JPH0620568B2 - 有ボス製品のプレス加工方法 - Google Patents
有ボス製品のプレス加工方法Info
- Publication number
- JPH0620568B2 JPH0620568B2 JP62217429A JP21742987A JPH0620568B2 JP H0620568 B2 JPH0620568 B2 JP H0620568B2 JP 62217429 A JP62217429 A JP 62217429A JP 21742987 A JP21742987 A JP 21742987A JP H0620568 B2 JPH0620568 B2 JP H0620568B2
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- JP
- Japan
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- boss
- bossed
- meat
- metal plate
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、ベルクランクのようにボス部を有す
る有ボス製品をプレス加工で製造するための有ボス製品
のプレス加工方法に関する。
る有ボス製品をプレス加工で製造するための有ボス製品
のプレス加工方法に関する。
第6図は、自動車のアクセルペダルの動きを変換するた
めのベルクランクを示すもので、このベルクランクは、
ブーメラン形をしており、両端に貫通孔11が形成され
ている。そして、中央部には、パイプ材を溶接13する
ことによりボス15が形成されている。
めのベルクランクを示すもので、このベルクランクは、
ブーメラン形をしており、両端に貫通孔11が形成され
ている。そして、中央部には、パイプ材を溶接13する
ことによりボス15が形成されている。
しかしながら、このような従来のベルクランクでは、パ
イプ材を溶接13することによりバス15を形成してい
るため、溶接13に多大な工数がかかり、生産性が悪い
という問題がある。
イプ材を溶接13することによりバス15を形成してい
るため、溶接13に多大な工数がかかり、生産性が悪い
という問題がある。
また、パイプ材を溶接13することによりボス15を形
成しているため、ボス15の強度にバラツキが生じ、ベ
ルクランクの品質が安定しないという問題がある。
成しているため、ボス15の強度にバラツキが生じ、ベ
ルクランクの品質が安定しないという問題がある。
そこで、例えば、バーリング加工によりボス15を形成
することが考えられるが、一般にベルクランクでは、ボ
ス15の長さが比較的長いため、バーリング加工時に、
充分な材料ボリュームを得ることができず、所定のボス
15長さを得ることが困難であるという問題がある。
することが考えられるが、一般にベルクランクでは、ボ
ス15の長さが比較的長いため、バーリング加工時に、
充分な材料ボリュームを得ることができず、所定のボス
15長さを得ることが困難であるという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決したもので、ボスの
長さが比較的長い場合においても、プレス加工により確
実にボスを形成することを可能にした有ボス製品のプレ
ス加工方法を提供することを目的とする。
長さが比較的長い場合においても、プレス加工により確
実にボスを形成することを可能にした有ボス製品のプレ
ス加工方法を提供することを目的とする。
本発明にかかわる有ボス製品のプレス加工方法は、金属
板材のボス加工部近傍に肉寄せ用穴を形成する打ち抜き
工程、この工程の後前記ボス加工部に絞り加工により肉
寄せ穴の面積を拡大しながら肉寄せ用穴とボス加工部と
の間に位置する金属板材の材料ボリュームを引き込んで
凸部を形成する絞り工程と、前記凸部にバーリング加工
を行なうバーリング工程と、前記金属板材から有ボス製
品を打ち抜く打ち抜き工程とを有するものである。
板材のボス加工部近傍に肉寄せ用穴を形成する打ち抜き
工程、この工程の後前記ボス加工部に絞り加工により肉
寄せ穴の面積を拡大しながら肉寄せ用穴とボス加工部と
の間に位置する金属板材の材料ボリュームを引き込んで
凸部を形成する絞り工程と、前記凸部にバーリング加工
を行なうバーリング工程と、前記金属板材から有ボス製
品を打ち抜く打ち抜き工程とを有するものである。
本発明の有ボス製品のプレス加工方法では、金属板材の
ボス加工部近傍に肉寄せ用穴を形成した後に、前記ボス
加工部に絞り加工により凸部を形成するようにしたの
で、絞り加工時には、肉寄せ用穴とボス加工部との間に
位置する金属板材の材料ボリュームが凸部に効率的に引
き込まれることとなる。
ボス加工部近傍に肉寄せ用穴を形成した後に、前記ボス
加工部に絞り加工により凸部を形成するようにしたの
で、絞り加工時には、肉寄せ用穴とボス加工部との間に
位置する金属板材の材料ボリュームが凸部に効率的に引
き込まれることとなる。
以下、本発明の有ボス製品のプレス加工方法の詳細を図
面を用いて説明する。
面を用いて説明する。
第1図は、本発明の有ボス製品のプレス加工方法の一実
施例の工程図を示すもので、図において符号21は、例
えば、トランスファプレスを順送される金属板材を示し
ている。
施例の工程図を示すもので、図において符号21は、例
