JPH06262276A - 金属板の接合方法 - Google Patents
金属板の接合方法Info
- Publication number
- JPH06262276A JPH06262276A JP5368293A JP5368293A JPH06262276A JP H06262276 A JPH06262276 A JP H06262276A JP 5368293 A JP5368293 A JP 5368293A JP 5368293 A JP5368293 A JP 5368293A JP H06262276 A JPH06262276 A JP H06262276A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- punched
- joined
- piece
- punching
- hole
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼板のような金属板6を、スポット溶接によ
らずに、打ち抜き加工によって部分的に接合する。 【構成】 2枚以上の金属板6を重ね合わせた被接合材
7を、打ち抜き片4が打ち抜き穴5に部分的に連結する
ように打ち抜き加工を行い、その後さらに打ち抜き片を
圧縮して押し広げて被接合材7を接合する。
らずに、打ち抜き加工によって部分的に接合する。 【構成】 2枚以上の金属板6を重ね合わせた被接合材
7を、打ち抜き片4が打ち抜き穴5に部分的に連結する
ように打ち抜き加工を行い、その後さらに打ち抜き片を
圧縮して押し広げて被接合材7を接合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2枚以上の金属板
を、スポット溶接によらずに、打ち抜き加工によって、
極めて簡単に接合する方法に関するものである。
を、スポット溶接によらずに、打ち抜き加工によって、
極めて簡単に接合する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、鋼板のような金属板
を部分的に接合する場合、スポット溶接が広く用いられ
ている。
を部分的に接合する場合、スポット溶接が広く用いられ
ている。
【0003】しかしながら、スポット溶接によって一度
に接合することができる数量というのは、溶接設備との
関係で限られている。
に接合することができる数量というのは、溶接設備との
関係で限られている。
【0004】また、従来、2枚の金属板を接合する方法
として、一方の金属板に貫通孔を形成し、この貫通孔に
嵌める突起を他方の金属板に形成しておいて、接合の際
に、一方の金属板の貫通孔に他方の金属板の突起を嵌
め、それから突起をかしめるという方法もある。
として、一方の金属板に貫通孔を形成し、この貫通孔に
嵌める突起を他方の金属板に形成しておいて、接合の際
に、一方の金属板の貫通孔に他方の金属板の突起を嵌
め、それから突起をかしめるという方法もある。
【0005】ところが、この方法は、貫通孔と突起の形
成位置を正確に位置合せする必要があり、加工精度が要
求されると共に、多数の工程を必要とし手間である。
成位置を正確に位置合せする必要があり、加工精度が要
求されると共に、多数の工程を必要とし手間である。
【0006】そこで、この発明は、加工精度が要求され
ずに、一度に大量の加工が行える打ち抜き加工により、
2枚以上の金属板を接合することができるようにしよう
とするものである。
ずに、一度に大量の加工が行える打ち抜き加工により、
2枚以上の金属板を接合することができるようにしよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、2枚以上の
金属板を重ね合わせた被接合材を、打ち抜き片が打ち抜
き穴に部分的に連結するように打ち抜き加工を行って接
合するものであり、打ち抜き片をさらに圧縮して押し広
げてもよい。
金属板を重ね合わせた被接合材を、打ち抜き片が打ち抜
き穴に部分的に連結するように打ち抜き加工を行って接
合するものであり、打ち抜き片をさらに圧縮して押し広
げてもよい。
【0008】
【作用】上記打ち抜き片の周囲の切断部分は、打ち抜き
加工の際に伸び、カエリやバリが発生するので、打ち抜
き穴に部分的に連結されている打ち抜き片の周囲の切断
部分が打ち抜き穴の裏面側に引っ掛かり、被接合材が接
合される。
加工の際に伸び、カエリやバリが発生するので、打ち抜
き穴に部分的に連結されている打ち抜き片の周囲の切断
部分が打ち抜き穴の裏面側に引っ掛かり、被接合材が接
合される。
【0009】また、打ち抜き片をさらに圧縮して押し広
げると、打ち抜き穴の裏面側への引っ掛かりが確実とな
り、接合強度が向上する。
げると、打ち抜き穴の裏面側への引っ掛かりが確実とな
り、接合強度が向上する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0011】図1は、この発明において使用する打ち抜
き型の一例を示している。
き型の一例を示している。
【0012】この打ち抜き型は、ポンチ1とダイス2と
からなり、円形の切刃3を有し、この切刃3は直径方向
の対向する両側部分で不連続になっており、この不連続
の部分で打ち抜き片4が打ち抜き穴5に連結されたよう
に残る。
からなり、円形の切刃3を有し、この切刃3は直径方向
の対向する両側部分で不連続になっており、この不連続
の部分で打ち抜き片4が打ち抜き穴5に連結されたよう
に残る。
【0013】上記打ち抜き型を使用し、2枚以上の金属
板6を重ね合わせた被接合材7を打ち抜くと、切刃3の
部分では図3に示すように、被接合材7が切断され、切
刃3がない部分では図4に示すように被接合材7が切断
されずに、下方に伸ばされ、打ち抜き片4が打ち抜き穴
5に部分的に連結された状態になる。そして、打ち抜き
片4は、切断の際に若干伸びるため、打ち抜き片4の周
囲の切断部分が打ち抜き穴5の裏面側に引っ掛かり、被
接合材7が接合される。
板6を重ね合わせた被接合材7を打ち抜くと、切刃3の
部分では図3に示すように、被接合材7が切断され、切
刃3がない部分では図4に示すように被接合材7が切断
されずに、下方に伸ばされ、打ち抜き片4が打ち抜き穴
5に部分的に連結された状態になる。そして、打ち抜き
片4は、切断の際に若干伸びるため、打ち抜き片4の周
囲の切断部分が打ち抜き穴5の裏面側に引っ掛かり、被
接合材7が接合される。
【0014】この後、さらに、図5に示すように、打ち
