JPH06236561A - シーク装置 - Google Patents

シーク装置

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JPH06236561A
JPH06236561A JP2094093A JP2094093A JPH06236561A JP H06236561 A JPH06236561 A JP H06236561A JP 2094093 A JP2094093 A JP 2094093A JP 2094093 A JP2094093 A JP 2094093A JP H06236561 A JPH06236561 A JP H06236561A
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JP
Japan
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optical axis
seek
optical
optical head
light spot
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JP2094093A
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Haruyuki Suzuki
晴之 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定・確実な高速シーク動作を実現する。 【構成】 トラック横切りパルスTPをカウンタ9でカ
ウントして残トラック数TCを求め、それに対応した目
標速度VRを得る。TPより検出した光スポットの速度
VDとVRの速度誤差VEを補償器13を介し対物レン
ズ2のアクチュエーター3の駆動回路16に入力する。
対物レンズ2の位置信号(光スポットの光軸変位)LP
とVEが、補償器7または補償器13,14を介し加算
器15で加算され、加算値が光ヘッド4のシークモータ
5の駆動回路17に入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に光ビームを
照射することによって情報の記録再生を行なう光ディス
ク装置や光磁気ディスク装置に係り、特に、この種の装
置において、光ヘッドからの光ビームが記録媒体上の情
報トラックを横切る方向へ、光ヘッドを移動させるシー
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスク装置(あるいは光磁
気ディスク装置)のシーク動作は、光ヘッドに対し相対
的に微小移動可能な対物レンズ(光源からの光束を収束
させて記録媒体上に光スポットを作るためのレンズ)
を、目標トラックまでの残トラック数に比例した速度で
移動させ、同時に光ヘッドを対物レンズに追従させるの
であるが、対物レンズに比べて光ヘッドの質量が非常に
大きいため、光ヘッド対物レンズに対する追従性が悪
い。この追従性を高めるために、光ヘッドを駆動するシ
ークモータとして大容量のものが必要となり、また、大
きな加速度に耐えられるように光ヘッドの剛性を高めな
ければならないので、装置が大型、高価になる等の問題
がある。
【0003】特開平2−33731号公報には、この種
のシーク動作の問題点を改善するための装置が開示され
ている。この装置(以下、従来例)にあっては、光ディ
スク上のトラックを光スポットが横切る毎に発生するト
ラックパルスを、小さな値がプリセットしたアップダウ
ンカウンタによりカウントし、このカウント値(絶対
値)に比例した基準速度信号を作る。また、トラックパ
ルスの周波数から光スポットの移動速度を検出し、この
移動速度信号と基準速度信号との差信号によって対物レ
ンズ(光比ポット)の微動駆動用アクチュエーターを駆
動する。これによって対物レンズ(光スポット)が光ヘ
ッドに対して相対的に変位するが、この変位量に比例し
た信号によりシークモータを駆動する。したがって、光
ヘッドは対物レンズ(光スポット)に追従して移動す
る。アップダウンカウンタのカウント値が設定値になる
と、同カウンタのカウント方向を切り替える。アップダ
