JPH0346331B2 - - Google Patents
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- JPH0346331B2 JPH0346331B2 JP57067559A JP6755982A JPH0346331B2 JP H0346331 B2 JPH0346331 B2 JP H0346331B2 JP 57067559 A JP57067559 A JP 57067559A JP 6755982 A JP6755982 A JP 6755982A JP H0346331 B2 JPH0346331 B2 JP H0346331B2
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- Japan
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- sheet
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- intermediate sheet
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R13/00—Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
- B60R13/08—Insulating elements, e.g. for sound insulation
- B60R13/0815—Acoustic or thermal insulation of passenger compartments
- B60R13/083—Acoustic or thermal insulation of passenger compartments for fire walls or floors
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は車両床面に加熱接着される複合防音
材に関するものである。
材に関するものである。
従来、自動車床面の防音構造は床の鋼板面にア
スフアルト(歴青)の防音シートを接着し、その
上に10〜20mm厚のフエルトを置き、このフエルト
上に、ポリエチレンシートで裏打ちしたカーペツ
トを重ねた後、加熱接着して形成されているが、
車両の床面に対して順次作業をするため作業がし
難く手間を要する欠点があつた。
スフアルト(歴青)の防音シートを接着し、その
上に10〜20mm厚のフエルトを置き、このフエルト
上に、ポリエチレンシートで裏打ちしたカーペツ
トを重ねた後、加熱接着して形成されているが、
車両の床面に対して順次作業をするため作業がし
難く手間を要する欠点があつた。
一方、デイーゼルエンジンの搭載車においては
車両の静粛性に対する要望が強く、車室内の美麗
化のためのカーペツト裏打ち材に高比重の材質を
用いて車室内の防音性を高めている。しかしなが
ら、このカーペツトは嵩ばりかつ重量が大きいた
め車両床面への取付けがしにくく手間がかかる欠
点があつた。
車両の静粛性に対する要望が強く、車室内の美麗
化のためのカーペツト裏打ち材に高比重の材質を
用いて車室内の防音性を高めている。しかしなが
ら、このカーペツトは嵩ばりかつ重量が大きいた
め車両床面への取付けがしにくく手間がかかる欠
点があつた。
本発明の目的は上述した従来の欠点を排除しよ
うとしたものであり、防音性が良好でかつ車両床
面に対して施工が容易な車両床面用の複合防音材
を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、車両床面がエンジンの振動により生ずるビビ
リ音等の振動音の防止にも役立つ車両床面用の複
合防音材を提供することにある。
うとしたものであり、防音性が良好でかつ車両床
面に対して施工が容易な車両床面用の複合防音材
を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、車両床面がエンジンの振動により生ずるビビ
リ音等の振動音の防止にも役立つ車両床面用の複
合防音材を提供することにある。
本発明は車両床面に接着させる熱融着型シート
と、熱融着型シート上に重ねられる中間シート
と、中間シートに重ねられる感熱型シートとより
なり、熱融着型シート及び感熱型シートが中間シ
ートを挟んで重ねられ、該熱融着型シート及び感
熱型シートの外周部において仮止め手段にて接合
されてなる複合防音材であつて、通常は車両床面
に合致する所定形状に形成されている。前記熱融
着型シートはブローンアスフアルトあるいはスト
レートアスフアルトを主材とし約1〜6mm厚のシ
ートであつて、車両床面の複雑形状に追従して密
着させる必要から軟化温度約60〜100℃で床鋼板
への融着温度が約120〜180℃に調整されたものが
用いられる。前記中間シートはフエルトあるいは
発泡ウレタンなどの多孔質でクツシヨン性を有す
る材質が適し、その厚さは熱融着型シートと同様
に約1〜6mmとされる。感熱型シートは低軟化点
を有しゴム弾性質の熱可塑性樹脂に対し、ストレ
