JPH076533B2 - 鋼板と内径を有する部材との結合方法 - Google Patents
鋼板と内径を有する部材との結合方法Info
- Publication number
- JPH076533B2 JPH076533B2 JP14394188A JP14394188A JPH076533B2 JP H076533 B2 JPH076533 B2 JP H076533B2 JP 14394188 A JP14394188 A JP 14394188A JP 14394188 A JP14394188 A JP 14394188A JP H076533 B2 JPH076533 B2 JP H076533B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel plate
- inner diameter
- joined
- punch
- steel
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- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋼板と内径を有する部材との結合方法に関す
る。
る。
従来、自動車部品であるリインホースメント、サスペン
ションメンバースペーサ等の部品、例えば第3図に示す
ように、鋼板1に鋼製パイプ2を結合した部品を製造す
る方法として、一般にプロジェクション溶接が用いられ
ている。このプロジェクション溶接方法としては第4図
に示すように、先ず所定方法に形成された鋼板1(A
図)に穴3を形成し(B図)、次で該穴3の内周部に位
置してその裏面方向へプロジェクション溶接用突起4を
形成し(C図)、該突起4部に結合すべきパイプ2の端
部を位置させてプロジェクション溶接機により突起4部
とパイプ2の端部を溶接して製品(D図)を製造してい
る。
ションメンバースペーサ等の部品、例えば第3図に示す
ように、鋼板1に鋼製パイプ2を結合した部品を製造す
る方法として、一般にプロジェクション溶接が用いられ
ている。このプロジェクション溶接方法としては第4図
に示すように、先ず所定方法に形成された鋼板1(A
図)に穴3を形成し(B図)、次で該穴3の内周部に位
置してその裏面方向へプロジェクション溶接用突起4を
形成し(C図)、該突起4部に結合すべきパイプ2の端
部を位置させてプロジェクション溶接機により突起4部
とパイプ2の端部を溶接して製品(D図)を製造してい
る。
前記従来のプロジェクション溶接方法によると、鋼板の
穴明け加工、プロジェクション溶接用突起4の突出加工
及び溶接加工の各工程を必要とし、作業工程が多くなる
上に、各作業機の設備費が高くなり、更に、製造後にお
ける製品の強度確認には破壊試験となるため、個々の製
品の強度確認が困難な問題がある。
穴明け加工、プロジェクション溶接用突起4の突出加工
及び溶接加工の各工程を必要とし、作業工程が多くなる
上に、各作業機の設備費が高くなり、更に、製造後にお
ける製品の強度確認には破壊試験となるため、個々の製
品の強度確認が困難な問題がある。
そこで本発明は、前記問題点を解消できる結合方法を提
案することを目的とするものである。
案することを目的とするものである。
本考察は前記の課題を解決するために、鋼板の裏面に、
内径を有する被結合部材の端面を当接し、該鋼板の表面
側よりポンチを、鋼板を突き破って前記被結合部材の内
径部内に突入させ、その突入により生じた鋼板のバリを
被結合部材の内径面に圧着させ、この圧着力により鋼板
と被結合部材を結合するようにしたことを特徴とするも
のである。
内径を有する被結合部材の端面を当接し、該鋼板の表面
側よりポンチを、鋼板を突き破って前記被結合部材の内
径部内に突入させ、その突入により生じた鋼板のバリを
被結合部材の内径面に圧着させ、この圧着力により鋼板
と被結合部材を結合するようにしたことを特徴とするも
のである。
次に第1図により本発明の実施例を説明する。
第1図(A)は結合すべき鋼板側の部材を示し、断面コ
字状に折曲形成され、結合すべき鋼板1が上下に対向配
置されている。このような鋼板1,1間に内径を有する被
結合部材、例えば鋼製パイプ2を第1図(B)のように
介在する。次で、前記の状態の鋼板を第1図(C)のよ
うに打抜き機5にセットし、その鋼製パイプ2の軸心を
ポンプ6の軸心に合致させる。次で、ポンチ6を加圧機
7により下動させ、そのポンチ6を、鋼板1を突き破っ
て鋼製パイプ2内に突入させる。この突入によって発生
した鋼板1のバリ1aは第2図に示すように鋼製パイプ2
の内面に圧着し、この圧着力によって鋼板1と鋼製パイ
プ2とが強固に結合される。尚、前記ポンチ6は、第1
図(C)のように、その先端部6aが、鋼板を突き破りや
すいように先尖状に形成され、その加圧部6bの外径が、
前記バリ1aを鋼製パイプ2の内面に所定の圧力で圧着さ
せるような径に設定されており、その先端部6aで鋼板1
を突き破った後に加圧部6bでバリ1aを鋼製パイプ2の内
面に圧着させるようになっている。
字状に折曲形成され、結合すべき鋼板1が上下に対向配
置されている。このような鋼板1,1間に内径を有する被
結合部材、例えば鋼製パイプ2を第1図(B)のように
介在する。次で、前記の状態の鋼板を第1図(C)のよ
うに打抜き機5にセットし、その鋼製パイプ2の軸心を
ポンプ6の軸心に合致させる。次で、ポンチ6を加圧機
