JPH0623332A - 金属加工品の清浄方法及び装置 - Google Patents

金属加工品の清浄方法及び装置

Info

Publication number
JPH0623332A
JPH0623332A JP4323813A JP32381392A JPH0623332A JP H0623332 A JPH0623332 A JP H0623332A JP 4323813 A JP4323813 A JP 4323813A JP 32381392 A JP32381392 A JP 32381392A JP H0623332 A JPH0623332 A JP H0623332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
liquid
cleaning
gas
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4323813A
Other languages
English (en)
Inventor
Wilhelm Neubauer
ノイバウアー ヴィルヘルム
Werner Comanns
コマンズ ヴェルナー
Alexander Witte
ヴィッテ アレクサンダー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichelin GmbH Germany
Original Assignee
Aichelin GmbH Germany
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichelin GmbH Germany filed Critical Aichelin GmbH Germany
Publication of JPH0623332A publication Critical patent/JPH0623332A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G1/00Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/04Cleaning involving contact with liquid
    • B08B3/10Cleaning involving contact with liquid with additional treatment of the liquid or of the object being cleaned, e.g. by heat, by electricity or by vibration
    • B08B3/102Cleaning involving contact with liquid with additional treatment of the liquid or of the object being cleaned, e.g. by heat, by electricity or by vibration with means for agitating the liquid

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 洗浄タンク12と、加工品30用の受容装置
28と、処理液42、47用のタンク14、16と、無
圧サージシャワー52と、タンク14、16を無圧サー
ジシャワー52と連絡する第一配管・バルブ系41、4
3、51と、タンク14、16を洗浄タンク12の排出
口65と連絡する第二配管・バルブ系66、67と、タ
ンク14、16を洗浄タンク12の越流部38と連絡す
る第三配管・バルブ系40と、気体噴入装置22と、気
体噴入装置22を気体容器60と連絡する第四配管・バ
ルブ系61と、真空ポンプ70と、真空ポンプ70を洗
浄タンク12の内部空間と連絡する第五配管・バルブ系
71と、第一〜第五配管・バルブ系を操作する制御装置
75を設ける。 【効果】 希望する無圧水サージをきわめて高い流量で
生成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工品を液体で処理
し、特に清浄後に行う熱処理のため金属加工品を清浄に
する方法、そしてこの方法を実施する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】上記種類の方法及び装置がドイツの雑誌
「HTM」,45(1990),第5号,273頁によ
り知られている。
【0003】加工品を液体で処理し(以下「洗浄」と呼
ぶ。)、特に金属加工品を清浄及び/又はフラッシング
する方法及び装置は代表的には連結した熱処理設備にお
いて利用される。かかる設備として、例えば光輝熱処
理、各種の焼なまし処理及び焼入れ操作、そして窒化、
軟窒化、浸炭窒化、浸炭等の拡散操作を行うことのでき
る真空熱処理炉、プッシャー型炉、ローラーハース炉、
縦型レトルト炉又は多目的バッチ炉が考えられる。
【0004】冒頭指摘した種類の従来の装置及び方法で
はこの場合実質的に専らその効率の観点から選定した浴
が利用されており、以前は原料利用効率、特に環境適合
性の問題があまり意識されていなかった。この理由から
以前は金属加工品を清浄にするのに塩素化炭化水素(C
KW)、例えばテトラクロロエタン(ペル)又はトリク
ロロエタン(トリ)が使用され、これらは特に脂肪及び
顔料の汚れを除去するうえで理想的清浄剤と見做された
のではあるが、しかしそれらの環境負荷作用は後の時点
にはじめて知られるようになり又考慮されるようになっ
た。
【0005】その後、環境保護の観点の下、数多くの国
で、塩素化炭化水素(CKW)、特にテトラクロロエタ
ン及びトリクロロエタンの使用、及びハロゲン化炭化水
素(HKW)の使用を劇的に減らし又は全く禁止するこ
とを目標とした諸規定が施行されるようになった。
【0006】トリクロロエタン(トリ)はその後、発癌
性の疑いが生じ、欧州ではこの清浄剤は事実上取引が中
止された。
【0007】これに対しその後、世界のさまざまな国で
きわめて厳しい環境保護法が制定された。ドイツ連邦共
和国では例えば、第2連邦エミッション防止命令によ
り、従来冷却剤として使用されたフルオロクロロ炭化水
素(FCKW)と従来清浄剤として使用された1,1,
1−トリクロロエタンは短い猶予期間後もはや全く使用
してはならないと定められた。
【0008】アメリカ合衆国では1990年10月27
日「大気清浄法(Clean Air Act)」が補
足され、この補足条項がブッシュ大統領の署名により1
990年11月15日施行された。この法改正は197
7年の米国連邦法の極端な先鋭化である。改正のIII
部では特定の事業分野が指摘され、これらの分野がさま
ざまな優先権で掌握される。脱脂と金属清浄が優先権N
o.1としてある。これに関連し塩素化炭化水素(CK
W)、特にトリクロロエタンもはっきり指摘してある。
この法改正は、かかる物質の生産及び販売を劇的に減ら
し、しかも例えば1989年を基準生産量(100%)
として1997年に15%に減らすよう定めている。違
反に対しこの法改正は厳しい罰を定めている。
【0009】他方、金属加工品の熱処理にあたっては、
特に加工品に事前に別の加工方式、例えば二次成形又は
切削加工を施した場合、熱処理又はその他の表面処理前
に加工品を十分清浄にするよう指示された。
【0010】その際金属加工品上に現れる不純物の種類
はさまざまである。これらの不純物は例えば冷却潤滑
剤、脂肪、ラッピングペースト、顔料、又は焼入れ油、
粉塵、金属屑からなる。かかる加工品に引き続き表面処
理を施す場合加工品表面から汚れを取り除くことが不可
欠である。つまり汚れた表面は例えば窒化、軟窒化又は
浸炭時処理結果に本質的に影響する。つまり前記焼入れ
過程(拡散操作)のとき加工品の外面から例えば窒素及
び/又は炭素等の物質が拡散過程を介し金属加工品の外
層に侵入する。表面の特定箇所が汚れたなら、外部の方
から向いた拡散過程は例えばガス軟窒化の場合起きない
か又は緩慢に起きるだけか又は時間的に遅れて起きる。
この場合、不純物の範囲で焼入れされていないか又は部
分的に焼入れされただけの加工品表面が結果として得ら
れる。
【0011】しかし真空熱処理、光輝焼なまし操作、被
覆等の場合にも清浄な表面が必須である。
【0012】上記諸問題を背景に、既にかなり前から、
一方で人間がこの溶液と接触しても懸念がなく又他方で
良好な清浄結果をもたらすような環境に適合した基材、
例えば水を基材とした清浄液を提供すべくかなりの努力
がはらわれてきた。
【0013】しかしかかる水溶性清浄剤、例えば高洗浄
活性の大抵は表面活性剤を含有した物質は塩素化炭化水
素(CKW)に比べ脂肪溶解能が低く、従って清浄過程
を相対運動によって促進し又きわめて高濃度の洗浄剤溶
液を使用しなければならず、そして被清浄加工品と清浄
液との間の相対運動によって清浄過程を促進しなければ
ならない。
【0014】周知の金属加工品清浄装置では揺動可能な
腕により加工品に噴霧し、しかも高い流出速度で処理液
を噴霧することによって加工品と清浄液との間の相対運
動が達成される。こうして加工品は処理液で洗われ、清
浄効果は汚れ粒子の機械的引剥しと化学的作用との組合
せとして現れる。高い流出速度に起因した油脂の乳濁化
が浴の状態に不利に作用する。
【0015】複雑に成形された加工品、例えばクランク
シャフト又は支承箇所を有する圧力ハウジングの場合、
表面全体を清浄にできるようにするため関節揺動可能な
噴霧腕等の高価な機械装置を設ける必要があることが判
明した。更に周知方法では、多重揺動可能な噴霧腕を用
いた場合でも積重ねたバッチの内部空間又は核内にある
加工品の全面に達するのがきわめて困難であるので、ば
ら物又は積重ねたバッチを清浄にするのが困難である。
