JPH06179222A - シンク付熱硬化性樹脂製カウンターの製法 - Google Patents
シンク付熱硬化性樹脂製カウンターの製法Info
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- JPH06179222A JPH06179222A JP35306092A JP35306092A JPH06179222A JP H06179222 A JPH06179222 A JP H06179222A JP 35306092 A JP35306092 A JP 35306092A JP 35306092 A JP35306092 A JP 35306092A JP H06179222 A JPH06179222 A JP H06179222A
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- top plate
- thermosetting resin
- counter
- counter top
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シンクとカウンター天板との接合部に於い
て、水洩れ、隙間、段差がなく一体化され、且つ、シン
クの取付位置ならびに、シンクとカウンター天板の形状
の組合せが任意に行えると共に、成形が容易で、外観の
優れたシンク付熱硬化性樹脂カウンターを得ることを目
的とする。 【構成】 予め、熱硬化性樹脂組成物を成形して得たシ
ンク3をカウンター天板用注形型4の型内に載置し、熱
硬化性樹脂組成物2をカウンター天板用注形型4に注入
し、硬化させて脱型した後、加熱して硬化を完了させ、
シンク付熱硬化性樹脂製カウンターを得る。
て、水洩れ、隙間、段差がなく一体化され、且つ、シン
クの取付位置ならびに、シンクとカウンター天板の形状
の組合せが任意に行えると共に、成形が容易で、外観の
優れたシンク付熱硬化性樹脂カウンターを得ることを目
的とする。 【構成】 予め、熱硬化性樹脂組成物を成形して得たシ
ンク3をカウンター天板用注形型4の型内に載置し、熱
硬化性樹脂組成物2をカウンター天板用注形型4に注入
し、硬化させて脱型した後、加熱して硬化を完了させ、
シンク付熱硬化性樹脂製カウンターを得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キッチンカウンター、
洗面化粧台カウンターなど水洗いに必要なシンク付熱硬
化性樹脂製カウンターの製法に関する。
洗面化粧台カウンターなど水洗いに必要なシンク付熱硬
化性樹脂製カウンターの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シンク付熱硬化性樹脂カウンター
の製法としては、予め、カウンター天板をつくり、該カ
ウンター天板の所望の位置にシンクを取付るための、シ
ンクの寸法、形状に合致する開口部を設けた後、該カウ
ンター天板の裏側より、接着剤、シーリング剤、取付治
具などを用いて、シンクとカウンター天板との取付位置
が整合するように、カウンター天板開口部周辺にシンク
フランジを固定する、謂ゆる、アンダーシンク法。
の製法としては、予め、カウンター天板をつくり、該カ
ウンター天板の所望の位置にシンクを取付るための、シ
ンクの寸法、形状に合致する開口部を設けた後、該カウ
ンター天板の裏側より、接着剤、シーリング剤、取付治
具などを用いて、シンクとカウンター天板との取付位置
が整合するように、カウンター天板開口部周辺にシンク
フランジを固定する、謂ゆる、アンダーシンク法。
【0003】シンクがカウンター天板面の平面部の一部
を形成する形状に成形した成形物をつくり、所望のシン
ク位置を決めた後、カウンター天板とシンク周辺部それ
ぞれがテーパーをもった断面で嵌合し、接合部が整合す
るような形状にシンク及びカウンター天板を切断加工
し、カウンター天板の開口部にシンク周辺部を接着剤を
介して嵌合固定するテーパーマウント法。
を形成する形状に成形した成形物をつくり、所望のシン
ク位置を決めた後、カウンター天板とシンク周辺部それ
ぞれがテーパーをもった断面で嵌合し、接合部が整合す
るような形状にシンク及びカウンター天板を切断加工
し、カウンター天板の開口部にシンク周辺部を接着剤を
介して嵌合固定するテーパーマウント法。
【0004】カウンター天板にシンク本体を落し込むこ
とが可能で、且つ、シンクのフランジ部或いは、フラン
ジ部に取り付けられる金属フレームが、カウンター天板
の開口部周辺で支えられ、吊るされるような形状の開口
部を設け、この開口部にシンクを載置して接着する方
法、即ち、オーバシンク法。
