JPH1032260A - 入力保護回路 - Google Patents

入力保護回路

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JPH1032260A
JPH1032260A JP8202974A JP20297496A JPH1032260A JP H1032260 A JPH1032260 A JP H1032260A JP 8202974 A JP8202974 A JP 8202974A JP 20297496 A JP20297496 A JP 20297496A JP H1032260 A JPH1032260 A JP H1032260A
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JP8202974A
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Nobuaki Tsuji
信昭 辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MOS型IC等の入力保護回路において、保
護機能の強化を図る。 【解決手段】 被保護回路16の入力側に接続された入
力端子10と一方の電源ラインVSSの間に複数の保護素
子20,22を直列接続する。P型基板の表面にN型の
ウェル領域を設け、このウェル領域にPチャンネルMO
S型トランジスタ等の保護素子20を形成する。保護素
子22としては、NチャンネルMOS型トランジスタ等
を用いることができる。入力端子10からの静電気等の
過大入力に応じて保護素子20が破壊され、リーク電流
が流れても、保護素子22の保護作用により回路16が
過大入力から保護される。保護素子20,22は、基板
の絶縁性表面上に形成した半導体層に形成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MOS型IC
(集積回路)等に用いるに好適な入力保護回路に関し、
特に入力端子と一方の電源ラインとの間に複数の保護素
子を直列接続したことにより保護機能の強化を図ったも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、MOS型ICの入力保護回路とし
ては、図10に示すものが知られている。
【0003】入力端子10と低い電位VSSの電源ライン
との間には、保護素子としてのNチャンネルMOS型ト
ランジスタ12が接続される。入力端子10は、入力抵
抗14を介して被保護回路16の入力点Xに接続され
る。入力抵抗14は、回路16の入力部を保護するため
のもので、半導体基板上に設けられたポリシリコン等の
抵抗層からなる。
【0004】被保護回路16は、NチャンネルMOS型
トランジスタTN 及びPチャンネルMOS型トランジス
タTP からなるCMOS型インバータを含むもので、ト
ランジスタTN ,TP のゲート接続点を入力点Xとし、
トランジスタTN ,TP のドレイン接続点を出力点Yと
している。トランジスタTN のソースがVSSの電源ライ
ンに接続されると共にトランジスタTP のソースがVDD
の電源ラインに接続される。
【0005】図11は、トランジスタ12の断面構造を
示すものである。例えばN型シリコンからなる半導体基
板1の表面にはP型ウェル領域2が形成される。ウェル
領域2の表面にはトランジスタ12のソースS及びドレ
インDとしてそれぞれ用いられるN+ 型領域が形成され
ると共に、ウェル領域2の表面においてソースS及びド
レインD間のチャンネル部にはゲート絶縁膜(図示せ
ず)を介してトランジスタ12のゲートGとしての導電
層が形成される。ウェル領域2の表面にはP+ 型のウェ
ルコンタクト領域Wが形成される。
【0006】ドレインDは、入力端子10に接続される
と共に入力抵抗14に接続される。ゲートG、ソースS
及びウェルコンタクト領域Wは、いずれもVSSの電源ラ
インに接続される。
【0007】図10,11の回路において、回路16の
通常の動作時にあっては、トランジスタ12がオフ状態
であり、入力端子10からの入力信号は、入力抵抗14
を介して回路16の入力点Xに供給される。一方、静電
気、サージ等の過大入力が入力端子10に印加される
と、トランジスタ12が回復可能なブレークダウンを起
こして導通状態となり、過大入力は、図10のAの経路
(図11のb,cの経路)を介してVSSの電源ラインに
吸収される。この結果、回路16は、過大入力から保護
される。
【0008】従来の入力保護回路としては、図10の回
路において入力端子10とVDDの電源ラインとの間にP
チャンネルMOS型トランジスタ18を追加接続したも