その原因は或る加工品の空間的周囲にある別の加工品が
この中央の加工品を遮蔽し、高圧でバッチに噴霧され又
は吹付けられる清浄液もあらゆる表面には浸透し得ない
ことにある。
【0016】更に、バッチ全体又はばら物全体を浴に浸
漬し、ポンプ装置、プロペラ装置、循環装置により、ノ
ズル装置により、又はバッチ全体の昇降により、加工品
と液体との間の相対運動を引き起こす装置が知られてい
る。
【0017】このかなりの技術的支出にも拘らず、バッ
チ中に貫流が起きず、せいぜい僅かに往復動する液量又
は液柱がバッチ内に存在し、移動する液体が実質的にバ
ッチの外輪郭の周囲を流れることが確認された。
【0018】更に、イオン成分をごく大量に含む高洗浄
活性物質を有する水性清浄液を用いると数多くの洗浄過
程後でも加工品表面に一種の油膜が残り、これが洗浄活
性物質と金属表面との間の強力なイオン交互作用に帰す
ることができることが確認された。この油膜は例えば後
にガス窒化過程のとき拡散を著しく損なう。このことが
原因となって最後には、既存の不純物を事前に取り除い
た清浄剤の物質自体が表面を損なうことがある。
【0019】金属加工品の清浄時発生する別の問題は清
浄後、場合によってはフラッシング後の加工品の乾燥で
ある。
【0020】従来の設備では金属加工品が浴又は吹付装
置から取り出され、次に加熱した周囲空気により、部品
の固有熱を利用した蒸発により、又は吹出しにより又は
周囲空気の加熱により乾燥が行われた。
【0021】しかしこの措置の欠点として加工品は一定
時間大気に曝された。この場合殊に密に包装したバッ
チ、創造的加工品、例えば袋穴、凹部等を備えた加工品
の場合、完全乾燥が確実には保証されていない。
【0022】このことが原因となって既にごく短時間の
うちに表面変化を生じることがある。なぜなら洗浄しフ
ラッシングしたばかりの金属加工品はその表面が高活性
であり、既にごく短時間のうちに腐食斑点を確認するこ
とができるからである。しかもなお未溶解塩を含有した
清浄液又はフラッシング液を用いると塩が乾燥時加工品
表面に塩斑点として生成することがある。このことから
も、引き続き行う拡散熱処理のとき重大な問題が生じ
る。
【0023】最後に、周囲空気加熱の形の従来の加熱は
その効率がきわめて悪いのでエネルギー支出がきわめて
高い。
【0024】最後に、従来の金属加工品清浄法の別の問
題として、使用する清浄剤は特定の温度範囲内でのみ使
用可能である。つまり例えば清浄浴の温度が過度に高い
と(ほぼ100℃)、清浄剤が化学的に変化し、その清
浄効果が著しく低下する。他方、清浄浴が十分に温かく
ないと(濁点以下又はそのすぐ上)、洗浄活性がもはや
十分には熱で促進されないのでやはり清浄効果が低下す
る。給油の粘度が高くなると化学的洗浄過程が困難にな
る。
【0025】冒頭指摘したドイツの雑誌「HTM」,4
5(1990),第5号273頁から、前記欠点を既に
一部取り除いた金属加工品清浄方法及び装置が知られて
いる。周知装置では洗浄タンクが使用され、そのなかに
加工品は清浄中、場合によってはフラッシング及び乾燥
中引き留められる。加工品の清浄及びフラッシング時加
工品が浸漬浴内で保持され、この浴はタンク底での空気
噴入とポンプ搬送とにより撹拌される。加工品を乾燥す
るのに真空乾燥が利用される。
【0026】この措置方式は、汚れ粒子が処理液よりも
重いのではあるが上昇する気泡が付着力によって汚れ粒
子を連行するので、空気噴入によって処理浴の十分な撹
拌が達成される利点を確かに有してはいる。更に、加工
品を同じタンク内に引き留めることによって、加工品が
ごく小さな周面でのみ周囲雰囲気と接触することが達成
される。最後に、真空乾燥によりエネルギーを節約して
乾燥が可能となる。
【0027】しかしこの周知装置も、そこで適用される
方法と合わせ、清浄過程の重要な第一段階のとき、つま
りタンク注入時特に大型の汚れに関し十分な清浄効果が
現れず、後続の工程の間湿った加工品と外部雰囲気との
接触がいまなお一定時間継続し、結局加工品の特定範囲
(袋穴、空洞、創造面)が撹拌浴によって十分には洗浄
されない欠点を有する。
【0028】東ドイツ特許明細書第91177号により
事務機器及び類似機器の清浄方法が知られている。それ
によれば、脈動気流により生成した泡柱が浴内を上昇
し、この浴内で前記事務機器が清浄にされる。
【0029】フランス特許明細書第1410251号に
より病院の器具類用清浄装置が知られており、そこでは
圧縮空気を利用して吹付け等により清浄液が移動する。
【0030】米国特許明細書第2567820号により
知られている小型機械部品用清浄装置では機械部品が籠
状容器に入れられ、容器の底は格子により形成される。
格子の下に管リングがあり、その上面に気泡用流出穴を
備えている。
【0031】ドイツ実用新案明細書第8437870号
により金属加工品洗浄装置が知られており、そこでは洗
浄液がノズルを利用して加工品に、しかも18〜55m
/sの速度で吹き付けられる。
【0032】ドイツ特許公開明細書第3715332号
により加工品清浄方法及び装置が知られており、そこで
はやはり加工品が浸漬浴に入れられ、空気又は別の気体
が浴に吹き込まれる。この場合気泡により連行される汚
れ粒子は浴の上縁で越流部により分離される。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、冒頭
指摘した種類の方法及び装置を、上記欠点が防止され又
金属加工品の清浄効果が全体として向上するよう改良す
ることを課題とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】冒頭指摘した方法におい
て本発明の根底にある課題は以下の工程を実施する装置
によって解決される。 (a)加工品を容量1m3 〜10m3 の洗浄タンクに入
れる工程; (b)洗浄タンクを閉じる工程; (c)加工品を第一処理液、好ましくは温度50℃〜9
0℃の清浄液の無圧サージで、面を覆う形で洗浄し、そ
の際サージを1分〜10分の間加工品表面積当り毎時1
00m3 〜300m3 の流量に設定し、第一処理液を洗
浄タンクから排出口を介し連続的に排出する工程; (d)排出口を閉じて洗浄タンクにサージを越流部に至
るまで充填する工程と; (e)流量を30%〜100%減らす工程; (f)加工品の周囲を気泡が流れるよう洗浄タンクの底
から3〜15分間気体を吹き込む工程; (g)排出口を開き、同時に前記工程(c)に従って流
量を再び80%〜100%に高めて洗浄タンクを排気す
る工程; (h)工程(c)〜(g)と並行して、洗浄タンクから
排出され又は溢れる第一処理液の洗浄と帰還とを連続し
て行う工程; (i)場合によっては、第二処理液、好ましくはフラッ
シング液を使って前記工程(c)〜(h)を1回又は複
数回繰り返す工程; (k)洗浄タンクを気密に閉じ、3分〜10分の間60
mbar〜350mbarの負圧を生成する工程。
【0035】本発明の根底にある課題がこうして完全に
解決される。
【0036】つまり処理、例えば清浄過程のきわめて危
険な第一段階のとき無圧サージで加工品を洗浄すること
によってきわめて大きな流量が達成され、加工品は既に
かなりの程度処理され又は清浄にされ、その結果例えば
それに続く清浄工程は従来の措置方式の場合よりも既に
かなり奇麗な加工品において開始することができる。
【0037】更に、きわめて大きな流量で加工品に注が
れるサージは到達不可能な加工品範囲にも進入し、そこ
で渦を生成し、そこからも汚れ粒子を連行する。このこ
とは、薄い液体噴流を高圧で加工品に向ける従来の装置
では達成することができない。なぜならそこでは一方で
加工品表面の点状範囲のみ負荷することができ、他方既
に述べたように内側の範囲は到達不可能であるからであ
る。
【0038】やはり周知の空気噴入装置と比較して本発
明による措置方式は既に清浄浴の吹込み前に加工品が長
時間、つまり浸漬浴がまだ入れてないので空気噴入がま
だ全く効果を持たない時間の間に洗浄される利点を有す
る。
【0039】更に、それに続くプロセス経過は処理液を
排出する場合でも加工品が絶えず液体下に保持され、そ
の結果加工品表面に望ましくない化学反応が起き得ない
という利点を有する。
【0040】本発明による方法の別の本質的利点として
処理浴が連続的に並行して、しかも処理液を使用する全
工程の間に清浄され、別の処理液を供給する必要のない
全く自立した系が成立する。この場合本発明による方法
が洗浄工程又はフラッシング工程の特定の経過に限定さ
れないことは自明である。本発明による方法は例えば洗
浄とそれに続くフラッシングに、又はフラッシング工程
を間に又は最後に設け又は設けることなく予備洗浄、中
間洗浄及び再洗浄に適用することができる。本発明によ
る方法は望ましくは熱処理プロセスと合わせて利用する
こともでき、だが同様にその他の製造プロセスでも有利
に利用することができる。
【0041】本発明による方法の好ましい1構成ではフ
ラッシング液として完全脱塩水を用い、これが工程
(i)後に洗剤と混合され、後続のプロセスを実施する
ため清浄液として用いられる。
【0042】この措置の利点として「使用済み」フラッ
シング浴も引き続きなお清浄浴として使用することがで
き、この場合完全脱塩水は格別良好に清浄液用出発物質
として適している。
【0043】本発明の別の1構成では特にmm範囲の粒
径の微粒状気流が生成される。
【0044】この措置の利点として加工品の単位表面積
当たりきわめて多くの気体粒が加工品に衝突し、一方で
高い溶液効果を有する強力な液体運動が引き起こされ、
他方で流動液体によっても又衝突する気体粒によっても
高い機械的清浄効果が達成される。
【0045】本発明の更に別の1構成では気体は断続的
に圧力を高めて脈動的に液体中に入れられる。
