JPH0623377Y2 - 微調整機構を備えた転削工具 - Google Patents

微調整機構を備えた転削工具

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JPH0623377Y2
JPH0623377Y2 JP1988049215U JP4921588U JPH0623377Y2 JP H0623377 Y2 JPH0623377 Y2 JP H0623377Y2 JP 1988049215 U JP1988049215 U JP 1988049215U JP 4921588 U JP4921588 U JP 4921588U JP H0623377 Y2 JPH0623377 Y2 JP H0623377Y2
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JP
Japan
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mounting groove
ring member
adjustment
cartridge
axial direction
Prior art date
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Application number
JP1988049215U
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JPH01155112U (ja
Inventor
昭宏 藤本
Original Assignee
東芝タンガロイ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、正面フライスなどのカートリッジを備えた転
削工具に関し、特に工具本体の取付け溝内に組込まれた
カートリッジが外径方向および軸方向に位置調整できる
ようにしたものである。
(従来の技術) 従来、カートリッジを組込んだ転削工具としては、例え
ば米国特許第3189976号明細書,実公昭62-10027号公
報,実開昭49-96576号公報にみられるものが開示されて
いる。
そして、米国特許明細書にみられるものは、カートリッ
ジの底面側に傾斜楔を位置させ、この傾斜楔がねじによ
って取付け溝の軸方向に移動することにより、外径方向
の出入りが調整されるようにしたものである。また、軸
方向の位置調整は、カートリッジの後端にねじ込まれた
調整ねじの頭部を取付け溝の後壁に当接してその移動量
により調整するようにしたものである。また、第2番目
および第3番目にみられるものは、カートリッジの後方
にある調整楔又は調整ナットによって軸方向の出入りが
調整されるようにしたものである。
(考案が解決しようとする課題) しかして、前述した米国特許明細書にみられるものは、
カートリッジを取付け溝から外すと前述した傾斜楔も同
時に外れてしまうことから、位置調整の再現性がなく、
新たに位置調整しなければならないという問題点があっ
た。また、第2番目および第3番目にみられるものは、
軸方向の調整のみで、径方向の調整については配慮され
てないという問題点があった。
したがって、本考案では、軸方向および外径方向におけ
る微調整機構を改善することにより、カートリッジを取
外しても調整駒、調整ねじがそのまゝ取付け溝内にある
ようにして位置調整の再現性を図ったものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述した点に鑑みなされたもので、工具本体
の外周部分に設けられた取付け溝内には、切刃チップを
備えたカートリッジが組込まれ、しかもこのカートリッ
ジが調整駒および調整ねじによって外径方向および軸方
向に位置調整可能になっているとともに、最終的には、
ねじ止めされるようにした微調整機構を備えた転削工具
を前提に改善したものである。
すなわち、前記取付け溝は、工具本体の軸方向および外
周方向に開口するとともに、軸方向の後方側では、工具
本体に取付けられたリング部材によって後方開口部分が
閉がれ、また底面側では、前記調整駒を受入れるテーパ
ー溝が連設されているものである。この場合、リング部
材を取付けるようにしたのは、精度上および加工上から
である。
また、外周方向を調整する調整駒は、取付け溝の底面に
設けられたテーパー溝内にあって取付け溝の底面から凸
出し、前記リング部材側からは、調整ねじがねじ込まれ
るとともに、この調整ねじに装着されたバックラッシュ
取り用のスプリングが調整駒およびリング部材間に位置
するようになっているものである。したがって、この調
整駒は、取付け溝内に常時取付けられているものであ
る。
さらに、軸方向を調整する調整ねじは、前記取付け溝の
後方開口部分を閉ぐリング部材にねじ込まれ、その頭部
が取付け溝内に位置するようになっているものである。
したがって、前記カートリッジは、取付け溝内では、そ
の底面が前記調整駒に接するとともに、その後端部がリ
ング部材にねじ込まれた調整ねじの頭部に接するように
配置されているものである。
(作用) 本考案の微調整機構を備えた転削工具は、調整駒の移動
によってカートリッジの外径方向の位置調整がなされる
ものである。そして、調整駒の移動は、リング部材に取
付けられた調整駒により行なわれるが、この調整ねじに
は、バックラッシュ取り用のスプリングが装着されてお
り、このため微調整が確実に得られる。
また、カートリッジの軸方向における位置調整は、リン
グ部材にねじ込まれた調整ねじにより行なわれるもので
ある。したがって、これらの調整駒および調整ねじは、
取付け溝に付設され、カートリッジを取外すときに、外
れるというようなことはないものである。
(実施例) 以下、本考案微調整機構を備えた転削工具における一実
施例について図を参照しながら説明する。
第1図および第2図において、(1)は、中心取付け穴(2)
を穿設した環状体からなる工具本体であり、その外周部
分には、カートリッジ(3)が組込まれる適宜数の取付け