とが可能で、且つ、シンクのフランジ部或いは、フラン
ジ部に取り付けられる金属フレームが、カウンター天板
の開口部周辺で支えられ、吊るされるような形状の開口
部を設け、この開口部にシンクを載置して接着する方
法、即ち、オーバシンク法。
【0005】或いは、カウンター天板とシンクが一体化
された、密閉構造の成形型を用いて、液状の熱硬化性樹
脂組成物を注型し、硬化させるか又は、金型を用いホッ
トプレスで熱硬化性樹脂組成物コンパウンドを熱圧成形
し、シンクと天板が一体になった成形物を得る方法など
があった。
された、密閉構造の成形型を用いて、液状の熱硬化性樹
脂組成物を注型し、硬化させるか又は、金型を用いホッ
トプレスで熱硬化性樹脂組成物コンパウンドを熱圧成形
し、シンクと天板が一体になった成形物を得る方法など
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法に於いては、シンクとカウンター天板を一体成形す
る方法を除いては、何れも、施工状況に応じ、所望の位
置にシンクを設けることが可能な利点はあるが、カウン
ター天板にシンクを取り付けるための開口部を切開しな
ければならず、更に、シンクを取り付け固定すると共
に、水に対するシールを完全に行う必要があり、加工精
度と手数を要していた。
方法に於いては、シンクとカウンター天板を一体成形す
る方法を除いては、何れも、施工状況に応じ、所望の位
置にシンクを設けることが可能な利点はあるが、カウン
ター天板にシンクを取り付けるための開口部を切開しな
ければならず、更に、シンクを取り付け固定すると共
に、水に対するシールを完全に行う必要があり、加工精
度と手数を要していた。
【0007】アンダーシンク方式では、シンクを保持す
るための特に用意された取り付け治具が必要となり、加
工精度、工数が多くかかっていた。
るための特に用意された取り付け治具が必要となり、加
工精度、工数が多くかかっていた。
【0008】シンク上面の周囲にカウンター天板面の平
面部の一部を形成し、別に用意されたカウンター天板を
開口部のテーパーと嵌合する形状に切断し、シンクとカ
ウンター天板を嵌合接着するテーパーマウント法に於い
てはシンクとカウンター天板を段差や隙間がなく、整合
した状態で接合するためには高度の寸法精度が必要であ
り、且つ、接合部の継き目が現われるため、外観上好ま
しくない点もあった。
面部の一部を形成し、別に用意されたカウンター天板を
開口部のテーパーと嵌合する形状に切断し、シンクとカ
ウンター天板を嵌合接着するテーパーマウント法に於い
てはシンクとカウンター天板を段差や隙間がなく、整合
した状態で接合するためには高度の寸法精度が必要であ
り、且つ、接合部の継き目が現われるため、外観上好ま
しくない点もあった。
【0009】オーバーシンク方式ではカウンター天板端
部がシンクのフランジ部、或いはフランジ部に取り付け
られる金属フレームを支える構造のため、使用時にカウ
ンター天板上に零れた水の仕舞が悪く、天板面とフラン
ジ端部の段差による意匠性、汚れの付着などの問題点が
あった。
部がシンクのフランジ部、或いはフランジ部に取り付け
られる金属フレームを支える構造のため、使用時にカウ
ンター天板上に零れた水の仕舞が悪く、天板面とフラン
ジ端部の段差による意匠性、汚れの付着などの問題点が
あった。
【0010】シンクとカウンター天板を熱硬化性樹脂組
成物で一体化する方法では、継目がなく、外観がすぐ
れ、シンクの接合不良による水洩れがない点などの長所
を有するが、密閉型を使用する必要があり、スラリー状
樹脂組成物を注型する方法に於いては寸法、形状、シン
クの取付位置などに応じて、多数の注形型を用意しなけ
ればならず、特に、金型を用いて、プレス機で熱硬化性
樹脂コンパウンドを熱圧成形する方法に於いては設備費
が嵩み、金型の交換に多くの時間と労力を要していた。
また、シンクとカウンター天板に異なった色彩、模様を
つけることが困難であった。
成物で一体化する方法では、継目がなく、外観がすぐ
れ、シンクの接合不良による水洩れがない点などの長所
を有するが、密閉型を使用する必要があり、スラリー状
樹脂組成物を注型する方法に於いては寸法、形状、シン
クの取付位置などに応じて、多数の注形型を用意しなけ
ればならず、特に、金型を用いて、プレス機で熱硬化性
樹脂コンパウンドを熱圧成形する方法に於いては設備費
が嵩み、金型の交換に多くの時間と労力を要していた。
また、シンクとカウンター天板に異なった色彩、模様を
つけることが困難であった。
【0011】これらの一体成形を行う方法では、何れ
も、使用目的に応じた多品種、少量生産に対処すること
が甚だ困難であった。
