JPH04370964A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH04370964A
JPH04370964A JP4039689A JP3968992A JPH04370964A JP H04370964 A JPH04370964 A JP H04370964A JP 4039689 A JP4039689 A JP 4039689A JP 3968992 A JP3968992 A JP 3968992A JP H04370964 A JPH04370964 A JP H04370964A
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JP
Japan
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region
impurity
semiconductor device
bipolar transistor
manufacturing
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JP4039689A
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Yong-Ok Kim
金 英玉
Jong-Mil Yun
尹 鍾密
Jun-Ui Song
宋 ▲ジュン▼儀
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Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/08Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイポーラトランジス
タとMOS電界効果トランジスタを同一半導体基板上に
形成する半導体装置の製造方法に係り、特に高性能のバ
イポーラトランジスタおよびMOS電界効果トランジス
タが実現できる半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一つの半導体基板上に他の半導体素子、
例えばバイポーラトランジスタBJTと相補形MOSト
ランジスタCMOSを形成する半導体集積回路装置(以
下、BiCMOS  LSIと称する)は1969年頃
から図られている(IEEE,Trans,Elect
ron  Devices,  Vol.DE−16,
No.11P945〜951,1969,11)。
【0003】BiCMOS  LSIの利点はバイポー
ラ集積回路の高速、高駆動能力、高性能アナログ回路の
利点と、CMOS集積回路の低消費電力、高集積度等の
利点を同一基板上で実現できるということであり、半導
体製造装置の設計者のとって使いよい技術として受け入
れられている。
【0004】BiCMOS  LSIの前述したような
利点をよく実現するためには、構成素子のうち一部素子
の長所を生かすために他の素子の長所が損なわれないよ
う各素子の長所を用いてデザインすべきである。
【0005】バイポーラトランジスタとMOS電界効果
トランジスタが一つの基板上に形成されるBiCMOS
において、高性能のBiCMOS製造のための一方法と
してMOS電界効果トランジスタの性能低下なしにバイ
ポーラトランジスタの特性を向上させる方法が提案され
ているが、これはバイポーラトランジスタの三つの領域
、即ちエミッタ、ベースおよびコレクタ領域のうちコレ
クタ領域の厚さおよび不純物濃度を変化させることによ
り可能である。
【0006】本発明は前記二つの方法、即ち、バイポー
ラトランジスタのコレクタ領域の厚さを変化させる方法
と不純物濃度を変化させる方法のうち、コレクタ領域の
不純物濃度を変化させる方法により高性能のBiCMO
Sを製造することを説明する。
【0007】
【数1】
【0008】前記二つの式はNPNバイポーラトランジ
スタの電気的特性を説明するもので、キャリア(car
rier)の素子走行時間とベース領域での電界に関す
るものである。前記(1)式において、τtはキャリア
の素子走行時間、Dnは電子拡散係数およびWbはベー
ス領域の厚さを意味し、前記(2)式において、ε(x
n)はベース領域の電界(xnはエミッタ領域と接する
ベース領域からコレクタ領域と接する領域までの間の任
意の距離)、Kはボルツマン(Boltzmann)常