【0046】この措置の利点として気体の衝撃的押込み
により、より高い機械的清浄効果が達成される。衝撃的
押込みは例えば、金属加工品の表面に付着した気泡が機
械的に又は圧力変動によって引き剥がされ、それらの箇
所に清浄効果が現れることができ又は別の強く加速され
た気体粒が金属表面に衝突し得ることも確実にする。
【0047】本発明の好ましい1構成では気体が空気で
ある。
【0048】この措置の利点としていつでも用意された
経済的な気体を利用することができる。
【0049】本発明の更に別の1構成では気体は加工品
の表面と化学反応を起こさず及び/又はかかる化学反応
を促進しない不活性ガスである。
【0050】この措置の利点として、例えば多くの低級
鉄合金の場合のように例えば酸素に対し敏感な又は酸素
が水とで顕微鏡的腐食を引き起こし得るような金属又は
合金を使用する場合これらの材料を清浄にすることがで
き、その際清浄過程によって表面に変化が生じることも
ない。
【0051】本発明の更に別の好ましい1構成では液体
が水である。
【0052】この措置の利点として清浄剤用溶媒として
経済的で環境に即した液体が用いられ、しかもこれは取
扱者にとっても全く危惧する必要がない。或は別のフラ
ッシング液を添加物又は洗浄活性物質を有する水と一緒
に又はそれらを含むことなく使用することもできる。
【0053】更に別の好ましい1構成では清浄剤は加工
品の表面と化学反応を起こさず及び/又はかかる化学反
応を促進しない軟質脂溶性清浄剤を加えた水である。
【0054】この措置の利点として洗浄過程後に残留清
浄剤が表面上に残ることはない。
【0055】更に別の好ましい1構成では清浄剤が中性
乃至弱アルカリ性である。
【0056】この措置の利点として一方で金属又は合金
がこれらのpH範囲の水性媒質中で浸食されることがな
く、かかる媒質は環境に対し中性であり又媒質を取り扱
う人間にとっても危険でない。
【0057】本発明の更に別の1構成では持ち込まれた
気体が液体と同じ温度である。
【0058】この措置の利点として、標準温度よりも温
度を高めることと関連して液中での気体の溶解度が低
く、加圧下に液体中に溶ける傾向のある気体でもこの事
情の下では溶解せず、気体粒又は気泡として液中を遊動
することになる。
【0059】本発明の更に別の好ましい1構成では加工
品がばら物として液貫流可能なドラムに詰め込まれ、ド
ラムは液体中に浸漬され、気体粒がドラムを貫流する。
【0060】この措置の利点としてドラム内でばら物が
付加的に運動することにより加工品、液体及び気流の特
に強力な完全混合及び完全渦流化が達成される。これに
より、例えば、ねじ山を切ったねじ等の小さな部品も優
れて清浄にすることが可能となる。
【0061】本発明の根底にある課題は、さらに以下の
特徴を有する装置によっても解決される: −気密に閉鎖可能な洗浄タンク; −加工品、特に金属加工品用に洗浄タンク内に配置した
受容装置; −処理液用の少なくとも1つのタンク; −受容装置の上に配置した無圧サージシャワー; −タンクを無圧サージシャワーと連絡する第一配管・バ
ルブ系; −タンクを洗浄タンクの排出口と連絡する第二配管・バ
ルブ系; −タンクを洗浄タンクの越流部と連絡する第三配管・バ
ルブ系; −洗浄タンク内の受容装置の範囲に配置した気体噴入装
置; −気体噴入装置を気体容器と連絡する第四配管・バルブ
系; −1つの真空ポンプ; −真空ポンプを洗浄タンクの内部空間と連絡する第五配
管・バルブ系;及び −第一〜第五配管・バルブ系をプログラム制御式に操作
する制御装置。
【0062】この措置の利点として周知装置の幾つかの
要素を変更することにより、特に無圧サージシャワーと
適宜な容量のポンプ・配管・バルブ系とを設けることに
より、希望する無圧水サージをきわめて高い流量で生成
することができる。本発明による装置の特別の利点も本
発明による方法のそれも、部分的に知られ又部分的に新
規な設備成分または工程を並列することによるその柔軟
性にある。このことから装置及び方法の拡張可能性及び
適合能力が特別な規模で生じる。
【0063】本発明による装置の1展開では気体噴入装
置は液体の方を向き孔を備えた壁を有し、該壁を通して
気体を液中に押込可能である。
【0064】それ自体知られたこの措置の利点として浴
を撹拌する気流は大きな表面にわたって生成され、従っ
て洗浄タンクの内部空間全体を把握する。
【0065】このことは穿孔壁が洗浄タンクの底面全体
を覆うとき特に妥当する。
【0066】本発明の更に別の好ましい実施態様では壁
が洗浄タンク内で横方向にも延び、気体が側面の孔を通
して、気流が横方向に少なくとも洗浄タンク横断面の中
心に到達するような圧力で押込可能である。
【0067】この措置の利点として、例えば円筒形容器
を用いる場合気体粒は下からだけでなく横からも液中
に、しかも水平方向に見て少なくとも長手中心軸にまで
達するよう流入する。次に浮力により上昇曲線軌道が生
じる。これにより、場合によってはくぼんだ上面も優れ
てて清浄にすることができる。
【0068】本発明による装置の更に別の好ましい1構
成では気体噴入装置が容器内に受容可能な二重壁物体と
して構成してあり、液体の方を向いたその側面に孔を備
えている。
【0069】この措置の利点として単純で頑丈な装置が
得られ、この装置は場合によっては既に設けてある洗浄
タンク内に追加的に取り付けることもでき、例えば現在
なお機械式搬送装置又は撹拌装置を利用した容器にも追
加装備することができる。
【0070】本発明による装置の更に別の有利な1構成
では物体がセグメント状に細分してあり、セグメント部
分に互いに独自に気体を負荷可能である。
【0071】この措置の利点として被清浄加工品の種類
及び長さに応じて選択的にさまざまに構成した気流を発
生することができる。
【0072】最後に、気体噴入装置を多孔質セラミック
として構成した実施態様が好ましい。
【0073】この措置の利点として、複雑な中空体を作
製する必要がなく、気泡はそれ自身で細かく分布する。
【0074】その他の利点は明細書及び添付図面から明
らかとなる。
【0075】前記特徴及び以下に説明する特徴はその都
度記載した組合せにおいてだけでなく、本発明の枠を逸
脱することなく別の組合せや単独でも勿論適用すること
ができる。
【0076】
【実施例】本発明の実施諸例を図面に示し、以下詳しく
説明する。
【0077】図1に示した装置10は洗浄タンク12と
第一処理液用第一タンク14と第二処理液用第二タンク
16と真空ステーション18とフィルタ装置20と気体
を洗浄タンク12内に噴入する装置22とを有する。
【0078】洗浄タンク12は横断面が円形であり、上
面は蓋26で閉鎖してある。洗浄タンク12の内部空間
に保持装置28があり、これは加工品30の1回のバッ
チを受容するよう設けてある。保持装置28は蓋26を
開いて上から垂直に洗浄タンク12内に挿入し又はそこ
から再び取り出すことができる。
【0079】加工品30は好ましくは金属加工品、即ち
通常の機械部分であり、好ましくは後の時点に熱処理、
例えば軟窒化処理が施される。それ故加工品30は設計
上制約された空洞、穴等を有し、これらは上向き、下向
き又は横向きに開口しておくことができる。
【0080】更に保持装置28内でドラム32が保持し
てあり、これが水平軸34を備えている。軸34は横方
向で洗浄タンク12の壁に挿通してあり、洗浄タンク1
2の外側で駆動装置36によって駆動される。
【0081】ドラム32はここでは詳しく図示していな
いばら物を受容する。ドラム32は周面に孔を備えて形
成してあり、液体及び気泡が孔を流過できる一方、ドラ
ム32内に含まれたばら物は引き留められる。
【0082】洗浄タンク12は上縁に越流部38を備え
ている。図面には洗浄タンク12の越流部38が外周越
流部として図示してある。しかし本発明の好ましい実施
態様は越流部が洗浄タンク12の内面に延設してある。
こうしてプロセス経過が洗浄タンク12の内部にずらさ
れ、このことは負圧を印加する点に照らし有利である。
【0083】越流部38は一方で導管40を介し第二タ
ンク16と接続してあり、該タンクが図示実施例の場合
清浄液42を含む。更に越流部は導管48を介し第一タ
ンク14と接続してあり、該タンクは図示実施例の場合
フラッシング液47を含む。導管40,48は以下なお
詳しく説明するように越流部38とタンク14又は16
との間の接続を実現又は遮断できるようにするためバル
ブを備えている。
【0084】清浄液42を含む第二タンク16は導管4
1を介しポンプ43の吸込側と接続してある。ポンプ4
3は出口側が導管44を介しノズル管46と接続してあ
り、該ノズル管は洗浄タンク12の底に配置してある。
ここでもタンク16とポンプ43との間又はポンプ43
とノズル管46との間に以下なお説明するように適宜な
バルブが設けてある。
【0085】ポンプ43は更に吸込側が導管45を介し
フラッシング液47を含む第一タンク14と接続してあ
る。
【0086】タンク14,16は底の範囲にそれぞれヒ
ータ49を備えている。
【0087】第二タンク16を基に図1に示したように
タンク16は横に配置した予備精留塔50を備えてお
り、これは越流部を介しタンク16の本来の内部空間と
接続してある。予備精留塔50は更に図示省略した導管
及びポンプを介しタンク16と接続してあり、予備精留
塔50からタンク16内に液体をポンピングすることが
できる。タンク14,16が越流堰を備えており、液体
42又は47の浮遊する汚れは予備精留塔50内に達す
る。汚れを集め、その後これを除去し得るよう予備精留
塔50内をやはりスキマーが移動する。
【0088】予備精留塔50は更にフィルタ装置20と
接続してあり、該装置はフィルタ55と油分離器54と
を有する。フィルタ装置20は必ずしも必要でなく、付
加的に接続することができる。
