JPH062352B2 - 硬化性プラスチックスの成型方法 - Google Patents

硬化性プラスチックスの成型方法

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JPH062352B2
JPH062352B2 JP60095601A JP9560185A JPH062352B2 JP H062352 B2 JPH062352 B2 JP H062352B2 JP 60095601 A JP60095601 A JP 60095601A JP 9560185 A JP9560185 A JP 9560185A JP H062352 B2 JPH062352 B2 JP H062352B2
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勲 甲斐
和雄 為本
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Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬化性プラスチツクスの成型方法に関し、特に
複雑な中空部を有する成型体を製造するための成型方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来よりプラスチツクスの成型方法には圧縮成型法、射
出成型法、トランスフアー成型法、RIM成型法、注型
法及び被覆成型法等があり、これらの方法で成型された
成型品は少なくとも金型キヤビテイー内等に成型材料を
充填成型するか、あるいは原型に被覆成型した後に抜型
することにより、成型体を得る方法等が行われている。
その結果、原型より物理的に抜型可能な金型設計を限度
として、場合によつては各パーツを成型した後接合ある
いは組立てることによつて中空部を有するプラスチツク
ス成型体を作る方法が行われている。
そして、前記したような成型方法では、一体成型された
成型体の空間の開口部を小さく、内部空間を大きくした
ような成型体を製造することは不可能に近いものとされ
ていた。
一方、ブロー成型法は熱可塑性樹脂による非常に優れた
中空成型方法であり、開口部は小さく、内部空間を大き
くすることのできる成型方法の1つであるが、成型体の
形状や、厚さには限界があり、更には中空部分の寸法精
度のコントロールが非常に困難なものであつて、まして
や熱硬化性樹脂のようなものについては実例はなくその
成型は不可能に近いものとされている。
また、熱硬化性樹脂の中空成型品の製造方法は特開昭5
7−89940号公報や特開昭58−147333号公
報に開示されているが、前者は低溶融合金を中子として
使用し、後者は金属塩の中子を利用するものであるが、
いずれも成型後に該中子を熱によつて熔融除去するもの
であつて、少なくとも熱可塑性プラスチツクス等には適
用不可能であり、また、熱硬化性プラスチツクスであつ
ても高温下に放置するために成型体の物性を大きく劣化
させる欠点を有していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は少なくとも1つの開口部とそれにつながる複雑
な中空部を有する硬化性プラスチツクスの成型方法を提
供するものである。
硬化性プラスチツクスとしては、熱硬化性、常温硬化性
を問わず、あらゆる硬化性プラスチツクスに適用できる
中空成型体の成型方法を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、従来不可能視されていたような高度に複
雑な中空部を有する硬化性プラスチツクスの成型体を得
るために鋭意研究を行つた結果、本発明を完成するに至
つたものである。
本発明は特許請求の範囲に記載の通りであるが、所望す
る成型体の形状に同じ中空部に相当する部分を水に溶出
可能な金属の塩類で固型化せしめた型とし、該型でプラ
スチツクスを一体成型した後、水と接触させることによ
り、塩類の型を溶出させることにより硬化性プラスチツ
クス成型体を得るものである。
本発明を実施するための塩類の固結成型は、塩類を水に
溶解させ骨材と混合した後所望の形の成型物を作り乾燥
して固結成型することによつて得られる。
即ち、骨材と塩類と水とより成る配合物を所望の形の成
型用型の中に充填した後、加熱又はマイクロウエーブ等
で乾燥させるか、又は型内で直接脱水するような方法で
成型することができる。
本発明において使用する水に溶出可能な金属の塩類とし
ては特に制限はないが代表的には、NaCl,KCl,K2CO3
Na2CO3,CaCl2,Na2SO4,NaHPO4等の無機塩類や酢酸カ
ルシユーム、酢酸マグネシウム等の有機金属塩類の他、
