JPH07245051A - 電磁石装置 - Google Patents

電磁石装置

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JPH07245051A
JPH07245051A JP3491094A JP3491094A JPH07245051A JP H07245051 A JPH07245051 A JP H07245051A JP 3491094 A JP3491094 A JP 3491094A JP 3491094 A JP3491094 A JP 3491094A JP H07245051 A JPH07245051 A JP H07245051A
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JP
Japan
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movable
magnetic pole
contact
magnetic
iron core
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Pending
Application number
JP3491094A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kariya
雄一 仮屋
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性が高く、在庫管理が容易な電磁石装置
を提供することにある。 【構成】 可動鉄片32,33の端面が鉄芯11の磁極
部12,13の内側面に対向するように、前記鉄芯11
の磁極部12,13間に可動ブロック30を回動可能に
支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁石装置、特に、電磁
継電器を構成する電磁石装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、電
磁石装置としては、例えば、図7に示すように、コイル
1を巻回した断面略C字形の鉄芯2と、永久磁石3を一
対の可動鉄片4,4で挾持し、かつ、回動支点5を中心
に回動するように支持した可動ブロック6とからなるも
のがある。
【0003】しかしながら、前述の電磁石装置では、可
動ブロック7を上方から落とし込んで組み立てることが
できないので、例えば、電磁継電器に適用した場合に
は、電磁継電器の他の構成部品のように上方から組み立
てることができず、側方から組み立てなければならな
い。このため、組み立てに手間がかかり、生産性が低い
という問題点がある。
【0004】前述の問題点を解決するため、図8に示す
ように、コイル1を巻回した断面略コ字形の鉄芯7と、
永久磁石3を長さの異なる2枚の可動鉄片8,9で挾持
し、かつ、前述と同様に回動可能に支持した可動ブロッ
ク6とからなるものが考えられている。
【0005】しかしながら、前述の従来例によれば、鉄
芯7に対して可動ブロック6を巾方向および上下方向の
2方向について位置決めしなければならず、位置決めに
手間がかかるので、生産性が低いだけでなく、異なる大
きさの可動鉄片8,9を必要とするので、在庫管理に手
間がかかるという問題点がある。
【0006】本発明にかかる電磁石装置は、前記問題点
に鑑み、生産性が高く、在庫管理が容易な電磁石装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電磁石装
置は、前記目的を達成するため、コイルを巻回した断面
略コ字形鉄芯の磁極部間に、永久磁石を一対の可動鉄片
で挾持して形成した可動ブロックを、回動自在に支持し
た電磁石装置において、前記可動鉄片の端面を、前記磁
極部の内側面に対向するように配した構成としたもので
ある。また、前記可動鉄片の角部のうち、前記鉄芯の磁
極部に当接する角部の少なくとも一つに、面取り加工を
施しておいてもよい。さらに、前記永久磁石を、長さ方
向にずらした一対の前記可動鉄片で挾持してもよい。そ
して、前記鉄芯の磁極部のうち、少なくともいずれか一
方の磁極部に、前記可動鉄片の一方の端面に対向する突
部を形成してもよい。
【0008】
【作用】したがって、本発明によれば、可動ブロックが
回動することにより、可動鉄片の両端部が、鉄芯の磁極
部の内側面に交互に当接することになる。
【0009】
【実施例】次に、本発明にかかる実施例を図1ないし図
