JPH06232356A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06232356A
JPH06232356A JP50A JP1994593A JPH06232356A JP H06232356 A JPH06232356 A JP H06232356A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 1994593 A JP1994593 A JP 1994593A JP H06232356 A JPH06232356 A JP H06232356A
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JP
Japan
Prior art keywords
oxide film
epitaxial layer
well region
bipolar transistor
forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP50A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Umetsu
好文 梅津
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP50A priority Critical patent/JPH06232356A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一エピタキシャル層上にNPNおよびPN
Pバイポーラトランジスタを形成する半導体装置におい
て、両タイプのトランジスタが共に良好な特性が得られ
る製造方法を提供する。 【構成】 Nウェル領域6およびPウェル領域5の形成
工程あるいは素子間分離領域形成工程においてNウェル
領域6上に厚い酸化膜19,15を形成し、その後除去
する。 【効果】 NPNバイポーラトランジスタのエピタキシ
ャル層4膜厚を適正に形成することができ、NPNバイ
ポーラトランジスタの高周波特性および飽和特性の劣化
を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置の製造方法
に関し、特に同一エピタキシャル上にNPNバイポーラ
トランジスタとPNPバイポーラトランジスタとを共存
させた半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の多種化、多様化、高
性能化に伴い、その装置や製造方法もますます複雑なも
のとなってきている。図3、図4は従来のNPNバイポ
ーラトランジスタとPNPバイポーラトランジスタとの
製造方法を示す工程断面図である。図において右側がN
PN、左側がPNPバイポーラトランジスタを示してい
る。
【0003】図3(a)に示すように、P型半導体基板
1上に酸化膜(膜厚1000〜2000オンク゛ストローム)パ
ターンを形成し、この酸化膜パターン20をマスクとし
てN型不純物(Sb、As等)をイオン注入してN+
込層2を形成する。次に図3(b)に示すように酸化膜
パターン20除去後、全面に酸化膜を形成したのち、レ
ジストパターン22をマスクとしてP型不純物(B等)
をイオン注入する。レジストパターン22除去後熱処理
をしてP+埋込層3を形成する。次に図3(c)に示す
ように酸化膜21を全面除去したのちN型不純物層4を
エピタキシャル成長法により0.5〜5.0μm成長さ
せる(以下、このN型不純物層をN型エピタキシャル層
4と称す)。
【0004】次に図4(a)に示すように薄膜酸化膜2
3、ポリシリコン膜24、窒化膜25をデポする。その
後Pウェル領域5を形成すべき箇所の窒化膜25をレジ
スト(図示なし)をマスクとして除去し、P型不純物を
イオン注入する。その後酸化膜7を形成する。この酸化
膜7をマスクとしてN型エピタキシャル層4にN型不純
物をイオン注入してNウェル領域6を形成する。その後
酸化膜7を全面除去する。次に図4(b)に示すように
薄膜酸化膜26、多結晶シリコン膜27デポ後、窒化膜
28をLPCVD法により形成したのち、素子間分離領
域外をレジストパターン29で被覆して、窒化膜28除
去を行う。次に図4(c)に示すようにレジストパター
ン29除去後、厚膜酸化を行い素子間分離領域に酸化膜
15を形成する。
【0005】その後、所要の工程を経て図5に示す半導
体装置が完成する。図において、右側が、NPNバイポ
ーラトランジスタの断面図であり、コレクタは、N+
