JPH04164609A - 中空樹脂部材の製造方法 - Google Patents
中空樹脂部材の製造方法Info
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、小ロットの中空樹脂部材を容易且つ安価に製
造する方法に関する。
造する方法に関する。
〈従来の技術〉
従来、中空樹脂部材はブロー成型により、又は二分割し
たものを成形した後、張り合せろという分割成形により
製造されている。ここで、ブロー成型は量産に適するが
、金型が高価であると共に大掛りな装置が必要となり、
小ロフト生産には適さない。そこで、小ロットで金型に
コストがかけられないもの又は繊維強化プラスチック(
以下、FRPという)製なとブロー成形には適さないも
のには分割成形が採用されている。
たものを成形した後、張り合せろという分割成形により
製造されている。ここで、ブロー成型は量産に適するが
、金型が高価であると共に大掛りな装置が必要となり、
小ロフト生産には適さない。そこで、小ロットで金型に
コストがかけられないもの又は繊維強化プラスチック(
以下、FRPという)製なとブロー成形には適さないも
のには分割成形が採用されている。
例えば、第7図ta+、(blに示すように、一般にF
RPで製造される自動車のクーラダクト01は上部材0
2と下部材03とを別々に成形した後、両者を接着剤0
4により接着することにより製造される。
RPで製造される自動車のクーラダクト01は上部材0
2と下部材03とを別々に成形した後、両者を接着剤0
4により接着することにより製造される。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、前述した分割成形では、上部材02及び
下部材03をそれぞれ成形する型が必要であり、且つ両
者をそれぞれトリミングした後、接着しなければならな
いので、手間がかかるという問題がある。また、FRP
の場合、そりが出易いので、上部材02及び下部材03
がそれぞれがそり易く、精度が落ちるという問題もある
。
下部材03をそれぞれ成形する型が必要であり、且つ両
者をそれぞれトリミングした後、接着しなければならな
いので、手間がかかるという問題がある。また、FRP
の場合、そりが出易いので、上部材02及び下部材03
がそれぞれがそり易く、精度が落ちるという問題もある
。
本発明はこのような事情に鑑み、中空*m部材を容易且
つ安価に、しかも高精度に製造できる方法を提供するこ
とを目的とする。
つ安価に、しかも高精度に製造できる方法を提供するこ
とを目的とする。
<l[1lliを解決するための手段〉前記目的を達成
する本発明に係る中空樹脂部材の製造方法は、ろう型の
周囲に熱硬化性樹脂を付着した後、当該樹脂を硬化する
ことによって樹脂外殻を形成し、次いで外樹脂外殻内か
ら上配ろう型を溶出する乙とを特徴とする。
する本発明に係る中空樹脂部材の製造方法は、ろう型の
周囲に熱硬化性樹脂を付着した後、当該樹脂を硬化する
ことによって樹脂外殻を形成し、次いで外樹脂外殻内か
ら上配ろう型を溶出する乙とを特徴とする。
〈作 用〉
製造しようとする中空樹脂部材の中空部の形状をろう型
で形成し、このろう型の周囲にハンドレイアップやスプ
レィアップ等により熱硬化性樹脂を付着し、硬化するこ
とによって樹脂外殻が形成される。次に、この樹脂外殻
内からろう型のみを溶出することにより中空樹脂部材が
形成される。
で形成し、このろう型の周囲にハンドレイアップやスプ
レィアップ等により熱硬化性樹脂を付着し、硬化するこ
とによって樹脂外殻が形成される。次に、この樹脂外殻
内からろう型のみを溶出することにより中空樹脂部材が
形成される。
く実 施 例〉
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
なお、実施例においてはFRP製のクーラーダクトを例
とするが、勿論これに限定されるものではない。
とするが、勿論これに限定されるものではない。
ろう型の製造例を第1図i!1〜telに示す。これら
の図面に示すように、製品の中空部の内側の形状を有す
るマスターモデル11を木あるいは樹脂で作製する〔第
1図ta)、 (b! ]。なお、図中、12は製品の
外形を示す。次に、マスターモデル11をもとにろう型
用割型13を作製する〔第1図(C1〜(e)〕。ろう
型用割型13はFRPや石膏で作製され、上型14と下
型15とをねし16て締結するようになって・いる。ま
た、上型14には注湯口17及び気泡抜き管18が設け
られている。なお、上型14と下型15との間には必要
に応してパツキンを使用する。
の図面に示すように、製品の中空部の内側の形状を有す
るマスターモデル11を木あるいは樹脂で作製する〔第
1図ta)、 (b! ]。なお、図中、12は製品の
外形を示す。次に、マスターモデル11をもとにろう型
用割型13を作製する〔第1図(C1〜(e)〕。ろう
型用割型13はFRPや石膏で作製され、上型14と下
型15とをねし16て締結するようになって・いる。ま
た、上型14には注湯口17及び気泡抜き管18が設け
られている。なお、上型14と下型15との間には必要
に応してパツキンを使用する。
次に、ろう型用割型13を用いて、第2図f8)〜fc
)に示すようにろう型を作製する。これらの図面に示す
ように、ろう型用割型13の溶湯注入口13から加熱に
より溶解した溶解ろう19を注湯するし第2図fat
、 (b) )。そして、凝固後、型を分割して脱型し
、ろう型20を得る〔第2図(C)〕。このろう型20
は、例えば、パリ等をカッター21等で削ったり、必要
ならば別に成形等したろう部材22をハンダゴテ23等
で溶着したりして、所定の形状に仕上げる。
)に示すようにろう型を作製する。これらの図面に示す
ように、ろう型用割型13の溶湯注入口13から加熱に
より溶解した溶解ろう19を注湯するし第2図fat