【0089】フィルタ55は予備精留塔50からくる液
体から固形物を分離するのに役立つ。油分離器54の目
的はこの液体から油相を分離することであり、分離した
油相は油取出し部57を介し取り出して廃棄部に運ぶこ
とができる。フィルタ55を離れた液体は再びタンク1
6に戻すことができる。
【0090】真空ステーション18が真空ポンプ70を
有し、後者は導管71を介し洗浄タンク12の内部空間
と接続してある。導管71は好ましくは越流部38のす
ぐ下で洗浄タンク12に注いでいる。
【0091】真空ポンプ70は圧側で冷却トラップ72
及びコレクタ73と接続してある。導管71内にも以下
なお説明するようにバルブがある。
【0092】洗浄タンク12は蓋26又は越流部28の
範囲で空密に閉鎖可能である。
【0093】気体を洗浄タンク12内に噴入する装置2
2が圧力容器60を有し、そのなかに圧力を受けた気体
が蓄えてある。圧力容器60はそれ自体図1には図示省
略した圧縮器に接続しておくことができる。この箇所に
送風機を用いることは可能である。装置22内で処理す
る気体は好ましくは空気であるが、しかし非反応性保護
ガスを用いることもできる。装置22は気体が洗浄タン
ク12に供給される前に加熱されるよう構成することも
可能である。
【0094】圧力容器60は、適宜な圧力制御弁又は減
圧弁を配置した導管61により、洗浄タンク12の壁内
に達したノズル62と接続してある。そこから導管61
が板状中空体63に達しており、該中空体は洗浄タンク
12の内部空間の底範囲に配置してある。板状中空体6
3はその板面がほぼ水平に延び、好ましくは洗浄タンク
12の内断面を底の範囲で可能なかぎり完全に充填す
る。いずれにしても中空体63の寸法は垂直に見て保持
装置28の寸法とほぼ同じ大きさとなるように努めるべ
きである。
【0095】板状中空体63は本発明の実施態様の場合
特殊鋼薄板から構成しておくことができ、この場合板の
上面を形成する特殊鋼薄板が孔65を備えている。孔6
5を構成する穴は直径約1mmであり、それぞれ好まし
くは25mmの相互間隔に配置してある。
【0096】特殊鋼薄板からなる中空体63の代案とし
て多孔質セラミックを使用することもでき、これが空気
分配管を含み又はその孔を空気が貫流する。
【0097】最後に、図1に示す装置10がなお電子制
御装置75を有し、その入力端76を介しプロセスパラ
メータが入力可能であり、出力端77は装置10の集成
装置、特に数多くのバルブ及びポンプを制御する。
【0098】図1の装置10で実行可能なプロセスを以
下図2〜図7の状態線図を基に詳しく説明する。
【0099】本発明方法の一つを準備するため洗浄タン
ク12の蓋26を開き(図示省略)、クレーン等を利用
してホルダ28を加工品30と一緒に上から洗浄タンク
12内に入れる。
【0100】これを行ったなら洗浄タンク12は蓋26
を閉じて再び閉鎖する。本発明による方法のこの段階の
ときこの閉鎖はまだ空密でなくてもよいが、しかし少な
くとも防沫性でなければならない。
【0101】図2に本来の第一工程が示してある。
【0102】希望するプロセスパラメータが事前に入力
してある制御装置75により、まずプロセスを実行する
準備として清浄液42を入れた第二タンク16内のヒー
タ49が設定され、それと並行して、フラッシング過程
が望ましいかぎり、フラッシング液47を入れた第一タ
ンク14内のヒータ49が設定される。こうして清浄液
42が、そして場合によってはフラッシング液47が加
熱され、しかも50℃〜90℃、好ましくは80℃〜9
0℃の温度に加熱される。これは清浄剤及びフラッシン
グ剤(それぞれ添加されるかぎりで。)が最適な動作範
囲を有する温度である。というのもこれらは温度がそれ
より高いと化学的に変化し又それより低い温度では清浄
効果又はフラッシング効果が低下するからである。
【0103】液体42、場合によっては47が希望する
動作温度になるや制御装置75が所要のバルブを開く。
一方で導管41内のバルブ41aが開き、該導管が第二
タンク16をポンプ43の吸込側と接続する。更に導管
51内のバルブ51aが開き、該導管がポンプ43の圧
側をサージシャワー52と接続する。最後に導管67内
のバルブ67aが開き、該導管が導管66を介し洗浄タ
ンク12の排出口として働くノズル管65を第二タンク
16と接続する。
【0104】この切換措置の結果として清浄液42の循
環路が生じ、これは第二タンク16からバルブ41a、
導管41、ポンプ43、導管51、バルブ51aを介し
サージシャワー52に通じている。この場合ポンプ43
の吐出し量又はバルブ41a,51aの流路断面は電子
制御装置75を介し、サージシャワー52から清浄液4
2の無圧サージ80が流出するよう量定され、サージの
流量は加工品30の表面積当たり毎時100m3 〜30
0m3 の範囲に設定される。
【0105】従ってサージ80は加工品30を無圧で洗
浄し、排出口として働くノズル管65、導管66,67
及び開いたバルブ67aを介し再び第二タンク16内に
達する。
【0106】サージ80は付着した汚れ、特に顔料の汚
れ、だが脂肪も、連行して排出するので、無圧サージ8
0により加工品30は予備清浄される。
【0107】この場合清浄液42は好ましくは一時的に
防食する非発泡性中性洗剤の水溶液からなる。かかる中
性洗剤は本来油乳濁効果が比較的弱いが、しかし絶対的
に環境適合性であり、被清浄物を浸食することがなく又
この液体を扱う人間が何らか傷つくこともない。弱アル
カリ性の一時的防食は薄い保護膜として加工品上に残存
し、300℃を超える温度で完全に残りなく蒸発可能で
ある。
【0108】図2を基に先に説明した工程は好ましくは
1分〜10分の間実行される。
【0109】前記時間が経過したなら制御装置75は図
3に示した次の工程に切換わる。
【0110】この別の工程の間、第二タンク16からポ
ンプ43を介しサージシャワー52に至る接続がそのま
ま維持される。しかし先行の工程とは異なりいまや導管
67内のバルブ67aが閉じ、洗浄タンク12は排出し
ない。
【0111】その結果洗浄タンク12内に浸漬浴83が
生じ、その液面85は矢印86で示唆したように連続的
に上昇する。
【0112】従って洗浄タンク12には温かい清浄浸漬
浴83が連続的に充填され、この工程は(図示省略し
た)液位計を介し液面85が越流部38に達したことが
認められるまで継続される。この状態に達するやこの工
程は終了する。
【0113】図4は浴83を循環撹拌させる次の工程を
示す。
【0114】循環を目的にまず第二タンク16とサージ
シャワー52との間の接続が維持される、但し例えばポ
ンプ43の吐出し量を例えば30%〜80%減らすこと
によって維持され、サージシャワー52からはごく小さ
なサージ80′が流出するだけとなる。
【0115】制御装置75がいまや越流部38と第二タ
ンク16との間の導管40内のバルブ40aを開き、越
流部38を介し溢れた清浄液42は第二タンク16内に
流入することができる。
【0116】液面85が越流部38に達したなら選択的
にサージシャワー52に至る導管51内のバルブ51a
を閉じるか、又はポンプ53の圧側を洗浄タンク12の
底と接続する接続弁51bを開くことができる。洗浄タ
ンク12の底の方から液を供給することにより、上昇す
る気泡で汚れを多く含んだ液体だけが洗浄タンク12を
離れ、サージシャワー52を介し供給される液体が直ち
に越流部38内に流出することはない。
【0117】同時に制御装置75は圧力容器60と板状
中空体63との間の導管61内のバルブ61aを開くこ
とにより気体噴入装置22を操作する。
【0118】その結果気泡が板状中空体63から大規模
に流出して加工品30の周囲を洗浄し同時に清浄浴83
を撹拌する。
【0119】板状中空体63から流出する気体又は空気
はそこで、孔65の範囲でそこに支配する周囲圧力によ
り僅かに高い圧力を受ける。圧縮空気は数多くの孔65
を通して小さな気体粒として板状中空体63から流出
し、次に加圧力及びその浮力に基づき急速に上方に越流
部38の方に流れる。
【0120】加工品30の下面に衝突する気泡が加工品
によって側方に転向され、密な粒流は加工品30が垂直
又は垂線に対し傾いているかぎりその垂直壁又は穴を貫
流する。小泡は付着力により、そして液中に存在する乱
流により、加工品30の上面に沿っても案内され、そこ
にも清浄液42の強力な運動が存在する。
【0121】孔65から流出する気泡は保持装置28又
はそのなかに受容された加工品30の数多くの衝突箇所
により直線方向に走るのでなく、蛇行線状の部分的に渦
巻いた軌道上を走る。
【0122】気泡はドラム32をも貫流し、そこに受容
されたばら物もドラム32の回転時粒状に循環する。
【0123】清浄浴83を撹拌するためバルブ61aは
制御装置75により連続的に開弁保持することができ、
その際撹拌の強さは気流により調節することができる。
或いは選択的にバルブ61aを所定の仕方で交互に開閉
して脈動的圧力サージで作業することも可能である。こ
うして例えば約10〜15秒の時間間隔で5〜10ba
rの圧縮空気を短時間清浄タンク10内に押し込むこと
ができる。
【0124】特に顔料の汚れ、砂、穿孔屑又は穿孔スラ
ッジ等の固形物でひどく汚れた加工品30の場合清浄過
程の初期段階ではきわめて高い脈動圧力及び高振動数で
運転される。強力な渦流化は機械的作用のみによってこ
れらの固形物を加工品30から剥ぎ取ることになる。更
に、固形物は洗浄タンク12内に受容された清浄液42
よりも密度が高いにもかかわらず付着力に基づき急速に
表面に、即ち越流部38の範囲内に運ばれることが判明
した。そこではこれらの不純物が導管40を介しタンク
16に供給される。被清浄物が極端に汚れている場合越
流部38の範囲に粗フィルタを設けておくこともでき
