JPH0622883Y2 - 散光式警光灯の防眩構造 - Google Patents

散光式警光灯の防眩構造

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JPH0622883Y2
JPH0622883Y2 JP1989111386U JP11138689U JPH0622883Y2 JP H0622883 Y2 JPH0622883 Y2 JP H0622883Y2 JP 1989111386 U JP1989111386 U JP 1989111386U JP 11138689 U JP11138689 U JP 11138689U JP H0622883 Y2 JPH0622883 Y2 JP H0622883Y2
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Inventor
博司 円城寺
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株式会社佐々木電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両のルーフ上に取付けられ、警告信号と
して回転閃光、サイレン音等を発して注意喚起や通行者
の案内を目的として使用される散光式警光灯による周囲
への眩惑を防止する防眩構造に関するものである。
(従来の技術) 従来の散光式警光灯は、前後方向の区別なく回転閃光、
反射投光を放光していた。そのために、前方および後方
への放光量は同じであった。
然しながら、散光式警光灯の使用態様によっては強力な
警告光の放光が不要、あるいは弱い警告光の放光が望ま
れる場合があった。例えば、散光式警光灯を装着した緊
急車両の状況として、深夜の住宅地での走行中や、事故
現場到着後の停車時等である。特に、緊急車両後方から
走行してくる車両の運転手へ与える眩惑があり、散光式
警光灯の強力放光による警告光を維持するとともに後方
への防眩対策が走行安全上、解決しなくてはならない課
題であった。
そこで、上記課題の解決手段として出願人が先に出願し
た実用新案出願昭和63年第150519号のように両
面反射鏡から成る一方の反射部を他方の反射部より光反
射率を低く設定した警告灯用反射鏡を採用する手段が提
起されている。
他には、第5図に示すように反射部A3、A4から成る
反射鏡A2と、電球挿入穴A5へ挿入した電球A1とで
構成した回転灯Aに、防眩フィルターA6を装着固定し
たものを採用した防眩構造の散光式警光灯等があった。
(考案が解決しようとする問題点) 然しながら、前者従来の散光式警光灯の防眩構造では、
両面反射鏡のそれぞれ反射面の反射率が相違するので回
転放光が脈動し、却って眩惑の原因となるおそれがあ
る。また、回転灯の停止点滅の制御回路と併用してその
効果を有するものであるから停止点滅時以外はやはり周
囲の眩惑の原因となっていた。
後者従来の散光式警光灯の構造でも、前者従来例と同様
に回転放光が脈動し、眩惑の原因となるおそれがあっ
た。また、装着部位が回転し、高熱部分となるので装
着、保持が容易ではなかった。
(問題を解決するための手段) 本考案は、叙上の問題に鑑み創案されたものであって、
断面略楕円形状のグローブ内面の上部および下部のそれ
ぞれ長手方向に対向して凸条を係止部として設け、外方
へと湾曲した防眩フィルターを上記係止部へ嵌挿すると
ともに、防眩フィルター自体の撓み弾性によって弾着係
止して散光式警光灯の防眩構造を構成した。
また、より強固に装着固定するために前記係止部を凸条
で形成し、前記防眩フィルターの上端、および下端のそ
れぞれ内方に切欠きからなる段部を設け、該凸条と該段
部との接着固定を容易ならしめたものである。
(作用) 以上の構成を具えるので、グローブ内の係止部に防眩フ
ィルターを嵌挿するだけで防眩フィルターの撓み弾性に
よる弾着係止がなされ、防眩フィルターの着脱が容易に
なった。
また、使用車両に応じた警告光透過を数種類の防眩フィ
ルターで提供することができる。
(実施例) 以下、本考案に係る散光式警光灯の防眩構造に関する一
実施例を図面に従って説明する。
第1図、および第2図は、散光式警光灯の全体を示す正
面図、および平面図である。
1は、横長形状の板状を呈する基台であり、基台上に各
構成要素を載置するもので、通常アルミニュウム押出し
成形にて形成する。
2は、グローブであり、基台1に嵌挿して各構成要素を
外覆するとともに警告光を着色投光するものである。下
面と一方側面を切欠いた楕円筒形状を呈し、透光性材料
より成る。上記基台1の両側方より光機要素部分を外覆
する。
3は、スピーカであり、警告音声を拡声する。上記基台
1中央上面に載置、固定し、実施例に於いては前後方向
に向けて2個装着している。該スピーカ3を載置して拡
声音声を透過させるために放音穴32を前面に多数穿設
した楕円半割形状のスピーカカバー31、31を前後に
装着する。装着は、前記グローブ2、スピーカカバー3
1間にそれぞれに係合するジョイントプレート33、3
3を介しておこなう。
4は、回転灯、41は、回転灯光を反射投光する反射板
である。使用態様に応じて適宜組合わせて構成するもの
である。本実施例においては回転灯を基台1の長手方向
両端と、内方スピーカ3側に配置し、それぞれ中央寄り
に反射板を配して構成している。
5は、防眩フィルターである。外方へと湾曲した円弧形
状断面を呈し、透過する警告光を減光するスモークフィ
ルタで形成し、散光式警光灯後方側に装着され、後方へ
の防眩を提供する。防眩フィルターの光透過率は、例え
ば、60%程であり、使用態様に応じて提供できる。
6は、散光式警光灯を車両に装着するブラケットであ
る。基台1下面に2個装備され、車両に固定される。
以上の各構成要素をもって散光式警光灯を構成するもの
で、全体はおおよそ支持体たる基台と、基台上の回転灯
と、反射板とをグローブにて外覆した光機要素部分と、
基台上中央のスピーカから成る拡声部分とを組合わせて
成るものである。
次に、第3図に本考案に係る防眩フィルターの散光式警
光灯内での装着状態を示している。
グローブ2の内面の長手方向に凸条21を上下に対向し
て設け、断面略円弧形状の防眩フィルター5を撓ませて
グローブ2の一方開放面側より挿入し、防眩フィルター
自体の撓み弾性により弾着する。また、使用状態によっ
ては、防眩フィルターを交換する等の脱着が全くない場
合がある。そういった使用状態においては、防眩フィル
ター5をグローブ2に完全に固定されることが望まし
い。そこで本考案では、防眩フィルター5の上下端に肉
厚部を設け、端部を切欠いて段部51を設けている。段
部51と凸条面は略面一の状態に調整し接着剤7にて接
着固定するものである。
以上の構成をもって、散光式警光灯の後方防眩構造を提
供する。ここでは散光式警光灯は、回転灯の組合わせに
よる構造であるが、回転灯に回転停止、点滅機能付のも
のを採用すれば、更に好適である。また、本考案は、実
施例に示した散光式警光灯に有効に使用できるととも
に、光機要素を組替えた他の散光式警光灯、例えばオー
ルライティングタイプの散光式警光灯等に応用できるこ
とは勿論である。
(効果) 本考案は、以上のように構成したから本考案に係る散光
式警光灯の防眩構造を採用した場合着脱容易で、振動に
も強い構造が簡単な構成で提供できた。また、外方へと
湾曲した防眩フィルターによって、昼間に於ける斜め上
方からの外光入射が少なくなり、回転灯の擬似点灯防止
および点灯視認性の向上といった効果が得られる。更
に、光透過率の異なった防眩フィルターを容易すること
で、使用態様に応じた最適の防眩処理を提供できる等実
用上効果の大きいものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案に係る散光式警光灯の全体構成を示す
正面図、第2図は、構成を示す平面図、第3図は、構成
を示す側面図、第4図は、要部拡大側面図、第5図は、
従来の防眩処理を示す斜視図である。 1……基台、31……スピーカカバー 2……グローブ、32……放音穴 3……スピーカ、33……ジョイントプレート 4……回転灯、A……回転灯 41……反射板、A1……電球 5……防眩フィルター、A2……反射鏡 51……段部、A3……反射部 6……ブラケット、A4……反射部 7……接着剤、A5……電球挿入穴 53……斜方反射部、A6……防眩フィルター