込層2、Nウェル6、コレクタウオール11により、
又、ベースは、真性ベース9a、外部ベース9b、によ
り構成されている。エミッタ層10は、多結晶シリコン
引き出し電極8を有する構造となっている。左側が、P
NPバイポーラトランジスタの断面図であり、P型半導
体基板1との電気的絶縁層をなすN+埋込層2上に形成
されたP+埋込層3、Pウェル5、及びコレクタウオー
ル12によりコレクタは構成され、ベースは、真性ベー
ス13a、外部ベース13bにより構成されている。エ
ミッタ層14は、イオン注入エミッタであり自己整合的
に作製されている。素子間分離領域は、酸化厚膜15及
び、酸化厚膜15下に作製されたP+埋込層16(図
3,4のP+埋込層3が相当)、Pウェル17(図3,
4のPウェル5が相当)、P+アイソレーション18に
より形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のNPNおよびP
NPのバイポーラトランジスタを同一エピタキシャル層
上に形成する製造方法は以上のようであり、基板1上に
形成されるN型エピタキシャル層4はPNPバイポーラ
トランジスタの耐圧を保証するために充分深く形成する
必要があった。このため同一N型エピタキシャル層4上
に形成されるNPNバイポーラトランジスタのNウェル
領域6の深さも深くなり、高周波特性(遮断周波数)が
犠牲になり高速化の妨げとなるという問題があった。
又、コレクタとベース間に電圧をかけたときのトランジ
スタの正特性についてもNウェル領域6部分での消費が
大きく飽和特性の劣化を生ずるという問題があった。
【0007】本発明は上記の様な問題点を解決するため
になされたもので、NPNバイポーラトランジスタの高
周波特性及び飽和特性の劣化を生ずることなく同一エピ
タキシャル層上にPNPバイポーラトランジスタとNP
Nバイポーラトランジスタとの2装置を形成する製造方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に上記エピタ
キシャル層を形成する工程と、上記エピタキシャル層に
Nウェル領域を形成する工程と、上記Nウェル領域上に
厚膜酸化膜を形成する工程と、上記厚膜酸化膜をマスク
としてPウェル領域を形成する工程と、上記厚膜酸化膜
を除去する工程とを備え、上記厚膜酸化膜の膜厚により
上記Nウェル領域のエピタキシャル層厚を低減するよう
にしたものである。
【0009】又、この発明の請求項2に係る半導体装置
の製造方法は、半導体基板上にNウェルおよびPウェル
領域を形成した後、素子間分離領域およびNウェル領域
に厚膜酸化膜を形成する工程と、上記NPNバイポーラ
トランジスタのベース領域上の上記厚膜酸化膜を除去す
る工程とを備え、上記厚膜酸化膜の膜厚により上記Nウ
ェル領域のエピタキシャル層厚を低減するようにしたも
のである。
【0010】
【作用】この発明における半導体装置の製造方法は、同
一エピタキシャル層上にNPNおよびPNPのバイポー
ラトランジスタを形成する工程において、ウェル形成工
程あるいは素子間分離領域形成工程のいずれか一工程又
は両工程においてNウェル上に厚い酸化膜を形成しその
後除去するようにしたので、NPNバイポーラトランジ
スタのエピタキシャル層膜厚を適正な値にまで薄く形成
することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図を用いて説明す
る。なお、従来の技術の説明と重複する部分については
適宜、その説明を省略する。
【0012】実施例1.図1はこの発明の一実施例のN
PNバイポーラトランジスタとPNPバイポーラトラン
ジスタとの製造方法を示す工程断面図である。図におい
て従来例と同一のものについては同番号を附して示す。
また、図1(a)に至るまでの工程は従来の図3(a)
(b)(c)と同じ工程であるのでその詳細な説明は省
略する。次に図1(a)に示すように、薄膜酸化膜2
3、ポリシリコン膜24および窒化膜25をデポ後、N
ウェル領域6を形成すべき箇所のN型エピタキシャル層
4にN型不純物を注入し、厚い酸化膜19を堆積させ
る。この厚膜酸化膜19をマスクとしてPウェル領域5
にあたるN型エピタキシャル層4にP型不純物をイオン
注入したのち熱処理をし、Pウェル領域5を形成する。
その後厚膜酸化膜19を含む酸化膜を全面除去する。こ
のとき厚膜酸化膜19の膜厚を調整することによりNウ
ェル領域6のN型エピタキシャル層4の膜厚をPウェル
領域5のエピタキシャル層4の膜厚より薄く形成するこ
とができる。
【0013】次に図1(b)に示すように薄膜酸化膜2