る。
【0125】先に触れた非発泡性中性洗剤を用いること
によって、洗浄タンク12内に強力に吹き込む場合にも
過剰の泡が生成しないよう確保してある。
【0126】清浄液42が使用温度にあるので加工品3
0は洗剤中にある洗浄有効物質、例えば陰イオン界面活
性剤により脱脂され、即ち付着した潤滑油等から清浄に
される。
【0127】勿論この工程のときポンプ43により補充
される循環液量も加工品30の汚れ度に応じて設定する
ことができる。ポンプ43の吐出し量はこの工程の経過
を介しても例えばまず高い処理量、次に低い処理量で作
業することによって変更することができる。
【0128】図4を基に先に説明した工程は好ましくは
3分〜15分の間実行される。
【0129】この時間の経過後に制御装置75は図5を
基に説明する次の工程に切換わる。
【0130】このため制御装置75はポンプ43を、図
3を基に説明した工程の吐出し量に完全に又は殆ど一致
した吐出し量に再び切換える。サージシャワー52から
再び流出するサージ80はその流量が毎時100m3
300m3 である。しかし同時に導管67内のバルブ6
7aが開いて浴83が洗浄タンク12から流出し、この
ことが図5の液面85に下向きの矢印86′で示唆して
ある。
【0131】図5に示した工程において加工品30の持
続的無圧洗浄は以下の意味を有する:浴83の排出によ
り液面85が降下すると、液面85がこの加工品を通過
するとき、排出中に浮遊する汚れ粒子がこの加工品30
に沈着することがある。しかしこのことは絶えず上か
ら、つまりサージシャワー52から残りの新鮮な、即ち
清浄済み清浄液42が補給されることによって防止され
る。なぜならこの場合加工品30は浴83の排出時にも
絶えず洗浄されるからである。
【0132】他方、無圧サージ80の投入は加工品30
が周囲空気と全く又は殆ど接触しないことを意味する。
つまり浴83の排出時、浴83を排出できるよう洗浄タ
ンク12の内部空間への空気供給(図示省略)が可能と
ならねばならない。しかしこの供給された新鮮空気はこ
の時点に高活性である加工品30表面に化学反応を引き
起こすことがあり、望ましくない。この理由からも加工
品30を持続的無圧洗浄により絶えず液膜で覆うのが望
ましい。
【0133】浴83が排出されたことは好適な液位計
(図示省略)により検知可能であり、この時制御装置7
5は図6に示した次の工程に切換わる。
【0134】この工程のため洗浄タンク12の蓋26は
圧密に閉じておかねばならない。
【0135】制御装置75はいまや洗浄タンク12の内
部空間と真空ポンプ70との間の導管71内のバルブ7
1aを開く。同時に真空ポンプ70がオンとなる。
【0136】ここではっきり認識しなければならない点
として加工品30はこの時点に浴83の温度であり、即
ち例えば80℃〜90℃の温度である。
【0137】真空ポンプ70は洗浄タンク12の内部空
間に負圧を発生する。約800mbarのとき加工品3
0上の残液の蒸発が始まり、水蒸気は図6に矢印90で
示唆したように導管71を介し吸い込まれる。真空ポン
プ70は洗浄タンク12内の圧力を、水温60℃〜80
℃のときの蒸気圧に相当する200〜300mbarに
下げる。その結果加工品30上になお存在する液体が蒸
発し、平らな表面上での蒸発過程は穴、空洞又はいわゆ
る創造面、即ち加工品30の上向き開口くぼみの範囲で
よりも迅速に経過する。
【0138】乾燥過程は3分〜10分の間維持される。
最後の液体が加工品30から蒸発したなら洗浄タンク1
2の内部空間の圧力は蒸発する液体がもはや存在しない
ので急激に例えば70〜80mbarに低下する。好適
な時間制御により、又は場合によってはこの圧力降下を
記録し通知する(図示省略した)圧力センサにより、乾
燥過程を制御装置75が終了させる。
【0139】いかなる方法を希望するかに応じて次に、
又は既に乾燥過程の前に、別の処理液を使った処理工
程、例えば第一タンク14内に含まれたフラッシング液
47による加工品30のフラッシングを続けることがで
きる。プロセス経過は同じであり、そのかぎりで図2〜
図5の説明を参照するよう指示することができる。
【0140】これに関連して重要なことは以下の点であ
る:全プロセスの持続する間、特に浴83の循環を行う
工程の間、図1の冒頭でフィルタ装置20に関連して説
明したように当該液体、例えば清浄液42が連続的に清
浄にされる。
【0141】このことは、装置10が完全に自立的に作
動し、即ち運転中処理液の給排を必要としないことを意
味する。
【0142】老化によって液体の一つがもはや使用不能
となってはじめてその液体は好適な装置により再び精製
し又は廃棄して新しい処理液と取り替えねばならない。
それに対し、装置10の正常運転中は濾別した汚れ分の
廃棄が必要なだけである。
【0143】更に、処理液の基材として完全脱塩水を使
用するのが好ましい。完全脱塩水はまずフラッシング液
47として使用することができる。なぜならフラッシン
グ後の乾燥過程(図6)中加工品上に塩斑点が生成して
後続の熱処理、特に軟窒化のとき障害となることがこれ
により防止されるからである。
【0144】しかもこのフラッシング液47は、それが
もはやフラッシング液として使用できなくなった場合で
も、好適な清浄剤を添加することにより精製して後続の
洗浄過程のための清浄液42として使用することができ
る。こうして、新しい液体を補充することなく使用済み
液体の極端な利用も可能となる。
【0145】図7は浴83を撹拌する本発明による可能
性を示す。
【0146】図7の配置では真空ポンプ70と洗浄タン
ク12との間の導管71′が望ましくは蓋26に接続さ
れる。
【0147】図7を基に以下説明する工程は先に図4を
基に説明した撹拌工程の代案又は補足するものと理解す
べきである。
【0148】図7を基に示した工程では浴83を撹拌す
るため制御装置75を介し真空ポンプ70が投入され、
同時に導管71′内のバルブ71a′が開く。
【0149】このプロセス状態のとき浴83は越流部3
8に至るまで充填してあるので、真空ポンプ70はサー
ジシャワー52の範囲に残存した僅かな空気空間91内
に強い負圧を生成する。
【0150】この負圧は、大気圧のときの水の沸点10
0℃より低い温度にも拘らず浴83が沸騰し始めるよう
設定される。このため負圧は、その都度低い温度のとき
の水の飽和蒸気圧にそれが一致し又付加的に洗浄タンク
12内の静水圧、即ちタンク内部に存在する液柱の高さ
が考慮されるよう設定しなければならない。
【0151】例えば浴83の温度が85℃であると、こ
れは600mbarの飽和蒸気圧に相当する。洗浄タン
ク12内の液柱が高さ2mであるとそこから更に200
mbarの静水圧を引かねばならず、こうして400m
barの所要圧力となる。浴83の温度80℃、飽和蒸
気圧力500mbarのとき、水柱2mのときの静水圧
補償として200mbarを引いた後、300mbar
の所要圧力が生じる。
【0152】従って400(85℃)又は300(80
℃)mbarの前記所要圧力を設定すると、その温度が
100℃より低いにもかかわらず浴83は沸騰しはじめ
る。
【0153】浴83が沸騰する結果、浴83のどの箇所
でも蒸気泡が生成し、つまり加工品30の表面だけでな
くむしろ空洞、穴、袋穴、創造空間等内でも生成する。
従って蒸気泡は気体噴入装置22によって生成された気
泡にとって到達不可能な加工品箇所にも発生する。しか
も更に、上昇する蒸気泡が付着力を介し汚れ粒子をも連
行し、その結果袋穴、創造面等も汚れ粒子の連行によっ
て清浄にすることができる。その際真空ポンプ70を介
し負圧を適宜に設定することにより沸騰の強さを変更で
きることは自明である。負圧沸騰時蒸気泡により上に運
ばれた汚れは浴表面に集められ、沸騰段階終了後に越流
部38を介し洗浄タンク12から既に説明した仕方で取
り除くことができる。
【0154】浴83の沸騰は、清浄時化学清浄プロセス
が促進される一方、フラッシング時には到達困難な空間
も前述の如くフラッシングすることができるので清浄中
もフラッシング中も予定することができる。負圧沸騰時
にも浴83の循環及び/又は撹拌が可能であることは自
明である。
【0155】このためポンプ43の吸込側は導管95を
介しノズル管65と接続され、この場合バルブ95aは
導管95内に配置することができる。
【0156】ポンプ43の適宜な吸込能力により、洗浄
タンク12内を負圧が支配しているにも拘らずノズル管
65で適宜な処理液を吸い込み、サージシャワー52を
介し再び供給することができる。この場合にも好適な措
置により各処理液の連続清浄が可能であることは自明で
ある(図示省略)。
【0157】更に、真空ポンプ70が上述の如く各処理
液の蒸気を吸い込み、この蒸気が真空ポンプ70内に達
してはならないので、導管71′内に復水器92を配置
するのが望ましい。この理由から、適宜な空気供給によ
り、真空ポンプ70が常に空気・蒸気混合気を吸い込む
ようになっており、この場合蒸気は復水器92内に溜ま
り、各処理液タンクに供給される。このことの利点とし
て処理液は水の損失が可能なかぎり少なく抑えられるこ
とによって濃縮、即ち塩化することがない。
【0158】真空ポンプ70用蒸気量が凝縮蒸気量だけ
少なくなり、真空ポンプ70は経済的に小さく寸法設計
することができる。
【0159】真空ポンプ70は既に触れたように飽和空
気のみ排出することができるので、真空ポンプ70が必
要とする空気は好ましくは中空体63を介し供給され
る。その際真空ポンプ70の必要とする空気はそれが丁
度浮上空気量に相当するよう量定することができる。
【0160】先に図7を基に説明した負圧沸騰プロセス
は更に上で図2〜図6を基に説明した工程にさまざまな
仕方で一体化することができる:第一の選択案では負圧
沸騰を持続的に浸漬法内で利用することができ、その結