ートアスフアルト及び高比重の充填材を配合して
比重約1.8〜2.0で、約120〜180℃において自己粘
着性を有するシートが用いられる。感熱型シート
は、たとえばEPDM(エチレン・プロピレン・ジ
エンターポリマー、軟化点30〜50℃)、あるいは
EVA(エチレンビニルアセテートコポリマー、軟
化点60〜70℃)10〜30重量部(以下、単に部と略
記する。)と、ストレートアスフアルト30〜50部
と、硫酸バリウム、重炭酸カルシウム、シリカ粉
末、鉄粉、ステンレス繊維などの充填材を100〜
150部配合して約1.5〜6.0mm厚に成形したシート
が用いられる。感熱型シートは融着温度以上の加
熱において、柔軟化し熱接着性が大となる。前記
中間シートは熱融着型シート及び感熱型シート間
に挟み込むため、外周部に接着代を必要とせず、
熱融着型シート及び感熱型シートよりも少くとも
接着代の分小形にされる。すなわち、中間シート
は片面が熱融着型シートにて被われ、かつ他面が
感熱型シートにて被われた三層重合のシート構造
とされ、熱融着型シートおよび感熱型シートの外
周部は仮止め手段にて接合されて複合防音材とさ
れる。この仮止め手段としてはホツチキス針など
による物理的な接合、あるいは熱接着による接合
にて行なわれる。この複合防音材は車両の所定床
鋼板面に載置した後、車両の塗装焼付け炉を通過
させ、140〜190℃で30分加熱することにより、熱
融着型シートと感熱型シートの周辺部は中間シー
トを包み込んで密着し、かつその軟化性と表層の
重量のため、車両床鋼板の凹凸形状に追従して融
着される。しかして、本発明の複合防音材は中間
シートの片面が熱融着型シートにて被われかつ前
記中間シートの他面が感熱型シートにて被われ、
かつ熱融着型シート及び感熱型シートの外周部を
仮止めしてなるため、製造し易く、かつ軟化点以
上に加熱することにより車両床面に即して一度に
加熱接着されるので各シートを別々に接着する場
合に比較して接着作業が容易である。そして、車
両床面に接着された複合防音材においては伝搬す
る音波が多孔質でクツシヨン性を有する中間シー
トで低減されるため、防音効果を有する。また複
合防音材は車両床面に密着されるのでエンジンの
振動による車両床面のビビリ音等の振動音は生じ
ない。なお、本発明の複合防音材の接着後におい
て、中間シートは熱融着型シート及び感熱型シー
トによつて密封されるため水洗によつても支障が
なく、防音性及びクツシヨン性は失なわれない。
と、熱融着型シート上に重ねられる中間シート
と、中間シートに重ねられる感熱型シートとより
なり、熱融着型シート及び感熱型シートが中間シ
ートを挟んで重ねられ、該熱融着型シート及び感
熱型シートの外周部において仮止め手段にて接合
されてなる複合防音材であつて、通常は車両床面
に合致する所定形状に形成されている。前記熱融
着型シートはブローンアスフアルトあるいはスト
レートアスフアルトを主材とし約1〜6mm厚のシ
ートであつて、車両床面の複雑形状に追従して密
着させる必要から軟化温度約60〜100℃で床鋼板
への融着温度が約120〜180℃に調整されたものが
用いられる。前記中間シートはフエルトあるいは
発泡ウレタンなどの多孔質でクツシヨン性を有す
る材質が適し、その厚さは熱融着型シートと同様
に約1〜6mmとされる。感熱型シートは低軟化点
を有しゴム弾性質の熱可塑性樹脂に対し、ストレ
ートアスフアルト及び高比重の充填材を配合して
比重約1.8〜2.0で、約120〜180℃において自己粘
着性を有するシートが用いられる。感熱型シート
は、たとえばEPDM(エチレン・プロピレン・ジ
エンターポリマー、軟化点30〜50℃)、あるいは
EVA(エチレンビニルアセテートコポリマー、軟
化点60〜70℃)10〜30重量部(以下、単に部と略
記する。)と、ストレートアスフアルト30〜50部
と、硫酸バリウム、重炭酸カルシウム、シリカ粉
末、鉄粉、ステンレス繊維などの充填材を100〜
150部配合して約1.5〜6.0mm厚に成形したシート
が用いられる。感熱型シートは融着温度以上の加
熱において、柔軟化し熱接着性が大となる。前記
中間シートは熱融着型シート及び感熱型シート間
に挟み込むため、外周部に接着代を必要とせず、
熱融着型シート及び感熱型シートよりも少くとも
接着代の分小形にされる。すなわち、中間シート
は片面が熱融着型シートにて被われ、かつ他面が
感熱型シートにて被われた三層重合のシート構造
とされ、熱融着型シートおよび感熱型シートの外
周部は仮止め手段にて接合されて複合防音材とさ
れる。この仮止め手段としてはホツチキス針など
による物理的な接合、あるいは熱接着による接合
にて行なわれる。この複合防音材は車両の所定床
鋼板面に載置した後、車両の塗装焼付け炉を通過
させ、140〜190℃で30分加熱することにより、熱
融着型シートと感熱型シートの周辺部は中間シー
トを包み込んで密着し、かつその軟化性と表層の
重量のため、車両床鋼板の凹凸形状に追従して融
着される。しかして、本発明の複合防音材は中間
シートの片面が熱融着型シートにて被われかつ前
記中間シートの他面が感熱型シートにて被われ、
かつ熱融着型シート及び感熱型シートの外周部を
