JPH06228807A - 複合紡糸用口金 - Google Patents
複合紡糸用口金Info
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- JPH06228807A JPH06228807A JP1756493A JP1756493A JPH06228807A JP H06228807 A JPH06228807 A JP H06228807A JP 1756493 A JP1756493 A JP 1756493A JP 1756493 A JP1756493 A JP 1756493A JP H06228807 A JPH06228807 A JP H06228807A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 島成分の数を低減することなく、分解,組み
立てを可能にする洗浄が容易な複合繊維用口金を提供す
る。 【構成】 少なくとも3枚の貫通する孔41,42,43を有
する口金板A,B,CをA/B/Cの順に積層した複合
紡糸用口金において、前記口金板AとBの孔をそれぞれ
複数の孔41,42,43からなる少なくとも1つの孔集合群
4,5から構成すると共に、前記口金板Bの口金板A面
側に、前記口金板Aの口金板B面側に開口する孔41,4
2,43よりも大きい口径の孔41,42,43を有する突起5
1,52,53を設け、かつ前記口金板Cに、前記口金板B
の口金板C面側に開口する孔集合群5の全孔41,42,43
を被覆する口径を有するロート状孔6を設ける。
立てを可能にする洗浄が容易な複合繊維用口金を提供す
る。 【構成】 少なくとも3枚の貫通する孔41,42,43を有
する口金板A,B,CをA/B/Cの順に積層した複合
紡糸用口金において、前記口金板AとBの孔をそれぞれ
複数の孔41,42,43からなる少なくとも1つの孔集合群
4,5から構成すると共に、前記口金板Bの口金板A面
側に、前記口金板Aの口金板B面側に開口する孔41,4
2,43よりも大きい口径の孔41,42,43を有する突起5
1,52,53を設け、かつ前記口金板Cに、前記口金板B
の口金板C面側に開口する孔集合群5の全孔41,42,43
を被覆する口径を有するロート状孔6を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、島(芯)成分と海
(鞘)成分とからなる複合繊維用の紡糸口金に関する。
さらに詳しくは、使用後の洗浄が容易で、島の数が多数
存在する複合繊維の製造に際して取扱いが容易な複合紡
糸用口金に関する。
(鞘)成分とからなる複合繊維用の紡糸口金に関する。
さらに詳しくは、使用後の洗浄が容易で、島の数が多数
存在する複合繊維の製造に際して取扱いが容易な複合紡
糸用口金に関する。
【0002】
【従来の技術】海成分中に多数の島成分が繊維軸方向に
配列している高分子配列体繊維と称される複合繊維並び
に上記高分子配列体繊維を製造するための複合紡糸用口
金は公知である。たとえば、特公昭60−28922号
公報には、複数枚の口金板を海成分が流れる間隙を形成
するように積層すると共に、これら複数枚の口金板に島
成分の流路を形成する複数本のパイプを貫通させた構成
を有する複合紡糸用口金が開示されている。この複合紡
糸用口金は、紡糸時の海成分と島成分の流れをそれぞれ
コントロールすることにより、高分子配列体繊維の紡糸
を安定化し、ブレンドポリマー等を島成分として紡糸可
能にする特長を有しているが、構造が複雑であるため著
しく高価である。このため、一定期間使用した後、定期
的に行われる洗浄によって、口金内部、特にパイプを取
り囲む環状部の凹部等の微細な間隙に付着したポリマ
ー、特に熱分解し難い耐熱性ポリマーや溶剤で溶解し難
い耐薬品性ポリマーは、除去が困難になるため、洗浄を
行っても紡糸性が低下し、良好な品質、性能を有する複
合繊維が製造できなくなるという問題があった。
配列している高分子配列体繊維と称される複合繊維並び
に上記高分子配列体繊維を製造するための複合紡糸用口
金は公知である。たとえば、特公昭60−28922号
公報には、複数枚の口金板を海成分が流れる間隙を形成
するように積層すると共に、これら複数枚の口金板に島
成分の流路を形成する複数本のパイプを貫通させた構成
を有する複合紡糸用口金が開示されている。この複合紡
糸用口金は、紡糸時の海成分と島成分の流れをそれぞれ
コントロールすることにより、高分子配列体繊維の紡糸
を安定化し、ブレンドポリマー等を島成分として紡糸可
能にする特長を有しているが、構造が複雑であるため著
しく高価である。このため、一定期間使用した後、定期
的に行われる洗浄によって、口金内部、特にパイプを取
り囲む環状部の凹部等の微細な間隙に付着したポリマ
ー、特に熱分解し難い耐熱性ポリマーや溶剤で溶解し難
い耐薬品性ポリマーは、除去が困難になるため、洗浄を
行っても紡糸性が低下し、良好な品質、性能を有する複
