JPH06232355A - Mos半導体製造装置 - Google Patents
Mos半導体製造装置Info
- Publication number
- JPH06232355A JPH06232355A JP50A JP1522393A JPH06232355A JP H06232355 A JPH06232355 A JP H06232355A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 1522393 A JP1522393 A JP 1522393A JP H06232355 A JPH06232355 A JP H06232355A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- mos
- type
- transistors
- parasitic
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- Pending
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】MOS ICのラッチアップ防止。
【構成】MOS ICにおけるN−MOSを、基板のP
型領域及び、P−MOSと電気的に分離されたN型領域
上に形成する。 【効果】寄生トランジスタによる正帰還回路が構成され
ず、MOS ICのラッチアップ防止に効果がある。
型領域及び、P−MOSと電気的に分離されたN型領域
上に形成する。 【効果】寄生トランジスタによる正帰還回路が構成され
ず、MOS ICのラッチアップ防止に効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置に係
り、特にCMOS ICのラッチアップ防止を図る製造
装置に関する。
り、特にCMOS ICのラッチアップ防止を図る製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来CMOS ICのラッチアップ防止
は、P.R.グレイ、R.G.メイヤ共著、永田穣 監
訳”アナログ集積回路設計技術上”PP139−140
(培風館)に記載のように、保護素子を入出力パッドに
設けたり、Nウエル層を囲んで低抵抗のガ−ドリングを
もうけたりしている。
は、P.R.グレイ、R.G.メイヤ共著、永田穣 監
訳”アナログ集積回路設計技術上”PP139−140
(培風館)に記載のように、保護素子を入出力パッドに
設けたり、Nウエル層を囲んで低抵抗のガ−ドリングを
もうけたりしている。
【0003】また、特開平1−61942(1.3.
8)に記載のようにP−MOSを絶縁層で分離してい
る。
8)に記載のようにP−MOSを絶縁層で分離してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ラッ
チアップを起こしにくくする程度のもので、充分な防止
は困難であり、余分な素子が必要である。また、絶縁層
で分離する方法は、充分なラッチアップ防止が可能であ
るが、実現のためのプロセスが困難であり、工程も長く
なる問題がある。
チアップを起こしにくくする程度のもので、充分な防止
は困難であり、余分な素子が必要である。また、絶縁層
で分離する方法は、充分なラッチアップ防止が可能であ
るが、実現のためのプロセスが困難であり、工程も長く
なる問題がある。
【0005】本発明の目的は、既存のプロセスをそのま
ま利用し、工程も長くする事無く、容易にCMOS I
Cのラッチアップを充分に防止する事にある。
ま利用し、工程も長くする事無く、容易にCMOS I
Cのラッチアップを充分に防止する事にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、例えばP型半導体基板を用いた場合、CMOSIC
におけるN−MOSを、基板のP型領域及び、P−MO
Sと電気的に分離されたN型領域上に形成する。
に、例えばP型半導体基板を用いた場合、CMOSIC
におけるN−MOSを、基板のP型領域及び、P−MO
Sと電気的に分離されたN型領域上に形成する。
【0007】
【作用】上記構造すなわち、電気的に分離されたN型領
域上にN−MOSを形成する事により、ラッチアップの
原因である寄生トランジスタによる正帰還回路は構成さ
れない。
域上にN−MOSを形成する事により、ラッチアップの
原因である寄生トランジスタによる正帰還回路は構成さ
れない。
【0008】
【実施例】以下本発明を図1(1)、(2)、(3
a)、(3b)及び、図2(a)、(b)により説明す
る。
a)、(3b)及び、図2(a)、(b)により説明す
る。
【0009】図1は、本発明によるCMOSインバ−タ
回路の一実施例の工程断面図及び、寄生トランジスタ回
路図である。図2は、標準的なCMOSインバ−タ回路
の断面図及び、寄生トランジスタ回路図である。
回路の一実施例の工程断面図及び、寄生トランジスタ回
路図である。図2は、標準的なCMOSインバ−タ回路
の断面図及び、寄生トランジスタ回路図である。
【0010】標準的なCMOSインバ−タ回路において
は、図2に示すようにP−MOS8の寄生PNPトラン
ジスタ10と、N−MOS9とP−MOS8間の寄生N
PNトランジスタ12が、寄生抵抗R1,R2を介して
接続し、正帰還回路を構成している。従って、なんらか
の原因でいったん微小電流が流れると、正帰還が働きト
ランジスタが動作状態となり、大電流が流れ続け素子を
破壊してしまう。
は、図2に示すようにP−MOS8の寄生PNPトラン
ジスタ10と、N−MOS9とP−MOS8間の寄生N