も、使用目的に応じた多品種、少量生産に対処すること
が甚だ困難であった。
【0012】本発明はシンクとカウンター天板との接合
部に於いて水洩れ、隙間、段差がなく一体化され、且
つ、シンクの取付位置ならびにシンクとカウンター天板
の形状の組合せが任意に行えると共に、成形が容易で、
外観のすぐれたシンク付き熱硬化性樹脂カウンターを得
ることを目的とする。尚、本発明で云うシンクとは流し
台の水槽ならびに洗面化粧台の洗面器を指すものであ
る。
部に於いて水洩れ、隙間、段差がなく一体化され、且
つ、シンクの取付位置ならびにシンクとカウンター天板
の形状の組合せが任意に行えると共に、成形が容易で、
外観のすぐれたシンク付き熱硬化性樹脂カウンターを得
ることを目的とする。尚、本発明で云うシンクとは流し
台の水槽ならびに洗面化粧台の洗面器を指すものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱硬化性樹脂
組成物を用いて、予めシンクを成形した後、該シンクを
カウンター天板の成形型内に載置し、熱硬化性樹脂組成
物を該成形型内に注入し、硬化させることにより、シン
クとカウンター天板を一体化することを特徴とするシン
ク付熱硬化性樹脂製カウンターの製法である。
組成物を用いて、予めシンクを成形した後、該シンクを
カウンター天板の成形型内に載置し、熱硬化性樹脂組成
物を該成形型内に注入し、硬化させることにより、シン
クとカウンター天板を一体化することを特徴とするシン
ク付熱硬化性樹脂製カウンターの製法である。
【0014】また、熱硬化性樹脂組成物を用いて予め成
形したシンク及び該シンクと一体化されたカウンター天
板が完全硬化に達しておらず、且つ、取扱作業に支障の
ない状態まで硬化させた後、脱型し、加熱硬化されてい
ることによって、成形されるシンク付熱硬化性樹脂製カ
ウンターの変形が防止され、寸法安定性が向上する。
形したシンク及び該シンクと一体化されたカウンター天
板が完全硬化に達しておらず、且つ、取扱作業に支障の
ない状態まで硬化させた後、脱型し、加熱硬化されてい
ることによって、成形されるシンク付熱硬化性樹脂製カ
ウンターの変形が防止され、寸法安定性が向上する。
【0015】本発明に用いられる熱硬化性樹脂は不飽和
ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、トリアジン環
含有(メタ)アクリレートプレポリマー、メチルメタア
クリレート樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂など
の使用が可能であるが耐候性、色調の安定性などから、
ラジカル重合型の熱硬化性樹脂である不飽和ポリエステ
ル樹脂、ビニルエステル樹脂、トリアジン環含有(メ
タ)アクリレートプレポリマー、メチルメタアクリレー
ト樹脂などを単独或いは組合せて使用することが望まし
い。
ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、トリアジン環
含有(メタ)アクリレートプレポリマー、メチルメタア
クリレート樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂など
の使用が可能であるが耐候性、色調の安定性などから、
ラジカル重合型の熱硬化性樹脂である不飽和ポリエステ
ル樹脂、ビニルエステル樹脂、トリアジン環含有(メ
タ)アクリレートプレポリマー、メチルメタアクリレー
ト樹脂などを単独或いは組合せて使用することが望まし
い。
【0016】これらの樹脂に対して充填剤、着色剤、硬
化剤、硬化促進剤などを配合したスラリー状の組成物を
注型材料として成形に用いるものである。また必要によ
り熱可塑性樹脂ポリマーよりなる低収縮剤なども添加す
る。充填剤としては、一般的に用いられている無機質の
水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、シリカ、タル
ク、寒水石粉末や粒子状のものが用いられる。
化剤、硬化促進剤などを配合したスラリー状の組成物を
注型材料として成形に用いるものである。また必要によ
り熱可塑性樹脂ポリマーよりなる低収縮剤なども添加す
る。充填剤としては、一般的に用いられている無機質の
水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、シリカ、タル
ク、寒水石粉末や粒子状のものが用いられる。
【0017】着色剤としては、好ましい色彩、模様、質
感の表現に必要で、耐水性、耐熱性、耐光性などの点か
ら、主として、無機顔料或いは無機顔料で着色した樹脂
硬化物の粉末乃至粒子が用いられる。