ウンカウンタのカウント値が−1になると、同カウンタ
をリセットしシーク動作を終わる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の構成によ
れば、シーク速度を低速から徐々に上げたのち徐々に下
げるようなシーク動作となり、光ヘッドに大きな加速度
を加える必要がなく小容量のシークモータを用いること
ができ、光ヘッドにもそれほどの剛性が要求されなくな
る。
【0005】しかし、これはシークに必要とする加速度
が比較的小さい場合である。高速シークを実現しようと
した場合、上記従来例の構成は適切とは言えない。その
理由を以下に説明する。
【0006】直径90mmの光ディスクの半径20mm
から半径40mmまでの範囲にトラックが刻まれ、この
全範囲を20ms(ミリ秒)でシークさせるとし、光ヘ
ッドの移動速度を図6に示すように制御する場合、光ヘ
ッドの必要加速度aは a=4×20mm/(20ms)2 =200m/s2 となる。
【0007】上記従来例によると、まず対物レンズ(光
スポット)の微小駆動アクチュエーターを駆動して光ス
ポットの光軸を加速度aで加速する。光ヘッドは、この
光スポット光軸の変位に追従するために加速度aで加速
されなければならない。光ヘッドの加速により、光ヘッ
ドの基準光軸に対する光スポット光軸のずれ量は修正さ
れ一定の値をとる。
【0008】このような光スポット光軸の動きに光ヘッ
ドを追従させる光ヘッド移動制御系は、制御ブロック線
図としては図7に示すようになる。ただし、s=jω、
ω=2πf、ω0=2πf0(f0は制御帯域と呼ばれ
る)。
【0009】簡単な計算により、光スポット光軸が加速
度aで加速するときの光軸ずれ量は 光軸ずれ量=a/ω0 2 ・・・・(1) となる。
【0010】この式より、f0=250Hz、a=20
0m/s2とすると、光軸ずれ量は、81μmにもな
り、光スポット光軸ずれ検出信号(対物レンズの変位検
出信号)が飽和する危険がある。また、一般的に、これ
ほど光軸ずれ量が大きいと、光ディスクからの反射光よ
り検出されるトラック横切り信号のオフセットがかなり
大きく、同信号より作られるトラックパルスも正確でな
くなる。その結果としてシーク動作が不安定、不確実に
なってしまう。
【0011】上式より理解されるように、f0を大きく
れば光軸ずれ量を小さくできる。しかしながら、光ヘッ
ドの機械共振の関係でf0は制限され、それほど大きく
することができない。
【0012】よって本発明の目的は、高速シーク時にお
いても、光スポットの光軸ずれ量を小さく抑え、安定か
つ正確なシーク動作を実現するシーク装置を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によるシ
ーク装置の特徴は、記録媒体上のトラックを横切る方向
へ光スポットの光軸を該光ヘッドの基準光軸に対し相対
的に微小変位させる手段を、シークの目標速度と該光ス
ポットの実際の移動速度との速度誤差に応じて駆動する
手段、及び、該光ヘッドを該トラックを横切る方向に移
動させるための手段を、該光スポットの光軸の該基準光
軸に対する変位量と該速度誤差とを加算した値に応じて
駆動する手段とをさらに有することである。
【0014】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の構成において、光スポットの光軸の基準光軸に対する
変位量と、光スポットの実際の移動速度と目標速度との
速度誤差、との加算割合を調整する手段が設けられるこ
とを特徴する。
【0015】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
の構成において、テストシーク動作における光スポット
の光軸の変位量に基づいて、該光スポットの光軸の変位
量と速度誤差との加算割合を自動的に決定する手段を有
することを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1の発明によれば、光スポットの速度誤
差と光軸変位とを加算した値に応じて光ヘッドが駆動さ
れるため、高速シークの場合にも光軸ずれ量を極めて小
さくできる。よって、光軸変位のみに応じて光ヘッドを