金属の錯塩類の単独又は2種以上の混合物を適宜選択し
て使用することができる。
前記塩類の水による溶出程度には特に制限はないが水に
対して可及的に易溶解性のものが好ましい。
本発明においては、例えば、シリカ粉末、クレー、鉄
粉、アルミナ粉末、ジルコン粉末、タルク、マグネシア
粉末、あるいはカーボン繊維、ガラス繊維、パルプ類等
の有機質繊維の他目的によつては硅砂、鉄粒等の単独又
は2種以上を混合したものを骨材として使用して塩類で
固結せしめて型取りすることができる。
本発明における塩類で固結した型を使用するプラスチツ
クスの一体成型法はどのような方法でも適用可能である
が、代表的な例として熱硬化性フエノール樹脂成型材料
によるインジエクシヨン成型について説明すると、予め
成型した中子を170℃に加熱しておき、これを金型モ
ールド中のキヤビテイー内に配置してインジエクシヨン
成型を行つた後成型体を取り出すことにより一体成型体
が得られる。
更に、本発明における一体成型体と水とを接触させ、成
型体中の中子を溶出あるいは破壊して取り出す方法とし
ては、一体成型体を水又は温湯に浸漬する方法、ジエツ
ト水あるいは水蒸気を吹きつける方法、あるいは水分を
含むバインダーを使用したフエノールレゾールの硬化物
のごときものにおいては、注型したゞけで中子は樹脂中
の水分を吸収して時間とともに自然に破壊され自動的に
中空体が得られるごとく、どのような方法によつて水と
接触させてもよい。
更に、本発明における特徴的な点は、使用した塩類は容
易に再利用できることである。即ち、溶出された塩類や
骨材は加熱や減圧等によつて水分を蒸発させることによ
り容易に回収でき、型用材料として半永久的に使用可能
である。
本発明において使用しうる硬化性プラスチツクスとして
は特定のものに限定されるものではないが、例えばフエ
ノール樹脂、ユリアメラミン樹脂、ジアリルフタレート
樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコ
ーン樹脂、ポリウレタン、ポリイミド系樹脂等が使用可
能である。
つぎに第1図を参照しながら本発明の実施例を記載す
る。
実施例 熔融シリカ700gにK2CO3 300g及び水200g
を混合して充分に攪拌して湿潤状態の混合物を得た。こ
れを予め用意した瓢箪形が成型できる木型に充填し、そ
のまま100℃の乾燥器の中で3時間乾燥して抜型した
ところ瓢箪形をした型(中子)1が得られた。
これを更に300℃の炉の中に入れ完全に固結した後、
更に、予め用意されたひとまわり大きな瓢箪形をした金
型2の中に第1図に示すようにセットして温度を170
〜180℃に保つた。
ついで該金型に、一般に市販されているフエノール樹脂
成型材料AVライト#800(旭有機材工業(株)製)
を注入穴3より注入して注入成型したところ、瓢箪形の
型1を包含した一体成型体が得られた。次いで、一体成
型体を水中に投入して放置したところ、約5分後には成
型体の内部の塩類の固結によりつくつた型1はさらさら
と溶け出し始めて、水洗を行つたところ中空の天然の瓢
箪と全く変らないフエノール樹脂成型体が得られた。
〔発明の効果〕
以上の説明により明らかなごとく、本発明方法に於いて
は、、単に加熱乾燥することにより水に溶出可能な金属
の塩類で固結せしめた型(中子)を製造できるだけでな
く、従来技術のように中子を熱によつて熔融除去する必
要もなく、唯単に水処理することにより常温で容易に該
中子を除去することができる。
また、溶出された該塩類等は再生が容易でサイクル使用
しうるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を説明するための金属塩類で固化
せしめた中子を金型にセツトした状態を示す型の縦断面
図である。 1・・中子、2・・金型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水に溶出可能な金属の塩類と水と骨材より
    なる湿潤状態の混合物を中子成型用型の中に充填した後
    乾燥固結して中子を成型する工程と、該工程で得られた
    中子を成型用金型内に配置後、硬化性プラスチツクスを
    注入するとともに該硬化性プラスチツクスを硬化させ
    て、前記中子と硬化性プラスチツクスとを一体とした成
    型体を成型する工程と、該工程で得られた成型体を水と
    接触させることによって中子を溶出させ該成型体内部に
    中空部を形成する工程を含む硬化性プラスチツクス成型
    体の成型方法。
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