果全清浄時間又はフラッシング時間の間負圧下に沸騰す
る。
【0161】第二の選択案では浸漬操作中の負圧沸騰は
フローティングを補足して、即ち清浄時間又はフラッシ
ング時間のそれぞれ一部の間利用することができる。
【0162】第三の選択案では負圧沸騰操作は制御装置
75により適宜に設定することにより、全清浄時間又は
フラッシング時間の間にしろ個々の時間部分の間にしろ
脈動的にも利用することができる。この場合脈動負圧沸
騰は、次に新鮮空気を衝撃的に添加することにより沸
騰、即ち圧力弛緩を引き起こすため、沸騰効果が始まり
又はほぼ始まるまで洗浄タンク12をそれぞれ強く排気
することによって達成することができる。
【0163】新鮮空気はこの場合中空体63を介し、又
はサージシャワー52を介しても供給することができ
る。
【0164】最後に、循環を補足して又空気噴入による
撹拌を補足して浸漬操作中の負圧沸騰を利用する第四の
選択案も可能である。
【0165】負圧沸騰工程は1分〜20分続けることが
できる。
【0166】図8が装置100の変種を示し、ここに単
独で示した洗浄タンク104は図1〜図7の装置10の
洗浄タンク12と殆ど同じである。それ故以下では実質
的に異なる要素のみ説明するが、図8では該当部品に一
部で同じ符号が用いてある。
【0167】洗浄タンク104も横断面で見てほぼ円形
容器として構成してあり、底にノズル管105を備えて
おり、これは図1〜図7の洗浄タンク12のノズル管4
6、65をここで代表するものである。
【0168】洗浄タンク100が更にドラム106を有
し、後者は駆動装置107を介し水平軸108を中心に
回転可能である。ドラム106内に六角形の加工品10
0,110′…が含まれている。蓋112の範囲に洗浄
タンク104が備えている越流部111は清浄液42を
含む第二タンク16とも又フラッシング液47を含む第
一タンク14とも接続してある。更に洗浄タンク104
は側面のノズルを介し真空ステーション18と接続して
ある。「負圧沸騰」操作を実行するため蓋112にもノ
ズル114を設けておくことができる。蓋112の内面
に配置してあるサージシャワー113は既に何度か説明
した如く洗浄タンク104の内部空間内に受容した加工
品110を無圧サージで洗浄するのに役立つ。
【0169】清浄過程のとき、先に図4について説明し
たように洗浄タンク104は越流部111に至るまで清
浄液42が充填してある。洗浄タンク104内にあるホ
ルダ118がさまざまな別の加工品120を担持する。
【0170】気体(図8に示した実施例ではこの気体が
窒素である。)を噴入する装置122は底部130と側
部131とを有する中空体126からなる。
【0171】側部131はホルダ118の片側に延び、
周面の少なくとも大部分にわたってホルダを取り囲んで
いる。
【0172】この場合中空体126はホルダ118に対
向した側に前述の如く多数の孔を備えており、該孔は図
8に示した実施例の場合ノズル128として構成してあ
る。
【0173】圧力容器60からくる窒素はノズル128
から微粒又は泡127の形で流出する。泡127は既に
説明したように、例えば矢印136で示唆したように加
工品120の完全に周囲を流れる。
【0174】側部131を設けることによって横向き泡
流も生成され、このことが例えば矢印139によって示
唆してある。側面のノズル128から流出する泡は浮力
に基づき上に上昇する傾向があるのでこの場合上向き湾
曲線が発生する。
【0175】側面のノズル128から流出する気泡12
7の圧力は清浄過程のときそれが少なくとも洗浄タンク
104のほぼ長手中立面に達するよう、即ち図8の工程
において矢印138で示唆したように少なくとも横方向
の半幅に達するよう設定される。
【0176】ホルダ118を少なくとも部分的に取り囲
む側部131により、複雑に成形した加工品120の場
合にも迅速な清浄が可能となるよう確保してある。
【0177】中空体126は分離滑り子132又は13
3を介し上側部分134と中央部分135と底部分とに
分割可能であり、洗浄タンク104に受容された材料の
種類に応じて底の範囲でのみ、又は単数又は複数の上下
に配置した側面範囲でも気体141が押し込まれる。
【0178】上昇する気体粒127は矢印137により
示唆したように二次流も発生する。この場合洗浄タンク
104内に受容された液体は循環回路に流入する。
【0179】最後になお図9と図10は本発明による方
法を実施するのに使用することのできる本発明による装
置の別の実施例を示す。
【0180】図9と図10において符号150はやはり
特に金属加工品の清浄装置であり、これが洗浄タンク1
51を含む。洗浄タンク151内にやはり加工品用ホル
ダ152が設けてある。しかしこの場合配置は、図1〜
図8の配置とは異なり、ホルダ152を水平方向に装入
ドア153を介し洗浄タンク151から取り出すことが
できるよう行ってある。装入ドア153はこの場合好ま
しくは矢印で示唆したように垂直方向に摺動可能であ
る。
【0181】導管154,155,156を介し、既に
詳しく説明したように液体及び気体を給排することがで
き、この場合プロセスの経過に違いは生じない。
【0182】このことは特にサージシャワー157にも
妥当し、図9、図10に示した水平構造の場合図1〜図
8の垂直配置の場合よりも作用面積が大きいとしても、
このサージシャワーは装置150の場合でも無圧水サー
ジを提供する。
【0183】装置150の別の特徴は洗浄タンク151
が架台160上に配置してあり、この架台が同時に処理
液用タンク161,162を受容する点にある。図示実
施例ではやはり2つのタンク161,162が清浄液又
はフラッシング液用に設けてある。
【0184】本発明のさまざまな諸展開が本発明の枠を
逸脱することなく可能であることは自明である。例えば
補助ヒータを洗浄タンク12内に設けて、冷えた部品で
も作業できるよう又は残存水量が大量な場合でも補助ヒ
ータで所要の付加的蒸発熱を用意して乾燥させることが
できるようにすることができる。
【0185】洗浄タンク12内にそれ自体周知の超音波
発生器を設けて、極端な物理的力により処理液中にキャ
ビテーションを引き起こすこともできる。こうして加工
品に強力に付着した無機物質を、加工品表面に食い込ん
だ不純物も除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属加工品清浄装置の1実施例の全体概要図で
ある。
【図2】「無圧洗浄」工程を説明する図1と同様の図で
ある。
【図3】「無圧洗浄・充填」工程を説明する図1と同様
の図である。
【図4】「気泡撹拌循環」工程を説明する図1と同様の
図である。
【図5】「無圧洗浄・排出」工程を説明する図1と同様
の図である。
【図6】「真空乾燥」工程を説明する図1と同様の図で
ある。
【図7】「負圧沸騰」工程を説明する図1と同様の図で
ある。
【図8】空気を横から噴入する図1〜図7に示した洗浄
タンクの変種である。
【図9】本発明による洗浄タンクの別の水平型変種の側
面概略図である。
【図10】本発明による洗浄タンクの別の水平型変種の
正面概略図である。
【符号の説明】
10 装置 12 洗浄タンク 14 第一処理液用第一タンク 16 第二処理液用第二タンク 18 真空ステーション 20 フィルタ装置 22 噴入装置 30 加工品 ◆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレクサンダー ヴィッテ ドイツ連邦共和国 デー7016 ガーリンゲ ン ライフルストラッセ 8

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工品(30;110,120)を液体
    で処理し、特に清浄後に行う熱処理のため金属加工品を
    清浄する方法であって、 (a)加工品(30;110,120)を容量1m3
    10m3 の洗浄タンク(12;104;151)に入れ
    る工程; (b)洗浄タンク(12;104;151)を閉じる工
    程; (c)加工品(30;110,120)を第一処理液、
    好ましくは温度50℃〜90℃の清浄液(42)の無圧
    サージ(80)で、面を覆う形で洗浄し、その際サージ
    (80)を1分〜10分の間加工品表面積当り毎時10
    0m3 〜300m3 の流量に設定し、第一処理液(4
    2)を洗浄タンク(12;104;151)から排出口
    (65;105)を介し連続的に排出する工程; (d)排出口(65;105)を閉じて洗浄タンク(1
    2;104)にサージ(80)を越流部(38,11
    1)に至るまで充填する工程; (e)流量を30%〜100%減らす工程; (f)加工品(30;110,120)の周囲を気泡
    (127)が流れるよう洗浄タンク(12;104;1
    51)の底から3〜15分間気体を吹き込む工程; (g)排出口(65;105)を開き、同時に前記工程
    (c)に従って流量を再び80%〜100%に高めて洗
    浄タンク(12;104;151)を排気する工程; (h)前記工程(c)〜(g)と並行して、洗浄タンク
    (12;104;151)から排出され又は溢れる第一
    処理液(42)の洗浄と帰還とを連続して行う工程; (i)場合によっては、第二処理液、好ましくはフラッ
    シング液(47)を使って前記工程(c)〜(h)を1
    回又は複数回繰り返す工程。 (k)洗浄タンク(12;104;151)を気密に閉
    じ、3分〜10分の間60mbar〜350mbarの
    負圧を生成する工程; 以上の工程を有する方法。
  2. 【請求項2】 フラッシング液(47)として完全脱塩
    水を用い、これを前記工程(i)後に洗剤と混合し、後
