄心の端部を上面から突出させるように樹脂成
形したコイルブロックと、 永久磁石を挟んで鉄片を一体化し、前記コイルブロック
の上面に回動自在に配設され、前記電磁石の励磁により
その鉄心の端部に鉄片が吸引されて前記コイルブロック
の上面で回動する接極子ブロックと、 前記コイルブロックの上面外縁部に配設される枠体内壁
に、固定接点を有する固定接点端子と、自由端部に可動
接点を有する可動接触片を固着した共通端子とを一体成
形したもので、前記接極子ブロックの回動により、前記
可動接触片の自由端部に設けた可動接点が前記固定接点
に接離する接点ブロックと、からなることを特徴とする
電磁継電器。 - 【請求項2】 鉄心にコイルを巻回してなる電磁石を、
前記鉄心の端部が上面から突出するように樹脂成形して
コイルブロックを形成し、 永久磁石を挟んで鉄片を一体化して接極子ブロックを形
成し、 フープ材を打ち抜いて対向する固定接点端子および共通
端子を形成し、両端子が水平方向に貫通するように枠体
を樹脂成形し、枠体内に突出する固定接点端子の固定接
点台に接点を固着して枠体壁に沿って折曲し、前記共通
端子の枠体内に突出する端子台に、可動接点を備えた可
動接触片を固着して折曲し、前記可動接点を固定接点に
接離可能に対向させた後、フープ材本体を切断して接点
ブロックを形成し、 接極子ブロックをコイルブロックの上面に回動自在に配
設し、接点ブロックをコイルブロックの上面外縁部に配
設する電磁継電器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2247093A JPH06236724A (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 電磁継電器およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2247093A JPH06236724A (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 電磁継電器およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06236724A true JPH06236724A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12083600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2247093A Pending JPH06236724A (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 電磁継電器およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06236724A (ja) |
-
1993
- 1993-02-10 JP JP2247093A patent/JPH06236724A/ja active Pending
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