のも知られている。このような入力保護回路では、回路
16の通常の動作時にトランジスタ18がオフ状態であ
り、入力端子10からの入力信号は、入力抵抗14を介
して回路16の入力点Xに供給される。一方、前述のよ
うな過大入力が入力端子10に印加されると、トランジ
スタ18がブレークダウンを起こして導通状態となり、
過大入力が図10のBの経路を介してVDDの電源ライン
に吸収されることもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
ると、トランジスタ12が例えば静電気等により破壊さ
れることがあり、破壊時には図11のa,b,cのいず
れかの経路でリーク電流が流れる。このようにリーク電
流が流れるICは、入力端子10がVSSの電源ラインに
接続されたものと等価となり、不良品になる。このこと
は、トランジスタ18を追加接続したICにあっても同
様である。
【0010】この発明の目的は、1つの保護素子が破壊
されても保護機能を維持することができる新規な入力保
護回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る入力保護
回路は、入力端子と、保護されるべき回路素子であっ
て、前記入力端子を介して入力信号を受取るものと、前
記入力端子と一方の電源ラインとの間に直列接続された
複数の保護素子とを備えたものである。
【0012】この発明の構成によれば、入力端子に近い
方の保護素子が破壊されても、該保護素子に直列接続さ
れた他の保護素子が破壊されない限り該他の保護素子に
より入力保護機能を維持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る入力保護
回路を示すもので、図10と同様の部分には同様の符号
を付して詳細な説明を省略する。
【0014】図1の回路の特徴とするところは、入力端
子10とVSSの電源ラインとの間に保護素子20,22
を直列接続したことである。
【0015】被保護回路16の通常の動作時にあって
は、保護素子20,22がいずれもオフ状態であり、入
力端子10からの入力信号は、入力抵抗14を介して回
路16の入力点Xに供給される。一方、静電気、サージ
等の過大入力が入力端子10に印加されると、保護素子
20,22が導通状態となり、過大入力は、保護素子2
0,22を介してVSSの電源ラインに吸収される。この
結果、回路16が過大入力から保護される。
【0016】過大入力に応じて保護素子20が破壊さ
れ、導通状態になっても、保護素子22が破壊されない
限り入力保護動作が可能である。すなわち、回路16の
通常の動作時にあっては、保護素子22がオフ状態であ
り、入力端子10からの入力信号は、入力抵抗14を介
して回路16の入力点Xに供給される。また、入力端子
10に過大入力が印加されると、保護素子22が導通状
態となり、過大入力は、保護素子20,22を介してV
SSの電源ラインに吸収される。この結果、回路16が過
大入力から保護される。
【0017】図2(A)〜(C)は、保護素子20,2
2としてMOS型トランジスタを用いた保護素子回路の
異なる例を示すものである。
【0018】図2(A)の回路は、保護素子20及び2
2としてそれぞれPチャンネル及びNチャンネルのMO
S型トランジスタを用いたもので、一例として図3に示
すようにIC化される。
【0019】例えばP型シリコンからなる半導体基板3
0の表面にはN型ウェル領域32及びP型ウェル領域3
4が形成される。ウェル領域32には保護素子20とし
てのPチャンネルMOS型トランジスタが形成され、ウ
ェル領域34には保護素子22としてのNチャンネルM
OS型トランジスタが形成される。
【0020】S11、G11、D11、W11は、それぞれPチ
ャンネルMOS型トランジスタのソース、ゲート、ドレ
イン、ウェルコンタクト領域である。ソースS11及びド
レインD11は、それぞれP+ 型領域からなり、ウェルコ
ンタクト領域W11は、N+ 型領域からなる。ソースS11
及びゲートG11は、入力端子10に接続されると共に入
力抵抗14に接続される。ドレインD11は、ウェルコン
タクト領域W11に接続される。
【0021】D21、G21、S21、W21は、それぞれNチ
ャンネルMOS型トランジスタのドレイン、ゲート、ソ
ース、ウェルコンタクト領域である。ドレインD21及び
ソースS21は、それぞれN+ 型領域からなり、ウェルコ
ンタクト領域W21は、P+ 型領域からなる。ドレインD
21は、PチャンネルMOS型トランジスタのドレインD
11に接続される。ソースS21、ゲートG21及びウェルコ
ンタクト領域W21は、いずれもVSSの電源ラインに接続