駆動する構成に比べ、高速シークの場合にも動作が安定
かつ正確になる。
【0017】請求項2の発明によれば、光スポットの速
度誤差と光軸変位の加算割合を調整することによって、
シーク制御に関連する回路等の伝達ゲインのバラツキ等
があっても、光軸ずれ量の小さい安定かつ確実な高速シ
ークが可能となり、また、そのような伝達ゲイン等のバ
ラツキをそれほど厳しく抑える必要がないため、制御系
の回路等のコストを削減できる。
【0018】請求項3の発明によれば、テストシーク動
作によって、自動的に、光スポットの速度誤差と光軸変
位の加算割合が最適設定されるため、人手による設定作
業が不要になり、また人手による設定ミスを避けること
ができる。
【0019】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。本実施例
は、一般的な構成の光ヘッド4を用いた光ディスク装置
において、高速シークを実現するシーク装置である。
【0020】光ヘッド4内部のレーザ光源から出射され
た光ビームは、対物レンズ2により収束され、光スポッ
トとしてディスク1に照射され、その反射光は対物レン
ズ2より集光され光ヘッド4内部の光学系に入力する。
【0021】対物レンズ2は、アクチュエーター3によ
り、光ヘッド4に対し相対的にディスク半径方向(トラ
ックを横切る方向)へ微小移動させることができ、した
がって、ディスク1上の光スポットの光軸もアクチュエ
ーター3により微小移動させることができる。5はディ
スク半径方向へ光ヘッド4を大移動させるためのボイス
コイルモータ(シークモータ)である。
【0022】ディスク上の光スポットがトラックを横切
るのに応じたトラック横切り信号TEが、ディスクから
の反射光を基に光ヘッド4内部の公知の光学系及び信号
処理手段によって作られる。このトラック横切り信号T
Eは、周知のように、トラックピッチを1周期とする正
弦波状信号となる。
【0023】光ヘッド4に対する対物レンズ2の変位、
換言すれば、光ヘッド4の基準光軸に対するディスク上
の光スポットの光軸の変位(光軸ずれ量)が、レンズ位
置検出器6により検出され、これがレンズ位置信号LP
として出力される。
【0024】なお、レーザ光源と対物レンズ2との間の
光路中に配置したミラー等を微小回動させることによっ
て光スポットの光軸を変位させる構成としてもよい。こ
の場合、当該ミラー等の位置もしくは角度の検出器を設
けることによって、光軸変位を検出すればよい。
【0025】レンズ位置信号LPは補償器7に入力す
る。この補償器7は、好ましくは位相進み−遅れ(Lea
d-Lag)特性とDCゲインを持つ。補償器7の出力は加
算器15の一方の入力に印加され、この加算器15の出
力がボイスコイルモータ5の駆動回路の入力となる。
【0026】レンズ位置信号LP→補償器7→加算器1
5→駆動回路17→ボイスコイルモータ5→光ヘッド4
までの系(光ヘッド制御系と呼ぶ)は、対物レンズ2の
変位(光スポットの光軸ずれ量)を少なくするように光
ヘッド4を駆動する。すなわち、対物レンズ2が光ヘッ
ド4に対してディスク内周方向に変位するときは光ヘッ
ド4も内周方向へ駆動するというように、対物レンズ2
の動きに光ヘッド4を追従させる。前述のように従来
は、シーク動作中に、このような光ヘッド制御系のみに
よって光ヘッド4を光スポットに追従させるように駆動
していた。
【0027】ゼロクロスコンパレータ8によりトラック
横切り信号TEを波形整形することによって、トラック
横切りパルスTPが得られる。このトラック横切りパル
スTPはカウンタ9によってカウントされる。このカウ
ンタ9は光スポットの現在位置からシーク目標トラック
までの残トラック数TCを得るためのものである。例え
ばカウンタ9はダウンカウンタで、シーク動作のスター
ト時に目標トラック数をロードされ、トラック横切りパ
ルスTPをダウンカウントする。
【0028】このカウンタ9のカウント値すなわち残ト
ラック数TCは目標速度発生器10に入力する。この目
標速度発生器10は例えばROMからなり、残トラック
数TCに比例的な値、好ましくは残トラック数TCの平
方根に比例した値を基準速度VRとして出力する。