えば、トランスファプレスを順送される金属板材を示し
ている。
この実施例では、先ず、金属板材21のボス23加工部
近傍に肉寄せ用穴25を形成する打ち抜き工程Aが行な
われる。なお、この実施例では、肉寄せ用穴25は、半
円弧状とされている。
近傍に肉寄せ用穴25を形成する打ち抜き工程Aが行な
われる。なお、この実施例では、肉寄せ用穴25は、半
円弧状とされている。
次に、ボス23加工部に絞り加工により凸部27を形成
する絞り工程Bが行なわれる。この絞り加工により、金
属板材21には、第2図示すような形状の凸部27が形
成される。なお、この凸部27の形成により肉寄せ用穴
25とボス23加工部との間の金属板材21が凸部27
に流れ込むため、肉寄せ用穴25の面積は、図に示すよ
うに増大する。
する絞り工程Bが行なわれる。この絞り加工により、金
属板材21には、第2図示すような形状の凸部27が形
成される。なお、この凸部27の形成により肉寄せ用穴
25とボス23加工部との間の金属板材21が凸部27
に流れ込むため、肉寄せ用穴25の面積は、図に示すよ
うに増大する。
次に、凸部27の中心に、第3図に示すような下穴29
が穿設される。なお、この時に、ベルクランクの両側の
貫通孔31が形成される。
が穿設される。なお、この時に、ベルクランクの両側の
貫通孔31が形成される。
次に、凸部27にバーリング加工を行なうバーリング工
程Cが行なわれる。このバーリング加工により、金属板
材21には、第4図に示すようなボス23が形成され
る。
程Cが行なわれる。このバーリング加工により、金属板
材21には、第4図に示すようなボス23が形成され
る。
次に、金属板材21からベルクランクを打ち抜く打ち抜
き工程Dが行なわれ、第5図に示すようにベルクランク
が製造される。なお、この実施例のベルクランクでは、
ボス23の外側に、板厚tの二倍以内の幅wを有するフ
ランジ部33が、ボス23を中心にして180゜以上の
角度に渡って形成されている。
き工程Dが行なわれ、第5図に示すようにベルクランク
が製造される。なお、この実施例のベルクランクでは、
ボス23の外側に、板厚tの二倍以内の幅wを有するフ
ランジ部33が、ボス23を中心にして180゜以上の
角度に渡って形成されている。
しかして、本発明の有ボス製品のプレス加工方法では、
金属板材21のボス23加工部近傍に肉寄せ用穴25を
形成した後に、ボス23加工部に絞り加工により凸部2
7を形成するようにしたので、絞り加工時には、肉寄せ
用穴25とボス23加工部との間に位置する金属板材2
1の材料ボリュームが凸部27に効率的に引き込まれる
こととなる。
金属板材21のボス23加工部近傍に肉寄せ用穴25を
形成した後に、ボス23加工部に絞り加工により凸部2
7を形成するようにしたので、絞り加工時には、肉寄せ
用穴25とボス23加工部との間に位置する金属板材2
1の材料ボリュームが凸部27に効率的に引き込まれる
こととなる。
従って、ボス23の長さが比較的に長い場合にも、ボス
23部分に、充分な金属ボリュームが流れ込み、プレス
加工により確実にボス23を形成することが可能とな
る。
23部分に、充分な金属ボリュームが流れ込み、プレス
加工により確実にボス23を形成することが可能とな
る。
なお、以上述べた実施例では、ベルクランクに本発明の
有ボス製品のプレス加工方法を適用した例について述べ
たが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、例えば、シフトフォーク等の有ボス製品にも適用で
きることは勿論である。
有ボス製品のプレス加工方法を適用した例について述べ
たが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、例えば、シフトフォーク等の有ボス製品にも適用で
きることは勿論である。
また、以上述べた実施例では、絞り加工の後に、下穴2
9加工をした例について述べたが、本発明はかかる実施
例に限定されるものではなく、例えば、下穴加工をする
ことなく、直接バーリング加工をしても良いことは勿論
である。
9加工をした例について述べたが、本発明はかかる実施
例に限定されるものではなく、例えば、下穴加工をする
ことなく、直接バーリング加工をしても良いことは勿論
である。
さらに、以上述べた実施例では、バーリング加工後に、
打ち抜き加工をした例について述べたが、本発明はかか
る実施例に限定されるものではなく、例えば、バーリン
グ加工と打ち抜き加工とを同時に行なっても良いことは
勿論である。
打ち抜き加工をした例について述べたが、本発明はかか
る実施例に限定されるものではなく、例えば、バーリン
グ加工と打ち抜き加工とを同時に行なっても良いことは
勿論である。
以上のように本発明の有ボス製品のプレス加工方法で
は、金属板材のボス加工部近傍に肉寄せ用穴を形成する
打ち抜き工程と、この工程の後前記ボス加工部に絞り加
工により肉寄せ穴の面積を拡大しながら肉寄せ用穴とボ
ス加工部との間に位置する金属板材の材料ボリュームを
引き込んで凸部を形成する絞り工程と、前記凸部にバー
リング加工を行なうバーリング工程と、前記金属板材か
ら有ボス製品を打ち抜く打ち抜き工程とにより有ボス製
品をプレス加工するようにしたので、ボスの長さが比較
的長い場合にも、プレス加工により確実にボスを形成す
ることができるという利点がある。
は、金属板材のボス加工部近傍に肉寄せ用穴を形成する