される。VSSの電源ラインには、基板30に形成したP
+ 型の基板コンタクト領域K1 も接続される。
【0022】図2(A)及び図3に示した回路におい
て、入力保護動作は、図1に関して前述したと同様であ
る。ここでは、保護素子20が故障したときの動作につ
いて一層詳細に説明する。保護素子20としてのPチャ
ンネルMOS型トランジスタが静電気等により破壊され
たが、保護素子22としてのNチャンネルMOS型トラ
ンジスタは破壊されず、正常に動作するものとする。
【0023】このような状態において、入力端子10か
ら入力信号が供給されると、ドレインD11を通るa1
経路やウェルコンタクト領域W11を通るb1 の経路でリ
ーク電流が流れようとするが、保護素子22としてのト
ランジスタが正常であるため、ゲートG21、ソースS21
又はウェルコンタクト領域W21を通るc1 の経路での電
流の流通は阻止される。このとき、基板30とウェル領
域32との間のPN接合は逆バイアス状態であり、d1
の経路での電流の流通も阻止される。従って、入力信号
は、入力抵抗14を介して被保護回路16に確実に伝達
される。
【0024】一方、静電気、サージ等の過大入力が入力
端子10に印加されたときは、NチャンネルMOS型ト
ランジスタがブレークダウンを起こして導通状態とな
り、過大入力は、保護素子20,22としてのトランジ
スタを介してVSSの電源ラインに吸収される。このと
き、基板30とウェル領域32との間のPN接合は逆バ
イアス状態であり、d1 の経路での電流の流通は阻止さ
れる。
【0025】図2(B)の回路は、図2(A)の回路に
おいて保護素子22としてNチャンネルMOS型トラン
ジスタに代えてPチャンネルMOS型トランジスタを用
いたものに相当する。保護素子22としてのPチャンネ
ルMOS型トランジスタは、図3に示した保護素子20
としてのPチャンネルMOS型トランジスタと同様にN
型ウェル領域に形成することができる。図2(B)の回
路の動作は、図2(A)の回路と同様である。
【0026】図4は、保護素子20又は22として使用
可能なPチャンネルMOS型トランジスタを示すもの
で、図3と同様の部分には同様の符号を付して詳細な説
明を省略する。Faは、比較的薄いゲート絶縁膜を示
し、34は、比較的厚いフィールド絶縁膜を示す。
【0027】図2(C)の回路は、図2(A)の回路に
おいて保護素子20として図4に示したような薄いゲー
ト絶縁膜Faを有するPチャンネルMOS型トランジス
タに代えて厚いゲート絶縁膜を有するPチャンネルMO
S型トランジスタを用いたものに相当する。図5は、フ
ィールド絶縁膜34からなる厚いゲート絶縁膜Fbを有
するPチャンネルMOS型トランジスタを示すもので、
このトランジスタは、図2(C)に示すようにゲートを
ドレインに接続した状態で保護素子20として使用され
る。図5において、図3と同様の部分には同様の符号を
付して詳細な説明を省略する。
【0028】図5のトランジスタは、被保護回路16の
通常の動作時にはオフ状態であり、入力端子10に過大
入力が加わると、オン状態となる。従って、図2(C)
の回路の動作は、図2(A)の回路と実質的に同様であ
る。なお、図2(C)の回路において、保護素子22と
して図2(B)の回路と同様にPチャンネルMOS型ト
ランジスタを用いてもよい。
【0029】図6は、図3の回路において保護素子20
として使用可能なラテラルバイポーラトランジスタを示
すものである。図3と同様の部分には同様の符号を付し
て詳細な説明を省略する。E1 、B1 、C1 、BCは、
それぞれバイポーラトランジスタのエミッタ、ベース、
コレクタ、ベースコンタクト領域である。エミッタE1
及びコレクタC1 は、それぞれP+ 型領域からなり、ベ
ースB1 は、N型ウェル領域32の一部からなり、ベー
スコンタクト領域BCは、N+ 型領域からなる。
【0030】エミッタE1 及びベースコンタクト領域B
Cは、入力端子10に接続されると共に入力抵抗14に
接続される。コレクタC1 は、図3に示すドレインD21
に接続される。
【0031】被保護回路16の通常の動作時にあって
は、バイポーラトランジスタがオフ状態であり、入力端
子10に過大入力が加わると、バイポーラトランジスタ
がブレークダウンを起こして導通状態になる。従って、
図3で述べたと同様の入力保護動作が可能である。
【0032】図7は、図3の回路において保護素子20
として使用可能なPN接合ダイオードを示すものであ
る。図3と同様の部分には同様の符号を付して詳細な説
明を省略する。A1 、KCは、それぞれダイオードのア
ノード、カソードコンタクト領域である。アノードA1