合繊維が製造できなくなるという問題があった。
【0003】また、上記口金洗浄をし易くするため、上
記口金を分解、組み立て可能な構造を有するものにする
と、分解時や洗浄後の組み立て時にパイプの曲がり等の
損傷が生じ易くなるため、パイプの数(島成分数)の多
い複雑な構造の複合紡糸用口金にすることが難しいとい
う問題があった。
記口金を分解、組み立て可能な構造を有するものにする
と、分解時や洗浄後の組み立て時にパイプの曲がり等の
損傷が生じ易くなるため、パイプの数(島成分数)の多
い複雑な構造の複合紡糸用口金にすることが難しいとい
う問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、島成
分の数を低減することなく、分解,組み立てを可能にす
る洗浄が容易な複合繊維用口金を提供することにある。
分の数を低減することなく、分解,組み立てを可能にす
る洗浄が容易な複合繊維用口金を提供することにある。
【0005】
【発明を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の複合紡糸用口金は、少なくとも3枚の貫通す
る孔を有する口金板A,B,CをA/B/Cの順に積層
した複合紡糸用口金において、前記口金板AとBの孔を
それぞれ複数の孔からなる少なくとも1つの孔集合群か
ら構成すると共に、前記口金板Bの口金板A面側に、前
記口金板Aの口金板B面側に開口する孔よりも大きい口
径の孔を有する突起を設け、かつ前記口金板Cに、前記
口金板Bの口金板C面側に開口する孔集合群の全孔を被
覆する口径を有するロート状孔を設けたことを特徴とす
る。
る本発明の複合紡糸用口金は、少なくとも3枚の貫通す
る孔を有する口金板A,B,CをA/B/Cの順に積層
した複合紡糸用口金において、前記口金板AとBの孔を
それぞれ複数の孔からなる少なくとも1つの孔集合群か
ら構成すると共に、前記口金板Bの口金板A面側に、前
記口金板Aの口金板B面側に開口する孔よりも大きい口
径の孔を有する突起を設け、かつ前記口金板Cに、前記
口金板Bの口金板C面側に開口する孔集合群の全孔を被
覆する口径を有するロート状孔を設けたことを特徴とす
る。
【0006】以下、図面を参照して本発明を具体的に説
明する。図1は本発明の複合紡糸用口金の1実施例を示
す概略断面図である。図1において、Aは口金板A、B
は口金板B、Cは口金板Cである。口金板Aには、島成
分Sの流路となる3ケの孔41,42,43からなる孔集合群
4が設けられている。この孔集合群4の各孔41,42,43
の配置は、図4に示すように一定の間隔をおいてランダ
ムに密集させてもよいし、規則的に配列させてもよい。
たとえば図5に示すように環状に配列させることができ
る。また、各孔41,42,43の直径は同じであっても異な
っていてもよい。孔数も特に限定されるものではない
が、島数の多い高分子配列体繊維のような特長を発揮さ
せるためには7つ以上にすることが望ましい。しかし、
あまりに多くしすぎると、島と海の両成分S,Mが分離
し、複合構造の良好な繊維を形成し難くするため、上限
は150ケにするのがよい。また、口金板Aの上面は、
図6に示すように、島成分Sの口金内部への流入を容易
にするため、孔集合群4の上部部分を窪ませることがで
きる。口金板Aには、図1に示すように、その端部に独
立に海成分Mの流路となる貫通孔10が設けられている。
明する。図1は本発明の複合紡糸用口金の1実施例を示
す概略断面図である。図1において、Aは口金板A、B
は口金板B、Cは口金板Cである。口金板Aには、島成
分Sの流路となる3ケの孔41,42,43からなる孔集合群
4が設けられている。この孔集合群4の各孔41,42,43
の配置は、図4に示すように一定の間隔をおいてランダ
ムに密集させてもよいし、規則的に配列させてもよい。
たとえば図5に示すように環状に配列させることができ
る。また、各孔41,42,43の直径は同じであっても異な
っていてもよい。孔数も特に限定されるものではない
が、島数の多い高分子配列体繊維のような特長を発揮さ
せるためには7つ以上にすることが望ましい。しかし、
あまりに多くしすぎると、島と海の両成分S,Mが分離
し、複合構造の良好な繊維を形成し難くするため、上限
は150ケにするのがよい。また、口金板Aの上面は、
図6に示すように、島成分Sの口金内部への流入を容易
にするため、孔集合群4の上部部分を窪ませることがで
きる。口金板Aには、図1に示すように、その端部に独
立に海成分Mの流路となる貫通孔10が設けられている。
【0007】口金板Bは、口金板Aに対応する孔数の孔
41,42,43を有するが、その口金A面側には、孔41,4
2,43を有する突起51,52,53を互いに接近して設け、
突起集合群5を形成するようにする。これら突起51,5
2,53の孔41,42,43には、口金板Aの孔41,42,43を
通過した島成分Sと一緒に、その周囲から海成分Mが流
