JPH0622974B2 - たて面用の発泡型制振シート - Google Patents

たて面用の発泡型制振シート

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JPH0622974B2
JPH0622974B2 JP19708789A JP19708789A JPH0622974B2 JP H0622974 B2 JPH0622974 B2 JP H0622974B2 JP 19708789 A JP19708789 A JP 19708789A JP 19708789 A JP19708789 A JP 19708789A JP H0622974 B2 JPH0622974 B2 JP H0622974B2
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JP
Japan
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vibration damping
sheet
damping sheet
type vibration
foam type
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JP19708789A
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照夫 鈴木
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NIPPON SEKISO KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は車両振動部の制振(防音も含む。)のために
適用する発泡型制振シートに関し、とくに自動車のダッ
シュパネルあるいはホイールハウスなどのたて面を有す
る部分に拘束型タイプとして使用する発泡型制振シート
に係わるものである。
[従来の技術] 従来、自動車振動部の制振には高性能の制振材として拘
束型タイプの制振シートが用いられる。そして、被着パ
ネル面の密着・融着度を向上させ、軽量にしてかつ制振
の効果を高め得る拘束型の制振シートとしては瀝青層の
中間に熱発泡シートを介在させた構造のものが案出され
ている。
また、アスファルト層の中間に発泡剤と架橋剤とを配合
して高温における層変形を防止したアスファルト組成物
が知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記した従来の両制振シートはいずれも
自動車のフロアなどの平面部分あるいは傾斜のゆらい部
分にしか使用できない問題があった。
すなわち、前記した両制振シートは自動車のダッシュパ
ネルやホイールハウスのようなたて面を有する部位に配
置して加熱融着した場合、発泡物が重力の作用で下方に
ダレて自動車のパネルと拘束パネル間ではみ出し、見栄
えが悪く、かつ組立てラインにおける他部品との組付け
に不都合をきたす問題があった。
そこで、本考案の課題は前記した従来の問題点を解決し
ようとしたものであり、制振制(防音性を含む。)は良
好であり、車両のたて面部分の使用においてダレやはみ
出しを生じない、たて面用の発泡型制振シートを提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記した課題を解決するための本発明の手段は、瀝青質
物と、無機質充填材と、発泡剤とを主成分とし、車両振
動部のたて面に適用し拘束パネルと重ねて加熱融着する
発泡型の制振シートであって、脂肪族オレフィン系樹脂
を2〜8wt%含有してなるたて面用の発泡型制振シート
とされる。
前記瀝青質物は通常のアスファルトでよく、ストレート
アスファルト、ブロンアスファルト、セミブロンアスフ
ァルトあるいはそれらの混合物が用いられる。前記無機
質充填材はタルク、クレー、炭酸カルシウムなどの粉末
状のもの、あるいはアスベスト、グラウウールなどの繊
維状のもの、あるいはマイカなどの鱗片状のものなど、
通常、無機質充填材として用いられるものの単独もしく
は2種以上の混合物が使用される。瀝青質物と無機質充
填材との使用量比は瀝青質物100重量部(以下、単に
部と略記する。)に対し、無機質充填材50〜250部
が好ましい。無機質充填材の使用量が50部未満である
と、加熱融着に際してタレ切れ等による施工性能の低下
があり、250部を越えるとビード部等の凹凸を有する
部位に馴染みにくい不具合を生ずる。
前記発泡剤はアゾジカルボンアミド、P,P′−オキシベ
ンゾールスルホヒドラジット、ベンジルモノヒドラゾー
ル、ジニトロソペンタメチレンテトラミンなどが用いら
れる。発泡助剤は尿素あるいはその誘導体が使用され
る。発泡剤と発泡助剤の使用量は炉の焼付条件に応じて
任意に選択し得るが、発泡剤は瀝青質物及び無機質充填
材の合計量100部に対して10部以下の量とされる。
すなわち、制振シートを基体の被着パネルに熱融着する
際に制振シートが1.1〜2.0倍程度に発泡するよう
に加えられる。なお、アゾジカルボンアミドと尿素の場
合では、例えば5部対1部とされる。
脂肪族オレフィン系樹脂はポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブデン、ポリイソブチレン等が使用できるが、
好ましくはポリエチレン、ポリプロピレンである。
脂肪族オレフィン系樹脂の使用量は制振となす配合物全
体に対し、2〜8wt%が望ましい。脂肪族オレフィン系
樹脂の使用量が2wt%未満では加熱融着して拘束型制振
構造となす際に、ダレやはみ出しを防止することができ
ず、逆に8wt%以上では拘束パネルとの密着力が低下
し、これもまたダレやはみ出しの原因となる。
[作 用] 本発明の制振シートはダッシュパネルなどのたて面に加
熱融着する際、発泡剤により発泡し、拘束パネルとの接
合性を良くする。シートに配合した脂肪族オレフィン系
樹脂はシートの流れ落ちを防止する。
[実施例] アスファルト40部、アスベスト10部、タルク50
部、発泡剤と発泡助剤5部、及びポリエチレン5部を混
練し、この混練部をシート状に延して厚さ3.5mmの発
泡型の制振シートとなした。なお、本例の発泡剤はアゾ
ジカルボンアミドを用い、発泡助剤は尿素とした。
一方、比較例としてアスファルト40部、アスベスト1
0部、タルク50部、発泡剤(アゾジカルボンアミド)
及び発泡助剤(尿素)5部を混練し、この混練物をシー
ト状に延して厚さ3.5mmの発泡型の制振シート(以
下、比較例シートという。)となした。
本例の制振シート及び比較例シートは各自動車における
ダッシュパネル(たて40cm×よこ80cm、厚さ0.8
mm)のたて面に配置し、鋼板(たて40cm×よこ80c
m、厚さ0.4mm)の拘束パネルを重ね、各シートを各
々190℃に30分間加熱焼付けして各拘束型の制振構
造体とした。
実施例及び比較例において、加熱焼付けの際の制振のシ
ートの下方へのはみ出し長さを調べた。その結果は次表
に示す通りであった。
次に、実施例の制振構造体及び比較例の制振構造体の防
振性能を知るために片持梁共振法(自動車規格JASO
−M306に準拠)により20℃における振動の損失係
数ηを求めた。なお、損失係数ηの測定は粘弾性測定装
置において25×250×1.6mmの短柵形の試料によ
り行なった。ηは値が大きい程防振効果は高く、0.0
5以上であれば防振効果があるとされる。
測定の結果、実施例の制振シートのηは0.20、比較
例シートのηは0.20であり、本例の制振シートは比
較例シートと同等の防振効果を示した。
[発明の効果] しかして、本発明は発泡型の制振シートに脂肪族オレフ
ィン系樹脂を含有せしめたので、ダッシュパネルなどの
たて面に熱融着する際のシートの流れ落ちが防止され、
シートのダレやはみ出しを防ぎ得る。
また、本発明の制振シートは発泡剤の作用により軽量に
してかつ従来と同等の制振制を有する拘束型の制振構造
体となすことができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】瀝青質物と、無機質充填材と、発泡剤とを
    主成分とし、車両振動部のたて面に適用し拘束パネルと
    重ねて加熱融着する発泡型の制振シートであって、脂肪
    族オレフィン系樹脂を2〜8wt%含有してなることを特
    徴としたたて面用の発泡型制振シート。
JP19708789A 1989-07-28 1989-07-28 たて面用の発泡型制振シート Expired - Lifetime JPH0622974B2 (ja)

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EP2778200A1 (en) * 2013-03-14 2014-09-17 Autoneum Management AG Sound damping composition

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