【0029】トラック横切りパルスTPは速度検出器1
1にも入力し、速度検出器11よりトラック横切りパル
スTPの周波数に比例した値が検出速度VDとして出力
される。このような速度検出器11は、具体的には周波
数−電圧変換器でもよいし、トラック横切りパルスTP
の周期を検出して同周期の逆数を求めるものでもよい
し、あるいはトラック横切りパルスTPをカウントして
一定時間毎のカウント値の差分値を求めるものでもよ
い。検出速度VDは、光スポットがトラックを横切る実
際の速度を表わす。
【0030】基準速度VRと検出速度VDが減算器12
に入力し、速度誤差VE=VR−VDが得られる。この
速度誤差VEは補償器13により増幅される。この補償
器13はゲインのみを持つものでもよいし、速度制御ル
ープの安定性を損なわない程度の低域フィルタ特性とゲ
インを持つものでもよい。この補償器13の出力によ
り、駆動回路16を通してアクチュエーター3が駆動さ
れ、したがって対物レンズ2が駆動される。かくして、
目標トラックまでの残トラック数TCに応じた基準速度
VRと、光スポットの検出速度VDとが等しくなるよう
に対物レンズ2が駆動されることになる。
【0031】ここで、補償器13の特性として、図2に
示すように、正極性出力を所定値LIMに制限すること
とする。これは、対物レンズ駆動による光スポットの加
速度に対して、光ヘッド4を追従可能とするためであ
る。制限値LIMにより決まる光スポット加速度が、駆
動回路17とボイスコイルモータ5により発生可能な最
大の光ヘッド加速度を越えないように、LIMを設定す
る。
【0032】補償器13の出力はまた、補償器14を通
して加算器15に入力する。補償器14はゲイン要素で
ある。補償器13の出力から駆動回路16→アクチュエ
ーター3→対物レンズ加速度までの伝達ゲインと、補償
器13の出力から補償器14→加算器15→駆動回路1
7→ボイスコイルモータ5→光ヘッド加速度までの伝達
ゲインとが等しくなるように、補償器14のゲインが決
められる。すなわち、 駆動回路16のゲインをG16(V/V) アクチュエーター3のゲインをGa(N/V) 対物レンズ2の質量をM(kg) とし(ただし、Vはボルト、Nはニュートン)、 加算器15のゲインを1 駆動回路17のゲインをG17(V/V) ボイスコイルモータ5のゲインをGVCM(N/V) 光ヘッド4の質量をM(kg) とすると、 補償器14のゲインをH3は、 (G16・Ga)/m=H3(G17・GVCM)/M より、 H3=(G16・Ga)/(G17・GVCM)×M/m とする。
【0033】かくして、補償器13の出力により対物レ
ンズ2が駆動されることによって光スポットに生じる加
速度と同じ加速度が光ヘッド4に同時に生じるように、
光ヘッド4が駆動されることになる。したがって、光ヘ
ッド4と対物レンズ2の動きは一致し、光ヘッド4に対
する対物レンズ2の変位、すなわち光軸ずれ量を0に保
ってシークすることが可能である。しかし、これは光ヘ
ッド4の移動に伴う摩擦力や前記各種伝達ゲインのバラ
ツキ等を無視した場合である。実際には、このような摩
擦力や伝達ゲインのバラツキを無視でないので、補償器
13の出力によって生じる対物レンズ加速度と光ヘッド
加速度とが完全には一致せず、加速度差が生じてしま
う。
【0034】この加速度差による光軸ずれを0にするた
めに、補償器7の出力(光軸ずれ量に比例)と補償器1
4の出力とを加算器15で加算した信号を駆動回路17
に入力する。このようにすれば、上記摩擦力やゲインの
バラツキによる生じる対物レンズ2と光ヘッド4の加速
度差は、シークに要する加速度よりは小さいと考えてよ
いので、シーク時の光軸ずれ量を0に近づけることが可
能となる。
【0035】すなわち、例えばレンズ位置信号LP→補
償器7→加算器15→駆動回路17→ボイスコイルモー
タ5→光ヘッド4の光ヘッド制御系の制御帯域F0を2
50Hzとし、光スポットを200m/s2で加速させ
るとした場合、この光ヘッド制御系だけで光ヘッド4を
駆動したときには、前述したように81μmもの光軸ず
れが生じる。これに対し、本実施例のように補償器7,
14の出力を加算した信号で光ヘッド5を駆動する構成
