JPH0685950B2 - 塑性加工を利用した接合方法 - Google Patents

塑性加工を利用した接合方法

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JPH0685950B2
JPH0685950B2 JP1136392A JP13639289A JPH0685950B2 JP H0685950 B2 JPH0685950 B2 JP H0685950B2 JP 1136392 A JP1136392 A JP 1136392A JP 13639289 A JP13639289 A JP 13639289A JP H0685950 B2 JPH0685950 B2 JP H0685950B2
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Japan
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thick steel
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plate member
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JP1136392A
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Inventor
栄喜 佐藤
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堀江金属工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は塑性加工を利用した接合方法に係り、厚鋼板に
パイプ部材を接合するため溶接によることなく固着接合
を施す方法に係るものである。
(従来の技術) 従来厚鋼板にパイプ部材を接合するには、第13図に示す
ように適当な形状に加工した厚鋼板aに段孔bを設け、
パイプ部材cを段孔bの上段に嵌めて接合し、さらにロ
ー付dにより厚鋼板とパイプ部材を溶接するか、或は第
14図のように厚鋼板eに孔を設け、バーリング加工によ
り穴を形成した薄鋼板fに厚鋼板eを重ね、孔と穴を合
致させ、数個所にスポツト溶接、又はプロジエクシヨン
溶接hを施すか、リベツト固定を施しているものであ
る。その他、特公昭62−55012号公報には構造部(57)
の孔(56)の内側に予め管状スリーブ(6)を嵌め込
み、素材(47)に設けた中心孔(48)と孔(56)が同心
となるように素材(47)を構造部(57)に当てがい、パ
ンチ(53)で素材(47)を管状スリーブ(6)を圧入し
て管状スリーブ(6)を構造部(57)に圧着する接合方
法が記載されている。(特公昭62−55012号公報に記載
する符号にカッコをつけた。) (発明が解決しようとする問題点) 従来のロー付による場合は熱影響により接合の二部材の
一方又は双方が歪んだり酸化するのを予防したり、該酸
化部分を除去する表面処理が必要なため生産能率が低下
する。又、溶接を施すときは表面に非導電性コーテイン
グを施した材料を使用できないのみか、大容量電源の設
備が必要である等の不利益があり、リベツト固定も不適
当な場合が多い。
また、特公昭62−55012号公報に記載の接合方法におい
ては、管状スリーブ(6)の構造部(57)に圧着するた
め構造部(57)とは別体の素材(47)を用いているの
で、素材(57)の中心孔(48)を孔(56)の中心に一致
して保持することが困難である。そのためパンチ(53)
の加圧力が素材(47)の各部に均等に加わりにくく圧着
不良が生じ易いうえ、中心孔(48)と孔(56)を同心に
保つには素材(47)を固定する治具が必要となるほか、
素材を治具に取付ける面倒な段取りを要するので作業能
率が悪くなる。
本発明は前記に鑑み熱影響がなく、溶接機などのランニ
ングコストが高価になる等の設備もいらずない接合を施
すことを課題とし、本発明の目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前記した目的に合致するものであって、厚鋼板
部材の一方の面に環状溝若しくは周壁をもつ底付凹形孔
を形成し、環状溝若しくは底付凹形孔の中心に、厚鋼板
部材の底を貫くパンチ圧入孔を形成し、環状溝の溝、若
しくは底付凹形孔の周壁に接してパイプ部材を嵌め込
み、厚鋼板部材の他方の面からパンチ圧入孔にパンチを
圧入し、その圧入によりパンチ圧入孔を拡径して材料流
動を生じさせ、前記のパイプ部材の外面を環状溝の外周
若しくは底付凹形孔の外周壁に接合し、パイプ部材の内
面に前記流動材料を圧着することを特徴とする塑性加工
を利用した接合方法に係るものである。
(実施例) 本発明の数実施例を添付図面により説明する。
第1〜3図は本発明の第1実施例を示すものであつて、
第1図のように適宜の形状に切断した厚鋼板部材1の一
方の面にパイプ部材4をやや緩く嵌めることができる環
状溝2を形成し、環状溝2の中心に厚鋼板部材1を貫く
パンチ圧入孔3を形成する。パンチ圧入孔3はパンチ7
の外径より少し細い内径とする。