は、P+ 型領域からなり、カソードは、N型ウェル領域
32からなり、カソードコンタクト領域KCは、N+
領域からなる。
【0033】カソードコンタクト領域KCは、入力端子
10に接続されると共に入力抵抗14に接続される。ア
ノードA1 は、図3のドレインD21に接続される。
【0034】被保護回路16の通常の動作時にあって
は、ダイオードがオフ状態であり、入力端子10に過大
入力が加わると、ダイオードがブレークダウンを起こし
て導通状態となる。従って、図3で述べたと同様の入力
保護動作が可能である。
【0035】図8(A)〜(C)は、図1の回路で使用
可能な保護素子回路の他の例を示すものである。
【0036】図8(A)の回路は、保護素子20及び2
2としてそれぞれNチャンネル及びPチャンネルのMO
S型トランジスタを用いたもので、一例として図9に示
すようにIC化される。
【0037】例えばシリコンからなる半導体基板40の
表面にはシリコンオキサイド等の絶縁膜42を介してポ
リシリコン層がCVD(ケミカル・ベーパー・デポジシ
ョン)法等により形成される。そして、ポリシリコン層
にレーザーアニール処理を施してポリシリコン層を単結
晶化することにより単結晶シリコンからなる半導体層4
4が絶縁膜42上に形成される。予めポリシリコン層に
N型決定不純物を含ませておくことにより半導体層44
としてN型層が得られる。
【0038】半導体層44にはP型ウェル領域46及び
N型ウェル領域48が形成される。ウェル領域46には
保護素子20としてのNチャンネルMOS型トランジス
タが形成され、ウェル領域48には保護素子22として
のPチャンネルMOS型トランジスタが形成される。
【0039】D12、G12、S12、W12は、それぞれNチ
ャンネルMOS型トランジスタのドレイン、ゲート、ソ
ース、ウェルコンタクト領域である。ドレインD12及び
ソースS12は、それぞれN+ 型領域からなり、ウェルコ
ンタクト領域W12は、P+ 型領域からなる。ドレインD
12は、入力端子10及び入力抵抗14に接続される。ゲ
ートG12は、ソースS12に接続される。
【0040】S22、G22、D22、W22は、Pチャンネル
MOS型トランジスタのソース、ゲート、ドレイン、ウ
ェルコンタクト領域である。ソースS22及びドレインD
22は、それぞれP+ 型領域からなり、ウェルコンタクト
領域W22は、N+ 型領域からなる。ソースS22は、Nチ
ャンネルMOS型トランジスタのソースS12に接続され
る。ドレインD22及びウェルコンタクト領域W22は、い
ずれもVSSの電源ラインに接続される。VSSの電源ライ
ンには、半導体層44に形成したN+ 型のコンタクト領
域K2 も接続される。
【0041】図8(A)及び図9に示した回路におい
て、入力保護動作は、図1に関して前述したと同様であ
る。ここでは、保護素子20が故障したときの動作を一
層詳細に説明する。保護素子20としてのNチャンネル
MOS型トランジスタが静電気等により破壊されたが、
保護素子22としてのPチャンネルMOS型トランジス
タは破壊されず、正常に動作するものとする。
【0042】このような状態において、入力端子10か
ら入力信号が供給されると、ソースS12を通るa2 の経
路やウェルコンタクト領域W12を通るb2 の経路でリー
ク電流が流れようとするが、保護素子22としてのトラ
ンジスタが正常であるため、ドレインD22又はウェルコ
ンタクト領域W22を通るc2 の経路での電流の流通は阻
止される。このとき、基板40を通るd2 の経路での電
流の流通は、絶縁膜42により阻止される。従って、入
力信号は、入力抵抗14を介して被保護回路16に確実
に伝達される。
【0043】一方、静電気、サージ等の過大入力が入力
端子10に印加されたときは、PチャンネルMOS型ト
ランジスタがブレークダウンを起こして導通状態とな
り、過大入力は、保護素子20,22としてのトランジ
スタを介してVSSの電源ラインに吸収される。このと
き、d2 の経路での電流の流通は、絶縁膜42により阻
止される。
【0044】図8(B)の回路は、図8(A)の回路に
おいて保護素子22としてPチャンネルMOS型トラン
ジスタに代えてNチャンネルMOS型トランジスタを用
いたものに相当する。保護素子22としてのNチャンネ
ルMOS型トランジスタは、図9に示した保護素子20
としてのトランジスタと同様にして半導体層44に形成
することができる。図8(B)の回路の動作は、図8
(A)の回路と同様である。
【0045】図8(C)の回路は、図8(B)の回路に
おいて、保護素子20として、薄いゲート絶縁膜を有す
るNチャンネルMOS型トランジスタに代えて厚いゲー