、 (b) )。そして、凝固後、型を分割して脱型し
、ろう型20を得る〔第2図(C)〕。このろう型20
は、例えば、パリ等をカッター21等で削ったり、必要
ならば別に成形等したろう部材22をハンダゴテ23等
で溶着したりして、所定の形状に仕上げる。
ここで、ろう型20に用いるろうは、低温で溶解すると
共に凝固収縮の少ないものが好ましく、例えばビ・−ズ
ワックス、カルナウバワックス、パラフィンなどを混合
して用いればよい。さらに評言するとろうの溶解温度は
使用する樹脂の熱硬化反応時の温度以上であるが、樹脂
の耐熱温度以下である必要があり、一般に60〜80℃
の範囲にあるのが好ましい。また、ろうは溶解した状態
ではなるべく粘度が低いが、凝固時にはなるべく硬いも
のがよい。なお、実施例では軟化点79℃、粘度13e
ps/100℃のろう (M−2ワックス二日本化成■
社製)を用いた。
共に凝固収縮の少ないものが好ましく、例えばビ・−ズ
ワックス、カルナウバワックス、パラフィンなどを混合
して用いればよい。さらに評言するとろうの溶解温度は
使用する樹脂の熱硬化反応時の温度以上であるが、樹脂
の耐熱温度以下である必要があり、一般に60〜80℃
の範囲にあるのが好ましい。また、ろうは溶解した状態
ではなるべく粘度が低いが、凝固時にはなるべく硬いも
のがよい。なお、実施例では軟化点79℃、粘度13e
ps/100℃のろう (M−2ワックス二日本化成■
社製)を用いた。
本実施例では、このようにろう型月割型13を用し)て
ろう型20を作製したが、この作製方法はこれに限定さ
れず、更に小ロツト生産の場合には、NCなどによりろ
うのブロックを削ることによりろう型20を得てもよい
。
ろう型20を作製したが、この作製方法はこれに限定さ
れず、更に小ロツト生産の場合には、NCなどによりろ
うのブロックを削ることによりろう型20を得てもよい
。
次に、第3図に示す手段で樹脂外殻を作製する。すなわ
ち、同図に示すように、熱硬化性樹脂をろう型20の周
囲にハンドレイアップにより付着し、硬化することによ
り樹脂外殻24を形成する。なお、同図はFRPを、1
ンドレイアツプしている例を示し、ローラ25を用いて
気泡を抜きながら行っている。
ち、同図に示すように、熱硬化性樹脂をろう型20の周
囲にハンドレイアップにより付着し、硬化することによ
り樹脂外殻24を形成する。なお、同図はFRPを、1
ンドレイアツプしている例を示し、ローラ25を用いて
気泡を抜きながら行っている。
ここで、樹脂外殻24を形成する樹脂としては、ポリエ
ステル系FRP、エポキシ系FRP。
ステル系FRP、エポキシ系FRP。
ポリウレタン系FRPの他、ポリエステルIIM脂。
エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂などを挙げることがで
きるが、実施例ではポリエステル樹脂(ニスターR23
5Bi三井東圧化学■製)に硬化剤としてメチルエチル
ケトンパーオキサイド(MEK)(日本油脂■社賢)と
グラスウール(旭ファイバーグラス■社製)とを混合し
たFRPを用いた。このFRPはMEKにより40〜6
0℃に発熱して熱硬化するが、必要に応して硬化をさら
に促進するために加熱してもよい。
きるが、実施例ではポリエステル樹脂(ニスターR23
5Bi三井東圧化学■製)に硬化剤としてメチルエチル
ケトンパーオキサイド(MEK)(日本油脂■社賢)と
グラスウール(旭ファイバーグラス■社製)とを混合し
たFRPを用いた。このFRPはMEKにより40〜6
0℃に発熱して熱硬化するが、必要に応して硬化をさら
に促進するために加熱してもよい。
なお、例えば強化材を含まない樹脂の場合には、第4図
に示すように、スプレー26を用いたスプレィアップに
より樹脂外殻24を形成することもできる。
に示すように、スプレー26を用いたスプレィアップに
より樹脂外殻24を形成することもできる。
本発明では、次に、樹脂外殻24内のろう型24を溶出
する。この方法は、樹脂外殻24が軟化しないがろう型
24が溶解する温度で加熱してろう型24のみを溶解し
、流し出すものであれば特に限定されないが、例えば第
5図に示すようにオートクレーブ27を用いて行うこと
ができる。すなわち、オートクレーブ27内に、ろう型
20を内蔵する樹脂外殻24を開口部が下向きになるよ
うに設置し、蒸気を導入することにより、例えば2kg
/am’。
する。この方法は、樹脂外殻24が軟化しないがろう型
24が溶解する温度で加熱してろう型24のみを溶解し
、流し出すものであれば特に限定されないが、例えば第
5図に示すようにオートクレーブ27を用いて行うこと
ができる。すなわち、オートクレーブ27内に、ろう型
20を内蔵する樹脂外殻24を開口部が下向きになるよ
うに設置し、蒸気を導入することにより、例えば2kg
/am’。
120℃とし、25〜30分程度放置することにより、
ろう型20を溶出することができる。なお、この場合、
ろうは回収皿28内に回収され、ドレインバルブ29が
ら緋出されるよう(こなっている。かくて、中空樹脂部
材であるクーラーダクトが得られる。なお、ろうの溶出
後は、放冷した後、第6図(alに示すように、グライ
ンダ30等によりトリミングした抄、後加工を施し、第
6図(bl、(C)に示すような製品であるクーラーダ
クト31とする。
ろう型20を溶出することができる。なお、この場合、
ろうは回収皿28内に回収され、ドレインバルブ29が
ら緋出されるよう(こなっている。かくて、中空樹脂部
材であるクーラーダクトが得られる。なお、ろうの溶出
後は、放冷した後、第6図(alに示すように、グライ
ンダ30等によりトリミングした抄、後加工を施し、第
6図(bl、(C)に示すような製品であるクーラーダ
クト31とする。
このようにして得たクーラーダクト31は一体成形され
ているため、FRP製としてもそりの影響が出に<<、
