JPH06230941A - プログラム制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 デスクトップ上の簡易言語と、他のオペレ
ーティング・システムで動作するプログラムをデスクト
ップ上の操作によって中止することができる。 【構 成】 本発明のプログラム制御装置は、デスクト
ップ環境上に用意されている簡易言語プログラムを介し
てオペレーティング・システムで直接動作するプログラ
ムを起動することができる。そして、簡易言語制御手段
１４は、デスクトップ上でのユーザーのオペレーション
を解釈して簡易言語プログラムに移す。プログラム制御
手段は、簡易言語によるオペレーションが、起動したプ
ログラムの中止要求であることを判断して、簡易言語プ
ログラムを介してプログラムの中止を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ユーザーのデスクトッ
プ環境上におけるオペレーションにより、デスクトップ
上の簡易言語からオペレーティング・システムで動作す
るプログラムを起動するプログラム制御装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】図５はデスクトップ環境上に用意されて
いる簡易言語を介して、オペレーティング・システムで
直接動作するプログラムを起動するプログラム制御シス
テムを説明するためのブロック構成図である。図５にお
いて、ネットワーク５１には、たとえばホスト５２およ
びホスト５３が接続されている。そして、ホスト５２
は、デスクトップ制御部５４１、簡易言語制御部５４
２、オペレーティング・システムで動作するプログラム
を制御するプログラム制御部５４３からなるＣＰＵ５４
と、当該ＣＰＵ５４に処理を行なわせるための情報を入
力する入力部５４４と、ＣＰＵ５４の処理を行なう際に
使用する主メモリ５４５と、ファイルその他のデータを
格納する外部記憶装置５４６と、ＣＰＵ５４の処理結果
等を表示するディスプレイ５４７とから構成されてい
る。

【０００３】また、ホスト５３は、オペレーティング・
システムで動作するプログラムを制御するプログラム制
御部５５１を有するものとする。たとえば、ホスト５２
が「ＪＳｔａｒ」の環境上にあるのに対して、ホスト５
３は、「Ｕｎｉｘ」等のオペレーティング・システムで
動作するプログラムを制御するプログラム制御部５５１
を有するものとする。ホスト５２は、簡易言語を介して
プログラム制御部５４３により「Ｕｎｉｘ」等で動作す
るプログラムを起動できると共に、また、同様に簡易言
語を介して、ネットワーク５１によって接続されている
ホスト５３上でプログラムを起動することができる。そ
して、簡易言語を介して、オペレーティング・システム
上で動作するプログラムを起動した場合、このプログラ
ムの中止は、ユーザー自身がそのプロセスＩＤを調べて
から中止していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、ユーザ
ーのデスクトップ環境上におけるオペレーションによ
り、デスクトップ環境上の簡易言語から直接「Ｕｎｉ
ｘ」等のオペレーティング・システムで動作するプログ
ラムを起動するプログラム制御装置においては、起動し
たプログラムを中止したい場合、デスクトップと別の端
末等で、そのプロセスＩＤを調べ、それを中止するとい
ったことを行なう必要があり、煩わしさを感じる。さら
に、プログラムの起動を行なったのが、デスクトップ上
でのユーザーのオペレーションであったことを考える
と、中止がデスクトップ上でのユーザーのオペレーショ
ンで行なえないのは、ユーザーインタフェース上直感的
でないものになる。たとえば、「ＪＳｔａｒ」のデスク
トップ環境上において、「Ｕｎｉｘ」等のオペレーティ
ング・システムで動作するプログラムを起動した場合、
プログラムの中止は、「ＪＳｔａｒ」のデスクトップ環
境上で行なうことができなかった。

【０００５】本発明は、上記課題を解決するためのもの
で、デスクトップ上の簡易言語と、オペレーティング・
システムで動作するプログラムをデスクトップ上の操作
によって中止を行なうことができるプログラム制御装置
を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のプログラム制御装置は、デスクトップ環境
上に用意されている簡易言語プログラムを介してオペレ
ーティング・システムで直接動作するプログラムの起動
を行なうものであって、デスクトップ上でのユーザーの
オペレーションを解釈して簡易言語プログラムに移す簡
易言語制御部１４と、簡易言語によるオペレーション
が、起動したプログラムの中止要求であることを判断し
て、簡易言語プログラムを介してオペレーティング・シ
ステム上で起動したプログラムの中止を制御するプログ
ラム制御手段１５とから構成される。