6、多結晶シリコン膜27デポ後、窒化膜28をLPC
VD法で形成する。その後素子間分離のためにレジスト
パターン30を形成し、これをマスクとして窒化膜28
を除去する。このときNウェル領域6上の窒化膜28も
除去する。次に図1(c)に示すように、レジストパタ
ーン30を除去したのち厚膜酸化を行い、素子間分離領
域に酸化膜15を形成する。このときNウェル領域6上
にも酸化膜15が形成されNウェル領域6のN型エピタ
キシャル層4の膜厚はこの酸化膜15によってさらに薄
くすることができる。次にNPNトランジスタのベース
領域上の酸化膜15を除去する。
【0014】その後、所要の工程を経て図2に示したN
ウェル領域6およびPウェル領域にそれぞれNPNおよ
びPNPバイポーラトランジスタが製造される。図にお
いて左側がPNPバイポーラトランジスタ、右側がNP
Nバイポーラトランジスタである。なお、図中に附して
ある番号はいずれも図5で示した従来例のものと同等で
あるので詳細な説明は省略する。
【0015】実施例2.上記実施例1では図1に示すよ
うにNおよびPウェル領域6、5形成工程および素子間
分離酸化膜15形成工程の2工程において、酸化膜1
5、19厚を調整することによりNウェル領域6である
N型エピタキシャル層4厚を低減させるようにした例に
ついて説明したが、必ずしも2工程を行う必要はなく、
どちらか1工程のみの場合でも上記実施例1と同様の効
果を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のようにこの発明によればNPNバ
イポーラトランジスタのエピタキシャル層上部をNウェ
ル領域形成時または素子間分離領域形成時に酸化し、こ
の酸化膜厚を調整することによって所望の深さのエピタ
キシャル層膜厚を形成するようにしたのでNPNバイポ
ーラトランジスタのエピタキシャル層膜厚を適正な値に
薄く形成することができ、NPNバイポーラトランジス
タの高周波特性(遮断周波数)及び飽和特性を劣化させ
ることがなく、同一エピタキシャル層にNPNおよびP
NPバイポーラトランジスタを両者、良好な特性を有す
るトランジスタとして形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の半導体装置の製造方法の
要部を示す工程断面図である。
【図2】この発明の実施例1の半導体装置の要部断面図
である。
【図3】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面図
である。
【図4】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面図
である。
【図5】従来の半導体装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 P型半導体基板 2 N+埋込層 3 P+埋込層 4 N型エピタキシャル層 5 Pウェル 6 Nウェル 15 素子間分離酸化膜 19 厚い酸化膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一エピタキシャル層上にNPNおよび
    PNPのバイポーラトランジスタを形成する半導体装置
    の製造方法において、半導体基板上に上記エピタキシャ
    ル層を形成する工程と、上記エピタキシャル層にNウェ
    ル領域を形成する工程と、上記Nウェル領域上に厚膜酸
    化膜を形成する工程と、上記厚膜酸化膜をマスクとして
    Pウェル領域を形成する工程と、上記厚膜酸化膜を除去
    する工程とを備え、上記厚膜酸化膜の膜厚により上記N
    ウェル領域のエピタキシャル層厚を低減するようにした
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 同一エピタキシャル層上にNPNおよび
    PNPのバイポーラトランジスタを形成する半導体装置
    の製造方法において、半導体基板上にNウェルおよびP
    ウェル領域を形成した後、素子間分離領域およびNウェ
    ル領域に厚膜酸化膜を形成する工程と、上記NPNバイ
    ポーラトランジスタのベース領域上の上記厚膜酸化膜を
    除去する工程とを備え、上記厚膜酸化膜の膜厚により上
    記Nウェル領域のエピタキシャル層厚を低減するように
    したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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