感の表現に必要で、耐水性、耐熱性、耐光性などの点か
ら、主として、無機顔料或いは無機顔料で着色した樹脂
硬化物の粉末乃至粒子が用いられる。
【0018】ラジカル重合型の熱硬化性樹脂を用いる場
合、硬化剤としては、有機過酸化物が用いられるが、本
発明に於いては、カウンター天板は、オープン成形で行
われるため、常温硬化タイプのメチルエチルケトンパー
オキサイド、ベンゾイルパーオキサイドなどが適してお
り、これらに対する硬化促進剤としてはナフテン酸コバ
ルト、ラウリルメルカプタン、ジメチルアニリンなどが
挙げられる。特に製品の着色を防止する場合、ラウリル
メルカプタンの使用が効果的である。
合、硬化剤としては、有機過酸化物が用いられるが、本
発明に於いては、カウンター天板は、オープン成形で行
われるため、常温硬化タイプのメチルエチルケトンパー
オキサイド、ベンゾイルパーオキサイドなどが適してお
り、これらに対する硬化促進剤としてはナフテン酸コバ
ルト、ラウリルメルカプタン、ジメチルアニリンなどが
挙げられる。特に製品の着色を防止する場合、ラウリル
メルカプタンの使用が効果的である。
【0019】本発明に用いられるシンクとカウンター天
板を構成する熱硬化性樹脂組成物は、同一或いは異なっ
た組成のものを用いることが出来るが、予め成形された
シンクの樹脂は、完全には硬化しておらず、カウンター
天板と一体成形された後、脱型し、加熱して完全に硬化
させることが必要である。また、シンクとカウンター天
板は意匠性の要求により、同一或いは、それぞれ異なっ
た色彩、模様を施すことができる。
板を構成する熱硬化性樹脂組成物は、同一或いは異なっ
た組成のものを用いることが出来るが、予め成形された
シンクの樹脂は、完全には硬化しておらず、カウンター
天板と一体成形された後、脱型し、加熱して完全に硬化
させることが必要である。また、シンクとカウンター天
板は意匠性の要求により、同一或いは、それぞれ異なっ
た色彩、模様を施すことができる。
【0020】本発明の熱硬化性樹脂組成物の成形に用い
られる注形型は金属製、強化プラスチック製、いずれも
使用出来るが、軽量で作業性に優れ、且つ、製品の原形
の複製が容易で、簡単に量産化の出来る強化プラスチッ
ク製型が適している。
られる注形型は金属製、強化プラスチック製、いずれも
使用出来るが、軽量で作業性に優れ、且つ、製品の原形
の複製が容易で、簡単に量産化の出来る強化プラスチッ
ク製型が適している。
【0021】成形型には予め、シリコーン樹脂、ワック
ス、ポリビニルアルコールなどの離型剤を薄く均一に塗
布する。
ス、ポリビニルアルコールなどの離型剤を薄く均一に塗
布する。
【0022】成形方法としては、型面に硬化剤ならびに
硬化促進剤を含む樹脂液を均一に塗布し、謂ゆるゲルコ
ートを行い、硬化した表層膜を形成させた後、スラリー
状に調合された熱硬化性樹脂組成物を注型する方法か、
或いはゲルコート膜を設けず、直接注型する方法が可能
である。
硬化促進剤を含む樹脂液を均一に塗布し、謂ゆるゲルコ
ートを行い、硬化した表層膜を形成させた後、スラリー
状に調合された熱硬化性樹脂組成物を注型する方法か、
或いはゲルコート膜を設けず、直接注型する方法が可能
である。
【0023】ゲルコート膜を設けない方法では、注形型
面に硬化促進剤溶液を均一に塗布した後、注形を行い、
型面に接する部分を最初に硬化させ、その後、注型され
た熱硬化性樹脂組成物を硬化させる方法をとることによ
って、ピンホール、ツヤムラのない外観並びに、耐汚染
性など物性の優れた成形物の表面が得られる。
面に硬化促進剤溶液を均一に塗布した後、注形を行い、
型面に接する部分を最初に硬化させ、その後、注型され
た熱硬化性樹脂組成物を硬化させる方法をとることによ
って、ピンホール、ツヤムラのない外観並びに、耐汚染
性など物性の優れた成形物の表面が得られる。
【0024】注型後の硬化は、常温から50℃までの比
較的低温で行うことが望ましい。
較的低温で行うことが望ましい。
【0025】予め、成形されるシンクは、脱型後、取扱
作業が可能な硬度に硬化しているが、完全に硬化が完了
していないことが、シンクとカウンター天板を一体化し
た場合、接合部の接着強度ならびに硬化収縮による寸法
変化、変形を防ぐためにも好ましい結果となる。
作業が可能な硬度に硬化しているが、完全に硬化が完了
していないことが、シンクとカウンター天板を一体化し
た場合、接合部の接着強度ならびに硬化収縮による寸法
変化、変形を防ぐためにも好ましい結果となる。
【0026】また、シンクをカウンター天板の注形型内
に載置した場合、型面に接する部分に隙間を生じないよ
うな、摺合された形状に、シンク及びカウンター天板の
型面を仕上げることが必要である。これによって、シン