仮止めしてなるため、製造し易く、かつ軟化点以
上に加熱することにより車両床面に即して一度に
加熱接着されるので各シートを別々に接着する場
合に比較して接着作業が容易である。そして、車
両床面に接着された複合防音材においては伝搬す
る音波が多孔質でクツシヨン性を有する中間シー
トで低減されるため、防音効果を有する。また複
合防音材は車両床面に密着されるのでエンジンの
振動による車両床面のビビリ音等の振動音は生じ
ない。なお、本発明の複合防音材の接着後におい
て、中間シートは熱融着型シート及び感熱型シー
トによつて密封されるため水洗によつても支障が
なく、防音性及びクツシヨン性は失なわれない。
次に本発明の実施例を説明する。
厚さ1.5mmで車両床面の大きさに裁断した熱融
着シート1を用意する。本例の熱融着シート1は
ストレートアスフアルトを主材とし軟化点60〜
100℃、融着温度120〜180℃に調整されたダンピ
ングシート(日本セキソーKK製造、商品名アス
フアルトシートK−1)を用いた。次いで、中間
シート2として、熱融着シート1より接着代1A
分だけ小形で厚さ1.5mmのフエルトを用意する。
さらに中間シート2を被うための感熱型シート3
として熱融着シート1と同じ大きさで柔軟性に富
み、かつ120〜180℃で自己粘着性を有するシート
を用意した。本例の熱融着シート3はEPDM13
部とストレートアスフアルト30部と炭酸カルシウ
ム100部を配合してなり、厚さ1.5mmで比重1.8〜
2.0のシート(日本セキソーKK製造、商品名アス
フアルトシートP−2)を用いた。
着シート1を用意する。本例の熱融着シート1は
ストレートアスフアルトを主材とし軟化点60〜
100℃、融着温度120〜180℃に調整されたダンピ
ングシート(日本セキソーKK製造、商品名アス
フアルトシートK−1)を用いた。次いで、中間
シート2として、熱融着シート1より接着代1A
分だけ小形で厚さ1.5mmのフエルトを用意する。
さらに中間シート2を被うための感熱型シート3
として熱融着シート1と同じ大きさで柔軟性に富
み、かつ120〜180℃で自己粘着性を有するシート
を用意した。本例の熱融着シート3はEPDM13
部とストレートアスフアルト30部と炭酸カルシウ
ム100部を配合してなり、厚さ1.5mmで比重1.8〜
2.0のシート(日本セキソーKK製造、商品名アス
フアルトシートP−2)を用いた。
しかして、熱融着シート1上に中間シート2を
重ね熱融着シート1の外周の接着代1Aが中間シ
ート2より突出するようになした後、この上に感
熱型シート3を重ね、中間シート2の片面が熱融
着シート1にて被われかつ中間シート2他面が感
熱型シート3にて被われた三層のシート構造とさ
れ、熱融着型シート1の接着代1Aと感熱型シー
ト3の接着代3Aを合わせて、両接着代1A,3
Aにホツチキス(図示せず。)にて止め金4〜4
をさし込み仮止めして複合防音材5とされる。
重ね熱融着シート1の外周の接着代1Aが中間シ
ート2より突出するようになした後、この上に感
熱型シート3を重ね、中間シート2の片面が熱融
着シート1にて被われかつ中間シート2他面が感
熱型シート3にて被われた三層のシート構造とさ
れ、熱融着型シート1の接着代1Aと感熱型シー
ト3の接着代3Aを合わせて、両接着代1A,3
Aにホツチキス(図示せず。)にて止め金4〜4
をさし込み仮止めして複合防音材5とされる。
本例の複合防音材5は車両の鋼板床F上に熱融
着型シート1側が位置するようにして位置決めし
た後、140〜190℃の炉内に入れ30分間加熱され
る。炉内の加熱において、熱融着型シート1は軟
化しかつ中間シート2及び感熱型シート3の重量
により、鋼板床Fの凹凸形状に即した形状とな
り、鋼板床Fに接着する。また炉内の加熱によ
り、感熱型シート3は軟化溶融し接着代3Aにお
いて熱融着型シート1の接着代1Aと接着され、
全体形状も鋼板床Fに沿つた形状に形成される。
しかして炉内より出し常温に戻された防音複合材
5は鋼板床Fに接着され、中間シート2によりク
ツシヨン性は良好であり、表面の感熱型シート3
により防音性が良化される。使用の際は、感熱型
シート3上にはパイル質のカーペツトが敷かれ
る。
着型シート1側が位置するようにして位置決めし
た後、140〜190℃の炉内に入れ30分間加熱され
る。炉内の加熱において、熱融着型シート1は軟
化しかつ中間シート2及び感熱型シート3の重量
により、鋼板床Fの凹凸形状に即した形状とな
り、鋼板床Fに接着する。また炉内の加熱によ
り、感熱型シート3は軟化溶融し接着代3Aにお
いて熱融着型シート1の接着代1Aと接着され、
全体形状も鋼板床Fに沿つた形状に形成される。
しかして炉内より出し常温に戻された防音複合材
5は鋼板床Fに接着され、中間シート2によりク
ツシヨン性は良好であり、表面の感熱型シート3
により防音性が良化される。使用の際は、感熱型
シート3上にはパイル質のカーペツトが敷かれ
る。
なお、本例の複合防音材5の防音性を試験した
結果は第4図のグラフに示すように良好であつ
た。すなわち、厚さ1.5mmの熱融着シート1と厚
さ1.5mmの感熱型シート3間に厚さ8mmの中間シ
ート2をはさみ、加熱融着せしめ、上面にパイル