入するため、その口径を口金板Aの口金板B面側に開口
する口金板Aの孔41,42,43のそれよりも大きくする。
41,42,43を有するが、その口金A面側には、孔41,4
2,43を有する突起51,52,53を互いに接近して設け、
突起集合群5を形成するようにする。これら突起51,5
2,53の孔41,42,43には、口金板Aの孔41,42,43を
通過した島成分Sと一緒に、その周囲から海成分Mが流
入するため、その口径を口金板Aの口金板B面側に開口
する口金板Aの孔41,42,43のそれよりも大きくする。
【0008】この口金板Bの突起51,52,53には複数個
の孔41,42,43を設けることができる。例えば図7に示
す例では、突起51には3ケの孔41,42,43が設けられ、
図8に示すように、このような4ケの突起51,52,53,
54を集合させて突起集合群5を形成させることができ
る。しかし、口金板Aの孔集合群4の孔41,42,43と対
応させて容易に組み立てることができるようにするため
には、口金板Bの突起5に設ける孔41,42,43の数は1
ケとし、突起の数も口金板Aの孔集合群4の孔数と同
数、好ましくは4ケ程度にするのがよい。
の孔41,42,43を設けることができる。例えば図7に示
す例では、突起51には3ケの孔41,42,43が設けられ、
図8に示すように、このような4ケの突起51,52,53,
54を集合させて突起集合群5を形成させることができ
る。しかし、口金板Aの孔集合群4の孔41,42,43と対
応させて容易に組み立てることができるようにするため
には、口金板Bの突起5に設ける孔41,42,43の数は1
ケとし、突起の数も口金板Aの孔集合群4の孔数と同
数、好ましくは4ケ程度にするのがよい。
【0009】口金板Cには、口金板B面側に開口するロ
ート状の孔6が設けられている。ロート状孔6の孔径
は、口金板Bの口金板C面側の孔集合群4の孔41,42,
43全部を覆うように大きくしてある。また、口金板Cと
口金板Bとは、それらの平坦な表面部分を互いに密着さ
せて組み立てられる。また、口金板A,B及びCは、図
1に示すように、それぞれの中心を貫くネジ11により固
定一体化される。この場合、口金板AとBの間にはスペ
ーサー12を配置し、海成分Mの流路を形成するようにす
る。
ート状の孔6が設けられている。ロート状孔6の孔径
は、口金板Bの口金板C面側の孔集合群4の孔41,42,
43全部を覆うように大きくしてある。また、口金板Cと
口金板Bとは、それらの平坦な表面部分を互いに密着さ
せて組み立てられる。また、口金板A,B及びCは、図
1に示すように、それぞれの中心を貫くネジ11により固
定一体化される。この場合、口金板AとBの間にはスペ
ーサー12を配置し、海成分Mの流路を形成するようにす
る。
【0010】図2は、本発明の複合紡糸用口金の他の実
施例である。これは、図1において、口金板Aの口金板
B面側の孔集合群4を、孔41,42,43を有する突起51,
52,53からなる突起集合群5にし、かつ口金板Bの口金
板A面側には、図1の突起51,52,53がなく、孔41,4
2,43からなる孔集合群4が開口している。図3は、本
発明のもう一つ別の実施例である。これは、図1におい
て、口金板Aの口金板B面側に孔41,42,43を有する突
起51,52,53からなる突起集合群5を設けたもので、こ
の口金板Aの口金板B面側と口金板Bの口金板A面側の
突起集合群5同士が対応するように組み立てられる。
施例である。これは、図1において、口金板Aの口金板
B面側の孔集合群4を、孔41,42,43を有する突起51,
52,53からなる突起集合群5にし、かつ口金板Bの口金
板A面側には、図1の突起51,52,53がなく、孔41,4
2,43からなる孔集合群4が開口している。図3は、本
発明のもう一つ別の実施例である。これは、図1におい
て、口金板Aの口金板B面側に孔41,42,43を有する突
起51,52,53からなる突起集合群5を設けたもので、こ
の口金板Aの口金板B面側と口金板Bの口金板A面側の
突起集合群5同士が対応するように組み立てられる。
【0011】本発明の複合紡糸用口金の紡糸時のポリマ
ーの流れは、次の通りである。即ち、図1に示すよう
に、口金板Aと口金板Bとはスペーサー12を介して、か
つ孔集合群4の孔41,42,43と突起集合群5の孔41,4
2,43とを対応させて重ね合わされ、さらに口金板Bと
口金板Cとは、口金板Bの口金板C面側に開口する孔集
合群4の孔41,42,43を口金板Cのロート状孔6に対応
させて直接重ね合わせされ、固定ねじ11により固定一体
化し、口金に組み立てられる。
ーの流れは、次の通りである。即ち、図1に示すよう
に、口金板Aと口金板Bとはスペーサー12を介して、か
つ孔集合群4の孔41,42,43と突起集合群5の孔41,4
2,43とを対応させて重ね合わされ、さらに口金板Bと
口金板Cとは、口金板Bの口金板C面側に開口する孔集
合群4の孔41,42,43を口金板Cのロート状孔6に対応