【０００７】

【作 用】ユーザーのデスクトップ環境上におけるオ
ペレーションにより、デスクトップ上の簡易言語を用い
て、ローカルまたはリモートのホスト上のプログラムを
起動することができる。そして、デスクトップ環境上に
おいて、オペレーティング・システムで起動したプログ
ラムを中止したい場合、簡易言語制御手段は、プログラ
ムの中止をプログラム制御手段に伝える。プログラム制
御手段は、簡易言語制御手段の中止要求により、プログ
ラムを中止する。したがって、デスクトップ環境上に用
意されている簡易言語プログラムを介して、オペレーテ
ィング・システム上で起動するプログラムとの連携を確
実に行なうことが可能となった。

【０００８】

【実 施 例】図１は本発明の一実施例であるプログラ
ム制御装置を説明するための機能ブロック構成図であ
る。図１において、プログラム制御装置は、プログラム
の実行結果等を表示するための制御を行なう表示制御部
１１と、プログラムあるいはファイル等を記憶する記憶
部１２と、ユーザーのデスクトップ上におけるオペレー
ションを解釈し、簡易言語制御部１４に制御を渡すデス
クトップ制御部１３と、ユーザーの作成した簡易言語に
よるプログラムを制御する簡易言語制御部１４と、オペ
レーティング・システムで動作するプログラムを簡易言
語制御部１４からの中止要求により中止するプログラム
制御部１５とから構成されている。

【０００９】また、プログラム制御部１５は、簡易言語
制御部１４や簡易言語の属するデスクトップが管理され
た同一のホスト（たとえば、図５の５２）上と、ネット
ワーク５１で接続されているさらに別のホスト（たとえ
ば、図５の５３）上に備えられている。たとえば、「Ｊ
Ｓｔａｒ」のデスクトップ環境上においては、簡易言語
制御部１４によって制御された簡易言語によって、自ホ
スト内あるいはネットワークを介して接続されているホ
ストにおいて、「Ｕｎｉｘ」等のオペレーティング・シ
ステムで動作するプログラムを起動することができる。

【００１０】図２は本実施例におけるデスクトップ制御
部のフローチャートである。図３は本実施例における簡
易言語制御部のフローチャートである。図４は本実施例
におけるプログラム制御部のフローチャートである。な
お、図２ないし図４中のないしは、前記デスクトッ
プ制御部１３、簡易言語制御部１４、プログラム制御部
１５の各部における処理の連携を示している。デスクト
ップ制御部１３は、デスクトップ上のユーザーによるオ
ペレーションを解釈する（図２のステップ２１）。デス
クトップ制御部１３は、ユーザーによるオペレーション
が簡易言語を用いた実行であるか否かを調べる（図２の
ステップ２２）。また、デスクトップ制御部１３は、オ
ペレーションが簡易言語の中止であるか否かを調べる
（図２のステップ２３）。

【００１１】その後、デスクトップ制御部１３は、ユー
ザーによるオペレーションが簡易言語の実行の中止でな
いと判断した場合、その他の処理を行なう（図２のステ
ップ２４）。そして、デスクトップ制御部１３は、この
処理を繰り返す。ステップ２２において、デスクトップ
制御部１３は、オペレーションが簡易言語の実行である
と判断した場合、簡易言語制御部１４を呼び出す（図２
ステップ２５）。また、ステップ２３において、デスク
トップ制御部１３は、オペレーションが簡易言語の実行
の中止であると判断した場合、フラグ等により、簡易言
語制御部１４が中止要求を確認できるようにする（図２
のステップ２６）。

【００１２】デスクトップ制御部１３は、前記ステップ
２５において、簡易言語制御部１４を呼び出し、そのオ
ペレーションを簡易言語制御部１４に渡す（図２および
図３の）。簡易言語制御部１４は、ユーザーの作成し
た、簡易言語からなるプログラムを解釈する（図３のス
テップ３１）。簡易言語制御部１４は、解釈された簡易
言語がオペレーティング・システム上でのプログラムの
実行か否かを調べる（図３のステップ３２）。簡易言語
制御部１４は、オペレーティング・システム上でのプロ
グラムの実行でない場合、その他の簡易言語処理を行な
う（図３のステップ３３）。簡易言語制御部１４は、簡
易言語処理が終了か否かを調べる。簡易言語処理が終了
の場合は終了し、終了でない場合、ステップ３１に戻り
次の処理を行なう。