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と回転機構とを有し回転放光をする回
    転灯と、該回転灯の回転放光を周囲に反射放光する反射
    板と、を適宜配置するとともに透光性を有するグローブ
    を外覆させて光機部分を構成してなる散光式警光灯にお
    いて、 断面略楕円形状のグローブ内面の上部および下部のそれ
    ぞれ長手方向に対向して係止部を設け、外方へと湾曲し
    た防眩フィルターを上記係止部へ嵌挿するとともに、防
    眩フィルター自体の撓み弾性によって弾着係止したこと
    を特徴とする散光式警光灯の防眩構造。
  2. 【請求項2】前記係止部は凸条で形成し、前記防眩フィ
    ルターの上下辺部の上端、および下端のそれぞれ内方に
    切欠きからなる段部を設け、 上記防眩フィルターを上記凸条へ嵌挿、係止したことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の散光式
    警光灯の防眩構造。
JP1989111386U 1989-09-21 1989-09-21 散光式警光灯の防眩構造 Expired - Lifetime JPH0622883Y2 (ja)

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JPH0350705U JPH0350705U (ja) 1991-05-17
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JPS5821448U (ja) * 1981-08-03 1983-02-09 株式会社エヌ・オ−・ケ−綜合技術研究所 和文タイプライタ入力装置
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