    続のプロセスを実施するため清浄液(42)として用い
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 特にmm範囲の粒径の微粒状気流を生成
    することを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 気体(141)を、断続的に圧力を高め
    て脈動的に液体(47)中に入れることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 気体(141)が空気であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 気体(141)が、加工品(30;11
    0,120)の表面と化学反応を起こさず及び/又はか
    かる化学反応を促進しない不活性ガスであることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 清浄剤(42)が、加工品(30;11
    0,120)の表面と化学反応を起こさず、及び/又
    は、かかる化学反応を促進しない軟質脂溶性清浄剤を加
    えた水であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 清浄剤が中性乃至弱アルカリ性であるこ
    とを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 押込んだ気体(141)が液体(42;
    47)と同じ温度であることを特徴とする請求項1〜8
    のいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 加工品(110,110′)をばら物
    として液貫流可能なドラム(106)に詰め込み、ドラ
    ム(106)を液体(42;47)中に浸漬し、気体粒
    がドラム(106)を貫流することを特徴とする請求項
    1〜9のいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項記載の
    方法を実施する装置であって、 −気密に閉鎖可能な洗浄タンク(12;104;15
    1); −加工品(30;110,120)、特に金属加工品
    (30;110,120)用に洗浄タンク(12;10
    4;151)内に配置した受容装置(28;118;1
    52); −処理液(42;47)用の少なくとも1つのタンク
    (14;16); −受容装置(28;118;152)の上に配置した無
    圧サージシャワー(52;113;157); −タンク(14;16)を無圧サージシャワー(52;
    113;157)と連絡する第一配管・バルブ系(4
    1,41a,43,51,51a); −タンク(14;16)を洗浄タンク(12;104;
    151)の排出口(65)と連絡する第二配管・バルブ
    系(66,67,67a); −タンク(14;16)を洗浄タンク(12;104;
    151)の越流部(38;111)と連絡する第三配管
    ・バルブ系(40,40a); −洗浄タンク(12;104;151)内の受容装置
    (28;118;152)の範囲に配置した気体噴入装
    置(22,122); −気体噴入装置(22;122)を気体容器(60)と
    連絡する第四配管・バルブ系(61); −1つの真空ポンプ(70); −真空ポンプ(70)を洗浄タンク(12;104;1
    51)の内部空間と連絡する第五配管・バルブ系(7
    1,71a);そして −第一〜第五配管・バルブ系(41,41a,43,5
    1,51a;66,67,67a;40,40a;6
    1;71,71a)をプログラム制御式に操作する制御
    装置(75); を有する装置。
  12. 【請求項12】 気体噴入装置(22;121)が、液
    体(42;47)の方を向き孔(64;128,12
    9)を備えた壁を有し、該壁を通して気体(141)を
    液体(42;47)中に押込可能であることを特徴とす
    る請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 穿孔壁が洗浄タンク(12;104;
    151)の底面全体を覆うことを特徴とする請求項12
    記載の装置。
  14. 【請求項14】 壁が洗浄タンク(104)内で横方向
    にも延び、気体(141)が側面の孔(128)を通し
    て、気流が横方向に少なくとも洗浄タンク横断面の中心
    に到達するような圧力で押込可能であることを特徴とす
    る請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 気体噴入装置(22;122)が容器
    (12;104;151)内に受容可能な二重壁物体
    (63;126)として構成してあり、液体(42;4
    7)の方を向いたその側面に孔(64;128,12
    9)を備えていることを特徴とする請求項11〜14の
    いずれか1項記載の装置。
  16. 【請求項16】 物体(63;126)がセグメント状
    に細分してあり、セグメント部分(130,134,1
    35)に互いに独自に気体(141)を負荷可能である
    ことを特徴とする請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】 物体(63;126)の壁を穿孔薄鋼
    板として構成したことを特徴とする請求項14又は15
    記載の装置。
  18. 【請求項18】 気体噴入装置を多孔質セラミックとし
    て構成したことを特徴とする請求項11〜14のいずれ
    か1項記載の装置。
JP4323813A 1991-11-22 1992-11-10 金属加工品の清浄方法及び装置 Pending JPH0623332A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4138432A DE4138432C1 (ja) 1991-11-22 1991-11-22
DE4138432.6 1991-11-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0623332A true JPH0623332A (ja) 1994-02-01

Family

ID=6445354

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP024894U Pending JPH0661968U (ja) 1991-11-22 1992-03-26 金属加工品の清浄装置
JP4323813A Pending JPH0623332A (ja) 1991-11-22 1992-11-10 金属加工品の清浄方法及び装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP024894U Pending JPH0661968U (ja) 1991-11-22 1992-03-26 金属加工品の清浄装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5268035A (ja)
EP (1) EP0543318A1 (ja)
JP (2) JPH0661968U (ja)
KR (1) KR930010231A (ja)
CN (1) CN1072738A (ja)
BR (1) BR9204611A (ja)
CZ (1) CZ344492A3 (ja)
DE (1) DE4138432C1 (ja)
HU (1) HUT62828A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012073247A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Soonchunhyang Univ Industry Academy Cooperation Foundation 沈積スラッジの物理化学的洗浄方法
JP2019048255A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 大同特殊鋼株式会社 金属切削屑の洗浄方法および洗浄装置
JP2020012178A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 株式会社不二越 洗浄システム

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2040989A1 (en) * 1990-05-01 1991-11-02 Ichiro Yoshida Washing/drying method and apparatus
JPH067750A (ja) * 1992-06-29 1994-01-18 Nippon Seiko Kk 減圧脱脂乾燥方法
DE9300476U1 (de) * 1993-01-15 1993-04-08 Völkl, Thomas, 83052 Bruckmühl Vorrichtung zur Reinigung von verschmutzten Gegenständen
FR2702282B1 (fr) * 1993-03-05 1995-06-02 Jacques Caudrelier Procédé et appareil pour le dégraissage d'un câble à fibres optiques.