【００１３】簡易言語制御部１４は、ステップ３２にお
いて、オペレーティング・システム上のプログラムが実
行された場合、プログラム制御部１５へのプログラム実
行の要求とコネクションとの確立を行なう（図３のステ
ップ３５）。一方、プログラム制御部１５は、簡易言語
制御部１４からの要求を待っている（図４のステップ４
１）。プログラム制御部１５は、図３のステップ３５か
らプログラム実行の要求が来たとき、簡易言語制御部１
４とのコネクションを確立する（図４のステップ４２、
図３および図４の）。プログラム制御部１５は、簡易
言語制御部１４からの要求に従ってオペレーティング・
システム上でプログラムを実行するプロセスを生成する
（図４のステップ４３）。

【００１４】プログラム制御部１５は、簡易言語制御部
１４から中止の要求が来ているか否かを調べる（図４の
ステップ４４）。次に、プログラム制御部１５は、プロ
グラムが終了しているか否かを調べる。プログラム制御
部１５は、プログラムが終了していない場合、ステップ
４４に戻り、プログラムが終了するまで簡易言語制御部
１４から中止の要求を待つ（図４のステップ４５）。ス
テップ４４において、プログラム制御部１５は、簡易言
語制御部１４から中止要求が来ていると判断した場合、
プログラムを中止する（図４のステップ４６）。プログ
ラムが終了した場合（図４のステップ４５）、またはプ
ログラムを中止した場合（図４のステップ４６）、プロ
グラム制御部１５は、簡易言語制御部１４へプログラム
の終了の報告とコネクションの解放を行なう（図４のス
テップ４７、図４および図３の）。

【００１５】簡易言語制御部１４は、プログラムが終了
したか否かを調べる（図３のステップ３７）。簡易言語
制御部１４は、プログラム制御部１５からプログラムの
終了の報告を受け取り、プログラムが終了したと判断し
た場合、ステップ３４に戻り、その他の簡易言語処理の
終了まで処理を続ける。簡易言語制御部１４は、プログ
ラムが終了していないと判断した場合、ユーザーが中止
要求をしているか否かを調べる（図３のステップ３
６）。簡易言語制御部１４は、ユーザーが中止要求をし
ていないと判断した場合、前述のステップ３７の処理を
行ない、ユーザーが中止要求をしていると判断した場
合、プログラム制御部１５にプログラムの中止の要求を
行なう（図３のステップ３８）。プログラムの中止の要
求は、プログラム制御部１５へ報告され（図３および図
４の）、図４のステップ４４において前述の処理を行
なう。また、簡易言語制御部１４の処理は、ステップ３
４に進み前述の処理を行なう。以上のようにして、デス
クトップ上の簡易言語からオペレーティング・システム
で起動されたプログラムを中止することができる。

【００１６】

【発明の効果】本発明によれば、ユーザーのデスクトッ
プ上におけるオペレーションによりデスクトップ上の簡
易言語から、ローカルまたはリモートのホスト上で起動
されるプログラムの中止を行なうことができる。すなわ
ち、オペレーティング・システム上で動作するプログラ
ムを、ユーザーのデスクトップ上における操作により中
止することができるため、デスクトップ上の簡易言語
と、オペレーティング・システム上で動作するプログラ
ムとの連携が直感的なユーザーインタフェースで実現さ
れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施例であるプログラム制御装置
を説明するための機能ブロック構成図である。

【図２】 本実施例におけるデスクトップ制御部のフロ
ーチャートである。

【図３】 本実施例における簡易言語制御部のフローチ
ャートである。

【図４】 本実施例におけるプログラム制御部のフロー
チャートである。

【図５】 デスクトップ環境上に用意されている簡易言
語を介して、オペレーティング・システムで直接動作す
るプログラムを起動するプログラム制御システムを説明
するためのブロック構成図である。

【符号の説明】

１１…表示制御部 １４…簡易言語制御
部 １２…記憶部 １５…プログラム制
御部 １３…デスクトップ制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 デスクトップ環境上に用意されている簡
   易言語プログラムを介してオペレーティング・システム
   で直接動作するプログラムの起動を行なうプログラム制
   御装置において、 デスクトップ上でのユーザーのオペレーションを解釈し
   て簡易言語プログラムに移す簡易言語制御手段と、 簡易言語によるオペレーションが、起動したプログラム
   の中止要求であることを判断して、簡易言語プログラム
   を介してオペレーティング・システムで起動したプログ
   ラムの中止を制御するプログラム制御手段と、 を備えたことを特徴とするプログラム制御装置。