高精度のものとなる。
ているため、FRP製としてもそりの影響が出に<<、
高精度のものとなる。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明方法によると、高価な金型
を作製することなく中空樹脂部材を容易に製造すること
ができ、しかも一体成形品なのでそりなどの影響が出ず
、高精度なものを製造できるという効果も得ることがで
きる。
を作製することなく中空樹脂部材を容易に製造すること
ができ、しかも一体成形品なのでそりなどの影響が出ず
、高精度なものを製造できるという効果も得ることがで
きる。
第1図〜第6図は実施例に係り、第1図(Ml〜Tel
はろう型用割型の作製工程を示す説明図、第2図Fm)
〜fc)はろう型の作製工程を示す説明図、第3図及び
第4図ζま樹脂外殻の作製を示す説明図、第5図はろう
の溶出工程を示す説明図、第6図(al〜(c)は仕上
げ工程を示す説明図であり、第7図(alibiば従来
技術に係るクーラーダクトを示す説明図である。 図 面 中、 11はマスターモデル、 131、tろう型月割型、 14は上型、 15は下型、 17は注湯口、 18は気泡抜き管、 19は溶解ろう、 20ばろう型、 241、を樹脂外殻、 27はオートクレーブ、 28は回収皿、 31はクーラーダクトである。 第 1 図 (a) (b) C−C断面図 第3図 第4図 蒸気 第7 F F−F断面図
はろう型用割型の作製工程を示す説明図、第2図Fm)
〜fc)はろう型の作製工程を示す説明図、第3図及び
第4図ζま樹脂外殻の作製を示す説明図、第5図はろう
の溶出工程を示す説明図、第6図(al〜(c)は仕上
げ工程を示す説明図であり、第7図(alibiば従来
技術に係るクーラーダクトを示す説明図である。 図 面 中、 11はマスターモデル、 131、tろう型月割型、 14は上型、 15は下型、 17は注湯口、 18は気泡抜き管、 19は溶解ろう、 20ばろう型、 241、を樹脂外殻、 27はオートクレーブ、 28は回収皿、 31はクーラーダクトである。 第 1 図 (a) (b) C−C断面図 第3図 第4図 蒸気 第7 F F−F断面図
Claims (1)
- ろう型の周囲に熱硬化性樹脂を付着した後、当該樹脂を
硬化することによって樹脂外殻を形成し、次いで外樹脂
外殻内から上記ろう型を溶出することを特徴とする中空
樹脂部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290693A JPH04164609A (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 中空樹脂部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290693A JPH04164609A (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 中空樹脂部材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04164609A true JPH04164609A (ja) | 1992-06-10 |
Family
ID=17759287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2290693A Pending JPH04164609A (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 中空樹脂部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04164609A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU754642B2 (en) * | 1997-11-13 | 2002-11-21 | Arca Systems Ab | Flat or semi-flat element including a frame |
JP2012207837A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Kyoraku Co Ltd | ダクト |
US9079352B2 (en) | 2010-09-14 | 2015-07-14 | Kyoraku Co., Ltd. | Duct molding method and duct |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58212921A (ja) * | 1982-06-04 | 1983-12-10 | Aron Kasei Co Ltd | プラスチツクス中空成形物の成形方法 |
JPS612541A (ja) * | 1984-06-16 | 1986-01-08 | Toyota Motor Corp | 繊維強化樹脂管の製造方法 |
-
1990
- 1990-10-30 JP JP2290693A patent/JPH04164609A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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---|---|---|---|---|
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JP2012207837A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Kyoraku Co Ltd | ダクト |
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