カーペツトを置いた本例に準ずる構造の場合A
と、厚さ1.5mm熱融着型シート上に厚さ20mmのフ
エルトを置き、このフエルト上にパイルカーペツ
トを置いた従来式の構造Bのカツトサンプル
(500×500mm)を各々厚さ0.8mmの鋼板(面密度
6.3×Kg/m2)に融着させ、この両サンプルA、
Bにピンクノイズの垂直入射音による1/3オクタ
ーブ毎の遮音量を測定したところ、低周波側では
ほぼ同等であり、500Hz以上ではサンプルAの方
がサンプルBより4dB遮音性が良かつた。
結果は第4図のグラフに示すように良好であつ
た。すなわち、厚さ1.5mmの熱融着シート1と厚
さ1.5mmの感熱型シート3間に厚さ8mmの中間シ
ート2をはさみ、加熱融着せしめ、上面にパイル
カーペツトを置いた本例に準ずる構造の場合A
と、厚さ1.5mm熱融着型シート上に厚さ20mmのフ
エルトを置き、このフエルト上にパイルカーペツ
トを置いた従来式の構造Bのカツトサンプル
(500×500mm)を各々厚さ0.8mmの鋼板(面密度
6.3×Kg/m2)に融着させ、この両サンプルA、
Bにピンクノイズの垂直入射音による1/3オクタ
ーブ毎の遮音量を測定したところ、低周波側では
ほぼ同等であり、500Hz以上ではサンプルAの方
がサンプルBより4dB遮音性が良かつた。
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は
防音複合材の破断した斜視図、第2図は焼付け工
程の説明図、第3図は防音複合材が鋼板床に接着
された状態の説明図、第4図は防音複合材の効果
を示すグラフである。 1……熱融着型シート、2……中間シート、3
……感熱型シート、4……止め金、5……複合防
音材。
防音複合材の破断した斜視図、第2図は焼付け工
程の説明図、第3図は防音複合材が鋼板床に接着
された状態の説明図、第4図は防音複合材の効果
を示すグラフである。 1……熱融着型シート、2……中間シート、3
……感熱型シート、4……止め金、5……複合防
音材。
Claims (1)
- 1 融着温度が約120〜180℃で車両床面に接着さ
れる熱融着型シートと、該熱融着型シートより小
形で熱融着型シート上に重ねられる多孔質でクツ
シヨン性をもつ中間シートと、熱融着型シートと
ほぼ同等の大きさを有し該中間シート上に重ねら
れ低軟化点を有しゴム弾性質の熱可塑性樹脂にス
トレートアスフアルトが配合され比重約1.8〜2.0
で約120〜180℃において自己粘着性を有する感熱
型シートとよりなり、前記中間シートの片面が前
記熱融着型シートにて被われかつ前記中間シート
の他面が前記感熱型シートにて被われ、かつ熱融
着型シート及び感熱型シートの外周部が仮止め手
段にて接合されてなることを特徴とした車両床面
用の複合防音材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6755982A JPS58183330A (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 車両床面用の複合防音材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6755982A JPS58183330A (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 車両床面用の複合防音材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58183330A JPS58183330A (ja) | 1983-10-26 |
JPH0346331B2 true JPH0346331B2 (ja) | 1991-07-15 |
Family
ID=13348432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6755982A Granted JPS58183330A (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 車両床面用の複合防音材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58183330A (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6061376A (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-09 | Nissan Shatai Co Ltd | 車両用サンドイッチ型防音防振構造体とその製造方法 |
JPH0356127Y2 (ja) * | 1985-03-05 | 1991-12-16 | ||
JPH047010Y2 (ja) * | 1985-06-12 | 1992-02-25 | ||
JPH046385Y2 (ja) * | 1985-08-12 | 1992-02-21 | ||
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