数、Tは絶対温度、qは電荷量、aは1nN(0)/N
(Wb)  (N(0)はエミッタ領域と接するところ
でのアクセプタ(acceptor)個数、N(Wb)
はコレクタ領域と接するところでのアクセプタ個数)お
よびWbはベース領域の厚さを意味する。
【0009】前記(1)、(2)式を見れば、キャリア
の素子走行時間はベース領域の厚さの二乗に比例し、ベ
ース領域の電界はベース領域の厚さに逆比例することが
わかるが、通常、前記素子走行時間の逆数はバイポーラ
トランジスタの高周波特性を決定し、前記電界の大きさ
はバイポーラトランジスタの電流駆動力と関係される。 前記二つの式でベース領域の厚さWbが小さくなるほど
バイポーラトランジスタの高周波特性および電流駆動力
は向上されることがわかる。
【0010】ベース領域の厚さは色々の要素、例えばブ
レークダウン電圧、パンチスルー、エミッタとベースと
の間の静電容量およびベースとコレクタとの間の静電容
量等により適正な厚さを維持すべきであるが、前記色々
の要素をトレードオフ(trade  off)して定
められた厚さで素子を製造してもベースプッシュアウト
(Base  pushout)現象により前記定めら
れた厚さが拡張される場合が生ずる。
【0011】ベースプッシュアウトはバイポーラトラン
ジスタを電気的に導通させた場合、ベース領域からコレ
クタ領域に注入される多数キャリアの密度がコレクタの
不純物濃度と匹敵する時発生するもので、前記多数キャ
リアの注入はベース領域とコレクタ領域との間に作用す
る電界領域をコレクタ領域側に拡張させ、これは結局前
記コレクタ領域に電子とホールの高注入(HLI;Hi
gh−Level  Injection)を誘導する
(Kirk  effect)。この際ベースプッシュ
アウト現象を起こす臨界電流密度Jcは次の式で表現で
きる。
【0012】   Jc=qVs(Nc+2εS VcB /qWc2
 )・・・(3)この際、Jc;臨界電流密度、Vs;
ベース電圧、Nc;コレクタ領域の不純物濃度、εS 
;ベース領域の電界、VcB ;コレクタ−ベース電圧
、Wc;エピタキシアル層の有効厚さ(ベース−コレク
タ接合からN+ 埋立層までの間)を意味する。
【0013】前記(3)式で臨界電流密度Jcを増加さ
せるためには、Wc、即ち有効エピタキシアル層の厚さ
を減少させたり、Nc、即ちコレクタ領域の不純物濃度
を増加させるべきであることが推定できる。
【0014】図5は、有効エピタキシアル層の厚さ変化
によるバイポーラトランジスタの高周波特性、電流駆動
力およびブレークダウン電圧特性を示したもので、エピ
タキシル層の厚さを薄くするほど高周波特性(遮断周波
数fT )と電流駆動力IK を向上さえ得ることがわ
かる。したがって、高性能のバイポーラトランジスタを
製造するためにはブレークダウン電圧下で最小ベース領
域の厚さを決定し、前記決定されたベース領域の厚さが
前述のHLI(電子およびホールの高注入)により拡張
されないように前記コレクタ領域の不純物濃度および有
効エピタキシアル層の厚さを調整すべきである。
【0015】この際、前記不純物濃度および有効エピタ
キシアル層の厚さはHLIのみならずコレクタ領域の静
電容量、抵抗およびブレークダウン電圧に対してトレー
ドオフされた値であるべきである。
【0016】前述した高性能バイポーラトランジスタの
製造のための一連の要求は、前記バイポーラトランジス
タとMOS電界効果トランジスタが同一基板上に形成さ
れるBiCMOSの場合は、その製造方法において色々
の制約を受けるが、これは前記コレクタ領域の不純物濃
度増加および有効エピタキシアル層の厚さ低下が、MO
S電界効果トランジスタにおいては基板効果(Body
  Effect)およびS/D(ソース/ドレイン)
静電容量を増加させて、その特性劣化を招くからである
【0017】図1A〜図1Cおよび図2はバイポーラト
ランジスタの電気的特性向上のための一連の要求を受容
しながらも、MOS電界効果トランジスタの特性が劣化
しない方法で製造された高性能BiCMOSに関する。 まず、図1A〜図1Cはバイポーラ部の有効エピタキシ
アル層の厚さを減少する方法を示したもので、1983
年日本の日立社が出願したものを参照(優先権主張19
83年3月28日、83−53077)して説明する。
【0018】図1AはP型半導体基板10の一表面にひ