クの内側に熱硬化性樹脂の組成物スラリーの流入を防ぐ
ことができると共に、良好な仕上がりが得られる。
に載置した場合、型面に接する部分に隙間を生じないよ
うな、摺合された形状に、シンク及びカウンター天板の
型面を仕上げることが必要である。これによって、シン
クの内側に熱硬化性樹脂の組成物スラリーの流入を防ぐ
ことができると共に、良好な仕上がりが得られる。
【0027】カウンター天板に対するシンクの取付位置
は、カウンター平面部であれば、所望する位置に、任意
に設定することが可能となる。更に、数種類の寸法、形
状の異なったシンクと天板カウンターの注形型を準備す
ることによって、それらの組合せにより、多くのバリエ
ーションに対応できる。
は、カウンター平面部であれば、所望する位置に、任意
に設定することが可能となる。更に、数種類の寸法、形
状の異なったシンクと天板カウンターの注形型を準備す
ることによって、それらの組合せにより、多くのバリエ
ーションに対応できる。
【0028】カウンター天板の注型に於いては、オープ
ンタイプの注形型の所定の位置に予め成形されたシンク
を載置し、熱硬化性樹脂組成物スラリーを流し込み、常
温から50℃迄の温度で硬化させるが、スラリーとシン
クが接する面で硬化接着し、一体化されるので、シンク
とカウンター天板の接合部に隙間がなく、従って、水洩
れの恐れがない。また、必要に応じてカウンター裏面の
仕上がり面を平滑にするための、離型処理を施したレベ
リング用上板を、注型されたスラリーのオープン面に当
てることも可能である。
ンタイプの注形型の所定の位置に予め成形されたシンク
を載置し、熱硬化性樹脂組成物スラリーを流し込み、常
温から50℃迄の温度で硬化させるが、スラリーとシン
クが接する面で硬化接着し、一体化されるので、シンク
とカウンター天板の接合部に隙間がなく、従って、水洩
れの恐れがない。また、必要に応じてカウンター裏面の
仕上がり面を平滑にするための、離型処理を施したレベ
リング用上板を、注型されたスラリーのオープン面に当
てることも可能である。
【00029】カウンター天板として注型された熱硬化
性樹脂組成物が硬化し、脱型が可能になった時点で、注
形型より脱型する。
性樹脂組成物が硬化し、脱型が可能になった時点で、注
形型より脱型する。
【0030】脱型の際、成形物は硬化しているものの、
完全硬化までには到達していないので、収縮も完全硬化
物より少なく、また常温硬化であるため、成形型は熱に
よる歪、変形が小さい。
完全硬化までには到達していないので、収縮も完全硬化
物より少なく、また常温硬化であるため、成形型は熱に
よる歪、変形が小さい。
【0031】予め成形されたシンクの熱硬化性樹脂が完
全に硬化している場合は、カウンター天板の成形時の収
縮率との差が大きくなり、製品の変形の原因になり易
い。
全に硬化している場合は、カウンター天板の成形時の収
縮率との差が大きくなり、製品の変形の原因になり易
い。
【0032】脱型時の注型物の適正な硬化度の把握は、
予め、別途測定した硬化特性データに基づいて行うこと
が可能である。
予め、別途測定した硬化特性データに基づいて行うこと
が可能である。
【0033】
実施例1 以下、図面に基づいて本発明の実施例について述べる。
図1は熱硬化性樹脂組成物2を洗面化粧台用のシンク注
形型1に注入し、成形する状態を示す断面図である。こ
のシンク注形型1は、ガラス繊維と不飽和ポリエステル
樹脂の強化プラスチックスでつくられた密閉タイプの型
で、シンク内側(表側)となる下型11外側(裏側)の
上型12で構成される。型面にはシリコーン樹脂離型剤
を薄く均一に塗布する。
図1は熱硬化性樹脂組成物2を洗面化粧台用のシンク注
形型1に注入し、成形する状態を示す断面図である。こ
のシンク注形型1は、ガラス繊維と不飽和ポリエステル
樹脂の強化プラスチックスでつくられた密閉タイプの型
で、シンク内側(表側)となる下型11外側(裏側)の
上型12で構成される。型面にはシリコーン樹脂離型剤
を薄く均一に塗布する。
【0034】シンクの材料としての、熱硬化性樹脂組成
物2として、メラミン、パラフォルムアルデヒド、及び
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートを縮合して
得られたメラミン(メタ)アクリレートプレポリマー6
部と、フマル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、プロピ
レングリコールを縮合して得たポリエステルの50%ス
チレンモノマー溶液よりなる不飽和ポリエステル24
部、水酸化アルミニウム粉末40部、無水ケイ酸粉末2