6に示す添付図面に従って説明する。第1実施例は、図
1ないし図3に示すように、電磁継電器に適用した場合
であり、前記電磁継電器は、大略、電磁石部10に2次
成形を施して形成した箱型ベースブロック20と、可動
ブロック30と、ケース40とから構成されている。
【0010】電磁石部10は、図2に示すように、断面
略コ字形の鉄芯11にコイル(図示せず)を巻回したも
のであり、両側端部は磁極部12,13となっている。
【0011】箱型ベース20は、前記電磁石部10に2
次成形を施し、かつ、コイル端子21,固定接点端子2
2,24および共通端子23を一体成形したもので、開
口部の内側縁部に環状の段部21が形成されている。こ
の段部21には、固定接点端子22,24の固定接点2
2a,24aおよび共通端子23の接続受け部23aが
露出している。なお、箱型ベース20の側面から側方に
突出した前記端子21,22,23,24は、プリント
基板に表面実装するため、その中間部が略コ字形状に屈
曲されている。
【0012】可動ブロック30は、永久磁石31を上下
方向から挾持する可動鉄片32,33と、前記永久磁石
31の両側に並設した可動接触片34,34とを一体化
するように成形された連結部35からなるものである。
前記可動接触片34の両端部下面には可動接点34a,
34bが設けられている。さらに、前記可動接触片34
から延在した平面略T字形状の接続部34cが前記連結
部35の側面から突出している。そして、前記可動接触
片34の接続部34cを共通端子23の接続受け部23
aに載置して溶接一体化することにより、図2に示すよ
うに可動鉄片32の上面と鉄芯11の上端面とが面一と
なる一方、可動接点34a,34bが固定接点22a,
24aに交互に接離可能に対向する。
【0013】ケース40は、前記箱型ベース20に嵌合
可能な箱形状を有し、前記箱型ベース20の端子21〜
24と対応する位置に嵌合用スリット41〜44が設け
られている。なお、上面隅部にはガス抜き孔45が設け
られている。そして、前記箱型ベース20にケース40
を嵌合し、箱型ベース20の底面にシール材(図示せ
ず)を注入,固化してシールした後、ケース40のガス
抜き孔45から内部ガスを除去して熱封止することによ
り、組立作業が完了する。
【0014】前述の構成からなる電磁継電器によれば、
無励磁の場合、永久磁石31の磁力により、可動鉄片3
2の一端部32aが鉄芯11の磁極部12に吸着してい
るとともに、可動鉄片33の他端部33bが鉄芯11の
磁極部13に吸着している。そして、可動接触片34の
可動接点34aが固定接点22aに接触している。
【0015】次に、前記永久磁石31の磁束を打ち消す
方向に磁束が生じるように図示しないコイルに電圧を印
加して励磁すると、可動ブロック30が永久磁石31の
磁力に抗して回動し、可動接点34aが固定接点22a
から固定接点24aに切り替わった後、可動鉄片33の
一端部33aが鉄芯11の磁極部12に吸着するととも
に、可動鉄片32の他端部32bが鉄芯11の磁極部1
3に吸着する。
【0016】そして、前述したコイルの励磁を解いて
も、永久磁石31の磁力により、そのままの状態が保持
される。
【0017】なお、図4に示すように、前述の可動鉄片
32,33の角部のうち、鉄芯11の磁極部12,13
に当接する角部に面取り加工を施して面取り部32c,
33cを形成しておいてもよい。面取り部32c,33
cを形成することにより、可動鉄片32,33が鉄芯1
1に面接触し、磁気抵抗が減少して吸引力が増大すると
ともに、衝突時に角部が欠けるのを防止できるという利
点がある。
【0018】第2実施例は、図5に示すように、前述の
第1実施例が可動鉄片32,33の端面を面一にした場
合であるのに対し、可動鉄片32,33を長さ方向にず
らして永久磁石31を挾持した場合である。他は前述の
第1実施例と同様であるので、説明を省略する。本実施
例によれば、磁気バランスをくずすために別体の遮磁板
を設ける必要がないので、部品点数が少なくなる。しか
も、可動鉄片32,33のずらし量を調整することによ
って、吸引力を調整できるので、設計が容易になるとい
う利点がある。
【0019】第3実施例は、図6に示すように、前述の
第2実施例が可動鉄片32,33を長さ方向にずらす場
合であったのに対し、可動鉄片32,33の先端面を面
一にするとともに、鉄芯11の磁極部12,13に、前
記可動鉄片32の一端部32aの先端面、および、可動
鉄片33の他端部33bの先端面にそれぞれ対向する突