素Asにより高濃度の第1のN型埋立層(不純物濃度1
019/cm3 )12、ボロンBによるP型埋立層(
表面濃度1018/cm3 )14を選択的に形成する
。次いで、薄い酸化膜16(厚さ1000オングストロ
ーム)を形成した後、フォトレジストパターン18をマ
スクとしてバイポーラトランジスタのエミッタ領域の垂
直下段部に燐Pイオンを注入して第2のN型埋立層10
0aを形成する。この際、前記燐イオンは100KeV
のエネルギーで1×1014/cm2 濃度で注入され
る。
【0019】図1Bを参照すれば、前記イオン注入後、
1000℃、30分の熱処理をした後、N型エピタキシ
アル層40を2.5μmの厚さで形成し、再びP型ウェ
ル層20を形成した状態を図示したもので、前記エピタ
キシアル層40の不純物濃度は5×1015/cm3 
とし、Pウェル20の形成はボロンBのイオン注入によ
り不純物濃度1×1016/cm3 とする。
【0020】図1Cはエピタキシアル層40およびPウ
ェル層20を形成した後、通常のCMOS形成プロセス
および多結晶シリコンを用いたエミッタ84を有するバ
イポーラトランジスタ形成プロセスを通じて完成したB
iCMOSを示したもので、エピタキシアル成長以後の
全プロセスの熱処理は1000℃で約700分であり、
この熱処理により第2のN型埋立層100は第1のN型
埋立層12より上方に拡散される。基板温度が1000
℃の時、前記ひ素と燐の拡散係数は前者は3×10−2
(μm/hr1/2 )であり。後者は1×10−1(
μm/hr1/2 )で1桁以上の差が出る。
【0021】したがって、燐Pによる第2のN型埋立層
100の深さはひ素Asによる第1N型埋立層12に比
べて約1μm程薄くなっている表面からの深さは0.6
μmになる。この結果、NPNバイポーラトランジスタ
のカットオフ周波数fT は3.5GHzから5.0G
Hzに向上されることが確認でき、MOSトランジスタ
部のエピタキシアル層の厚さはそのままなので、エピタ
キシアル層の厚さの減少による接合容量の増加によるM
OSトランジスタの特性劣化なしにバイポーラトランジ
スタの周波数特性および電流駆動力を向上させることが
できて、高性能のBiCMOS実現を可能にした。
【0022】前記図1Aないし図1Cにおいて、未説明
符号中22はコレクタ領域、24はベース領域、26は
エミッタ領域、28はPMOSトランジスタの不純物領
域、30はNMOSトランジスタの不純物領域、35は
フィールド酸化膜、36はゲート酸化膜、45は絶縁膜
、50はバイポーラトランジスタの電極、60はPMO
Sトランジスタの電極、70はNMOSトランジスタの
電極、80はゲート電極、82および86はそれぞれ絶
縁膜を指す。
【0023】前記(1)、(2)式からわかるように、
バイポーラトランジスタの高周波特性および電流駆動力
を向上させるためには、ベース領域の厚さWbを減少す
るのが好適であり、前記減少されたベース厚さをHLI
により拡張させないためには、コレクタ領域の不純物濃
度が増加されるべきであることは明らかである。しかし
、互いに異なる素子が一つの基板上で形成されるBiC
MOSにおいては、前記HLI防止のためにNウェルの
不純物濃度を増加させれば、MOSトランジスタに基板
効果およびS/D(ソース/ドレイン)静電容量増加の
問題点が生じてその特性劣化を招く。
【0024】図2はバイポーラ部を構成するベース領域
とコレクタ領域との間に高濃度(Nウェルの不純物濃度
より高濃度)の不純物領域を形成したBiCMOSの垂
直断面図を示したもので、本発明が改善しようとする部
分である。
【0025】前記図2はかかるMOSトランジスタの特
性劣化なしにバイポーラトランジスタの性能を向上させ
る方法を提示したもので、選択的にイオン注入されたコ
レクタ(Selectively  Ion−impl
anted  Collector;以下、SICと称
する)工程を導入してその目的を達成する。
【0026】前記SIC工程(Reprinted  
with  permission  from  1
9th  Conference  Solid−St
ateDivices  and  Meterial
s,  pp.331〜334,  1987参照)は
バイポーラトランジスタを形成するためのウェル(We
ll)にソース領域を形成した後、エミッタ領域形成の
ための不純物注入窓を開け、前記窓を通じて不純物を注