0部、炭酸カルシウム粉末10部、酸化チタン粉末1部
と硬化剤メチルエチルケトンパーオキサイドのジブチル
フタレート50%溶液0.4部と硬化促進剤として、ナ
フテン酸コバルト6%スチレンモノマー溶液0.2部を
加え、減圧撹拌混合装置を用いて、内圧をHg100mm
に減圧しながら、30分間撹拌して、脱泡混合し、均一
なスラリー状の樹脂組成物を調整する。尚、上記組成物
の配合比の部は、いづれも重量部を示すものである。
物2として、メラミン、パラフォルムアルデヒド、及び
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートを縮合して
得られたメラミン(メタ)アクリレートプレポリマー6
部と、フマル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、プロピ
レングリコールを縮合して得たポリエステルの50%ス
チレンモノマー溶液よりなる不飽和ポリエステル24
部、水酸化アルミニウム粉末40部、無水ケイ酸粉末2
0部、炭酸カルシウム粉末10部、酸化チタン粉末1部
と硬化剤メチルエチルケトンパーオキサイドのジブチル
フタレート50%溶液0.4部と硬化促進剤として、ナ
フテン酸コバルト6%スチレンモノマー溶液0.2部を
加え、減圧撹拌混合装置を用いて、内圧をHg100mm
に減圧しながら、30分間撹拌して、脱泡混合し、均一
なスラリー状の樹脂組成物を調整する。尚、上記組成物
の配合比の部は、いづれも重量部を示すものである。
【0035】注型に先立ち、シンク内面を形成する下型
の型面にラウリルメルカプタンの50%アセトン溶液を
塗布し、溶剤を蒸発させる。次に、上型と下型を取付固
定し、上記の熱硬化性樹脂組成物2をシンク注形型1の
上部の注入口より注入、流下させ充填して、バイブレー
ターで1分間振動をあたえ、脱泡し、30℃の室内に3
時間放置して、硬化させた後、上型と下型を解体分離し
成形物を脱型する。
の型面にラウリルメルカプタンの50%アセトン溶液を
塗布し、溶剤を蒸発させる。次に、上型と下型を取付固
定し、上記の熱硬化性樹脂組成物2をシンク注形型1の
上部の注入口より注入、流下させ充填して、バイブレー
ターで1分間振動をあたえ、脱泡し、30℃の室内に3
時間放置して、硬化させた後、上型と下型を解体分離し
成形物を脱型する。
【0036】図2は脱型されたシンク3の断面図であ
る。脱型されたシンク3は、取扱作業に支障のない程度
の強度ならびに、硬度を保持し、製品としての表面外観
は形成されているが、未だ実用に耐えるだけの十分な硬
化は完了していない。
る。脱型されたシンク3は、取扱作業に支障のない程度
の強度ならびに、硬度を保持し、製品としての表面外観
は形成されているが、未だ実用に耐えるだけの十分な硬
化は完了していない。
【0037】図3は、カウンター天板を形成するための
オープンタイプのカウンター天板注形型4にシンクを設
置し、熱硬化性樹脂組成物2を注入し、成形する状態を
示す断面図である。
オープンタイプのカウンター天板注形型4にシンクを設
置し、熱硬化性樹脂組成物2を注入し、成形する状態を
示す断面図である。
【0038】巾750mm、奥行500mmの強化プラスチ
ック製の洗面化粧台のカウンター天板注形型4の型面
に、注型に先立ちシンク注形型1に行った処理方法と同
様の方法で、離型剤ならぴに硬化促進剤の塗布を行う。
ック製の洗面化粧台のカウンター天板注形型4の型面
に、注型に先立ちシンク注形型1に行った処理方法と同
様の方法で、離型剤ならぴに硬化促進剤の塗布を行う。
【0039】次に、この型面の洗面器設置位置に合わせ
て、予め成形された洗面器となるシンクを載置し、シン
ク3の成形に用いた熱硬化性樹脂組成物2と同一組成に
調整されたスラリーを注入し、脱泡した後、レベリング
用上板5を注型されたスラリーのオープン面に置き、3
0℃の室温で3時間放置し、硬化させ脱型し、シンクと
カウンターが一体化された成形物を得た。
て、予め成形された洗面器となるシンクを載置し、シン
ク3の成形に用いた熱硬化性樹脂組成物2と同一組成に
調整されたスラリーを注入し、脱泡した後、レベリング
用上板5を注型されたスラリーのオープン面に置き、3
0℃の室温で3時間放置し、硬化させ脱型し、シンクと
カウンターが一体化された成形物を得た。
【0040】脱型された状態では、未だ、成形物の内部
は十分に硬化が完了していないので、更に80℃の温度
に設定した加熱養生室で3時間加熱し、アフターキュア
を行い、表面の仕上がりが均一外観、寸法安定性のよい
シンク付熱硬化性樹脂カウンター6を得た。図4は、シ
ンク付熱硬化性樹脂カウンター6の断面図である。
は十分に硬化が完了していないので、更に80℃の温度