PNトランジスタ12が、寄生抵抗R1,R2を介して
接続し、正帰還回路を構成している。従って、なんらか
の原因でいったん微小電流が流れると、正帰還が働きト
ランジスタが動作状態となり、大電流が流れ続け素子を
破壊してしまう。
【0011】以下図1を用いて一実施例を示す。P型半
導体基板1に、エピタキシャル技術により単結晶膜を形
成し、分離用SiO2膜2、チャネルストッパ3を形成
する。以上は既存プロセスと全く同様である。但し、レ
イアウト的には、新たに給電領域4を設ける。
導体基板1に、エピタキシャル技術により単結晶膜を形
成し、分離用SiO2膜2、チャネルストッパ3を形成
する。以上は既存プロセスと全く同様である。但し、レ
イアウト的には、新たに給電領域4を設ける。
【0012】次に、いわゆるNウエル領域形成のための
N型不純物、例えばリンの注入(インプラあるいは拡散
技術による。)をP−MOS領域ばかりではなく、N−
MOS領域にも施し、Nウエル領域5及び、分離用N型
領域6を形成する。図1(1)に示す。これは単にマス
クパタ−ンを変更する事により、容易に実現できる。
N型不純物、例えばリンの注入(インプラあるいは拡散
技術による。)をP−MOS領域ばかりではなく、N−
MOS領域にも施し、Nウエル領域5及び、分離用N型
領域6を形成する。図1(1)に示す。これは単にマス
クパタ−ンを変更する事により、容易に実現できる。
【0013】この分離用N型領域6内に、N−MOS用
のいわゆるPウエル領域をP型不純物、例えばボロンを
注入し形成する。N型領域内に形成するので、既存の工
程のPウエルインプラ条件とは異なる。つまり、インプ
ラエネルギをやや小さくして、Pウエル領域を浅く形成
する。また濃度もP型なるように、ド−ズ量をやや大き
くし、Pウエル領域の濃度が、既存プロセスのPウエル
の濃度程度になるようにする。これらの事は特に問題が
なく、インプラ条件(熱処理も含む)のみを変更してや
れば良く、容易に実現できる。図1(2)に示す。
のいわゆるPウエル領域をP型不純物、例えばボロンを
注入し形成する。N型領域内に形成するので、既存の工
程のPウエルインプラ条件とは異なる。つまり、インプ
ラエネルギをやや小さくして、Pウエル領域を浅く形成
する。また濃度もP型なるように、ド−ズ量をやや大き
くし、Pウエル領域の濃度が、既存プロセスのPウエル
の濃度程度になるようにする。これらの事は特に問題が
なく、インプラ条件(熱処理も含む)のみを変更してや
れば良く、容易に実現できる。図1(2)に示す。
【0014】以後は既存プロセスと同様で、Vth調整
のためのチャネルインプラを行い、ゲ−トを形成し、ド
レイン、ソ−ス領域を形成し完成となる。断面構造図及
び、寄生トランジスタ回路図を図1(3a)、(3b)
に示す。
のためのチャネルインプラを行い、ゲ−トを形成し、ド
レイン、ソ−ス領域を形成し完成となる。断面構造図及
び、寄生トランジスタ回路図を図1(3a)、(3b)
に示す。
【0015】以上のように、従来の既存プロセスをその
まま利用でき、マスクを増やす事無く、また、工程も変
更する事無く、簡単なレイアウトパタ−ンと、条件のみ
を変更する事により実現できる。Bi CMOSプロセ
スの場合、バイポ−ラのN+埋込み層を分離用N型領域
として利用できる。
まま利用でき、マスクを増やす事無く、また、工程も変
更する事無く、簡単なレイアウトパタ−ンと、条件のみ
を変更する事により実現できる。Bi CMOSプロセ
スの場合、バイポ−ラのN+埋込み層を分離用N型領域
として利用できる。
【0016】上記構造によると、分離用N型領域6に給
電領域4を介して、最高電位VDDを供給する事によ
り、N−MOS9を基板1やP−MOS8から電気的に
完全に分離する事が出来る。つまり、標準CMOSイン
バ−タ回路において、正帰還を構成していた寄生トラン
ジスタ10、12は寄生トランジスタ11、13を介し
て接続される事になる。この寄生トランジスタ11、1
3は全端子が逆バイアスで印加されているため、動作状
態になる事はない。従って、寄生トランジスタによる正
帰還回路は構成されない。
電領域4を介して、最高電位VDDを供給する事によ
り、N−MOS9を基板1やP−MOS8から電気的に
完全に分離する事が出来る。つまり、標準CMOSイン
バ−タ回路において、正帰還を構成していた寄生トラン
ジスタ10、12は寄生トランジスタ11、13を介し
て接続される事になる。この寄生トランジスタ11、1
3は全端子が逆バイアスで印加されているため、動作状
態になる事はない。従って、寄生トランジスタによる正
帰還回路は構成されない。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上説明したような構造を有す
るので、寄生トランジスタによる正帰還回路は構成され
ず、CMOS ICのラッチアップ防止に効果がある。
るので、寄生トランジスタによる正帰還回路は構成され
ず、CMOS ICのラッチアップ防止に効果がある。
【図1】本発明によるCMOSインバ−タ回路の工程断
面図及び寄生トランジスタ回路図である。
面図及び寄生トランジスタ回路図である。
【図2】標準CMOSインバ−タ回路の断面図及び寄生
トランジスタ回路図である。
トランジスタ回路図である。
1…P型半導体基盤、2…分離用SiO2膜、3…チャ
ネルストッパ、4…給電領域、5…Nウエル領域、6…
分離用N型領域、7…Pウエル領域、8…P−MOS、
9…N−MOS、10、13…寄生PNPトランジス
タ、11、12…寄生NPNトランジスタ、R1,R
2,R3,R4,R5…寄生抵抗、VDD…最高電位。
ネルストッパ、4…給電領域、5…Nウエル領域、6…