DE4317862A1 (de) * 1993-05-28 1994-12-01 Aichelin Ind Ofen Verfahren und Vorrichtung zum Reinigen von metallischen Werkstücken
DE4325133A1 (de) * 1993-07-27 1995-02-02 Wack O K Chemie Gmbh Verfahren zum Reinigen von Gegenständen
DE4326239C2 (de) * 1993-07-31 1997-06-05 Korsch Pressen Gmbh Tablettier-, Dragier- oder Granuliermaschine, insbesondere Rundlauf-Tablettenpresse
AU2085095A (en) * 1994-03-31 1995-10-23 Eiichi Sugiura Washing device and oily water separator and filtration device which are optimal for use with the washing device
DE4420604C2 (de) * 1994-06-13 2003-05-08 Wmv Appbau Gmbh & Co Kg Vakuum-Zentrifugiereinrichtung und Reinigungsverfahren
US5492139A (en) * 1994-08-01 1996-02-20 B&S Research, Inc. Method and apparatus for remediating contaminated material
DE19541436C2 (de) * 1995-11-07 1998-10-08 Steag Micro Tech Gmbh Anlage zur Behandlung von Gegenständen in einem Prozeßtank
DE19546602C2 (de) * 1995-12-13 2003-02-20 Wmv Appbau Gmbh & Co Kg Vakuum-Zentrifugiereinrichtung und Vakuum-Reinigungs- und Trocknungsverfahren
DE10014579B4 (de) * 2000-03-27 2007-09-06 Haug Chemie Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Entfernen von Beschichtungsmitteln von Teilen
CN1920105B (zh) 2003-10-22 2010-12-08 内克斯系统公司 用于对工件进行流体处理的方法和设备
US7727366B2 (en) 2003-10-22 2010-06-01 Nexx Systems, Inc. Balancing pressure to improve a fluid seal
US20050283993A1 (en) * 2004-06-18 2005-12-29 Qunwei Wu Method and apparatus for fluid processing and drying a workpiece
US7604702B2 (en) * 2004-10-29 2009-10-20 Crest Ultrasonics Corp. Method, apparatus, and system for bi-solvent based cleaning of precision components
DE102007016246B4 (de) * 2007-04-04 2019-02-21 Ecoclean Gmbh Verfahren zur Bereitstellung eines Reinigungsmediums und Verfahren und Reinigungsvorrichtung zur Reinigung eines Werkstücks
US9166139B2 (en) * 2009-05-14 2015-10-20 The Neothermal Energy Company Method for thermally cycling an object including a polarizable material
KR101589720B1 (ko) * 2014-05-21 2016-01-28 재단법인 한국화학융합시험연구원 강재류를 강 알칼리 전해수를 이용하여 세정하는 장치
JP2017140605A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 光洋機械産業株式会社 洗浄方法及びこの洗浄方法に用いられる洗浄装置
CN107971181B (zh) * 2017-11-16 2020-02-14 上海善巧碳素设备科技有限公司 增压式浸渍系统及其浸渍方法
KR101988019B1 (ko) * 2018-03-28 2019-06-12 (주)에스에이테크 기계부품 세척 시스템 및 방법
BE1026754B1 (nl) * 2018-10-30 2020-06-04 Indusclean Nv Reiniging van industriële componenten
CN110280440A (zh) * 2019-07-23 2019-09-27 通海云石工贸有限公司 钢结构扣接件生产涂料装置
CN112808680B (zh) * 2019-11-15 2022-11-01 清华大学 一种基于流化床的穿衣颗粒不合格品回收系统
CN113289968B (zh) * 2021-04-07 2022-04-12 岭东核电有限公司 乏燃料组件的处理设备及方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5667570A (en) * 1979-11-06 1981-06-06 Hitachi Jidoushiya Buhin Hanba Washer

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2567820A (en) * 1947-01-13 1951-09-11 Ernest A Messerschmidt Cleaning machine for machine parts and the like
FR1410251A (fr) * 1964-06-17 1965-09-10 Procédé et dispositif de lavage et de séchage notamment pour seringues
US3460990A (en) * 1964-10-12 1969-08-12 Donald J Barday Method for cleaning objects with solvent
IT1023355B (it) * 1977-01-28 1978-05-10 Fontana Giancarlo Procedimento e apparecchiatura per lavare in particolare frutta e verdura
BE878150A (fr) * 1978-08-09 1980-02-08 Atomic Energy Authority Uk Perfectionnements a un procede pour extraire une matiere par lixiviation
CH637041A5 (en) * 1979-03-13 1983-07-15 Ciba Geigy Ag Plug cleaning device
SU977374A1 (ru) * 1979-10-26 1982-11-30 За витель Способ мойки тары в герметичной камере
DE8437870U1 (de) * 1984-12-22 1986-02-13 Wache Oberflächentechnik GmbH & Co KG, 2000 Norderstedt Vorrichtung zum Waschen von vorzugsweise metallischen Werkstücken
DE3715332A1 (de) * 1987-05-08 1988-12-01 Bielefeld Maschinenbau Gmbh Verfahren und vorrichtung zum reinigen von werkstuecken
DE3805565A1 (de) * 1988-02-23 1989-08-31 Gut Ges Umweltschonende Tech Verfahren und vorrichtung zum reinigen von verschmutzten teilen
DE3930880A1 (de) * 1989-01-11 1990-07-12 Edmund Hirner Verfahren und vorrichtung zum reinigen, insbesondere entfetten verschmutzter teile durch spuelen und/oder bespritzen
JPH0757913B2 (ja) * 1989-10-27 1995-06-21 オリエンタルエンヂニアリング株式会社 脱脂洗浄方法および装置
US5106425A (en) * 1990-10-22 1992-04-21 Baxter International, Inc. Method for maintaining a flammable solvent in a non-flammable environment

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5667570A (en) * 1979-11-06 1981-06-06 Hitachi Jidoushiya Buhin Hanba Washer

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012073247A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Soonchunhyang Univ Industry Academy Cooperation Foundation 沈積スラッジの物理化学的洗浄方法
JP2014238412A (ja) * 2010-09-28 2014-12-18 スンチュンヒャン ユニバーシティ インダストリー アカデミー コオペレーション ファウンデーション 沈積スラッジの物理化学的洗浄方法
JP2019048255A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 大同特殊鋼株式会社 金属切削屑の洗浄方法および洗浄装置
JP2020012178A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 株式会社不二越 洗浄システム

Also Published As

Publication number Publication date
DE4138432C1 (ja) 1993-02-18
CN1072738A (zh) 1993-06-02
EP0543318A1 (de) 1993-05-26
CZ344492A3 (en) 1993-09-15
HUT62828A (en) 1993-06-28
BR9204611A (pt) 1993-05-25
KR930010231A (ko) 1993-06-22
HU9203642D0 (en) 1993-03-01
US5268035A (en) 1993-12-07
JPH0661968U (ja) 1994-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0623332A (ja) 金属加工品の清浄方法及び装置
JP3013635B2 (ja) 金属の工作物をクリーニングする方法および装置
US5653820A (en) Method for cleaning metal articles and removing water from metal articles
RU2691443C2 (ru) Обрабатывающее устройство и способ обработки для травления и фосфатирования металлических деталей
US20180023169A1 (en) Production line for producing national-standard magnesium alloy ingots on the basis of magnesium alloy waste material
JPH07127972A (ja) 横転式遠心洗浄乾燥装置
JP2015202421A (ja) 洗浄方法及び洗浄装置
CN212397422U (zh) 一种大型零件清洗装置
CN111636059A (zh) 一种钢材的防腐蚀方法及其防腐蚀钢材
JPH0841667A (ja) 金属帯材の洗浄方法
JP3049377B2 (ja) 金属材料の脱脂洗浄装置
JP3184672B2 (ja) 金属品洗浄方法及び金属品洗浄装置
JP3273339B2 (ja) 脱脂洗浄方法および装置
GB2104104A (en) Cleaning of chemically treated articles
JP3784892B2 (ja) 洗浄方法及びその装置
JPH07155716A (ja) 洗浄方法及び洗浄装置
JPS6145155Y2 (ja)
RU2218215C2 (ru) Устройство для очистки поверхности металлических изделий
JPH07502567A (ja) 金属細長片からスケールを除去する方法、装置および塩
EP1418254A2 (en) Process and apparatus for the preparation of materials to be subjected to finishing treatments
JPH07171524A (ja) 被処理物の洗浄方法とその装置
Tulinski Selecting an aqueous cleaning system
JP2003306778A (ja) 塗装前処理装置
WO2003091481A1 (fr) Procede d'activation d'une surface d'un element pere et systeme d'activation associe
Wyatt Cleaning techniques for functional finishes: From aluminum to magnesium & super-nickel alloys