打ち抜き工程と、この工程の後前記ボス加工部に絞り加
工により肉寄せ穴の面積を拡大しながら肉寄せ用穴とボ
ス加工部との間に位置する金属板材の材料ボリュームを
引き込んで凸部を形成する絞り工程と、前記凸部にバー
リング加工を行なうバーリング工程と、前記金属板材か
ら有ボス製品を打ち抜く打ち抜き工程とにより有ボス製
品をプレス加工するようにしたので、ボスの長さが比較
的長い場合にも、プレス加工により確実にボスを形成す
ることができるという利点がある。
第1図は本発明の有ボス製品のプレス加工方法の一実施
例を示す工程図、第2図は絞り工程により形成された凸
部を示す断面図、第3図は下穴を示す断面図、第4図は
バーリングにより形成されたボスを示す断面図、第5図
は本発明の有ボス製品のプレス加工方法により加工され
たベルクランクを示す斜視図、第6図は従来のベルクラ
ンクを示す斜視図である。 21……金属板材、23……ボス、25……肉寄せ用
穴、A……打ち抜き工程、B……絞り工程、C……バー
リング工程、D……打ち抜き工程。
例を示す工程図、第2図は絞り工程により形成された凸
部を示す断面図、第3図は下穴を示す断面図、第4図は
バーリングにより形成されたボスを示す断面図、第5図
は本発明の有ボス製品のプレス加工方法により加工され
たベルクランクを示す斜視図、第6図は従来のベルクラ
ンクを示す斜視図である。 21……金属板材、23……ボス、25……肉寄せ用
穴、A……打ち抜き工程、B……絞り工程、C……バー
リング工程、D……打ち抜き工程。
Claims (2)
- 【請求項1】金属板材のボス加工部近傍に肉寄せ用穴を
形成する打ち抜き工程と、この工程の後前記ボス加工部
に絞り加工により肉寄せ用穴の面積を拡大しながら肉寄
せ用穴とボス加工部との間に位置する金属板材の材料ボ
リュームを引き込んで凸部を形成する絞り工程と、前記
凸部にバーリング加工を行なうバーリング工程と、前記
金属板材から有ボス製品を打ち抜く打ち抜き工程とを有
することを特徴とする有ボス製品のプレス加工方法。 - 【請求項2】肉寄せ用穴は、半円弧状をしている特許請
求の範囲第1項記載の有ボス製品のプレス加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62217429A JPH0620568B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 有ボス製品のプレス加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62217429A JPH0620568B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 有ボス製品のプレス加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6462227A JPS6462227A (en) | 1989-03-08 |
JPH0620568B2 true JPH0620568B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=16704076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62217429A Expired - Fee Related JPH0620568B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 有ボス製品のプレス加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620568B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5878026B2 (ja) * | 2011-09-28 | 2016-03-08 | 盛岡セイコー工業株式会社 | プレス部品、及びプレス部品の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5236560A (en) * | 1975-09-19 | 1977-03-19 | Hitachi Ltd | Method and device for burring |
JPS57142726A (en) * | 1981-02-28 | 1982-09-03 | Hitachi Ltd | One stroke multiple stage forming press |
JPS59232631A (ja) * | 1983-06-14 | 1984-12-27 | Mitsubishi Electric Corp | プレス加工方法 |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP62217429A patent/JPH0620568B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6462227A (en) | 1989-03-08 |
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Legal Events
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