させて直接重ね合わせされ、固定ねじ11により固定一体
化し、口金に組み立てられる。
【0012】このような口金において、計量された一定
量の島成分Sは、加圧されて口金板Aの孔集合群4の孔
41,42,43に流入して押し出され、口金板Bの突起集合
群5の各突起51,52,53の孔41,42,43に流入する。一
方、海成分Mは、同様に計量、加圧されて口金板Aの貫
通孔10から口金板Aと口金板Bとの間のスペーサー12に
より形成された流路Fに流入する。そして、この海成分
Mは、上記口金板Bの突起51,52,53の孔41,42,43に
流入する島成分Sを包み込むようにして、突起51,52,
53の周囲から各孔41,42,43に上記島成分Sと一緒に流
入する。
量の島成分Sは、加圧されて口金板Aの孔集合群4の孔
41,42,43に流入して押し出され、口金板Bの突起集合
群5の各突起51,52,53の孔41,42,43に流入する。一
方、海成分Mは、同様に計量、加圧されて口金板Aの貫
通孔10から口金板Aと口金板Bとの間のスペーサー12に
より形成された流路Fに流入する。そして、この海成分
Mは、上記口金板Bの突起51,52,53の孔41,42,43に
流入する島成分Sを包み込むようにして、突起51,52,
53の周囲から各孔41,42,43に上記島成分Sと一緒に流
入する。
【0013】次いで、口金板Bの孔を通過した島成分S
と海成分Mとの複合流の複数が口金板Cのロート状孔6
に流入し、口金板C内で1つの流れに一体化され、海成
分M中に複数本の島成分Sが配列した構造を有する1本
のフィラメントとして外部に吐出、固化される。図2の
場合は、島成分Sが口金板Aの突起集合群5の突起51,
52,53の孔41,42,43から、対応する口金板Bの孔集合
群4の孔41,42,43に流入し、以下図1と同様にして海
成分Mと複合紡糸される。
と海成分Mとの複合流の複数が口金板Cのロート状孔6
に流入し、口金板C内で1つの流れに一体化され、海成
分M中に複数本の島成分Sが配列した構造を有する1本
のフィラメントとして外部に吐出、固化される。図2の
場合は、島成分Sが口金板Aの突起集合群5の突起51,
52,53の孔41,42,43から、対応する口金板Bの孔集合
群4の孔41,42,43に流入し、以下図1と同様にして海
成分Mと複合紡糸される。
【0014】また、図3の場合は、島成分Sが口金板A
の突起集合群5の突起51,52,53の孔41,42,43から、
対応する口金板Bの突起集合群5の突起51,52,53の孔
41,42,43に流入し、以下、図1と同様にして海成分M
と複合紡糸される。本発明の複合紡糸用口金を構成する
口金板A,B,Cの材質は、各種ステンレススチール、
チタン、白金、セラミックス、またはこれらの組み合わ
せ等を適宜使用して作製することができる。
の突起集合群5の突起51,52,53の孔41,42,43から、
対応する口金板Bの突起集合群5の突起51,52,53の孔
41,42,43に流入し、以下、図1と同様にして海成分M
と複合紡糸される。本発明の複合紡糸用口金を構成する
口金板A,B,Cの材質は、各種ステンレススチール、
チタン、白金、セラミックス、またはこれらの組み合わ
せ等を適宜使用して作製することができる。
【0015】本発明の複合紡糸用口金は、溶融紡糸用と
しては使用できるのみならず、湿式紡糸,乾式紡糸用と
しても使用できる。また、本発明の複合紡糸用口金で紡
糸可能なポリマーの種類も特に限定されるものではな
い。
しては使用できるのみならず、湿式紡糸,乾式紡糸用と
しても使用できる。また、本発明の複合紡糸用口金で紡
糸可能なポリマーの種類も特に限定されるものではな
い。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、複合紡糸用口金を、3
枚以上貫通する孔を有する口金板A,B,Cから構成
し、これらを固定ねじにより固定一体化したから、簡単
に分解、組み立てることが可能なため、一定期間使用し
た後の分解して洗浄し、極めて綺麗にすることができる
ため、新品を使用した時に近い優れた紡糸性を保持させ
ることができる。しかも耐熱性ポリマーや耐薬品性ポリ
マー等の従来の口金では洗浄が困難であったポリマーの
複合紡糸を可能にする。また、口金板A,Bに設ける孔
集合群の孔数及び/又は突起集合群の突起又はその孔数
を増大することにより、島成分を多くすることができる
ため パイプを増やす場合のように、口金の構造を複雑
にし、分解、組み立てを困難にしたり、高価格になった
りすることがない。
枚以上貫通する孔を有する口金板A,B,Cから構成
し、これらを固定ねじにより固定一体化したから、簡単
に分解、組み立てることが可能なため、一定期間使用し
た後の分解して洗浄し、極めて綺麗にすることができる
ため、新品を使用した時に近い優れた紡糸性を保持させ
ることができる。しかも耐熱性ポリマーや耐薬品性ポリ