入することによって自己整合的(Super  Sel
f−aligned  process  techn
ology;SST)に不純物領域200を形成する過
程よりなされる。
【0027】SICによる不純物領域200の形成方法
は、注入されるイオンの注入エネルギーを調節して所望
の領域に、所望の濃度の不純物層を形成する際は容易で
あるが、前記イオン注入技術(Ion  implan
tation  technology)は高水準の技
術と、これによる高額の費用が要求され、ソース領域と
コレクタ領域との間に形成される前記不純物領域200
の厚さが極めて薄いのでブレークダウン現象が生じ易く
、前記イオン注入過程で発生可能な結晶構造破壊により
漏れ電流問題が生ずることもあって素子の電気的特性を
低下させる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、高性能のBiCMOSを実現するための半導体
装置の製造方法を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明による半導体装置の製造方法は、バイポー
ラトランジスタとMOS電界効果トランジスタを同一な
半導体基板上に形成する半導体装置において、前記半導
体基板上にMOS電界効果トランジスタのウェルとバイ
ポーラトランジスタの活性領域を形成した後、前記バイ
ポーラトランジスタのエミッタ領域が形成される領域に
さらに不純物をドープすることを特徴とする。
【0030】
【作用】本発明は、MOSトランジスタの損傷なしにバ
イポーラトランジスタで発生する高注入によるベース領
域の拡張現象(Base  pushout)を防止す
ることにより素子の周波数特性および電流駆動力を向上
させる。
【0031】
【実施例】以下、添付した図面に基づき本発明をさらに
詳細に説明する。図3Aないし図7Jは本発明によるB
iCMOS製造方法を示した断面図である。
【0032】まず、図3Aはエピタキシアル層にバイポ
ーラトランジスタの活性領域およびPMOSトランジス
タのウェルを形成するために不純物をドープする工程を
示したもので、低濃度でP型不純物がドープされた半導
体基板10にLOCOS(Local  Oxidat
ion  of  Silicon)法により自己整合
的に高濃度の埋立層12,14を形成した後、N− エ
ピタキシアル層40を、例えば5E14電子/cm3 
濃度で、約1.7〜3μm程度の厚さで高濃度の埋立層
が形成されている前記半導体基板10上に形成する。こ
の際、前記高濃度の埋立層12,14はN+ 埋立層1
2がP埋立層14により覆われるように形成されるが、
これは前記N+ 埋立層12が形成される領域にN型不
純物で、例えばAsイオンを、ドーズ量1015電子/
cm2 として注入した後、その表面(N+ 埋立層が
形成される領域の表面)を酸化することにより酸化膜を
形成し、前記酸化膜をマスクとして前記P埋立層14が
形成される領域にP型不純物で、例えばBイオンを、ド
ーズ量1013電子/cm2 として注入することによ
り形成可能である。埋立層形成のための前述した工程に
よれば、前記酸化膜が基板を浸透した深さほどN  +
 埋立層の表面を蝕刻するので、結局前記N+ 埋立層
は前記P埋立層表面より削られた形態で形成されるが、
これは素子特性全体に及ぼす影響がごく僅かなので無視
できる。
【0033】次いで、前記エピタキシアル層40の全面
を表面酸化して酸化膜(SiO2 )16を形成し、前
記酸化膜上に窒化膜、例えばSi3N4 膜18を積層
した後、前記N+ 埋立層12を形成するために使われ
たマスクパターンをサイジング(sizing)したマ
スクを用いて前記Si3 N4 膜を部分的に除去する
ことによりバイポーラトランジスタの活性領域およびP
MOSトランジスタのウェル領域形成のための不純物ド
ープ窓を形成する。前記活性領域およびウェル領域は前
記ドープ窓を通じて注入されたN型不純物、例えばP(
Phosphorus)イオンによりN+ 埋立層12
に対応されるように形成される。
【0034】図3Bは不純物拡散層300aを形成する
工程を示したもので、N型不純物がドープされている前
記エピタキシアル層40の全面にフォトレジストを塗布
した後、エミッタ領域を露出するための窓(windo
w)が作られるように、前記フォトレジストをパターニ
ングすることにより不純物拡散領域形成のためのフォト