抜き穴5とほぼ同じ大きさのポンチ8を使用して、打ち
抜き片4をたたいて圧縮し、打ち抜き片4を押し広げる
と、図5及び図6に示すように、打ち抜き片4の打ち抜
き穴5の裏面への引っ掛かりが確実となり、接合強度が
向上する。
抜き穴5とほぼ同じ大きさのポンチ8を使用して、打ち
抜き片4をたたいて圧縮し、打ち抜き片4を押し広げる
と、図5及び図6に示すように、打ち抜き片4の打ち抜
き穴5の裏面への引っ掛かりが確実となり、接合強度が
向上する。
【0015】なお、図2〜図6では、2枚の金属板6に
ついて例示したが、3枚以上でも接合方法は同じであ
る。
ついて例示したが、3枚以上でも接合方法は同じであ
る。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、打ち
抜き加工によって2枚以上の金属板を接合することがで
きるので、接合の際に、貫通孔と突起との位置合わせを
行なう必要がなく、そのため接合速度が速く、一度に大
量の加工を行うことが可能になるという効果がある。
抜き加工によって2枚以上の金属板を接合することがで
きるので、接合の際に、貫通孔と突起との位置合わせを
行なう必要がなく、そのため接合速度が速く、一度に大
量の加工を行うことが可能になるという効果がある。
【図1】この発明で使用する打ち抜き型の一例を示す斜
視図
視図
【図2】同上の打ち抜き型により、2枚の金属板を打ち
抜いた状態を示す平面図
抜いた状態を示す平面図
【図3】図2のA−A線の断面図
【図4】図2のB−B線の断面図
【図5】打ち抜き片を圧着して押し広げる状態を示す断
面図
面図
【図6】2枚の金属板を接合した状態を示す部分縦断斜
視図
視図
1 ポンチ 2 ダイス 3 切刃 4 打ち抜き片 5 打ち抜き穴 6 金属板 7 被接合材 8 ポンチ
Claims (2)
- 【請求項1】 2枚以上の金属板を重ね合わせた被接合
材を、打ち抜き片が打ち抜き穴に部分的に連結するよう
に打ち抜き加工を行って接合する金属板の接合方法。 - 【請求項2】 上記打ち抜き片をさらに圧縮して押し広
げる請求項1記載の金属板の接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5368293A JPH06262276A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 金属板の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5368293A JPH06262276A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 金属板の接合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06262276A true JPH06262276A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=12949594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5368293A Pending JPH06262276A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 金属板の接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06262276A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011067834A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Yazaki Corp | 金属接合体、及び、金属接合装置 |
JP2013217470A (ja) * | 2012-04-11 | 2013-10-24 | Mk Seiko Co Ltd | 基材への部材保持構造 |
CN103582533A (zh) * | 2011-05-18 | 2014-02-12 | 矢崎总业株式会社 | 金属接合体 |
CN105689541A (zh) * | 2014-12-16 | 2016-06-22 | 铃木株式会社 | 机械连接用冲头、机械连接装置以及机械连接构件 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6340611A (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-22 | Kawasaki Steel Corp | 高温鋼板の冷却装置 |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP5368293A patent/JPH06262276A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6340611A (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-22 | Kawasaki Steel Corp | 高温鋼板の冷却装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011067834A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Yazaki Corp | 金属接合体、及び、金属接合装置 |
US10343207B2 (en) | 2009-09-25 | 2019-07-09 | Yazaki Corporation | Metal joint body and apparatus for manufacturing the metal joint body |
CN103582533A (zh) * | 2011-05-18 | 2014-02-12 | 矢崎总业株式会社 | 金属接合体 |
JP2013217470A (ja) * | 2012-04-11 | 2013-10-24 | Mk Seiko Co Ltd | 基材への部材保持構造 |
CN105689541A (zh) * | 2014-12-16 | 2016-06-22 | 铃木株式会社 | 机械连接用冲头、机械连接装置以及机械连接构件 |
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