マー等の従来の口金では洗浄が困難であったポリマーの
複合紡糸を可能にする。また、口金板A,Bに設ける孔
集合群の孔数及び/又は突起集合群の突起又はその孔数
を増大することにより、島成分を多くすることができる
ため パイプを増やす場合のように、口金の構造を複雑
にし、分解、組み立てを困難にしたり、高価格になった
りすることがない。
【図1】本発明の複合紡糸口金の1実施例を示す概略断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の複合紡糸口金の他の実施例を示す部分
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明の複合紡糸口金のさらに他の実施例を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図4】本発明の複合紡糸口金を構成する口金板Aの1
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図5】本発明の複合紡糸口金を構成する口金板Aの他
の1例を示す平面図である。
の1例を示す平面図である。
【図6】本発明の複合紡糸口金を構成する口金板Aの部
分断面図である。
分断面図である。
【図7】本発明の複合紡糸口金のを構成する口金板の突
起の1例を示す斜視図である。
起の1例を示す斜視図である。
【図8】本発明の複合紡糸口金を構成する口金板の突起
の集合状態を示す平面図である。
の集合状態を示す平面図である。
A 口金板A B 口金板B C 口金板C 4 孔集合群 41,42,43 孔 5 突起集合群 51,52,53 突起 6 ロート状孔 12 スペーサー
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも3枚の貫通する孔を有する口
金板A,B,CをA/B/Cの順に積層した複合紡糸用
口金において、 前記口金板AとBの孔をそれぞれ複数の孔からなる少な
くとも1つの孔集合群から構成すると共に、前記口金板
Bの口金板A面側に、前記口金板Aの口金板B面側に開
口する孔よりも大きい口径の孔を有する突起を設け、か
つ前記口金板Cに、前記口金板Bの口金板C面側に開口
する孔集合群の全孔を被覆する口径を有するロート状孔
を設けた複合紡糸用口金。 - 【請求項2】 前記口金板Aの口金板B面側の孔を孔を
有する突起とし、前記口金板Bの口金板A面側の孔を突
起を有していない孔にした請求項1記載の複合紡糸用口
金。 - 【請求項3】 前記口金板Aの口金板B面側の孔を孔を
有する突起にした請求項1記載の複合紡糸用口金。 - 【請求項4】 前記口金板A及びBの孔集合群の孔数を
7〜150ケの範囲にした請求項1〜3のいずれかの項
に記載の複合紡糸用口金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1756493A JPH06228807A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 複合紡糸用口金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1756493A JPH06228807A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 複合紡糸用口金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06228807A true JPH06228807A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11947414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1756493A Pending JPH06228807A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 複合紡糸用口金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06228807A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5735149A (en) * | 1995-10-10 | 1998-04-07 | Winner International Royalty Corporation | Steering wheel protection device |
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1993
- 1993-02-04 JP JP1756493A patent/JPH06228807A/ja active Pending
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