レジストパターン90aを形成し、前記フォトレジスト
パターンをマスクとして基板全面にN型不純物を注入す
る。この際、前記N型不純物の濃度は前述した通り、高
注入(HLI;High−Level  Inject
ion)によるベース拡張(Base  pishou
t)が起こらない程度の濃度であるべきであるが、本発
明では前記不純物拡散領域300aが2回の熱工程によ
り最終的にその形が決定された不純物拡散領域(図4D
参照)300の濃度が5×1016電子/cm3 にな
るようその濃度を決定した。前記濃度がこれのみに制限
されなく、高注入によるベース拡張現象が生じない範囲
の濃度(エピタキシアル層の濃度、N領域42aの濃度
および色々の条件により可変的である)で拡大されうる
ことは本発明の分野において通常の知識を持つものによ
って可能であることは明らかである。
【0035】前記図3Bにより形成された不純物拡散領
域300aは、従来の方法(図2参照)のイオン注入技
術よりもその工程上の難易度が小さくて製造が容易であ
るのみならず、従来の方法で言及したような薄い不純物
領域(図2参照)200によるブレークダウンの危険性
が少ないので高信頼度の素子製造が容易である。
【0036】図4CはLOCOS法を用いて自己整合的
にNMOSトランジスタのPウェルおよびバイポーラ部
とMOS部を電気的に絶縁させる領域を形成する工程を
示したもので、前記Si3 N4 膜を熱酸化に対して
エピタキシアル層を保護するマスクとして、N領域42
aの表面に酸化膜SiO2 19を形成した後、Si3
 N  4 膜を除去し、前記Si3 N4 膜が除去
されたところを不純物注入に対する窓としてP型不純物
、例えばB(Boron)イオンを注入することにより
自己整合的にP領域44aを形成する。この際、前記N
領域および不純物拡散領域(図3Bの42aおよび30
0a)はN+ 埋立層を向いて拡散された形で再形成(
図4Cの42aおよび300a)になるが、これは前記
熱酸化工程時、供給される熱エネルギーによる不純物イ
オンの拡散による結果であって、本発明の目的を達成す
るために必要な大事な現象である。
【0037】図4Dは素子分離膜35およびNウェル、
Pウェルを形成する工程を示したもので、素子分離膜を
形成しようとする領域を除いた領域に熱酸化工程に対し
てエピタキシアル層を保護するマスクの役割を果たすた
めに部分的にSi3 N4 膜を形成した後、前記熱酸
化工程を行って活性領域以外の領域(素子分離膜を形成
しようとする領域)に、例えば約5000オングストロ
ーム程度の厚さを有するアイソレーション用素子分離膜
(SiO2 )35を形成する。
【0038】前記素子分離膜35を形成するための工程
は前記酸化膜19を除去した後行うので、前記酸化膜除
去により若干の屈曲のある表面(図3Aで説明した通り
の原理)で行われるが、前記屈曲は素子特性に及ぼす影
響がごく僅かなので無視できる。また、前記素子分離膜
形成のための熱酸化工程時、基板に供給される熱エネル
ギーはN領域42a、P領域44aおよび不純物拡散領
域300a内にある不純物イオンに活性エネルギーを供
給して、それらの拡散によりNウェル、Pウェルおよび
不純物拡散領域300が形成されるようにする。
【0039】前記酸化膜19および素子分離膜35の形
成のための2回の熱酸化工程は本発明が達成しようとす
る目的のために必要な大事な工程であって、前記2回の
熱酸化工程により前記不純物拡散領域300の不純物濃
度およびその深さを調節することができる。
【0040】図5Eはコレクタ電極の抵抗性接触のため
の高濃度の不純物領域22を形成する工程を示したもの
で、素子分離膜35が形成されているエピタキシアル層
の全面にフォトレジストを塗布した後、コレクタ電極が
形成される領域上にある前記フォトレジストを部分的に
除去してフォトレジストパターン90bを形成し、前記
フォトレジストパターンをマスクとして前記エピタキシ
アル層の全面にN型不純物で、例えばPイオンを高濃度
で注入することにより、前記高濃度の不純物領域22を
形成する。この際、前記不純物領域の不純物濃度は10
19電子/cm  3 程度であり、コレクタの直列抵
抗を減少させて、素子の電気的特性を改善しようとする
目的で形成される。
【0041】図5Fはゲート電極80およびNMOSト
ランジスタの低濃度のソースおよびドレイン不純物領域
30aを形成する工程を示したもので、フォトレジスト