によれば、補償器14の出力により光ヘッド4が190
m/s2まで加速されたとすると、対物レンズ加速度と
の差は10m/s2であるから上記(1)より4μmし
か光軸ずれを生じない。そして、このときに、この加速
度差10m/s2に相当する値が補償器7より加算器1
5に入力する筈であり、これが補償器14の出力と加算
されて駆動回路17に入力するので、結果として光ヘッ
ド4は200m/s2で加速され、光軸ずれは0にな
る。
【0036】補償器14のゲインH3を固定することも
可能であるが、可変抵抗器の調節等によって可変とし、
シーク中のレンズ位置信号LPがほぼ0になるように、
ゲインH3(補償器13の出力の加算割合)を調整する
ようにすることができる。このようにすると、加算器1
5、駆動回路16,17等の伝達ゲインのバラツキがあ
っても(それによって上記加速度差が大きくなって
も)、これをゲインH3の調整で補正できるため、これ
ら回路類を安価なものにできる。
【0037】本発明の他の実施例によれば、シーク装置
の全体的構成は前記実施例と同様であるが、図3に示す
ように、補償器14としてデジタル/アナログ変換器1
02が用いられ、また、コントローラ101が追加され
る。
【0038】デジタル/変換器102は、光ディスク装
置の起動時等のテストシーク動作中に、レンズ位置信号
LPを入力として、この信号が0となるようにゲインデ
ータGAINを自動設定する。このゲインデータGAI
Nはデジタル/アナログ変換器102のDATA入力と
なる。また、補償器13の出力(デジタルデータ)がデ
ジタル/アナログ変換器102のREF入力となる。デ
ジタル/アナログ変換器102の出力OUTは、加算器
15の入力となるが、 OUT∝REF・DATA の入出力関係となっているため、ゲインデータGAIN
はデジタル/アナログ変換器102のREF入力から出
力OUTへのゲイン(図1の補償器14のゲインH3
対応)を表わすことになる。したがって、デジタル/ア
ナログ変換器102は、補償器14をゲイン可変とした
ものに相当し、そのゲインをコントローラ101によっ
て自動設定する構成である。
【0039】次に、コントローラ101のゲイン設定動
作を説明する。図4はコントローラ101の動作説明の
ためのフロー図である。
【0040】光ディスク装置の起動時に、あるいは、外
部よりテストシークを指示された時に、コントローラ1
01はゲインデータGAINを所定値Aに設定し(ステ
ップ201)、START信号を出力してテストシーク
動作を開始させる(ステップ202)。START信号
によりカウンタ9(図1)にシークトラック数がロード
される。コントローラ101は、このシーク動作中のレ
ンズ位置信号LPの値を取り込み、LPaとして記憶す
る(ステップ203)。このLPaは、GAIN=Aの
時のレンズ位置信号LPの値である。
【0041】コントローラ101は、ゲインデータGA
INを別の所定値Bに設定し(ステップ204)、RA
RT信号を出力して再度、テストシーク動作を開始させ
る(ステップ205)。このシーク動作中のレンズ位置
信号LPの値を取り込み、これをLPbとして記憶する
(ステップ206)。これで、GAIN=Bの時のレン
ズ位置信号LPの値も得られた。
【0042】次に、コントローラ101は、ゲインデー
タGAINを GAIN=(LBb・A−LBa・B)/(LBb−LBa)・・・(2) により計算した値に設定する(ステップ207)。かく
して、デジタル/アナログ変換器102のゲイン
(H3)は、シーク中のレンズ位置信号LPを0にする
ようなレベルに自動設定される。以後は、このゲインに
設定した状態でシーク動作が行なわれる。
【0043】このようなゲイン設定の原理について説明
する。デジタル/アナログ変換器102のゲイン
(H3)は、光ヘッド4の加速度と比例関係にあり、ま
た光軸ずれ量とも比例関係になると考えられるので、結
局、GAINとシーク中のレンズ位置信号LPとが比例
関係にあると考えられる。したがって、図5に示すよう
に、2点のGAINとLPの関係が分かればLP=0の
ためのGAINを上記(2)で求めることができる訳で
ある。
【0044】