本実施例においては、厚鋼板部材1の他方の面からパン
チ7を第2、3図のようにパンチ圧入孔3に圧入して該
孔の内径を拡げる塑性加工を施し、その拡径によりパン
チ圧入孔3を囲む壁部6に材料流動を生じさせて、第3
図のとおりにパイプ部材4の外面を環状溝2の外周に接
合し、パイプ部材4の内面に前記流動材料を圧着して、
該パイプ部材4が厚鋼板部材1から抜け出したり揺動を
しないように接合を施す。
第4〜6図は本発明の第2実施例を示すもので、第4図
のように適宜の形状に切断した厚鋼板部材11の一方の面
にパイプ部材14の外形に合わせた周壁をもつ底付きの凹
形孔12を設け、凹形孔12の中心には底部分に径が小さい
パチン圧入孔13を形成する。
本実施例においては厚鋼板部材11の他方の面からパンチ
圧入孔13にパンチ17を第6図のように圧入して材料流動
を生じさせ、パンチ圧入孔13の周りの鋼板材料1の周壁
にパイプ部材14の外面を密着し、パイプ部材14の内面に
前記流動材料を圧着して、該パイプ部材4が厚鋼板部材
1から抜け出したり揺動をしないように接合を施す。
第7、8図は第1実施例及び第2実施例の塑性加工を利
用した接合方法による製品を示すもので、図中に第1実
施例に付した符号を付け、第2実施例に付した符号をカ
ツコを付けて示した。
第9〜11図は本発明の第3実施例を示すもので第9図の
ように適宜の形状に切断した厚鋼板部材21の一方の面に
パイプ部材24の外径に合わせた周壁をもつ底付き凹形孔
22を設け、凹形孔22の中心には該孔の底部分に径が小さ
いパンチ圧入孔23を設ける。パイプ部材24は薄板25にバ
ーリング加工を施して形成したものである。
本実施例は第10、11図に示すパンチ27による塑性加工は
第5、6図に示すと同じであって、パイプ部材14の材料
流動により内面壁部26を生じさせる。
第12図は加工を完了した製品の裏向きの斜視図である。
(作用及び効果) 本発明方法は前記した第1〜第3実施例により明らかに
したように、厚鋼板部材にパイプ部材を接合するため、
パンチによる塑性加工を利用するものであつて、接合の
ために厚鋼板部材と一体のパンチ圧入孔を設けるので、
パイプ部材が熱影響を受けることなく、通電による溶接
加工とは異なつて接合部が汚れていても、或は電流の貫
通を妨げるコーテイング層があつても、接合の強度には
影響がない等、従来とは異なつた接合を施し得る効果を
もつ。
とくに本発明方法によれば、パイプ部材を嵌め込む環状
溝もしくは底付き凹形孔とパンチ圧入孔の両方を同じ厚
鋼板部材に形成したので、環状溝もしくは底付き凹形孔
とパンチ圧入孔を同心に加工しておくことにより、パン
チ圧入時、治具等を用いて同心を保つ必要がない。従っ
て、環状溝もしくは底付き凹形孔とパンチ圧入孔の心が
ずれることに起因する圧着不良も生じにくく、治具等を
要しないので作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1〜3図は本発明の第1実施例、第4〜6
図は第2実施例を作業順に示し、第7、8図は第1、第
2実施例による製品を示し、第9〜11図は第3実施例を
示し、第12図は第3実施例による製品を示す。第13、14
図は従来方法を明らかにしたものである。 1、11、21→厚鋼板部材 2、12、22→環状溝(凹形孔) 3、13、23→パンチ圧入孔 4、14、24→パイプ部材 7、17、27→パンチ 25→薄板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚鋼板部材の一方の面に環状溝若しくは周
    壁をもつ底付凹形孔を形成し、環状溝若しくは底付凹形
    孔の中心に、厚鋼板部材の底を貫くパンチ圧入孔を形成
    し、環状溝の溝、若しくは底付凹形孔の周壁に接してパ
    イプ部材を嵌め込み、厚鋼板部材の他方の面からパンチ
    圧入孔にパンチを圧入し、その圧入によりパンチ圧入孔
    を拡径して材料流動を生じさせ、前記のパイプ部材の外
    面を環状溝の外周若しくは底付凹形孔の外周壁に接合
    し、パイプ部材の内面に前記流動材料を圧着することを
    特徴とする塑性加工を利用した接合方法。
JP1136392A 1989-05-30 1989-05-30 塑性加工を利用した接合方法 Expired - Lifetime JPH0685950B2 (ja)

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JPH03434A JPH03434A (ja) 1991-01-07
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JP2010274265A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 締結体及び樹脂成形品

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JPH03434A (ja) 1991-01-07

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