部12a,13aを突設することにより、磁気バランス
をアンバランスとして自己復帰型とした場合である。他
は前述の第1実施例と同様であるので、説明を省略す
る。本実施例によれば、前述の第2実施例と同様、遮磁
板を設けることなく磁気バランスをアンバランスにでき
るので、部品点数が少なくなるとともに、突部12a,
13aの形状を適宜選択することによって吸引力を調整
できるので、設計が容易になるという利点がある。
【0020】なお、前述のいずれの実施例においても、
可動鉄片の角部に面取り部を形成して鉄芯に面接触する
ようにしてもよい。また、本願発明にかかる電磁石装置
を適用する電磁継電器は自己保持型あるいは自己復帰型
のいずれであってもよい。さらに、鉄芯の磁極部の内側
面に設ける突部は必ずしも複数個設ける必要はなく、片
側の磁極部のみに設けるようにしてもよいことは勿論で
ある。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる請求項1の電磁石装置によれば、可動鉄片の端
面を鉄芯の磁極部の内側面に対向するように配してある
ので、可動ブロックを上方から落とし込んで組み立てる
ことができ、しかも、鉄芯の磁極部に対する可動ブロッ
クの位置決めは長さ方向だけについて行えばよいので、
組立作業に手間がかからず、生産性が高くなる。しか
も、可動ブロックは1対の可動鉄片から構成されている
ので、従来例のように形状の異なる2種類の可動鉄片を
準備する必要がなく、在庫管理が容易になるという効果
がある。また、請求項2によれば、鉄芯の磁極部に当接
する可動鉄片の角部を面取りしてあるので、可動鉄片が
鉄芯の磁極部に面接触することになる。このため、磁気
抵抗が減少し、吸引力が増加するとともに、角部に欠け
が発生するのを防止できる。さらに、請求項3によれ
ば、一対の可動鉄片を長さ方向にずらして永久磁石を挾
持し、磁気バランスがアンバランスとなっているので、
遮磁板が不要になり、しかも、前記可動鉄片のずらし量
を調整することにより、吸引力を調整できるので、設計
が容易になる。そして、請求項4によれば、鉄芯の磁極
部に、可動鉄片の端面に対向する突部を突設してあるの
で、可動ブロックの磁気バランスがアンバランスとな
り、前述と同様、遮磁板が不要となり、しかも、前記突
部の形状を適宜選択することにより、吸引力を調整でき
るので、設計が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる電磁石装置の第1実施例を電
磁継電器に適用した場合を示す分解斜視図である。
【図2】 図1に示した電磁石装置の斜視図である。
【図3】 図1に示した可動ブロックの要部斜視図であ
る。
【図4】 本発明にかかる電磁石装置の他の実施例を示
す要部斜視図である。
【図5】 本発明にかかる電磁石装置の第2実施例を示
す要部斜視図である。
【図6】 本発明にかかる電磁石装置の第3実施例を示
す要部斜視図である。
【図7】 従来例にかかる電磁石装置の一実施例を示す
概略図である。
【図8】 従来例にかかる電磁石装置の他の実施例を示
す概略図である。
【符号の説明】
10…電磁石部、11…鉄芯、12,13…磁極部、3
1…永久磁石、32,33…可動鉄片、32a,33a
…一端部、32b,33b…他端部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを巻回した断面略コ字形鉄芯の磁
    極部間に、永久磁石を一対の可動鉄片で挾持して形成し
    た可動ブロックを、回動自在に支持した電磁石装置にお
    いて、 前記可動鉄片の端面を、前記磁極部の内側面に対向する
    ように配したことを特徴とする電磁石装置。
  2. 【請求項2】 前記可動鉄片の角部のうち、前記鉄芯の
    磁極部に当接する角部の少なくとも一つに、面取り加工
    を施したことを特徴とする請求項1に記載の電磁石装
    置。
  3. 【請求項3】 前記永久磁石を、長さ方向にずらした一
    対の前記可動鉄片で挾持したことを特徴とする請求項1
    または2に記載の電磁石装置。
  4. 【請求項4】 前記鉄芯の磁極部のうち、少なくともい
    ずれか一方の磁極部に、前記可動鉄片の一方の端面に対
    向する突部を形成したことを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか1項に記載の電磁石装置。
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