【発明の効果】(1)光スポットの速度誤差と光軸変位
とを加算した値に応じて光ヘッドを駆動することによ
り、高速シークにおいても光スポットの加速度と光ヘッ
ドの加速度とを一致させ、光軸ずれ量を極めて小さくで
きる。よって、安定かつ正確な高速シークが可能とな
る。
【0045】(2)光スポットの速度誤差と光軸変位の
加算割合を調整することによって、シーク制御に関連す
る回路等の伝達ゲインのバラツキ等があっても、光軸ず
れ量の小さい安定かつ確実な高速シークが可能である。
また、そのような伝達ゲイン等のバラツキをそれほど厳
しく抑える必要がないため、制御系の回路等のコストを
削減できる。
【0046】(3)テストシーク動作によって、自動的
に、光スポットの速度誤差と光軸変位の加算割合が最適
設定されるため、人手により設定する場合のような設定
ミスの心配がなく、装置動作の信頼性が高まるととも
に、人手による設定作業が不要になる分、装置の組み立
てコストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す概略ブロック図で
ある。
【図2】速度誤差のための補償器の入出力特性を示す図
である。
【図3】本発明の第2の実施例の前記第1実施例との構
成の相違を示すブロック図である。
【図4】前記第2実施例のテストシークに関連した動作
フローを示す図である。
【図5】ゲインの求め方を説明する図である。
【図6】シーク速度カーブの例を示す図である。
【図7】光スポットの光軸変位のみに応じて光ヘッドを
駆動する系を表わす制御ブロック線図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 対物レンズ 3 アクチュエーター 4 光ヘッド 5 ボイスコイルモータ(シークモータ) 6 レンズ位置検出器 7 補償器 8 ゼロクロスコンパレータ 9 ダウンカウンタ 10 目標速度発生部 11 速度検出部 12 減算器 13 補償器 14 補償器 15 加算器 16 駆動回路 17 駆動回路 101 コントローラ 102 デジタル/アナログ変換器 LP レンズ位置信号(光軸変位) TE トラック横切り信号 TP トラック横切りパルス TC 残トラック数 VR 目標速度 VD 検出速度 VE 速度誤差

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ヘッドより記録媒体上へ光スポットを
    照射して情報の記録再生を行なう装置において、該記録
    媒体上のトラックを横切る方向へ該光スポットの光軸を
    該光ヘッドの基準光軸に対し相対的に微小変位させる手
    段を、シークの目標速度と該光スポットの実際の移動速
    度との速度誤差に応じて駆動する手段、及び、該光ヘッ
    ドを該トラックを横切る方向に移動させるための手段
    を、該光スポットの光軸の該基準光軸に対する変位量と
    該速度誤差とを加算した値に応じて駆動する手段とを有
    することを特徴とするシーク装置。
  2. 【請求項2】 該光軸の変位量と該速度誤差との加算割
    合を調整する手段を有することを特徴とする請求項1記
    載のシーク装置。
  3. 【請求項3】 テストシーク動作における該光軸の変位
    量に基づいて、該光軸の変位量と該速度誤差との加算割
    合を自動的に決定する手段を有することを特徴とする請
    求項1記載のシーク装置。
JP2094093A 1993-02-09 1993-02-09 シーク装置 Pending JPH06236561A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100373475C (zh) * 2003-04-28 2008-03-05 松下电器产业株式会社 跟踪误差信号产生装置和方法及光盘设备和跟踪控制方法
JP2008269676A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Victor Co Of Japan Ltd 光ディスク装置

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