に設定した加熱養生室で3時間加熱し、アフターキュア
を行い、表面の仕上がりが均一外観、寸法安定性のよい
シンク付熱硬化性樹脂カウンター6を得た。図4は、シ
ンク付熱硬化性樹脂カウンター6の断面図である。
【0041】このようにして製作されたシンク付熱硬化
性樹脂カウンター6は、JIS A4401に規定する
品質を有するものであった。
性樹脂カウンター6は、JIS A4401に規定する
品質を有するものであった。
【0042】
【発明の効果】本発明は、カウンター天板を切削して、
開口部を設け、後からシンクを取付ける方法のような特
別の加工を必要とせず、シンクとカウンター天板が注型
工程で一体化されるので、加工工数が少なくて済み、寸
法精度が向上し、接合部の隙間、シンクとカウンター天
板面の段差、取付部の外観の低下、水洩れなどがない。
開口部を設け、後からシンクを取付ける方法のような特
別の加工を必要とせず、シンクとカウンター天板が注型
工程で一体化されるので、加工工数が少なくて済み、寸
法精度が向上し、接合部の隙間、シンクとカウンター天
板面の段差、取付部の外観の低下、水洩れなどがない。
【0043】また、シンクとカウンター天板を同一型で
一体成形する方法に較べて、本発明の方法では、カウン
ター天板は、オープンタイプの注形型を用いることが出
来るので、型の構造が簡単になり、強化プラスチックス
製の注形型を容易に低価格でつくることができる。従っ
て、軽量化され、作業性が向上する。
一体成形する方法に較べて、本発明の方法では、カウン
ター天板は、オープンタイプの注形型を用いることが出
来るので、型の構造が簡単になり、強化プラスチックス
製の注形型を容易に低価格でつくることができる。従っ
て、軽量化され、作業性が向上する。
【0044】カウンター天板注形型の任意の位置に、シ
ンクを設置することができるので、不特定多数のシンク
位置に対する要望に合わせることが可能になる。数種類
のシンクと、カウンター注形型をそれぞれ組み合わせる
ことにより、寸法形状の異なった多くのバリエーション
に対応した少量多品種生産が可能になる。
ンクを設置することができるので、不特定多数のシンク
位置に対する要望に合わせることが可能になる。数種類
のシンクと、カウンター注形型をそれぞれ組み合わせる
ことにより、寸法形状の異なった多くのバリエーション
に対応した少量多品種生産が可能になる。
【0045】シンクとカウンター天板は別々に注型され
るので、シンクとカウンター天板の色彩、模様の異なっ
たもを生産することができ、意匠に対する選択巾が広が
る。
るので、シンクとカウンター天板の色彩、模様の異なっ
たもを生産することができ、意匠に対する選択巾が広が
る。
【0046】シンクならびに、カウンター天板は、樹脂
が完全に硬化する以前に脱型し、更に、熱養生すること
により、硬化を行うので、注形型のサイクルが速くな
り、生産性が向上する。
が完全に硬化する以前に脱型し、更に、熱養生すること
により、硬化を行うので、注形型のサイクルが速くな
り、生産性が向上する。
【0047】シンクを完全に硬化させないで、カウンタ
ー天板と一体成形されるため、シンクとカウンター天板
の接合部が強力に接着する。更に、硬化収縮に伴う、形
状の変化が少なくなり、寸法の安定したシンク付熱硬化
性樹脂製カウンターが得られる。
ー天板と一体成形されるため、シンクとカウンター天板
の接合部が強力に接着する。更に、硬化収縮に伴う、形
状の変化が少なくなり、寸法の安定したシンク付熱硬化
性樹脂製カウンターが得られる。
【図1】本発明に係るシンクの成形に於いて熱硬化性樹
脂組成物が注型された状態を示す断面図である。
脂組成物が注型された状態を示す断面図である。
【図2】本発明に係るシンクの脱型後の断面図である。
【図3】本発明に係るカウンター天板用注形型内にシン
クが載置され、熱硬化性樹脂組成物が注型された状態を
示す断面図である。
クが載置され、熱硬化性樹脂組成物が注型された状態を
示す断面図である。
【図4】本発明に係るシンク付熱硬化性樹脂製カウンタ
ーの断面図である。
ーの断面図である。
1 シンク注形型 2 熱硬化性樹脂組成物 3 シンク 4 カウンター天板注形型 5 レベリング用上板 6 シンク付熱硬化性樹脂製カウンター
Claims (2)
- 【請求項1】 熱硬化性樹脂組成物を用いて、予めシン
クを成形した後、該シンクをカウンター天板の成形型内
に載置し、熱硬化性樹脂組成物を該成形型内に注入し、
硬化させることにより、シンクとカウンター天板を一体
化することを特徴とするシンク付熱硬化性樹脂製カウン
ターの製法。 - 【請求項2】 熱硬化性樹脂組成物を用いて、予め成形