分離用N型領域、7…Pウエル領域、8…P−MOS、
9…N−MOS、10、13…寄生PNPトランジス
タ、11、12…寄生NPNトランジスタ、R1,R
2,R3,R4,R5…寄生抵抗、VDD…最高電位。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田尻 和之 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地株式 会社日立製作所情報通信事業部内
Claims (1)
- 【請求項1】MOS ICにおいて、 P型半導体基板
を用いた場合、PチャネルMOSトランジスタ(以下P
−MOSと略す。)のいわゆるNウエル層及び、P型基
板と電気的に分離されたN型領域を設け、その領域上に
NチャネルMOSトランジスタ(以下N−MOSと略
す。)を形成した事を特徴とするMOS半導体製造装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50A JPH06232355A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | Mos半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50A JPH06232355A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | Mos半導体製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06232355A true JPH06232355A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11882873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50A Pending JPH06232355A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | Mos半導体製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06232355A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0820096A3 (en) * | 1996-06-28 | 2000-08-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor device and method for fabricating the same |
JP2005072566A (ja) * | 2003-08-06 | 2005-03-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置 |
JP2006165056A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-02-02 JP JP50A patent/JPH06232355A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0820096A3 (en) * | 1996-06-28 | 2000-08-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor device and method for fabricating the same |
US6255704B1 (en) | 1996-06-28 | 2001-07-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor device and method for fabricating the same |
US6573577B1 (en) | 1996-06-28 | 2003-06-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor device and method for fabricating the same |
US6927463B2 (en) | 1996-06-28 | 2005-08-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor device and method for fabricating the same |
JP2005072566A (ja) * | 2003-08-06 | 2005-03-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置 |
JP2006165056A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
JP4530823B2 (ja) * | 2004-12-02 | 2010-08-25 | 三洋電機株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
US7999327B2 (en) | 2004-12-02 | 2011-08-16 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor device, and semiconductor manufacturing method |
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