ト絶縁膜を有するNチャンネルMOS型トランジスタを
用いたものに相当する。保護素子20としてのトランジ
スタは、図5のトランジスタをNチャンネル型式にした
ものに相当し、図8(C)に示すようにゲートをドレイ
ンに接続した状態で使用される。
【0046】図8(C)の回路において、保護素子20
としてのトランジスタは、被保護回路16の通常の動作
時にはオフ状態であり、入力端子10に過大入力が加わ
ると、オン状態となる。従って、図8(C)の回路の動
作は、図8(B)の回路と実質的に同様である。なお、
図8(C)の回路において、保護素子22として図8
(A)の回路と同様にPチャンネルMOS型トランジス
タを用いてもよい。
【0047】この発明は、上記した実施形態に限定され
るものではなく、種々の改変形態で実施可能なものであ
る。例えば、次のような変更が可能である。
【0048】(1)図1の回路において、図10で示し
たと同様にトランジスタ18を追加接続してもよく、そ
の際にこの発明の直列接続の思想を適用してもよい。入
力抵抗14は、場合によっては省略することもできる。
【0049】(2)図9の構成において、半導体基板4
0及び絶縁膜42の組合せを用いる代りにエピタキシャ
ル成長可能なサファイア等の絶縁性基板を用いてもよ
い。また、図9の基板上の半導体層又は絶縁性基板上の
半導体層には、図2(A)〜(C)の回路をIC化する
ようにしてもよい。
【0050】(3)素子間分離方式としては、PN接合
分離方式に限らず、誘電体分離方式を採用してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入力
端子と一方の電源ラインとの間に複数の保護素子を直列
接続したので、入力端子に近い方の保護素子が破壊され
ても他の保護素子が破壊されない限り保護機能を維持す
ることができ、高信頼のICを実現できる効果が得られ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る入力保護回路を示す回路図で
ある。
【図2】 図1の回路で使用可能な保護素子回路の異な
る例を示す回路図である。
【図3】 図2(A)の回路をIC化した例を示す基板
断面図である。
【図4】 薄いゲート絶縁膜を有する保護素子用のMO
S型トランジスタを示す基板断面図である。
【図5】 厚いゲート絶縁膜を有する保護素子用のMO
S型トランジスタを示す基板断面図である。
【図6】 保護素子用のラテラルバイポーラトランジス
タを示す基板断面図である。
【図7】 保護素子用のPN接合ダイオードを示す基板
断面図である。
【図8】 図1の回路で使用可能な保護素子回路の他の
例を示す回路図である。
【図9】 図8(A)の回路をIC化した例を示す基板
断面図である。
【図10】 従来の入力保護回路を示す回路図である。
【図11】 図10の回路で用いられるNチャンネルM
OS型トランジスタを示す基板断面図である。
【符号の説明】
10:入力端子、16:被保護回路、20,22:保護
素子、30,40:半導体基板、32,34,46,4
8:ウェル領域、42:絶縁膜、44:半導体層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端子と、 保護されるべき回路素子であって、前記入力端子を介し
    て入力信号を受取るものと、 前記入力端子と一方の電源ラインとの間に直列接続され
    た複数の保護素子とを備えた入力保護回路。
  2. 【請求項2】P型の半導体基板と、 この半導体基板の表面に形成されたN型のウェル領域
    と、 前記半導体基板に設けられた入力端子と、 保護されるべき回路素子であって、前記半導体基板にお
    いて前記ウェル領域外に形成されると共に前記入力端子
    を介して入力信号を受取るものと、 前記ウェル領域に形成された第1の保護素子と、 前記半導体基板において前記ウェル領域外に形成された
    第2の保護素子であって、前記入力端子と一方の電源ラ
    インとの間に前記第1の保護素子と共に直列接続された
    ものとを備えた入力保護回路。
  3. 【請求項3】少なくとも表面が絶縁性を有する基板と、 この基板の表面に形成された半導体層と、 前記基板に設けられた入力端子と、 保護されるべき回路素子であって、前記半導体層に形成
    されると共に前記入力端子を介して入力信号を受取るも
    のと、 前記半導体層に形成された第1及び第2の保護素子であ
    って、前記入力端子と一方の電源ラインとの間に直列接
    続されたものとを備えた入力保護回路。
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