したシンクならびに該シンクと一体化されたカウンター
天板が完全硬化に達しておらず、且つ、取扱作業に支障
のない状態まで硬化させた後、脱型し、加熱硬化されて
いることを特徴とする請求項1記載のシンク付熱硬化性
樹脂製カウンターの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35306092A JPH06179222A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | シンク付熱硬化性樹脂製カウンターの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35306092A JPH06179222A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | シンク付熱硬化性樹脂製カウンターの製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06179222A true JPH06179222A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18428295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35306092A Pending JPH06179222A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | シンク付熱硬化性樹脂製カウンターの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06179222A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006043950A (ja) * | 2004-08-02 | 2006-02-16 | Sanrekku:Kk | レジンコンクリート製品の製造方法 |
ES2265214A1 (es) * | 2004-03-01 | 2007-02-01 | Jesus Perez Gomez | Sistema de acoplamiento entre una encimera y un fregadero, lavabo o similar. |
WO2009004896A1 (ja) * | 2007-07-04 | 2009-01-08 | Cleanup Corporation | シンク付ワークトップの製造方法 |
JP2011126255A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Panasonic Electric Works Co Ltd | キッチンカウンタの製造方法 |
-
1992
- 1992-12-11 JP JP35306092A patent/JPH06179222A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2265214A1 (es) * | 2004-03-01 | 2007-02-01 | Jesus Perez Gomez | Sistema de acoplamiento entre una encimera y un fregadero, lavabo o similar. |
JP2006043950A (ja) * | 2004-08-02 | 2006-02-16 | Sanrekku:Kk | レジンコンクリート製品の製造方法 |
WO2009004896A1 (ja) * | 2007-07-04 | 2009-01-08 | Cleanup Corporation | シンク付ワークトップの製造方法 |
JP2009011572A (ja) * | 2007-07-04 | 2009-01-22 | Cleanup Corp | シンク付ワークトップの製造方法およびシンク付ワークトップ |
US20100175182A1 (en) * | 2007-07-04 | 2010-07-15 | Cleanup Corporation | Manufacturing process of work top with sink |
JP2011126255A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Panasonic Electric Works Co Ltd | キッチンカウンタの製造方法 |
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