パターン90bが除去されたエピタキシアル層の全面に
ゲート酸化膜(SiO2 )36を約300オングスト
ローム程度の厚さで形成した後、前記ゲート酸化膜の全
面に不純物がドープされた多結晶シリコン層を積層して
から蝕刻工程を行ってゲート酸化膜を介した前記ゲート
電極80を形成し、前記ゲート電極が形成されているエ
ピタキシアル層の全面にフォトレジストを塗布した後、
NMOSトランジスタが形成される領域上の前記フォト
レジスト除去してフォトレジストパターン90cを形成
した後、前記フォトレジストパターン90cをマスクと
してN型不純物で、例えばPイオンを低濃度でドープす
ることにより前記低濃度のソースおよびドレイン不純物
領域30aを形成する。
【0042】図6GはNMOSトランジスタのLDD構
造を作るためのスペーサ81、ベース領域の抵抗性接触
のための高濃度不純物領域24aおよびPMOSトラン
ジスタのソースおよびドレイン不純物領域28を形成す
る工程を示したもので、ゲート電極80が形成されてい
る前記エピタキシアル層の全面に酸化膜を薄く形成した
後、異方性蝕刻工程を行って前記ゲート電極の側壁にス
ペーサ81を形成し、結果物上にNMOSトランジスタ
部のエピタキシアル層が露出されるように窓が形成され
たフォトレジストパターンを形成した後(図示せず)、
前記パターンをマスクとしてN型不純物を注入すること
によりNMOSトランジスタのLDD構造を完成する。 次いで、PMOSトランジスタ部と前記ベース領域が形
成される領域のエピタキシアル層が露出される窓が形成
されたフォトレジストパターン90dを結果物上に形成
した後、P型不純物で、例えばBF2 + イオンを注
入することによりベース領域の抵抗性接触のための前記
高濃度の不純物領域24aおよびPMOSトランジスタ
の前記ソースおよびドレイン不純物領域28を形成する
【0043】図6Hはベース領域24を形成する工程を
示したもので、結果物の全面にフォトレジストを塗布し
た後、ベース領域が形成される領域上の前記フォトレジ
ストを部分的に除去してフォトレジストパターン90e
を形成し、前記フォトレジストパターンをマスクとして
P型不純物で、例えばB(Boron)イオンをドープ
することにより前記ベース領域24を完成する。この際
、前記ベース領域の深さ(表面を基準として)が前記不
純物拡散領域300より薄くすべきことは詳細に言及し
なかったが明らかな事実である。
【0044】図7Iはエミッタ電極を形成する工程を示
したもので、ベース領域24が形成されているエピタキ
シアル層の全面にHTO(High  tempera
ture  Oxide)37を薄く形成し、エミッタ
領域が形成される領域上の前記HTOを除去することに
よりエミッタ領域の形成のための不純物ドープ窓を形成
した後、多結晶シリコン層を積層し、写真蝕刻工程を行
ってエミッタ電極84を形成する。次いで、エミッタ電
極が露出されるようにドープ窓が形成されているフォト
レジストパターン90fを前記結果物上に形成し、前記
窓を通じてN型不純物をドープすることによりエミッタ
領域26を完成する。
【0045】図7JはMOSトランジスタおよびバイポ
ーラトランジスタの各電極を形成する工程を示したもの
で、前記エミッタ電極84が形成されているエピタキシ
アル層の全面にHTOとBPSG(Boro  Pho
sphorus  Silicate  Glass)
を積層した後、各電極が形成される領域、即ちバイポー
ラトランジスタではコレクタ電極50a、エミッタ電極
50cおよびベース電極50b、MOSトランジスタに
おいてはソース電極60a,70a、ドレイン電極60
c,70cおよびゲート電極60b,70bが形成され
る領域上の前記HTOおよびBPSG膜を除去して接触
のための窓を形成し、前記BPSG全面に前記窓を完全
に埋立てるように導電物質を蒸着した後、パターニング
して前記各電極を完成することにより、バイポーラトラ
ンジスタとMOS電界効果トランジスタが一つの基板上
に形成されるBiCMOSを完成する。
【0046】図8Aないし図9Aはエピタキシアル層の
深さによる不純物濃度のプロファイルであることを示す
グラフであって、前記図8Aは不純物拡散領域300が
形成されなかった場合であり、前記図9Aは不純物拡散
領域300が形成された場合である。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればMO
Sトランジスタの損傷なしにバイポーラトランジスタで
発生する高注入によるベース領域の拡張現象(Base
  pushout)を防止することにより、素子の周
波数特性および電流駆動能力を向上させ得るのみならず
、従来の方法で問題となった高価の費用およびブレーク
ダウン電圧による素子の電気的特性の劣化を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  バイポーラ部に第2の埋立層を有するBi
CMOS製造方法を示した断面図である。
【図2】  ベース領域とコレクタ領域が接する領域に
イオン注入法により不純物濃度を増加させたBiCMO
Sを示した断面図である。
【図3】  本発明によるBiCMOSの製造方法を示
した断面図である。
【図4】  本発明によるBiCMOSの製造方法を示
した断面図である。
【図5】  本発明によるBiCMOSの製造方法を示
した断面図である。
【図6】  本発明によるBiCMOSの製造方法を示
した断面図である。
【図7】  本発明によるBiCMOSの製造方法を示
した断面図である。
【図8】  エピタキシアル層の深さによる不純物濃度
のプロファイルを示すグラフである。
【図9】  エピタキシアル層の深さによる不純物濃度
のプロファイルを示すグラフである。
【図10】  エピタキシアル層の深さよるブレークダ
ウン電圧、電流駆動力および遮断周波数の変化を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
10…半導体基板、42…Nウェル、44…Pウェル、
26…エミッタ領域、300…不純物拡散領域。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  バイポーラトランジスタとMOS電界
    効果トランジスタを同一な半導体基板上に形成する半導
    体装置において、前記半導体基板上にMOS電界効果ト
    ランジスタのウェルとバイポーラトランジスタの活性領
    域を形成した後、前記バイポーラトランジスタのエミッ
    タ領域が形成される領域にさらに不純物をドープするこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】  前記不純物は、バイポーラトランジス
    タのコレクタ領域と同一形の不純物であることを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】  前記不純物の濃度は、高注入によるベ
    ース領域拡張現象が生じない程度の濃度であることを特
    徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】  前記不純物濃度は、5×1016/c
    m3 であることを特徴とする請求項3記載の半導体装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】  前記不純物は、バイポーラトランジス
    タのソース領域より深く拡散されることを特徴とする請
    求項2記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】  前記不純物は熱酸化工程時供給される
    熱エネルギーにより拡散されることを特徴とする請求項
    5記載の半導体装置の製造方法。
JP4039689A 1991-06-15 1992-02-26 半導体装置の製造方法 Pending JPH04370964A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012244098A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Semiconductor Components Industries Llc 半導体装置及びその製造方法

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JPH01244660A (ja) * 1988-03-26 1989-09-29 Nec Corp Bi−CMOS半導体装置の製造方法

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