JPH0623473A - 中空テンションロッドの連結部の加工方法 - Google Patents
中空テンションロッドの連結部の加工方法Info
- Publication number
- JPH0623473A JPH0623473A JP20291892A JP20291892A JPH0623473A JP H0623473 A JPH0623473 A JP H0623473A JP 20291892 A JP20291892 A JP 20291892A JP 20291892 A JP20291892 A JP 20291892A JP H0623473 A JPH0623473 A JP H0623473A
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- Japan
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- flat
- rod
- connecting part
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Abstract
(57)【要約】
［目的］ 中空のロッドの一端部に所定の厚さおよび幅
を有する扁平かつ充実した連結部を形成し、該連結部の
強度および剛性が高くするとともに、該連結部に圧入し
たボルトの結合力を高くする。 ［構成］ 金属材からなる中空のロッドの一端部を軸心
と直交する二方向から圧縮して充実した第１扁平部を形
成し、この第１扁平部の先端部を反転屈曲して第１扁平
部の基部に重ね合わせて扁平かつ充実した第２扁平部を
形成し、該第２扁平部に厚さ方向に貫通するボルト挿通
孔を形成する。
を有する扁平かつ充実した連結部を形成し、該連結部の
強度および剛性が高くするとともに、該連結部に圧入し
たボルトの結合力を高くする。 ［構成］ 金属材からなる中空のロッドの一端部を軸心
と直交する二方向から圧縮して充実した第１扁平部を形
成し、この第１扁平部の先端部を反転屈曲して第１扁平
部の基部に重ね合わせて扁平かつ充実した第２扁平部を
形成し、該第２扁平部に厚さ方向に貫通するボルト挿通
孔を形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、中空テンションロッド
の端部に扁平かつ充実した連結部を形成する中空テンシ
ョンロッドの連結部の加工方法に関するものである。
の端部に扁平かつ充実した連結部を形成する中空テンシ
ョンロッドの連結部の加工方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来における中空テンションロッドの連
結部の加工方法は、図７〜図１０に示すようになってい
た。即ち、図７に示すように、金属パイプ材を所定寸法
に切断して中空のロッド１を形成し、該ロッド１の右端
部に連結部２を形成する。即ち、図８〜図１０に示すよ
うに、プレス機により上記ロッド１の右端部を上下方向
から所定量圧縮変形して中空扁平部３を形成した後、ド
リル等の加工機により上記中空扁平部３に厚さ方向から
貫通するボルト挿通孔４を形成する。このボルト挿通孔
４には次の工程でボルト５を圧入固定する。
結部の加工方法は、図７〜図１０に示すようになってい
た。即ち、図７に示すように、金属パイプ材を所定寸法
に切断して中空のロッド１を形成し、該ロッド１の右端
部に連結部２を形成する。即ち、図８〜図１０に示すよ
うに、プレス機により上記ロッド１の右端部を上下方向
から所定量圧縮変形して中空扁平部３を形成した後、ド
リル等の加工機により上記中空扁平部３に厚さ方向から
貫通するボルト挿通孔４を形成する。このボルト挿通孔
４には次の工程でボルト５を圧入固定する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、連
結部２の軸心部が空洞となっていたため、ボルト挿通孔
４にボルト５を圧入した際に両者の接触面積が不足し、
組付け時にボルト５が空転したり、連結部の強度および
剛性が低下したりする欠点があった。また連結部２の厚
さＤと幅Ｗとの双方を増大させることができない欠点が
あった。本発明は上記欠点を解消した新規な中空テンシ
ョンロッドの連結部の加工方法を得ることを目的とす
る。
結部２の軸心部が空洞となっていたため、ボルト挿通孔
４にボルト５を圧入した際に両者の接触面積が不足し、
組付け時にボルト５が空転したり、連結部の強度および
剛性が低下したりする欠点があった。また連結部２の厚
さＤと幅Ｗとの双方を増大させることができない欠点が