溝(4)が設けられている。
そして、このカートリッジ(3)は、切刃チップ(5)を備え
ているが、この切刃チップ(5)は、適宜の手段例えば図
示のような押え金(6)および締付けねじ(7)によって固定
され、最終的には、締付けねじ(8)によって取付け溝(4)
内で取付けられる。
前記取付け溝(4)は、軸方向および外周方向にそれぞれ
開口しているが、軸方向の後方開口側には、工具本体
(1)に取付けられたリング部材(9)が位置する。また、取
付け溝(4)の底面側には、テーパー溝(10)が連設され、
このテーパー溝(10)内に調整駒(11)が位置し、取付け溝
(4)の底面に対し凸出するようになっている。この場
合、調整駒(11)は、リング部材(9)側からの調整ねじ(1
2)によって移動させられるが、この調整ねじ(12)には、
バックラッシュ除去用のスプリング(13)が備えられてい
るものである。すなわち、このスプリング(13)は、第1
図で明示されているように調整駒(11)およびリング部材
(9)間に位置して、調整ねじ(12)のバックラッシュを除
去しているものである。
また、前記カートリッジ(3)の後端部分には、軸方向の
調整として、リング部材(9)に調整ねじ(14)が設けられ
ている。この場合、調整ねじ(14)は、その頭部がカート
リッジ(3)の後端面に当接されるようになっているもの
である。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように、外径方向の位置調整と
しては、調整駒(11)を調整ねじ(12)で移動させるととも
に、この調整ねじ(12)のバックラッシュを除去するよう
な配慮をなしているものである。また、軸方向の位置と
しては、リング部材(9)に備えられた調整ねじ(14)によ
り行なうようにしたものであるから、カートリッジ(3)
を取外しても調整駒(11)がそのまゝ取付けられた状態に
あるため新たに位置調整をしなくてもよいという利点を
有する。
また、取付け溝(4)についてもオープンスロットを採用
できるとともに、リング部材(9)の存在から加工も容易
で精度も出しやすいという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の微調整機構を備えた転削工具におけ
る一実施例を示す一部断面図、第2図は、その側面図で
ある。 (1)……工具本体、(3)……カートリッジ (4)……取付け溝、(5)……切刃チップ (9)……リング部材、(10)……テーパー溝 (11)……調整駒(12)、(12)……調整ねじ (13)……スプリング、(14)……調整ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具本体(1)の外周部分に設けられた取付
    け溝(4)内には、切刃チップ(5)を備えたカートリッジ
    (3)が組込まれ、しかもこのカートリッジ(3)が調整駒(1
    1)および調整ねじ(12)(14)によって外径方向および軸方
    向に位置調整可能になっているとともに、最終的には、
    ねじ止めされるようにした微調整機構を備えた転削工具
    において、 前記取付け溝(4)は、工具本体(1)の軸方向および外周方
    向に開口するとともに、軸方向の後方側では、工具本体
    (1)に取付けられたリング部材(9)によって後方開口部分
    が閉がれ、また底面側では、前記調整駒(11)を受入れる
    テーパー溝(10)が連設されており、 前記調整駒(11)は、取付け溝(4)の底面に設けられたテ
    ーパー溝(10)内にあって取付け溝(4)の底面から凸出
    し、前記リング部材(9)側からは、調整ねじ(12)がねじ
    込まれるとともに、この調整ねじ(12)に装着されたバッ
    クラッシュ取り用のスプリング(13)が調整駒(11)および
    リング部材(9)間に位置するようになっており、 前記調整ねじ(14)は、前記取付け溝(4)の後方開口部分
    を閉ぐリング部材(9)にねじ込まれ、その頭部が取付け
    溝(4)内に位置するようになっており、 前記カートリッジ(3)は、取付け溝(4)内では、その底面
    が前記調整駒(11)に接するとともに、その後端部がリン
    グ部材(9)にねじ込まれた調整ねじ(14)の頭部に接する
    ように配置されていることを特徴とする微調整機構を備
    えた転削工具。
JP1988049215U 1988-04-12 1988-04-12 微調整機構を備えた転削工具 Expired - Lifetime JPH0623377Y2 (ja)

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JP1988049215U JPH0623377Y2 (ja) 1988-04-12 1988-04-12 微調整機構を備えた転削工具

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Publication Number Publication Date
JPH01155112U JPH01155112U (ja) 1989-10-25
JPH0623377Y2 true JPH0623377Y2 (ja) 1994-06-22

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JP4393448B2 (ja) * 2005-11-21 2010-01-06 株式会社エナテック 切削装置
JP5169579B2 (ja) * 2008-07-25 2013-03-27 株式会社デンソー フライスカッタ

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JPS6210027U (ja) * 1985-07-02 1987-01-21

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