7により下動させ、そのポンチ6を、鋼板1を突き破っ
て鋼製パイプ2内に突入させる。この突入によって発生
した鋼板1のバリ1aは第2図に示すように鋼製パイプ2
の内面に圧着し、この圧着力によって鋼板1と鋼製パイ
プ2とが強固に結合される。尚、前記ポンチ6は、第1
図(C)のように、その先端部6aが、鋼板を突き破りや
すいように先尖状に形成され、その加圧部6bの外径が、
前記バリ1aを鋼製パイプ2の内面に所定の圧力で圧着さ
せるような径に設定されており、その先端部6aで鋼板1
を突き破った後に加圧部6bでバリ1aを鋼製パイプ2の内
面に圧着させるようになっている。
また、第1図(C)に示す打抜き機5は、ポンチ6を上
部に1個配置したもので、これを使用する場合は、一方
の鋼板1を突き破り加工した後、その製品を逆に置き替
えて他方の鋼板1を突き破り加工する。また、ポンチ6
を上下に配置して、上下の両鋼板1,1を同時に突き破り
加工してもよい。
部に1個配置したもので、これを使用する場合は、一方
の鋼板1を突き破り加工した後、その製品を逆に置き替
えて他方の鋼板1を突き破り加工する。また、ポンチ6
を上下に配置して、上下の両鋼板1,1を同時に突き破り
加工してもよい。
以上のように本発明によれば、ポンチによる突き破り加
工のみによって結合できるから、前記従来のプロジェク
ション溶接方法に比べて、1工程でよく作業能率が向上
すると共に加工機も1台でよく設備費が低減され、更
に、目視によってバリの状態を確認して結合強度を推定
でき、破壊検査する必要がない。また、その結合強度も
高い特長がある。
工のみによって結合できるから、前記従来のプロジェク
ション溶接方法に比べて、1工程でよく作業能率が向上
すると共に加工機も1台でよく設備費が低減され、更
に、目視によってバリの状態を確認して結合強度を推定
でき、破壊検査する必要がない。また、その結合強度も
高い特長がある。
第1図(A)乃至第1図(C)は本発明の工程を示す
図、第2図は結合部を示す拡大断面図、第3図は製品の
斜視図、第4図(A)乃至第4図(D)は従来のプロジ
ェクション溶接方法の工程を示す図である。 1……鋼板、1a……バリ、2……鋼製パイプ、6……ポ
ンチ
図、第2図は結合部を示す拡大断面図、第3図は製品の
斜視図、第4図(A)乃至第4図(D)は従来のプロジ
ェクション溶接方法の工程を示す図である。 1……鋼板、1a……バリ、2……鋼製パイプ、6……ポ
ンチ
Claims (1)
- 【請求項1】鋼板の裏面に、内径を有する被結合部材の
端面を当接し、該鋼板の表面側よりポンチを、鋼板を突
き破って前記被結合部材の内径部内に突入させ、その突
入により生じた鋼板のバリを被結合部材の内径面に圧着
させ、この圧着力により鋼板と被結合部材を結合するよ
うにしたことを特徴とする鋼板と内径を有する部材との
結合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14394188A JPH076533B2 (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | 鋼板と内径を有する部材との結合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14394188A JPH076533B2 (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | 鋼板と内径を有する部材との結合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01312209A JPH01312209A (ja) | 1989-12-18 |
JPH076533B2 true JPH076533B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=15350625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14394188A Expired - Lifetime JPH076533B2 (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | 鋼板と内径を有する部材との結合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076533B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10330886B4 (de) * | 2003-07-09 | 2005-04-21 | Daimlerchrysler Ag | Verfahren zur Herstellung eines Durchzuges an Hohlprofilen |
JP5393516B2 (ja) * | 2010-02-09 | 2014-01-22 | 不二ラテックス株式会社 | 防振緩衝装置 |
-
1988
- 1988-06-09 JP JP14394188A patent/JPH076533B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01312209A (ja) | 1989-12-18 |
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