あった。本発明は上記欠点を解消した新規な中空テンシ
ョンロッドの連結部の加工方法を得ることを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、金
属材からなる中空のロッドの一端部を軸心と直交する二
方向から圧縮して充実した第１扁平部を形成し、この第
１扁平部の先端部を反転屈曲して第１扁平部の基部に重
ね合わせて扁平かつ充実した第２扁平部を形成し、該第
２扁平部に厚さ方向に貫通するボルト挿通孔を形成する
構成にしたものである。
成するために以下の如く構成したものである。即ち、金
属材からなる中空のロッドの一端部を軸心と直交する二
方向から圧縮して充実した第１扁平部を形成し、この第
１扁平部の先端部を反転屈曲して第１扁平部の基部に重
ね合わせて扁平かつ充実した第２扁平部を形成し、該第
２扁平部に厚さ方向に貫通するボルト挿通孔を形成する
構成にしたものである。
【０００５】
【作用】本発明は上記構成にしたものであるから、連結
部はロッドの肉部の折り重ねによってその厚さおよび幅
が増大するとともに、内部が充実することになる。この
ため、連結部の強度および剛性が増大するとともに、ボ
ルト挿通孔にボルトを圧入した際に両者の接触面積が増
大し、組付け時にボルトの空転が阻止されることにな
る。
部はロッドの肉部の折り重ねによってその厚さおよび幅
が増大するとともに、内部が充実することになる。この
ため、連結部の強度および剛性が増大するとともに、ボ
ルト挿通孔にボルトを圧入した際に両者の接触面積が増
大し、組付け時にボルトの空転が阻止されることにな
る。
【０００６】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。まず、図１に示すように、金属性のパイプ材、例え
ばＳＴＫＭ１２Ｃを所定寸法に切断して中空のロッド６
を形成し、次いでプレス機により上記ロッド６の右端部
を上下方向から圧縮して該右端部に、図２に示すよう
に、充実した第１扁平部７を形成する。次いで図３に示
すように、上記第１扁平部７の先端部７ａを上方に反転
屈曲して第１扁平部７の基部７ｂに重ね合わせて扁平か
つ充実した第２扁平部８を形成する。次いでドリル等の
加工機により上記第２扁平部８に二個のボルト挿通孔９
を形成し、図４に示すように、連結部１０を形成する。
１１は上記ボルト挿通孔９に圧入固定したボルトであ
り、先端部におねじ１１ａを、基部にセレーション１１
ｂを形成し、このセレーション１１ｂ部を上記ボルト挿
通孔９に圧入して固定する。
る。まず、図１に示すように、金属性のパイプ材、例え
ばＳＴＫＭ１２Ｃを所定寸法に切断して中空のロッド６
を形成し、次いでプレス機により上記ロッド６の右端部
を上下方向から圧縮して該右端部に、図２に示すよう
に、充実した第１扁平部７を形成する。次いで図３に示
すように、上記第１扁平部７の先端部７ａを上方に反転
屈曲して第１扁平部７の基部７ｂに重ね合わせて扁平か
つ充実した第２扁平部８を形成する。次いでドリル等の
加工機により上記第２扁平部８に二個のボルト挿通孔９
を形成し、図４に示すように、連結部１０を形成する。
１１は上記ボルト挿通孔９に圧入固定したボルトであ
り、先端部におねじ１１ａを、基部にセレーション１１
ｂを形成し、このセレーション１１ｂ部を上記ボルト挿
通孔９に圧入して固定する。
【０００７】上記第１扁平部７および第２扁平部８は、
図５および図６に示すようにして形成してもよい。即
ち、図５に示すように、ロッド６の右端部を上下方向か
ら圧縮して該右端部を充実した第１扁平部７に形成し、
該第１扁平部７の幅方向両端を削除して上下の肉部７
ｃ，７ｄを分離し、次いで図６に示すように、上部の肉
部７ｃの先端部を上方に反転屈曲して該肉部７ｃの基部
側上面に重ね合わせ、また下部の肉部７ｄの先端部を下
方に反転屈曲して該肉部７ｄの基部側下面に重ね合わ
せ、これにより扁平かつ充実した第２扁平部８を形成す
るようにしてもよい。
図５および図６に示すようにして形成してもよい。即
ち、図５に示すように、ロッド６の右端部を上下方向か
ら圧縮して該右端部を充実した第１扁平部７に形成し、
該第１扁平部７の幅方向両端を削除して上下の肉部７
ｃ，７ｄを分離し、次いで図６に示すように、上部の肉
部７ｃの先端部を上方に反転屈曲して該肉部７ｃの基部
側上面に重ね合わせ、また下部の肉部７ｄの先端部を下
方に反転屈曲して該肉部７ｄの基部側下面に重ね合わ
せ、これにより扁平かつ充実した第２扁平部８を形成す
るようにしてもよい。
【０００８】上記実施例によれば、ロッド６の右端部に
形成した連結部１０はロッドの肉部の折り重ねによって
その厚さおよび幅が増大するとともに、内部が充実する
ことになる。このため連結部１０の強度および剛性が増
大するとともに、ボルト挿通孔９にボルト１１を圧入し
た際に両者の接触面積が増大して結合力が高くなり、組
付け時にボルト１１の空転が阻止されることになる。
形成した連結部１０はロッドの肉部の折り重ねによって
その厚さおよび幅が増大するとともに、内部が充実する
ことになる。このため連結部１０の強度および剛性が増
大するとともに、ボルト挿通孔９にボルト１１を圧入し
た際に両者の接触面積が増大して結合力が高くなり、組
付け時にボルト１１の空転が阻止されることになる。
【０００９】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明
は、中空のロッドの一端部を圧縮して充実した扁平部を
形成し、この扁平部を途中から折り曲げて重ねるように
したので、所定の厚さおよび幅を有する扁平かつ充実し
た連結部を容易に形成することができる。また連結部の
強度および剛性が高くなるとともに、該連結部に圧入し
たボルトの結合力が高くなり、組付け時のボルトの空転
を防止することができる等の効果を奏する。
は、中空のロッドの一端部を圧縮して充実した扁平部を
形成し、この扁平部を途中から折り曲げて重ねるように
したので、所定の厚さおよび幅を有する扁平かつ充実し
た連結部を容易に形成することができる。また連結部の
強度および剛性が高くなるとともに、該連結部に圧入し
たボルトの結合力が高くなり、組付け時のボルトの空転
を防止することができる等の効果を奏する。
【図１】本発明の実施例を示す第１工程の断面図であ
る。
る。
【図２】本発明の実施例を示す第２工程の断面図であ
る。
る。
【図３】本発明の実施例を示す第３工程の断面図であ
る。
る。
【図４】本発明の実施例を示す第４工程の断面図であ
る。
る。
【図５】本発明の他の実施例を示す第２工程の断面図で
ある。
ある。
【図６】本発明の他の実施例を示す第３工程の断面図で
ある。
ある。
【図７】従来例を示す第１工程の断面図である。
【図８】従来例を示す第２工程の断面図である。
【図９】図８の平面図である。
【図１０】図９のＸ−Ｘによる拡大断面図である。
６ ロッド ７ 第１扁平部 ７ａ 先端部 ７ｂ 基部 ７ｃ 肉部 ７ｄ 肉部 ８ 第２扁平部 ９ ボルト挿通孔 １０ 連結部 １１ ボルト
Claims (1)
- 【請求項１】 金属材からなる中空のロッドの一端部を
軸心と直交する二方向から圧縮して充実した第１扁平部
を形成し、この第１扁平部の先端部を反転屈曲して第１
扁平部の基部に重ね合わせて扁平かつ充実した第２扁平
部を形成し、該第２扁平部に厚さ方向に貫通するボルト
挿通孔を形成したことを特徴とする中空テンションロッ
ドの連結部の加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20291892A JPH0623473A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 中空テンションロッドの連結部の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20291892A JPH0623473A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 中空テンションロッドの連結部の加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0623473A true JPH0623473A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16465325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20291892A Pending JPH0623473A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 中空テンションロッドの連結部の加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623473A (ja) |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP20291892A patent/JPH0623473A/ja active Pending
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